JP3181198U - 雰囲気制御材容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】雰囲気制御材を配置したい様々なスペースに柔軟に対応して、雰囲気制御材を配置することが可能である雰囲気制御材容器を提供する。
【解決手段】雰囲気制御材容器1は、第1収容体30と、第2収容体40と、ハンガー体5と、を備える。ここで、第1収容体30は第1雰囲気制御材8を収容し、第2収容体40は第2雰囲気制御材9を収容する。そして、第2収容体40は、第1ヒンジ手段10により第1収容体30の一方の端部2cに回転自在に連結される。また、ハンガー体5は、第2ヒンジ手段20により第1収容体30の他方の端部2dに回転自在に連結される。
【選択図】図4
【解決手段】雰囲気制御材容器1は、第1収容体30と、第2収容体40と、ハンガー体5と、を備える。ここで、第1収容体30は第1雰囲気制御材8を収容し、第2収容体40は第2雰囲気制御材9を収容する。そして、第2収容体40は、第1ヒンジ手段10により第1収容体30の一方の端部2cに回転自在に連結される。また、ハンガー体5は、第2ヒンジ手段20により第1収容体30の他方の端部2dに回転自在に連結される。
【選択図】図4
Description
この考案は、雰囲気制御材容器に関する。
家庭内(例えば、居室,下駄箱,冷蔵庫,タンス内)の雰囲気を制御する雰囲気制御材として、防虫材、脱臭材、芳香材など数多くの雰囲気制御材が広く用いられている。これらの雰囲気制御材は、通気孔が形成された専用容器に内包配置される。そして、雰囲気制御材が内包された専用容器は、その用途(例えば、防虫,脱臭,芳香など)に応じて家庭内の適所に配置される。
ここで、例えば、(雰囲気制御材として)防虫材を内包する容器は、下駄箱の天板上に「据え置き」したい場合や、洋ダンス内に「吊り下げ」したい場合など、種々の方法で配置したい場合がある。このように、(据え置き・吊り下げの)2種類の配置方法に対して、一つの容器で対応可能であれば、利用者において便利である。そこで、特許文献1に示すように、据え置き・吊り下げの双方に対応可能な防虫剤容器が提案されている。
しかしながら、上記のように「吊り下げ」および「単なる据え置き」のみならず、雰囲気制御材を配置したい様々なスペースに柔軟に対応することが可能な雰囲気制御材容器が提案されれば、利用者において更に便利なこととなる。
そこで、この考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、「吊り下げ」および「単なる据え置き」のみならず、雰囲気制御材を配置したい様々なスペースに柔軟に対応して配置することが可能な雰囲気制御材容器を提供することである。
上記の課題を解決するために、本考案の雰囲気制御材容器は、第1収容体と、第2収容体と、ハンガー体と、を備える。ここで、第1収容体は第1雰囲気制御材を収容し、第2収容体は第2雰囲気制御材を収容する。そして、第2収容体は、第1ヒンジ手段により第1収容体の一方の端部に回転自在に連結される。また、ハンガー体は、第2ヒンジ手段により第1収容体の他方の端部に回転自在に連結される。
本考案の雰囲気制御材容器は、雰囲気制御材を配置したい様々なスペースに柔軟に対応して配置することが可能である。
次に、この考案の実施形態の雰囲気制御材容器を図1から図4に基づいて説明する。
図1から図4に示すように、雰囲気制御材容器(1)は、第1雰囲気制御材(8)を収容する第1収容体(30)と、第2雰囲気制御材(9)を収容する第2収容体(40)と、ハンガー体(5)と、を主に備える。
第1収容体(30)は、第1収容本体(2)と第1カバー体(6)と、を備え、略直方体に形成されている。第1収容本体(2)は、上面が開口した有底箱形状に形成され、有底部に複数の通気孔(2a)が形成されている。そして、図4に示すように第1収容本体(2)内に第1雰囲気制御材(8)が収容される。
ここで、収容本体(2)の内壁には、複数の底上部(2t)が形成されている。そして、底上部(2t)上面に第1雰囲気制御材(8)が配置固定される。このように、第1雰囲気制御材(8)が底上部(2t)上面に配置されることにより、第1雰囲気制御材(8)と通気孔(2a)の間に空間が形成され、通気孔(2a)が塞がれることがない。そのため、通気孔(2a)から効果的に雰囲気が流入出することが可能となる。
第1カバー体(6)は、平板状に形成され複数の通気孔(6a)が形成されている。第1カバー体(6)の外形形状は、第1収容本体(2)の開口の内形形状と略等しく(若干小さく)設定されている。そして、第1カバー体(6)により、制御材(8)を内包した本体(2)の開口が覆われる。ここで、第1カバー体(6)には、複数の押え部(6b)が制御材(8)に向く設定となるよう形成されている。そして、押え部(6b)により制御材(8)が本体(2)に押し付けられ、固定される。
同様に、第2収容体(40)は、第2収容本体(3)と第2カバー体(7)と、を備え、略直方体に形成されている。第2収容本体(3)は、上面が開口した有底箱形状に形成され、有底部に複数の通気孔(3a)が形成されている。そして、図4に示すように第2収容本体(3)内に第2雰囲気制御材(9)が収容される。
ここで、収容本体(3)の内壁には、複数の底上部(3t)が形成されている。そして、底上部(3t)上面に第2雰囲気制御材(9)が配置固定される。このように、第2雰囲気制御材(9)が底上部(3t)上面に配置されることにより、第2雰囲気制御材(9)と通気孔(3a)の間に空間が形成され、通気孔(3a)が塞がれることがない。そのため、通気孔(3a)から効果的に雰囲気が流入出することが可能となる。
第2カバー体(7)は、平板状に形成され複数の通気孔(7a)が形成されている。第2カバー体(7)の外形形状は、第2収容本体(3)の開口の内形形状と略等しく(若干小さく)設定されている。そして、第2カバー体(7)により、制御材(9)を内包した本体(3)の開口が覆われる。ここで、第2カバー体(7)には、複数の押え部(7b)が制御材(9)に向く設定となるよう形成されている。そして、押え部(7b)により制御材(9)が本体(3)に押し付けられ、固定される。
次に、第2収容体(40)の第1収容体(30)への連結について、引き続きハンガー体(5)の第1収容体(30)への連結について説明する。
図3に示すように、第2収容体(40)と第1収容体(30)とは、第1ヒンジ手段(10)により回転自在に連結される。第1ヒンジ手段(10)は、船形状の連結体(4)と4つのネジ(S1〜S4)とを備える。第1収容体(30)の一方の端部(2c)と第2収容体(40)の一方の端部(3c)とが対向して配置される。この対向配置されたときに第1収容体(30)と第2収容体(40)の間には、連結体(4)は配置されるスペースが形成されるよう設定されている。このスペースに連結体(4)が配置され、ネジ(S1,S2)により第1収容体(30)の端部(2c)が回転自在に固定され、ネジ(S3,S4)により第2収容体(40)の端部(3c)が回転自在に固定される。このように固定されることにより、第1ヒンジ手段(10)により、第2収容体(40)と第1収容体(30)とは回転自在に連結される。
図3に示すように、ハンガー体(5)と第1収容体(30)とは、第2ヒンジ手段(20)により回転自在に連結される。第2ヒンジ手段(20)は、ハンガー体(5)のヒンジ部(5a)とネジ(S5,S6)とを備える。ヒンジ部(5a)が第1収容体(30)の他方の端部(2d)に対向して近接して配置される。そして、ネジ(S5,S6)により端部(2d)とヒンジ部(5a)が回転自在に固定される。このように固定されることにより第2ヒンジ手段(20)により、ハンガー体(5)と第1収容体(30)とは回転自在に連結される。
次に、図3に基づき、第1収容体(30)に対する第2収容体(40)の開閉角度(θ1)、および第1収容体(30)に対するハンガー体(5)の開閉角度(θ2)について説明する。
同図に示すように、第2収容体(40)は、第1ヒンジ手段(10)により第1収容体(30)に対し開閉角度(θ1)略0度の全閉状態から、開閉角度(θ1)略180度の全開状態まで展開可能に設定されている(略0°≦θ1≦略180°)。また、ハンガー体(5)は、第2ヒンジ手段(20)により第1収容体(30)に対し開閉角度(θ2)略0度の全閉状態から、開閉角度(θ2)略180度の全開状態まで展開可能に設定されている(略0°≦θ2≦略180°)。
図2は、ハンガー体(5)を全閉状態にし、第2収容体(40)を半開状態にしたときの容器(1)の床面への設置状態を示したものである。第2収容体(40)の開閉角度(θ1)を調整することにより、制御材(8,9)の雰囲気への作用状態を調整することができる。すなわち、制御材(8,9)への雰囲気の吸収量および、制御材(8,9)からの効果ガスの雰囲気へ放出量を調整することができる。
次に、図1に基づき第1収容体(30)に対し、第2収容体(40)およびハンガー体(5)をともに全閉状態(θ1≒0,θ2≒0)としたときの容器(1)について説明する。
同図に示すように、第1収容体(30)の縦長さ(L1)と第2収容体(40)の縦長さ(L2)とは略等しく(L1≒L2)設定されている。また、第1収容体(30)の横長さ(W1)と第2収容体(40)の横長(W2)さとは略等しく(W1≒W2)設定されている。また、第1ヒンジ手段(10)により全閉状態(θ1≒0)において、第1収容体(30)と第2収容体(40)とは互いに重なるように設定されている。そのため、全閉状態(θ1≒0)において、第1収容体(30)と第2収容体(40)のいずれか一方が外部にはみ出すことがなくコンパクトな構成となる。
次に、本実施形態に用いられる雰囲気制御材(8,9)について説明する。本実施形態の雰囲気制御材(8,9)は、いわゆる低温炭素材である。低温炭素材は、600°C以下の低温状態において、木材を炭化させたものであり、雰囲気中の特定のガスを吸着する能力に非常に優れた材料である。なお、雰囲気制御材(8,9)は、低温炭素材に限られないことは言うまでもなく、一般に市販されている防虫材、脱臭材、芳香材等であってよい。
最後に、図5から図7に基づき本実施形態の容器(1)の設置例を示す。
図5は、第1収容体(30)に対し、第2収容体(40)およびハンガー体(5)をともに全開状態(θ1≒180°,θ2≒180°)にし、洋ダンス等の吊り下げ棒(B)に容器(1)を吊り下げた状態を示す。
図6は、第1収容体(30)に対し、第2収容体(40)を全開状態(θ1≒180)とし、ハンガー体(5)を全閉状態(θ2≒0°)にしたものである。このような形態とすると容器(1)を長手方向に細長く構成することができ、細長いスペースに容器(1)を配置したい場合に好適である。
図7は、図2と同様にハンガー体(5)を全閉状態にし、第2収容体(40)を半開状態にしたときの容器(1)を、一組の靴に配置した例をしたものである。このように第2収容体(40)を半開状態にすることにより、第1収容体(30)を左側の靴内に個別に配置でき、第2収容体(40)を右側の靴内に個別に配置できる。このように、靴内に直接配置することにより、効果的に靴内の雰囲気制御することが可能となる。
なお、本考案は上述の実施形態に限られるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
1…雰囲気制御材容器,2…第1収容本体,2a…通気孔,2b…リブ,2c…一方の端部,2d…他方の端部,3…第2収容本体,3a…通気孔,4…連結体,5…ハンガー体,5a…ヒンジ部,6…第1カバー体,6a…挿通孔,6b…押え部,40…第2収容体,7…第2カバー体,7a…挿通孔,7b…押え部,8…第1雰囲気制御材(低温炭素材),9…第2雰囲気制御材(低温炭素材),10…第1ヒンジ手段,20…第2ヒンジ手段,30…第1収容体,40…第2収容体,S1〜S6…ネジ,A1…第1回転軸,A2…第2回転軸,B…吊り下げ棒
Claims (5)
- 第1雰囲気制御材を収容する第1収容体と、第2雰囲気制御材を収容するとともに第1ヒンジ手段により前記第1収容体の一方の端部に回転自在に連結された第2収容体と、第2ヒンジ手段により前記第1収容体の他方の端部に回転自在に連結されたハンガー体と、を備えることを特徴とする雰囲気制御材容器。
- 前記第1収容体および前記第2収容体はともに略直方体に形成されており、前記第1収容体の縦長さと前記第2収容体の縦長さとは略等しく、前記第1収容体の横長さと前記第2収容体の横長さとは略等しいことを特徴とする請求項1に記載された雰囲気制御材容器。
- 前記第2収容体は、前記第1ヒンジ手段により前記第1収容体に対し開閉角度略0度の全閉状態から、開閉角度略180度の全開状態まで展開可能に設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された雰囲気制御材容器。
- 前記ハンガー体は、前記第2ヒンジ手段により前記第1収容体に対し開閉角度略0度の全閉状態から、開閉角度略180度の全開状態まで展開可能に設定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載された雰囲気制御材容器。
- 前記第1雰囲気制御材および前記第1雰囲気制御材は、低温炭素材であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載された雰囲気制御材容器。
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- 2012-11-05 JP JP2012007104U patent/JP3181198U/ja not_active Expired - Fee Related
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