JP3179618U - 雨衣の外ポケット構造 - Google Patents

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【課題】雨水の浸透するおそれがない雨衣の外ポケット構造を提供する。
【解決手段】撥水性が与えられた合成繊維の表生地12とビニールシートから成る裏生地とを、開口部以外での全体的な縁取り状態に熱融着又は接着することによりポケット袋Pとし、そのポケット袋Pを上記熱融着ライン又は接着ラインL1よりも外側位置にて、合成繊維の身頃本体10へやはり縁取り状態に縫着する。さらに、上記身頃本体10に対するポケット袋Pの縁取り縫着ラインL3に沿って、その身頃本体10の裏側から防水テープを目止め状態に熱融着又は接着した。
【選択図】図2

Description

本考案は雨衣の外ポケット構造に係り、殊更縫製ミシン目からの浸水を防止できるように工夫したものである。
レインウェアのポケット縫製においてミシン目及びポケット口からの浸水を防止する目的の考案が、特許文献1に「防水内袋を有するレインウェアのポケット」と題して記載されている。
実開平6−76311号の出願明細書と図面
ところが、上記特許文献1に開示された公知考案は、「針穴のない別個単位のポケット防水内袋を外ポケット内に吊り下げる構造」であり、その実施例に「熱融着できる生地を融着縫製した針穴のない防水内袋又はミシン穴を目止め処理した防水内袋を主体とし、身頃生地(1)に内袋(5)を縫い止めてポケット(1)内に吊り下げるように開口部縁を縫合する構造とし内袋必要部に針穴を無くした。」と記載されているように、外ポケットを対象とするものではない。
本考案は雨衣のあくまでも外ポケット構造に係り、その身頃本体に縫着するミシン目を通じて,ポケット内に雨水が浸透することを予防するために、請求項1では撥水性が与えられた合成繊維の表生地とビニールシートから成る裏生地とを、開口部以外での全体的な縁取り状態に熱融着又は接着することによりポケット袋とし、
そのポケット袋を上記熱融着ライン又は接着ラインよりも外側位置にて、合成繊維の身頃本体へやはり縁取り状態に縫着したことを特徴とする。
又、請求項2では身頃本体に対するポケット袋の縁取り縫着ラインに沿って、その身頃本体の裏側から防水テープを目止め状態に熱融着又は接着したことを特徴とする。
請求項3ではポケット袋を身頃本体へ、その開口部の一定な帯幅だけ外方への折り曲げ自在に縫着する一方、
上記ポケット袋の開口部を施蓋するフラップの基端部を、そのポケット袋の折曲げ稜線に沿って身頃本体へ縫着すると共に、そのフラップの中間片を上記ポケット袋の裏生地へ縫着したことを特徴とする。
請求項4ではポケット袋の開口部を外方へ折り曲げた時に絡らみ付き結合する面ファスナーの雌雄一対を、フラップにおける上記開口部よりも長く張り出す先端片の中央部と、ポケット袋における表生地の対応位置する中央部に各々縫着したことを特徴とする。
更に、請求項5では身頃本体へ縫着したカバーによって、ポケット袋の開口部を外方から被覆したことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、雨衣の外ポケットになるポケット袋が表生地と裏生地とから、その開口部以外での縁取り状態に熱融着又は接着されているため、その内部に収納される各種携帯品を、雨水からの確実な封止状態に保てる効果がある。
しかも、このようなポケット袋は身頃本体に対し、上記熱融着ライン又は接着ラインよりも外側位置にて、縁取り状態に縫着されているため、雨衣の外ポケット構造として使用するも、その縁取り状態にある縫着ラインからポケット袋の内部へ雨水が浸透するおそれはなく、完全な防水効果を達成することができる。
その場合、請求項2の構成を採用するならば、上記身頃本体に対するポケット袋の縁取り縫着ラインから、その身頃本体の内側へ浸透する雨水も確実に封止することができ、雨衣としての防水効果がますます向上することになる。
又、請求項3の構成や請求項5の構成を採用するならば、ポケット袋の開口部から雨水が浸入することも予防できる効果がある。
殊更、請求項4の構成を採用するならば、ポケット袋の開口部を外方へ折り曲げ重合した施蓋状態として、そのフラップ側の面ファスナーとポケット袋側の面ファスナーとの絡らみ付き結合により、安定・確固に維持することができ、防水効果の向上に著しく役立つ。
本考案に係る雨衣の基本実施形態を示す正面図である。 ポケット袋を抽出した正面図であり、施蓋状態を示している。 図2からポケット袋を開放した状態の正面図である。 図2の背面図である。 図3の5−5線拡大断面図である。 図3の6−6線拡大断面図である。 図2の7−7線拡大断面図である。 ポケット袋の変形実施形態を示す正面図である。 図8の9−9線拡大断面図である。
以下、図面に基いて本考案の好適な実施形態を詳述すると、図1はその雨衣(上着)(A)の基本実施形態を示しており、(10)は身頃本体であって、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維から成り、その表面には撥水性が与えられている一方、裏面にはポリ塩化ビニール系樹脂コーティングやポリウレタン系樹脂コーティング又はラミネートなどの防水性が与えられている。(11)は防水性を有する開閉用スライドファスナー、(B)は外ポケット(胸ポケット)である。
茲に、外ポケット(B)は図2〜7に拡大して示す如く、上記身頃本体(10)と同様な撥水性が与えられた合成繊維の表生地(12)と、ビニールシートの裏生地(13)とから、例えば図2、3のような正面視の四角形をなすポケット袋(P)として形作られている。
即ち、その四角形なポケット袋(P)を形作る表生地(12)と裏生地(13)は、上辺の開口部(O)を除く3辺(左右両側辺と下辺)(14L)(14R)(14D)にて、高周波ウェルダー加工などにより図2、3のような縁取り状態に熱融着されている。(L1)はその正面視のU字形に連続する熱融着ラインを示している。但し、ポケット袋(P)の開口部(O)以外を全体的な縁取り状態に封止し得るならば、その熱融着に代る接着を採用しても良い。
何れにしても、上記ポケット袋(P)における表生地(12)の上辺は折返し重合片(12U)として、図3、5のように一定の帯幅(W1)(例えば約18mm)だけ外側(表側)又は内側(裏側)へ折り返し重合されており、そのポケット袋(P)の開口部(O)を言わば縁取り補強している。(L2)はその折返し重合片(12U)の先端縫着ラインである。
そして、このようなポケット袋(P)は次に雨衣(A)の身頃本体(前身頃)(10)へ縫着されるが、そのミシンによる縫着ライン(L3)はポケット袋(P)自身の上記熱融着ライン(L1)又は接着ラインよりも外側位置へ、図2、3のような正面視のU字形としてほぼ平行する縁取り状態に配列されている。そのため、その縫着ライン(L3)のミシン目からポケット袋(P)の内部へ浸透しようとする雨水は、上記熱融着ライン(L1)又は接着ラインによって確実に封止されることとなる。
又、身頃本体(10)に対するポケット袋(P)の縁取り縫着ライン(L3)に沿って、その身頃本体(10)の内側(裏側)から防水テープ(15)が図4〜6のような目止め状態に熱融着又は接着されている。そのため、その縫着ライン(L3)のミシン目から身頃本体(10)の内側(裏側)へ浸透しようとする雨水も、その防水テープ(15)によって封止されることとなり、雨衣(A)としての完全な防水効果を得られるのである。
更に、(16)は上記ポケット袋(P)の開口部(O)を施蓋するフラップ(垂れ蓋)であって、そのポケット袋(P)の表生地(12)と同じ合成繊維から図2、3のように、上記折返し重合片(12U)の帯幅(W1)よりも広い一定の帯幅(W2)(例えば約55mm)を備えた正面視の長方形に形成されており、その基端部(上辺)が上記折返し重合片(12U)の先端縫着ライン(L2)と同一又は平行な線上に沿い延在する基端縫着ライン(L4)によって、身頃本体(前身頃)(10)へ縫着されている。
しかも、上記フラップ(16)におけるポケット袋(P)の折返し重合片(12U)とほぼ同じ一定の帯幅(W3)(例えば約20mm)を有する中間片(16M)は、その折返し重合片(12U)自体の折り返し稜線とほぼ同一の線上に沿い延在する中間縫着ライン(L5)によって、上記ポケット袋(P)の裏生地(13)へ図5、7のように縫着されている。(16T)は同じくフラップ(16)における上記ポケット袋(P)の開口部(O)よりも長く張り出す一定帯幅(W4)(例えば約30mm)の先端片を示している。
そして、上記フラップ(16)を図2、7のように垂れ下げて、ポケット袋(P)の開口部(O)を施蓋した状態では、そのポケット袋(P)が上記折返し重合片(12U)の先端縫着ライン(L2)と、フラップ(16)の基端縫着ライン(L4)とを同一又は平行な折曲げ稜線(X−X)として、外向き(表向き/前向き)に折り曲げられるようになっている。
つまり、ポケット袋(P)の開口部(O)はそのフラップ(16)によって被覆されるだけでなく、上記折曲げ稜線(X−X)から折返し重合片(12U)の一定帯幅(W1)だけ外向きに折り曲げ重合されるようになっており、そのためポケット袋(P)の開口部(O)から浸入する雨水が重畳的に封止されることとなり、優れた防水効果を得られるのである。
(17)(18)はこのような開口部(O)の施蓋時に絡らみ付き結合する雌雄一対の面ファスナーであり、上記フラップ(16)における先端片(16T)の中央部と、ポケット袋(P)における表生地(12)の対応位置する中央部に各々縫着されている。その面ファスナー(17)(18)の絡らみ付きを解くことにより、ポケット袋(P)の開口部(O)を図2、7から図3、5のように開放して、希望の各種携帯品(19)を出し入れすることになる。
尚、上記ポケット袋(P)として正面視の四角形な輪郭形状を図示したが、その四角形に代る五角形やほぼ半円形、その他の輪郭形状が採用されることもある。
図1〜7の上記基本実施形態ではポケット袋(P)の開口部(O)を、その身頃本体(10)へ縫着したフラップ(16)によって、開閉自在に施蓋しているが、図8、9の変形実施形態に示す如く、雨衣(A)の身頃本体(前身頃)(10)へ縫着したカバー(20)によって、そのポケット袋(P)の開口部(O)を外方(前方)から被覆するだけにとどめても良い。その場合、ポケット袋(P)における裏生地(13)の開口縁部(上辺)は身頃本体(10)へ縫着すれば良い。
つまり、ポケット袋(P)の開口部(O)を前上方からカバー(20)によって、常時被覆する状態にとどめ、そのカバー(20)とポケット袋(P)との前後相互間隙を通じて、開口部(O)に対する各種携帯品(19)の出し入れを行うのである。(L6)は身頃本体(10)に対するカバー(20)の縫着ラインを示している。
尚、図8、9の変形実施形態におけるその他の構成は図1〜7の上記基本実施形態と実質的に同一であるため、その図8、9に図1〜7との同一符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略するが、何れにしても雨衣(A)の身頃本体(10)に対する上記フラップ(16)やカバー(20)の縫着ライン(L4)(L6)は、これらをその身頃本体(10)の裏側(内側)から熱融着又は接着した防水テープ(図示符号省略)によって、目止め処理しておくことが好ましい。
(10)・身頃本体
(11)・スライドファスナー
(12)・表生地
(12U)・折返し重合片
(13)・裏生地
(14L)・左側辺
(14R)・右側辺
(14D)・下辺
(15)・防水テープ
(16)・フラップ
(16M)・中間片
(16T)・先端片
(17)(18)・面ファスナー
(19)・携帯品
(20)・カバー
(A)・雨衣(上着)
(B)・外ポケット
(O)・開口部
(P)・ポケット袋
(L1)・熱融着ライン又は接着ライン
(L2)・先端縫着ライン
(L3)(L6)・縫着ライン
(L4)・基端縫着ライン
(L5)・中間縫着ライン
(X−X)・折曲げ稜線

Claims (5)

  1. 撥水性が与えられた合成繊維の表生地(12)とビニールシートから成る裏生地(13)とを、開口部(O)以外での全体的な縁取り状態に熱融着又は接着することによりポケット袋(P)とし、
    そのポケット袋(P)を上記熱融着ライン又は接着ライン(L1)よりも外側位置にて、合成繊維の身頃本体(10)へやはり縁取り状態に縫着したことを特徴とする雨衣の外ポケット構造。
  2. 身頃本体(10)に対するポケット袋(P)の縁取り縫着ライン(L3)に沿って、その身頃本体(10)の裏側から防水テープ(15)を目止め状態に熱融着又は接着したことを特徴とする請求項1記載の雨衣の外ポケット構造。
  3. ポケット袋(P)を身頃本体(10)へ、その開口部(O)の一定な帯幅(W1)だけ外方への折り曲げ自在に縫着する一方、
    上記ポケット袋(P)の開口部(O)を施蓋するフラップ(16)の基端部を、そのポケット袋(P)の折曲げ稜線(X−X)に沿って身頃本体(10)へ縫着すると共に、
    そのフラップ(16)の中間片(16M)を上記ポケット袋(P)の裏生地(13)へ縫着したことを特徴とする請求項1又は2記載の雨衣の外ポケット構造。
  4. ポケット袋(P)の開口部(O)を外方へ折り曲げた時に絡らみ付き結合する面ファスナー(17)(18)の雌雄一対を、フラップ(16)における上記開口部(O)よりも長く張り出す先端片(16T)の中央部と、ポケット袋(P)における表生地(12)の対応位置する中央部に各々縫着したことを特徴とする請求項3記載の雨衣の外ポケット構造。
  5. 身頃本体(10)へ縫着したカバー(20)によって、ポケット袋(P)の開口部(O)を外方から被覆したことを特徴とする請求項1又は2記載の雨衣の外ポケット構造。
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