JP3181884B2 - 薬液処理装置 - Google Patents

薬液処理装置

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JP3181884B2
JP3181884B2 JP00908699A JP908699A JP3181884B2 JP 3181884 B2 JP3181884 B2 JP 3181884B2 JP 00908699 A JP00908699 A JP 00908699A JP 908699 A JP908699 A JP 908699A JP 3181884 B2 JP3181884 B2 JP 3181884B2
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
    • C23F1/00Etching metallic material by chemical means
    • C23F1/08Apparatus, e.g. for photomechanical printing surfaces

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  • Manufacturing Of Printed Circuit Boards (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬液処理装置に関
する。すなわち、プリント配線基板の製造工程で用いら
れ、搬送されるプリント配線基板材に対し、現像液や腐
食液等の薬液を噴射して化学処理を行う、現像装置やエ
ッチング装置等の薬液処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、プリント配線基板について述べて
おく。最近、電子機器の小型化,軽量化,高密度化の進
展は著しく、その重要部品であるプリント配線基板も、
最近一段と小型化,ファイン化,多層化が進み、例え
ば、プリント配線基板の一環として把握される、半導体
チップがらみのCSP,PBGAも出現する等、超小型
化,超ファイン化が進みつつある。特に、プリント配線
基板の外表面に形成される回路の微細化,高精度化,高
密度化の進展が、著しい状況にある。これに対し従来
は、一般的なプリント配線基板で、150μ前後が回路
幅の限界値とされており、半導体チップがらみのCS
P,PBGAでも、50μから60μ程度が、回路幅
(導体幅)の限界値とされていたが、最近は一般的なプ
リント配線基板でも、40μ以下の回路幅のものが要求
されることも多くなってきている。例えば、回路幅が2
0μで回路間スペースが30μ程度のものさえ、要求さ
れることがある。このように、プリント配線基板の回路
については、回路幅が微細化傾向にあると共に、このよ
うな回路幅の公差がプラスマイナス5%以内程度で要求
される等、高精度化が進み、更に、形成される回路の断
面形状も正方形や長方形に極力近いもの、つまり台形状
・略富士山状ではなく、垂直な凸状に極力近いものが望
まれる等、高密度化の進展が著しい。
【0003】ところで、このようなプリント配線基板
は、絶縁基材に銅箔が張り付けられたプリント配線基板
材の切断→スルホール用の穴あけ加工,研磨,めっき→
エッチングレジストの塗布・乾燥又は張り付け→回路用
ネガフィルムを当てての露光→現像→エッチング→回路
部分等のエッチングレジストの剥離、等々の多くの工程
を、順次辿って行くことにより、製造されている。そし
て、このようなプリント配線基板材の現像工程やエッチ
ング等の工程では、それぞれの処理室内において、プリ
ント配線基板材をコンベヤにて水平姿勢で搬送しつつ、
現像液や腐食液等の薬液を、対向配設された多数のスプ
レーノズルから、均一の噴射圧にて噴射することによ
り、現像やエッチング等の化学処理が行われ、もって回
路が形成されている。そして、前述したように回路の微
細化,高精度化,高密度化が進むプリント配線基板にお
いては、このような現像やエッチング等の化学処理が、
全体的に均一に行われること、例えばエッチングが全体
的に精度高く均一に行われることが極めて重要であり、
その成否を左右する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように現像やエッ
チング等の化学処理を行う、従来の現像装置やエッチン
グ装置等の薬液処理装置については、次の問題が指摘さ
れていた。第1に、この種の薬液処理装置では前述した
ように、現像液や腐食液等の薬液は、ポンプを介して圧
送された後、固定式や首振り式の多数のスプレーノズル
から、コンベヤにて水平姿勢で搬送されるプリント配線
基板材に対して、噴射される。そして、このように噴射
された現像液や腐食液等の薬液の大部分は、プリント配
線基板材の外表面に当たった後、外表面を左右の幅方向
に流れて流出する。すなわち噴射された薬液は、若干が
乱流となって、プリント配線基板材の外表面を前後の搬
送方向に流れるものの、大部分が、プリント配線基板材
の外表面を左右の幅方向に流れ、プリント配線基板材の
左右両サイドから流下,流出する。
【0005】さて、従来のこの種の薬液処理装置では、
このような薬液の流れが形成される結果、化学処理の全
体的均一性が損なわれる、という問題が指摘されてい
た。すなわち、プリント配線基板材を、左右の幅方向に
ついて観察した場合、中央側ほど、現像やエッチング等
の化学処理が速度的に遅れ・不足するのに対し、左右の
両サイド側ほど、現像やエッチング等の化学処理が速度
的に早く・促進されてしまう。つまり薬液は、プリント
配線基板材に対し全体的に均一の噴射圧で噴射されるも
のの、噴射後、大部分の薬液は、プリント配線基板材の
外表面を左右の幅方向に流れる。この結果、プリント配
線基板材について、中央側ほど、薬液の密度が低く量が
少なく(中央側向け噴射された薬液のみが存在する)、
左右の両サイド側ほど、薬液の密度が高く量が多くなる
(両サイド側に向け噴射された薬液と中央側から流れ込
んだ薬液とが合算されて存在する)。
【0006】そこでプリント配線基板材について、中央
側ほど化学処理が遅れ・不足し、左右の両サイド側ほど
化学処理が早く・促進されてしまうようになる。両サイ
ド側を標準に考えると、中央側の現像やエッチング等の
化学処理が遅れ・不足するのに対し、中央側を標準に考
えると、両サイド側の化学処理がオーバー・過度となっ
てしまう。このようにして、この種従来例の薬液処理装
置にあっては、現像やエッチング等の化学処理の均一性
が損なわれて、ムラ・バラツキ現象そして過不足箇所が
発生し、もって形成される回路について、回路幅の不均
一が生じると共に、台形状・略富士山状の断面形状のも
のや回路の消失さえ発生し(オーバー・過度の化学処理
に基づく)、回路の微細化,高精度化,高密度化が進む
プリント配線基板にとって、致命的な問題となってい
た。
【0007】第2に、図7の平面説明図に示したよう
に、薄板基材の代表例たるプリント配線基板A(プリン
ト配線基板材B)は、(1)図に示したように、縦方向
(図面上では長手方向)に回路Cが形成されたタイプの
もの、(2)図に示したように、縦方向とは90度程度
方向が異なる横方向(図面上では短手方向)に回路Cが
形成されたタイプのもの、(3)図に示したように、こ
の両者の混在タイプのもの、つまり縦方向の回路Cと横
方向の回路Cとが混在形成されたタイプのもの、等があ
る。前述した第1の点で述べたように、噴射された現像
液や腐食液等の薬液は、第1義的には、プリント配線基
板材の外表面を左右の幅方向に流れて流出すると考えて
よいが、更に副次的には、外表面に形成される回路Cの
影響も受けることになる。つまり、噴射された薬液は、
各回路Cと回路C間の各回路間スペースDを通って流れ
易い傾向も、見逃がせない。
【0008】そして、この種従来例の薬液処理装置にお
いて、図7の(1)図に示した縦方向に回路Cが形成さ
れたタイプのプリント配線基板材Bを、縦方向を前後の
搬送方向として搬送しつつ薬液を噴射した場合、薬液
は、かなりの部分が乱流となって、プリント配線基板材
Bの外表面を縦方向の回路間スペースDを通って流れる
傾向が強くなり、その分、その回路Cの現像やエッチン
グ等の化学処理が、速度的に早くなる。これに対し、図
7の(2)図に示した横方向に回路Cが形成されたタイ
プのプリント配線基板材Bを、縦方向を前後の搬送方向
として搬送しつつ薬液を噴射した場合、薬液は、プリン
ト配線基板材Bの外表面を横方向の回路間スペースDを
通って流れ、前述した第1の点で述べた左右の幅方向の
流れが一段と促進されると共に、その回路Cの現像やエ
ッチング等の化学処理が、上述した図7の(1)図の場
合に比べ、速度的に遅くなる。
【0009】このように、薬液はプリント配線基板材B
に対し全体的に均一に噴射されるものの、噴射後の薬液
は、プリント配線基板材Bに形成される回路Cの縦横方
向の影響を受け、縦方向の回路Cと横方向の回路Cとで
は、現像やエッチング等の化学処理の速度が異なり速度
差が生じる。そこで、図7の(3)図に示したように、
1つのプリント配線基板A(プリント配線基板材B)に
ついて、縦方向の回路Cと横方向の回路Cとが、混在形
成されたタイプのもの(このようなタイプのものが実際
上は多い)にあっては、結果的に、現像やエッチング等
の化学処理の均一性が損なわれる、という問題が指摘さ
れていた。更に、表裏両面の一方に縦方向の回路Cが形
成されると共に他方に横方向の回路Cが形成された、両
面タイプのプリント配線基板A(プリント配線基板材
B)についても、同様の問題が指摘されていた。つま
り、この種従来例の薬液処理装置にあっては、縦方向の
回路Cを標準に考えると、横方向の回路Cの現像やエッ
チング等の化学処理が遅れ・不足するのに対し、横方向
の回路Cを標準に考えると、縦方向の回路Cの化学処理
がオーバー・過度となってしまう。
【0010】このようにして、この種従来例の薬液処理
装置にあっては、前述した第1の点に加え、この第2の
点からも、現像やエッチング等の化学処理の全体的均一
性が損なわれて、ムラ・バラツキ現象そして過不足箇所
が発生しやすかった。もって形成される回路Cについ
て、回路幅の不均一が生じると共に、台形状・略富士山
状の断面形状のものや回路Cの消失さえ発生し(オーバ
ー・過度の化学処理に基づく)、回路Cの微細化,高精
度化,高密度化が進むプリント配線基板にとって、致命
的な問題となっていた。
【0011】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の課題を解決すべく、発明者の鋭意研究努力の結果
なされたものであって、請求項1では、各スプレーパイ
プの圧を基端の圧力計とバルブにて調整して、噴射圧を
中央ほど高くサイドほど低く設定し、もってプリント配
線基板材を左右の幅方向へと流れる薬液の密度・量を均
一化するようにしたことにより、請求項2では、駆動シ
ャフトの各ホイール間に組み込まれ多数の開口が穿設さ
れたターンテーブルの上下動と90度ずつの回動によ
り、プリント配線基板材を途中で90度方向転換させる
ようにし、もって、縦方向の回路と横方向の回路につい
てそれぞれ回路間スペースを通って流れる薬液の影響を
解消するようにしたことにより、それぞれ、化学処理の
均一性が向上し、もって回路幅が均一化され、回路の断
面形状も正方形や長方形に近づき、回路消失の事態も防
止されるようになる、現像装置やエッチング装置等の薬
液処理装置を提案することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項1については次のとおり。すなわち、この請求項1
の薬液処理装置は、外表面に回路が形成されるプリント
配線基板の製造工程で用いられ、コンベヤにて水平姿勢
で搬送されるプリント配線基板材に対し、対向配設され
た多数のスプレーノズルから、現像液又は腐食液よりな
る薬液を噴射して、化学処理を行う。そして該スプレー
ノズルは、搬送方向に沿って複数本平行に配設されたス
プレーパイプに所定ピッチ間隔で設けられており、各該
スプレーパイプはそれぞれ、先端が閉鎖されると共に基
端が該薬液を圧送する配管に分岐,接続され、該基端に
圧力計とバルブが設けられている。該圧力計にて検出さ
れる該薬液の圧を参照しつつ、該バルブの開閉度を調整
可能であり、左右の幅方向の中央側の該スプレーパイプ
ほど圧を高く、左右の両サイド側の該スプレーパイプほ
ど圧を低く調整可能となっている。
【0013】そこで、該薬液の噴射圧が、中央側の該ス
プレーパイプに設けられた該スプレーノズルほど順次高
く、左右の両サイド側の該スプレーパイプに設けられた
該スプレーノズルほど順次低く、設定される。従って、
噴射された該薬液が、該プリント配線基板材の外表面を
左右の幅方向に流れた後、左右の両サイドから流出,流
下する過程で、高い噴射圧で補完された中央側の該薬液
の密度・量と、左右の両サイド側の該薬液の密度・量
と、が均一化される。もって、該プリント配線基板材の
化学処理の速度差が解消されて、均一な化学処理が行わ
れること、を特徴とする。
【0014】次に、請求項2については次のとおり。す
なわち、この請求項2の薬液処理装置は、外表面に回路
が形成されるプリント配線基板の製造工程で用いられ、
コンベヤにて水平姿勢で搬送されるプリント配線基板材
に対し、対向配設された多数のスプレーノズルから、現
像液又は腐食液よりなる薬液を噴射して、化学処理を行
う。そして、前後の該コンベヤの間に方向転換装置が組
み込まれており、該方向転換装置は、ホイール付の搬送
用の駆動シャフトと、該駆動シャフトの各該ホイール間
に組み込まれた水平のターンテーブルと、を備えてな
る。該ターンテーブルは、該プリント配線基板材に見合
った大きさよりなると共に、各該ホイールを縦向きでも
横向きでも遊挿可能な寸法,間隔ピッチよりなる多数の
開口が、全体的に穿設されている。かつ該ターンテーブ
ルは、上下動可能であると共に、水平面に沿って90度
ずつ回動可能であり、非作動時は、各該ホイールの上端
下の高さレベルに降下しており、作動時は、各該ホイー
ル上を搬送されてきた該プリント配線基板材を、上昇に
より各該ホイール上から持ち上げ可能であると共に、9
0度回動後に降下して再び各該ホイール上に載せること
が可能であり、事後、非作動時の高さレベルへと降下す
る。
【0015】もって該方向転換装置は、搬送される該プ
リント配線基板材の向きを、途中で水平面に沿いつつ9
0度方向転換せしめ、前後側を左右側に左右側を前後側
に転換させる。又、該プリント配線基板材は、表面や裏
面について縦方向の回路と横方向の回路とが同一面に混
在形成されるタイプや、表面や裏面の一方に縦方向の回
路が形成され他方に横方向の回路が形成されるタイプよ
りなる。そこで、90度方向転換により、噴射された該
薬液が縦方向や横方向の回路間スペースを通って流れる
影響が解消され、もって、該プリント配線基板材の化学
処理の速度差も解消されて、均一な化学処理が行われる
こと、を特徴とする。
【0016】本発明は、このようになっているので、次
のようになる。この薬液処理装置は、プリント配線基板
の製造工程で用いられ、コンベヤにて搬送されるプリン
ト配線基板材に対し、多数のスプレーノズルから現像液
又は腐食液よりなる薬液が噴射され、もって、現像やエ
ッチング等の化学処理が行われる。そして請求項1で
は、搬送方向に配設された各スプレーパイプの薬液の圧
を、それぞれ基端に設けられた圧力計とバルブにて調整
し、中央側のスプレーパイプほど圧を高くする。そこで
薬液は、搬送方向に沿った中央側ほど高い噴射圧、そし
て左右の両サイド側ほど低い噴射圧で、スプレーノズル
から噴射される。噴射された薬液は一般的に、プリント
配線基板材の外表面を左右の幅方向に流れた後、両サイ
ドから流下するが、その過程で、このように中央側ほど
高い噴射圧となっているので、左右の幅方向へと流れる
薬液の密度・量が、中央側と両サイド側とで均一化され
る。すなわち、a.高い噴射圧で噴射されることにより
補完された中央側の薬液の密度・量と、b.低い噴射圧
で噴射された薬液と中央側から流れ込む薬液が合算され
る両サイド側の薬液の密度・量と、が均一化されるよう
になる。そこで、化学処理は、中央から両サイドにかけ
て、速度差なく均一に行われるようになる。
【0017】又、請求項2では、前後のコンベヤそして
搬送用の駆動シャフトの各ホイールにて搬送されるプリ
ント配線基板材は、途中で方向転換装置のターンテーブ
ルにて、90度方向転換される。つまり、ターンテーブ
ルが各ホイールの上端下の非作動位置から上昇して、プ
リント配線基板材を持ち上げ、90度回動後に降下して
各ホイール上に載せた後、非作動位置へと降下すること
により、方向転換が行われる。又、このようなターンテ
ーブルの動作は、形成された多数の開口にて適宜各ホイ
ールを遊挿せしめることにより、支障なく行われる。
【0018】プリント配線基板に噴射された薬液は、主
にa.左右の幅方向に流れる。他方、プリント配線基板
材には、縦方向や横方向(縦方向と90度程度方向が異
なる方向)に回路が形成されているので、噴射された薬
液は、副次的にはb.このようなそれぞれの回路間スペ
ースを通って流れ易い傾向もある。そこで、a.の流れ
にb.の流れが加算される場合と、a.の流れにb.の
流れが加算されない場合とでは、化学処理に速度差が生
じるようになる。つまり、回路の縦横方向によって、化
学処理に速度差が生じる。そこで、途中で90度方向転
換させることにより、速度差の悪影響が解消され、化学
処理が縦横の回路にわたり均一化されるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示す発明の
実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2,
図3,図4,図6等は、本発明に係る薬液処理装置の実
施の形態の説明に供する。そして、図1は側面説明図、
図2は平面説明図、図3は要部の側面説明図、図4は要
部の平面説明図である。図6は要部の正面図である。な
お図5は、本発明には属さない参考例を示し、図5の
(1)図は別の箇所の要部の側面説明図、図5の(2)
図は同要部の平面説明図である。図7は、プリント配線
基板(材)の説明に供する平面説明図であり、(1)図
は、回路が長手方向に形成された例を、(2)図は、回
路が短手方向に形成された例を、(3)図は、回路が長
手方向と短手方向とに形成された例を示す。図8は、プ
リント配線基板(材)の断面図であり、(1)図は、回
路や回路間スペース等の説明に供し、(2)図は、良い
回路の例を示し、(3)図は、悪い回路の例を示す。
【0020】この薬液処理装置は、プリント配線基板A
の製造工程で用いられる。まず、前提となるプリント配
線基板Aについて、図7や図8の(1)図等を参照しつ
つ説明しておく。プリント配線基板Aは、各種OA機器
用の基板,携帯電話用の基板,コンピュータ用の基板,
計算機用の基板、マルチメディアの発展に伴うその他各
種の電子機器用の基板等々、用途により多種多様であ
り、その製造工程も多種多様である。プリント配線基板
Aの分類としては、一応、片面基板,両面基板,多層基
板(含、最近のビルドアップ工法によるもの),フレキ
シブル基板等に分けられるが、その一環として最近は、
半導体チップがらみのCSP,PBGAも出現してい
る。
【0021】そしてプリント配線基板Aは、近年ますま
す小型化,軽量化,極薄化,フレキシブル化,多層化等
が著しく、特に、回路Cの微細化,高精度化,高密度化
が進みつつある。このようなプリント配線基板Aは、例
えば次のように製造される。すなわちプリント配線基板
Aは、材料たるプリント配線基板材Bについて順次、積
層,研磨,切断→スルホール用の穴あけ加工,研磨,め
っき,研磨→エッチングレジストの塗布・乾燥・又は張
り付け→露光→現像→エッチング→回路C部分のエッチ
ングレジストの剥離、等々の多くの工程を、連続的に辿
って行くことにより、製造される。
【0022】これらについて、更に詳述する。まず、ポ
リイミド等の絶縁基材の両面に銅箔が熱プレス等により
張り合わされ積層された後、洗浄および研磨が行われ
る。そして、このような前処理工程を経て得られた、例
えば両面銅箔張り積層板たるプリント配線基板材Bが、
ワークサイズの短尺に切断され、次に、スルホール用の
穴あけ加工が施された後、洗浄および両面研磨が行われ
てから、めっきが実施される。これにより、表面の回路
Cと裏面の回路Cを導通すべく、スルホールの内壁にも
めっきが施される。(なおこれらによらず、プリント配
線基板材Bとして、絶縁基材の片面のみに銅箔がはり付
けられた片面銅箔張り積層板が用いられる場合もあり、
この場合には、次に述べる感光性レジストの塗布等も片
面のみに実施されるが、本発明は勿論、このような片面
基板用のプリント配線基板材Bにも適用される。)スル
ホールは、1枚のプリント配線基板材B(プリント配線
基板A)について、極小径のものが数百,数千個にも及
ぶ程度、多数形成される。
【0023】しかる後、プリント配線基板材Bについ
て、再び洗浄,研磨,洗浄,乾燥等が行われてから、エ
ッチングレジストつまり耐アルカリ性や耐酸性の保護膜
たる感光性レジストを、塗布して乾燥させることによ
り、塗膜化する処理が行われる。それから、上面や下面
等の外表面の回路C形成面に、回路Cのネガフィルムで
ある回路C写真をあてて露光した後、感光性レジスト
は、露光され硬化した回路C部分を残し、他の不要部分
が、薬液Eたる現像液の噴射により溶解除去される(後
述の図1等も参照)。しかる後、プリント配線基板材B
について洗浄,乾燥が行われてから、このように感光性
レジストが硬化して被覆,保護された回路C部分の銅箔
を残し、上述により感光性レジストが溶解除去された不
要部分の銅箔が、薬液Eたる腐食液の噴射により溶解除
去・エッチングされる(後述の図1等も参照)。それか
ら、残っていた上述の硬化した回路C部分の感光性レジ
ストが、薬液Eたる剥離液の噴射により溶解除去された
後、洗浄,乾燥され、もって、所定の回路Cが形成され
たプリント配線基板Aが得られる。
【0024】プリント配線基板Aは、例えば縦横が、5
50mm×550mm,500mm×500mm,50
0mm×300mm程度の寸法よりなり、その肉厚は、
絶縁基材の部分が例えば0.06mm程度で、銅箔製の
回路C部分が例えば0.018mm程度まで極薄化され
ている。このようなプリント配線基板Aが4層等の多層
に積層された多層基板の場合でも、全体の肉厚は、1.
0mmから0.8mm更には0.4mm程度と、極薄化
しつつある。又、回路幅Fも、150μから70μ更に
は40μへと微細化傾向にあり、回路幅Fが20μで回
路間スペースDが30μ程度のニーズも出現しいてる。
【0025】なお、このような工程を辿って製造された
プリント配線基板Aについては、その製造工程の一環を
なす後処理工程として、形成された回路Cの保護被膜が
形成される。すなわち、回路Cが形成されたプリント配
線基板Aの外表面の回路C形成面全体に、まず、ソルダ
ーレジストたる感光性レジストを塗布して乾燥させるこ
とにより、塗膜化する処理が行われる。それから、ネガ
フィルムをあてて露光,現像が実施され、もって、スル
ホール部分等の部品装着部分、つまり事後ハンダが行わ
れる部分の感光性レジストのみを、溶解除去して露出さ
せる(これらの工程は、前述した各工程にほぼ準じ
る)。このようにして、プリント配線基板Aに感光性レ
ジストによる保護被膜が形成され、その回路Cが被膜保
護される。つまり事後、部品装着部分に対し実施される
ハンダの付着等から、プリント配線基板Aの回路Cが保
護される。プリント配線基板Aは、このような工程を辿
って製造される。プリント配線基板材Aは、このように
なっている。
【0026】次に、薬液処理装置について述べる。図
1,図2,図3,図4,図6等に示したように、本発明
の対象である現像装置やエッチング装置等の薬液処理装
置は、上述したプリント配線基板Aの現像工程やエッチ
ング工程等の製造工程で用いられ、コンベヤ1にて水平
姿勢で搬送されるプリント配線基板材Bに対し、対向配
設された多数のスプレーノズル2から、現像液又は腐食
液よりなる薬液Eが噴射され、もって現像やエッチング
等の化学処理,薬液処理が行われる。
【0027】これらについて詳述すると、まず、図1中
に示したように(図2においてはコンベヤ1の図示は省
略)、薬液処理装置のコンベヤ1は、現像工程又はエッ
チング工程用の処理室3(例えば現像室又はエッチング
室)内において、プリント配線基板材Bを横の水平姿勢
で搬送する。すなわちコンベヤ1は、左右の幅方向Gに
平行で前後の搬送方向Hに多数本が、所定間隔ピッチで
水平に配設されたシャフト4と、この各シャフト4に配
設されたローラー5と、を備えてなる。そして、途中に
介装された後述の方向転換装置6を介し、前後2室の処
理室3が設けられており、この両処理室3内においてそ
れぞれ、各シャフト4そしてローラー5が、プリント配
線基板材Bを挟むように上下に対向設されている。通
常、下側のシャフト4そしてローラー5は、回転駆動さ
れて搬送用として機能し、上側のシャフト4そしてロー
ラー5は、フリーな状態で従動し、一般的には、プリン
ト配線基板材Bの押え用・蛇行防止用として機能する。
このような搬送用や押え用・蛇行防止用としての機能に
鑑み、ローラー5に代えホイールを用いることも可能で
ある。
【0028】薬液処理装置のスプレーノズル2は、前後
2室の処理室3内において、それぞれ、コンベヤ1にて
搬送方向Hに搬送されるプリント配線基板材Bに対し、
現像液又は腐食液等の薬液Eを噴射する。すなわちスプ
レーノズル2は、前後の搬送方向Hと左右の幅方向Gと
にわたり多数配設されると共に、図示例では上下にも配
設され、もって上下からプリント配線基板材Bに対向位
置している。つまりスプレーノズル2は、搬送方向Hと
これと直角をなす幅方向Gとで囲まれた、処理室3内の
広いエリア全体にわたり、前後,左右に所定ピッチ間隔
を置きつつ、上下に多数配設されている。そして薬液
E、例えば現像液又は腐食液は、処理室3下部の液槽7
に貯溜されている。そこで、液槽7内の薬液Eは、ポン
プそして搬送方向Hに沿って平行に配された各スプレー
パイプ8を介して圧送された後、各スプレーパイプ8に
所定ピッチ間隔で設けられたスプレーノズル2から、コ
ンベヤ1にて搬送されるプリント配線基板材Bに向け
て、図示例では上下から噴射,噴霧,拡散される。それ
から薬液Eは、プリント配線基板材Bの外表面つまり回
路C形成面を流れた後、再び下部の液槽7に流下,回収
され、事後も循環使用される。なお、この各スプレーノ
ズル2は、固定式又は首振り式のものが適宜用いられ
る。この現像装置やエッチング装置等の薬液処理装置
は、このようなコンベヤ1とスプレーノズル2とを、備
えてなる。薬液処理装置は、一般的にはこのようになっ
ている。
【0029】次に、本発明の薬液処理装置について述べ
る。本発明の薬液処理装置は、更に次の,の特徴的
構成を備えてなる。まず、図6に示したように、この
薬液処理装置では、薬液Eの噴射圧は、プリント配線基
板材Bの搬送方向Hに沿った中央が高く、サイドが低く
設定されている。すなわち、薬液Eの噴射圧は、プリン
ト配線基板材Bの前後の搬送方向Hと直交する左右の幅
方向Gについて見た場合において、中央側のスプレーノ
ズル2ほど順次高く、左右の両サイド側のスプレーノズ
ル2ほど順次低く、設定されている。
【0030】そして、このような薬液Eの噴射圧の設定
は、次のように行われる。前述したようにスプレーパイ
プ8は、搬送方向Hに沿って複数本平行に配設されてい
るので、ポンプを介して圧送されてきた薬液Eを、各ス
プレーパイプ8へと分岐する際、このような調整を実施
する。すなわち、各スプレーパイプ8は、先端が閉鎖さ
れると共に、基端がポンプからの配管に接続されてい
る。そこで、この接続用の基端にそれぞれバルブと圧力
計を設け、圧力計にて検出される薬液Eの圧を参照しつ
つ、バルブの開閉度を調整することにより、中央側のス
プレーパイプ8ほど圧が高く、両サイド側のスプレーパ
イプ8ほど圧を低く調整する。
【0031】これらにより、中央側のスプレーパイプ8
に設けられたスプレーノズル2による薬液Eの噴射圧
を、高く設定すると共に、両サイド側のスプレーパイプ
8に設けられたスプレーノズル2による薬液Eの噴射圧
を、低く設定することができる。薬液Eの噴射圧の設定
は、このように圧力計とバルブにより行われる。このよ
うに、この薬液処理装置では、薬液Eの噴射圧が設定さ
れている。
【0032】次に、図1,図2,図3,図4中に示し
たように、この薬液処理装置では、搬送されるプリント
配線基板材Bの向きが途中で、搬送面に沿いつつ90度
方向転換される。すなわち、前後のコンベヤ1間に方向
転換装置6が組み込まれており、この方向転換装置6
は、搬送されるプリント配線基板材Bの向きを、水平面
に沿いつつ90度方向転換せしめ、前後側を左右側に左
右側を前後側に転換させる。
【0033】これらについて、更に詳述する。前述した
ように前後2室の処理室3内には、それぞれ、プリント
配線基板材Bを水平姿勢で搬送するコンベヤ1が配設さ
れているが、この前後2室の処理室3間はターンセクシ
ョン9とされ、方向転換装置6が組み込まれている。そ
して、この方向転換装置6は、前後のコンベヤ1の下側
の各シャフト4に準じると共にその間に配設された各シ
ャフト10と、各シャフト4に幅方向Gに所定間隔ピッ
チにて配設されたホイール11と(なお図2では、シャ
フト10やホイール11の図示は省略)、次のシリンダ
ー12,下テーブル13,縦ガイド14,ターンテーブ
ル軸15,モーター16,傘歯車17,ターンテーブル
18,開口19、等を備えてなる。なお、この下側の各
シャフト4そしてホイール11は、回転駆動され搬送用
として機能する。
【0034】すなわち、ターンセクション9の床面から
はシリンダー12が立設されており、このシリンダー1
2の伸縮動に基づき、下テーブル13が、縦ガイド14
に案内されつつ上下動可能となっている。そして、この
下テーブル13上にはターンテーブル軸15が立設,固
定されており、このターンテーブル軸15は、下テーブ
ル13上に配設された反転モーター等のモーター16
に、傘歯車17を介して連結されている。そして、ター
ンテーブル軸15の上端に、ターンテーブル18が水平
に固定されている。このターンテーブル18は、プリン
ト配線基板材Bに見合った大きさよりなると共に、図4
に示したように、全体的に多数の開口19が形成されて
おり、この開口19は、ホイール11を縦向きでも横向
きでも遊挿可能な寸法,間隔ピッチにて穿設されてい
る。
【0035】そこでこの方向転換装置6において、ター
ンテーブル18は、図1に示したように、シリンダー1
2の伸縮動に基づき、下テーブル13やターンテーブル
軸15を介して上下動可能であると共に、図2に示した
ように、モーター16の駆動により、傘歯車17やター
ンテーブル軸15を介して、水平面に沿って90度づつ
回動可能となっている。もってターンテーブル18は、
非作動時は図1や図3中実線表示したように、各ホイー
ル11の上端下の高さレベルに降下している。これに対
し作動時は、前側の処理室3のコンベヤ1からその上位
へと搬送されて来た後、シャフト10やホイール11の
回転駆動が一旦停止されることにより一旦停止せしめら
れたプリント配線基板材Bを、ターンテーブル18が上
昇することにより、図1や図3中想像線表示したように
一旦持ち上げる。それからターンテーブル15は、90
度回動することにより、持ち上げ中のプリント配線基板
材Bを、90度方向転換せしめる。しかる後、降下する
ことにより、プリント配線基板材Bを再び各ホイール1
1上に載せ、更に、図1,図3中実線表示したように、
その下位の元の非作動時の位置へと降下して停止する。
それから、再びシャフト10やホイール11が回転駆動
されることにより、プリント配線基板材Bは、後側の処
理室3のコンベヤ1へと搬送される。
【0036】図示例では、このようなターンテーブル1
8等にて方向転換装置6が構成され、前後の処理室3
(例えば現像室又はエッチング室)のコンベヤ1間に組
み込まれている。そして、搬送途中のプリント配線基板
材Bの向きを、水平面に沿いつつ90度方向転換せし
め、もって、現像やエッチング等の化学処理が継続され
る。このように、この薬液処理装置では、プリント配線
基板材Bの90度方向転換が行われる。
【0037】ところで、更に図示例では、図5や図1
中に示したように、プリント配線基板材Bに噴射された
薬液Eは、そのままでは事後、プリント配線基板材Bの
外表面を搬送方向Hに沿い前後に流れる可能性がある
が、この薬液処理装置では、このような流れを規制する
規制ローラーJが、配設されている。この規制ローラー
Jは、前後の搬送方向Hと直交する左右の幅方向Gに沿
いつつ、プリント配線基板材Bの外表面に臨んで配設さ
れると共に、前後に間隔Kを存しつつ多数本が配設され
ている。そして、このような各規制ローラーJ間の間隔
K間に対向して、それぞれ、スプレーノズル2が複数個
ずつ配設されている。
【0038】このような規制ローラーJについて、更に
詳述する。各スプレーノズル2から噴射された薬液E
は、それぞれ大部分が、プリント配線基板材Bの外表面
を左右の幅方向Gに流れ、左右の両サイドから流下する
が、そのままでは若干が、乱流となって前後の搬送方向
Hに流れる。特に、回路Cが前後の搬送方向Hに沿って
形成されていた場合は、薬液Eが、回路間スペースDを
通って、搬送方向Hに乱流となって流れる傾向が大きく
なる。そこで、このように前後の搬送方向Hに流れる薬
液Eを規制すべく、いわゆる置きローラーとして、規制
ローラーJが配設されている。この規制ローラーJは、
左右の幅方向Gに沿って平行で前後の搬送方向Hに多数
本が、所定間隔Kを置き所定ピッチで水平に配設され、
それぞれ、搬送されるプリント配線基板材Bの外表面に
圧接されている。又、スプレーノズル2は、このような
各規制ローラーJ間の各間隔K間の背後位置に、図示例
では各間隔Kの幅方向Gの中心線に対向して、複数個ず
つ配設されている。
【0039】そして図示例では、前述したコンベヤ1の
ローラー5が、このような規制ローラーJとして兼用さ
れている。つまり規制ローラーJは、上述したように搬
送方向Hへの薬液Eの流れを規制するという独特の機能
を持っており、単独専用の置きローラーとして、コンベ
ヤ1のローラー5間に配設することも、可能である。こ
れに対し図示例では、コンベヤ1のローラー5を、この
ような規制ローラーJとしても利用すべく、工夫されて
いる。すなわち、まず従来一般的に前後の搬送方向Hに
密に接近していた各ローラー5を、相互間に所定間隔K
が存するように配設すると共に、従来考慮されていなか
ったスプレーノズル2との位置関係について留意し、各
ローラー5の間隔K間の中心線に対向位置して、スプレ
ーノズル2を複数個列設してなる。そこで、このローラ
ー5は規制ローラーJとしても兼用され機能するように
なる。なおスプレーノズル2は、図1の例では、このロ
ーラー5兼用の規制ローラーJ間の各間隔Kのすべてに
対向して、それぞれ配設されているが、図5の例では、
1つ置きの間隔K毎に対向して配設されている。このよ
うに、各間隔Kのすべてに対応してスプレーノズル2が
配設される必要はない。図2中20はコンベヤフレーム
である。この薬液処理装置では、このような規制ローラ
ーJが配設されている。
【0040】この薬液処理装置は、このように、薬液
Eの噴射圧が設定されると共に、プリント配線基板材
Bの90度方向転換が行われ、更に図示例では、規制
ローラーJが配設されている。そして薬液処理装置は、
図示例のように、これら,,のすべてを備えるよ
うにしてもよいが、,のいずれかのみを単独で備え
るようにしてもよく、更に、例えばとのように、い
ずれか2つを組み合わせて備えるようにしてもよい。
【0041】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。この薬液処理装置は、
プリント配線基板Aの製造工程で用いられ、コンベヤ1
にて水平姿勢で搬送され外表面に回路Cが形成されるプ
リント配線基板材Bに対し、対向配設された多数のスプ
レーノズル2から、現像液又は腐食液よりなる薬液Eが
噴射され、もって、現像やエッチング等の化学処理が行
われる。
【0042】そして第1に、この現像装置やエッチング
装置等の薬液処理装置において、現像液や腐食液等の薬
液Eは、スプレーパイプ8の基端の圧力計とバルブによ
り、搬送方向Hに沿った中央ほど高い噴射圧、そして左
右の両サイドほど低い噴射圧で、スプレーノズル2から
噴射される(図6を参照)。噴射された薬液Eは、一般
的に、プリント配線基板材Bの外表面を左右の幅方向G
に流れた後、左右の両サイドから流下,流出するが、こ
のように中央ほど高い噴射圧となっているので、化学処
理は、中央から両サイドにかけて均一に行われるように
なる。
【0043】すなわち、もしも全体的に均一な噴射圧で
薬液Eが噴射されたとすると、薬液Eの大部分がプリン
ト配線基板材Bの外表面を左右の幅方向Gに流れると共
に、このような幅方向Gへの流れについて観察すると、
a.中央側の薬液Eの密度・量が、b.両サイド側の密
度・量より少なく、a.中央ほど化学処理が遅れ・不足
するようになる。これに対し、この薬液処理装置にあっ
ては、このようにa.中央ほど高い噴射圧としたことに
より、化学処理の遅れ・不足はこのような噴射圧で補完
され、もって全体的に見た場合、a.中央側を流れる薬
液Eの密度・量と、b.両サイド側を流れる薬液Eの密
度・量とが均一化し、均一な化学処理が実現されるよう
になる。
【0044】第2に、又、この現像装置やエッチング装
置等の薬液処理装置では、コンベヤ1間に方向転換装置
6が組み込まれており、搬送されるプリント配線基板材
Bは、向きが途中で、水平面において90度方向転換さ
れる(図1,図2,図3,図4等を参照)。すなわち、
搬送用の駆動されるシャフト10のホイール11間に組
み込まされたターンテーブル18が、上昇,90度回
動,降下することにより、方向転換される。プリント配
線基板材Bにあっては、その縦方向(図面上では長手方
向)と共に横方向(この横方向とは、図面上では短手方
向、つまり長手方向・縦方向に対し水平面で90度程度
方向が異なった方向のこと)に、回路Cが形成されるこ
とが多い。例えば、同一の外表面たる表面又は裏面につ
いて(図7の(3)図を参照)、又は表裏の外表面たる
表面と裏面について(図7の(1)図と(2)図を参
照)、縦横両方向に回路Cが形成されていることが多
い。そして、噴射された薬液Eは、各回路間スペースD
を通って流れ易く、回路Cの縦横方向によって化学処理
に速度差が生じるが、このように途中で90度方向転換
させることにより、速度差の悪影響が解消され、化学処
理が縦横の回路Cにわたり均一化されるようになる。
【0045】すなわち、もしもこのように途中で向きを
90度方向転換しない場合は、例えば回路Cの縦方向を
前後の搬送方向Hとした場合に、この縦方向の回路Cの
化学処理速度が速くなり、逆に、同一外表面や反対面の
横方向の回路Cの化学処理速度が遅くなり、化学処理の
均一性が損なわれてしまうが、このような事態は回避さ
れる。
【0046】第3に、なお図示例では、更にこの現像装
置やエッチング装置等の薬液処理装置では、規制ローラ
ーJが、左右の幅方向Gに沿い前後の搬送方向Hに間隔
Kを存しつつ多数本配設されており、スプレーノズル2
が、このような間隔K間に対向して、それぞれ複数個ず
つ配設されている(図1,図5を参照)。上述した第2
の点でも述べたように、プリント配線基板材Bにあって
は、同一面や表裏面において、その縦方向と共に横方向
に回路Cが形成されることが多い。そして、現像液や腐
食液等の薬液Eは、各回路間スペースDを通って流れ易
く、そのままでは、回路Cの縦横方向によって化学処理
に速度差が生じることになる。そこで、噴射された薬液
Eが前後の搬送方向Hに流れることを、規制ローラーJ
にて規制し阻止し、もって薬液Eが、回路Cの縦横方向
に左右されることなく、強制的にすべて左右の幅方向G
に沿って流れるようにしたことにより(特に図5の
(2)図を参照)、化学処理の速度差が解消され、化学
処理が縦横の回路Cにわたり均一化されるようになる。
【0047】すなわち、もしもこのような規制ローラー
Jが配設されていない場合には、例えば回路Cの縦方向
を前後の搬送方向とした場合に、この縦方向の回路Cの
化学処理速度が速くなり、逆に、同一面や表裏の反対面
の横方向の回路Cの化学処理速度が遅くなり、化学処理
の均一性が損なわれてしまうが、この薬液処理装置で
は、このような事態は回避される。勿論、前述した第2
の点の90度方向転換のみによっても、このような回路
Cの悪影響の解決,化学処理の均一化は、ほぼ実現され
る。
【0048】第4に、これら第1,第2のように、この
現像装置やエッチング装置等の薬液処理装置では、プリ
ント配線基板材Bについて、化学処理が均一化される。
プリント配線基板Aの製造工程において、現像やエッチ
ング等の化学処理・薬液処理が均一化され、プリント配
線基板材Bについて、化学処理の遅れ・不足箇所や化学
処理のオーバー・過度な箇所が発生しなくなる。もって
まず、形成される回路Cの回路幅F(図8を参照)が、
全体的に均一化される。つまり、回路幅Fの広い箇所や
狭い箇所が発生する事態は回避される。更に、主として
オーバー・過度な化学処理が発生しなくなることに起因
して、形成される回路Cの断面形状が、回路幅Fの理想
を100%とした場合に80%程度と、正方形や長方形
つまり垂直な凸状に近いものが得られる(図8の(2)
図を参照)。つまり、理想の55%程度の回路幅Fとな
り、台形状・略富士山状の断面形状となること(図8の
(3)図を参照)は、回避される。
【0049】
【発明の効果】本発明に係る現像装置やエッチング装置
等の薬液処理装置は、以上説明したように、請求項1で
は、各スプレーパイプの圧を基端の圧力計とバルブにて
調整して、噴射圧を中央ほど高くサイドほど低く設定
し、もって、プリント配線基板材を左右の幅方向へと流
れる薬液の密度・量を均一化するようにしたことによ
り、請求項2では、駆動シャフトの各ホイール間に組み
込まれ多数の開口が穿設されたターンテーブルの上下動
と90度ずつの回動により、プリント配線基板材を途中
で90度方向転換させるようにし、もって、縦方向の回
路と横方向の回路についてそれぞれ回路間スペースを通
って流れる薬液の影響を解消するようにしたことによ
り、次の効果を発揮する。
【0050】第1に、請求項1の薬液処理装置では、ス
プレーパイプの基端の圧力計とバルブの調整により、現
像液や腐食液等の薬液は、中央ほど高くサイドほど低い
噴射圧にて、プリント配線基板材に噴射される。噴射さ
れた薬液は、一般的には、プリント配線基板材の外表面
を左右の幅方向に流れ、左右の両サイドから流下,流出
するが、このように薬液は、プリント配線基板材の中央
ほど高い噴射圧で噴射されるので、中央から両サイドに
わたって、流れる薬液の密度・量が均一化され、現像や
エッチング等の化学処理が均一化される。すなわち、全
体的に均一な噴射圧での噴射が行われていた前述したこ
の種従来例のように、噴射された薬液がプリント配線基
板材の外表面を左右の幅方向に流れることに基づき、中
央ほど化学処理が遅れ・不足し、左右の両サイドほど化
学処理が早く・促進されてしまい、もって、化学処理の
均一性が損なわれてしまう事態は、確実に回避される。
【0051】第2に、請求項2の薬液処理装置では、搬
送されるプリント配線基板材は、ターンテーブルの上
昇,90度回転,降下により、向きが途中で、水平面に
おいて90度方向転換される。プリント配線基板(材)
にあっては、その縦方向や横方向(この横方向とは、縦
方向に対し同一面で90度程度方向が異なった方向のこ
と)に回路が形成されることが多く、噴射された現像液
や腐食液等の薬液は、プリント配線基板材の外表面を各
回路間スペースを通って流れ易く、そのままでは、回路
の縦横方向によって現像やエッチング等の化学処理に速
度差が生じやすい。そこでこのように、プリント配線基
板材を途中で90度方向転換させることにより、速度差
の悪影響が解消され、現像やエッチング等の化学処理
が、縦横方向の回路にわたり均一化される。すなわち、
プリント配線基板材を途中で方向転換させない前述した
この種従来例のように、例えば縦方向を前後の搬送方向
とした場合に、縦方向の回路の化学処理の速度が早くな
り、横方向の回路の化学処理の速度が遅くなり、もっ
て、化学処理の均一性が損なわれてしまう事態は、確実
に回避される。
【0052】第3に、請求項1,2の薬液処理装置で
は、このように、プリント配線基板材について、現像や
エッチング等の化学処理が均一化される。そこで、プリ
ント配線基板の製造工程において、形成される回路は、
微細な回路幅のものであっても回路幅が全体的に均一化
されると共に、断面形状が正方形や長方形つまり垂直な
凸状に近いものが得られ、例えば、通電時の過熱が防止
され安全性が向上する。すなわち、前述したこの種従来
例のように、化学処理の均一性が損なわれて、ムラ・バ
ラツキ現象そして過不足箇所が生じることは防止され、
回路幅の不均一,台形状・略富士山状の断面形状のも
の,回路の消失等の発生は、確実に回避される。
【0053】第4に、特にプリント配線基板は、半導体
チップがらみのCSP,PBGAを含め、回路の微細
化,高精度化,高密度化の進展が著しいが、このように
本発明の薬液処理装置によって、微細な回路幅のもので
も均一な回路幅でしかも理想的な断面形状で形成され、
これまでの回路幅の限界値を大きく塗り変えることがで
きる意義は、大なるものがある。例えば、本発明の薬液
処理装置によると、回路幅が20μで回路間スペースが
30μ程度の回路のプリント配線基板も、容易に製造可
能となる。最近は、プリント配線基板の小型化,ファイ
ン化,多層化に対応して、回路形成用の銅箔の肉厚も極
薄化しており、僅かな化学処理の不均一によっても、回
路幅の不均一や回路の消失が発生しやすい状況にあり、
この点から見ても、本発明の薬液処理装置の意義は、特
に大なるものがある。更に、このような回路の微細化,
高精度化,高密度化に対応する手段としては、従来、非
常に面倒な工程を要し極めてコスト高となる電気メッキ
法しか存在しなかったが、このように、いわゆる露光・
現像・エッチング法で対応可能となった意義も、大なる
ものがある。つまり、本発明の薬液処理装置によると、
極めてコスト面に優れた露光・現像・エッチング法によ
って、プリント配線基板の回路の微細化,高精度化,高
密度化に対応可能となる。このように、この種従来例に
存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効
果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薬液処理装置について、発明の実
施の形態の説明に供する、側面説明図である。
【図2】同本発明の実施の形態の説明に供する、平面説
明図である。
【図3】同本発明の実施の形態の説明に供する、要部の
側面説明図である。
【図4】同本発明の実施の形態の説明に供する、要部の
平面説明図である。
【図5】本発明には属さない参考例の説明に供し、
(1)図は、別の箇所の要部の側面説明図、(2)図は
同要部の平面説明図である。
【図6】本発明の実施の形態の説明に供する、要部の正
面図である。
【図7】プリント配線基板(材)の説明に供する平面説
明図であり、(1)図は、回路が長手方向に形成された
例を、(2)図は、回路が短手方向に形成された例を、
(3)図は、回路が長手方向と短手方向とに形成された
例を示す。
【図8】プリント配線基板(材)の断面図であり、
(1)図は、回路や回路間スペース等の説明に供し、
(2)図は、良い回路の例を示し、(3)図は、悪い回
路の例を示す。
【符号の説明】
1 コンベヤ 2 スプレーノズル 3 処理室 4 シャフト 5 ローラー 6 方向転換装置 7 液槽 8 スプレーパイプ 9 ターンセクション 10 シャフト 11 ホイール 12 シリンダー 13 下テーブル 14 縦ガイド 15 ターンテーブル軸 16 モーター 17 傘歯車 18 ターンテーブル 19 開口 20 コンベヤフレーム A プリント配線基板(薄板材) B プリント配線基板材(薄板材) C 回路 D 回路間スペース E 薬液 F 回路幅 G 幅方向 H 搬送方向 J 規制ローラー K 間隔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外表面に回路が形成されるプリント配線
    基板の製造工程で用いられ、コンベヤにて水平姿勢で搬
    送されるプリント配線基板材に対し、対向配設された多
    数のスプレーノズルから、現像液又は腐食液よりなる薬
    液を噴射して、化学処理を行う薬液処理装置において、 該スプレーノズルは、搬送方向に沿って複数本平行に配
    設されたスプレーパイプに所定ピッチ間隔で設けられて
    おり、各該スプレーパイプはそれぞれ、先端が閉鎖され
    ると共に基端が該薬液を圧送する配管に分岐,接続さ
    れ、該基端に圧力計とバルブが設けられており、 該圧力計にて検出される該薬液の圧を参照しつつ、該バ
    ルブの開閉度を調整可能であり、左右の幅方向の中央側
    の該スプレーパイプほど圧を高く、左右の両サイド側の
    該スプレーパイプほど圧を低く調整可能となっており、 該薬液の噴射圧が、中央側の該スプレーパイプに設けら
    れた該スプレーノズルほど順次高く、左右の両サイド側
    の該スプレーパイプに設けられた該スプレーノズルほど
    順次低く、設定されており、 噴射された該薬液が、該プリント配線基板材の外表面を
    左右の幅方向に流れた後、左右の両サイドから流出,流
    下する過程で、高い噴射圧で補完された中央側の該薬液
    の密度・量と、左右の両サイド側の該薬液の密度・量
    と、が均一化され、もって、該プリント配線基板材の化
    学処理の速度差が解消されて、均一な化学処理が行われ
    ること、を特徴とする薬液処理装置。
  2. 【請求項2】 外表面に回路が形成されるプリント配線
    基板の製造工程で用いられ、コンベヤにて水平姿勢で搬
    送されるプリント配線基板材に対し、対向配設された多
    数のスプレーノズルから、現像液又は腐食液よりなる薬
    液を噴射して、化学処理を行う薬液処理装置において、 前後の該コンベヤの間に方向転換装置が組み込まれてお
    り、該方向転換装置は、ホイール付の搬送用の駆動シャ
    フトと、該駆動シャフトの各該ホイール間に組み込まれ
    た水平のターンテーブルと、を備えてなり、 該ターンテーブルは、該プリント配線基板材に見合った
    大きさよりなると共に、各該ホイールを縦向きでも横向
    きでも遊挿可能な寸法,間隔ピッチよりなる多数の開口
    が、全体的に穿設されており、 かつ該ターンテーブルは、上下動可能であると共に、水
    平面に沿って90度ずつ回動可能であり、非作動時は、
    各該ホイールの上端下の高さレベルに降下しており、作
    動時は、各該ホイール上を搬送されてきた該プリント配
    線基板材を、上昇により各該ホイール上から持ち上げ可
    能であると共に、90度回動後に降下して再び各該ホイ
    ール上に載せることが可能であり、事後、非作動時の高
    さレベルへと降下し、 もって該方向転換装置は、搬送される該プリント配線基
    板材の向きを、途中で水平面に沿いつつ90度方向転換
    せしめ、前後側を左右側に左右側を前後側に転換させる
    ようになっており、 又、該プリント配線基板材は、表面や裏面について縦方
    向の回路と横方向の回路とが同一面に混在形成されるタ
    イプや、表面や裏面の一方に縦方向の回路が形成され他
    方に横方向の回路が形成されるタイプよりなり、 90度方向転換により、噴射された該薬液が縦方向や横
    方向の回路間スペースを通って流れる影響が解消され、
    もって、該プリント配線基板材の化学処理の速度差も解
    消されて、均一な化学処理が行われること、を特徴とす
    る薬液処理装置。
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