JP3181373B2 - Dncシステムにおけるデジタイジングデータ処理方法 - Google Patents
Dncシステムにおけるデジタイジングデータ処理方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の加工機械、デジ
タイジング装置、自動プログラミング装置等と通信しN
Cプログラムを一括管理するDNCシステムにおけるデ
ジタイジングデータ処理方法に関する。
タイジング装置、自動プログラミング装置等と通信しN
Cプログラムを一括管理するDNCシステムにおけるデ
ジタイジングデータ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生産現場の自動化・無人化を追求
するFA(ファクトリ・オートメーション)システムが
開発されてきたが、機械加工工場のFAシステムにおい
て多品種少量生産に適応するFMS(フレキシブル・マ
ニュファクチュアリング・システム)は、NC工作機
械、産業用ロボット、自動搬送システム、自動倉庫シス
テム、自動保守点検システム、コンピュータ中央管理シ
ステム等で構成される。FMSによる生産方式以前で
は、生産品目の変更に伴って、加工対象物の着脱、工具
交換、搬送、組立、検査に時間がかかり、全工程の90
%は待ち時間とも言われていたが、FMSによる生産方
式では、ソフトウェアとしてはCAE、CADおよびC
AM等を、ハードウェアとしては生産システムの各所に
配置されるロボット、ロボットに装着される各種セン
サ、加工のためのNC装置、工作機械、物流を支える搬
送装置、および無人自動倉庫等を、それぞれ駆使し、素
材の受入れから製品の保管と出荷までをコンピュータで
群管理し、工場を無人化して24時間操業を効率的に行
おうとしている。このような多品種少量生産に適応する
FMSにおいて、DNCシステムは工場内の複数の加工
機械に多量のNCプログラムを送信し各加工機械からそ
のNCプログラムの実行終了信号を受信し生産管理を行
うものである。
するFA(ファクトリ・オートメーション)システムが
開発されてきたが、機械加工工場のFAシステムにおい
て多品種少量生産に適応するFMS(フレキシブル・マ
ニュファクチュアリング・システム)は、NC工作機
械、産業用ロボット、自動搬送システム、自動倉庫シス
テム、自動保守点検システム、コンピュータ中央管理シ
ステム等で構成される。FMSによる生産方式以前で
は、生産品目の変更に伴って、加工対象物の着脱、工具
交換、搬送、組立、検査に時間がかかり、全工程の90
%は待ち時間とも言われていたが、FMSによる生産方
式では、ソフトウェアとしてはCAE、CADおよびC
AM等を、ハードウェアとしては生産システムの各所に
配置されるロボット、ロボットに装着される各種セン
サ、加工のためのNC装置、工作機械、物流を支える搬
送装置、および無人自動倉庫等を、それぞれ駆使し、素
材の受入れから製品の保管と出荷までをコンピュータで
群管理し、工場を無人化して24時間操業を効率的に行
おうとしている。このような多品種少量生産に適応する
FMSにおいて、DNCシステムは工場内の複数の加工
機械に多量のNCプログラムを送信し各加工機械からそ
のNCプログラムの実行終了信号を受信し生産管理を行
うものである。
【0003】従来技術におけるDNCシステムにおい
て、特に倣い加工をデジタイジング装置を使用して行う
場合、デジタイジング装置でモデルを倣って作成したデ
ジタイジングデータをNCフォーマットのデータに変換
してDNC装置に送信し、NCプログラムとしてディス
クに格納し、ディスクに格納したNCプログラムを加工
機械に送信して加工を行う。あるいは、倣いと加工を同
時に行う連動倣い方式の場合は、デジタイジング装置で
モデルを倣って作成したデジタイジングデータはNCフ
ォーマットのデータに変換せずに直接に加工機械に送信
して加工を行う。加工機械がNCプログラムを受信する
場合はサーボ系への指令のためにNCプログラムからデ
ジタイジングデータに変換処理を必要としたが、デジタ
イジングデータを受信する場合は直接サーボ系に指令で
き前記変換処理を必要としないという利点がある。ま
た、デジタイジングデータを使用するのでNCフォーマ
ットのデータより高速に通信できるという利点があり、
金型加工のように形状が複雑でデジタイジングデータの
量が多い場合に特に適している。さらに加工機械と、モ
デルを倣うデジタイジング装置とが分離されているの
で、連動運転中に加工機械にて発生する振動がデジタイ
ジング装置に悪影響を与えないという利点がある。
て、特に倣い加工をデジタイジング装置を使用して行う
場合、デジタイジング装置でモデルを倣って作成したデ
ジタイジングデータをNCフォーマットのデータに変換
してDNC装置に送信し、NCプログラムとしてディス
クに格納し、ディスクに格納したNCプログラムを加工
機械に送信して加工を行う。あるいは、倣いと加工を同
時に行う連動倣い方式の場合は、デジタイジング装置で
モデルを倣って作成したデジタイジングデータはNCフ
ォーマットのデータに変換せずに直接に加工機械に送信
して加工を行う。加工機械がNCプログラムを受信する
場合はサーボ系への指令のためにNCプログラムからデ
ジタイジングデータに変換処理を必要としたが、デジタ
イジングデータを受信する場合は直接サーボ系に指令で
き前記変換処理を必要としないという利点がある。ま
た、デジタイジングデータを使用するのでNCフォーマ
ットのデータより高速に通信できるという利点があり、
金型加工のように形状が複雑でデジタイジングデータの
量が多い場合に特に適している。さらに加工機械と、モ
デルを倣うデジタイジング装置とが分離されているの
で、連動運転中に加工機械にて発生する振動がデジタイ
ジング装置に悪影響を与えないという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術に
よるDNCシステム、すなわち高速通信による連動倣い
方式による加工におけるDNCシステムは、デジタイジ
ング装置で作成した加工データをDNC装置が記憶する
ことができないので、デジタイジング装置を同時運転し
ないと同一モデルの倣い加工を再度できないという問題
がある。
よるDNCシステム、すなわち高速通信による連動倣い
方式による加工におけるDNCシステムは、デジタイジ
ング装置で作成した加工データをDNC装置が記憶する
ことができないので、デジタイジング装置を同時運転し
ないと同一モデルの倣い加工を再度できないという問題
がある。
【0005】さらに、デジタイジング装置から送信され
るデジタイジングデータは終了の指示がないといつまで
も出力し続け、加工機械はデジタイジングデータの最終
有効データを捕らえることができず、デジタイジング装
置における倣いが終了してもデジタイジング装置から倣
い終了信号を受けることができず、したがって連続無人
運転とすることができないという問題がある。
るデジタイジングデータは終了の指示がないといつまで
も出力し続け、加工機械はデジタイジングデータの最終
有効データを捕らえることができず、デジタイジング装
置における倣いが終了してもデジタイジング装置から倣
い終了信号を受けることができず、したがって連続無人
運転とすることができないという問題がある。
【0006】そこで連動倣いのときは加工機械から加工
終了をオペレータが判断してリセット信号をデジタイジ
ング装置に送る必要があり、無人化自動運転できないと
いう問題がある。
終了をオペレータが判断してリセット信号をデジタイジ
ング装置に送る必要があり、無人化自動運転できないと
いう問題がある。
【0007】したがって本発明の目的は、上述の問題の
ない、すなわちデジタイジング装置からDNC装置にデ
ジタイジングデータを送信し、DNC装置では受信した
デジタイジングデータの最終有効データを捕らえて、最
終有効データを識別できるようにし、デジタイジングデ
ータを記憶手段(大容量メモリ)に格納し、大容量メモ
リに格納したデジタイジングデータを加工機械に送信す
るDNCシステムにおけるデジタイジングデータ処理方
法を提供するものである。
ない、すなわちデジタイジング装置からDNC装置にデ
ジタイジングデータを送信し、DNC装置では受信した
デジタイジングデータの最終有効データを捕らえて、最
終有効データを識別できるようにし、デジタイジングデ
ータを記憶手段(大容量メモリ)に格納し、大容量メモ
リに格納したデジタイジングデータを加工機械に送信す
るDNCシステムにおけるデジタイジングデータ処理方
法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明によるデジ
タイジングデータ処理方法の流れ図である。前記目的を
達成する本発明のDNCシステムにおけるデジタイジン
グデータ処理方法は、モデルを倣ってデジタイジングデ
ータを作成するデジタイジング装置(図2の2)と前記
デジタイジングデータを受信し加工機械(図2の3)に
送信するDNC装置(図2の1)と前記加工機械とから
なるDNCシステムにおけるデジタイジングデータ処理
方法において、前記デジタイジングデータはモデルの形
状に対応した位置データとその位置データの総和である
チェックサムデータとからなる複数のブロックから構成
されるパケットをなし、複数の前記ブロックの中に途中
で切れたブロックを含むパケットをDNC装置が受信す
るとき、そのパケットを受信する毎にそのパケットが最
終パケットか否かを判別する第1段階と、第1段階で前
記パケットが最終パケットでないと判別したときは受信
したパケット内に記された全データをメモリ(図2の1
1)に格納する第2段階と、第1段階で前記パケットが
最終パケットと判別されたときはそのパケット内におけ
る途中で切れた隣接する最終ブロックにおける最終チェ
ックサム番地を検索する第3段階と、最終パケット内に
おいて最終チェックサム番地以後の番地に最終ブロック
であることを示す終了フラグを書き込んで前記メモリに
格納する第4段階と、から構成する。
タイジングデータ処理方法の流れ図である。前記目的を
達成する本発明のDNCシステムにおけるデジタイジン
グデータ処理方法は、モデルを倣ってデジタイジングデ
ータを作成するデジタイジング装置(図2の2)と前記
デジタイジングデータを受信し加工機械(図2の3)に
送信するDNC装置(図2の1)と前記加工機械とから
なるDNCシステムにおけるデジタイジングデータ処理
方法において、前記デジタイジングデータはモデルの形
状に対応した位置データとその位置データの総和である
チェックサムデータとからなる複数のブロックから構成
されるパケットをなし、複数の前記ブロックの中に途中
で切れたブロックを含むパケットをDNC装置が受信す
るとき、そのパケットを受信する毎にそのパケットが最
終パケットか否かを判別する第1段階と、第1段階で前
記パケットが最終パケットでないと判別したときは受信
したパケット内に記された全データをメモリ(図2の1
1)に格納する第2段階と、第1段階で前記パケットが
最終パケットと判別されたときはそのパケット内におけ
る途中で切れた隣接する最終ブロックにおける最終チェ
ックサム番地を検索する第3段階と、最終パケット内に
おいて最終チェックサム番地以後の番地に最終ブロック
であることを示す終了フラグを書き込んで前記メモリに
格納する第4段階と、から構成する。
【0009】
【作用】本発明のDNCシステムにおけるデジタイジン
グデータ処理方法は、デジタイジング装置からモデルの
座標軸の複数軸の位置データとその位置データの総和の
チェックサムデータとからなる複数のブロックから構成
されるパケットをなすデジタイジングデータをパケット
毎に受信し、受信したパケット毎にそのパケットが最終
か否かを判別し(第1段階)、第1段階でノーのときは
受信したそのパケット内に記された全データを大容量メ
モリに記憶し(第2段階)、第1段階でイエスのときは
パケット内における途中で切れたブロックに隣接する最
終ブロックにおける最終チェックサム番地を検索し(第
3段階)、最終チェックサム番地が検索された後、最終
チェックサム番地以降の番地に最終ブロックであること
を示す終了フラグを書き込み大容量メモリに格納する
(第4段階)。
グデータ処理方法は、デジタイジング装置からモデルの
座標軸の複数軸の位置データとその位置データの総和の
チェックサムデータとからなる複数のブロックから構成
されるパケットをなすデジタイジングデータをパケット
毎に受信し、受信したパケット毎にそのパケットが最終
か否かを判別し(第1段階)、第1段階でノーのときは
受信したそのパケット内に記された全データを大容量メ
モリに記憶し(第2段階)、第1段階でイエスのときは
パケット内における途中で切れたブロックに隣接する最
終ブロックにおける最終チェックサム番地を検索し(第
3段階)、最終チェックサム番地が検索された後、最終
チェックサム番地以降の番地に最終ブロックであること
を示す終了フラグを書き込み大容量メモリに格納する
(第4段階)。
【0010】
【実施例】図2は本発明の一実施例によるDNCシステ
ムの構成図である。図中、参照番号1はDNC装置、参
照番号2はデジタイジング装置、参照番号3は加工機械
をそれぞれ示す。DNC装置1は、大容量メモリである
ディスク11と、デジタイジング装置2から複数のデジ
タイジングデータからなるパケットを受信する通信手段
12と、受信したパケットのデータをディスク11に格
納するデジタイジングデータ管理手段13と、デジタイ
ジング装置2からNCフォーマットのデータを受信する
受信手段14と、ディスク11に格納されたNCプログ
ラムまたは前記パケットのデータを加工機械3に送信し
加工終了信号を受信する通信手段15とからなる。
ムの構成図である。図中、参照番号1はDNC装置、参
照番号2はデジタイジング装置、参照番号3は加工機械
をそれぞれ示す。DNC装置1は、大容量メモリである
ディスク11と、デジタイジング装置2から複数のデジ
タイジングデータからなるパケットを受信する通信手段
12と、受信したパケットのデータをディスク11に格
納するデジタイジングデータ管理手段13と、デジタイ
ジング装置2からNCフォーマットのデータを受信する
受信手段14と、ディスク11に格納されたNCプログ
ラムまたは前記パケットのデータを加工機械3に送信し
加工終了信号を受信する通信手段15とからなる。
【0011】デジタイジング装置2は、モデルを倣って
デジタイジングデータを作成するデジタイジングデータ
作成手段21と、後述するデジタイジングデータ補正処
理手段22、およびDNC装置1と通信する通信手段2
3からなる高速デジタイジングユニット24と、デジタ
イジングデータをNCフォーマットに変換しDNC装置
に送信するフォーマット変換送信手段25とからなる。
デジタイジングデータを作成するデジタイジングデータ
作成手段21と、後述するデジタイジングデータ補正処
理手段22、およびDNC装置1と通信する通信手段2
3からなる高速デジタイジングユニット24と、デジタ
イジングデータをNCフォーマットに変換しDNC装置
に送信するフォーマット変換送信手段25とからなる。
【0012】加工機械3は、受信したデータがNCフォ
ーマットのデータかデジタイジングデータかを判別する
受信データ判別手段31と、NCフォーマットのデータ
をデジタイジングデータに変換するフォーマット変換手
段32と、前記判別結果がデジタイジングデータのとき
は直接に、NCフォーマットのデータのときはフォーマ
ット変換手段32を介して間接に、それぞれのデータを
入力する加工機械駆動手段33とからなる。
ーマットのデータかデジタイジングデータかを判別する
受信データ判別手段31と、NCフォーマットのデータ
をデジタイジングデータに変換するフォーマット変換手
段32と、前記判別結果がデジタイジングデータのとき
は直接に、NCフォーマットのデータのときはフォーマ
ット変換手段32を介して間接に、それぞれのデータを
入力する加工機械駆動手段33とからなる。
【0013】図3はパケットのフォーマットを示す図で
ある。上段はデジタイジング装置2の通信手段23から
DNC装置1に送信する時の最終パケットのフォーマッ
トを示す。1パケットは例えば1024バイトで構成さ
れ、先頭番地から順にデジタイジングデータの7バイト
分で1ブロックづつ順に記述され、デジタイジング装置
における倣いが終了後、順にNULL(00H )の7バイト
分、終了を示す M30、NULL(00H )の複数バイト分、そ
して最後にパケット番号を示す例えば(FFH )、パケッ
トのデータのチェックサム、パケットの最後を示すCR
(キャリッジ・リターン)が記述される。
ある。上段はデジタイジング装置2の通信手段23から
DNC装置1に送信する時の最終パケットのフォーマッ
トを示す。1パケットは例えば1024バイトで構成さ
れ、先頭番地から順にデジタイジングデータの7バイト
分で1ブロックづつ順に記述され、デジタイジング装置
における倣いが終了後、順にNULL(00H )の7バイト
分、終了を示す M30、NULL(00H )の複数バイト分、そ
して最後にパケット番号を示す例えば(FFH )、パケッ
トのデータのチェックサム、パケットの最後を示すCR
(キャリッジ・リターン)が記述される。
【0014】デジタイジング装置2におけるデジタイジ
ングデータ補正処理手段22はデジタイジングデータを
読み取り、デジタイジングデータが途中で切れたブロッ
クを後述の方法で検索しその途中で切れたブロックとM3
0 を削除し、前方のアドレスへシフトしNULL(00H )を
7バイト分とその後ろにLF(エンド・オブ・ブロック)
を1024バイトの最終番地まで記述した下段に示すフ
ォーマットを修正して作成し、このように作成したパケ
ットを通信手段23によりDNC装置1に送信し、DN
C装置1におけるデジタイジングデータ管理手段13に
よりディスク11に格納する。このようにしてディスク
11に格納されたデジタイジングデータが加工機械3に
送信されれば加工機械はNULL(00H )×7バイトを読み
取ることによってデジタイジングデータの送信の終了を
判断できる。このようなデジタイジングデータが、途中
で切れたブロックとM30 とを削除することなく加工機械
に送信されると加工機械はアラームを発生しオペレータ
によるリセットを必要とし無人運転ができない。
ングデータ補正処理手段22はデジタイジングデータを
読み取り、デジタイジングデータが途中で切れたブロッ
クを後述の方法で検索しその途中で切れたブロックとM3
0 を削除し、前方のアドレスへシフトしNULL(00H )を
7バイト分とその後ろにLF(エンド・オブ・ブロック)
を1024バイトの最終番地まで記述した下段に示すフ
ォーマットを修正して作成し、このように作成したパケ
ットを通信手段23によりDNC装置1に送信し、DN
C装置1におけるデジタイジングデータ管理手段13に
よりディスク11に格納する。このようにしてディスク
11に格納されたデジタイジングデータが加工機械3に
送信されれば加工機械はNULL(00H )×7バイトを読み
取ることによってデジタイジングデータの送信の終了を
判断できる。このようなデジタイジングデータが、途中
で切れたブロックとM30 とを削除することなく加工機械
に送信されると加工機械はアラームを発生しオペレータ
によるリセットを必要とし無人運転ができない。
【0015】図4は本発明による最終パケットのデータ
処理方法の流れ図であり、図5と図6は図4の補足説明
図である。以下、これらの図を参照しながら説明する。
図中、Sに付された数字はステップ番号を示す。
処理方法の流れ図であり、図5と図6は図4の補足説明
図である。以下、これらの図を参照しながら説明する。
図中、Sに付された数字はステップ番号を示す。
【0016】第1段階において、デジタイジングデータ
の受信を開始したら最初にステップS1でディスク11
の書き込みファイルをオープンする。ステップS2で1
パケット(1024バイト分)のデータを所定の記憶部
Aに格納する。ステップS3で記憶部Aに格納したデー
タが最後のパケットか否か判別しノーのときは第2段階
へ進む。
の受信を開始したら最初にステップS1でディスク11
の書き込みファイルをオープンする。ステップS2で1
パケット(1024バイト分)のデータを所定の記憶部
Aに格納する。ステップS3で記憶部Aに格納したデー
タが最後のパケットか否か判別しノーのときは第2段階
へ進む。
【0017】第2段階においてステップS4で記憶部A
(図示せず)に格納したデータをディスク11に格納し
ステップS2へ戻る。ステップS3でイエスのときは第
3段階へ進む。
(図示せず)に格納したデータをディスク11に格納し
ステップS2へ戻る。ステップS3でイエスのときは第
3段階へ進む。
【0018】第3段階においてステップS5へ移行しデ
ータエンドを示す00H(ヘキサ)の連続7バイト分(00
H×7)をサーチし(図5の(A)参照)、ステップS
6で(00H×7)のインデックス(i)を所定のレジス
タB(図示せず)に格納する。この例では(i)は11
である。
ータエンドを示す00H(ヘキサ)の連続7バイト分(00
H×7)をサーチし(図5の(A)参照)、ステップS
6で(00H×7)のインデックス(i)を所定のレジス
タB(図示せず)に格納する。この例では(i)は11
である。
【0019】次にステップS7で(i−1)の位置をチ
ェックサムと仮定し、(i−1)〜(i−7)すなわち
この例では4〜10の7バイト分の内4〜9の6バイト
を1ブロックの3軸X,Y,Zに相当するデータとし、
9をチェックサムのデータと仮定し、チェックサムが正
しいか否か判別する(図5の(B),図5の(C)参
照)。すなわち、図6の(B)に示すように11+15+38
+00+25+66=E9となるか否かを判別する。その結果ノ
ーのときはステップS8で(i)=(i−1)としチェ
ックサムが一致するまでステップS7、S8を繰り返
す。ステップS7でイエスとなったとき第4段階へ進
む。
ェックサムと仮定し、(i−1)〜(i−7)すなわち
この例では4〜10の7バイト分の内4〜9の6バイト
を1ブロックの3軸X,Y,Zに相当するデータとし、
9をチェックサムのデータと仮定し、チェックサムが正
しいか否か判別する(図5の(B),図5の(C)参
照)。すなわち、図6の(B)に示すように11+15+38
+00+25+66=E9となるか否かを判別する。その結果ノ
ーのときはステップS8で(i)=(i−1)としチェ
ックサムが一致するまでステップS7、S8を繰り返
す。ステップS7でイエスとなったとき第4段階へ進
む。
【0020】第4段階においてステップS9へ移行し
(i)〜(i+6)まで、すなわち10〜16を00Hで
埋め、さらにパケットの最後の1024バイト目までLF
(0AH)で埋め(図5−D参照)、ステップS10で最
後のパケットをディスク11に書き込みファイルをクロ
ーズする。
(i)〜(i+6)まで、すなわち10〜16を00Hで
埋め、さらにパケットの最後の1024バイト目までLF
(0AH)で埋め(図5−D参照)、ステップS10で最
後のパケットをディスク11に書き込みファイルをクロ
ーズする。
【0021】図6のAはデータの最後が最終のパケット
とその1つ前のパケットに股がっている場合を示す。こ
のような場合は、すでにディスクに書き込まれている1
つ前のパケットを記憶部Aに格納し、前記の処理を再度
実行する。
とその1つ前のパケットに股がっている場合を示す。こ
のような場合は、すでにディスクに書き込まれている1
つ前のパケットを記憶部Aに格納し、前記の処理を再度
実行する。
【0022】このように、デジタイジングデータの最終
有効データを識別可能とするフラグを設けることができ
る。加工機械はこのフラグを読み取り、デジタイジング
データの送信の終了と判断し通常のNCデータの受信側
に切り替え、かつ加工終了信号をDNC装置に送る。し
たがってDNC装置は連続無人運転を行うことができ
る。
有効データを識別可能とするフラグを設けることができ
る。加工機械はこのフラグを読み取り、デジタイジング
データの送信の終了と判断し通常のNCデータの受信側
に切り替え、かつ加工終了信号をDNC装置に送る。し
たがってDNC装置は連続無人運転を行うことができ
る。
【0023】前記第3段階において、他の実施例として
1パケットの先頭番地から数えて7バイト目毎に、すな
わち7n(nは1から145までの整数)バイト目毎に
各7バイト分のデータにおいて最初の6バイトの番地の
データの総和が最後のバイトの番地のデータに等しいか
否かを先頭番地より順に判別し、等しくなくなる1つ直
前のバイトの番地を最終チェックサムの番地として検索
し、見つかったその最終チェックサム番地以後の番地を
順に00Hで7バイト分埋め、さらにその次の番地からパ
ケットの最後の1024バイト目の番地までLF(0AH)
で埋めることによっても実現できるなど、最終チェック
サム番地を検索しデジタイジングデータの最終を識別す
る方法は他にも考えられる。
1パケットの先頭番地から数えて7バイト目毎に、すな
わち7n(nは1から145までの整数)バイト目毎に
各7バイト分のデータにおいて最初の6バイトの番地の
データの総和が最後のバイトの番地のデータに等しいか
否かを先頭番地より順に判別し、等しくなくなる1つ直
前のバイトの番地を最終チェックサムの番地として検索
し、見つかったその最終チェックサム番地以後の番地を
順に00Hで7バイト分埋め、さらにその次の番地からパ
ケットの最後の1024バイト目の番地までLF(0AH)
で埋めることによっても実現できるなど、最終チェック
サム番地を検索しデジタイジングデータの最終を識別す
る方法は他にも考えられる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるDN
Cシステムにおけるデジタイジングデータ処理方法によ
れば、デジタイジングデータを通信するので微小ブロッ
クからなる高速高精度加工の高速通信を可能とし、した
がって精密加工ができかつオーバーシュートを補正でき
る。さらに、デジタイジングデータの最終有効データを
識別できるので連続無人運転を可能とすると共にデジタ
イジングデータをDNC装置におけるディスクに格納で
きるのでデジタイジングデータによる加工機械の運転を
デジタイジング装置と連動せずに行うこともできる。
Cシステムにおけるデジタイジングデータ処理方法によ
れば、デジタイジングデータを通信するので微小ブロッ
クからなる高速高精度加工の高速通信を可能とし、した
がって精密加工ができかつオーバーシュートを補正でき
る。さらに、デジタイジングデータの最終有効データを
識別できるので連続無人運転を可能とすると共にデジタ
イジングデータをDNC装置におけるディスクに格納で
きるのでデジタイジングデータによる加工機械の運転を
デジタイジング装置と連動せずに行うこともできる。
【図1】本発明によるデジタイジングデータ処理方法の
流れ図である。
流れ図である。
【図2】本発明の一実施例によるDNCシステムの構成
図である。
図である。
【図3】本発明によるパケットフォーマットを示す図で
ある。
ある。
【図4】本発明による最終パケットのデータ処理方法の
流れ図である。
流れ図である。
【図5】図4の補足説明図である。
【図6】図4の補足説明図である。
1…DNC装置 2…デジタイジング装置 3…加工機械 11…ディスク 12、23…通信手段 13…デジタイジングデータ管理手段 22…デジタイジングデータ補正処理手段
Claims (1)
- 【請求項1】 モデルを倣ってデジタイジングデータを
作成するデジタイジング装置(2)と、前記デジタイジ
ングデータを受信し加工機械(3)に送信するDNC装
置(1)と、前記加工機械(3)とからなるDNCシス
テムにおけるデジタイジングデータ処理方法において、 前記デジタイジングデータは、各々が前記モデルの形状
に対応した位置データと、該位置データの総和であるチ
ェックサムデータとからなる複数のブロックから構成さ
れるパケットをなし、複数の前記ブロックの中に途中で
切れたブロックを含むパケットをDNC装置が受信する
とき、該パケットを受信する毎に該パケットが最終パケ
ットか否かを判別する第1段階と、 第1段階で最終パケットでないと判別したときは受信し
た前記パケット内に記された全データをメモリ(11)
に格納する第2段階と、 第1段階で最終パケットと判別されたときは前記パケッ
ト内における途中で切れたブロックに隣接する最終ブロ
ックにおける最終チェックサム番地を検索する第3段階
と、 前記最終パケット内において前記最終チェックサム番地
以後の番地に最終ブロックであることを示す終了フラグ
を書き込んで前記メモリ(11)に格納する第4段階
と、からなることを特徴とするDNCシステムにおける
デジタイジングデータ処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14051992A JP3181373B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | Dncシステムにおけるデジタイジングデータ処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14051992A JP3181373B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | Dncシステムにおけるデジタイジングデータ処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05333916A JPH05333916A (ja) | 1993-12-17 |
JP3181373B2 true JP3181373B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=15270549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14051992A Expired - Fee Related JP3181373B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | Dncシステムにおけるデジタイジングデータ処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3181373B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5393487A (en) * | 1993-08-17 | 1995-02-28 | J & L Specialty Products Corporation | Steel alloy having improved creep strength |
-
1992
- 1992-06-01 JP JP14051992A patent/JP3181373B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05333916A (ja) | 1993-12-17 |
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