JP3181999U - 回転機構付き携帯型情報端末用支持体 - Google Patents

回転機構付き携帯型情報端末用支持体 Download PDF

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Abstract

【課題】後端面に粘着層を備えた回転軸体及び当該回転軸体に固定された支持部材とからなる回転機能付き携帯型情報端末用支持体を提供する。
【解決手段】回転機能付き携帯型情報端末用支持体1は前記粘着層5によって携帯型情報端末の背面側に着脱自在に取り付けることができ、支持部材6が備える支持部を卓上面に当接させることで携帯型情報端末を立設させることができる。また、支持部材は、手の平程度の大きさに形成されて柔らかな素材を用いて構成されているため、携帯型情報端末を把持するにも適しており、携帯型情報端末を操作する際にも、支持部材を把持して携帯型情報端末を保持しながら操作することができる。
【選択図】図1

Description

本願考案は、携帯電話機等の携帯型情報端末に着脱可能に取り付けて使用する回転機構付き携帯型情報端末用支持体に関する。
近年普及が進む携帯型情報端末は手に持って使用することが容易な軽量で薄く小さい構造を備えているが、そのような構造であるために自立させることが難しく、卓上等に立設して使用する際には別途支持台を用いて立設させていた。
実用新案登録第3179241号
しかし、従来技術に係る支持台は携帯型情報端末を卓上等で支持する用途以外には用途がなく、使用する予定が明らかでない場合には自宅などに置き忘れることもあり、不意に必要となった時に手元になく使用することができないなどの問題があった。
そこで、上記課題を解決するための手段として本願実用新案に係る回転機能付き携帯型情報端末用支持体は、外周面に抜け止め凸部を有する枢着軸部が後方に向けて突設された回転体と、内周面に狭窄部を有する円筒状の枢着受け部が前方に向けて突設された軸体とから構成されてなり、前記枢着軸部を前記枢着受け部の前方から押し込むことによって前記抜け止め凸部が縮径方向に弾性変形しながら前記狭窄部を乗り越えて組み付けられることにより、前記回転体の前記枢着軸部と前記軸体の前記枢着受け部とによって抜け止め構造を有する枢着部が構成されると共に前記軸体に対して回転体が軸回転可能に構成されてなる回転軸体と、前記回転体の前端部に固定され、胴体部と、当該胴体部よりも前方に張り出して形成された支持部とを備えると共に手の平程度の大きさに形成された柔らかな素材を用いて構成される支持部材と、前記軸体の後端面に形成されており、携帯型情報端末の背面側に着脱可能に形成された粘着層とを有することを特徴とする。
本願考案を取り付けることができる携帯型情報端末としては、携帯電話機、タブレット型パソコン、携帯型ゲーム機、若しくはカメラ等であって映像表示機能を備えたディスプレイ面を有する機器を挙げることができる。
軸体の後端面に形成された粘着層は、携帯型情報端末の背面側に貼り付けることができる。なお、携帯型情報端末の背面側に貼り付けるとは、携帯型情報端末本体の背面に直接貼り付ける場合の他、携帯型情報端末に保護ケースが装着されている場合には当該保護ケースの背面に貼り付けることも含まれる。前記粘着層は、粘着テープ若しくはジェル体で構成されていることが好ましく、一度携帯型情報端末の背面側に貼り付けた後にも取り外しが可能であり、回転機構付き携帯型情報端末用支持体を一つの携帯型情報端末の背面側から取り外した後に他の携帯型情報端末の背面側に貼り付けて用いることもできるものである。
さらに、粘着層によって携帯型情報端末の背面側に貼り付けて固定された回転機構付き携帯型情報端末用支持体の支持部材は、軸体を回転軸として軸回転させることができる。このとき、粘着層は支持部材の回転運動によって加えられる力によっては携帯型情報端末の背面側からは離脱しない程度の粘着力を備えてなるものである。但し、前記粘着力を十分に発揮するために、携帯型情報端末若しくは前記保護ケースの背面を構成する素材は、金属、若しくは硬質の樹脂から形成されていることが好ましく、さらに好ましくは、携帯型情報端末若しくは保護ケースの背面は平坦面となるように加工されていることが良い。
支持部材は柔らかい素材を用いて構成されており、当該素材としては、フェルト等の柔らかな不敷布、布地、若しくは綿等やこれらの素材を組み合わせたもの、若しくはポリウレタン、若しくはシリコン樹脂等の柔らかな樹脂材等を用いることが好ましい。さらに、これらの素材を用いて支持部材を漫画キャラクターや動物等を模した人形の形に形成することで、携帯型情報端末の背面側に前記粘着層によって回転機構付き携帯型情報端末用支持体を取り付けたまま持ち運んでも外観を損なわずにアクセサリーとしての効果を発揮することができる。
また、支持部材は手の平程度の大きさに形成され、さらに柔らかい素材を用いて構成されているため、当該支持部材を握ると手の平の形状に合わせて支持部材が変形し、しっかりと握ることができる。そのため、携帯型情報端末自体が片手で持つには大きすぎる場合にも、携帯型情報端末の背面側に前記粘着層を介して回転機構付き携帯型情報端末用支持体を取り付けて支持部材を把持することによって、携帯型情報端末を片手で持ち、操作することができる。
支持部材は回転体と共に軸体及び携帯型情報端末に対して軸回転させて軸体に対する角度位置を調節することができる。従って、回転機構付き携帯型情報端末用支持体が取り付けられた回転角度位置の初期位置において、支持部材が携帯型情報端末の背面にある端子、センサー、若しくはカメラレンズ等の情報取得素子を覆い隠してしまう場合であっても、支持部材を前記初期位置から軸回転させことで前記情報取得素子を露出させて使用することもできる。
また、支持部材の胴体部には、支持部が胴体部から張り出して設けられている。支持部は、携帯型情報端末等のディスプレイ面を斜め上方向に傾斜させた状態で卓上面等に接地することによって、本願考案を取り付けた携帯型情報端末を支持して立設させることができる。これにより使用者は、本願考案を背面に取り付けた携帯型情報端末等を即座に立設させて動画等の鑑賞をすることができる。
枢着部は、円筒状に形成された枢着受け部の内側面によって形成された内部空間に枢着軸部が押し込まれ、枢着軸部の外周面に枢着受け部の内側面が近接若しくは当接した状態で枢着受け部が軸回転可能な構造である。このような構造により、回転体と軸体との組み付け作業を枢着受け部に枢着軸部を押し込んで挿し入れる作業だけで簡便に完了することができる。
枢着軸部は、枢着受け部に押し込まれる際に縮径方向に弾性変形することによって抜け止め凸部を枢着受け部の狭窄部の内側を通過させて、枢着受け部の奥へと挿し入れられる。枢着軸部が枢着受け部の奥へ挿し入れられて枢着部が構成されると、抜け止め凸部の形状が回復するため、枢着軸部が枢着受け部から容易に脱離することはない。
また回転機能付き携帯型情報端末用支持体に具備される他の第一の構成として、前記回転体には、前記枢着軸部の外周を取り囲んで円筒状の円筒回転部が後方に向けて突設されると共に、前記円筒回転部の外周面には係止突部が突出して形成され、前記軸体には、前記枢着受け部の外周を取り囲んで円筒状の周枠が前記円筒回転部の内径よりも僅かに大きい外径を有して前方に向けて突設されると共に、前記周枠には、周枠の内周面から軸体の径方向外方に向かって陥没若しくは貫通して形成された回転体係止部が形成され、前記回転体の軸回転により前記係止突部を前記回転体係止部に嵌め込むことによって、回転体及び回転体に固定された支持部材とを所定の回転角度位置で一時的に係止可能に構成されていても好ましい。
前記回転体係止部の形状は適宜最適な形状を採用することができ、例えば、スリット状、切り欠き状、陥凹穴状等に形成し、前記係止凸部を嵌め込むことで回転体の回転を一時的に係止可能に構成されていることが好ましい。
さらに、回転機能付き携帯型情報端末用支持体に具備される他の第二の構成として、前記枢着軸部の外周面には、周面係止突部が形成されると共に、前記枢着受け部の内周面には前記周面係止突部を嵌め込み可能な回転体係止切り欠きが形成され、前記回転体の軸回転により前記周面係止突部が前記回転体係止切り欠きに嵌め込まれることによって、回転体及び回転体に固定された支持部材を所定の回転角度位置で一時的に係止可能に構成されていても好ましい。
さらにまた、回転機能付き携帯型情報端末用支持体に具備される他の第三の構成として、前記枢着軸部の先端面には、先端面係止突部が形成されると共に、前記抜け止め構造を構成した際に枢着軸部の先端面と突き合わさる位置にある前記枢着受け部の底面には前記先端面係止突部を嵌め込み可能な回転体係止陥凹穴が形成され、前記回転体の軸回転により前記先端面係止突部が前記回転体係止陥凹穴に嵌め込まれることによって、回転体及び回転体に固定された支持部材を所定の回転角度位置で一時的に係止可能に構成されていても好ましい。
前記他の第二の構成、若しくは他の第三の構成を備えることで、他の第一の構成における円筒回転部及び周枠を省略しても、回転体を所定の回転角度位置で一時的に係止可能な構造を枢着部に構成することができるため、回転軸体の構造を簡素化することができる。
本願考案によれば、支持部材を備えた回転軸体を、携帯型情報端末の背面側に自在に取り付けて携帯型情報端末等を卓上面上に立設させて使用することができる。
支持部材は、手の平程度の大きさに形成されて柔らかな素材を用いて構成されているため、携帯型情報端末を操作する際にも、支持部材を把持して携帯型情報端末を保持しながら操作することができる。そのため、携帯型情報端末を手に持って操作する際に回転機能付き携帯型情報端末用支持体を取り外す必要もない。
回転軸体は携帯型情報端末の背面側に取り付けた状態で、支持部材と共に回転体を回転させることができるため、支持部材の回転角度位置を調整することによって、回転角度位置の初期位置において支持部材によって覆い隠されていた情報取得素子を露出させて使用可能な状態に容易にすることができる。
回転体を所定の回転角度位置で一時的に係止可能であるので、携帯型情報端末を立設させるために最適な支持部材の回転角度位置を正確に再現することができ、使い勝手を向上させることができる。なお、支持部材の回転角度位置の微調整は、粘着層を一旦携帯型情報端末の背面側から取り外した後、再度回転機能付き携帯型情報端末用支持体を取り付けることで行なうこともできる。
回転機能付き携帯型情報端末用支持体1の左側面図である。 粘着層5を備えた軸体2の斜視図である。 軸体2を前方向から見た図である。 軸体2及び粘着層5のA−A断面図である。 軸体2及び粘着層5のB−B断面図である。 回転体3の斜視図である。 回転体3を後方向から見た図である。 回転体3のC−C断面図である。 回転体3のD−D断面図である。 回転体3に支持部材6を固定した状態を示す斜視図である。 回転体3に支持部材6が固定されている状態で支持部材6の上下方向に沿って切断したときの断面図である。 軸体2の狭窄部9に回転体3の枢着軸部12の先端を付き合わせた状態を、軸体2及び粘着層5のB−B断面図及び回転体3のD−D断面図を用いてしめした断面図である。 抜け止め凸部15が狭窄部9の内側に挿し込まれて縮径方向に変形した時の回転体3を後方向から見た図である。図中の二点鎖線は狭窄部9の内周面と同一径を有する円を仮想的に示している。 図12の状態から枢着軸部12をさらに押し込み、抜け止め凸部15が縮径方向に弾性変形しながら前記狭窄部9を乗り越えるときの状態を示す断面図である。 回転軸体4を前方向から見た図である。 回転軸体4のE−E断面図である。 回転軸体4のF−F断面図である。 回転機能付き携帯型情報端末用支持体1を携帯型情報端末23の背面に取り付ける作業の様子を示す概略図である。 携帯型情報端末23の背面に回転機能付き携帯型情報端末用支持体1を取り付けた状態を示す左側面図である。 携帯型情報端末23の背面に取り付けられた回転機能付き携帯型情報端末用支持体1の回転軸体4であって、回転体3が軸体2に対して軸回転している状態を図19のG−G切断線で切断し、前方向から見た部分拡大断面図である。 携帯型情報端末23の背面に取り付けた回転機能付き携帯型情報端末用支持体1の、支持部材6の回転角度位置が初期位置P1である場合のG−G部分拡大断面図である。 支持部材6を前方向から見た全体図である。 携帯型情報端末23に取り付けて支持部材6の回転角度位置を初期位置P1とした時の回転機能付き携帯型情報端末用支持体1を前方向から見た全体図である。 携帯型情報端末23に取り付けて支持部材6の回転角度位置を初期位置P1から回転位置P2とした時の回転機能付き携帯型情報端末用支持体1を前方向から見た全体図である。 回転機能付き携帯型情報端末用支持体1を携帯型情報端末23に取り付けて、支持部材6の回転角度位置を回転位置P2とした状態を軸体2の左側面から見た図である。 携帯型情報端末23の背面に取り付けた回転機能付き携帯型情報端末用支持体1の、支持部材6の回転角度位置が回転位置P2である場合のH−H部分拡大断面図である。 支持部材6の回転角度位置を回転位置P2とした状態で、回転機能付き携帯型情報端末用支持体1が、携帯型情報端末23を卓上面28上で立設させた状態で支持している様子を軸体2の左側面から見た図である。 粘着層205を備えた軸体202の斜視図である。 軸体202を前方向から見た図である。 軸体202及び粘着層205のI−I断面図である。 軸体202及び粘着層205のJ−J断面図である。 回転体203の斜視図である。 回転体203を後方向から見た図である。 回転体203のK−K断面図である。 回転体203のL−L断面図である。 回転軸体204を前方向から見た図である。 回転軸体204のM−M断面図である。 回転軸体204のN−N断面図である。 粘着層305を備えた軸体302の斜視図である。 軸体302を前方向から見た図である。 軸体302及び粘着層305のO−O断面図である。 軸体302及び粘着層305のP−P断面図である。 回転体303の斜視図である。 回転体303を後方向から見た図である。 回転体303のQ−Q断面図である。 回転体303のR−R断面図である。 回転軸体304を前方向から見た図である。 回転軸体304のS−S断面図である。 回転軸体304のT−T断面図である。
以下、本願考案に係る実施の形態を、図を参照しながら詳しく説明する。
第一の実施の形態における、本願考案に係る回転機能付き携帯型情報端末用支持体1は、左側面から見た図1に示すように、軸体2及び回転体3が軸回転可能に組み付けられて形成された回転軸体4と、軸体2の後端面に形成された粘着層5と、回転体3の前端部に固定された支持部材6とからなる。
図2は、前記軸体2を斜め前方から見た様子を示す斜視図である。
図3〜5に示すように、軸体2の中心部には枢着受け部7が前方に向かって突設され、枢着受け部7の外側には、枢着受け部7の外周を取り囲んで円筒状の周枠8形成されている。また、軸体2の後端面には、粘着層5が形成されている。
枢着受け部7の先端には、図4の軸体2の断面図に示すように内側に屈曲して形成された狭窄部9が形成され、周枠8には図3及び図4に示すように等間隔に離間して切込み状に形成された回転体係止スリット10が四方に形成されている。
回転体3は、図6及び図7に示すように前端部に外縁部が平板状に形成された平板基部11を有し、当該平板基部11の中心部には、枢着軸部12が後方に向かって突設され、枢着軸部12の外周を取り囲んで円筒状の円筒回転部13が突設されている。また、枢着軸部12と円筒回転部13との間には、平板基部11よりも厚さの厚い肉厚基部14が形成されている。肉厚基部14は、下に説明するように軸体2と回転体3とを組み付けた際に軸体2の枢着受け部7の先端と当接することで、軸体2に対して回転体3が軸回転する際の、回転体3の軸方向の動きを抑止し、滑らかな軸回転を実現することができる。なお、平板基部11が肉厚基部14よりも厚みが薄いのは、回転体3と支持部材6とを平板基部11を介して固定する際に、支持部材6との接合部となる平板基部11を目立たなくするため効果があるためである。
第一の実施の形態において、当該枢着軸部12の先端には、図6及び図7に示すように枢着軸部12の外周面から径方向外方に膨出して形成された抜け止め凸部15が形成されている。また、本実施の形態において抜け止め凸部15は周方向に沿って互いに等間隔に離間して四方に配置されている。図7及び図8に示す枢着軸部12の外径D1は、図3及び図4に示す前記狭窄部9の内径D2よりも僅かに小さく形成されている。また、図7及び図9に示すように、枢着軸部12の上端に設けられた4つの抜け止め凸部15の外接円の直径D3は、前記狭窄部9の内径D2よりも僅かに大きくなるように形成されている。
また、円筒回転部13の外周面には、図6及び図7に示すように係止突部16が突出して形成されている。円筒回転部13の外径は周枠8の内径よりも若干小さく形成され、係止突部16は、回転体3と軸体2とが組み付けられると周枠8の内側面に圧接する程度に円筒回転部13の外周面から突出してなる。また、本実施例において係止突部16は、図7に示すように円筒回転部13の軸中心を対称軸として対向する位置に一対が形成されてなる。
なお、枢着軸部12の内部には、図8及び図9の断面図に示すように可撓穴17が回転体3の前端面に開口して形成されていることにより、枢着軸部12の先端部の厚みが薄く形成されている。このため、枢着軸部12の先端部は可撓性を備えると共に、外圧を受けることで縮径方向に歪むことが可能に構成されている。
図10に示すのは支持部材6が固定された回転体3を示す後斜め方向から見た斜視図である。支持部材6は、表皮部18及び当該表皮部18に覆われた内部充填材19が動物型のぬいぐるみ状に形成されている。なお、表皮部18及び内部充填材19は柔らかい素材を用いて構成されて支持部材6全体が柔らかく形成されてなり、表皮部18は布地等の薄い生地から、内部充填材19は綿若しくはスポンジ等からなるものであることが好ましい。そして支持部材6は、図11に示すように、表皮部18の後面に形成された固定穴20に平板基部11の外縁部が差し入れられ、前記平板基部11を表皮部18と内部充填材19とによって挟み込むことによって固定されている。なお、以下に説明する第一の実施の形態は、課題を解決するための手段の項で述べた他の第一の構成に対応するものである。
回転体3の軸体2への組み付けは、狭窄部9によって形成される開口から回転体3の枢着軸部12の先端を押し込むことによって前記抜け止め凸部15が縮径方向に弾性変形しながら前記狭窄部9を乗り越えて枢着受け部7の内部に挿し込まれることによって行う。
上記組み付け時の各部の動作を詳細に説明すると、枢着軸部12を狭窄部9が形成する開口に押し込み始めにはD3がD2よりも大きいため、図12に示すように抜け止め凸部15が狭窄部9とが干渉するが、さらに枢着軸部12を押し込むと、図13に示すように互いに離間して形成されている抜け止め凸部15、15の間に位置する枢着軸部12の先端部分が軸中心方向に歪むに伴って、抜け止め凸部15、15が縮径方向に変形し、D3がD2と同一になるまで縮む。このとき、さらに枢着軸部12を押し込むと図14に示すように枢着軸部12及び抜け止め凸部15が可撓穴20の内側に向かって縮径方向に縮んだ状態で狭窄部9の内面側を乗り越え、抜け止め凸部15が狭窄部9を乗り越え終わると、縮んでいた枢着軸部12が可撓性によって元の状態に戻ると共に、抜け止め凸部15を枢着受け部7の内部に挿し込むことができる。
枢着軸部12が枢着受け部7の内部に挿し込まれると、枢着部21を構成する。枢着部21は、正面図15のE−E断面図16に示すように抜け止め凸部15が枢着受け部7の内部空間に入り込み、枢着軸部12が枢着受け部7から抜け出ようとしても、抜け止め凸部15が狭窄部9に内側から当たって干渉されるために簡単には抜け落ちない抜け止め構造22が形成される。ただし、軸体2を回転体3から引き離す方向に強く引っ張れば抜け止め構造22は開放され、軸体2と回転体3とを自在に分離することはできるため、使用者は、回転体3に固定した支持部材6を異なったデザインを有する支持部材を備えた回転体に取り替えることも容易である。
なお、図15のF−F断面図17によれば、回転体3には肉厚基部14が設けられており、軸体2と回転体3とを組み付けた際に軸体2の枢着受け部7の先端と肉厚基部14とが当接することで、軸体2に対して回転体3が軸回転する際の、回転体3の軸方向の動きを抑止し、滑らかな軸回転を実現することができる。
回転機能付き携帯型情報端末用支持体1は、粘着層5によって携帯電話機等の携帯型情報端末23の背面に着脱自在に取り付けて固定することができる。本実施の形態に例示されている携帯型情報端末23は、図18に示すような背面構造を有しており、背面上部にカメラレンズを備えた情報取得素子24が設けられている。従って、使用者は図18及び図19に示すように回転機能付き携帯型情報端末用支持体1を、粘着層5の後面を押し付けることで携帯型情報端末23の背面の適切な位置に容易に取り付けることができ、また、粘着層5は、少なくとも後に説明する軸体2に対する持部材3及び回転体3の軸回転運動によっては携帯型情報端末23の背面から剥がれない程度の粘着力を備える。また、使用者は携帯電話機等の背面に取り付けていた回転機能付き携帯型情報端末用支持体1を剥がして、携帯型ゲーム機等の他の携帯型情報端末に取り付け直して使用することもできる。さらにまた、携帯型情報端末23に保護ケースを装着していた場合であっても当該保護ケースの背面に回転機能付き携帯型情報端末用支持体1を取り付けることもでき、多様な保護ケースに取り付けて使用することができる。但し、前記粘着力を十分に発揮するために、携帯型情報端末若しくは保護ケースの背面を構成する素材は、金属、若しくは硬質の樹脂から形成されていることが好ましく、さらに好ましくは携帯型情報端末若しくは保護ケースの背面は表面が平坦に加工されていることが良い。
一方、軸体2と回転体3とを組み付けて回転軸体4を形成した後においても、回転体3は、軸体2に対して回転可能であるため、図20の矢印に示すように回転体3を軸回転させることができる。このとき円筒回転部13は係止突部16を周枠8の内周面に圧接させるので、回転体3を軸回転させるためには係止突部16が生じさせる摩擦力以上の力で軸回転させる必要がある。また、さらに回転体3を軸回転させ続けると、図21に示すように係止突部16が回転体係止スリット10に嵌め込まれるため、回転体3の回転を回転体係止スリット10が設けられた所定の回転角度位置で係止させることができる。なお、当該回転体3の軸回転は使用者が把持した支持部材6と共に行なうことができ、使用者が支持部材6に対してさらに軸回転させるために力を加え続ければ、係止突部16が周枠8の内側に再び入り込み、支持部材6及び回転体3を継続して軸回転させることができる。
本実施の形態においては、回転体係止スリット10は周枠8の四方に等間隔に形成されているため、支持部材6を90°ごとに一時的に係止させることができる。また、一対の係止突部16、16は、係止する際に、周枠8の四方に形成された回転体係止スリット10のうち対向する一対の回転体係止スリット10、10に対して同時に嵌め込まれる。そのため、回転体3は回転軸に対して均等な力をもって係止され、安定的に回転運動を係止させることができる。
ここで、本実施の形態に係る支持部材6は図1及び図22に示すように胴体部25、当該胴体部25よりも前方に張り出して形成されてなる頭部26、及び胴体部25の前面に沿って形成された腕部27を備えた動物型のぬいぐるみ状に形成されている。使用者は、当該支持部材6を把持し、図18に示すように当該支持部材6の後面に固定された回転軸体16を携帯型情報端末23の背面に接近させ、図19に示すように軸体2の後端面に形成された粘着層5を前記携帯型情報端末23の背面に押し付けて固定する。このとき、回転機能付き携帯型情報端末用支持体1は、図21に示すように係止突部16、16は上下方向に対向して回転体係止スリット10に嵌め込まれ、かつ、支持部材6の頭部26は携帯型情報端末23の使用状態における上方に位置するように設置されていれば、設置された当該支持部材6を携帯型情報端末23の背面から見ると、他人からは図19及び図23に示すように携帯型情報端末23の背面の上下方向に対して動物型のぬいぐるみが直立して固定されているように見え、携帯型情報端末23のアクセサリーとして美観を向上させる効果を発揮させることができる。このように取り付けられた支持部材6の回転角度位置を初期位置P1とする。
また、初期位置P1状態の支持部材6であれば、使用者は柔らかい素材からなる支持部材6を把持して携帯型情報端末23を持つことができる。支持部材6は使用者の手のひらの形状に合わせて変形することが可能であるため、使用者は安定して保持しながら携帯型情報端末23を操作することができる。
さらに、支持部材6が図23に示すように携帯型情報端末23の背面全体を覆うような大きさであって、初期位置P1において携帯型情報端末23の背面に配置されているカメラレンズを備えた情報取得素子24を覆い隠してしまっている場合には、使用者は、図24及び図25に示すように支持部材6を90°回転させることによって情報取得素子24を露出させて写真撮影をすることができる。このとき、係止突部16、16は、図26に示すように左右方向に対向して回転体係止スリット10に嵌め込まれた状態となっている。このように、支持部材6を初期位置P1から90°軸回転させた回転角度位置を回転位置P2とする。
さらにまた、支持部材6を回転位置P2とした状態で携帯型情報端末23を卓上面28に戴置すると、回転位置P2においては頭部26の上下位置を携帯型情報端末23の下端付近まで下げることができるため、図27に示すように携帯型情報端末23のディスプレイ面を斜め上方向に向けて傾斜させた状態で頭部26が卓上面28に接地することによって携帯型情報端末23を支持する支持部として機能することにより、携帯型情報端末23を立設させることができる。これにより使用者は、回転機能付き携帯型情報端末用支持体1を背面に取り付けた携帯型情報端末23を即座に立設させて動画等の鑑賞をすることができる。なお、図示されていないが、支持部材6の腕部27を、例えば胴体部25と腕部27との内部に金属線等を埋め込むことで前方方向に屈曲可能な構造としても好ましい。このような構造とすることで、回転位置P2の状態とした支持部材6において腕部27を前方に突き出すように屈曲させると、胴体部25よりも前方に向かって張り出させることができ、腕部27を支持部として機能させることができる。
次に、第二の実施の形態として、前記回転機能付き携帯型情報端末用支持体1に設けられた回転軸体4を構成する軸体2及び回転体3とは異なる構造を有する軸体202及び回転体203とからなる回転軸体204について説明する。なお、以下に説明する第二の実施の形態は、課題を解決するための手段の項で述べた他の第二の構成に対応するものである。
図28は、前記軸体202を斜め前方から見た様子を示す斜視図である。
図29〜31に示すように、軸体202の軸体基盤208の中心部には枢着受け部207が前方に向かって突設されている。また、軸体基盤208の後端面には、粘着層205が形成されている。
枢着受け部207の先端には、図30の軸体202の断面図に示すように内側に屈曲して形成された狭窄部209が形成され、狭窄部209の内周面には図28〜図31に示すように等間隔に離間して切込み状に形成された回転体係止切り欠き210が四方に形成されている。なお、狭窄部209の内周面は、枢着受け部207の内周面の一部と見ることができる。
回転体203は、図32及び図33に示すように前端部に外縁部が平板状に形成された平板基部211を有し、当該平板基部211の中心部には、平板基部211よりも厚さの厚い肉厚基部214が形成されている。さらに、前記肉厚基部214の中心部には枢着軸部212が後方に向かって突設されている。肉厚基部214は、下に説明するように軸体202と回転体203とを組み付けた際に軸体202の枢着受け部207の先端と当接することで、軸体202に対して回転体203が軸回転する際の、回転体203の軸方向の動きを抑止し、滑らかな軸回転を実現することができる。なお、平板基部211が肉厚基部214よりも厚みが薄いのは、回転体203と支持部材206とを平板基部211を介して固定する際に、支持部材206との接合部となる平板基部211を目立たなくするため効果があるためである。
第二の実施の形態において、当該枢着軸部212の先端には、図32、図33および図35に示すように枢着軸部212の外周面から径方向外方に膨出して形成された抜け止め凸部215が形成されている。また、本実施の形態において抜け止め凸部215は周方向に沿って互いに等間隔に離間して四方に配置されている。枢着軸部212の外径は、前記第一の実施の形態と同様に前記狭窄部209の内径よりも僅かに小さく形成されている。また、枢着軸部212の上端に設けられた4つの抜け止め凸部215の外接円の直径も同様に、前記狭窄部209の内径より僅かに大きくなるように形成されている。
また、枢着軸部212の外周面には、図32〜図34に示すように周面係止突部216が突出して形成されている。周面係止突部216は、回転体203と軸体202とが組み付けられると狭窄部209の内側面に圧接する程度に枢着軸部212の外周面から突出してなる。また、本実施例において周面係止突部216は、図33に示すように枢着軸部212の軸中心を対称軸として対向する位置に一対が形成されてなる。
なお、枢着軸部212の内部には、図34及び図35の断面図に示すように可撓穴217が回転体203の前端面に開口して形成されていることにより、枢着軸部212の先端部の厚みが薄く形成されている。このため、枢着軸部212の先端部は可撓性を備えると共に、外圧を受けることで縮径方向に歪むことが可能に構成されている。
回転体203の軸体202への組み付けは、第一の実施の形態と同様に、狭窄部209によって形成される開口から回転体203の枢着軸部212の先端を押し込むことによって前記抜け止め凸部215が縮径方向に弾性変形しながら前記狭窄部209を乗り越えて枢着受け部207の内部に挿し込まれることによって行う。
枢着軸部212が枢着受け部207の内部に挿し込まれると、枢着部221を構成する。枢着部221は、図36のM−M断面図37に示すように抜け止め凸部215が枢着受け部207の内部空間に入り込み、枢着軸部212が枢着受け部207から抜け出ようとしても、抜け止め凸部215が狭窄部209に内側から当たって干渉されるために簡単には抜け落ちない抜け止め構造222が形成される。ただし、軸体202を回転体203から引き離す方向に強く引っ張れば抜け止め構造222は開放され、軸体202と回転体203とを自在に分離することはできるため、使用者は、回転体203に固定した支持部材を異なったデザインを有する支持部材を備えた回転体に取り替えることも容易である。
なお、図36のN−N断面図38によれば、回転体203には肉厚基部214が設けられており、軸体202と回転体203とを組み付けた際に軸体202の枢着受け部207の先端と肉厚基部214とが当接することで、軸体202に対して回転体203が軸回転する際の、回転体203の軸方向の動きを抑止し、滑らかな軸回転を実現することができる。
軸体202と回転体203とを組み付けて回転軸体204を形成した後においても、回転体203は、軸体202に対して回転可能であるため、回転体203を軸回転させることができる。このとき枢着軸部212は周面係止突部216を狭窄部209の内周面に圧接させるので、回転体203を軸回転させるためには周面係止突部216が生じさせる摩擦力以上の力で軸回転させる必要がある。また、さらに回転体203を軸回転させ続けると、周面係止突部216が回転体係止切り欠き210に嵌め込まれるため、回転体203の回転を回転体係止切り欠き210が設けられた所定の回転角度位置で係止させることができる。なお、当該回転体203の軸回転は図24に示すように支持部材6と共に行なうことができ、使用者が支持部材6を把持してさらに軸回転させるために力を加え続ければ、周面係止突部216が狭窄部209の内側に再び入り込み、支持部材6及び回転体203を継続して軸回転させることができる。
本実施の形態においては、回転体係止切り欠き210は狭窄部209の内側面に四方に等間隔に形成されているため、支持部材6を90°ごとに一時的に係止させることができる。一対の周面係止突部216、216は、係止する際に、狭窄部209の内側面に四方に形成された回転体係止切り欠き210のうち対向する一対の回転体係止切り欠き210、210に対して同時に嵌め込まれる。そのため、回転体203は回転軸に対して均等な力をもって係止され、安定的に回転運動を係止させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、枢着軸部212の外周面に形成された周面係止突部216と狭窄部209の内側面に形成された回転体係止切り欠き210によって回転体203の回転運動を一時的に係止させることができるため、第一の実施の形態における周壁8のような構造が必要ない。そのため、回転軸体204の構造を回転軸体4よりも簡易にすることができる。
次に、第三の実施の形態として、前記回転機能付き携帯型情報端末用支持体1に設けられた回転軸体4を構成する軸体2及び回転体3とは異なる構造を有する軸体302及び回転体303とからなる回転軸体304について説明する。なお、以下に説明する第三の実施の形態は、課題を解決するための手段の項で述べた他の第三の構成に対応するものである。
図39は、前記軸体302を斜め前方から見た様子を示す斜視図である。
図39〜42に示すように、軸体302の軸体基盤308の中心部には枢着受け部307が前方に向かって突設されている。また、軸体基盤308の後端面には、粘着層305が形成されている。
枢着受け部307の先端には、図41の軸体302の断面図に示すように内側に屈曲して形成された狭窄部309が形成され、枢着受け部307の底面には図39〜図42に示すように等間隔に離間して窪み穴状に形成された回転体係止陥凹穴310が四方に形成されている。
回転体303は、図43及び図44に示すように前端部に外縁部が平板状に形成された平板基部311を有し、当該平板基部311の中心部には、平板基部311よりも厚さの厚い肉厚基部314が形成されている。さらに、前記肉厚基部314の中心部には枢着軸部312が後方に向かって突設されている。肉厚基部314は、下に説明するように軸体302と回転体303とを組み付けた際に軸体302の枢着受け部307の先端と当接することで、軸体302に対して回転体303が軸回転する際の、回転体303の軸方向の動きを抑止し、滑らかな軸回転を実現することができる。なお、平板基部311が肉厚基部314よりも厚みが薄いのは、回転体303と支持部材306とを平板基部311を介して固定する際に、支持部材306との接合部となる平板基部311を目立たなくするため効果があるためである。
第三の実施の形態において、当該枢着軸部312の先端には、図43、図44および図46に示すように枢着軸部312の外周面から径方向外方に膨出して形成された抜け止め凸部315が形成されている。また、本実施の形態において抜け止め凸部315は周方向に沿って互いに等間隔に離間して四方に配置されている。枢着軸部312の外径は、前記第一の実施の形態と同様に前記狭窄部309の内径よりも僅かに小さく形成されている。また、枢着軸部312の上端に設けられた4つの抜け止め凸部315の外接円の直径も同様に、前記狭窄部309の内径より僅かに大きくなるように形成されている。
また、枢着軸部312の先端面には、図43〜図45に示すように先端面係止突部316が突出して形成されている。先端面係止突部316は、回転体303と軸体302とが組み付けられると枢着受け部307の底面に圧接する程度に枢着軸部312の先端面から突出してなる。また、本実施例において先端面係止突部316は、図44に示すように枢着軸部312の軸中心を対称軸として対向する位置に一対が形成されてなる。
なお、枢着軸部312の内部には、図45及び図46の断面図に示すように可撓穴317が回転体303の前端面に開口して形成されていることにより、枢着軸部312の先端部の厚みが薄く形成されている。このため、枢着軸部312の先端部は可撓性を備えると共に、外圧を受けることで縮径方向に歪むことが可能に構成されている。
回転体303の軸体302への組み付けは、第一の実施の形態と同様に、狭窄部309によって形成される開口から回転体303の枢着軸部312の先端を押し込むことによって前記抜け止め凸部315が縮径方向に弾性変形しながら前記狭窄部309を乗り越えて枢着受け部307の内部に挿し込まれることによって行う。
枢着軸部312が枢着受け部307の内部に挿し込まれると、枢着部321を構成する。枢着部321は、図47のS−S断面図48に示すように抜け止め凸部315が枢着受け部307の内部空間に入り込み、枢着軸部312が枢着受け部307から抜け出ようとしても、抜け止め凸部315が狭窄部309に内側から当たって干渉されるために簡単には抜け落ちない抜け止め構造322が形成される。ただし、軸体302を回転体303から引き離す方向に強く引っ張れば抜け止め構造322は開放され、軸体302と回転体303とを自在に分離することはできるため、使用者は、回転体303に固定した支持部材を異なったデザインを有する支持部材を備えた回転体に取り替えることも容易である。
なお、図47のT−T断面図49によれば、回転体303には肉厚基部314が設けられており、軸体302と回転体303とを組み付けた際に軸体302の枢着受け部307の先端と肉厚基部314とが当接することで、軸体302に対して回転体303が軸回転する際の、回転体303の軸方向の動きを抑止し、滑らかな軸回転を実現することができる。
軸体302と回転体303とを組み付けて回転軸体304を形成した後においても、回転体303は、軸体302に対して回転可能であるため、回転体303を軸回転させることができる。このとき枢着軸部312は先端面係止突部316を枢着受け部307の底面に圧接させるので、回転体303を軸回転させるためには先端面係止突部316が生じさせる摩擦力以上の力で軸回転させる必要がある。また、さらに回転体303を軸回転させ続けると、先端面係止突部316が回転体係止陥凹穴310に嵌め込まれるため、回転体303の回転を回転体係止陥凹穴310が設けられた所定の回転角度位置で係止させることができる。なお、当該回転体303の軸回転は図24に示すように支持部材6と共に行なうことができ、使用者が支持部材6を把持してさらに軸回転させるために力を加え続ければ、先端面係止突部316が枢着受け部307の底面上を再び圧接されながら回転することにより、支持部材6及び回転体303を継続して軸回転させることができる。
本実施の形態においては、回転体係止陥凹穴310は狭窄部309の内側面に四方に等間隔に形成されているため、支持部材6を90°ごとに一時的に係止させることができる。一対の先端面係止突部316、316は、係止する際に、枢着受け部307の底面に四方に形成された回転体係止陥凹穴310のうち対向する一対の回転体係止陥凹穴310、310に対して同時に嵌め込まれる。そのため、回転体303は回転軸に対して均等な力をもって係止され、安定的に回転運動を係止させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、枢着軸部312の先端面に形成された先端面係止突部316と枢着受け部307の底面に形成された回転体係止陥凹穴310によって回転体303の回転運動を一時的に係止させることができるため、第一の実施の形態における周壁8のような構造が必要ない。そのため、回転軸体304の構造を回転軸体4よりも簡易にすることができる。
さらにまた、回転体係止陥凹穴310は軸方向と平行に陥没して形成され、先端面係止突部316も軸方向と平行に突出して形成されているため、金型成形が行いやすく、製造工程の簡易化を図ることも可能となる。
1 回転機能付き携帯型情報端末用支持体
2 軸体
3 回転体
4 回転軸体
5 粘着層
6 支持部材
7 枢着受け部
8 周枠
9 狭窄部
10 回転体係止スリット
12 枢着軸部
13 円筒回転部
15 抜け止め凸部
16 係止突部
21 枢着部
D1 枢着部10の外径
D2 狭窄部8の内径
D3 抜け止め凸部11の外接円の直径
P1 初期位置
P2 回転位置

Claims (4)

  1. 外周面に抜け止め凸部を有する枢着軸部が後方に向けて突設された回転体と、内周面に狭窄部を有する円筒状の枢着受け部が前方に向けて突設された軸体とから構成されてなり、前記枢着軸部を前記枢着受け部の前方から押し込むことによって前記抜け止め凸部が縮径方向に弾性変形しながら前記狭窄部を乗り越えて組み付けられることにより、前記回転体の前記枢着軸部と前記軸体の前記枢着受け部とによって抜け止め構造を有する枢着部が構成されると共に前記軸体に対して回転体が軸回転可能に構成されてなる回転軸体と、
    前記回転体の前端部に固定され、胴体部と、当該胴体部よりも前方に張り出して形成された支持部とを備えると共に手の平程度の大きさに形成された柔らかな素材を用いて構成される支持部材と、
    前記軸体の後端面に形成されており、携帯型情報端末の背面側に着脱可能に形成された粘着層とを有する
    ことを特徴とする回転機能付き携帯型情報端末用支持体。
  2. 前記回転体には、前記枢着軸部の外周を取り囲んで円筒状の円筒回転部が後方に向けて突設されると共に、前記円筒回転部の外周面には係止突部が突出して形成され、
    前記軸体には、前記枢着受け部の外周を取り囲んで円筒状の周枠が前記円筒回転部の内径よりも僅かに大きい外径を有して前方に向けて突設されると共に、前記周枠には、周枠の内周面から軸体の径方向外方に向かって陥没若しくは貫通して形成された回転体系止部が形成され、
    前記回転体の軸回転により前記係止突部を前記回転体係止部に嵌め込むことによって、回転体及び回転体に固定された支持部材とを所定の回転角度位置で一時的に係止可能である
    ことを特徴とする請求項1に係る回転機能付き携帯型情報端末用支持体。
  3. 前記枢着軸部の外周面には、周面係止突部が形成されると共に、前記枢着受け部の内周面には前記周面係止突部を嵌め込み可能な回転体係止切り欠きが形成され、
    前記回転体の軸回転により前記周面係止突部が前記回転体係止切り欠きに嵌め込まれることによって、回転体及び回転体に固定された支持部材を所定の回転角度位置で一時的に係止可能である
    ことを特徴とする請求項1に係る回転機能付き携帯型情報端末用支持体。
  4. 前記枢着軸部の先端面には、先端面係止突部が形成されると共に、前記抜け止め構造を構成した際に枢着軸部の先端面と突き合わさる位置にある前記枢着受け部の底面には前記先端面係止突部を嵌め込み可能な回転体係止陥凹穴が形成され、
    前記回転体の軸回転により前記先端面係止突部が前記回転体係止陥凹穴に嵌め込まれることによって、回転体及び回転体に固定された支持部材を所定の回転角度位置で一時的に係止可能である
    ことを特徴とする請求項1に係る回転機能付き携帯型情報端末用支持体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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