JP3181748U - システム天井用ワイヤーメッシュ - Google Patents

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Abstract

【課題】耐震性を考慮した体育館等のシステム天井において天井材として使用されるワイヤーメッシュを提供する。
【解決手段】金属線2を碁盤目状に配列して当該金属線の交差点を溶接して得られた面状体であり、碁盤目状に配列された金属線2の配列ピッチが200mm〜250mmであることを特徴とし、金属線2の直径が3mm〜4mmで、配列ピッチが220mm〜230mmであることが好ましく、223mm〜225mmであることが特に好ましい。本ワイヤーメッシュは、従来のワイヤーメッシュ(配列ピッチが100mm、150mm)よりも重量が軽く、吸音材として使用されるグラスウールボードの前面に設置した場合にも、吸音率の低下が小さい。
【選択図】図1

Description

本考案は、耐震性を考慮した体育館等の建築物のシステム天井において天井材として使用されるワイヤーメッシュ(溶接金網)に関する。
これまでに、システム天井表面の保護及び天井表面への意匠性付与を目的として、スチール製のワイヤーを格子状に配置して交差部分を溶接してなるワイヤーメッシュが使用されてきており、このようなワイヤーメッシュは、一定の大きさのものを一単位とし、天井表面を覆うようにして縦横に多数配列固定される。
例えば下記の特許文献1には、天井から吊り下げられた吊金具に、所定間隔を開けて並行に配置された複数のメインTバーが係止され、このメインTバーと直交する方向にクロスTバーが所定間隔で配置されて格子状にTバーが形成され、メインTバーとクロスTバーに囲まれた平面に、複数のワイヤーメッシュを係止して構成した吊天井を施工するための方法が開示されている。又、下記の特許文献2には、Tバーを用いずにワイヤーメッシュを直接懸垂する方法が開示されている。
しかし、これらの方法にて使用される従来のワイヤーメッシュは、金属線の配列ピッチ(格子の目の大きさ)が50mmあるいは100mmであるために、ワイヤーメッシュ自体が重く、天井構造の軽量化を図る上で問題があった。又、このような金属線の配列ピッチの小さなワイヤーメッシュは、金属線の構成本数が多いために、吸音材であるグラスウールボードの前面に設置した際、吸音材の吸音性能を低下させるという問題点もあった。
特開平9−177229号公報 特開平7−82830号公報
本考案は、上述の問題点を解決し、これまでのワイヤーメッシュよりも重量が軽く、天井構造を軽量化でき、しかも、グラスウールボードの吸音性能の低下が小さいワイヤーメッシュ(天井表面保護材)を提供することを課題とする。
本考案者は、上記課題を解決するために、ワイヤーメッシュを構成する金属線の配列ピッチを種々検討した結果、ボールの衝突から天井を保護し、吸音性能の低下ができるだけ少なく、天井構造の軽量化が達成できるような配列ピッチの範囲を特定することにより、前記課題が解決できることを見い出し、本考案を完成した。
上記課題を解決可能な本考案のワイヤーメッシュは、金属線を碁盤目状に配列して当該金属線の交差点を溶接して得られた面状体で、碁盤目状に配列された金属線の配列ピッチが200mm〜250mmであることを特徴とする。
又、本考案は、上記の特徴を有したワイヤーメッシュにおいて、前記金属線の直径が3mm〜4mmで、配列ピッチが220mm〜230mmであることを特徴とするものでもある。
更に、本考案は、上記の特徴を有したワイヤーメッシュにおいて、前記配列ピッチが223mm〜225mmであることを特徴とするものでもある。
本考案のワイヤーメッシュは、従来のワイヤーメッシュよりも重量が軽く、天井構造を軽量化することができ、グラスウールボードの前面に設置した場合にも、吸音率(吸音性能)の低下が小さい。又、このワイヤーメッシュは、碁盤目状に配列された金属線によって、建築物の天井に意匠性を付与することができる。
本考案のシステム天井用ワイヤーメッシュ(システム天井モジュール)の好ましい一例を示す図である。 本考案のワイヤーメッシュの施工状態を模式的に示す断面図である。
本考案のワイヤーメッシュは、システム天井における天井材として使用され、直径が3〜6mm、好ましくは3〜4mmの複数本の金属線(一般にスチールワイヤー)から構成された面状体であって、碁盤目状に配列された金属線の交差点の位置は溶接されている。そして、碁盤目状に配列された金属線の配列ピッチ(金属線の中心から中心までの距離)が200mm〜250mmであり、ワイヤーメッシュの寸法(辺の寸法)は、従来のシステム天井モジュールと同じ寸法、即ち、約900mm×1800mm又は約900mm×900mmが一般的である。本考案のワイヤーメッシュにおいて、金属線の配列ピッチが200mm〜250mmの範囲に限定されるのは、配列ピッチが200mm未満になると、グラスウールボードの吸音性能を阻害し、直径3〜4mmの金属線により構成されるワイヤーメッシュの重量が1kgを越えて天井全体が重くなり、逆に、配列ピッチが250mmを超えると、ワイヤーメッシュの目をボールが通過する恐れがあるためである。尚、本考案のワイヤーメッシュを構成する金属線の表面は、粉体塗装により表面処理されるのが好ましい。
図1に例示した本考案のワイヤーメッシュ1は、直径が3mmの金属線(スチールワイヤー)2から成り、この金属線の表面には粉体塗装が施されており、短い方(図面において横方向)の金属線の配列ピッチdが全て224mmで、長い方(図面において縦方向)の金属線の配列ピッチdが全て223mmで、システム天井モジュールに適した大きさ(短い方の寸法が892mmで、長い方の寸法が1792mm)となっている。一般に、大規模空間(体育館等)に設置されるシステム天井に使用されるワイヤーメッシュの重量としては、約900mm×約1800mmの大きさのもので1kg以下であることが求められており、図1のワイヤーメッシュはこの条件を満たしている。
図1に示される構造を有した本考案のワイヤーメッシュは、グラスウールボードの下部に設置して使用され、メッシュ押え金具にて堅牢に固定される。
図2には、本考案のワイヤーメッシュの施工状態の一例が示されており、この図では、天井に設けた吊りボルト6にメッシュ押え金具4が取り付けられ、このメッシュ押え金具4の下端にさらにTバー5が取り付けられ、図2に示されるようにして、Tバー5の縁にワイヤーメッシュ1の外縁部分が載せられ、ワイヤーメッシュ1の上方にグラスウールボード3が配置されて固定されている。この際、メッシュ押え金具4は、天井1mあたり2〜3箇所設けるのが一般的であり、2.6箇所設けることが好ましい。
尚、吸音材としてのグラスウールボード3の密度、厚み等は、求められる吸音性能に応じて適宜選択すればよいが、一般的には密度64kg/m、厚さ25mm程度のものが使用され、吸音効果を高めるために表面仕上げ等が施されていてもよい。
金属線として直径3mmの丸鉄線(SWM-P)を準備し、金属線の中心から中心までの距離がそれぞれ100mm、150mm、225mm、300mmとなるようにして碁盤目状に配列し、各金属線の交差位置を溶接することにより、900mm×1800mmの寸法を有したワイヤーメッシュを作製した。一方、吸音材として、密度64kg/m、厚さ25mmのグラスウールボード(上記ワイヤーメッシュと同じ寸法を有するもの)を準備した。そして、JIS A 1409による残響室法吸音率の測定方法に基づき(残響室の容積:317.4m3 、音源の設置点数:1、マイクの設置点数:3)、上記ワイヤーメッシュを積層した場合と積層しない場合についてそれぞれ吸音率を測定し、ワイヤーメッシュを設けることによる1mあたりの吸音率の低下割合を計算した。又、上記の各ワイヤーメッシュの重量についても測定した。
これらの測定結果を以下の表1に示す。尚、表1中の「格子面積」とは、上記寸法(900mm×1800mm)のワイヤーメッシュにおいて金属線が占める表面積のことである。
Figure 0003181748
上記の表1に記載される、金属線の間隔が300mmのワイヤーメッシュは、開口面積が大きく、例えば直径が24.5cmであるバスケットボールの場合、天井に設置されたワイヤーメッシュに衝突せずに開口(目)を通過する恐れがあり、建築物の天井面の上方空間に設置された設備を保護することができない。逆に、金属線の間隔が100mmと150mmのワイヤーメッシュの場合には、ワイヤーメッシュの目をボールが通過する恐れはなくなるが、金属線の構成本数が多くなるために、ワイヤーメッシュ自体の重量も重くなり(100mm間隔のものは、225 mm間隔のものの約2倍の重さで、150mm間隔のものは、225 mm間隔のものの約1.5倍の重さ)、いずれもシステム天井全体の軽量化を図ることができない。又、金属線の間隔が100mmと150mmのワイヤーメッシュの場合、グラスウールボードの表面を遮蔽する金属線の表面積(格子面積)が大きくなることによって吸音性能が7%以上低下し、吸音性能が大きく阻害されることがわかった。
このようなことから、吸音性能の低下が少なく、しかも、天井保護機能と軽量性を兼ね備えたワイヤーメッシュの金属線の間隔としては、225mmが最適であることがわかった。
本考案のワイヤーメッシュは、天井保護機能と軽量性を兼ね備え、しかも、吸音材の吸音性能をほとんど低下させないので、体育館等の建築物に設けられるシステム天井における天井材として有用である。
1 ワイヤーメッシュ
2 金属線
3 グラスウールボード
4 メッシュ押え金具
5 Tバー
6 吊りボルト
,d ピッチ(金属線の間隔)

Claims (3)

  1. システム天井における天井材として使用されるワイヤーメッシュであって、当該ワイヤーメッシュが、金属線を碁盤目状に配列して当該金属線の交差点を溶接して得られた面状体であり、碁盤目状に配列された前記金属線の配列ピッチが200mm〜250mmであることを特徴とするシステム天井用ワイヤーメッシュ。
  2. 前記金属線の直径が3mm〜4mmで、配列ピッチが220mm〜230mmであることを特徴とする請求項1に記載のシステム天井用ワイヤーメッシュ。
  3. 前記配列ピッチが223mm〜225mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム天井用ワイヤーメッシュ。
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