JP3181972U - カードおよびカード読取り具 - Google Patents
カードおよびカード読取り具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3181972U JP3181972U JP2012007638U JP2012007638U JP3181972U JP 3181972 U JP3181972 U JP 3181972U JP 2012007638 U JP2012007638 U JP 2012007638U JP 2012007638 U JP2012007638 U JP 2012007638U JP 3181972 U JP3181972 U JP 3181972U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- lenticular
- pattern
- printing
- game
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 8
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 11
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 230000002860 competitive effect Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 241000282326 Felis catus Species 0.000 description 1
- 239000011111 cardboard Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 1
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
Abstract
【課題】 カードの絵柄が一目見ただけでは分からないようにして、どのような絵柄がカードに描かれているのであろうかとの期待感を持たせるとともに、このカードをゲームに使用することによりカートゲームの遊び方に広がりを持たせて、ゲームを面白くすることができる、従来にないカード、特にカードゲームに適したカードを提供する。
【解決手段】 レンチキュラーレンズ13を、0°の角度で重ねると視認できる第1のレンチキュラー用絵柄14を印刷するための第1の印刷領域15と、レンチキュラーレンズ23を、90°の角度で重ねると視認できる第2のレンチキュラー用絵柄24を印刷するための第2の印刷領域25とからなる2つの印刷領域15、25が網目スクーリン30の白黒状にしたがいカードの印刷面に縦横2方向に交互に配置されており、2つの印刷領域15、25の割合が40〜60:60〜40である。
【選択図】 図1
【解決手段】 レンチキュラーレンズ13を、0°の角度で重ねると視認できる第1のレンチキュラー用絵柄14を印刷するための第1の印刷領域15と、レンチキュラーレンズ23を、90°の角度で重ねると視認できる第2のレンチキュラー用絵柄24を印刷するための第2の印刷領域25とからなる2つの印刷領域15、25が網目スクーリン30の白黒状にしたがいカードの印刷面に縦横2方向に交互に配置されており、2つの印刷領域15、25の割合が40〜60:60〜40である。
【選択図】 図1
Description
本考案は、レンチキュラーレンズを利用して見る絵柄を有するカード、特にゲーム用カードに適したカード、およびカード読取り具に関するものである。
従来、蒲鉾状のレンズが万線のように複数形成されたシート状のレンチキュラーレンズが知られている。
また、このレンチキュラーレンズを用いて、見る角度により絵柄が変化したり(或る画像から別の画像にコロコロ変わるチェンジグ、連続した複数枚の画像が連続的に動いているように見えるムービー、小さい画像が大きくなったり逆に大きい画像が小さくなったりするズームなど)、あるいは立体感が得られたり(スリーD)する印刷物(すなわちレンチキュラー)が知られている。
従来のレンチキュラーは、レンチキュラー用画像を紙等に印刷して、レンチキュラーレンズの裏側の平面にその印刷物を貼着したり、あるいはレンチキュラー用画像をレンチキュラーレンズの裏側の平面に直接印刷したりして、レンチキュラーレンズと一体化されているものが殆どであった。このようなレンチキュラーは、ポスター、葉書、カードなどに利用されている。
さらに、レンチキュラーレンズと一体となっていないレンチキュラーも知られており、このようなレンチキュラーはその上にレンチキュラーレンズを載せて観察することにより絵柄の変化または立体感を楽しむことができる。
1つのレンチキュラーは複数枚の画像から構成されている。しかし、従来のレンチキュラーは、レンチキュラーレンズを通さないで、そのまま見ても、どのような絵柄が描かれているのか大体の見当がつくことが多い。そのため、従来のレンチキュラーは、絵柄の変化や立体感による視覚的効果はあるが、何が見えるのであろうかという期待感を抱かせることが少ない。
一方、ゲーム用カードとしては、トランプカード、花札、キャラクターが描かれたトレーディングカードなど種々のカードが知られている。
例えば、実用新案登録第3004712号公報(特許文献1)には、それぞれにジャンケンのグー、チョキ、パーを表わす絵模様が描かれた多数のカードを対戦相手同士が互いに出し合い、カードの絵模様に応じて勝敗を決するゲーム用カードセットが開示されている。
この特許文献1のカードゲームのルールは簡単で分かり易い。しかし、このカードでは所謂ジャンケン遊びに限られ、カードゲームの遊びに広がりがなく、面白さに欠ける嫌いがある。
キャラクターなどの絵柄が印刷された対戦ゲーム用のカードは、対戦相手同士が手持ちのカードを出し合い、絵柄に応じたカードの強弱や得点等の数値を比較して、勝敗を決定するゲームに使用される。
このゲームにおいては、そのカードに印刷された絵柄や得点に応じて、カードの強さが決定される。しかし、対戦者は、カードに印刷された絵柄や得点によって、勝敗の行方を或る程度予想することができ、また、ゲームとしては比較的単純であり、遊びのバリエーションに乏しい感じを否めない。
このような対戦型カードゲームにおいては、カードに変化を与え、ゲームを面白くする試みがなされている。
例えば、実用新案登録第3068024号公報(特許文献2)には、キャラクター等の図柄を印刷したカード基板に透明フィルムからなるポケットを形成し、補助カードをポケットに挿入することにより、カード基板の図柄により予め決定されている個性、等級、価値などに、補助カードによって新たな個性を付与することが提案されている。
また、特開2007−7973号公報(特許文献3)によれば、カードの上に印刷フィルムを貼り合わせることにより、その強さを変化させたりして、ゲームを複雑にして勝敗の予想を困難とし、ゲームに深みを与え、且つ、面白いものにする等の工夫が加えられている。
特許文献1に開示されているようなカードでは、ゲームの遊び方に広がりがなく、面白さに欠けるという問題がある。
特許文献2に開示されているような、キャラクター等の図柄を印刷したカード基板のポケットに補助カードを挿入して、様々な絵柄を合成することにより、図柄により予め決定されている個性、等級、価値などに新たな個性を付与するするものでは、カード基板と補助カードとを合わせるので、多くのカードを必要とするという問題がある。しかも、1枚のカードではゲームの戦略を決められないという問題や、絵柄の合う組合せカードの選択肢が少なくなるという問題などもある。
特許文献3に開示されているように、カードの上に印刷フィルムを貼り合わせるものでは、印刷フィルムを貼ったり剥がしたりするために、粘着剤を工夫したとしても、粘着面にごみが付着したりして貼着できなくなるという問題は不可避である。
本考案は上述した従来の技術に付随する種々の問題に鑑みて想到されたものであり、カードの絵柄が一目見ただけでは分からないようにして、どのような絵柄がカードに描かれているのであろうかとの期待感を持たせるとともに、このカードをゲームに使用することによりカートゲームの遊び方に広がりを持たせて、ゲームを面白くすることができる、従来にないカード、特にカードゲームに適したカード、およびそのカードを読取るための読取り具を提供することを目的とする。
本考案は、蒲鉾状のレンズが万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズを、0°の角度で重ねると視認できる第1のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第1の印刷領域と、
蒲鉾状のレンズが万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズを、90°の角度で重ねると視認できる第2のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第2の印刷領域と、
からなる2つの印刷領域が網目スクーリンの白黒状にしたがいカードの印刷面に縦横2方向に交互に配置されており、前記2つの印刷領域の割合が40〜60:60〜40であることを特徴とするカードにより、前記目的を達成する。
蒲鉾状のレンズが万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズを、90°の角度で重ねると視認できる第2のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第2の印刷領域と、
からなる2つの印刷領域が網目スクーリンの白黒状にしたがいカードの印刷面に縦横2方向に交互に配置されており、前記2つの印刷領域の割合が40〜60:60〜40であることを特徴とするカードにより、前記目的を達成する。
本考案においては、前記2つの印刷領域が市松模様状に配置されていることが好ましい。
また、本考案においては、前記2つの印刷領域は水玉模様の地部分と水玉部分であるように配置されていてもよい。
さらに、本考案は、蒲鉾状のレンズが万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズを、0°の角度で重ねると視認できる第1のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第1の印刷領域と、
蒲鉾状のレンズが万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズを、90°の角度で重ねると視認できる第2のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第2の印刷領域と、
からなる2つの印刷領域が網目スクーリンの白黒状にしたがいカードの印刷面に縦横2方向に交互に配置されており、前記2つの印刷領域の割合が40〜60:60〜40であるカード、および
表面に万線状のレンチキュラーレンズが形成され、前記カードの挿入方向がレンズの軸線方向とそれに直交する方向の2つの挿入口を有するカード読取り具とからなることを特徴とするカードおよびカード読取り具の組合わせにより、前記目的を達成する。
蒲鉾状のレンズが万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズを、90°の角度で重ねると視認できる第2のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第2の印刷領域と、
からなる2つの印刷領域が網目スクーリンの白黒状にしたがいカードの印刷面に縦横2方向に交互に配置されており、前記2つの印刷領域の割合が40〜60:60〜40であるカード、および
表面に万線状のレンチキュラーレンズが形成され、前記カードの挿入方向がレンズの軸線方向とそれに直交する方向の2つの挿入口を有するカード読取り具とからなることを特徴とするカードおよびカード読取り具の組合わせにより、前記目的を達成する。
なお、本考案における第1の印刷領域に印刷される第1のレンチキュラー用絵柄および第2の印刷領域に印刷されると第2のレンチキュラー用絵柄とは、当該技術分野においてよく知られているように、複数の絵柄のそれぞれを線状に分解し縮小して得られる多数の画素を一定ピッチで印刷してたものである。
また、本考案においては、第1の印刷領域に印刷される第1のレンチキュラー用絵柄、および/またはを第2の印刷領域に印刷されると第2のレンチキュラー用絵柄は、レンチキュラーレンズを用いて、見る角度により絵柄が変化したり(或る画像から別の画像にコロコロ変わるチェンジグ、連続した複数枚の画像が連続的に動いているように見えるムービー、小さい画像が大きくなったり逆に大きい画像が小さくなったりするズームなど)、あるいは立体感が得られたり(スリーD)することができるものである。
本考案により、下記のような格別な効果が奏される。
本考案においては、第1のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第1の印刷領域と第2のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第2の印刷領域とからなる2つの印刷領域が網目スクーリンの白黒状にしたがいカードの印刷面に配置されているので、カードの印刷面には第1のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第1の印刷領域の図柄などと第2のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第2の印刷領域の図柄などとが複合された状態となっている。このため、レンチキュラーレンズを用いずにカードの印刷面をそのまま見ても、どのような絵柄が描かれているのか見当がつかない。したがって、本考案は、どのような絵柄がカードに描かれているのであろうかとの期待感を与え、ゲームの遊び方に広がりを付与し、面白さを増進させるという効果がある。
本考案においては、第1のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第1の印刷領域と第2のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第2の印刷領域とからなる2つの印刷領域が網目スクーリンの白黒状にしたがいカードの印刷面に配置されているので、カードの印刷面には第1のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第1の印刷領域の図柄などと第2のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第2の印刷領域の図柄などとが複合された状態となっている。このため、レンチキュラーレンズを用いずにカードの印刷面をそのまま見ても、どのような絵柄が描かれているのか見当がつかない。したがって、本考案は、どのような絵柄がカードに描かれているのであろうかとの期待感を与え、ゲームの遊び方に広がりを付与し、面白さを増進させるという効果がある。
本考案では、カード表面に印刷された絵柄(本考案では、絵、図、文字、数字等を含む)はレンチキュラー印刷物であるので、レンチキュラーレンズをカードの表面に当てることにより、はじめてカードの絵柄を明確に確認することができる。
しかし、本考案によれば、レンチキュラーレンズを従来法に則ってカードの表面に当てても、第1のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第1の印刷領域、第2のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第2の印刷領域の何れか一方の絵柄を確認できるに止まり、他方のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第1の印刷領域の絵柄を確認できない。ましてや、カードの印刷面にどのような絵柄が描かれているのか見当がつかない。このため、本考案は、どのような絵柄がカードに描かれているのであろうかとの期待感を与え、ゲームの遊び方に広がりを付与し、面白さを増進させるという効果がある。
本考案によれば、レンチキュラーレンズをカードの表面に当てることにより、第1の印刷領域および第2の印刷領域に印刷された双方の絵柄を確認できる。これにより、カードの印刷面にどのような絵柄が描かれているのであろうかとの期待感を持たせるとともに描かれている絵柄を簡単に確認できる。さらに、本考案によれば、カードの絵柄をさらに変化させたり、広がりを持たせたりすることができ、ゲームの遊び方を一層広げたり、面白さを増大させたりできる。
また、本考案においては、第1のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第1の印刷領域と第2のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第2の印刷領域との2つの印刷領域がカードの印刷面に縦横2方向に交互に配置されており、それら2つの印刷領域が網目スクーリンの白黒状にしたがい40〜60:60〜40の範囲内の割合としている。これにより、蒲鉾状のレンズが万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズを、0°の角度で重ねて第1のレンチキュラー用絵柄を視認するときにも、蒲鉾状のレンズが万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズを、90°の角度で重ねて第2のレンチキュラー用絵柄を視認するときにも、前記2種類の絵柄を明瞭に視認することができる。
以下、添付図面を参照して本考案を詳細に説明する。図1は本考案の技術的コンセプトを説明するための図である。
なお、従来から、レンチキュラーレンズを用いて、或る画像から別の画像にコロコロ変わるチェンジグ、連続した複数枚の画像が連続的に動いているように見えるムービー、小さい画像が大きくなったり逆に大きい画像が小さくなったりするズームなどの見る角度により絵柄が変化するようにしたレンチキュラーや、立体感が得られる(スリーD)レンチキュラーは、複数枚の画像から構成されている。
本考案の第1および第2のレンチキュラー用絵柄も、従来のレンチキュラーと同様に複数枚の画像から構成されている。しかし、図1においては、説明を分かり易くするために第1のレンチキュラー用絵柄および第2のレンチキュラー用絵柄は、それぞれ1つの画像のみで簡単化して示している。
図1(a)に示す第1のレンチキュラー用絵柄(図においては「猫」の絵柄)の元絵11を準備する。このレンチキュラー用絵柄の元絵11に基づいて、図1(c)に示すように、蒲鉾状のレンズ12が万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズ13を0°の角度で重ねた際に視認できるように、従来からレンチキュラー技術において行われているようにして、図1(e)に示すような第1のレンチキュラー用絵柄14を形成する。
実際は、第1のレンチキュラー用絵柄14は、見る角度により絵柄が変化したり(或る画像から別の画像にコロコロ変わるチェンジグ、連続した複数枚の画像が連続的に動いているように見えるムービー、小さい画像が大きくなったり逆に大きい画像が小さくなったりするズームなど)、あるいは立体感が得られたり(スリーD)するようになっている。
同様に、図1(b)に示す第2のレンチキュラー用絵柄(図においては「犬」の絵柄)の元絵21を準備する。このレンチキュラー用絵柄の元絵21に基づいて、図1(d)に示すように、蒲鉾状のレンズ22が万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズ23を90°の角度で重ねた際に視認できるように、従来からレンチキュラー技術において行われているようにして、図1(d)に示すような第2のレンチキュラー用絵柄24を形成する。
実際は、第2のレンチキュラー用絵柄24は、見る角度により絵柄が変化したり(或る画像から別の画像にコロコロ変わるチェンジグ、連続した複数枚の画像が連続的に動いているように見えるムービー、小さい画像が大きくなったり逆に大きい画像が小さくなったりするズームなど)、あるいは立体感が得られたり(スリーD)するようになっている。
図1(g)に網目スクーリン30を示す。図1(g)においては、網目スクーリン30は市松模様状であるが、これに限定されるものではなく、例えば、網目スクーリン30は水玉模様の地部分と水玉部分であるように配置されていてもよし、その他の模様の網目スクーリンでもよい。
網目スクーリン30を用いて第1および第2のレンチキュラー用絵柄14、24をそれぞれ抜き出す。図1(h)に示すように、網目スクーリン30の白黒状のように、第1のレンチキュラー用絵柄14を印刷するための縦線で示した第1の印刷領域15および第2のレンチキュラー用絵柄24を印刷するための横線で示した第2の印刷領域25が、カード10の印刷面に縦横2方向に交互に配置されており、第1の印刷領域15に前記抜き出した第1のレンチキュラー用絵柄14を印刷し、第2の印刷領域25に前記抜き出した第2のレンチキュラー用絵柄24を印刷する。
図1に示す実施例においては、2つの印刷領域15、25が市松模様状に配置されている。一方、網目スクーリン30を水玉模様の地部分と水玉部分とで構成した場合には、2つの印刷領域15、25は水玉模様の地部分と水玉部分となる。
これら2つの印刷領域15、25の割合は、40〜60:60〜40である。
以上の構成により、蒲鉾状のレンズ12が万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズ13を、0°の角度で重ねると視認できる第1のレンチキュラー用絵柄14を印刷するための第1の印刷領域15と、蒲鉾状のレンズが万線22のように複数形成されているレンチキュラーレンズ23を、90°の角度で重ねると視認できる第2のレンチキュラー用絵柄24を印刷するための第2の印刷領域25と、からなる2つの印刷領域15、25が網目スクーリン30の白黒状にしたがいカード10の印刷面に縦横2方向に交互に配置されており、前記2つの印刷領域の割合が40〜60:60〜40であるカード10が得られる。
図1(i)は本考案に係るカードに現れた絵柄を示す。本考案においては、第1のレンチキュラー用絵柄14を印刷するための第1の印刷領域15と第2のレンチキュラー用絵柄24を印刷するための第2の印刷領域25とからなる2つの印刷領域が網目スクーリン30の白黒状にしたがいカード10の印刷面に配置されているので、カード10の印刷面には第1のレンチキュラー用絵柄14を印刷するための第1の印刷領域15の図柄などと第2のレンチキュラー用絵柄24を印刷するための第2の印刷領域25の図柄などとが複合された状態となっており、極めて複雑な形態となっている。
このため、レンチキュラーレンズを用いずにカードの印刷面をそのまま見ても、どのような絵柄が描かれているのか見当がつかない。したがって、本考案は、どのような絵柄がカードに描かれているのであろうかとの期待感を与え、ゲームの遊び方に広がりを付与し、面白さを増進させるという効果がある。
第1のレンチキュラー用絵柄14と第2のレンチキュラー用絵柄24は種々の組合せとすることができる。例えば、
ア、第1のレンチキュラー用絵柄14がチェンジグAB柄であり、第2のレンチキュラー用絵柄24がチェンジグCD柄とし、
イ、第1のレンチキュラー用絵柄14がズームA柄であり、第2のレンチキュラー用絵柄24がズームB柄とし、
ウ、第1のレンチキュラー用絵柄14がチェンジグAB柄であり、第2のレンチキュラー用絵柄24がズームA柄とする
など、種々の組合わせとすることができる。
ア、第1のレンチキュラー用絵柄14がチェンジグAB柄であり、第2のレンチキュラー用絵柄24がチェンジグCD柄とし、
イ、第1のレンチキュラー用絵柄14がズームA柄であり、第2のレンチキュラー用絵柄24がズームB柄とし、
ウ、第1のレンチキュラー用絵柄14がチェンジグAB柄であり、第2のレンチキュラー用絵柄24がズームA柄とする
など、種々の組合わせとすることができる。
本考案では、カード表面に印刷された絵柄(図、文字、数字等を含む)はレンチキュラー印刷物であるので、レンチキュラーレンズをカードの表面に当てることにより、はじめてカードの絵柄を明確に確認することができる。
しかし、本考案によれば、レンチキュラーレンズを従来法に則ってカードの表面に当てても、第1のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第1の印刷領域15、第2のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第2の印刷領域25の何れか一方の絵柄を確認できるに止まり、他方のレンチキュラー用絵柄を印刷するための印刷領域の絵柄を確認できない。ましてや、カードの印刷面にどのような絵柄が描かれているのか見当がつかない。このため、本考案は、どのような絵柄がカードに描かれているのであろうかとの期待感を与え、ゲームの遊び方に広がりを付与し、面白さを増進させるという効果がある。
図2を参照して、本考案に係るカード読取り具40の一実施例を説明する。本実施例のカード読取り具40は、4本の枠体41、42、43、44をほぼ正方形形状に構成した薄型ケースであり、このケース40の上面は横方向、すなわち、横方向に延びる蒲鉾状のレンズが万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズを、従来からレンチキュラー技術において行われているようにして、第1のレンチキュラー用絵柄に0°の角度で重ねて視認できる方向に延びるレンチキュラーレンズ45になっている。
カード読取り具40の2本の枠体43、44に平行に、カード10の挿入口46、47が形成されている。また、カード読取り具40の底面には、挿入口46、47から挿入したカード10をレンチキュラーレンズ45面に密着するように押圧するように、例えば板バネ(図示せず)が設けられていることが好ましい。
挿入口46から本考案のカード10を矢印A方向、すなわち、横方向に延びるレンチキュラーレンズ45に平行するように、カード読取り具40に挿入すると、ケース40の上面に形成されたレンチキュラーレンズ45が図1(c)で示したレンチキュラーレンズと同方向のため、カード10の第1の印刷領域15に印刷した第1のレンチキュラー用絵柄14を視認できる。
また、挿入口46から本考案のカード10を矢印B方向、すなわち、横方向に延びるレンチキュラーレンズ45に直交するように、カード読取り具40に挿入すると、ケース40の上面に形成されたレンチキュラーレンズ45によりカード10の第1の印刷領域25に印刷した第2のレンチキュラー用絵柄24を視認できる。
以上のようにして、本考案によれば、レンチキュラーレンズをカードの表面に当てることにより、第1の印刷領域15に印刷された第1のレンチキュラー用絵柄および第2の印刷領域25に印刷された第2のレンチキュラー用絵柄の双方の絵柄を確認できる。これにより、カードの印刷面にどのような絵柄が描かれているのであろうかとの期待感を持たせるとともに描かれている絵柄を簡単に確認できる。さらに、本考案によれば、カードの絵柄(図、文字、数字等)をさらに変化させたり、広がりを持たせたりすることができ、ゲームの遊び方を一層広げたり、面白さを増大させたりできる。
また、本考案においては、第1のレンチキュラー用絵柄を印刷した第1の印刷領域15と第2のレンチキュラー用絵柄を印刷した第2の印刷領域25との2つの印刷領域がカードの印刷面に縦横2方向に交互に配置されており、それら2つの印刷領域15、25が網目スクーリンの白黒状にしたがい40〜60:60〜40の範囲内の割合としている。これにより、蒲鉾状のレンズが万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズを、0°の角度で重ねて、第1の印刷領域15に印刷した第1のレンチキュラー用絵柄を視認するときにも、蒲鉾状のレンズが万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズを、90°の角度で重ねて、第2の印刷領域25に印刷した第2のレンチキュラー用絵柄を視認するときにも、前記2つの印刷領域15、25の絵柄を明瞭に視認できる。
Claims (3)
- 蒲鉾状のレンズが万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズを、0°の角度で重ねると視認できる第1のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第1の印刷領域と、
蒲鉾状のレンズが万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズを、90°の角度で重ねると視認できる第2のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第2の印刷領域と、
からなる2つの印刷領域が網目スクーリンの白黒状にしたがいカードの印刷面に縦横2方向に交互に配置されており、前記2つの印刷領域の割合が40〜60:60〜40であることを特徴とするカード。 - 前記網目スクーリンの白黒状が市松模様であることを特徴とする請求項1に記載のカード。
- 蒲鉾状のレンズが万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズを、0°の
角度で重ねると視認できる第1のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第1の印刷領域と、
蒲鉾状のレンズが万線のように複数形成されているレンチキュラーレンズを、90°の角度で重ねると視認できる第2のレンチキュラー用絵柄を印刷するための第2の印刷領域と、
からなる2つの印刷領域が網目スクーリンの白黒状にしたがいカードの印刷面に配置されており、前記2つの印刷領域の割合が40〜60:60〜40であるカード、および
表面に万線状のレンチキュラーレンズが形成され、前記カードの挿入方向がレンズの軸線方向とそれに直交する方向の2つの挿入口を有するカード読取り具とからなることを特徴とするカードおよびカード読取り具の組合わせ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012007638U JP3181972U (ja) | 2012-12-18 | 2012-12-18 | カードおよびカード読取り具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012007638U JP3181972U (ja) | 2012-12-18 | 2012-12-18 | カードおよびカード読取り具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3181972U true JP3181972U (ja) | 2013-02-28 |
Family
ID=50426122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012007638U Expired - Lifetime JP3181972U (ja) | 2012-12-18 | 2012-12-18 | カードおよびカード読取り具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3181972U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016109681A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド | 計時器のような携行可能な物のための表示デバイス |
JPWO2017110225A1 (ja) * | 2015-12-25 | 2018-10-18 | Jxtgエネルギー株式会社 | 光学フィルム |
JP7049495B1 (ja) | 2021-02-10 | 2022-04-06 | 株式会社バンダイ | 平板状物品セット |
-
2012
- 2012-12-18 JP JP2012007638U patent/JP3181972U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016109681A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド | 計時器のような携行可能な物のための表示デバイス |
JPWO2017110225A1 (ja) * | 2015-12-25 | 2018-10-18 | Jxtgエネルギー株式会社 | 光学フィルム |
JP7049495B1 (ja) | 2021-02-10 | 2022-04-06 | 株式会社バンダイ | 平板状物品セット |
WO2022172635A1 (ja) * | 2021-02-10 | 2022-08-18 | 株式会社バンダイ | 平板状物品 |
JP2022122746A (ja) * | 2021-02-10 | 2022-08-23 | 株式会社バンダイ | 平板状物品セット |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6317075B2 (ja) | パズル・ゲームの方法及び装置 | |
JP2008528119A (ja) | カスタマイズ可能な特徴を使用するコレクタブルカードゲームのようなゲーム | |
JP3181972U (ja) | カードおよびカード読取り具 | |
US6098980A (en) | Puzzle with story board | |
US8733761B2 (en) | Genetic deck based game method of play | |
CN102371061A (zh) | 游戏、比赛方法以及用于游戏的可叠放元件例如纸牌 | |
IL97029A (en) | Multilayer puzzle | |
CN201337803Y (zh) | 一种具有对抗性的游戏卡牌 | |
AU767243B1 (en) | 3D jigsaw puzzle | |
CN101259323B (zh) | 一种仿陀螺对战的游戏卡牌 | |
GB2422556A (en) | A three-dimensional jigsaw puzzle | |
CN101254340B (zh) | 一种具有对抗性的游戏卡牌 | |
GB2510588A (en) | A jigsaw puzzle with interchangeable regions | |
US20180221759A1 (en) | Method and apparatus for a board game | |
CN201286969Y (zh) | 一种仿陀螺对战的游戏卡牌 | |
CA2930169C (en) | Rory's cube - unlocking 3-dimensional objects within 3-dimensional objects | |
JP2004020891A (ja) | 学習用教材 | |
JP3031612B2 (ja) | カードケース | |
JP4369310B2 (ja) | カード | |
JP3670174B2 (ja) | カード | |
GB2456208A (en) | Three-dimensional puzzle game form by plurality of blocks | |
JP2889612B2 (ja) | カードケース | |
KR200251731Y1 (ko) | 짝그림 인쇄 입체 | |
JP5243776B2 (ja) | 駒挟みゲーム盤セット | |
CN206414738U (zh) | 一种多功能棋具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3181972 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160206 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |