JP3179959U - 配管用ヒータ - Google Patents

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嗣博 野本
顕彦 平塚
征平 吉田
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株式会社東京技術研究所
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Abstract

【課題】三次元的に屈曲する細い配管に装着される配管用ヒータにおいて、巻き位置のばらつきや、巻きムラを回避して配管Pを均一に加熱する配管用ヒータを提供する。
【解決手段】配管に沿って延びる長さと巻き付けて余りある幅を持った矩形で平ら且つ柔軟な断熱材からなる保温カバー、保温カバーの中央部22内に長さ方向に沿って配置され、給電に応じて発熱するヒータ3、保温カバーの両側縁部21の内側に面ファスナー4を備える。保温カバーを、発熱体3が配管の延伸方向に沿うよう、配管の屈曲に応じて捩じって巻き付け、両側縁部21の面ファスナー4同士を結合させて配管を被覆して加熱する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体製造装置、その他の製造装置等に使用される配管を加熱する配管ヒータに関する。より詳しくは、三次元的に屈曲する細い配管を加熱する配管用ヒータに関する。
従来、半導体製造装置、化学処理装置およびその他の製造装置においては、処理前の気体または液体および処理後の気体または液体を移送する配管の内壁に、これらの気体または液体が固化もしくは堆積することを防ぐため、配設された配管を加熱する配管用ヒータが使用されている。
配管用ヒータとしては、発熱体を埋設した保温部材を配管に巻き付けることにより、配管を加熱する直接加熱方式の配管用ヒータが知られている。特許文献1および2には、断熱体と発熱体とを一体化して配管の外周面に取り付ける配管用ヒータが提案されている。
特開2002−295783号公報 特開2002−352941号公報
しかしながら、このような直接加熱方式の配管用ヒータは、各配管の巻き位置のばらつきや、巻きムラ等を有する状態で配置すると、温度ムラが発生し易く、配管への均一な加熱が損なわれる原因になる。特に、三次元的に屈曲する細い配管を加熱する場合、装着時に保温部材が弛んでしまい、巻き位置のばらつきや、巻きムラが発生し易くなり、発熱体を配管の延伸方向に沿って装着させることが困難となる虞がある。
本考案の目的は、上記事情に鑑み、三次元的に屈曲する細い配管に対し、保温部材が弛むことなく装着して当該配管を均一に加熱できる配管用ヒータを提供することである。
上記課題を解決するために、本考案の配管用ヒータは、三次元的に屈曲する被加熱用の細い配管に装着して配管を加熱する配管用ヒータであって、配管に沿って延びる長さと配管に巻き付けて余りある幅とを持った矩形で平ら且つ柔軟な断熱材からなり、配管に沿って巻き付けた装着時に余る両側縁部の内側に長さ方向に延びた面ファスナーが固着されている保温カバーと、保温カバーの中央部内に長さ方向に沿って配置され、給電に応じて発熱する発熱体とを備え、保温カバーを発熱体が配管の延伸方向に沿うように配管の屈曲に応じて捩じって配管に巻き付け、両側縁部の面ファスナー同士を結合させて配管を被覆して加熱するようにしたことを特徴とする。
ここで、本考案の配管用ヒータにおける「両端縁部」とは、保温カバーの幅方向の両縁より内側に30mm程度の範囲内の部分を意味する。また、上記「中央部」とは、保温カバーのうち「両端縁部」を除いた長さ方向の中心軸を含む部分を意味する。
また、保温カバーの長さは200mm〜3000mmの範囲であってもよい。また、保温カバーの幅は50mm〜120mmの範囲であってもよい。また、保温カバーの厚みは1mm〜3mmの範囲であってもよい。また、配管の径は5mm〜15mmの範囲であってもよい。また、発熱体に接続された、この発熱体に給電する給電ケーブルを備えてもよい。
本考案の配管用ヒータによれば、配管に沿って延びる長さと配管に巻き付けて余りある幅とを持った矩形で平ら且つ柔軟な断熱材からなり、この配管に沿って巻き付けた装着時に余る両側縁部の内側に長さ方向に延びた面ファスナーが固着されている保温カバーと、保温カバーの中央部内に長さ方向に沿って配置され、給電に応じて発熱する発熱体とを備えており、柔軟な保温カバーを発熱体が配管の延伸方向に沿うように配管の屈曲に応じて捩じって配管に巻き付け、両側縁部の面ファスナー同士を結合させる作業を行うことで配管を被覆して加熱する。したがって、三次元的に屈曲する細い配管であっても、装着時に発熱体が配管の延伸方向に沿って伸びて配管を均一に加熱することができる。
被加熱用の細い配管の斜視図 配管用ヒータの概略構成図 配管に装着された状態の配管用加熱ヒータの斜視図 配管に装着された状態の配管用加熱ヒータの部分拡大斜視図
本考案に係る配管用ヒータの実施形態について図面を用いて詳細に説明する。最初に、本考案の一実施形態である配管用ヒータ1によって加熱される配管Pについて説明する。配管Pは、半導体製造装置、その他の製造装置等に接続されるものであり、配管Pの内部には処理ガス等の被加熱流体が所定流量で流されるものである。
図1は配管Pの斜視図である。被加熱用の配管Pは、5mm〜15mm程度の範囲内の直径を有する細い管であり、例えば、その直径は、1/4インチ(6.35mm)、3/8インチ(9.52mm)、1/2インチ(12.7mm)であってもよい。そして、この配管Pに配管用ヒータ1が装着されることにより、この配管P内の被加熱流体が所定温度、例えば、140〜200℃程度に加熱される。
本実施形態において、配管Pは、複数の直進部PSとの間に、Z軸回りで曲がる屈曲部PB1,PB4、X軸回りで曲がる屈曲部PB2、Y軸回りで曲がる屈曲部PB3を複数有しており、三次元的に屈曲しながら延伸している。なお、図中の矢印Aは配管Pの延伸方向を示すものである。屈曲部はX,Y、Zの各軸で曲がるものに限定されるものではない。配管Pは、互いに方向の異なる軸でそれぞれ曲がる屈曲部を複数有していれば、特に限定されるものではない。
次に配管用ヒータ1の構成について説明する。図2は配管用ヒータ1の構成を示す概略構成図である。配管用ヒータ1は、図2に示すように、平らで柔軟な断熱材からなる保温カバー2と、この保温カバー2の内部に配置される発熱体3とによって主に構成されている。
保温カバー2は、テフロン(登録商標)コーティングされたガラス繊維、ナイロン繊維、シリコン繊維等からなる矩形の内布2aと外布2bとを互いに縫い合わせて構成されたものである。なお、保温カバー2は、耐熱性を有する樹脂系シート、例えば、シリコンシート等で構成されてもよい。そして、保温カバー2の厚みは1mm〜3mm程度であり、保温カバー2の長さは、配管Pの長さに応じて適宜調整されるものであり、例えば、500mm〜2600mm程度である。また、保温カバー2の幅も配管Pの直径に応じて適宜調整されるものであるが、配管Pに巻き付けて装着した際、幅方向の両縁よりそれぞれ30mm程度の部分が両側縁部21として余る程度の幅を有していることが望ましい。
したがって、例えば、保温カバー2は、配管Pの直径が5mm程度の場合に75mm程度の幅、配管Pの直径が15mm程度の場合に115mm程度の幅を有しているのが望ましい。より具体的には、配管Pの直径が1/4インチ(6.35mm)の場合は80mm程度の幅、3/8インチ(9.52mm)の場合は90mm程度の幅、1/2インチ(12.7mm)の場合は100mm程度の幅を有しているのが望ましい。
また、両側縁部21の内側には、長さ方向に延びる面ファスナー4が固着されている。本実施形態において、面ファスナー4は、図2に示すように、電源側の端より50mm程度の部分を残して両側縁部21において長さ方向に延びて固着されている。面ファスナー4は、250℃程度までの耐熱性を有している。なお、面ファスナー4は、両側縁部21の全面に固着されてもよく、電源側の端より残す場合の寸法も特に限定されるものではない。そして、保温カバー2を配管Pに巻き付けて面ファスナー4同士を結合させることにより、配管用ヒータ1が配管Pに装着される。
また、中央部22の内部には、保温カバー2の長さ方向に沿って発熱体3が配置されている。ここで、中央部22は、保温カバー2のうち、両側縁部22を除く部分であり、保温カバー2の長さ方向の中心軸23を含む部分である。発熱体3は、柔軟性を有する棒体にニクロム線等の熱線をコイル状に巻き付けた棒状ヒータ31で構成されるものである。本実施形態において、ヒータ3は、図2に示すように、中心軸23を挟んで配置された二本の棒状ヒータ31によって構成されている。また、発熱体3の長さは、保温カバー2と同様に、配管Pの長さに応じて適宜調整可能である。なお、発熱体3を構成する棒状ヒータ31の本数、中央部22における配置位置については、特に限定されるものではない。
また、発熱体3は、給電に応じて発熱するものであり、二本の棒状ヒータ31にはサーモスタット32を介して給電用の配線33が接続されている。本実施形態において、サーモスタット32は、ヒータ3の温度が200℃を越えると、給電を遮断するように構成されている。サーモスタット32の遮断温度は特に限定されるものではない。給電用の配線33は、コネクタを介して不図示の電源に接続されている。本実施形態において、電源電圧は100V程度であり、発熱体3の電気容量は、棒状ヒータ31の長さに応じて異なるが、30W〜300W程度である。
次に配管用ヒータ1の配管Pへの装着について説明する。図3は、配管Pに装着された状態の配管用ヒータ1の斜視図、図4は配管Pに装着する際の配管用ヒータ1の部分拡大図を示している。
配管用ヒータ1は、面ファスナー4が固着された面を内側にして中央部22で配管Pを覆い、余った両側縁部21の面ファスナー4同士を結合し(図4参照)、配管Pを被覆するように装着する。しかしながら、複数の屈曲部PB1〜PB4を有する配管Pは三次元的に屈曲しているため、そのままでは、面ファスナー4によって結合された両側縁部21に弛みが生じ、発熱体3が配管Pの延伸方向に延びず、良好な装着ができない可能性がある。したがって、配管Pの屈曲部PB1〜PB4の曲がり度合いに応じて保温カバー2を捩じり、両側縁部21の弛みを低減させ、中央部23内の棒状ヒータ31を配管Pの延伸方向に沿わせて装着する。
上記の説明においては、面ファスナー4同士を結合させた後、両側縁部21を捩じって装着しているが、特に限定されるものではない。両側縁部21に弛みが発生しない姿勢となるよう、予め保温カバー2を配管Pの屈曲部PB1〜PB4の曲がり度合いに応じて捩じっておき、その後に中央部22で配管Pを覆い、余った両側縁部21の面ファスナー4同士を結合させるものであってもよい。
上記の実施形態によれば、保温カバー2をヒータ3が配管Pの延伸方向に沿うよう、配管Pの屈曲に応じて捩じって巻き付け、両側縁部21の面ファスナー4同士を結合させて配管Pを被覆して加熱するため、三次元的に屈曲する細い配管Pであっても、配管Pに巻き付けて装着した後、配管Pの延伸方向に沿ったヒータ3と配管Pの外周との距離のばらつきが少なくなり、配管Pの均一な加熱を実現できる。
P 配管
1 配管用ヒータ
2 保温カバー
3 ヒータ
4 面ファスナー
21 両側縁部
22 中央部

Claims (6)

  1. 三次元的に屈曲する被加熱用の細い配管に装着して該配管を加熱する配管用ヒータであって、
    前記配管に沿って延びる長さと該配管に巻き付けて余りある幅とを持った矩形で平ら且つ柔軟な断熱材からなり、該配管に沿って巻き付けた装着時に余る両側縁部の内側に長さ方向に延びた面ファスナーが固着されている保温カバーと、
    該保温カバーの内部に前記長さ方向に沿って配置され、給電に応じて発熱する発熱体とを備え、
    前記保温カバーを前記発熱体が前記配管の延伸方向に沿うように該配管の屈曲に応じて捩じって該配管に巻き付け、前記両側縁部の面ファスナー同士を結合させて前記配管を被覆して加熱するようにしたことを特徴とする配管用ヒータ。
  2. 前記保温カバーの長さが200mm〜3000mmの範囲であること特徴とする請求項1に記載の配管用ヒータ。
  3. 前記保温カバーの幅が50mm〜120mmの範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の配管用ヒータ。
  4. 前記保温カバーの厚みが1mm〜3mmの範囲であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の配管用ヒータ。
  5. 前記配管の径が5mm〜15mmの範囲であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の配管用ヒータ。
  6. 前記発熱体に接続された、該発熱体に給電する給電ケーブルを備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の配管用ヒータ。
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