JP3179649U - エキスパンダ用拡張リング - Google Patents

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Abstract

【課題】装着時の作業性を高め、簡単な構造であって、フィルムシートの損傷を防止することができる拡張リングを提供する。
【解決手段】フィルムシートの周辺部を内外から挟持する内側拡張リング1及び外側拡張リング2からなる。少なくとも内側拡張リング1は、その半径方向に沿った断面形状が円形であって全体が円環状に形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、半導体製造工程において、ダイシング済みのウエハをエキスパンダによりフィルムシート上で半径方向外側へ拡張して多数のチップに分離する際に、前記フィルムシートの周辺部を保持するために使用される拡張リングに関する。
従来、この種のエキスパンダとしては、特許文献1に記載されたものが知られている。図3は、特許文献1に記載されたエキスパンダの概略的な構成図である。
図3において、10は環状のウェハーリング、11は拡張ステージ100の上に真空吸着されたフィルムシートであり、フィルムシート11はウェハーリング10により保持されている。また、フィルムシート11の上面には、ダイシング済みのウェハ(チップ13)が貼り付けられている。
また、200は、拡張ステージ100を昇降させる昇降装置、300は、フィルムシート11と拡張ステージ100の外周面との間にエアを供給するエア供給装置、400は、フィルムシート11を真空吸着するためのエア排気装置、500は、前記昇降装置200、エア供給装置300及びエア排気装置400を制御する制御装置である。
更に、600,700は、ウェハーリング100を上下から保持するためのロウアークランプ,アッパークランプである。
なお、図3は拡張ステージ100を昇降装置200により上昇させてフィルムシート11を外側へ拡張させ、チップ13を分離させた状態を示している。
ここで、拡張ステージ100上でフィルムシート11を確実に保持すると共に、フィルムシート11を全周にわたって均一に拡張するため、図4に示すような拡張リング103が用いられている。
図4に示す拡張リング103は、内側拡張リング101及び外側拡張リング102によって構成されている。このうち、内側拡張リング101は、フィルムシート11との当接部分の断面形状がアール状に加工されており、フィルムシート11の上記当接部分が応力により損傷しないように工夫されている。
一方、図5は、特許文献2に記載された拡張リングであり、(a)に示す内側拡張リング105及び外側拡張リング106、(b)に示す内側拡張リング107及び外側拡張リング108、(c)に示す内側拡張リング109及び外側拡張リング110など、様々な断面形状の拡張リングが公知となっている。
特開2007−53277号公報(図1,図6等)。 特開2010−147343号公報(図5等)。
図4の従来技術では、内側拡張リング101の断面形状に上下があるため、拡張ステージ100に対する取り付け方向を考慮して慎重に装着しなくてはならず、作業性が悪いという問題があり、場合によっては内側拡張リング101を上下逆向きに装着してしまうこともあった。
また、図5(a),(b)の従来技術では、フィルムシート11の端部を内外から断面円弧状の拡張リング105,106,108や断面S字状の拡張リング107により挟持することでフィルムシート11における応力の集中を防ぐことは可能であるが、拡張リングの形状、構造が概して複雑である。更に、図5(c)の従来技術では、外側拡張リング110の形状、構造は単純であるものの、フィルムシート11の端部が鋭角状に2回折り曲げられる構造であり、応力の集中によってフィルムシート11を損傷する恐れがある。
そこで本考案の解決課題は、装着時の作業性が良く、しかもフィルムシートを損傷する恐れが少ない拡張リングを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る考案は、エキスパンダの拡張ステージの上面に配置されたフィルムシートをその半径方向の外側へ拡張することにより前記フィルムシートに載置されたダイシング済みのウエハを多数のチップに分離する際に、前記フィルムシートの周辺部を保持するために使用される拡張リングであって、前記フィルムシートの周辺部を内外から挟持する内側拡張リング及び外側拡張リングからなる拡張リングにおいて、
少なくとも前記内側拡張リングは、その半径方向に沿った断面形状が円形であって全体が円環状に形成されていることを特徴とする。
請求項2に係る考案は、請求項1に記載した拡張リングにおいて、前記外側拡張リングは、前記内側拡張リングの外周面に適合する凹曲面状の内周面を備え、前記内側拡張リングの外周面と前記外側拡張リングの内周面とによって前記フィルムシートの周辺部を内外から挟持するものである。
本考案によれば、内側拡張リング及び外側拡張リングの断面形状に上下がないため、取り付けが容易であり、装着時の作業性を高めることができる。同時に、簡単な構造によって低コストにて提供することができる。
また、フィルムシートにおける応力の集中が起きにくい断面形状としたことにより、フィルムシートの損傷を防止することが可能である。
本考案の実施形態を示す断面図及び平面図である。 本考案の実施形態の主要部の断面図である。 特許文献1に記載された従来のエキスパンダの概略的な構成図である。 図3のエキスパンダに使用される拡張リングの一例を示す概略的な構成図である。 特許文献2に記載された拡張リングの概略的な構成図である。
以下、図に沿って本考案の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る拡張リング3の断面図及び平面図であり、内側拡張リング1と外側拡張リング2とを組み合わせた状態で図示している。
図1において、内側拡張リング1は、その半径方向に沿った断面形状が円形であって全体が円環状に形成されている。また、外側拡張リング2は、内側拡張リング1の外周面に適合する凹曲面状の内周面2a(図2を参照)を備え、内側拡張リング1の外周面と外側拡張リング2の内周面2aとによってフィルムシート11の周辺部を内外から挟持するように形成されている。
内側拡張リング1の材質としては、例えば硬質ゴム、プラスチック、金属等を用いることができる。また、外側拡張リング2の材質としては、内側拡張リング1との間にフィルムシート11を大きな摩擦力で挟持できるように、例えば硬質ゴム等を用いることが望ましい。
図2は、本考案の実施形態の主要部の断面図であり、内側拡張リング1と外側拡張リング2との間にフィルムシート11を挟持した状態を示している。
本考案の特徴は、内側拡張リング1を、その半径方向に沿った断面形状が円形であって全体を円環状に形成することにある。これに対し、他方の外側拡張リング2は、内側拡張リング1の外周面に適合する凹曲面状の内周面2aを備えていれば良く、外側拡張リング2の断面形状は、図2に示した例に特に限定されるものではない。
図2(a)〜(c)は、外側拡張リング2の断面形状が異なる例であり、図2(a)のように、外側拡張リング2の軸方向に沿った長さ(高さ)を内側拡張リング1の円形断面の直径と等しくしたり、あるいは図2(b),(c)のように、外側拡張リング2の軸方向に沿った長さを内側拡張リング1の円形断面の直径と異ならせても良い。
上記のように形成された拡張リング3は、内側拡張リング1及び外側拡張リング2の何れも断面形状に上下がないため、拡張ステージに対する取り付け方向を考慮する必要がない。すなわち、拡張ステージの外周面に内側拡張リング1を装着し、更にフィルムシート11を拡張ステージの上面に被せてその周辺部を内側拡張リング1との間に挟み込むように外側拡張リング2を装着する際に、内側拡張リング1及び外側拡張リング2の上下方向を間違えて取り付けるおそれがなく、作業者の負担を大幅に軽減することができる。
また、フィルムシート11の周辺部は、内側拡張リング1の円形断面とこれに適合した外側拡張リング2の内周面2aによって内外から挟持されているので、応力が集中することもなく、拡張動作中にフィルムシート11を損傷する心配もないものである。
以上のように、本考案によれば、構造が簡単で作業性に優れ、低コストにて製造可能な拡張リングを提供することができる。また、フィルムシートを周囲全方向にわたって均一に拡張させ、フィルムシート上で分離される多数のチップの歩留まり向上にも寄与することができる。
1:内側拡張リング
2:外側拡張リング
2a:内周面
3:拡張リング
11:フィルムシート
100:拡張ステージ

Claims (2)

  1. エキスパンダの拡張ステージの上面に配置されたフィルムシートをその半径方向の外側へ拡張することにより前記フィルムシートに載置されたダイシング済みのウエハを多数のチップに分離する際に、前記フィルムシートの周辺部を保持するために使用される拡張リングであって、前記フィルムシートの周辺部を内外から挟持する内側拡張リング及び外側拡張リングからなる拡張リングにおいて、
    少なくとも前記内側拡張リングは、その半径方向に沿った断面形状が円形であって全体が円環状に形成されていることを特徴とするエキスパンダ用拡張リング。
  2. 請求項1に記載した拡張リングにおいて、
    前記外側拡張リングは、前記内側拡張リングの外周面に適合する凹曲面状の内周面を備え、前記内側拡張リングの外周面と前記外側拡張リングの内周面とによって前記フィルムシートの周辺部を内外から挟持することを特徴とするエキスパンダ用拡張リング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210132412A (ko) * 2020-04-27 2021-11-04 김태원 캐리어 필름 클램프 장치

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