JP3182396U - アイスバッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】液状物質の簡易な凝固成型を可能とするアイスバッグを提供する。
【解決手段】アイスバッグは、液体、液状材料を所定の形状に成型可能な袋体1で、成型用アイスバッグの袋体1内部には収容空間11を設置し、しかも袋体1の収容空間11周囲には、少なくとも2個或いは2個以上のチャックシール12を順番に設置し、各チャックシール12は、等距離或いは非等距離の方式で間隔を開けて収容空間11周囲に設置してなる。液体或いは液状の材料を、袋体1内の収容空間11内に充填し、袋体1の各チャックシール12を結合、封鎖して、材料を凝固させて所定の形状に成型し、袋体1を利用して複数の材料を成型する。
【選択図】図2

Description

本考案はアイスバッグに係わり、液体、液状材料を所定の形状に成型可能な袋体で、封鎖状の袋体の収容空間を、少なくとも2個或いは2個以上のチャックシールにより多数の成型空間に区画し、袋体の収容空間に充填する材料を凝固させて所定の形状に成型し、封鎖状の袋体を利用して外界のホコリ、臭気と隔離した複数の材料を成型する目的を達成するアイスバッグに関する。
飲料中に添加する塊状の氷、アイスキャンデーなどは機器を利用して大量に生産される。そのため外観、形状はどれも、正方形、矩形、或いは円形など単調な形状であり、消費者にアピールする特殊な形状を呈するものはない。
一方、プリン、ゼリー、チョコレートなどの食品は、製造の過程で原料を溶解させた後、型となる容器中で定型し原料の凝固を待って商品に成型し販売する。しかし各種食品の型容器も平凡な円形或いは矩形などの形状の容器であり、特殊な形状のものはない。すなわち塊状氷であろうと、アイスキャンデーであろうと、或いは容器に入れる食品であろうと、どれもこれまで長期にわたって、単純で変化の無い外観で消費者の前に現れてきている。そのため特別、消費者の注意を惹くこともなく、消費者好みの形状をしているとも限らない。この分野に関してはまだ解決が求められる問題が存在する。
1.一般の型容器には、材料を入れる収容空間しかなく、型容器に蓋をすることができる上蓋が設置されていないため、材料はかなり大きな面積が空気中に露出することになる。これにより常温で凝固させ成型する材料であるゼリー液、プリン液、液状チョコレートなどは、ホコリ等外気と接触することになり汚染してしまい易い。また冷凍して凝固させ成型する材料である真水、果汁、乳製品などは、さまざまな臭気により汚染され易く、材料の衛生と品質に影響を及ぼしてしまう。
2.一般の型容器の製造には金型を製作する必要があるが、材料の形状を変えようとする場合、新たに金型を製作する必要がある。しかしこれでは製造コストが高くなってしまう。
3.一般の型容器は材料充填後、平らな作業台上に置き凝固させて成型するが、上蓋がなく容器を密封し支えることができないため、容器を重ねて置くことができず、大量生産する際には複数の型容器を置くための空間が大量に必要となる。
本考案は、従来の液状物質の凝固に用いる上記した欠点に鑑みてなされたものである。
本考案が解決しようとする第一の課題は、袋体内部には収容空間を形成し、収容空間の壁面には少なくとも2個或いは2個以上のチャックシールを設置し、各チャックシールを封鎖、結合後は成型空間を形成し、収容空間に充填する材料を区画して各成型空間内に密封して成型し、材料と外界のホコリ、臭気との接触回避を達成して、しかも複数の材料を成型する目的を達成するアイスバッグを提供することである。
本考案が解決しようとする第二の課題は、袋体の収容空間中の少なくとも2個或いは2個以上のチャックシールは、相同の間隔距離、或いは不相同の間隔距離を呈して設置し、これにより円形、楕円形、或いはひし形などのさまざまな形状に成型可能で、しかも収容空間内側面には各種凹槽、凸点、縞模様、図案、規則的或いは不規則な形状、或いは幾何学形状などの各種造形を設置し、こうして材料表面に各種異なる造形の図案を成型でき、成型完成品の形状を変え、成型完成品の外形の美観を高める目的を達成することができるアイスバッグを提供することである。
本考案が解決しようとする第三の課題は、袋体の収容空間には、少なくとも2個或いは2個以上の密封可能なチャックシールを設置し、材料を少なくとも2個或いは2個以上の成型空間に区画して密封し、これによりアイスバッグを傾斜させ、積み重ねて置くことが可能となり、これにより大量に製造する時にはアイスバッグの保管空間は、従来の型容器の保管空間に比べ節約できるアイスバッグを提供することである。
上記課題を解決するため、本考案は下記のアイスバッグを提供する。
アイスバッグは、液体、液状の材料を所定の形状に成型可能な袋体で、該成型用アイスバッグの袋体内部には、収容空間を設置し、しかも該袋体の収容空間周囲には、少なくとも2個或いは2個以上のチャックシールを順番に設置し、各チャックシールは、等距離或いは非等距離の方式で間隔を開けて収容空間周囲に設置し、液体或いは液状の材料を、袋体内の収容空間内に充填し、該袋体の各チャックシールを結合、封鎖して、材料を凝固させて所定の形状に成型し、該袋体を利用して複数の材料を成型する目的を達成することができる。
本考案のアイスバッグは、液体、液状材料を所定の形状に成型可能な袋体で、封鎖状の袋体収容空間内を、少なくとも2個或いは2個以上のチャックシールにより、多数の成型空間に区画し、袋体の収容空間に充填する材料を凝固させて所定の形状に成型し、封鎖状の袋体を利用して外界のホコリ、臭気と隔離した複数の材料を成型する目的を達成することができる。
本考案の立体外観図である。 本考案の側視断面図である。 本考案に物料を注入する時の側視断面模式図である。 本考案において物料を区画後の側視断面模式図である。 本考案において物料を成型後の側視断面模式図である。 本考案別種の実施例において物料を区画後の側視断面模式図である。 本考案別種の実施例において物料を成型後の側視断面模式図である。
以下に図面を参照しながら本考案を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1、2に示すように、アイスバッグは袋体1を備える。袋体1はシリコン、プラスチック、ゴム、或いは袋体1を製造可能な他の材質により製造する。しかも袋体1は、内部に収容空間11を形成する。収容空間11の壁面には、少なくとも2個或いは2個以上のチャックシール12を設置し、各チャックシール12を結合、封鎖することで、収容空間11は、少なくとも2個或いは2個以上の成型空間13に区画される。
図3〜5に示すように、袋体1の収容空間11内に、液体、或いは液状の材料2(液状の材料はプリン液、ゼリー液、液状チョコレートなどで、液体材料は真水、果汁、乳製品など)を充填する。次に、少なくとも2個或いは2個以上のチャックシール12を結合、封鎖する。これにより、収容空間11内に充填した材料2は、少なくとも2個或いは2個以上の成型空間13に区画される。材料2は、各成型空間13内に密封されるため、袋体1を重ねて置き、或いは傾けて置いた時に、材料2が漏洩するのを防止でき、また材料2が外界のホコリ、臭気と接触するのを回避することができる。材料2は、その性質に応じて、異なる方式で凝固させ成型する。凝固成型の方式には、以下の2種がある。一つは、材料2であるゼリー液、プリン液、或いは液状チョコレートを充填した袋体1を、常温で凝固させ成型する方式である。もう一つは、材料2である真水、果汁、乳製品を充填した袋体1を、冷凍庫内で冷凍して凝固させ成型する方式である。材料2は、各成型空間13内で凝固させ成型後、各チャックシール12を順番に開放し、各成型空間13内から複数の成型完成品21を取り出す。
図6、7に示すように、アイスバッグの袋体1内部には、収容空間11を形成する。収容空間11の壁面には、少なくとも2個或いは2個以上のチャックシール12を設置する。各チャックシール12は、相同の間隔距離、或いは不相同の間隔距離を呈する。各チャックシール12を結合、封鎖することで収容空間11は、少なくとも2個或いは2個以上の成型空間13に区画される。しかも各成型空間13は、各チャックシール12の設置間隔距離の違いに応じて、円形、楕円形、或いはひし形などの形状を形成することができる。
袋体1の収容空間11内壁面には、複数の異なる形状、大きさの造形部14を設置することができる。造形部14は、各種凹槽、凸点、縞模様、図形、規則的或いは不規則な形状、或いは幾何学形状などの各種造形である。袋体1収容空間11内に充填した液体、或いは液状の材料2は、少なくとも2個或いは2個以上の相同の間隔距離、或いは不相同の間隔距離の各チャックシール12を結合、封鎖することで、収容空間11内に充填した材料2は、少なくとも2個或いは2個以上の円形、楕円形、或いはひし形の成型空間13内に区画される。常温による凝固を経て成型され、或いは低温冷凍、冷蔵により凝固して成型後、次に相同の間隔距離、或いは不相同の間隔距離の各チャックシール12を開放し、複数の円形、楕円形、或いはひし形の予定の成型完成品21を取り出す。複数の予定の成型完成品21は、収容空間11内側面に設置する各種凹槽、凸点、縞模様、図形、規則的或いは不規則な形状、或いは幾何学形状の造形部14により、複数の円形、楕円形、或いはひし形の予定の成型完成品21表面には、収容空間11内側面に相対し、造形部14の各種造形図形を成型する。
本考案のアイスバッグは、以下の長所を備える。
1.アイスバッグ袋体1の収容空間11壁面には、少なくとも2個或いは2個以上のチャックシール12を設置し、各チャックシール12を封鎖、結合して、収容空間11に充填した材料2を区画して、成型空間13内に密封し、凝固させて成型し、こうして材料2が外界のホコリ、臭気と接触することを防止でき、また複数の成型完成品21を形成する目的を達成することができる。
2.袋体1の収容空間11内の各チャックシール12は、相同の間隔距離、或いは不相同の間隔距離を呈して設置し、これにより成型完成品21は円形、楕円形、或いはひし形の形状を形成し、収容空間11内側面には、各種異なる形状の造形部14を設置し、これにより材料2表面には、異なる形状の図案が成型され、こうして成型完成品21の形状を変え、成型完成品21外形図案の美観と新規性を向上させることができる。
3.袋体1の収容空間11には、少なくとも2個或いは2個以上のチャックシール12を設置し、アイスバッグの袋体1は、各チャックシール12により密封されるため、複数のアイスバッグを傾斜させ、積み重ねて置くことができ、こうして保管空間を節約することができる。
本考案は袋体1の収容空間11の壁面に、少なくとも2個或いは2個以上のチャックシール12を設置し、さらに各チャックシール12を結合、封鎖して、袋体1の収容空間11に充填する材料2を、成型空間13内に区画して成型し、これによりアイスバッグは、複数の成型完成品21を成型可能となり、材料2を外界の臭気、ホコリと接触しないよう隔離でき、しかも収容空間11内に設置する各チャックシール12の間隔距離を変え、及び複数の造形部14の造形を変えることで、成型完成品21の成型形状と表面図案を変えることができる。
上記の本考案名称と内容は、本考案技術内容の説明に用いたのみで、本考案を限定するものではない。本考案の精神に基づく等価応用或いは部品(構造)の転換、置換、数量の増減はすべて、本考案の保護範囲に含むものとする。
本考案は実用新案登録の要件である新規性を備え、従来の同類製品に比べ十分な進歩を有し、実用性が高く、社会のニーズに合致しており、産業上の利用価値は非常に大きい。
1 袋体
11 収容空間
12 チャックシール
13 成型空間
14 造形部
2 材料
21 成型完成品

Claims (3)

  1. アイスバッグは、液体、液状材料を所定の形状に成型可能な袋体では、
    前記袋体は内部に材料を充填する収容空間を設置し、
    前記袋体の収容空間の壁面には、前記収容空間をそれぞれ隔離する少なくとも2個或いは2個以上のチャックシールを順番に設置することを特徴とするアイスバッグ。
  2. 前記袋体は、シリコン、プラスチック、或いはゴム材質で、
    しかも、前記袋体内の収容空間には、少なくとも2個或いは2個以上のチャックシールを設置し、
    前記各チャックシールは、相同の間隔距離、或いは不相同の間隔距離を呈して設置し、その間隔空間には成型空間を形成し、しかも前記成型空間は、円形、楕円形、或いはひし形で、
    前記袋体の収容空間内側面には、造形部を設置し、前記造形部は、各種凹槽、凸点、縞模様、図案、規則的或いは不規則的な形状で、これにより成型完成品表面には、所定の造形図案を成型することができることを特徴とする請求項1に記載のアイスバッグ。
  3. 前記物料は、液状、或いは液体で、
    前記液状物料は、ゼリー液、プリン液、液状チョコレートで、
    しかも、前記液体物料は、真水、果汁、或いは乳製品であることを特徴とする請求項1に記載のアイスバッグ。
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