JP3180372B2 - 放電灯点灯装置および放電灯の起動点灯方法 - Google Patents

放電灯点灯装置および放電灯の起動点灯方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電灯点灯装置および
放電灯の起動点灯方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高圧放電灯点灯装置としては、た
とえば、図5に示すようなものがある。図5において、
1は直流電源装置、2は直流電源装置1の出力直流電圧
を所定の周波数の交流電圧に変換するインバータ回路、
3はチョークコイル、4は始動回路、5は放電灯を示し
たものである。
【0003】上記の装置において、インバータ回路2の
動作周波数を高くする、例えば40kHz 程度にすること
で通常の商用周波数点灯に比べ安定器の働きをするチョ
ークコイル3が大幅に小さくかつ軽くなるという利点が
ある。また、インバータ回路2の動作周波数をさらに高
くすることで、インバータ回路自身の小形・軽量化につ
ながり、総合的に点灯装置の大きさおよび重量が小さく
なり、高圧放電灯の利用範囲が大幅に拡大する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、高圧ナトリウ
ムランプやメタルハライドランプのような高圧放電灯を
高周波点灯すると、同放電灯に投入される電力の変動周
波数に応じた音波が発生する。放電灯の発光管の形状
と、同発光管内での音速とで決まるその音波の固有周波
数が、先の電力の変動周波数と一致した場合には、発光
管内に音響定在波が立ち、いわゆる音響共鳴現象が生じ
る。これにより、放電アークがゆらいだり、立消えた
り、極端な場合には発光管が熱的に破損したりする問題
が起こる。従って、図5に示す従来の放電灯点灯装置で
は上記の音響共鳴現象が発生しないように、インバータ
回路2の動作周波数を選ぶ必要があった。発光管の形状
が円筒形の場合には、上記の音響共鳴現象の生じる周波
数が離散的に存在するため、個々の放電ランプについて
音響共鳴現象の発生しない動作周波数を選ぶことはでき
るが、実用上は放電ランプ個々のばらつきにより、この
ような音響共鳴現象が生じない共通の動作周波数領域を
見いだすのは困難となる。また、発光管の形状が球形あ
るい楕円形の場合には音響共鳴現象の生じる周波数が連
続的に存在することとなり、点灯可能な高い動作周波数
を選ぶことはできなくなる。そこで、このような場合に
は、点灯可能な動作周波数を低い周波数領域、例えば1
0kHz 以下で見いだすことになる。このような動作周波
数の場合には、チョークコイル3の小形化の効果が期待
できないのみならず、インバータ回路2の小形・軽量化
も期待できず、放電灯点灯装置全体としての小形・軽量
化が困難であるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明の放電灯点灯装置は、第1の周波数の交流
電圧を発生するインバータと前記インバータの出力を整
流する整流手段と前記整流手段の出力を前記第1の周波
数よりも低い第2の周波数でスイッチするスイッチ回路
により、前記第2の周波数に前記第1の周波数を重畳
した電圧波形を発生させ、この電圧により付勢されるチ
ョークコイルとコンデンサとの直列回路からなる共振回
路の、前記チョークコイルと前記コンデンサとの接続点
に放電灯を接続し、起動点灯時に前記第2の周波数を前
記チョークコイルとコンデンサとの直列回路の共振周波
数に近づけて共振電圧を発生させ、この共振電圧によっ
て前記放電灯を点灯させる構成である。
【0006】
【0007】
【0008】
【作用】上記構成により、放電灯には前記の第2の周波
数成分しか印加されないため、音響共鳴現象の発生を防
ぐことができ、かつインバータ回路の動作周波数を音響
共鳴現象の発生周波数に無関係に高くできるため、イン
バータ回路およびチョークコイルの小形・軽量化が可能
となる。さらに、放電灯始動時に前記チョークコイルと
コンデンサとによる直列回路の共振電圧を利用すること
で、別途始動回路を付加する必要もなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例装置を図面に基づいて
説明する。図1は本発明の第1の実施例の放電灯点灯装
置の基本構成をブロック図で示したものである。図2は
図1の実施例装置の主要各部の動作波形を示す。図1に
おいて、1は直流電源装置である。2はインバータ回路
であり、直流電源装置1の出力直流電圧を高周波例えば
100kHz の交流電圧に変換し、図2Aに示すような電
圧を発生する。整流回路6はインバータ回路2の高周波
交流電圧を全波整流し、図2Bに示す波形のようにす
る。この整流された電圧波形はスイッチ回路7でインバ
ータ回路2の動作周波数よりも低い周波数例えば400
Hzでスイッチされ、図2Cのような低周波の波形に高周
波が重畳された波形に変換される。この波形をチョーク
コイル3とコンデンサ8とからなる直列共振回路に印加
する。この直列共振回路の共振周波数をスイッチ回路7
の動作周波数よりも高い、例えば40kHz にすると、放
電灯5に対してはこの直列共振回路がフィルタとして作
用し、第2図Dに示すような低周波成分の波形だけが放
電灯5に印加され、音響共鳴現象の発生を防止できる。
従って、インバータ回路2の動作周波数を音響共鳴現象
の発生周波数とは無関係に高くすることができ、インバ
ータ回路2やチョークコイル3の小形・軽量化が可能と
なった。
【0010】図3は第2の実施例装置の等価回路図を示
す。この実施例ではインバータ回路2に定電流プッシュ
プルインバータ回路を用いている。インバータ回路2の
動作周波数としては、例えば、100kHz 程度にまで高
くすることで、インバータ回路2の電流平滑チョークコ
イル21とトランス22がそれぞれ小形化できる。整流
回路6はダイオードブリッジで構成され、インバータ回
路2の出力を全波整流している。スイッチ回路7は、全
波整流された電圧を2つのトランジスタ71,72で放
電灯5が音響共鳴現象を生じない低い周波数、例えば、
400Hzできりかえ、低周波に高周波成分が重畳され
た、図2Cに示すような波形をつくる。この波形はチョ
ークコイル3とコンデンサ8による直列共振回路のフィ
ルタの働きで図2Dのような低周波成分の電圧になり、
この電圧が放電灯5に印加される。チョークコイル3と
コンデンサ8の共振周波数としては、例えば、40kHz
程度にすることで高周波成分を充分に除去でき、音響共
鳴現象の発生を防止できる。
【0011】さらに、図1および図3の各実施例では、
スイッチ回路7の動作周波数をチョークコイル3とコン
デンサ8との直列回路の共振周波数付近、例えば、40
kHzの共振周波数に対して38kHz にすることで、放電
灯5の始動時には、コンデンサ8の両端に放電灯5を充
分に始動できる共振電圧を発生させることができるので
始動回路を別途設ける必要がなくなり、さらに小形の放
電灯点灯装置を実現できる。この方法で放電灯5を始動
したあとは、等価的にコンデンサ8に並列に抵抗が接続
されたのと同じ状態となり、チョークコイル3とコンデ
ンサ8との直列回路は、放電灯5に対してローパスフィ
ルタとして作用し、放電灯5には100kHz の高周波成
分は印加されないので、もし38kHz が放電灯5の音響
共鳴現象が発生しない周波数であれば、そのまま放電灯
5を点灯できる。逆に、38kHzが放電灯5の音響共鳴
現象が発生する周波数であり、さらに低い周波数、例え
ば、1kHz 以下でないと音響共鳴現象の発生を回避でき
ない場合には、放電灯5の始動後、さらにスイッチ回路
7の動作周波数を、例えば、400Hzに下げることで放
電灯5の安定点灯が可能となる。図4に図3のスイッチ
回路7の駆動回路73の実施例を示す。図4において、
731はスイッチングレギュレータコントロールIC、
732は起動電圧タイマ回路、733はトランジスタで
ある。放電灯5が点灯していないときには、起動電圧タ
イマ回路732が一定時間、例えば1秒間、ハイレベル
の信号を出力し、トランジスタ733をオンする。この
時には、スイッチングレギュレータコントロールIC7
31は抵抗R1とコンデンサC1とで決まる周波数で動
作する。この周波数を前記のチョークコイル3とコンデ
ンサ8との直列回路の共振周波数付近、例えば、40kH
z の共振周波数に対して38kHz にする。1秒経過した
あとは、起動電圧タイマ回路732の出力はローレベル
の信号を出力し、トランジスタ733はオフになる。こ
の時には、スイッチングレギュレータコントロールIC
731は抵抗(R1+R2)とコンデンサC1とで決ま
る周波数、例えば400Hzで動作する。
【0012】放電灯5の点灯後に周波数を切り替えるタ
イミングは、タイマ回路以外に放電灯5が点灯したこと
を検出して行ってもよい。また、周波数発生手段は、ス
イッチングレギュレータコントロールIC以外であって
もよい。
【0013】インバータ回路2としては定電流プッシュ
プルインバータ回路以外であっても、インバータの機能
を持った手段であれば何でもよい。また、整流回路も実
施例のダイオードブリッジ以外の整流手段でも本発明を
実現できることは言うまでもない。スイッチ回路もトラ
ンジスタ以外のスイッチ手段でもよいし、本実施例のよ
うな構成以外でも図2Cのような波形が得られればよ
い。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インバータと前記インバータの出力を整流する整流手段
と前記整流手段の出力を前記インバータの発生する電圧
の第1の周波数よりも低い第2の周波数でスイッチする
スイッチ回路とにより、前記第2の低い周波数に前記第
1の周波数を重畳した電圧波形を発生し、この電圧によ
り付勢されるチョークコイルとコンデンサとの直列回路
からなる共振回路の、前記チョークコイルとコンデンサ
との接続点に放電灯を接続して、前記チョークコイルと
コンデンサとの直列回路の共振周波数を前記の第2の低
い周波数よりも高くすることで、放電灯には音響共鳴現
象の生じない第2の低い周波数成分の電圧を印加しつ
つ、インバータ回路の動作周波数を充分に高くすること
ができるという優れた効果があり、インバータ回路や、
チョークコイルの小形・軽量化が可能となり小形の放電
灯点灯装置を実現できる。
【0015】さらに、放電灯の起動時に前記の第2の低
い周波数を前記チョークコイルとコンデンサとの直列回
路の共振周波数に近づけ、その共振電圧によって放電灯
を点灯することにより、別途始動回路を必要としないの
で、併せて小形の放電灯点灯装置を実現できるという優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例装置を示すブロック図
【図2】第1の実施例装置の動作を説明する図
【図3】本発明の第2の実施例装置を示すブロック図
【図4】本発明の第2の実施例装置のスイッチ回路駆動
回路の実施例を示す図
【図5】従来の放電灯点灯装置を示すブロック図
【符号の説明】
1 直流電源装置 2 インバータ回路 3 チョークコイル 4 始動回路 5 放電灯 6 整流回路 7 スイッチ回路 8 コンデンサ 21 電流平滑チョークコイル 22 トランス 23 インバータ駆動回路 71 トランジスタ 72 トランジスタ 73 スイッチ回路駆動回路 731 スイッチングレギュレータコントロールIC 732 起動電圧タイマ回路 733 トランジスタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−288197(JP,A) 特開 平2−215090(JP,A) 特開 平3−138894(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 41/24 - 41/298 H02M 7/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の周波数の交流電圧を発生するインバ
    ータと前記インバータの出力を整流する整流手段と前記
    整流手段の出力を前記第1の周波数よりも低い第2の周
    波数でスイッチするスイッチ回路とにより、前記第2の
    周波数に前記第1の周波数を重畳した電圧波形を発生さ
    せ、この電圧により付勢されるチョークコイルとコンデ
    ンサとの直列回路からなる共振回路の、前記チョークコ
    イルと前記コンデンサとの接続点に放電灯を接続し、起
    動点灯時に前記第2の周波数を前記チョークコイルとコ
    ンデンサとの直列回路の共振周波数に近づけて共振電圧
    を発生させ、この共振電圧によって前記放電灯を点灯さ
    せることを特徴とした放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、起動点灯時に第2の周
    波数がチョークコイルとコンデンサとの直列回路の共振
    周波数の近辺に設定されることを特徴とする放電灯の起
    動点灯方法。
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CN110870190B (zh) * 2018-03-15 2023-12-05 岛田理化工业株式会社 逆变器装置和逆变器装置的控制方法

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