JP3180240U - 横軸渦巻ポンプ - Google Patents

横軸渦巻ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP3180240U
JP3180240U JP2012004122U JP2012004122U JP3180240U JP 3180240 U JP3180240 U JP 3180240U JP 2012004122 U JP2012004122 U JP 2012004122U JP 2012004122 U JP2012004122 U JP 2012004122U JP 3180240 U JP3180240 U JP 3180240U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
suction
casing
impeller
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012004122U
Other languages
English (en)
Inventor
幸雄 大田
Original Assignee
幸雄 大田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 幸雄 大田 filed Critical 幸雄 大田
Priority to JP2012004122U priority Critical patent/JP3180240U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3180240U publication Critical patent/JP3180240U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】電動機と一体の横軸渦巻ポンプにおいて、両吸込形羽根車の容量域まで大型化可能とし、該ポンプ2台で構成の二重化補機ユニットを簡潔化且つ省スペース化し、軸端側を開放して羽根車及び軸封部品の点検・取替を容易にした横軸渦巻ポンプを提供する。
【解決手段】ケーシング2の左右両方又はいずれかに吸引口20を軸芯と同高に配して、羽根車9の片吸込形及び両吸込形の両者において、羽根車9の吸口9Sに至る吸引流路及び吸引口間の通過流路を形成し、ポンプ周りの鉛直面に弁・管を軸端側を操作・保守正面として集中配置を可能とし、軸端側に直接開放のケーシングカバー12とケーシング2の軸貫通部に軸封ハウジング10を配して軸封部品の一括取外・取替を可能とし、ケーシング2下部に補助支脚22を配して電動機とのフランジ結合面との荷重を分担する。
【選択図】図2

Description

本考案は、主として船舶の機関冷却装置及びビルジ・バラスト管装置に使用の横軸渦巻ポンプの構造に係るもので、主として電動機と一体に構成のものを対象とし、類似の陸上ポンプ設備にも適用可能である。
既発明「特願2009−165327:渦巻ポンプ及びポンプユニット」(以下、既発明1と呼ぶ)において、横軸渦巻ポンプのポンプケーシングの左右に吸引口を配して、片吸込羽根車による小・中口径機は勿論、両吸込羽根車による大口径機も含む全シリーズを上記の両装置に適用可能とし、特にポンプ2台による二重化補機ユニット構成においてかなりの平面省スペース効果を得ているが、吸引口芯が羽根車芯より下位のものを対象にしているため、ポンプ内水理、立体的空間利用及びポンプ周りの管工姿に関連しなお検討の余地がある。
なお、陸上汎用においても両吸込羽根車による大口径機を含む全シリーズに適用が望まれる。
該ポンプの軸端側のケーシングカバーを開放して羽根車脱・着を伴うポンプ内部の点検及び軸封シール換装を、全て軸端側から手工具による軽作業で可能とし、ポンプ周りの鉛直面内に全ての弁・管を配した管工姿で軸端側を操作・保守正面としているが、電動機と一体に構成の渦巻ポンプでは軸端側以外は全閉鎖構造であり、ケーシングの軸貫通部に直接装着の軸封関連機構があるため、重量部品のケーシングと電動機との組立作業に係る構造に検討の余地がある。
なお、ケーシングカバーは、軸端側のボリュート殻に羽根車取出し用の開口と吸引口からの吸込流路を持ち、該開口に嵌め合い且つライナリング装着の耐圧殻部との一体構造にもなお検討の余地がある。
上述の水理的及び構造上の問題を改善するため、下記の如く構成する。
なお、本考案に係る機関冷却装置及びビルジ・バラスト管装置における条件として、海水系のポンプは全て喫水線下に設置し、舷外海水取水のストレーナ(Strainer)は左右舷各1台に集約してその交互開放洗浄及びバラストポンプによる交互逆洗中も機関冷却装置は無休連続取水・稼働でき、船内ビルジ(船底溜水)は泥箱(濾板付)を介して吸引排水し船内海水系を常に清浄に保ち、ビルジ・バラスト残水吸引及び自吸機能は消防・ビルジポンプユニットに標準装備のエダクタに集約していることを考慮する。
[吸引口芯・流路] 横軸渦巻ポンプの左右の横向吸引口芯を羽根車軸芯と同一高に配し、各吸引口から羽根車の吸口に至る流路と両吸引口間の流路を共通とし且つ該流路に吸引口径と同等の断面積を与える。
片吸込羽根車ではボリュート殻の軸端側に該流路を配し、両吸込羽根車ではボリュート殻の両側に該流路を配し、該流路は羽根車の吸口半径とボス端半径との差以上すなわち円滑な羽根車吸込みに充分な幅(軸芯方向)寸法を採る。
ボリュートは、一様の幅とするのが上述の吸引流路形成に好都合であり、ボリュート殻に沿う吸引流路が吸引口に円滑に収斂し且つ左右両吸引口フランジの面間寸法Lhを最小限とするようケーシングを形成する。
[ケーシングカバー] ケーシングの軸端側に、流路内の軸芯高の水平壁を持ち、軸端側ボリュート殻の羽根車取出し用開口に嵌め合い且つライナリング装着部を含む環状殻と一体構造を成すケーシングカバーを、ケーシングの端面にフランジ結合し、ケーシングの直接開放を可能とする。
該開口に嵌め合いの環状殻は、ボリュート殻として内圧荷重(ゼロ流量域で最高吐出圧)を支承し且つ安定な旋削加工性を得るため、水平壁に並行な流線形断面の狭幅壁を追加してケーシングカバーとの一体構造を補剛する。
[汎用機] 汎用機として、左右何れかの横向吸引口を羽根車芯と同一高に配して単吸引口の横軸渦巻ポンプを構成し、該吸引口から羽根車の水口に至る流路に該吸引口と同等の断面積を与える。
該吸引口は、ボリュート半径が小さい側(一般に軸端側から見て左回転の羽根車ではケーシングの左側)に配するのが、面間寸法Lhが小さくなるので好都合である。
ボリュート殻の羽根車取出し用開口に嵌め合いの環状殻は、軸芯高の水平壁に加え、反吸引口側に該開口と羽根車吸口外径との間に反吸引口側の円弧壁を付加し、ケーシングの軸端側にフランジ結合のケーシングカバーと一体構造に構成し、ボリュート殻として内圧荷重を支承する。
[軸封ハウジング] ケーシングの軸貫通部は、軸封ハウジングを円筒嵌め合い部とフランジ装着部を以ってケーシングとは別体に構成し、該軸貫通部ボス内周と軸外周との空間(Clearance)を採り、電動機とケーシングの組立・分解(フランジ結合の着・脱)の際の接触なく作業を容易とする。
軸封ハウジングには、軸の段付部との対向小隙間を配し、軸封シールの正常時の潤滑微漏水を無抵抗で通過させ、軸封不調時の急増漏水を絞り且つ半径方向に変流し、該段付部に続く溝2条の間の凸部を水切りとして漏水を遠心飛散、それに対向の減勢溝と下部開口を軸封ハウジング側に配してケーシング外に落し、該減勢溝に隣接の封水パッキンを配して軸面の這い水を封止する。
軸封シールは長期無調整且つ長寿命のメカニカルシールを使用し、封水パッキンはフェルト等の含油軽膨張・軽摩擦材料で軽接触長寿命とし、ポンプ運転債務に応じた頻度(無休連続で約半年毎)で両者共に換装する。
なお、軸封ハウジングと電動機軸受部との小空間において、軸に浅溝(深さ1mm程度)を施してOリングを締め嵌めし、簡易水切りとして追加することができる。
メカニカルシールは、金属やセラミック等の硬質材料の止水リング、それに接触摺動のカーボンリング及び押えバネで構成され、湿潤状態での運転(Wet-run)を原則とするが、誤って乾燥状態での運転(Dry-run)で接触摺動面の損傷や装着不良での裂損で漏水急増し、一旦電動機軸受部を通じて侵水・地気を来すと半永久的長寿命であるべき軸受や電気絶縁の劣化を齎すので、是非避けるよう注意すべきである。
軸封シールへの軸封水は、片吸込羽根車では、反軸端側ケーシング殻・リブを通じ軸封ハウジングに細長錐による直接鑽孔を通じて供給すればよいが、両吸込羽根車では、先ずボス部に鑽孔し、軸封ハウジングのフランジ部と水平リブ部の鑽孔を通じて供給する。
軸封ハウジングの取付は、フランジ部の隅部で六角ボルトをボックスレンチを以って確実・強固に締付け、バネ座金で緩め止めする。
両吸込羽根車では、上記ボルト頭が羽根車の吸引流水を乱すので六角頭付ボルトで沈み頭とするのが望ましい(沈み頭の皿ネジは締付け不十分になり易いので注意)。
[軸撓み] 軸には、電動機軸受支間において回転子の不平衡磁気力が、延長片持軸において羽根車の不平衡流体力がそれぞれ働き、ゲルバー梁(Gerber Beam)の荷重姿で合成撓みを生じ、回転子及び羽根車の質量と軸の剛性に係る危険回転数Ncに対する運転回転数Nrの比Nr/Ncが大きい場合は、片持軸部の羽根車の偏芯が増大するので、該片持延長軸はできるだけ短く設計するのがよく、両吸込羽根車では反軸端側の流路設計と相反するので注意する。
一般に、冷却水系やバラスト系の低揚程ポンプ(20〜25m)には口径350mm以下では4極電動機(Nr=1800rpm)が使用されるが、消防・ビルジ系の高揚程ポンプ(60〜75m)には2極電動機(Nr=3600rpm)を使用し羽根車外径を抑えポンプを小型化するのがよい半面、回転数比Nr/Ncが大きくなるので羽根車の片持軸長に注意する。
[支脚] ケーシングの電動機との連結フランジ面に面一または平行の補助支脚を該フランジ下部に配し、支台上の電動機支脚荷重を分担し且つ電動機脱・着時のケーシング芯を保持する。
支台は、ポンプユニット構成及び関連配管に合せポンプ需要者(造船所)で製作し、電動機支脚用水平台板(ライナ付き)とケーシング補助支脚用鉛直台板を、同一工作工程で平削加工し、組立後に補助支脚と鉛直台板の2穴をリーマー通しして、リーマーボルトでケーシング軸芯を保持する。
支台上の水平台板はライナ共に電動機端まで延長し、電動機脱・着(一般に軸受・絶縁不調で電動機取外しの頻度は頗る低い)における横引き(片持軸長Ls移動)においても電動機重心を該台板上で支え、作業安全・能率向上に資する。
[吸引口芯・流路] 左右の吸引口芯を羽根車軸芯と同高に配することにより、羽根車吸口に至る吸引流路は従来の縦軸渦巻ポンプの単吸引口のものと同一水理条件になり、左右吸引口からの流路の突き合せとして吸引口間の通過流路にも兼用しバラスト自流注水にも利用可能になる。
ケーシングの高さ寸法及び吸引口と吐出口との面間寸法Lvが頗る減少し、吸引口芯と羽根車芯が同高のため、喫水線下の正水頭は勿論、エダクタ等による残水吸引やビルジ吸引により、吸引口天端まで充水すれば羽根車は有効に揚水作用を為し、ポンプユニット構成においてケーシング下にも配管でき、ポンプ周りの弁・管の集中密度を上げ立体空間の利用度を向上でき、管工姿における管結合の構造強度が向上するので、ケーシング自体は管路の一部としての構造強度・流路主体での経済設計が可能となる。
[ケーシングカバー] ケーシングカバーと一体構造の水平壁とそれに平行の狭幅壁で、軸端側のボリュート殻開口に嵌め合いのライナリング装着の環状殻を4箇所支持で補剛しボリュート内圧を支承且つ両吸引口から羽根車吸口に至る及び両吸引口相互間の円滑な流路を形成し、ケーシングカバーの取外しでボリュート開口までケーシングの軸端側を一括開放し、ポンプの内部保守が可能となる。
吸引口間通過流路は、バラストポンプにおいて、喫水高との正落差の自流注水に利用でき、その場合、該通過流水が羽根車吸口の溜水に影響し羽根車が微速回転する可能性があるが機能上の問題はない。
[軸封ハウジング] 軸封に係る全機能(メカニカルシール、水切り及び封水パッキン)を持つ軸封ハウジングにより、ケーシングの軸貫通部が簡潔で加工容易且つ軸との接触の心配なく重量品(数十〜数百kg)の電動機の着・脱作業が頗る容易になる。
メカニカルシール装入部外径は既発明1の鍔付きスリーブより小さく、羽根車のボス端径を縮小でき羽根車吸込機能に好都合である。
[補助支脚] ポンプセットを支台に搭載・結合後、鉛直面の補助支脚をリーマ通しするので作業容易であり、後日の電動機の脱・着においてもケーシング芯を保持し、ケーシング下にも配管用空間が採れるのでポンプユニット構成上頗る好都合であり、支台は電動機支脚用の水平面と共に同一工程で平削・鑽孔するので、ボルト穴程度の精度管理で済み加工容易である。
[汎用機] 横向単吸引口の横軸渦巻ポンプは、上述の双吸引口のものと同様に、羽根車の片吸込形及び両吸込形の両者に適用可能であり、大容量の大口径機までシリーズ化した汎用横軸渦巻ポンプを提供する。
羽根車吸口に至る吸引流路は、従来の縦軸渦巻ポンプのものとほぼ同様の水理条件であり、設計・製作に難題はない。
本考案の両吸込形横軸渦巻ポンプセットの全体姿を示す側断面図。 本考案の両吸込形横軸渦巻ポンプの構造を示す側断面図。 本考案の横軸渦巻ポンプの軸端側姿を示す正面透視図 本考案の横軸渦巻ポンプの電動機び支台との結合部を示す正面透視図、 本考案の横軸渦巻ポンプの軸封ハウジングの構造を示し、(a)は平断面図、(b)は軸端側から見た正面図。 本考案の片吸込形横軸渦巻ポンプセットの全体姿を示す側断面図 本考案の片吸込形横軸渦巻ポンプの構造を示す側断面図 本考案の横軸渦巻ポンプを使用した冷却海水ポンプユニットの構成例の正面図(船首に向かって見る) 本考案の横軸渦巻ポンプを使用したバラストポンプユニットの構成例の側面図(舷側に向かって見る) 本考案の横軸渦巻ポンプを使用したバラストポンプユニットの構成例の平面図 本考案の汎用横軸渦巻ポンプの軸端側姿を示す正面透視図
図面を参照し、本考案の両吸込形横軸渦巻ポンプを実施例1として説明する。
図1及び図2において、ポンプセット1は、ケーシング2のフランジ部3と電動機4の端ブラケット5で結合し、軸受6、7で支承の軸8の片持部に羽根車9を装着し、軸封に係る部品を内装した軸封ハウジング10をケーシング2の軸貫通部ボス11に装着して構成している。
ケーシング2の軸端側にはケーシングカバー12をフランジ結合し、軸端側ボリュート殻13の開口14に嵌め合い且つライナリング15を装着の環状殻16が水平壁17及び狭幅壁18でケーシングカバー12と一体構造を成し、ケーシングカバー12を取外してケーシング2をボリュート殻13の開口14まで開放し、羽根車9及び軸封ハウジング10を取外してポンプ内部の全てを点検、整備できる構造とする。
ケーシング2の軸端側から見て左右両側に吸引口20を、上部に吐出口21をそれぞれ配し、フランジ部3と面一又は平行の補助支脚22とその補強リブ23を配し、ケーシング2及びポンプ周りの弁や配管(内容水を含む)の重量を分担支承する。
なお、ポンプ周りの配管自体がそのフランジ結合部と共に構造強度を持ち、床の立上り管や管支持材に重量荷重分担するよう、ポンプユニット構成及び配管を設計する。
支台24には、電動機4の支脚25を支承する水平台板26(ライナ27を付すが、特記の他水平台板26で代表記載)を溶接し、ケーシング2の補助支脚22を支承する鉛直台板28を溶接し、同一機械加工工程で両台板26、28を直角平削加工しボルト穴鑽孔加工する。
水平台板26はライナ27と共に電動機4の端部まで伸ばし、電動機4を軸8の片持部がケーシング2から抜けるまでLsだけ横引きした時の電動機4の重心29が水平台板26上に残り、電動機4の脱・着作業の安全を期す。
電動機4とケーシング2を支台24上に搭載し台板26、28にボルト締めの上、補助支脚22と鉛直台板28は、2つのボルト穴をリーマ通ししてリーマボルト30を装着し、後日の電動機取外しにおいてもケーシング2の軸芯を保持する。
ポンプユニット構成及び配置において、電動機4の横引きスペースLs及びケーシングカバー12の脱・着スペースLcを考慮する。
図3において、ケーシングカバー12を透視図的に見れば、ボリュート殻13の開口14に嵌め合う環状殻16を水平壁17及び狭幅壁18で円周4箇所を介して一体構造のケーシングカバー12を成し且つ左右の吸引口20から羽根車9の吸口9Sへの吸引流路と両吸引口20の間の通過流路を成す。
上記のケーシングカバー12を取外しケーシング2の軸端側を開放した状態では、ボリュート殻13の開口14を通じて羽根車9が現れ、羽根車9を取外せば、図4に示すように、軸封ハウジング10が現れ、そのフランジ部10Fに施したネジ穴32に押しボルトをねじ込み軸封ハウジング10をケーシング2のボス穴33から引抜くことができ、該ボス穴33を通して電動機4の軸8の貫通部まで点検可能である。
反軸端側の吸引流路にも水平壁34と軸封ハウジング10の水平リブ35で、ケーシングカバー12の水平壁17と同様の水理・構造機能を持っている。
図4において、ケーシング2の左右に吸引口20を、上部に吐出口21を、下部に補助支脚22及び補強リブ23を配し、図4において、電動機4の端ブラケット5のフランジ面3及び鉛直台板28を、吸引口20、吐出口21と共に透視図的に示す。
図5(a)平断面図において、ケーシング2のボス穴33に嵌め合い円筒部10Cとフランジ部10Fより成る軸封ハウジング10を装着し、羽根車9を取外した状態を示せば、軸端側からスペーサー36、メカニカルシール37を装入し、軸8の段付部38手前外周と段付面との小隙間Sでメカニカルシール37の正常時微漏水は無抵抗で、不調・破損時の急増漏水は絞り且つ半径方向に変流し、減勢溝39と下部開口40で水落しする。
軸8の段付部38に続き、溝2条41を施しその凸部42を水切りとして漏水を遠心飛散し下部開口40で落すが、軸8の這い水の付着は避けられないので、封水パッキン43で封止する。
封水パッキン43は、フェルトなどの含油軽膨張材で製作し軽接触・軽摩耗でメカニカルシール37以上の長寿命とし、メカニカルシール37と共に交換する。
軸封ハウジング10と電動機4との空間で、軸8に浅溝(1mm程度)を施し、Oリング44を締め嵌めし簡易水切りとして追加するのがよい。
軸封ハウジング10のフランジ部31は、ケーシング2の軸貫通部ボス33に六角ボルト45とバネ座金46で強固に取付け、なお、フランジ部31のボルト周りに盛り金して六角穴付ボルトで沈み頭とし吸引流水を乱さないようにするのがよい(ボリュート13の吸口の主流線の外側にあり流水乱れは軽度である)。
メカニカルシール37に与える軸封水は、ボス33周りの吸引流路殻47の補強リブ48を通じて細長錐穴49を施し、軸封ハウジング10の水平リブ35に細長錐穴50で供給する。
電動機4の軸受6は、密封形の深溝球軸受を使用するが、軸8の貫通部隙間から這い水の侵入は絶対皆無ではないので、軸受ハウジング51の下部の水落し穴52で排出する。
図6、図7において、本考案の片吸込形横軸渦巻ポンプを実施例2として説明すれば、ポンプセット1は、実施例1と同様に、ケーシング2のフランジ部3で電動機4の端ブラケット5と結合し、軸受6,7で支承の軸8の片持部に羽根車9を装着し、軸封に係る部品を内装した軸封ハウジング10をケーシング2の軸貫通部ボス11に装着している。
ケーシングカバー12は、実施例1と同様に、ボリュート殻13の開口14に嵌め合いの環状殻16と水平壁17及び狭幅壁18を介して一体構造を成し且つ左右の吸引口20から羽根車9の吸口9Sに至る吸引流路と両吸引口20の間の通過流路を形成している。
羽根車9の反軸端側は、ボリュート殻13と一体構造のケーシング2の軸貫通部ボス11に軸封ハウジング10を装着し、軸封ハウジング10は、スペーサー36を除く他、メカニカルシール37、軸8の段付部38の漏水絞り隙間S、溝2条41の水切り凸部42、減勢溝39、下部開口40及び封水パッキン43を実施例1と同様に持つ。
軸封水は、ケーシング2の軸貫通部ボス11に係る補強リブ48を通じて鑽孔の細長錐穴49でメカニカルシール37に供給する。
ケーシング2の補助支脚22、補強リブ23及び支台24に係る構造は実施例1と同様である。
図8において、実施例1及び実施例2で挙げた本考案の横軸渦巻ポンプ2台を使用して構成した冷却海水ポンプユニットを、省スペース効果が著しい実施例3として説明する。
2台のポンプセット1を常用機P1、予備機P2とし、それぞれ吐出口21に既考案「実登3161757:T形逆止弁及びポンプユニット」(以下、既考案1と呼ぶ)の無ハンドルT形逆止弁VT1、VT2を装着し、それぞれ吸引口20及び送水口21Tを持つ逆止弁付ポンプPT1、PT2をそれぞれ「工」字形に形成する。
逆止弁付ポンプPT1、PT2の対向側のそれぞれ吸引口20及び送水口21Tに吸引弁V1、送水弁V2を装着し、それぞれ吸引分岐管61、送水合流管62を経て取水吸引管63及び主冷却海水管64に接続し、該ポンプユニットの主用途の冷却海水系を構成する。
常用機側の逆止弁付ポンプPT1の外向き側の吸引口20に非常吸引管65を介して床上100mm高に吸口フランジをボルト支柱70で保持した非常吸引逆止弁V1Eを接続し、外向き側の送水口21Tに非常排水弁V2Eを介して非常排水管66を接続し非常吸引・排水系を構成する。
予備機側の逆止弁付ポンプPT2の外向き側の吸引口20及び送水口21Tにそれぞれ吸引弁V1C及び送水弁V2Cを装着し、吸引管67及び循環送水管68を介してバラスト主管78(図示省略)及びバラスト水循環処理系(図示省略)に接続する。
冷却海水系において、主冷却海水管64から分岐して副冷却海水管69を通路床高上で冷却海水ポンプP1、P2と立体複合ユニットに包含設置の清水冷却器FWC1、FWC2の海水入口に接続し清水冷却系を構成する。
なお、主冷却海水管64に装着の温度センサ71に連携の温調三方弁72からの温調管73を取水吸引管63に接続して混合し冷却海水温調系(標準制御システムのため72、73は図示省略)を構成する。
上述の非常吸引・排水系において、常用機PT1(運転中)、予備機PT2(待機中)は両者とも吸引弁V1、送水弁V2を常時開いてポンプ内は喫水線下の正水頭の充水状態にあり、非常吸引逆止弁V1Eを開いてもその弁体は自重と正水頭で自閉しており、取水吸引弁V1を閉鎖すると、運転中のポンプP1の吸引作用で該逆止弁V1Eの弁体が開き、非常吸引管65と逆止弁V1Eの弁体上の充水が呼び水として急動して慣性を持ち、弁体下を負圧にして床上の水(浸水事故で逆止弁V1Eの吸口より高位)を吸上げ、弁体下の空気塊が吸引水の慣性により該ポンプP1を瞬間的に通過し、非常吸引・排水を続けるので、真空ポンプ等の自吸装置は不要である。
上述のように、両ポンプ周りの鉛直面に上下左右に密接して、ポンプ軸端側を操作正面として全ての弁・管を配し、冷却海水系は常用機・予備機の2重化に加え、非常吸引・排水系とバラスト水循環処理系にもそれぞれ兼用可能且つ清水冷却器FWC1,FWC2を立体複合し、頗る省スペースのポンプユニットを構成可能である。
立体的操作空間において、支台24の上面高近くに配した操作床FLCの上で、ポンプユニットの全弁を操作でき、非常吸引逆止弁V1Eのハンドル操作高を採り、操作床FLCの下は配管スペースとする。
運送用船舶の船体構造における肋骨間隔(Frame Space:略してFS)及び縦補剛材間隔(Longitudinal Stiffener Space:略してLS)と、冷却海水系やビルジ・バラスト系に使用の容量のポンプセット長Lp及び吸引口面間寸法Lhとは、ほぼ同様の関係にあり、ポンプユニットの所要スペースはFS数×LS数で概示することができる。
肋骨間隔(FS)及び縦通補剛材間隔(LS)は、一般に700mm(5000DWT級中型船)〜850mm(80000DWT級大型船)である。
本実施例3の冷却海水ポンプユニットは、図1、図6のように、ポンプセット1の長さLpが開放・脱着空間と隔壁補剛材を含みほぼ2FS以内に収まり、その正面に1FSの操作・保守通路床を採ることができ、図8のように、ポンプ周りの弁・管で成る管工姿はほぼ3LS(但し非常吸引逆止弁V1Eは船体構造に合せ設置個所を選定)に収まる如き省スペースを得ている。
ポンプ周りの弁は、2台のポンプセット1の吸引口20、吐出口21に直接装着し、その間を吸引分岐管61及び送水合流管62の短管でフランジ結合し、構造強度が頗る大きい管工姿を成しているので、取水吸引管63、冷却送水管64を含む近隣配管の支材を有効に施せば、ポンプセット1と支台24に載る荷重を低減し、ケーシング2を経済設計可能である。
なお、吸引分岐管61は鋼管製亜鉛メッキで、無休連続運転の海水ポンプの青銅製のケーシング2の吸引系の異金属接触における犠牲管の機能を併せ持つので、弁V1閉鎖の上、単独脱・着可能とする。
図9において、実施例1及び実施例2で挙げた本考案の横軸渦巻ポンプを使用して構成したバラストポンプユニットを、省スペース効果が著しい実施例4として説明する。
支台24の上に搭載のポンプセット1は、左右の吸引口20に取水吸引弁V1、排水吸引弁V2を吐出口21に分岐管76を経て吐出絞り弁V5、V5Cを配し、分岐管77を経て送水弁V3を配しバラスト主管78に、排水逆止弁V4を配し舷外排水管81にそれぞれ接続し、停電などの不慮のポンプ停止において舷外海水の逆流による異物侵入を阻止する。
吐出絞り弁V5は、各バラストタンクの注排水末期に流量を絞り、急閉鎖や過注水を避け、タンク毎の分岐弁切替時のポンプ吸引負圧によるキャビテーション(Cavitation)や水撃(Water-Hammer)を防ぎ、V5Cは前述の冷却海水ポンプユニットのバラスト水循環処理系にバックアップ送水のため流量を半絞りする。
排水吸引弁V2を経てバラスト主管78の水平連絡管79で左右のバラストポンプユニットを連絡弁V6で接続し、荷役状況やタンク容量に応じ両舷2台同時運転で全力注排水と片舷1台運転で両舷同時半力注排水を可能にする。
最後尾バラストタンク用分岐弁VB及び管80(端末はベルマウス82)を配し、機関室(又はポンプ室)内での注排水操作を可能とする。
以上で述べた構成において、図10(平面図、逆止弁V4はシンボル図示)を併せ参照すれば、バラスト主管78、水平連絡管79及び最後尾タンク分岐管80と弁V3、V4は、隔壁寄りの1FSで2LS×2の縦通補剛材の中間に、連絡弁V6は船軸にそれぞれ配し、ポンプセット1は続く1FSに吸引口20、吐出口21の中心線を縦通補剛材芯に配し、電動機2の横引きスペースLsを加えて2FS×2.5LS×2ユニットの平面スペース内に収まり、両ポンプセット1の対向正面の間のスペースは1FS×1.5LSあり、そこで全ての弁操作が可能である。
したがって、主機関前に3FS分の広さがあれば、1FS幅の主機関前主通路床(床下は配管)を採って大口径のバラストポンプユニット(ポンプ2台分)を配置することができ且つポンプセット1は通路床FLの下に収まり、通路床FL上で操作の排水逆止弁V4以外は、船体床(二重底上板)TTP上で全弁を操作できる。
ポンプ周りの管・弁の大部分は、フランジ連結の構造強度で以ってバラスト主管78と最後尾分岐管80の立上り管に支承されているので、支台24はポンプセット1の質量の耐振支承を主にすれば充分である。
軸端側から見て左側に横向単吸引口を持つ横軸渦巻ポンプを、実施例5を参照し図11を参照し説明する。
ケーシング2の左側に水平面間寸法Lhの吸引口20を、上に垂直面間寸法Lvの吐出口21をそれぞれ配し、横向単吸引口付のポンプを構成しており、羽根車9に係る吸引流路を透視図示すれば、羽根車9の取出し用ボリュート開口14と羽根車吸口9Sの外径との間の環状殻16は、水平壁17及び円弧壁19でケーシングカバー12と一体構造を成し、ケーシング2側の円弧壁19Cと開口14で旋削加工の小隙間で接している他は、実施例1及び実施例2の左右の両吸引口20を持つ横軸渦巻ポンプと同様である。
横向の吸引口20は弁V1Gを介して、或いは、エルボー53で以って吸引管83に接続し取水吸引する。
弁V1Gに逆止弁を使用すれば弁下負水圧で自吸保持が、或いは、取水位以下に逆止弁V1Gを設置すれば弁上正水圧で自吸保持が可能であり、手動ポンプ等で一旦呼び水を注入すれば、長時間休止なき限り、自吸運転が可能である。
図11で図示省略の吐出口21に装着の弁・管は、実施例1及び実施例2と同様に、ポンプ周りの鉛直面に軸端側を操作・保守正面として簡潔且つ集中配置が可能である。
実施例1及び実施例2と同様に、ケーシングカバー12を取外してケーシング2を開放し、軸端側で羽根車9及び軸封ハウジング10を順次脱・着し、軸封関係部品の点検・交換を手工具による軽作業で実施可能である。
1 ポンプセット 2 ケーシング
3 フランジ部 4 電動機
5 端ブラケット 6、7 軸受
8 軸 9 羽根車
9S 羽根車吸口
10 軸封ハウジング 11 軸貫通部ボス
10C 円筒嵌め合い部 10F フランジ結合部
12 ケーシングカバー 13 ボリュート殻
14 開口 15 ライナリング
16 環状部 17 水平壁
18 狭幅壁 19、19C 円弧壁
20 吸引口 21 吐出口
22 補助支脚 23 補強リブ
24 支台 25 電動機支脚
26 水平台板 27 ライナ
28 鉛直台板 29 重心
30 リーマボルト 31 欠番
32 ネジ穴 33 ボス穴
34 水平壁 35 水平リブ
36 スペーサー 37 メカニカルシール
38 軸段付部 39 減勢溝
40 下部開口
41 溝2条 42 凸部
43 封水パッキン 44 Oリング
45 六角ボルト、六角穴付ボルト 46 バネ座金
47 吸引流路殻 48 補強リブ
49、50 細長錐穴 51 軸受ハウジング
52 水落し穴 S 小隙間
53 エルボー 54〜60 欠番
61 吸引分岐管 62 送水合流管
63 取水吸引管 64 主冷却海水管
65 非常吸引管 66 非常排水管
67 吸引管 68 循環送水管
69 副冷却海水管 70 ボルト支柱
71 温度センサー 72 温調三方弁
73 温調管 74、75 欠番
76、77 分岐管 78 バラスト主管
79 水平連絡管 80 バラスト分岐管
81 舷外排水管 82 ベルマウス
83 吸引管
P1 常用機 P2 予備機
VT1、 VT2 T形逆止弁 PT1、PT2 逆止弁付ポンプ
V1 取水吸引弁 V2 送水弁、排水吸引弁
V1E 非常吸引弁 V2E 非常排水弁
V1C 吸引弁 V2C 循環送水弁
V3 注水弁 V5、V5C 絞り弁
V6 連絡弁 21T 送水口
V7 残水吸引弁 FWC1、FWC2 清水冷却器
FL 通路床 FLC 操作床
TTP 船体床(二重底上板) BHD 隔壁
FS 肋骨間隔 LS 縦通補剛材間隔
Ls 電動機横引きスペース、片持軸長 Lc ケーシングカバー取外しスペース
Lp ポンプセット長 Lh 吸引口面間寸法
Lv 吐出口面間寸法




既発明「特願2009−165327:渦巻ポンプ及びポンプユニット」(以下、既発明1と呼ぶ)において、横軸渦巻ポンプの上向き吐出口に鉛直に、ポンプケーシングの左右に吸引口を配して、片吸込羽根車による小・中口径機は勿論、両吸込羽根車の大口径機も含む製品の全シリースに適用可能とし、特にポンプ2台による二重化補機ユニット構成においてかなりの平面的省スペース効果を得ているが、ポンプ内水理、立体的空間利用やポンプ周りの管工姿に関連し、なお検討の余地がある。

Claims (6)

  1. ポンプケーシングの左右両方に吸引口を羽根車軸芯と同高に配し、羽根車の片吸込形及び両吸込形の両者において、吸引口相互間及び吸引口から羽根車の吸口に至る水平流路を形成し、ケーシングの軸端側にケーシングカバーを配して開放可能とし、羽根車の脱・着及び軸封シールの取替を可能に構成した横軸渦巻ポンプ。
  2. ボリュート殻の羽根車取出し用開口に嵌め合う環状殻を、吸引流路を形成する水平壁及びそれに平行の狭幅壁で周4箇所を支持するように、ケーシングカバーと一体構造に構成した請求項1の横軸渦巻ポンプ。
  3. ポンプケーシングの左右何れかに吸引口を羽根車軸芯と同高に配し、羽根車の片吸込形及び両吸込形の両者において、吸引口から羽根車の吸口に至る水平流路を形成し、ケーシングの軸端側にケーシングカバーを配して開放可能とし、羽根車の脱・着及び軸封シールの取替を可能に構成した横軸渦巻ポンプ。
  4. ボリュート殻の羽根車取出し用開口に嵌め合う環状殻を、吸引流路を形成する水平壁及び反吸引口側の円弧壁で支持するように、ケーシングカバーと一体構造に構成した請求項3の横軸渦巻ポンプ。
  5. 軸封シール及び水切りに係る部品及び構造を内蔵した軸封ハウジングを、ケーシングの軸貫通部ボスに円筒嵌め合いで着脱可能に配し、軸封ハウジングで該内蔵部品を一括取外し、取替えて再装着するよう構成した横軸渦巻きポンプ。
  6. ポンプケーシングの電動機との結合フランジ面と面一又は平行な鉛直面を持つ補助支脚を、電動機の水平支脚を搭載する支台に付加した鉛直台板と結合し、ポンプ周りに配した弁及び管の重量を結合フランジと補助支脚で分担支承するよう構成した横軸渦巻ポンプ。







JP2012004122U 2012-07-06 2012-07-06 横軸渦巻ポンプ Expired - Fee Related JP3180240U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012004122U JP3180240U (ja) 2012-07-06 2012-07-06 横軸渦巻ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012004122U JP3180240U (ja) 2012-07-06 2012-07-06 横軸渦巻ポンプ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011048278A Continuation JP2011140954A (ja) 2011-02-15 2011-02-15 横軸渦巻ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3180240U true JP3180240U (ja) 2012-12-13

Family

ID=48006828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012004122U Expired - Fee Related JP3180240U (ja) 2012-07-06 2012-07-06 横軸渦巻ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3180240U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014206140A (ja) * 2013-04-16 2014-10-30 株式会社日立製作所 両吸込渦巻ポンプ
US20220381261A1 (en) * 2019-11-05 2022-12-01 Ebara Corporation Pump casing and pump apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014206140A (ja) * 2013-04-16 2014-10-30 株式会社日立製作所 両吸込渦巻ポンプ
US20220381261A1 (en) * 2019-11-05 2022-12-01 Ebara Corporation Pump casing and pump apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2409770C2 (ru) Компрессорный блок и способ его монтажа
CN107074334B (zh) 用于船的密封装置、推进单元、船以及用于密封船的螺旋桨轴的方法
JP2010255616A (ja) 電動機と一体型の渦巻ポンプ
US9863424B2 (en) Sealed pump
CN101487471B (zh) 液压驱动离心液货泵
JP3180240U (ja) 横軸渦巻ポンプ
JP2017160822A (ja) スクリュ圧縮機
CN112628146A (zh) 一种立式结构的多级双吸泵
JP3156268U (ja) 自吸式ポンプ
JP2011140954A (ja) 横軸渦巻ポンプ
JP6966388B2 (ja) ポンプ
CN215908063U (zh) 单级双吸卧式渣浆泵
JP4603021B2 (ja) ポンプ
CN2895816Y (zh) 上机下泵式单级双吸双蜗壳潜水电泵
JP3942428B2 (ja) キャンドモータポンプ
CN209997301U (zh) 一种多源船用海水滤器
JP3167922U (ja) 横向吸引口形縦軸渦巻ポンプ
JP4978869B2 (ja) 渦巻ポンプ及びポンプユニット
JP4704066B2 (ja) 立軸ポンプ
JP7383557B2 (ja) ポンプ
CN114439770B (zh) 一种紧凑型船用水炮增压离心泵
CN213270297U (zh) 一种离心泵装置
CN217814009U (zh) 一种大口径双腔油室潜水排污泵
RU78278U1 (ru) Лабиринтно-винтовой насос погружного типа
CN219299926U (zh) 一种耐高温机械密封装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120918

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151121

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees