JP3182038B2 - 塗料の流量制御方法及び流量制御装置 - Google Patents

塗料の流量制御方法及び流量制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装機に予め設定され
た供給流量で塗料を供給する定量供給手段を備えた塗料
の流量制御方法及び流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車ボディのルーフ面等を塗
装する場合に、塗装機を一定の幅で往復移動させながら
前後方向にトラッキングさせて、その全面に塗装するよ
うにしている。この場合において、塗料供給流量が一定
であり、塗装機の移動速度が一定であれば、一定厚さの
塗膜が形成されので、塗装品質を一定に維持するために
は、まず、塗料を定量で供給する必要がある。
【0003】塗料を定量で供給する手段としては、例え
ば塗料供給配管にギアポンプやエアオペレートレギュレ
ータを介装させ、ギアポンプの場合は、その回転数を一
定に維持し、エアオペレートレギュレータの場合は制御
エアの空気圧を一定に維持することにより塗料の定量性
を維持している。そして、この場合に、ギアポンプやエ
アオペレートレギュレータから供給されている塗料の流
量が、何らかの原因により変動し、設定された流量で供
給されない場合には、塗装品質を一定に維持することが
できない。そこで、塗料流量を設定流量と一定の流量に
維持するために、一般の流量制御と同様に、管内を供給
されている塗料の流量を検出し、これをフィードバック
してギアポンプ等の回転数を増減制御することが考えら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
塗装においては、塗装機を往復移動させたときに、その
両端部で生ずるオーバースプレー現象を防止するため
に、塗装機が両端部に近づいたときにバルブを閉じて塗
料の吐出を中断することが行われているので、塗装機が
往復するたびにバルブがオンオフされて塗料供給管内で
塗料が脈動してしまうこととなる。
【0005】その結果、塗料の流れは安定せず、塗料の
流量を検出してこれに基づいてフィードバック制御をか
けても、結局、塗料を所望の流量で定量供給させること
ができず、一定厚さの塗膜を形成することができないと
いう問題があった。そこで本発明は、塗料供給管内を流
れる塗料の流量に脈動があっても、適正な流量で塗料を
供給し、一定厚さの塗膜を形成できるようにすることを
技術的課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、塗装機に予め設定された供給流量で塗料
を供給する定量供給手段を備えた塗料の流量制御方法に
おいて、塗装機に供給する塗料の適正流量及びその適正
流量で塗装したときの適正使用量を予め設定された塗装
対象ごとにマスターデータとしてマスターデータ記憶手
段に記憶させておき、塗装しようとする塗装対象に対応
した適正流量に基づいて定量供給手段の供給流量を供給
流量設定手段で設定し、その供給流量で塗料を定量供給
して塗装したときの塗料使用量を塗料使用量検出手段で
測定すると共に、前記供給流量設定手段で定量供給手段
の供給流量を設定する際に、先行する塗装対象を塗装し
たときに測定された塗料使用量とその塗装対象に対応し
た適正使用量とを比較し、その偏差に基づいて定量供給
手段の供給流量を補正することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、塗装しようとする塗装対象に
応じた適正流量に基づいて定量供給手段により塗料を供
給すると、塗料は一定流量で塗装機に供給され、その塗
装部位の塗装開始から終了に至るまでの塗料使用量が、
塗料使用量検出手段により検出される。そして、塗装対
象を塗装したときに測定された塗料使用量とその塗装対
象に対応した適正使用量とが比較され、塗料使用量が適
正使用量よりも多い場合はやや圧塗りになっており、少
ない場合はやや薄塗りになっていることがわかる。した
がって、次の塗装対象を塗装するときに、定量供給手段
の供給流量を設定する際は、その偏差に基づいて定量供
給手段の供給流量を補正すれば、適正使用量に戻すこと
ができるので、その変動は常に許容範囲内に抑えられる
こととなり、これが累積して塗装不良を起こすこともな
い。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は、本発明に係る塗料の流量制
御装置を示すフローシートである。
【0009】図中1は、各塗料供給源P1 〜Pnから循
環供給される各色塗料を色替装置2から塗装機3に供給
する塗料供給装置であり、前記色替装置2は、各色塗料
を択一的に供給する色替バルブV1 〜Vnと、洗浄エア
及び洗浄溶剤を供給する洗浄バルブVcを備えている。
そして、色替装置2と塗装機3を接続する塗料供給配管
4には、色替装置2から供給される塗料を定量供給する
ためのギアポンプ(定量供給手段)5と、被塗物を塗装
するときの塗装開始から塗装終了に至るまでの塗料使用
量を検出する積算流量計(塗料使用量検出手段)6が介
装されている。
【0010】7は、前記ギアポンプ5の回転数を制御す
ることにより塗装機3に供給される塗料の流量を制御す
る流量制御装置であって、塗装機3に供給する塗料の適
正流量及びその適正流量で塗装したときの適正使用量
を、例えば被塗物の種類(車種)及び塗料の種類等に応
じてマスターデータとして記憶したマスターデータ記憶
手段8と、被塗物及び塗料の種類等に応じて前記適正流
量を読み出し、当該適正流量に基づいて塗料の供給流量
を設定する供給流量設定手段9とを備えている。なお、
マスターデータは、被塗物の種類(車種)に応じて設定
する場合に限らず、例えば、自動車ボディの上面を塗装
する場合に、ボンネット部,ルーフ部,トランクリッド
部というように、個々の塗装部位ごとに設定されていて
もよい。この場合、前記積算流量計6は各塗装部位の塗
装開始から塗装終了までの塗料使用量を検出するように
成されている。すなわち、前記マスターデータは、予め
設定された塗装対象に応じて記憶させておく。
【0011】また、10は、先行する被塗物を塗装した
ときのデータに基づいて設定流量を補正する供給流量補
正手段であって、前記積算流量計6で検出された塗料使
用量を各被塗物の塗装が終了する度ごとに読み出し、こ
れをマスターデータ記憶手段8に記憶されている適正使
用量と比較する比較手段11と、当該比較手段11で比
較した塗料使用量及び適正使用量の偏差に基づいて供給
流量を補正する演算手段12とからなる。
【0012】以上が、本発明に係る塗料の流量制御装置
の一例構成であって、次にこれを用いた流量制御方法に
ついて説明する。まず、マスターデータ記憶手段8に、
塗料の適正流量及びその適正流量で塗装したときの適正
使用量を塗装対象(車種や塗料)ごとにマスターデータ
として記憶させておく。例えば、被塗物が8車種あり、
塗料P1 〜P18が18色ある場合に、適正流量及び適正
使用量が、夫々8×18個のデータとして記憶されてい
る。
【0013】そして、ラインを起動させて塗装を開始
し、まず先頭の被塗物が塗装位置に到来すると塗装が開
始される。このとき、被塗物の種類が中央コンピュータ
(図示せず)から指示されるので、その種類に応じて、
マスターデータ記憶手段8から適正流量が読み出され、
供給流量設定手段9でギアポンプ5の供給流量すなわち
回転数が設定される。
【0014】この時点では、まだ、補正すべきデータは
蓄積されていないので、マスターデータの適正流量のみ
に基づいてギアポンプが運転されると同時に、塗装開始
から塗装終了に至るまでの塗料使用量が積算流量計6に
より検出される。なお、塗装中は、塗装機3に塗料を供
給するトリガーバルブがオンオフされたりして塗料供給
配管内に脈動を生ずることとなるが、積算流量は単位時
間当たりの流量を検出するものではないので、脈動の有
無にかかわりなく正確に検出することができる。
【0015】そして、各被塗物の塗装が終了した時点
で、積算流量計6で検出された塗料使用量と、マスター
データとして記憶された適正使用量が比較され、検出さ
れた塗料使用量の方が適正使用量より多ければ、供給流
量設定手段9で適正流量に応じて設定されたギアポンプ
5の回転数が速すぎ、塗料使用量の方が少なければギア
ポンプ5の回転数が遅いということがわかる。例えば、
適正流量q0 ,適正使用量Q0 ,塗料使用量Qとすれ
ば、補正された供給流量qは、 q=q0 〔1−(Q−Q0 )/Q0 〕 で算出される。
【0016】したがって、二台目の被塗物を塗装すると
きから、q0 の部分にマスターデータ記憶手段8から読
み出された適正流量を代入すれば、供給流量qが補正し
て算出され、これに基づいて塗料を供給すれば、より適
正使用量に近づく。このようにして、毎回塗装するたび
に、塗料使用量のデータを更新していくことにより、塗
料使用量の変動は許容範囲に抑えられ、したがって、均
一な厚さの塗膜が形成される。
【0017】なお、上記実施例の説明では、色替装置2
と塗装機3の間に塗料使用量検出手段である積算流量計
6を配した場合について説明したが、本発明はこれに限
らず、各塗料供給源と色替装置2の間に色数ごとに積算
流量計を設けてもよい。この場合に各色塗料は循環供給
されているので、各色替バルブV1 〜Vnのオンオフと
同期させて積算流量計を作動させれば、塗料が塗装機か
ら吐出されている間の塗料使用量を正確に検出できる。
【0018】また、定量供給手段としてギアポンプ5を
用いた場合についてのみ説明したが、もちろんエアモペ
オートレギュレータを用いる場合であってもよい。この
場合は、ギアポンプ5の回転数に代えて、レギュレータ
の制御エア圧力を調整するようにすればよい。さらに、
多色塗装装置に適用する場合に限らず、単色の塗装装置
に適用することもできる。さらにまた、塗料使用量検出
手段として積算流量計6を使用する場合について説明し
たが、塗料タンク内の塗料の重量変化から使用量を算出
する等、任意の検出手段を採用することができる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、塗
料流量に基づいて制御するのではなく、先行する塗装対
象を塗装した際の塗料使用量と予め設定された適正使用
量とを比較して、塗料流量を増減制御するようにしたの
で、塗料供給管内を流れる塗料の流量に脈動があって
も、適正な流量で塗料を供給し、常に一定の塗膜厚さで
塗装を行うことができるという非常に優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗料の流量制御装置を示すフロー
シート。
【符号の説明】
1・・・塗料供給装置 2・・・色替装置 3・・・塗装機 5・・・ギアポンプ
(定量供給手段) 6・・・積算流量計(塗料使用量検出手段) 7・・・流量制御装置 8・・・マスターデ
ータ記憶手段 9・・・供給流量設定手段 10・・・供給流量補
正手段 11・・・比較手段 12・・・演算手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装機(3)に予め設定された供給流量
    で塗料を供給する定量供給手段(5)を備えた塗料の流
    量制御方法において、塗装機(3)に供給する塗料の適
    正流量及びその適正流量で塗装したときの適正使用量を
    予め設定された塗装対象ごとにマスターデータとしてマ
    スターデータ記憶手段(8)に記憶させておき、塗装し
    ようとする塗装対象に対応した適正流量に基づいて定量
    供給手段(5)の供給流量を供給流量設定手段(9)で
    設定し、その供給流量で塗料を定量供給して塗装したと
    きの塗料使用量を塗料使用量検出手段(6)で測定する
    と共に、前記供給流量設定手段(9)で定量供給手段
    (5)の供給流量を設定する際に、先行する塗装対象を
    塗装したときに測定された塗料使用量とその塗装対象に
    対応した適正使用量とを比較し、その偏差に基づいて定
    量供給手段(5)の供給流量を補正することを特徴とす
    る塗料の流量制御方法。
  2. 【請求項2】 塗装機(3)に予め設定された供給流量
    で塗料を供給する定量供給手段(5)を備えた塗料の流
    量制御装置において、塗装機(3)に供給する塗料の適
    正流量及びその適正流量で塗装したときの適正使用量を
    予め設定された塗装対象ごとにマスターデータとして記
    憶したマスターデータ記憶手段(8)と、塗装しようと
    する塗装対象に対応した適正流量を前記マスターデータ
    記憶手段(8)から読み出し、当該適正流量に基づいて
    定量供給手段(5)の供給流量を設定する供給流量設定
    手段(9)と、その供給流量で塗料を定量供給して塗装
    したときの塗料使用量を測定する塗料使用量検出手段
    (6)とを備えると共に、前記供給流量設定手段(9)
    は、先行する塗装対象を塗装したときに測定された塗料
    使用量とその塗装対象に対応した適正使用量を比較し、
    その偏差に基づいて定量供給手段(5)の供給流量を補
    正する供給流量補正手段(10)を有することを特徴とす
    る塗料の流量制御装置。
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