JP3182378U - 洋傘 - Google Patents
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Abstract
【課題】洋傘のネームの係止操作を容易にし、傘地の折り畳み状態が正常でなくても使用することができるようにすることである。
【解決手段】中棒2の先端から放射状に配列された親骨3の外面に傘地4を張設し、下ろくろ5と親骨3を受骨6で連結し、下ろくろ5の上下動によって受骨6を介して親骨3と共に傘地4を折り畳み可能にした洋傘1において、前記傘地4の周辺近辺に、ボタン11とゴム紐12から成るネーム10を取り付け、前記ゴム紐12をループ状に折り曲げて両端部をボタン11に連結し、傘地4を折り畳んだ状態でループ状ゴム紐12を筒状傘地4の外周に巻回してループ状先端をボタン11に係止し、筒状傘地4をその状態に保持できるようにしたのである。
【選択図】図1
【解決手段】中棒2の先端から放射状に配列された親骨3の外面に傘地4を張設し、下ろくろ5と親骨3を受骨6で連結し、下ろくろ5の上下動によって受骨6を介して親骨3と共に傘地4を折り畳み可能にした洋傘1において、前記傘地4の周辺近辺に、ボタン11とゴム紐12から成るネーム10を取り付け、前記ゴム紐12をループ状に折り曲げて両端部をボタン11に連結し、傘地4を折り畳んだ状態でループ状ゴム紐12を筒状傘地4の外周に巻回してループ状先端をボタン11に係止し、筒状傘地4をその状態に保持できるようにしたのである。
【選択図】図1
Description
この考案は、折り畳んだ傘地をほぼ一挙動で簡単に結束できるようにした洋傘に関する。
洋傘の傘地を折り畳んだ後、傘地を結束するために止め紐(以下ネームと言う)が取り付けられている。このネームは通常、布またはプラスチック製のストリップから成り、その先端を係止するため、スナップボタンや面ファスナ、ボタンと係止スリットなどが用いられる。これらのうち、スナップボタンは係止位置が一点に定まっているため、位置合せを正確に行なわないと完全に固定できず、また乱雑に傘地を折り畳むと胴膨れしてネームの長さが足りず先端の係止ボタンが係止突起に届かないことがある。その点面ファスナを用いると、多少の長さ調整は可能である。しかしながら、ファスナの係止面に垂直方向の係止力は強いが、平行方向には弱いため係合が外れ易く、特に雨水に晒された場合その傾向が強く、また劣化も速い。
ボタンと係止スリットを用いる係止手段には、例えばネームの先端部にスリットを設け、ネームの固定端にボタンを取り付けたものやスリットに換えて金属リングを取り付けたものなどがある。いずれも長さ調整が不可能である点に変りはない。また、指先でボタンをスリットに係止するのに手間どる問題がある。ボタンにネームを引掛け易くするため、ネームの紐全体をループ状にしたものもあるが長さ調整の問題や外れ易さなどの問題がある。
ネームの長さ調整を可能にするため、特許文献1には、弾性帯で止め紐を形成することが提案されている。しかしながら、この止め紐は一枚の帯状であって巻き締める横幅が限定され、傘地(傘布)の折り畳み状態が正常に折り畳まれていないと使用できない問題がある。
そこで、この考案の課題は、ネームの長さ方向に伸縮可能で係止操作が容易であり、締め付け幅も調整することができ、傘地の折り畳み状態が正常でなくても使用することができるようにすることである。
上記の課題を解決するために、この考案は、中棒の先端部に対して放射状に配列した親骨の外面に傘地を張設し、中棒に沿ってスライド可能に取り付けた下ろくろと前記親骨とを受骨で連結し、下ろくろの上下動によって前記受骨を介して親骨と共に傘地を開閉可能とし、前記親骨と共に傘地を閉じて折り畳んだ際に傘地を結束するネームを傘地に取り付けた洋傘において、前記ネームは、ループ状に折り返した連続する1条のゴム紐と、このゴム紐の両端部に取り付けたボタンより成り、前記折り畳んだ傘地を結束するために傘地の周囲にループ状になった2条のゴム紐を巻回し、ループ状ゴム紐の先端を前記ボタンに係止するようにし、前記ゴム紐は、傘地に取り付けた両端からボタンに係止する先端までが、折り畳んだ傘地に圧接して筒状に保持できる長さに設定されていることを特徴とする。
前記洋傘は折畳み傘であってもよい。前記ゴム紐は断面がほぼ円形、楕円形、長円形または多角形のいずれかであって、その短径が約2mm〜約4mmで好ましくは表面が繊維によって被覆されたものがよい。また前記ボタンの平面形状がほぼ円形、楕円形、長円形または多角形のいずれかであって、その短径が約15mm〜約25mmが好ましい。そしてゴム紐をボタンに挿通して連結し、ボタンを付着片に縫着したネームアセンブリを形成しておくのがよい。
なお、上記のようなネームは、そのループ状ゴム紐を輪状に拡げて閉じた傘地の周囲を包囲するように用いることができる。
この考案によれば、以上のように、ループ状ゴム紐とボタンによってネームを形成したのでゴム紐をほぼ一挙動でボタンに係止することによって傘地を筒状に保持することができ、また場合によっては傘地を丁寧に折り畳まずにゴム紐で包囲して傘地を保持することもできるので使い勝手がよい。
以下、この考案の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1以下は洋傘のうちの折畳み傘を示す。図1に示すように、折畳み傘1は、伸縮可能の中棒2と、その先端部の上ろくろに放射方向に軸支された親骨3と、親骨3に張設された傘地4と、中棒2に沿ってスライド可能に取り付けられた下ろくろ5と、この下ろくろ5と親骨3との間を接続する受骨6と、前記中棒2の下端に固定された把手7より成り、下ろくろ5を上下動することによって受骨6を介して親骨3が開閉し、従って傘地4が開閉するようになっている。また、親骨3はその途中部分のヒンジ3aで外側方向に折れ曲るようになっており、傘地4を折り畳みかつ中棒2を縮少することによって傘全体を小さく折り畳むことができるようになっている。なお符号8は把手7に取り付けられた携げ紐である。
前記傘地4の周縁からやや内側内面にネーム10が取り付けられている。このネーム10は、図2及び図3に示すように、足付きボタン11と、このボタン11に一端が取り付けられてループ状に延びる伸縮自在のゴム紐12より成る。前記ボタン11は比較的大きめの方がよく、平面形状は図示のようなほぼ円形のほか、楕円形、長円形、多角形等でもよい。その大きさは径D(楕円や長円の場合は短径)が約15mm〜約25mm程度が好ましい。前記ゴム紐12は伸縮自在であれば材料は何でもよいが、断面がほぼ円形、楕円形、長円形または多角形で径(短径)が約2mm〜約4mm程度の比較的太く、芯材が合成または天然ゴムで表面を繊維で被覆したもの、或はスパンデックスなどの伸縮糸を紐状に編成したパワーの大きなものが好ましい。このようなゴム紐12を直接傘地4に固着するのは難しい。そこで図示のように長いゴム紐12の一端部を裏穴11aに挿通し、ループ状に折り返した他端部を一端部に集合して2条にしたゴム紐を一重結び(ひとえ結び)にして結節12aを形成すると、裏穴11aから抜け出さない。さらに、ループ状ゴム紐12が裏穴11aに沿って長さ方向にずれ動くのを防止するため、2条のゴム紐を裏穴11aの両側で糸によって巻回し結束部12b、12bを形成しておくのがよい。
上記のようにしてボタン11にゴム紐12をループ状に接続し、ボタン11の裏穴11aを直接傘地4に糸で縫着してもよいが、ゴム紐12を挿通した裏穴11aは狭くなっているため、縫着作業が容易でない。そこで、図2に示すような布製の付着片13を予め裏穴11aに糸11bで連結しておき、この付着片13を傘地4に縫糸13aで縫着すれば作業が容易になる。即ちボタン11とゴム紐12及び付着片13から成るアセンブリを予め作製しておけば傘の組立作業性が向上する。
図4は、折畳み傘1の傘地4を正常に折り畳み、折り曲げた親骨3の周囲に傘地4を巻き付けて形成した胴部にループ状ゴム紐12を巻回し、ボタン11に引掛けて傘地4が拡散しないように保持した状態を示している。このとき、ゴム紐12が伸長して丁度傘地4を少し圧迫する程度に、ループ状ゴム紐12がボタン11に接続された基端からループをボタン11に引掛ける先端までの長さを予め設定しておく。また、ループを形成する2条のゴム紐12の間隔Wを手指で適当に調整すると、ゴム紐12を止着した状態で傘地4の体裁を整えることができる。
ところで、折畳み傘をコンパクトに折り畳んで収納する場合、まず、中棒2を収縮し、次いで親骨3を外側に折り曲げ、隣接する親骨間の傘地4を一区間ずつ丁寧に折り畳み、全ての区間を折り畳んだ後に、各区間の折り畳み片を順次収縮させた親骨3の上に円筒状に巻き付けていくという極めて面倒な操作が必要である。そこで、例えば雨中から一時的に屋内に入る場合などに、図5に示すように、中棒2を収縮して親骨3の露先を把手7で保持した状態で傘地4を折り畳まず親骨3の周囲に寄せ集め、ループ状ゴム紐12を拡げて鎖線のように一条の輪状にし、寄せ集めて胴膨れしたままの傘地4の周囲を包囲すると、乱雑ではあるが傘地4を仮に保持することができるので非常に便利である。
また、傘を開いて使用中に、ネーム10が垂れ下って不格好に見えると思われる場合には、図6(A)に示すように、ゴム紐12を一重結びにすれば短くなるので垂れ下ることがない。また図6(B)のように、一重結びの輪状部をボタン11の周囲に巻き付けるようにすると、さらにゴム紐12をコンパクトに収納することができる。
以上の実施形態は折畳み傘を例にとったが、この考案は折畳み傘だけでなく通常の洋傘にも適用することができる。
1 折り畳み傘
2 中棒
3 親骨
3a ヒンジ
4 傘地
5 下ろくろ
6 受骨
7 把手
8 携げ紐
10 ネーム
11 ボタン
11a 裏穴
12 ゴム紐
12a 結節
12b 結束部
13 付着片
13a 縫糸
D ボタンの直径
W ゴム紐の間隔
2 中棒
3 親骨
3a ヒンジ
4 傘地
5 下ろくろ
6 受骨
7 把手
8 携げ紐
10 ネーム
11 ボタン
11a 裏穴
12 ゴム紐
12a 結節
12b 結束部
13 付着片
13a 縫糸
D ボタンの直径
W ゴム紐の間隔
Claims (6)
- 中棒の先端部に対して放射状に配列した親骨の外面に傘地を張設し、中棒に沿ってスライド可能に取り付けた下ろくろと前記親骨とを受骨で連結し、下ろくろの上下動によって前記受骨を介して親骨と共に傘地を開閉可能とし、前記親骨と共に傘地を閉じて折り畳んだ際に傘地を結束するネームを傘地に取り付けた洋傘において、前記ネームは、ループ状に折り返した連続する1条のゴム紐と、このゴム紐の両端部に取り付けたボタンより成り、前記折り畳んだ傘地を結束するために傘地の周囲にループ状になった2条のゴム紐を巻回し、ループ状ゴム紐の先端を前記ボタンに係止するようにし、前記ループ状ゴム紐は、傘地に連結した両端からボタンに係止するループ状先端までが、折り畳んだ傘地に圧接して筒状に保持できる長さに設定されていることを特徴とする洋傘。
- 前記中棒は伸縮自在であって、前記親骨は中途部分で折り曲げ可能になっており、前記中棒を短縮しかつ親骨の折り曲げと共に前記傘地を閉じて折り畳み可能になっており、前記ループ状ゴム紐を有するネームが傘地の内面に取り付けられた請求項1に記載の洋傘。
- 前記ゴム紐は短径が約2mm〜約4mmのほぼ円形、楕円形、長円形または多角形のいずれかの断面を有し、表面が繊維で被覆された請求項1または2に記載の洋傘。
- 前記ボタンは平面形状がほぼ円形、楕円形、長円形または多角形のいずれかであって、その短径が約15mm〜約25mmである請求項1〜3のいずれかに記載の洋傘。
- 前記ゴム紐の一端部を前記ボタンの裏穴に挿通し、他端部と共に結び目を形成して裏穴からの抜け止めとし、裏穴の両側においてゴム紐の両端部を結束してゴム紐とボタンを連結し、ボタンの裏穴を付着片に縫着してゴム紐とボタン及び付着片から成るネームアセンブリを形成し、前記付着片を傘地に縫着するようにした請求項1〜4のいずれかに記載の洋傘。
- 前記ループ状ゴム紐を1条の輪状に拡げて、閉じた傘地の周囲を包囲可能とした請求項2に記載の洋傘。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013000069U JP3182378U (ja) | 2013-01-09 | 2013-01-09 | 洋傘 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013000069U JP3182378U (ja) | 2013-01-09 | 2013-01-09 | 洋傘 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3182378U true JP3182378U (ja) | 2013-03-21 |
Family
ID=50426478
Family Applications (1)
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JP2013000069U Expired - Fee Related JP3182378U (ja) | 2013-01-09 | 2013-01-09 | 洋傘 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3182378U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7534168B2 (ja) | 2020-09-23 | 2024-08-14 | 直美 西岡 | 衣服及び輪ゴム止め鼓ボタン |
-
2013
- 2013-01-09 JP JP2013000069U patent/JP3182378U/ja not_active Expired - Fee Related
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