JP3181529U

JP3181529U - 鉛筆持ち方矯正補助多機能キャップ

Info

Publication number: JP3181529U
Application number: JP2012007213U
Authority: JP
Inventors: 妙子秋元
Original assignee: 妙子秋元
Priority date: 2012-11-09
Filing date: 2012-11-09
Publication date: 2013-02-14
Anticipated expiration: 2022-11-09

Abstract

【課題】鉛筆の正しい持ち方練習、また持ち方矯正ができる鉛筆キャップを提供する。
【解決手段】鉛筆を持った時の親指と人指し指が相互に重ならないように親指人指し指侵入防止壁３を設け、中指の位置確保ができる中指置き穴７を設け、持ち方上下を自然誘導する持ち方誘導帯４を設け、皮革や合成皮革のようなソフトで丈夫な素材で作成することを特徴とする鉛筆持ち方矯正補助多機能キャップ。
【選択図】図５

Description

本考案は、鉛筆を初めて持った時の正しい持ち方の補助具及び間違った持ち方の矯正具、そして短くなった鉛筆の延長軸としても使用できる鉛筆持ち方矯正補助多機能キャップに関するものである。

従来、鉛筆の先端に取り付ける数種類の補助具（特許文献１、２参照）や、鉛筆と指を固定するリング状のもの（特許文献３参照）や、三角鉛筆や指を添わせるためのラインや模様の入っている鉛筆（特許文献４参照、）や、そして鉛筆延長補助軸（キャップ）などが市販されている。

特許公開２０００−２０３１８８号公報実用新案公開平５−８５６８８号公報特許公開平１１−１２３８９１号公報登録実用新案第３１７３４７３号公報

特許文献１や４に示す先行技術は、どこをどのように持つのかの判断が子供によっては難しかったり、作業に熱中してしまうと、個々の癖が、たとえば中指が人差し指の横に出てくる、親指が人差し指の上へ重なる、人差し指が親指に重なってしまうということがある。
特許文献２に示す先行技術でも、中指が人差し指の横に出てくることがある。
特許文献１や３や４に示す先行技術は鉛筆が短くなった時には使用が難しい。
また、別の補助具では、鉛筆がたちすぎてしまうことがある。
また、手に痛みを感じることもある。
左手用の補助具がなかなか手に入らないことがある。
本考案は、以上の問題点を解決するものである。

厚み１．５ｍｍ位の皮革や合成皮革のようなソフトで丈夫な素材を用い、鉛筆を持ち始める子供用の通常より短い鉛筆に合わせた長さで筒状に形成し、一方の端を閉じて後端閉口部とし、他端を開口し先端開口部とする。
筒外面の先端開口部近くに、親指と人指し指を挟み合わせるように置き添える指置きポイントを設け、この指置きポイントの領域を前方方向へ筒外面を縦に平たく押し拡げるように親指人指し指相互侵入防止壁を設け、この親指人指し指相互侵入防止壁は、指置きポイントの領域にとどまらず、そのまま後端閉口部まで連続する形で持ち方誘導帯を形成する。
指置きポイントの後背部に中指置き穴を設ける。
以上の構成よりなる鉛筆持ち方矯正補助多機能キャップ。

皮革、合成皮革のようなソフトで丈夫な素材を使用することで手に負担がかからず、持ち方誘導帯により自然に正しい向きに握ることできる。親指と人指し指は先端部に設けられた親指人差し指相互侵入防止壁により、作業に熱中しても指が重なることがない。
使用する皮革などの厚みにより、中指を当てる場所を意識でき、またこの厚みゆえに、短くなった鉛筆にも使用可能な強度が得られ、延長補助キャップとしても使用できる。
この形状により、本考案は左右両手に対応できる。

本考案の側面図本考案の背面図本考案の正面図本考案の使用状態を示す斜視図本考案の使用状態を別の角度から見た斜視図

以下、本考案の実施の形態を説明する。
（イ）厚み１．５ｍｍ位の皮革や合成皮革のようなソフトで丈夫な素材を用い、鉛筆を持ち始める子供用の通常より短い鉛筆に合わせた長さで筒状に形成し、一方の端を閉じて後端閉口部（６）とし、他端を開口し先端開口部（５）とする。
（ロ）筒外面の先端開口部（５）近くに、親指と人指し指を挟み合わせるように置き添える指置きポイント（１）を設け、この指置きポイント（１）の領域を前方方向へ筒外面を縦に平たく押し拡げるように親指人指し指相互侵入防止壁（３）を設け、この親指人指し指相互侵入防止壁（３）は、指置きポイント（１）の領域にとどまらず、そのまま後端閉口部（６）まで連続する形で持ち方誘導帯（４）を形成する。ここの下部分が鉛筆延長補助キャップ部（２）となる。
（ハ）指置きポイント（１）の後背部に、先端開口部（５）より５ｍｍ位のところに直径５ｍｍ位の中指置き穴（７）を設ける。
本考案は以上のような構造である。
本考案を使用するときは、
（ニ）鉛筆持ち補助具・矯正具、短くなった鉛筆の延長補助キャップとして使用の場合には、先端開口部（５）より削られた芯が出る向きで鉛筆が２０ｍｍ位出るように差し込み、持ち方誘導帯（４）が手に触れぬように持ち、親指と人指し指の腹を指置きポイント（１）に鉛筆を感じるように置き、中指の爪の横を、中指置き穴（７）に添わせる。
（ホ）鉛筆キャップとして使用するときは、削られた芯の方から中に入るように挿入する。

１指置きポイント、２鉛筆延長補助キャップ部、
３親指人指し指相互侵入防止壁、４持ち方誘導帯、５先端開口部、
６後端閉口部、７中指置き穴

Claims

厚み１．５ｍｍくらいの皮革や合成皮革のようなソフトで丈夫な素材を用い、鉛筆を持ち始める子供用の通常より短い鉛筆に合わせた長さで筒状に形成し、一方の端を閉じて後端閉口部とし、他端を開口し先端開口部とし、筒外面の先端開口部近くに、親指と人指し指を挟み合わせるように置き添える指置きポイントを設け、この指置きポイントの領域を前方方向へ筒外面を縦に平たく押し拡げるように親指人指し指相互侵入防止壁を設け、この親指人指し指相互侵入防止壁は、指置きポイントの領域にとどまらず、そのまま後端閉口部まで連続する形で持ち方誘導帯を形成するものであり、指置きポイントの後背部に中指置き穴を設けたことを特徴とする鉛筆持ち方矯正補助多機能キャップ。