JP3180168B2 - 靴乾燥機 - Google Patents

靴乾燥機

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JP3180168B2
JP3180168B2 JP21540192A JP21540192A JP3180168B2 JP 3180168 B2 JP3180168 B2 JP 3180168B2 JP 21540192 A JP21540192 A JP 21540192A JP 21540192 A JP21540192 A JP 21540192A JP 3180168 B2 JP3180168 B2 JP 3180168B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば貸しスキー靴、運
動靴、作業用長靴等の靴乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例えばスキー靴の乾燥手段として
は、例えば建物と一体の乾燥室や箱状の乾燥室を構築
し、乾燥室内の空気を加熱乾燥し、この乾燥室内に支持
具を配置し、この支持具にスキー靴を掛けて乾燥するよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造の場合、スキー靴は周囲からの加熱空気によって乾
燥されるため内部までは乾燥し難くて乾燥時間が多く掛
かり、不完全な乾燥状態のまま貸し出してしまって顧客
に苦痛を強いることがあり、また乾燥室全体を乾燥可能
な雰囲気に保持することは加熱空気の供給容量を多く必
要とするため非経済的なことがあるという不都合を有し
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの不都合
を解決することを目的とするもので、その第1の発明の
靴乾燥機は、内部を空気通路とする部分円筒状体の外周
面に該空気通路を介して加熱空気を噴出可能な熱風ノズ
ルを複数個突設し、該部分円筒状体の裏面を建物の内壁
に添着設置し、かつ上記部分円筒状体の外周面前方に開
閉可能な覆いカバー体を配設し、該熱風ノズルに靴を被
せ熱風ノズルより靴内に加熱空気を噴出して靴を乾燥さ
せるように構成したことを特徴とするものである。
【0005】また第2の発明の靴乾燥機は、上記空気通
路に加熱空気を送り込む空気供給手段を接続するととも
に上記熱風ノズルと靴との間隙から排出された覆いカバ
ー体内の加熱空気を集めて外部に排気する排気手段を備
えて構成したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】内部を空気通路とする部分円筒状体の裏面を建
物の壁面に添着設置し、部分外周面に突設された熱風ノ
ズルに靴を被せ、空気通路を介して加熱空気を熱風ノズ
ルより靴内に噴出し、この部分円筒状体の周囲には覆い
カバー体が配設され、靴内に噴出した加熱空気は靴内部
を介して覆いカバー体内に排気される。
【0007】また上記空気通路には空気供給手段により
加熱空気が送り込まれ、上記覆いカバー体内に排出され
た加熱空気は排気手段により集められて外部に排気され
ることになる。
【0008】
【実施例】図1乃至図9は本発明をスキー靴の乾燥機に
適用した実施例を示し、図1ないし図7は第1実施例、
図8、9は第2実施例である。
【0009】1は部分円筒状体であって、内部を空気通
路Rとする金属製の半円筒状に形成され、この部分円筒
状体1は底面壁1a、脚体1b、半円筒部材1c、裏面
壁1d、漏斗状の上部壁1e、上面壁1f及び複数の通
穴を有するパンチングメタルと称する囲繞壁1gからな
り、建物2の壁面2aに裏面壁1dを適宜止着手段によ
り着脱自在に添着し、囲繞壁1gと建物2の天井壁2b
との間に隙間を置いて部分円筒状体1を設置して構成さ
れている。
【0010】3は熱風ノズルであって、この場合アルミ
ニューム製又は合成樹脂製にして靴Wの内周に応じた先
細りの筒状に形成され、熱風ノズル3の外面に噴出穴4
及び筒軸線の方向に延びる凸条5が形成され、部分円筒
状体1の外周面に順次五個、六個、五個と上下十段に千
鳥状に合計五五個の連通穴6を形成し、この連通穴6に
それぞれ熱風ノズル3の基部を上向き略30度の角度で
突出状態で取り付けて構成している。
【0011】7は覆いカバー体であって、この場合アコ
ーデオン式に折り畳み可能な二枚の樹脂製カーテンが用
いられ、上記部分円筒状体1の漏斗状の上部壁1e上周
面にカーテンレール8を湾曲状に添着し、かつ底面壁1
aの外底面にもカーテンレール8を湾曲状に添着し、二
枚の樹脂製カーテンからなる覆いカバー体7の上辺及び
下辺をカーテンレール8に摺動係合された複数個の吊下
リング8aに止着し、かつ各々の対向辺をマグネット具
9により閉口並びに開口可能に設け、各々の反対辺を上
記裏面壁1dに止着し、上部壁1eに円弧状の案内壁1
0を突設して構成されている。
【0012】11は空気供給手段であって、この場合上
記囲繞壁1g内に上記空気通路Rに臨ませて囲繞壁1g
の複数個の通穴及び建物2の天井壁2bとの間の隙間を
介して室内に連なる供給フアン12を取付け、半円筒部
材1cの上部内側に熱源体13としてのヒータを装着
し、かつ脱臭材を噴霧等して脱臭作用をなす脱臭器14
を配設し、空気通路Rに加熱空気を送り込むように構成
している。
【0013】15は排気手段であって、この場合建物2
の壁面2aに上記覆いカバー体7と漏斗状の上部壁1e
との間に位置して屋外に連なる排気ファン16を配置
し、上記熱風ノズル3と靴Wの内面との間隙Sから排出
された覆いカバー体7内の加熱空気を集めて屋外に排気
するように構成されている。
【0014】17はドレン管であって、開閉弁が備えら
れ、底面壁1a上の水滴等を排出するものである。
【0015】この実施例は上記構成であるから、図2の
如く、部分円筒状体1の裏面を建物2の壁面2aに添わ
せて適宜止着手段により取付けることにより設置するこ
とになり、そしてマグネット具9を離反させて覆いカバ
ー体7である左右の樹脂製カーテンをカーテンレール8
によって開き移動させて開口し、この開口状態で複数個
の靴Wを熱風ノズル3に被せ、靴Wを熱風ノズル3に被
せたら、左右の樹脂製カーテンをマグネット具9により
閉じ、空気供給手段11の供給ファン12、熱源体13
としてのヒーター及び排気手段の排気ファン16の作動
により、図3、4の如く、供給ファン12よって囲繞壁
1gに形成された複数個の通穴及び建物2の天井壁2b
との間の隙間より室内の暖められて上昇した上側の空気
が取り入れられ、この空気は熱源体13内を通過する際
に加熱され、この加熱空気は部分円筒状体1の空気通路
R内に送り込まれ、空気通路R内に送り込まれた加熱空
気は連通穴6を介して熱風ノズル3内に送り込まれ、そ
して図5の如く、熱風ノズル3の噴出穴4より靴W内に
噴出し、この加熱空気によってスキー靴Wの乾燥が行わ
れることになり、靴W内に噴出された空気は靴内部を折
返して熱風ノズル3の外面と靴Wの内面との間の間隙S
を介して覆いカバー体7内に排気され、この排気された
加熱空気は排気ファン15により吸い込まれて屋外に排
出されることになり、この際靴Wから排気された加熱空
気は排気ファン16によって吸い込まれるため加熱空気
の集流経路が生起され、この加熱空気の連続通過によっ
て靴Wは乾燥されることになる。
【0016】またこの場合熱風ノズル3の外面には筒軸
線の方向に延びる凸条5が形成されているため、熱風ノ
ズル3と靴Wの内面との間の間隙Sを確保することがで
き、靴W内からの空気の返流が良好になされて乾燥効率
が高まり、また熱風ノズル3は上向きに突出して配置さ
れているため靴W内の水滴の落下を助長して乾燥効率を
高めることになる。
【0017】さらにこの際靴W内に噴出されて湿気や臭
気を帯びた加熱空気は部分円筒状体1と覆いカバー体7
との密閉空間を介して速やかに屋外に排出されるため乾
燥効率が高まるとともに上記加熱空気の集流経路が生起
されることによって覆いカバー体7周囲の隙間からの加
熱空気の漏逆流を抑えて臭気や塵埃の吹き出しを抑える
ことができ、乾燥機の使用場所の雰囲気、使用環境を極
めて良好なものとし得る。
【0018】さらに部分円筒状体1の表面は平坦面でな
い円弧状面となっているから、図6の如く、熱風ノズル
3の外方端に向くに従って次第に隣り合う熱風ノズルと
の間隔が広くなるから、熱風ノズル3への靴Wの差し込
み装着並びに取り外しが極めて行い易い。
【0019】図8、9の第2実施例は別例構造を示し、
この場合建物2の角隅部分に設置する構造となってお
り、部分円筒状体1は円筒を四分割した九〇度円筒状に
形成されている。
【0020】この第2実施例にあっても第1実施例と同
様な作用効果を得る。
【0021】尚、本発明は上記実施例に限られるもので
はなく、例えばスキー靴Wに限らず、運動靴や作業場に
おける長靴の乾燥等にも適用することができる。
【0022】また上記実施例の部分円筒状体1の大きさ
や形状は靴の乾燥処理数や靴の大きさ等に応じて適宜変
更して設計される。
【0023】また覆いカバー体7の開閉構造等は樹脂カ
ーテン以外にも適宜のものが選択して設計され、また熱
源体13としては電気ヒータに限らず、例えば温水や蒸
気が循環する構造のものでも良い。
【0024】また上記実施例では室内の空気を取り入れ
て空気通路Rに供給し、これをヒータ等の熱源体13で
加熱する構造としているが、屋外の空気を取り入れた
り、隣の部屋の空気を取り入れることもあり、また乾燥
室等のように室内の空気温度が高い雰囲気に設置する場
合には、ヒータを止め、又はヒータの無い構造に設計す
ることもある。
【0025】
【発明の効果】本発明は上述の如く、部分円筒状体の内
部の空気通路に加熱空気を送り込み、熱風ノズルより靴
の内部に加熱空気を噴出し、靴内から出てくる加熱空気
を密閉構造となっている覆いカバー体内に排気すること
により靴の乾燥を行うことができ、この際部分円筒状体
の表面は平坦面でない円弧面となっているから熱風ノズ
ルの外方端に向くに従って次第に隣り合う熱風ノズルと
の間隔が広くなるため、熱風ノズルへの靴の差し込み並
びに取り外しが容易となり、また空気通路には空気供給
手段により加熱空気が送り込まれ、上記熱風ノズルと靴
との間隙から排出された加熱空気は排気手段により集め
られて外部に排気されることになるから、靴内に噴出さ
れて湿気や臭気を帯びた加熱空気は速やかに外部に排出
されるため乾燥効率が高まるとともに開口部からの加熱
空気の漏流れを抑えて臭気や塵埃の吹き出しを抑えるこ
とができ、特に部分円筒状体であるため建物の壁面に添
わせて設置することができ、それだけ設置スペースを少
なくできて、室内の有効利用を図ることができ、使い易
い靴乾燥機を提供することになる。
【0026】以上の如く、所期の目的を充分達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の全体正面図である。
【図2】本発明の第1実施例の平断面図である。
【図3】本発明の第1実施例の縦断面図である。
【図4】本発明の第1実施例の部分正面図である。
【図5】本発明の第1実施例の部分拡大縦断面図であ
る。
【図6】本発明の第1実施例の部分平縦断面図である。
【図7】本発明の第1実施例の熱風ノズルの部分横断面
図である。
【図8】本発明の第2実施例の縦断面図である。
【図9】本発明の第2実施例の平断面図である。
【符号の説明】
1 部分円筒状体 3 熱風ノズル 7 覆いカバー体 11 空気供給手段 15 排気手段 W 靴 R 空気通路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を空気通路とする部分円筒状体の外
    周面に該空気通路を介して加熱空気を噴出可能な熱風ノ
    ズルを複数個突設し、該部分円筒状体の裏面を建物の内
    壁に添着設置し、かつ上記部分円筒状体の外周面前方に
    開閉可能な覆いカバー体を配設し、該熱風ノズルに靴を
    被せ熱風ノズルより靴内に加熱空気を噴出して靴を乾燥
    させるように構成したことを特徴とする靴乾燥機。
  2. 【請求項2】 上記空気通路に加熱空気を送り込む空気
    供給手段を接続するとともに上記熱風ノズルと靴との間
    隙から排出された覆いカバー体内の加熱空気を集めて外
    部に排気する排気手段を備えて構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の靴乾燥機。
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