JP3180149U - 廃材コンテナのスタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】円滑に積み卸しができて、作業を迅速に遂行することができる廃材コンテナのスタンドを提供する。
【解決手段】家庭のごみ、廃棄物、汚泥、残土などの廃材を収容する廃材コンテナのスタンドであって、上記コンテナ1を支持するコーナー部の支柱3の下端部に側方へ15°〜75°の上方側に向かって突き出して傾斜した設置面台7を設け、搬送台や所定の設置部に円滑に設置し、また取り出せるようにしている。コンテナ1を支持する支柱3の下端部の外側面を上方に向かって45°〜75°の切欠状態の傾斜面とすることが好ましく、また設置面台7の周縁部に所要の厚さに樹脂材やゴム材を被覆することが好ましい。
【選択図】図1

Description

本考案は、廃材処理分野における家庭ごみ、廃棄物、汚泥、残土などの廃材を収容し、搬送するようにした廃材コンテナのスタンドに関するものである。
従来、運搬車に積み卸しして搬送できるようにした廃材コンテナは、断面がコ字状やU字状等の箱型で、その後部に排出扉が取り付けられ、廃材を収容したり、排出できるようにしている。そして、コンテナを運搬車に積卸しクレーンや油圧装置で積んだり、卸したりして、家庭ごみ、廃棄物、汚泥、残土などの廃材を廃却場に搬送して廃却できるようにしている。
出願人は、実用新案登録第3039451号公報や特開2008−62954号公報のように内面の両側面部を円滑な曲面形状としたコンテナを開発し、市場に提供し、好評を博してきた。
実用新案登録第3039451号公報 特開2008−62954号公報
コンテナを運搬車に積み卸したり、所定の路面等に積み卸しするので、コンテナのコーナー部に支柱を設けてコンテナを安定して設置できたり、無駄な補強材を底面に設ける必要がなくなって好ましいが、このコンテナを支持するコーナー部の支柱の下端部が水平面のため、運搬車の搭載面や路面のコンクリートに引っ掛かりが生じて損傷することがあった。
また、近年、法改正がなされて運搬車のバンパーが背高くなり、コンテナの積み卸しの際に支柱の下端部に当たって損傷するおそれがあった。
本考案は、上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、家庭のごみ、廃棄物、汚泥、残土などの廃材を収容する廃材コンテナのスタンドであって、上記コンテナを支持するコーナー部の支柱の下端部に側方へ15°〜75°の上方側に向かって突き出して傾斜した設置面台を設けたことを特徴とする廃材コンテナのスタンドを提供するにある。
また、コンテナを支持する支柱の下端部の外側面を上方に向かって45°〜75°の切欠状態の傾斜面としたことを特徴とする廃材コンテナのスタンドを提供するにある。
さらに、設置面台の周縁部に所要の厚さに樹脂材またはゴム材を被覆したことを特徴とする廃材コンテナのスタンドを提供するにある。
さらにまた、支柱の側面に廃材の収容量を表示する目盛を設けたことを特徴とする廃材コンテナのスタンドを提供するにある。
またさらに、支柱の上端部にコンテナのカバーシートを円滑に開閉可能にガイドを設けたことを特徴とする廃材コンテナのスタンドを提供するにある。
本考案の廃材コンテナのスタンドは、実用新案登録請求の範囲の請求項1に記載のように、家庭のごみ、廃棄物、汚泥、残土などの廃材を収容する廃材コンテナのスタンドであって、上記コンテナを支持するコーナー部の支柱の下端部に側方へ15°〜75°の上方側に向かって突き出して傾斜した設置面台を設けたことによって、コンテナを運搬車に積み卸したり、所定の路面等に積み卸しても、運搬車の搭載面や路面のコンクリートに引っ掛からず、円滑に積み卸しできて、作業を迅速に遂行することができる。
また、本考案の廃材コンテナのスタンドは、請求項2に記載のように、コンテナを支持する支柱の下端部の外側面を上方に向かって45°〜75°の切欠状態の傾斜面としたことによって、法改正がなされて運搬車のバンパーが背高くなり、コンテナの積み卸しの際に支柱の下端部に当たらないようにできて損傷を免れるようにできる。
さらに、本考案の廃材コンテナのスタンドは、請求項3に記載のように、設置面台の周縁部に所要の厚さに樹脂材またはゴム材を被覆したことによって、設置面台の外縁部が当っても、ソフトに接触して損傷を免れるようにできる。
さらにまた、本考案の廃材コンテナのスタンドは、請求項4に記載のように、支柱の側面に廃材の収容量を表示する目盛を設けたことによって、コンテナに収容する廃材の収容量を誰でも容易に把握することができる。
またさらに、本考案の廃材搬送用コンテナは、請求項5に記載のように、支柱の上端部にコンテナのカバーシートを円滑に開閉可能にガイドを設けたことによって、コンテナに被せるカバーシートを破れなく、スムーズに被着したり、開放したりできる。
本考案の一実施例の概略説明用側面図、 同上の平面図、 同上の前面図、 同上の支柱の下端部の拡大側断面図、 同上のコンテナの他の実施例の概略説明用側面図、 同上の支柱の下端部の拡大側断面図、 同上のそれぞれさらに他の実施例の支柱の下端部の拡大平断面図(a)と拡大側断面図(b)。
本考案の廃材コンテナのスタンドは、家庭のごみ、廃棄物、汚泥、残土などの廃材を収容する廃材コンテナのスタンドであって、上記コンテナを支持するコーナー部の支柱の下端部に側方へ15°〜75°の上方側に向かって突き出して傾斜した設置面台を設けたことを特徴としている。
廃材コンテナ1は、図1〜図3のように2〜10トン用等の所要の大きさの箱状にコンテナ本体2を形成して、トラック等の運搬車に積み卸し可能に搭載するもので、箱状としたコンテナ本体2に家庭ごみ、廃棄物、汚泥、残土などの廃材を収容できるようにしており、コンテナ本体2の4隅のコーナー部に所要の剛性の支柱3、4を立設し、後方下部に転動用のローラー5を設けてコンテナ1を移動容易とし、後部に開閉可能な排出扉6を設け、廃材を廃却場に廃却できるようにしている。
コンテナ本体2は、耐摩耗、高張力のスエーデン鋼の鋼板や一般構造用圧延鋼材や熱間圧延鋼板、溶接構造用圧延鋼材、機械構造用炭素鋼材、ステンレス圧延鋼材の適宜な鋼板を断面がコ字状やU字状等に適宜に接合したりして溶接して形成している。
このコンテナ本体2の支柱3、4は、図1〜図3のように所要の太さの角パイプや丸タイプ等のチャンネル材等の剛性を有するものとし、特に前部側(運搬車の進行方向から見て)の左右の支柱3は、図1〜図3のようにその下端部に側方へ15°〜75°の上方側に向かって突き出して傾斜した設置面台7を溶接して一体的に装着している。
設置面台7は、図4のように所要の傾斜角として側方、上方側に向かって突き出し、コンテナ1を運搬車に積み卸したり、所定の路面等に積み卸しても、運搬車の搭載面や路面のコンクリートに引っ掛からず、円滑に積み卸しすることができるようにしている。
上記設置面台7の側方の傾斜角Aとしては、図4のように15°〜45°位が、運搬車の搭載面や路面のコンクリートに引っ掛かりがなくて好ましく、傾斜角Aが余りなかったり、余り急勾配にすると引っ掛かりが生じて好ましくない。
また、この設置面台7は、5〜10mm厚さの鋼板として、支柱3のまわりに30〜50mm位程側方に突き出すのが好ましく、突き出し量が少なすぎると効果を挙げられず、余り多すぎると邪魔になって好ましくない。
なお、図1のように上記支柱3の側面に目盛8を付して、たとえば1m3 、2m3 、3m3 ・・・7m3 等の廃材の収容量を表示し、収容する廃材量を誰でもが容易に分かるようにしている。
また、上記した設置面台7の周縁部にビニール、ナイロン、ポレウレタン等の軟質の合成樹脂材やゴム材の被覆材9を1〜5mm等の所要の厚さに浸漬したり、塗布して被覆し、設置面台7の周縁部に当っても、ソフトに接触して損傷を免れるようにしておくことが好ましい。
また、支柱3の上端部にコンテナ1のカバーシート(図示せず)を円滑に開閉可能に、ローラーや算盤玉状体等の転動体等の転動用のガイド10を設けて、コンテナ1に被せるカバーシートを破れなく、スムーズに被着したり、開放したりするようにできる。
図4、図5は、コンテナ1の前方側の支柱3の下端部の外側面を上方に向かって45°〜75°の切欠状態の傾斜面11としたものとし、この斜め状の下端部に設置面台7を図4、図5のように設け、法改正がなされて運搬車のバンパーが背高くなり、コンテナ1の積み卸しの際に支柱3の下端部に当たらないようにして損傷を免れるようにしている。
本実施例の場合、設置面台7の前方側は、支柱3の切欠状態の傾斜面11に沿わせることが好ましいが、離すこともでき、また必要により上記のように傾斜面11の外側へ突き出すこともできる。なお、支柱3の傾斜面11に上記したように被覆材9を被覆しておくこともできる。
上記した設置面台7は、後方の支柱4にも適用可能であり、またこれらの設置面台7は図6(a)のように円盤状や楕円盤状などや、図6(b)のように上面を補強材12で閉鎖状に形成するなど、上記した本考案の趣旨にもとづいて適宜な変形態様を採用することができる。13は側面補強材、14は前面補強材、15は脱着装着材、16は開閉用蝶番、17は開閉用ロックである。
図1〜図4は、本考案の一実施例を示すものである。廃材のコンテナ1は、10トン用のもので、コンテナ本体2を3.2mm厚さの耐摩耗鋼、高張力鋼板のスエーデン鋼板(ドメックスウエア)で断面がU字状の箱状に形成し、この箱状としたコンテナ本体2の4隅のコーナー部に所要の剛性の支柱3、4をそれぞれ立設して一体的に形成し、後方下部に転動用のローラー5を設け、後部に開閉可能な排出扉6を設けて廃材を排出できるようにしている。
このコンテナ本体2の前部側の左右の支柱3は、図1〜図3のように所要の太さの角パイプ材とし、図4のようにその下端部に5mm厚さの鋼板を側方へ45°の上方側に向かって、支柱3のまわりに30mm程側方に突き出る設置面台7を装着している。
そのため、コンテナ1を運搬車に積み込んだり、所定の路面等に積み卸しても、運搬車の搭載面や路面のコンクリートに引っ掛からず、円滑に積み卸しすることができ、家庭ごみ、廃棄物、汚泥、残土などの廃材を迅速に廃却場に廃却することができる。
なお、図1のように上記支柱3に、目盛8を付して、1m3 、2m3 、3m3 ・・・7m3 等の廃材の収容量を表示することによって、誰でもが容易に収容している廃材量が分かり、またその収容できる残量を知ることができ、コンテナ1に所要量の廃材を装填していることが分かって好ましい。
図4、図5は、コンテナ本体2の前方側の支柱3の下端部の外側面を上方に向かって45°の切欠状態の傾斜面11とし、この斜め状の下端部に支柱3の切欠状態の傾斜面11に沿って設置面台7を図のように設けたものである。
本実施例では、法改正がなされて運搬車のバンパーが背高くなっても、コンテナ1の積み卸しの際に支柱3の下端部に当たらないようにできて損傷を免れるようにできる。
なお、上記した設置面台7の周縁部にポレウレタンの合成樹脂の被覆材9を5mm等の所要の厚さに被覆し、設置面台7の周縁部が当っても、ソフトに接触して損傷を免れるようにできて好ましい。
上記した設置面台7は、後方の支柱4にも適用可能であり、また上記したようにこれらの設置面台7は図6(a)のように円盤状や楕円盤状などや、図6(b)のように上面を補強材12で閉鎖状に形成して補強するなど、上記した本考案の趣旨にもとづいて適宜な変形態様を採用することができる。
本考案は、廃材処理分野における家庭ごみ、廃棄物、汚泥、残土などの廃材を収容して、搬送する廃材コンテナに利用できるものである。
1…コンテナ 2…コンテナ本体 3…支柱 4…支柱 7…設置面台 8…目盛 9…被覆材 10…ガイド 11…傾斜面台

Claims (5)

  1. 家庭のごみ、廃棄物、汚泥、残土などの廃材を収容する廃材コンテナのスタンドであって、
    上記コンテナを支持するコーナー部の支柱の下端部に側方へ15°〜75°の上方側に向かって突き出して傾斜した設置面台を設けたことを特徴とする廃材コンテナのスタンド。
  2. コンテナを支持する支柱の下端部の外側面を上方に向かって45°〜75°の切欠状態の傾斜面とした請求項1に記載の廃材コンテナのスタンド。
  3. 設置面台の周縁部に所要の厚さに樹脂材またはゴム材を被覆した請求項1または2に記載の廃材コンテナのスタンド。
  4. 支柱の側面に廃材の収容量を表示する目盛を設けた請求項1ないし3のいずれかに記載の廃材コンテナのスタンド。
  5. 支柱の上端部にコンテナのカバーシートを円滑に開閉可能にガイドを設けた請求項1ないし4のいずれかに記載の廃材コンテナのスタンド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015034074A (ja) * 2013-08-08 2015-02-19 Dowaエコシステム株式会社 Pcb含有廃棄物用容器

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