JP3181727U - 生地丸め装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第一の螺旋状底板と、該底板の外周縁部に傾動自在に取着された複数の壁材により形成された第一の生地丸め用とい部と、該第一の生地丸め用とい部終端部で前記生地を落下させ、該落下生地を受け止めさらに該落下生地を上昇させる第二の前記螺旋状底板及び該底板の外周縁部に傾動自在に取着された複数の壁材で形成された第二の生地丸め用とい部を具備する。
【選択図】図1
Description
これは、垂直とされた回転軸線の周りに回転駆動される円筒状の回転ドラムに対し、生地丸め用といを該回転ドラムの周面にほぼ接するようにして螺旋状に設定し、回転ドラムの外周面との間に螺旋状の生地経路を形成し、生地を該生地経路に沿って転がすことにより生地を丸める装置である。
しかし、このような従来の装置は、距離調節手段及び角度調節手段の具体化には複雑な機構を要し多大な費用も要する。
図1は本考案の生地丸め装置の一実施例を示す正面図である。又、図2は本考案の生地丸め装置の一実施例を示す側面図である。
この装置は、4本の支柱10で構成された機枠上に、4本の支柱11が立設されている。この支柱11には4本の上板12aが固定されている。上板12aの中央部及び図示しない下板には回転ドラム14を回転自在に支持する回転軸15a,15bが軸支されている。図示しない下板は4本の下部横桁12bに固定されている。
回転ドラム14は、回転軸15a,15bを介して図示しないモータにより回転制御される。
上記回転ドラム14の外周部には第一の螺旋状底板16aが複数の支持部材22aを介して支柱11に固定配設されている。又、例えば回転ドラム14と後述する生地丸め用とい部との隙間から落下する異物混入を防ぐために異物受け17aが配置されている。
第一の螺旋状底板16aの外周縁部にはこの第一の螺旋状底板16aとで、第一の生地丸め用とい部を構成する複数の第一壁材19aが固定ねじ18aによって第一の螺旋状底板16aに傾動自在に取着されている。
この第一壁材19aと第一の螺旋状底板16aとで構成される第一の生地丸め用とい部は、回転ドラムの回転により、記号▲1▼〜▲2▼の順路で後述する生地を上昇移動させる。第一の生地丸め用とい部の終端部には生地姿勢制御用ローラ30が配設されている。
この生地姿勢制御用ローラ30は、糸巻き用ローラの形状を成し、支持部材31,32,33の位置を変えることにより回転ドラムの軸に対し自在に傾きを変えられる構成をしている。
第一の螺旋状底板16aの始端部には丸め前の生地Pの投入口20に生地支持板21が設置されている。
上記生地姿勢制御用ローラ30の下部には第一の生地丸め用とい部から落下した生地Pを受け止める位置に第二の生地丸め用とい部が配設されている。
第二の螺旋状底板16bの外周縁部にはこの第二の螺旋状底板16bとで、第二の生地丸め用とい部を構成する複数の第二壁材19bが固定ねじ18bによって第二の螺旋状底板16bに傾動自在に取着されている。
又、前述と同様に、例えば回転ドラム14と生地丸め用とい部との隙間から落下する異物混入を防ぐために異物受け17bが配置されている。
この第二壁材19bと第二の螺旋状底板16bとで構成される第二の生地丸め用とい部は回転ドラムの回転により、記号▲3▼〜▲5▼の順路で後述する生地を上昇移動させる。
上記第二の生地丸め用とい部の終端部下方には、丸め成形された生地Pを受け止め、次工程に送るための生地排出口34が設けられている。
前工程から搬送された定量に分割した生地Pは生地投入口20に投入されると、回転中の回転ドラム14により第一の螺旋状底板16a及び第一壁材19aとで構成される第一の生地丸め用とい部により生地経路に沿って上昇しながら次第に丸め成形される。次いで生地Pは、第一の生地丸め用とい部の終端部に到達すると生地姿勢制御用ローラ30に転載される。該ローラ30に転載された生地Pは、約90度姿勢を変更しながら第二の螺旋状底板16b及び第二壁材19bとで構成される第二の生地丸め用とい部の始端部に落下し受け止められる。第二の生地丸め用とい部に落下した生地は、生地経路を記号▲3▼〜▲5▼の順路にて上昇し、丸め成形が行われ、第二の生地丸め用とい部の終端部では生地排出口34に落下し、次いで、次工程に搬送される。
図3は、本考案の生地丸め装置の一実施例において、生地投入口20から生地姿勢制御用ローラ30を経て、第二の生地丸め用とい部に落下した生地Pの動きを示す模式図である。
図4は、本考案の生地丸め装置の一実施例において、第二の生地丸め用とい部で丸められた生地Pが反時計方向に進みながら生地排出口34に到達する様子を示す模式図である。
すなわち、丸め前のパン生地Pは、第一の螺旋状底板16a及び第一壁材19aで構成される第一の生地丸め用とい部の中を反時計方向に進みながらイ,ロの形状に丸められ、このとい部の終端部では生地姿勢制御用ローラ30に転載され、第二の生地丸め用とい部の始端部に落下し、ハの形状となる。生地Pは、矢印▲1▼で図示されるように第二の生地丸め用とい部での丸め工程が実施される。第二の生地丸め用とい部での丸め工程は、形状二〜トのように反時計方向に搬送され、生地排出口34に到達する。
図5において、第一の螺旋状底板16a上で丸められながら進行する生地P1は楕円状を成し、楕円の長軸を回転軸として回転しながら、とい部の終端部、生地姿勢制御用ローラ30、第二の螺旋状底板16bの経路を生地P2〜P5の軌跡を経て丸められる。図から理解されるように、生地は楕円の長軸が90度変更した配置で第二の生地丸め用とい部を進行するが、生地姿勢制御用ローラ30の存在により丸め形状の再現性がより確実となり安定した品質の生地が得られる効果を有する。
すなわち、生地の落下下部に概ね水平方向に回転軸を持ったローラを設け、自由回転するローラで案内されながら落下し、常に一定方向に生地の向きを変えて着地後、丸めが継続される。
本実施例の生地姿勢制御用手段は、第一の生地丸め用とい部の終端部に生地姿勢制御用補助板41、42を配設したものであり、生地の落下の途中にじゃま板を配して生地の姿勢を変更しようとするものである。この補助板部材41,42の配置は求められる生地の性状に応じ適宜調整される。なお、補助板の代わりに金網なども適用可能である。
図10において、100は回転体例えば回転ドラム、101は回転ドラムに近接配置された底板、102は壁材、103,104は壁材の傾動部材を示す。
図11において、106は断面湾曲形状のかまぼこ状壁材を示す。このかまぼこ状壁材106は、第一の生地丸め用とい部又は、第二の生地丸め用とい部の一部に配設され、生地の練りこみを向上させるために役立つ。
なお、上記突起状壁材は複数の箇所に配置したり、生地の大小に応じ、高さを変化させても良い。
Claims (8)
- 回転ドラムと、該回転ドラムの周囲に近接して形成された螺旋状底板と、該螺旋状底板の外周縁部に傾動自在に取着された複数の壁材と、前記底板と前記壁材とで形成される生地丸め用とい部と、前記回転ドラムの回転により前記生地丸め用とい部に投入された生地を上昇させながら丸める生地丸め装置であって、第一の前記螺旋状底板と、該底板の外周縁部に傾動自在に取着された複数の壁材により形成された第一の生地丸め用とい部終端部で前記生地を落下させ、該落下生地を受け止めさらに該落下生地を上昇させる第二の前記螺旋状底板及び該底板の外周縁部に傾動自在に取着された複数の壁材で形成された第二の生地丸め用とい部を具備することを特徴とする生地丸め装置。
- 第一の前記螺旋状底板及び前記壁材で形成される生地丸め用とい部の終端部で前記落下生地の姿勢を調整制御する手段を有することを特徴とする請求項1記載の生地丸め装置。
- 前記落下生地の姿勢を調整制御する手段として、回転ローラを用いることを特徴とする請求項2記載の生地丸め装置。
- 前記回転ローラの形状は、生地の状態に合わせて糸巻き形状、円錐形状、円筒形状のいずれかであることを特徴とする請求項3記載の生地丸め装置。
- 前記ローラはモータ駆動により回転することを特徴とする請求項4記載の生地丸め装置。
- 前記落下生地の姿勢を調整制御する手段として、補助板を用いることを特徴とする請求項2記載の生地丸め装置。
- 前記第一の生地丸め用とい部の壁材の少なくとも一部の上端部に、突起状壁材を用いることを特徴とする請求項1乃至6記載の生地丸め装置。
- 前記突起状壁材上部が断面湾曲状のかまぼこ状部材であることを特徴とする7記載の生地丸め装置。
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JP2012007495U JP3181727U (ja) | 2012-11-26 | 2012-11-26 | 生地丸め装置 |
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Cited By (2)
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JP2020115852A (ja) * | 2019-01-22 | 2020-08-06 | 株式会社工揮 | 食品生地の丸め装置 |
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JP2008072973A (ja) * | 2006-09-22 | 2008-04-03 | Oshikiri:Kk | 練り生地の丸め装置 |
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2012
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