JP3181381U - 試作用塗工装置 - Google Patents

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収一 岩永
義成 康井
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Abstract


【課題】基材の巻き出し、塗工・乾燥および基材の巻き取り機構を内蔵した小型の塗工装置とし、試作などにおける小ロッドでの運転を可能とする試作用塗工装置を提供する。
【解決手段】筐体2内に、連続体状の基材Fを巻き出す巻き出しローラー3と、走行している前記基材に塗工する塗工手段4と、塗工した塗工剤を乾燥させる乾燥手段5と、塗工済の前記基材を巻き取る巻き取りローラー6とを有し、前記筐体内における前記基材の走行に係わる全ての部材の前記基材の幅方向における同片側が、自由端として配設されている。
【選択図】図2

Description

本考案は、基材の巻き出し、塗工・乾燥および基材の巻き取りのすべてを筐体内で行うことを可能とした試作用塗工装置に関する。
本出願人は、過去の研究開発において特許文献1に記載のようなグラビア塗工方式およびグラビア塗工装置や特許文献2に記載のような塗工剤供給ノズルおよびそのノズルを用いた塗工方法などを提案している。これらの塗工方式や塗工装置は、通常、塗工済フィルムを生産するための一連の装置の一部に用いられている。
一般的な、生産ベースの塗工装置は、特許文献3の図4に示すように、長尺で幅広の樹脂フィルム、紙または布などからなる連続体状の基材の走行方向に設けた塗工部と乾燥部とを備え、基材に塗工するように形成されている。
特開2001−179151号公報 特開2003−181355号公報 特開平5−261326号公報
しかしながら、特許文献3に記載の生産ベースの塗工装置は、非常に大型の装置であり、試作などにおける小ロッドでの運転は困難であった。
また、通常、塗工装置の基材の走行経路上におけるローラーなどは両端支持であり、基材の掛け回しに手間がかかるという問題を有していた。
そこで、本考案においては、小型でかつ基材の巻き出し、塗工・乾燥および基材の巻き取り機構が内蔵され、小ロッドでの運転を行うことを可能とする試作用塗工装置を提供することを目的とする。
上記、目的を達成するべく本考案の第1の態様の試作用塗工装置は、筐体内に、連続体状の基材を巻き出す巻き出しローラーと、走行している前記基材に塗工する塗工手段と、塗工した塗工剤を乾燥させる乾燥手段と、塗工済の前記基材を巻き取る巻き取りローラーとを有し、前記筐体内における前記基材の走行に係わる全ての部材の前記基材の幅方向における同片側が、自由端として配設されていることを特徴とする。
本考案の第1の態様の試作用塗工装置によれば、基材の走行に係わる全ての部材の幅方向における同片側が自由端として配設されているので、基材の掛け回しを容易に行うことができる。
本考案の第2の態様の試作用塗工装置は、前記塗工手段が、外周面の全周にグラビアパターンが形成されたグラビアロールと、前記グラビアロールのグラビアパターンに塗工剤を供給する塗工剤供給部と、前記グラビアロールの表面から余剰塗工剤を塗工する前に拭き取って定量の塗工剤を供給せしめるドクターブレードとを有し、前記グラビアロールのグラビアパターンを前記基材の上面が自由状態にある下面に接触させて前記基材に塗工することを特徴とする。
本考案の第2の態様の試作用塗工装置によれば、塗工厚が数μm〜数十μm(WET)の範囲での均一な塗工を行うことを可能とする。
本考案の第3の態様の試作用塗工装置は、前記塗工手段が、外部からノズル本体の内部へ供給される塗工剤を前記基材に対して吐出する塗工剤供給ノズルを有し、前記基材へ塗工剤を吐出して前記基材に塗工することを特徴とする。
本考案の第3の態様の試作用塗工装置によれば、塗工厚が数μm〜数百μm(DRY)の範囲での均一な塗工を行うとを可能とする。
本考案の第4の態様の試作用塗工装置は、塗工した塗工剤を硬化させるUV照射手段を前記筐体内に備えることを特徴とする。
本考案の第4の態様の試作用塗工装置によれば、UV硬化性の塗工剤を採用した試作を行うことができる。
本考案の第5の態様の試作用塗工装置は、塗工済の前記基材にラミネート加工を施すラミネート手段を前記筐体内に備えることを特徴とする。
本考案の第5の態様の試作用塗工装置によれば、ラミネート加工を採用した試作を行うことができる。
本考案によれば、小型でかつ基材の巻き出し、塗工・乾燥および基材の巻き取り機構が内蔵され、小ロッドでの運転を行うことができる試作用塗工装置を提供することを可能とする。
本考案の第1実施形態における試作用塗工装置の断面図 本考案の第2実施形態における試作用塗工装置の断面図 図2の要部拡大図であり、(a)は塗工剤供給ノズル8の断面図、(b)は塗工剤供給ノズル8のノズル半体の先端部における部分拡大図
以下に、本考案の試作用塗工装置の具体的な実施形態を図1乃至図3を参照して詳しく説明する。
第1実施形態における本考案の試作用塗工装置1は、図1に示すように、筐体2の内部に、基材Fの走行方向に向かって上流側から、所定の幅で連続体状の基材Fを巻き出す巻き出しローラー3、巻き出しローラー3から巻き出され走行している基材Fに塗工する塗工手段4、塗工した塗工剤を乾燥させる乾燥手段5および塗工済の基材Fを巻き取る巻き取りローラー6が備えられている。
巻き出しローラー3は、樹脂フィルム、紙または布などの基材Fが巻帯されており、複数の展張ローラーRなどによって形成される走行経路に基材Fを巻き出すようにされている。
塗工手段4は、図1に示すように、直径が約20mm〜約50mmとされ外周面の全周にグラビアパターンが形成されたグラビアロール7aと、グラビアロール7aのグラビアパターンに塗工剤を供給する塗工剤供給部7bと、グラビアロール7aの表面から余剰塗工剤を塗工する前に拭き取って定量の塗工剤を供給せしめるドクターブレード7cとを有している。グラビアロール7aは、基材Fの走行方向と軸方向を直交するように配置され、基材Fと相対速度を有する周速度で基材Fの走行方向と接触部にて逆方向に回転させられるとともに、当該グラビアロール7aの表面からドクターブレード7cによって余剰塗工剤を塗工を施す前に拭き取って、定量の塗工剤を基材Fの上面が自由状態にある位置Aにおけるその基材Fの下面にグラビアロール7aのグラビアパターンを接触させることで塗工して、基材Fに塗工剤をべた塗りするようにされている。
乾燥手段5は、図示を省略した公知の適宜なヒーターや温風送風機などからなり、塗工剤に含まれる液状成分を蒸発して乾燥させるようにされている。
巻き取りローラー6は、塗工済の基材Fを回転軸に巻き取るようにされており、該回転軸の巻き取り速さを調整することで、基材Fの走行速度を調整するようにしている。
さらに、筐体2内においては、基材Fの走行に係わる全ての部材、すなわち、巻き出しローラー3、各展張ローラーR、塗工手段4、乾燥手段5および巻き取りローラー6は、基材Fの幅方向における同片側が自由端となるように配設されている。
このような、第1実施形態の試作用塗工装置1によれば、巻き出し、塗工・乾燥および巻き取り機構を内蔵した、小型の塗工装置を提供することができるとともに、試作などにおける小ロッドでの運転を可能とする。
さらに、グラビアロール7a、塗工剤供給部7bおよびドクターブレード7cを有し、本出願人が提案した特開2001−179151号公報に記載の特別なグラビア塗工方式を採用することによって、基材Fに対して数μm〜数十μm(WET状態)という薄膜塗工を極めて良好に均一厚さで施すことを可能とする。
また、筐体2内において、基材Fの走行に係わる全ての部材が、基材Fの幅方向における同片側が自由端となるように配設されているので、基材Fの走行経路に対する掛け回しを容易に行うことができる。
ここで、本考案の試作用塗工装置1における塗工手段4には、グラビア塗工方式の他にも、本出願人が提案した特開2003−181355号公報に記載の塗工剤供給ノズルを採用した塗工方式を用いることができる。当該塗工剤供給ノズルを採用した実施形態を以下に説明する。なお、その他の構成は第1実施形態において説明した構成を用いることができる。
第2実施形態における本考案の試作用塗工装置1においては、図2および図3に示すように、塗工手段4として、外部からノズル本体の内部へ供給される塗工剤を貯留する塗工剤貯留部8aと、当該塗工剤を基材Fに対して吐出させる細長いノズル口8bとを形成してなる塗工剤供給ノズル8を有し、基材Fの自由状態にある位置Bにおいて両面のうち一面側に塗工剤を吐出することによって塗工するようにされている。この塗工剤供給ノズル8は、ノズル本体の基材Fの走行方向における下流側の先端部8cに基材Fに対向する対向面8eと該対向面8eに連なる外側連続面8fとからなる突起部8dを形成するとともに、該突起部8dの対向面8eと外側連続面8fとによって形成される外側縁部8gの角度を直角とし、この突起部8dの下端に該突起部8dを安定的に保持する段部8hを形成しており、塗工剤の塗工厚に応じて該対向面8eの基材Fの走行方向長さを変化させて塗工するようにされている。
なお、予め該対向面8eの基材Fの走行方向長さを所定長さに設定した複数の塗工剤供給ノズル8を用意して、塗工剤の塗工厚に応じて、該塗工剤供給ノズル8を交換するようにしてもよい。
塗工剤供給ノズル8は、本実施形態においては、オプションで取り付け可能とされており、塗工手段4として塗工剤供給ノズル8を採用する場合には、図2において破線で示した走行経路を形成し、位置Bにおいて、基材Fの一面側に塗工を施すようにされる。
このような、本考案の試作用塗工装置1の第2実施形態によれば、塗工剤供給ノズル8を有し、本出願人の提案した特開2003−181355号公報に記載の特別な塗工方法を採用することによって、基材Fに対して数μm〜数百μm(DRY状態)という広範囲な膜厚の塗工を施すことを可能とする。
また、本考案の試験用塗工装置1は、図2に示すように、基材Fの走行方向における乾燥手段5の下流側にUVランプ9aを有するUV照射手段9を備えている。UV照射手段9を備えることにより、UV硬化性の塗工剤を採用することを可能とする。
またさらに、本考案の試験用塗工装置1は、図2に示すように、基材Fの走行方向における乾燥手段5もしくはUV照射手段9の下流側にラミネート手段10を備えている。ラミネート手段10は、ラミネートフィルムが巻帯されたラミネート用巻き出しローラー10aおよび熱圧着ローラー10bを有している。ラミネート手段10を備えることにより、塗工済の基材Fにラミネート加工を施すことを可能とする。
本考案の試験用塗工装置1においては、巻き出し、塗工・乾燥および巻き取り機構を内蔵した小型の塗工装置とすることができ、設置場所の省スペース化を図ることができる。さらに、小型の塗工装置とすることにより、試作などにおける小ロッドでの運転を可能とする。
また、基材Fの走行に係わる全ての部材の基材Fの幅方向における同片側が自由端として配設されているので、基材Fの掛け回しが容易で、運転準備にかかる時間を短くすることができる。
本考案は第1実施形態および第2実施形態に限定されるものではなく、考案の特徴を損なわない範囲で種々の変更が可能であり、例えば、第1実施形態および第2実施形態においては、巻き取りローラー6の回転軸の回転速度によって基材Fの走行速度を調整するようにされているが、公知のピンチローラなどを用いて巻き取り速度とは独立して、基材Fの走行速度を調整してもよい。
1 試作用塗工装置
2 筐体
3 巻き出しローラー
4 塗工手段
5 乾燥手段
6 巻き取りローラー
7a グラビアロール
7b 塗工剤供給部
7c ドクターブレード
8 塗工剤供給ノズル
9 UV照射手段
10 ラミネート手段
F 基材

Claims (5)

  1. 筐体内に、
    連続体状の基材を巻き出す巻き出しローラーと、
    走行している前記基材に塗工する塗工手段と、
    塗工した塗工剤を乾燥させる乾燥手段と、
    塗工済の前記基材を巻き取る巻き取りローラーとを有し、
    前記筐体内における前記基材の走行に係わる全ての部材の前記基材の幅方向における同片側が、自由端として配設されていることを特徴とする試作用塗工装置。
  2. 前記塗工手段が、外周面の全周にグラビアパターンが形成されたグラビアロールと、前記グラビアロールのグラビアパターンに塗工剤を供給する塗工剤供給部と、前記グラビアロールの表面から余剰塗工剤を塗工する前に拭き取って定量の塗工剤を供給せしめるドクターブレードとを有し、前記グラビアロールのグラビアパターンを前記基材の上面が自由状態にある下面に接触させて前記基材に塗工することを特徴とする請求項1に記載の試作用塗工装置。
  3. 前記塗工手段が、外部からノズル本体の内部へ供給される塗工剤を前記基材に対して吐出する塗工剤供給ノズルを有し、前記基材へ塗工剤を吐出して前記基材に塗工することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の試作用塗工装置。
  4. 塗工した塗工剤を硬化させるUV照射手段を前記筐体内に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の試作用塗工装置。
  5. 塗工済の前記基材にラミネート加工を施すラミネート手段を前記筐体内に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の試作用塗工装置。
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