JP3181959B2 - 往復式電気かみそり - Google Patents

往復式電気かみそり

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JP3181959B2 JP34046291A JP34046291A JP3181959B2 JP 3181959 B2 JP3181959 B2 JP 3181959B2 JP 34046291 A JP34046291 A JP 34046291A JP 34046291 A JP34046291 A JP 34046291A JP 3181959 B2 JP3181959 B2 JP 3181959B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、往復式電気かみそりの
キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、往復式電気かみそりにおい
て、ひげ屑は内部に貯留するようになっている。また従
来から図21に示すように複数のヘッド1を有する往復
式電気かみそりも知られているが、このものにおいては
ヘッド1とヘッド1との間の谷部分にひげ屑がたまりや
すい。そして使用しない時には刃保護キャップ2を電気
かみそり本体5の上端部の複数のヘッド1にわたり被覆
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、電気かみそ
りの内部に貯留されたひげ屑はひげ、皮膚の一部、脂肪
などのいわゆる垢の成分が混入しており、数日乃至数週
間も溜まってくると、不快な臭いを発生し、特に高温多
湿の状態になると細菌、かびが増殖する恰好の場所とな
り、非常に不快な臭いとなる。特に図21に示すように
複数のヘッド1を有する往復式電気かみそりにおいて
は、ヘッド1とヘッド1との間の谷間部においてひげ屑
がたまり易く、この部分で臭いが発生し易いという問題
がある。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、往復式
の電気かみそりのヘッド部分から不快な臭いが発生する
のを防止し、特に、ヘッドとヘッドとの間の最も臭いが
発生しやすい部分から効率的に臭いが発生しないように
できる往復式電気かみそりを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の往復式電気かみ
そりは、複数のヘッド1を有する往復式電気かみそりに
おいて、前記複数のヘッド1にわたり被覆する刃保護キ
ャップ2の前記ヘッド1間の谷3間に対応する部分に抗
菌手段4を設けて成るものであって、このような構成を
採用することで上記した従来例の問題点を解決して本発
明の目的を達成したものである。
【0006】
【作用】しかして、往復式電気かみそりの電気かみそり
本体5を使用しない時には刃保護キャップ2を被嵌して
刃の保護をするのであるが、この場合、刃保護キャップ
2のヘッド1間の谷3間に対応する部分に抗菌手段4を
設けてあることで、ヘッド1間の谷3部分を中心に効率
的に抗菌手段4により抗菌作用を行わせて、細菌やかび
の発生を防止して、不快な臭いの発生を防止するように
している。
【0007】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1(a)(b)には本発明において、電
気かみそり本体5に刃保護キャップ2を被嵌した状態の
正面図及び側面図が示してある。ここで、刃保護キャッ
プ2のヘッド1間の谷3間に対応する部分に抗菌手段4
を設けてある。刃保護キャップ2のヘッド1間の谷3間
に対応する部分に抗菌手段4を設けるに当たっては、例
えば図2に示すように、略アーチ状断面をした刃保護キ
ャップ2の頂部の両側に内方に向かって突状フック部6
を対向して設け、一方、下面に多数の通気孔10を有し
且つ両側に嵌合穴11を有する下カバー7にメッシュ状
のポリエステルシートのような通気性シート8を貼り付
け、この通気性シート8を貼り付けた下カバー7内に抗
菌剤よりなる抗菌手段4を芳香剤と共に充填し、嵌合穴
11を突状フック部6に嵌合係止することで取り付けて
あり、内部に抗菌手段4と芳香剤とを充填した下カバー
7よりなる抗菌手段収納部9を保護キャップ2のヘッド
1間の谷3間に対応する部分に設けるのである。なお、
メッシュ状のポリエステルシートのような通気性シート
8は#100乃至#300のものを用い、抗菌剤、芳香
剤の粒径は直径が0.5mm乃至2.0mm程度のもの
を用いる。
【0008】そして、電気かみそり本体5の使用がすむ
と上記の構成のヘッド1間の谷3間に対応する部分に抗
菌手段4を設けた刃保護キャップ2を電気かみそり本体
5の複数のヘッド1にわたって被覆するものである。こ
の場合、ヘッド1の谷3間の部分に上記内部に抗菌手段
4である抗菌剤及び芳香剤を充填した抗菌手段収納部9
が位置し、抗菌剤であるベンゼン環を有し昇華性固体物
質(例えば、安息香酸、サリチル酸、3ーメチルー4ー
イソプロピルフェノール、パラオキシ安息香酸エチル
等)や、芳香剤(例えば植物精油、香料)の徐放化によ
り粒状の固体表面から昇華して気体の状態となり、下カ
バー7の通気孔10から刃保護キャップ2によりほぼ密
閉された電気かみそり本体5のヘッド1部内に流れて行
き、飽和状態になるまで充填される。ここで、特に複数
のヘッド1を有する往復式電気みそり5においては、図
4(a)、(b)に示すようにヘッド1とヘッド1との
間の谷3部分は外刃12の刃孔13のうちcで示す部分
はくせひげや長いひげをカットできるように刃孔13を
図4(b)に示すように他のa部分やb部分の刃孔13
に比べて大きくて開口率が大になっており(図4(b)
は外刃12の刃孔13部分の拡大図である)、このた
め、ひげ屑が特にたまり易い場所となっているが、本発
明のように刃保護キャップ2の前記ヘッド1間の谷3間
に対応する部分に抗菌手段4を設けることで、最もひげ
屑のたまり易い部分であるヘッド1間の谷3部分に効率
的に抗菌剤や芳香剤の徐放ができてたまったひげ屑に対
して有効に作用させることができ、また、この場合、外
刃12の刃孔13のうちcで示す部分は上記のように開
口率が大であるため、抗菌剤や芳香剤の徐放化量を多く
できて更に有効に作用させることができるものである。
図4において44はひげを示し、45は肌を示してい
る。
【0009】ここで、メッシュ状のポリエステルシート
のような通気性シート8は粒状の抗菌剤や芳香剤が昇華
することによりだんだん小さくなってゆき、下カバー7
の通気孔10から落ちないようにするためのものであ
る。上記通気性シート8としては気体のみを良く通し抗
菌剤や芳香剤の固形分を通さないようなシートであって
もよいものである。
【0010】また、図3において、内刃ブレード21、
内刃基台22、防塵ゴム押さえ板19に銅、銀等の薄膜
のコーティング(PVD法など)することにより銅イオ
ンや銀イオンを発生させるようにするとよりいっそう細
菌の増殖を押さえることができる。なお、ここで、図8
に示すように下カバー7の上に上カバー23を固着して
内部に抗菌剤や芳香剤を充填してカセット状の抗菌手段
収納部9を形成し、嵌合穴11を突状フック部6に着脱
自在に取り付けることで、抗菌剤や芳香剤が無くなると
このカセット状の抗菌手段収納部9を交換して使用する
ようにしてもよいものである。
【0011】図5、図6には本発明の他の実施例が示し
てある。この実施例においては刃保護キャップ2の下カ
バー7と対向する部分(つまり抗菌手段収納部9の上壁
を構成する部分)の内壁に薄帯状のヒータ14を埋設
し、図5、図6で示すように電気かみそり本体5の外刃
フレーム15の凸部16と嵌合する刃保護キャップ2の
凹部17にヒータ14の通電のための接点部18を設
け、また外刃フレーム15の防塵ゴム押さえ板19と接
続していて防塵ゴム押さえ板19を電気かみそり本体5
内の電池(図示せず)と通電させ、また、他方のヒータ
14の端部は外刃12と接触しており、外刃12は電池
から内カセット(図示せず)にのびた導電部(図示せ
ず)と接触している。このようにすることで、刃保護キ
ャップ2を取り付けたとき、ヒータ14は通電により発
熱し、刃保護キャップ2に設けた抗菌手段収納部9内の
温度が高くなり(通常は50°C乃至100°C)、抗
菌剤、芳香剤の単位時間当たりの徐放化量が増えること
となり、このことによりヘッド1内の飽和状態に達する
までの時間を短くすることができるものであり、抗菌剤
により細菌やかびの発生を防止して悪臭の発生がないよ
うにし、芳香剤により芳香付けを行うものである。ま
た、このヒータ14の発熱によりヘッド1内の乾燥化が
促進され、細菌の増殖をいっそう防止できることにな
る。
【0012】図7には本発明の刃保護キャップ2のヘッ
ド1間の谷3間に対応する部分に設ける抗菌手段4の他
例が示してある。この実施例では抗菌手段4が遠赤外線
発生源4aで構成されたものであり、棒状乃至パイプ状
の遠赤外線発生源4aを嵌合穴11と突状フック部6と
による嵌合係止により取り付けてある。そして、この遠
赤外線発生源4aは遠赤外線を発生するヒータを内装し
たり遠赤外線を発生する塗料を塗布したものであり、ヒ
ータを内装したものの場合には刃保護キャップ2の凹部
17に設けた接点部18と突状フック部6とを通電部2
0により接続し、突状フック部6と嵌合穴11の内壁と
を電気的に接続し、嵌合穴11の内壁とヒータとを接続
するものである。
【0013】図9、図10には本発明の他の実施例が示
してある。この実施例においては、下カバー7の上に孔
あきプレート25をスライド自在に重ね、孔あきプレー
ト25の端部に設けた弾性を有するアーム30を下カバ
ー7の壁部に弾接させてある。下カバー7及び孔あきプ
レート25には挿入孔26、27が設けてあり、また、
孔あきプレート25には下カバー7の通気孔10に対応
する通気孔28が設けてある。一方電気かみそり本体5
には上端部が斜めに傾斜したピン29が突設してある。
ここで、刃保護キャップ2を電気かみそり本体5に被嵌
した場合、ピン29が挿入孔26、27にはめ込まれる
ようになっているが、この場合、刃保護キャップ2を被
嵌しない状態では、下カバー7の挿入孔26と孔あきプ
レート25の挿入孔27との一部が連通するようになっ
ており、また、下カバー7の通気孔10と孔あきプレー
ト25の通気孔28とは非連通状態となるように設定し
てある。そして、刃保護キャップ2を電気かみそり本体
5に被嵌する場合、図10(a)に示すように、上端が
傾斜したピン29が傾斜部分から一部が連通した挿入孔
26、27に挿入されると、挿入孔27の孔縁がピン2
9の傾斜部分に押されて孔あきプレート25が弾性を有
するアーム30のばね力に抗して下カバー7に対してス
ライドし、通気孔28が通気孔10と連通し、抗菌剤、
芳香剤がヘッド1側に徐放されるものである。一方、刃
保護キャップ2を外すと、図10(b)のように、ピン
29が挿入孔26、27から外れるためアーム30のば
ね力により孔あきプレート25が元の位置までスライド
してもどり、下カバー7の挿入孔26と孔あきプレート
25の挿入孔27との一部が連通する状態となり、ま
た、下カバー7の通気孔10と孔あきプレート25の通
気孔28とは非連通状態となる。このように通気孔1
0、28を閉塞することで、刃保護キャップ2を外した
際に抗菌剤や芳香剤が徐放化されず、刃保護キャップ2
を電気かみそり本体5に取り付けた時のみ徐放化されて
効率良く抗菌剤や芳香剤を使用できるものである。
【0014】なお、抗菌手段収納部9の全部または一部
を透明の材料(ポリカボネート、アクリル等)により形
成すると、抗菌剤や芳香剤の減りかたが見えるので取替
の時期が容易に判るものである。ところで、電気かみそ
り本体5は使用後に水洗いなどができるようにしてもよ
い。そして、図11、図12に示すようなスタンド31
にセットして乾燥するようにしてもよい。スタンド31
の本体を構成するケース32の上面部には電気かみそり
本体5のヘッド1をはめ込むための開口部33が設けて
あり、開口部33の両側には上方に向かって支持ガイド
34が突設してあって電気かみそり本体5を支持するよ
うになっている。ケース32内にはタイマ等の制御回路
を有するプリント基板35、モータ36、ギア37を介
してモータ36の回転が伝達されるファン38、ヒータ
39等が設けてあり、更にケース32にはスイッチ4
0、空気取り入れ口41、空気出口孔43が設けてあ
り、また、ケース32内の開口部33付近には吸湿材4
2が設けてある。そして、ひげそりをした後、水洗いを
し、その後、電気かみそり本体5を上下逆にしてヘッド
1部分を開口部33にはめ込んで支持させ、この状態で
スイッチ40を入れて、モータ36を駆動させてファン
38を回転させ、空気取り入れ口41から入った空気を
ヘッド1部分に当てて空気出口孔43から外に放出する
ことによりヘッド1部分を乾燥するものであり、この場
合、更に、ヒータ39の発熱により温風が強制的に流れ
てヘッド1部分の乾燥がより促進されるものである。ま
た、タイマーにより強制送風が切れた状態でも吸湿材4
2によりヘッド1部分を吸湿し、細菌の発生を防ぐこと
ができるようになっている。ここで、ケース32内の任
意の位置に抗菌剤や殺菌剤を入れる収納部を設けてもよ
く、このようにケース32内で抗菌剤や芳香剤を放散さ
せるようにすると、ヘッド1の乾燥時に同時に抗菌作用
や芳香付与作用を行わせることができるものである。
【0015】図13乃至図16には本発明の更に他の実
施例が示してある。この実施例においては、刃保護キャ
ップ2のヘッド1間の谷3間に対応する部分に抗菌手段
4を設け、更にこの刃保護キャップ2の側面部に乾燥用
の開口部50が設けてある。すなわち、略アーチ状断面
をした保護キャップ2の頂部の下面部には両側に長手方
向にわたる嵌合突条51が設けてあり、また、この保護
キャップ2の両側面部に図16に示すように開口部50
が設けてあり、開口部50を仕切るように1乃至複数の
リブ52が架設してある。一方、略アーチ状断面をした
下カバー7の頂部は下方に向けて凹んだ凹部53となっ
ており、この凹部53には開口孔54が設けてあり、開
口孔54を仕切るようにリブ55が架設してある。そし
て、この開口孔54を覆うように凹部53にメッシュ状
のポエステルシートのような通気性シート8を貼り付け
てある。また、下カバー7の両側には開口56が形成し
てあり、開口56を仕切るようにリブ57が架設してあ
り、この開口56を覆うように下カバー7の側面部にメ
ッシュ状のポエステルシートのような通気性シート8を
貼り付けてある。ここで、上記通気性シート8は例えば
ヒートシールなどにより貼り付けることができるもので
ある。また、下カバー7の凹部53の両側方には長手方
向に2条のリブが形成してあり、この2条のリブ間が嵌
合凹条部58となっている。そして、通気性シート8を
貼り付けた凹部53内に抗菌剤よりなる抗菌手段4を芳
香剤と共に充填し、嵌合突条51を嵌合凹条部58に嵌
合することで、刃保護キャップ2の下面側に下カバー7
を取付けると共に抗菌手段4を刃保護キャップ2のヘッ
ド1間の谷3間に対応する部分に抗菌手段4を設けるの
である。ここで、刃保護キャップ2の開口部50と下カ
バー7の開口56とが対向して相互に連通するようにな
っている。なお、開口56を覆うように貼り付けた通気
性シート8は髭くずの通過しない孔径(例えば0.06
5mm)以下とするのが良く、また、乾燥効果を高める
ためには開口率は30%以上とするのが好ましいもので
ある。また、抗菌剤、芳香剤は粒状又は粒をプレス成形
した錠剤状又は顆粒状のものを使用し、頂上部の凹部5
3の開口孔54を覆うように貼り付けた通気性シート8
はこれらの抗菌剤や芳香剤が通過しない#100〜#3
00程度で、開口率が10%以上が好ましいものであ
る。
【0016】上記のような構成の刃保護キャップ2を、
髭そりをした後で刃部を水洗いした電気かみそり本体5
に被嵌するのであるが、この時側面部に設けた開口部5
0から水洗いした時の残水滴等の水分の乾燥を促進させ
ることができるものである。つまり、開口56に設けた
通気性シート8、開口部50を介して内部に通気されて
乾燥を促進する。このように開口部50から水洗いした
時の残水滴等の水分の乾燥を促進させることにより電気
かみそりのヘッド1内における細菌の増殖を押え、更
に、中央部の抗菌剤や芳香剤の徐放により、ヘッド1内
の抗菌、消毒を促進させ、防臭効果を高めることができ
るようになっている。ここで、刃保護キャップ2の中央
頂部下面側に抗菌手段4を設けたのはすでに前述の実施
例で述べたように髭くずが最もたまり易いヘッド1間の
谷3に対応する位置に抗菌手段4が位置するようにする
ためであり、昇華した抗菌剤は空気よりも重いので電気
かみそりをヘッド1を上にして置いた場合に刃部分に有
効に充填していくことができるようにするためであり、
また、刃保護キャップ2の両側面部に開口部50を設け
たのは上記のように頂部中央には抗菌手段収納部を設け
る必要があるのでこの部分に設けられないという理由の
他に、両側に設けることで開口部面積を広く取れ、乾燥
化が効果的に行えるようにするためである。ところで、
抗菌剤は前述の実施例で例示したようにベンゼン環を有
する昇華性固体物質(例えば、安息香酸、サリチル酸、
3ーメチルー4ーイソプロピルフェノール、パラオキシ
安息香酸、香酸エチル等)や芳香剤(例えば、植物精
油、香料)で、徐放化により固体表面から昇華して気体
状態になるものを用いるものである。
【0017】図17乃至図20に本発明の他の実施例が
示してある。この実施例においては上記した図13乃至
図16において示した実施例と同様に保護キャップ2の
両側面部に開口部50を設け、保護キャップ2の下面側
に嵌合突条51と嵌合凹条部58との嵌合により下カバ
ー7を取付け、上記開口部50と下カバー7の開口56
に設けた通気性シート8を介して内部に通気するように
構成しているが、更に、この構成に加えて、移動自在な
シャッター60を設けて開口部50を開閉するようにし
ている。
【0018】すなわち、保護キャップ2の長手方向の両
側壁部に図18に示すような円弧状をしたスリット61
を形成し、長手方向の両側にレバーピン62を突設した
円弧状の断面のシャッター60を下カバー7の下面部の
両側に配置し、レバーピン62をそれぞれスリット61
にスライド自在に嵌め込むと共にレバーピン62の先端
をスリット61から外方に突出させ、レバーピン62を
スリット61に沿ってスライドさせることで、シャッタ
ー60を下カバー7の下面側の円弧に沿ってスライドさ
せて下カバー7の開口56を開閉することで、該開口5
6に対向して連通する開口部50が開閉されることにな
る。
【0019】しかして、この実施例においては、髭そり
後、ヘッド1を水洗い掃除し、その後に刃保護キャップ
2を電気かみそり本体5に被嵌し、図19(a)のよう
にレバーピン62を中央側よりに移動して図17のよう
にシャッター60により頂上中央部の抗菌手段収納部を
構成する凹部53の底の通気性シート8を貼り付けた開
口孔54を遮蔽すると共に通気性シート8を貼り付けた
開口56を開放状態とすることで開口部50を開放状態
とするものである。このことにより、側面部に設けた開
口部50及びこれに連通する開口56を介して内部に通
気して水洗いした時の残水滴等の水分の乾燥を促進させ
るものである。そして、その後、ヘッド1内の水分が蒸
発して乾燥すると、図19(b)のようにレバーピン6
2を外側に移動して図20のようにシャッター60によ
り通気性シート8を貼り付けた開口56を閉塞状態とす
ることで開口部50を閉状態とすると共に頂上中央部の
抗菌手段収納部を構成する凹部53の底の通気性シート
8を貼り付けた開口孔54を開放状態とするものであ
る。このため、ヘッド1内を密閉状態とすると共に抗菌
剤、芳香剤の昇華による徐放化によりヘッド1内を飽和
状態になるまで充填されるのであるが、飽和後は徐放量
を少なくする押さえることができるものである。このよ
うにシャッター60の切り換えにより乾燥と抗菌作用と
を切り換えることにより、水洗い後の乾燥による効果的
な細菌の増殖を抑制し、その時の抗菌剤の昇華による消
費を押さえ、更に、乾燥後、抗菌剤のヘッド1内の充填
を促進して消費量を少なくできるものである。
【0020】本発明にあっては、叙述のように、複数の
ヘッドを有する往復式電気かみそりにおいて、前記複数
のヘッドにわたり被覆する刃保護キャップの前記ヘッド
間の谷間に対応する部分に抗菌手段を設けてあるので、
刃保護キャップを複数のヘッドを有する電気かみそり本
体に被嵌した場合に、デッドスペースとなる刃保護キャ
ップのヘッド間の谷間に対応する部分を有効に利用して
抗菌手段を設けることができ、このデッドスペースを有
効に利用して抗菌手段を設けた刃保護キャップを電気か
みそり本体に被嵌することで、最もひげ屑がたまりやす
いヘッド間の谷部分を中心に効率的に抗菌手段により抗
菌作用を行わせて、細菌やかびの発生を効果的に防止し
て、往復式電気かみそりにおいて不快な臭いの発生を防
止することができて、快適なひげそりをおこなうことが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体図を示し、(a)は正面図であ
り、(b)は側面図である。
【図2】同上の刃保護キャップの分解斜視図である。
【図3】同上の刃保護キャップを電気かみそり本体に被
嵌した部分の断面図である。
【図4】同上の複数のヘッドの外刃の刃孔の状態を示す
説明図で、(a)は正面図であり、(b)は一部を拡大
した平面図である。
【図5】本発明の刃保護キャップの他の実施例の斜視図
である。
【図6】同上の刃保護キャップを電気かみそり本体に被
嵌した部分の断面図である。
【図7】本発明の刃保護キャップの更に他の実施例の斜
視図である。
【図8】本発明のカセット状の抗菌手段収納部の斜視図
である。
【図9】本発明の更に他の実施例の分解斜視図である。
【図10】(a)(b)は同上の作用説明図である。
【図11】本発明の電気かみそり本体を乾燥するための
スタンドの斜視図である。
【図12】同上のスタンドで電気かみそり本体を乾燥し
ている状態の断面図である。
【図13】本発明の更に他の実施例の刃保護キャップを
電気かみそり本体に被嵌した一部破断した正面図であ
る。
【図14】同上の刃保護キャップの断面図である。
【図15】同上の刃保護キャップを電気かみそり本体に
被嵌した状態の断面図である。
【図16】同上の刃保護キャップの分解斜視図である。
【図17】本発明の更に他の実施例の刃保護キャップを
電気かみそり本体に被嵌した状態の断面図である。
【図18】同上の刃保護キャップの分解斜視図である。
【図19】(a)(b)はそれぞれレバーピンの動作を
示す説明図である。
【図20】同上のシャッタで開口部を閉じた状態の断面
図である。
【図21】従来例の側面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド 2 刃保護キャップ 3 谷 4 抗菌手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のヘッドを有する往復式電気かみそ
    りにおいて、前記複数のヘッドにわたり被覆する刃保護
    キャップの前記ヘッド間の谷間に対応する部分に抗菌手
    段を設けて成ることを特徴とする往復式電気かみそり。
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