JP3179729B2 - 金属酸化物微粒子の製造方法 - Google Patents

金属酸化物微粒子の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電導性材料、磁性
材料、光学材料、焼結材料、触媒、顔料、抗菌剤等とし
て利用し得る金属酸化物微粒子を製造する方法に関する
ものである。
【0002】
【従来技術及びその課題】金属酸化物微粒子を製造する
方法としては、従来、次のようなものがあったが、それ
ぞれ問題点を有していた。
【0003】気相での化学的製造方法:揮発性金属化
合物を熱分解したり、揮発性金属化合物又は金属蒸気と
他の気体とを反応させたりする、いわゆる化学蒸着法
(CVD法)である。例えば、電気炉法、化学炎法、プ
ラズマ法などがある。生産性に問題がある。
【0004】液相での化学的製造方法:沈殿反応、水
熱反応などを利用して、易溶性塩の金属イオンを難溶性
金属塩として沈殿させ、焼成して金属酸化物に変化させ
る方法である。例えば、均一沈殿法、化合物沈殿法、ア
ルコキシド法、水熱法などがある。なお、難溶性金属塩
としては、水酸化物、炭酸塩、シュウ酸塩などがある。
試薬が限定されてしまう。また、焼成が必要であるた
め、焼成による粒子の凝集が生じる恐れがある。
【0005】液相での物理的製造方法:溶液の温度変
化などを利用して、易溶性塩の金属イオンを難溶性塩と
して沈殿させたり、溶液の噴霧又は噴霧燃焼を利用し
て、溶媒を除去することによって、金属酸化物微粒子を
得る方法である。例えば、噴霧法、溶液燃焼法、凍結乾
燥法などがある。得られる微粒子の粒径のばらつきが大
きい。粒子組成の偏析が生じる恐れがある。
【0006】固相での粉砕による製造方法:被粉砕物
に衝撃力、打撃力を与えて粉砕する、いわゆる粉砕法で
ある。例えば、ジェット法、ハンマー法、ミル法などが
ある。得られる微粒子の粒径のばらつきが大きい。粒径
1〜3μmの微粒子を得るのが限界である。
【0007】固相での晶析による製造方法:固相から
又は2種類の固相間から、新しい固相を生成させる、い
わゆる晶析法である。例えば、転移反応、固溶反応、結
合反応、トポタクティック反応などを利用する方法があ
る。出発原料が、高純度であり且つ均一・微細な粒径を
有している必要がある。
【0008】本発明は、上記従来法の各種問題点を解消
するためになされたものであり、均一且つ均質な金属酸
化物微粒子を、簡素な設備で、また、簡単な作業で、得
ることができる、金属酸化物微粒子の製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
目的とする金属酸化物の金属を含む金属塩を、分子中に
極性部分を有する有機溶媒中に溶解させる、溶解工程
と、その有機溶媒中に、水酸化物イオンを含む有機溶媒
を、撹拌下にて10分以上の時間をかけて滴下する、滴
下工程と、滴下終了後、加熱還流させる、還流工程とを
備えていることを特徴とする金属酸化物微粒子の製造方
法である。
【0010】請求項2記載の発明は、目的とする金属酸
化物の金属を含む金属塩を、分子中に極性部分を有する
有機溶媒中に溶解させる、溶解工程と、その有機溶媒中
に、水酸化物イオンを含む有機溶媒を、撹拌下にて10
分以上の時間をかけて滴下すると同時に、有機溶媒を加
熱還流させる、滴下・還流工程とを備えていることを特
徴とする金属酸化物微粒子の製造方法である。
【0011】金属としては、特に制限はないが、例え
ば、Cu,Mg,Ca,Sr,Ba,Zn,Cd,H
g,Al,Ga,In,Y,B,Si,Ge,Sn,P
b,Ti,Zr,As,Sb,Bi,V,Nb,Ta,
Se,Cr,Mo,W,Mn,Fe,Co,Ni,L
a,Ce,Sm等が用いられる。
【0012】金属の塩としては、硫酸塩,硝酸塩,塩化
物,カルボン酸塩,錯塩,アルコキシド等が挙げられ
る。錯塩としては、アセチルアセトン錯塩,EDTA錯
塩,アンミン錯塩等が挙げられる。これらの金属塩は、
単独で又は混合して用いられる。
【0013】有機溶媒としては、メタノール,エタノー
ル,プロパノール,ブタノール等のアルコール類、エチ
レングリコール等の多価アルコール類、エチルエーテ
ル,アニソール,ジフェニルエーテル等のエーテル類、
アセトン,メチルエチルケトン等のケトン類、ジメチル
スルホキシド等のイオウ化合物、N,N−ジメチルホル
ムアミド等の窒素化合物、ベンゼン,トルエン,キシレ
ン等の炭化水素類等が、単独で又は混合して用いられ
る。
【0014】水酸化物イオンを含む有機溶媒としては、
NaOH,KOH,NH4OH,N24・H2O等を有機
溶媒に添加したものが用いられる。
【0015】滴下速度は、十分量の、水酸化物イオンを
含む有機溶媒を、10分以上、好ましくは15〜60分
かけて滴下する速度とする。
【0016】請求項1又は2に記載の発明において、溶
解工程では、金属イオンはその極性部分により溶媒和さ
れている。
【0017】溶解工程を経て、請求項1の滴下工程にお
いては、金属イオンは金属水酸化物のコロイド粒子とな
り、徐々に大きく成長する。なお、コロイド粒子は、多
核錯イオン又は金属酸化物イオンとも呼ばれる。このコ
ロイド粒子は、その表面にプラスの電荷を持っており、
溶媒和されているが、コロイド粒子の成長と共に電荷は
少なくなる。ところで、金属イオンやコロイド粒子の安
定性は、溶媒和の強さ、即ち、金属やコロイド粒子の電
荷の量及び有機溶媒の極性部分の強さに、影響される。
本発明では、水溶液中ではなく、有機溶媒中で反応を行
なっているため、成長するコロイド粒子は、ある大きさ
までは保持されても、それを越えると不安定な状態とな
る。そして、この不安定な状態のコロイド粒子が、微粒
子として析出していく。ちなみに、有機溶媒中ではな
く、水溶液中で反応を行なうと、コロイド粒子は水分子
により強く溶媒和されるため、コロイド粒子は、成長と
共にその表面が無電荷となり、互いに凝集して金属水酸
化物として沈澱するまで安定に保持されてしまう。
【0018】請求項1の還流工程においては、熱によ
り、金属水酸化物が金属酸化物に変化する。これによ
り、金属酸化物微粒子が生成されたこととなる。金属酸
化物に完全には変化しないようであれば、更に高沸点の
有機溶媒で加熱還流すればよい。
【0019】請求項2の滴下・還流行程では、金属水酸
化物が析出すると同時にこれが金属酸化物に変化する。
これによれば、加熱しなければ有機溶媒に溶解しないよ
うな金属塩を用いることが可能となり、更に金属塩の有
機溶媒への溶解度が向上する。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載の構成において、加熱還流させる際に、有機溶媒の
全部又は一部を除去して溶解成分を濃縮させるものであ
る。
【0021】溶媒除去率は、25〜100%、好ましく
は50〜80%とする。
【0022】滴下工程においては、金属イオンの全てが
金属水酸化物に変化するわけではなく、金属水酸化物は
その溶解度に相当する量が溶媒中に溶解状態で残存す
る。従って、金属水酸化物の溶解度が大きい場合には、
金属水酸化物微粒子ひいては金属酸化物微粒子の収率が
悪くなる。しかし、請求項3記載の構成によれば、有機
溶媒が除去されることにより、溶媒中の金属イオン濃度
が高くなるので、反応が促進され、収率が向上する。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項1又は2に
記載の構成に加え、溶解工程において、糖類又は多糖類
も有機溶媒中に溶解させるものである。
【0024】糖類としては、グルコース、サッカロース
等が、また、多糖類としては、セルロース、デンプン、
グリコーゲン等が、用いられる。
【0025】請求項4記載の発明によれば、還流時にお
いて、金属水酸化物からの脱水が促進され、比較的短時
間で金属酸化物が得られる。即ち、加熱還流の工程によ
り、完全には金属酸化物に変化しない場合又は金属酸化
物を得るために長い時間が必要な場合において、溶解工
程にて糖類又は多糖類を溶解させておくと、還流時に、
糖類又は多糖類に水が付加することにより又は糖類又は
多糖類自体が加水分解することにより、結果として、金
属水酸化物からの脱水が促進される。
【0026】請求項5記載の発明は、請求項1又は2に
記載の構成に加え、一連の工程後、濾過、洗浄して得た
金属酸化物微粒子を加熱処理して、金属酸化物微粒子か
ら有機溶媒及び陰イオンを気化除去させるものである。
【0027】加熱処理の温度は、200℃〜800℃、
好ましくは400℃〜800℃とする。
【0028】請求項5記載の発明によれば、金属酸化物
微粒子に付着し且つ微粒子同士を凝集させている溶媒及
び陰イオンが、加熱処理により、蒸発又は分解・蒸発す
るので、溶媒及び陰イオンの混入がなく、しかも、細分
化された、小さな金属酸化物微粒子が得られる。この方
法は、洗浄等で完全に除去することが困難な溶媒及び陰
イオン、特に硫酸イオン、硝酸イオン、塩素イオン等の
無機イオンを除去するのに有効である。
【0029】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)まず、ジメチルスルホキシド1000m
lに、酢酸亜鉛0.1molを溶解させた(溶解工
程)。次に、この溶液に、撹拌下、水酸化ナトリウム
0.3molを含むメタノール600mlを20分かけ
て滴下した(滴下工程)。そして、滴下終了後、150
℃で2時間加熱還流し、溶液量が400ml(全量の2
5%)となるまで溶媒を除去した(還流工程)。こうし
て得られた微粒子を、ろ過、洗浄、乾燥した。得られた
微粒子は白色であった。X線回折測定の結果、得られた
微粒子は酸化亜鉛であることを確認した。
【0030】得られた酸化亜鉛の収量は8.01gであ
り、亜鉛の収率としては98.4%であった。また、得
られた微粒子の比表面積SWは70.14m2/gであ
り、比表面積径DSは、SW=6/(ρP・DS)から、約
15.1nmであった。なお、ρPは酸化亜鉛の密度で
あり5.67g/cm3である。
【0031】(実施形態2)還流工程における溶媒除去
を行なわず、その他は実施形態1と同様に処理した。得
られた微粒子は白色であり、酸化亜鉛の収量は5.94
gであり、亜鉛の収率は73.0%であった。
【0032】(実施形態3)まず、ジフェニルエーテル
1000mlに、トリ(アセチルアセトナト)鉄0.2
molを溶解させた(溶解工程)。次に、この溶液に、
撹拌下、水酸化ナトリウム1.2molを含むエタノー
ル600mlを40分かけて滴下した(滴下工程)。そ
して、滴下終了後、250℃で3時間加熱還流し、溶液
量が320ml(全量の20%)となるまで溶媒を除去
した(還流工程)。こうして得られた微粒子を、ろ過、
洗浄、乾燥した。得られた微粒子は赤褐色であった。X
線回折測定の結果、得られた微粒子は三二酸化鉄である
ことを確認した。
【0033】得られた三二酸化鉄の収量は15.78g
であり、鉄の収率としては98.9%であった。また、
得られた微粒子の比表面積SWは181.79m2/gで
あり、比表面積径DSは、SW=6/(ρP・DS)から、
約6.4nmであった。なお、ρPは三二酸化鉄の密度
であり5.15g/cm3である。
【0034】(比較形態1)滴下工程を時間をかけない
で一気に行ない、その他は実施形態3と同様に処理し
た。これによれば、粒子の凝集が生じ、微粒子は得られ
なかった。
【0035】(実施形態4)まず、2−プロパノール1
000mlに、塩化ニッケル0.1molを溶解させた
(溶解工程)。次に、この溶液を、撹拌下、還流が生じ
る80℃まで加温した。これにより、塩化ニッケルを完
全に溶解した。次に、この溶液に、撹拌下、還流しなが
ら、水酸化カリウム0.4molを含む2−プロパノー
ル500mlを25分かけて滴下した(滴下工程)。そ
して、滴下終了後、1時間かけて、溶液量が300ml
(全量の20%)となるまで溶媒を除去した(還流工
程)。こうして得られた微粒子を、ろ過、洗浄、乾燥し
た。得られた微粒子は灰緑色であった。X線回折測定の
結果、得られた微粒子が一酸化ニッケルであることを確
認した。
【0036】得られた一酸化ニッケルの収量は7.41
gであり、ニッケルの収率としては99.2%であっ
た。また、得られた微粒子の比表面積SWは42.05
2/gであり、比表面積径DSは、SW=6/(ρP・D
S)から、約20.5nmであった。なお、ρPは一酸化
ニッケルの密度であり6.96g/cm3である。
【0037】(比較形態2)還流工程を行なわず、その
他は実施形態4と同様に処理した。これによれば、粒子
の凝集が生じ、淡緑色の水酸化ニッケルが得られ、酸化
ニッケルは得られなかった。
【0038】(実施形態5)まず、エタノール1000
mlに、塩化ニッケル0.1mol及びd−(+)−グル
コース0.1molを溶解させた(溶解工程)。次に、
この溶液を、撹拌下、還流が生じる80℃まで加温し
た。これにより、塩化ニッケルを完全に溶解した。次
に、この溶液に、撹拌下、還流しながら、水酸化ナトリ
ウム0.4molを含むエタノール500mlを25分
かけて滴下した(滴下工程)。そして、滴下終了後、2
0分間加熱還流した(還流工程)。こうして得られた微
粒子を、ろ過、洗浄、乾燥した。得られた微粒子は灰緑
色であった。X線回折測定の結果、得られた微粒子が一
酸化ニッケルであることを確認した。
【0039】得られた一酸化ニッケルの収量は5.79
gであり、ニッケルの収率としては77.5%であっ
た。また、得られた微粒子の比表面積SWは40.98
2/gであり、比表面積径DSは、SW=6/(ρP・D
S)から、約21.0nmであった。なお、ρPは一酸化
ニッケルの密度であり6.96g/cm3である。
【0040】(比較形態3)d−(+)−グルコースを添
加せず、その他は実施形態5と同様に処理した。得られ
た微粒子は淡緑色であった。X線回折測定の結果、水酸
化ニッケルと少量の一酸化ニッケルの混合物であること
を確認した。
【0041】(実施形態6)実施形態4と同様に処理し
て得た一酸化ニッケル微粒子を、800℃で1時間加熱
処理した。得られた微粒子は灰緑色であった。X線回折
測定の結果、得られた微粒子が一酸化ニッケルであるこ
とを確認した。
【0042】このようにして得られた一酸化ニッケル微
粒子中の、及び実施形態4で得られた一酸化ニッケル微
粒子中の、塩素濃度を測定した。測定方法は、一酸化ニ
ッケル微粒子1gに6Nアンモニア水10mlを加え、
更にこれに蒸留水を加えて全量を50mlに調整し、こ
の溶液をイオンクロマトグラフにより分析した。その結
果、実施形態4で得られた一酸化ニッケル微粒子中の塩
素濃度は850ppmであったが、本実施形態で得られ
た一酸化ニッケル微粒子中には塩素は認められなかっ
た。また、得られた微粒子の比表面積SWは99.09
2/gであり、比表面積径DSは、SW=6/(ρP・D
S)から、約8.7nmであった。これは、実施形態4
で得た微粒子の比表面積径20.5nmより小さい値で
ある。なお、ρPは一酸化ニッケルの密度であり6.9
6g/cm3である。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、溶解工程
により有機溶媒に溶解させた金属塩から、滴下工程によ
り金属水酸化物のコロイド粒子を生成させ、更に微粒子
を析出させ、還流工程により金属酸化物に変化させるこ
とができるので、金属酸化物微粒子を得ることができ
る。
【0044】更に、各工程は簡単であるので、全作業
を、簡単に且つ簡素な設備で行なうことができる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、溶解工程に
より有機溶媒に溶解させた金属塩から、滴下・還流工程
により金属水酸化物のコロイド粒子を生成させ、更に微
粒子を析出させると同時に金属酸化物に変化させること
ができるので、金属酸化物微粒子を得ることができる。
他は請求項1の場合と同様の効果を奏する。
【0046】請求項3記載の発明によれば、金属酸化物
微粒子の収率を向上できる。
【0047】請求項4記載の発明によれば、金属水酸化
物の脱水を促進でき、比較的短時間で金属酸化物微粒子
を得ることができる。
【0048】請求項5記載の発明によれば、生成する金
属酸化物微粒子に溶媒及び陰イオンが混入するのを防止
でき、しかも、更に小さな金属酸化物微粒子を得ること
ができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−170305(JP,A) 特開 平4−74715(JP,A) 特開 平4−357114(JP,A) 特開 昭64−18904(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01B 13/14 B01J 19/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的とする金属酸化物の金属を含む金属
    塩を、分子中に極性部分を有する有機溶媒中に溶解させ
    る、溶解工程と、 その有機溶媒中に、水酸化物イオンを含む有機溶媒を、
    撹拌下にて10分以上の時間をかけて滴下する、滴下工
    程と、 滴下終了後、加熱還流させる、還流工程とを備えている
    ことを特徴とする金属酸化物微粒子の製造方法。
  2. 【請求項2】 目的とする金属酸化物の金属を含む金属
    塩を、分子中に極性部分を有する有機溶媒中に溶解させ
    る、溶解工程と、 その有機溶媒中に、水酸化物イオンを含む有機溶媒を、
    撹拌下にて10分以上の時間をかけて滴下すると同時
    に、有機溶媒を加熱還流させる、滴下・還流工程とを備
    えていることを特徴とする金属酸化物微粒子の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 加熱還流させる際に、有機溶媒の全部又
    は一部を除去して溶解成分を濃縮させる請求項1又は2
    に記載の金属酸化物微粒子の製造方法。
  4. 【請求項4】 溶解工程において、糖類又は多糖類も有
    機溶媒中に溶解させる請求項1又は2に記載の金属酸化
    物微粒子の製造方法。
  5. 【請求項5】 一連の工程後、濾過、洗浄して得た金属
    酸化物微粒子を加熱処理して、金属酸化物微粒子から有
    機溶媒及び陰イオンを気化除去させる請求項1又は2に
    記載の金属酸化物微粒子の製造方法。
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