JP3179334B2 - 加水分解性ケイ素化合物を含む安定化組成物 - Google Patents

加水分解性ケイ素化合物を含む安定化組成物

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JP3179334B2 JP08911796A JP8911796A JP3179334B2 JP 3179334 B2 JP3179334 B2 JP 3179334B2 JP 08911796 A JP08911796 A JP 08911796A JP 8911796 A JP8911796 A JP 8911796A JP 3179334 B2 JP3179334 B2 JP 3179334B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗料や、コーティ
ング剤、接着剤、シーラント及びシランカップリング剤
等として、又はその一部として使用され、かつ、加水分
解性ケイ素化合物を含む安定化組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】加水分解性ケイ素化合物、例えば、加水
分解性基と結合した珪素原子を含むシリル基含有化合物
は、硬化触媒の存在下では、末端シリル基の加水分解を
生じ、徐々にシロキ結合を形成しながら、硬化する。
このため、加水分解性ケイ素化合物を使用する場合に
は、硬化触媒と分離して、2液型にする必要がある。ま
た、使用時に、加水分解性ケイ素化合物及び硬化触媒を
混合しても、使用時の温度や、湿度等により可使時間が
短くなる場合があり、ポットライフ等に制約が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、加水分解性
ケイ素化合物、特にシリル基含有化合物を含有し、塗料
等として、又はその一部として使用する場合に、得られ
る塗料等の可使時間を長期化することのできる、安定な
組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を行った結果、加水分解性の
シリル基含有ビニル系共重合体を含む組成物に、ケトン
化合物を配合することにより、上記課題を達成できるこ
とを見出し、本発明に到達したものである。即ち、本発
明は、(A)加水分解性のシリル基含有ビニル系共重合
体、100重量部に対して、(B)ケトン化合物を0.5
〜100重量部含有し、(A)成分以外の加水分解性ケ
イ素化合物を含有しないことを特徴とする組成物に関す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明では、加水分解性ケイ素化合物として、加
水分解性のシリル基含有ビニル系共重合体を使用し、そ
れ以外の、オルガノシランの加水分解物及びオルガノシ
ランの加水分解物の部分縮合物等の加水分解性ケイ素化
合物を含まない。該シリル基含有ビニル系共重合体は、
一般式(I)>C=C<の基を少なくとも1個含むエチ
レン性不飽和単量体の少なくとも1種と、下記一般式(I
I)のシリル基含有単量体の少なくとも1種とを含む共重
合体である。
【0006】RSiXnR1 (3-n) (II) (式中、Rは、ビニル基を含む1価の有機基であり、R
1は炭素原子数1〜10個のアルキル基、アリール基又
はアラルキル基であり、Xは、ハロゲン原子、アルコキ
シ基、アルコキシアルコキシ基、アシロキシ基、ケトキ
シメート基、アミノ基、酸アミド基、アミノオキシ基、
メルカプト基及びアルケニルオキシ基からなる群より選
ばれる加水分解性基であり、nは1〜3の整数であ
る。)。前記シリル基含有単量体の例を挙げると、γ−
メタクリロイロキシプロピルトリメキシシラン、ビニル
トリエトキシシラン、ビニル−トリス(2−メトキシエ
トキシシラン等が挙げられる。また、前記シリル基含有
ビニル系共重合体の製造に適したエチレン性不飽和単量
体の例を挙げると、メチルアクリレート、エチルアクリ
レート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、
ヘキシルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリレー
ト、ブチルメタクリレート、2-メチルヘキシルメタクリ
レート、ラウリルメタクリレートなどのアルキルアクリ
レート;スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレ
ンなどのビニル芳香族炭化水素;塩化ビニルなどのハロ
ゲン化ビニル;塩化ビニリデンなどのハロゲン化ビニリ
デン;ブタジエン、イソプレンなどの共役ジエン;炭素
原子数1〜12個の飽和脂肪酸のビニルエステル、酢酸
ビニル及びプロピオン酸ビニルなどがあり、これらを単
独で、又は2種以上組み合わせて使用することができ
る。
【0007】本発明で使用される加水分解性シリル基含
有ビニル系共重合体を製造する場合、前記エチレン性不
飽和単量体とシリル基含有単量体とを、任意の割合で用
いることができるが、シリル基含有単量体は0.5〜25
モル%、エチレン性不飽和単量体99.5〜75モル%の
割合で用いるのが好ましい。この共重合体を製造する場
合、従来から公知の方法を用いることができる。該シリ
ル基含有ビニル系共重合体の分子量は、3,000〜1,0
00,000、特に10,000〜300,000とするのが
好ましい。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】本発明で使用されるケトン化合物として
は、例えば、アセトンや、メチルエチルケトン、メチル
プロピルケトン、イソプロピルメチルケトン、ブチルメ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、アセチルアセト
ン、イソブチルメチルケトン、ピナコロン、ジエチルケ
トン(プロピオン)、ブチロン、ジイソプロピルケト
ン、メチルビニルケトン、メシチルオキシド、メチルヘ
プテノン、シクロブタン、シクロペンタノン、シクロヘ
キサノン、アセトフェノン、プロピオフェノン、ブチル
フェノン、バレロフェノン、ベンゾフェノン、ジベンジ
ルケトン、2−アセトナフトン、アセトチエノン、2−
アセトフロン等のケトン類や、アセトニルメタノール
や、ジアセトンアルコール、ジヒドロキシルアセトン、
ピルビルアルコール等のケトンアルコール類、アセター
ルエチルエーテルや、アセトニルメタノールエチルエー
テル、メチルエトキシエチルエーテル等のケトンエーテ
ル類、アセト酢酸エチルや、ピルビン酸エチル等のケト
ンエステル類等が挙げられる。これらのケトン化合物
は、単独でも、混合物としても使用することができる。
【0015】本発明において、ケトン化合物は、加水分
解性のシリル基含有ビニル系共重合体100重量部に対
して、0.5〜100重量部、好ましくは、1〜20重量
部の量で使用するのが適当である。ケトン化合物の添加
量が、0.5重量部よりも少ない場合には、充分な可使時
間において安定性が得られない。一方、ケトン化合物の
使用量が100重量部よりも多くなると、固形分濃度が
低下し、実用上に使用し難くなる傾向を生じる。本発明
の組成物においては、必要に応じて、貯蔵安定性を向上
するために、アルキル基部分の炭素原子数が1〜4個の
アルキルアルコールを、加水分解性のシリル基含有ビニ
ル系共重合体100重量部に対して、0.5〜200重量
部、好ましくは、10〜30重量部の量で配合すること
が適当である。このようなアルコールとしては、例え
ば、メチルアルコールや、エチルアルコール、プロピル
アルコール等が挙げられる。これらのアルキルアルコー
ルは、塗料等を調製する場合における溶剤としても機能
する。
【0016】本発明の組成物には、一般に、加水分解性
のシリル基含有ビニル系共重合体の硬化触媒として通常
用いられている硬化触媒を配合することができる。本発
明では、このような硬化触媒を配合しても、可使時間の
長い安定した組成物が得られる。このような硬化触媒の
例を挙げると、例えば、アルキルチタン酸塩;リン酸、
p−トルエンスルホン酸、フタル酸などの酸性化合物;
エチレンジアミン、ヘキサンジアミンなどの脂肪族アミ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、
テトラエチレンペンタミンなどの脂肪族ポリアミン類、
ピペラジン、ピペラジンなどの脂環式アミン類、メタフ
ェニレンジアミンなどの芳香族アミン類、エタノールア
ミン類、トリエチルアミン、エポキシ樹脂の硬化剤とし
て用いられる各種変性アミン等のアミン化合物、有機錫
カルボキシレート、メルカプチド型有機錫化合物、スル
フィド型有機錫化合物、有機錫オキサイド、及び有機錫
オキサイドとエステル化合物との反応生成物などの有機
錫化合物が含まれる。また、このエステル化合物とし
て、エチルシリケート、エチルシリケート40、マレイ
ン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジオク
チル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸
ジオクチルなどを挙げることができれる。また、前記の
有機錫カルボキシレート、メルカプチド型有機錫化合
物、スルフィド型有機錫化合物、及び有機錫オキサイド
の例を挙げると次のものがある。
【0017】〔有機錫カルボキシレート〕 (n−C492 Sn(OCOC1123−n)2 (n−C492 Sn(OCOCH=CHCOOCH32 (n−C492 Sn(OCOCH=CHCOOC49 −n)2 (n−C8172 Sn(OCOC1123−n)2 (n−C8172 Sn(OCOCH=CHCOOCH32 (n−C8172 Sn(OCOCH=CHCOOC47 −n)2 (n−C8172 Sn(OCOCH=CHCOOC817−iso)2 Sn(OCOC817−n)2 (メルカプチド型有機錫化合物) (n−C492 Sn(SCH2 COO)2 (n−C492 Sn(SCH2 COOC817−iso)2 (n−C4172 Sn(SCH2 COO) (n−C8172 Sn(SCH2 CH2 COO)2 (n−C8172 Sn(SCH2 COOCH2 CH2 OCOH2 S)2 (n-C8 H17)2 Sn(SCH2 COOCH2 CH2 CH2 CH2 OCOH2S) (n−C8172 Sn(SCH2 COOC817−iso)2 (n−C8172 Sn(SCH2 COOC1225−n)2 (n-C4H9)(SCH2COOC8H17-iso)Sn-O-Sn(SCH2COOC8H17-iso)(n-C4(スルフィド 型有機錫化合物) 〔(n−C49 )〕2 Sn=S 〔(n−C817)〕2 Sn=S、 (n−C49 )−Sn(S)−S−(S)Sn−(n−C49 ) (有機錫オキサイド) (n−C472 SnO、(n−C8172 SnO これらの硬化触媒は、本発明で使用される加水分解性の
シリル基含有ビニル系共重合体100重量部に対して、
0.01〜10重量部、特に0.1〜1重量部加えるのが好
ましい。
【0018】本発明の組成物において使用される溶剤
は、加水分解性のシリル基含有ビニル系共重合体及び硬
化触媒の両方を溶解する溶剤、又は溶解しなくとも他の
溶剤と混合し、1液化した時に沈澱を生じない溶剤であ
ればよい。従って、本発明では一般の塗料、コーティン
グ等で用いられている脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水
素類、ハロゲン化炭化水素類、アルコール類、ケトン
類、エステル類、エーテル類、アルコールエステル類、
ケトンアルコール類、エーテルアルコール類、ケトンエ
ーテル類、ケトンエステル類、エステルエーテル類を用
いることができる。従来、ケトン類は、塗料等の溶剤と
しては使用されているが、本発明のような塗料等に添加
されてその可使時間を改善するための安定化組成物の添
加剤又は溶剤として使用されたことはなかった。なお、
本発明の組成物で使用されるケトン化合物は、本発明の
組成物の溶剤としても使用することができることは当然
である。
【0019】本発明におけるケトン化合物以外の溶剤の
使用量は、加水分解性のシリル基含有ビニル系共重合体
の分子量、及び組成により異なり、実用上必要な固形分
濃度又は粘度に合わせて規定するが、通常(A)成分1
00重量部に対して、50〜500重量部、好ましくは
50〜100重量部の量とするのが好ましい。溶剤とし
てのアルキルアルコールとしては、アルキル部分の炭素
原子数が1〜10個のアルキルアルコールが適当であ
る。このようなアルキルアルコールは、加水分解性のシ
リル基含有ビニル系共重合体100重量部に対して、0.
5〜30重量部、好ましくは、1〜10重量部使用して
もよい。このようなアルキルアルコールの具体例を挙げ
ると、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロ
ピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチル
アルコール、イソブチルアルコール、sec −ブチルアル
コール、tert−ブチルアルコール、n−アミルアルコー
ル、イソアミルアルコール、ヘキシルアルコール、オク
チルアルコール、セロソルブなどがある。また、本発明
の組成物においては、更に、必要に応じて、顔料、消泡
剤、分散剤などの塗料用添加剤を加えてもよい。
【0020】着色顔料としては、塗料分野で通常使用さ
れる、有機系及び無機系の着色顔料が好適に使用するこ
とができる。着色顔料の具体例を挙げると、チタン白、
ベンガラ、チタン黄、モリブデン赤、カーボンブラッ
ク、黄鉛、各種焼成顔料などの無機系着色顔料;キナク
リドンレッド、アゾ系赤、フタロシアニングリーン、フ
タロシアニンブルー、アゾ系黄色、アンスラビリミジン
エロー、イソインドリノンエロー、フラバンスエロー、
ペリレンマルーン、チオインジゴボルドーなどの有機系
着色顔料がある。また、体質顔料として炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、タルク等を用いることができる。
【0021】本発明の組成物は、一液型では、加水分解
性のシリル基含有ビニル系共重合体にケトン化合物及び
硬化触媒を加え、必要に応じて、アルコールや、溶剤等
を加えた状態で使用したり、又は、2液型では、加水分
解性のシリル基含有ビニル系共重合体及び/又は硬化触
媒に、ケトン化合物を加えたものを使用する。本発明の
組成物は、常温又は加熱により硬化可能であること、及
び硬化物の密着性、耐候性等の物性が優れていることか
ら、鉄板、ブリキ板、トタン板、アルミ板、亜鉛鋼板、
瓦、スレート板などの無機物、及び木材、紙、セロファ
ン、プラスチック、有機塗料の塗膜などの有機物の表面
に対する塗料、コーティング剤、プライマー、接着剤等
として有用である。本発明の組成物は、塗料や、コーテ
ィング剤、プライマー、接着剤として用いられている種
々の樹脂とブレンドすることが可能である。例えば、ラ
ッカー系塗料や、アクリルラッカー系塗料、熱硬化型ア
クリル塗料、アルキッド塗料、メラミン塗料、エポキシ
系塗料等と適切な割合で混合して使用することができ
る。本発明の組成物を混合すると、これら塗料、コーテ
イング剤等の密着性、耐候性等の物性を向上させること
ができる。
【0022】
【発明の効果】本発明により、塗料や、コーティング
剤、接着剤、シーラント及びシランカップリング剤など
に配合される、それらの塗料等の粘度を長期間安定して
保持させることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明について、実施例により、更に
詳細に説明する。なお、実施例中「部」、「%」は重量
基準を基準とする。合成例1 ブチルアクリレート95g、メチルアクリレート325
g、γ−メタクリロイロキシプロピルトリメトキシシラ
ン32g、及びアゾビスイソブチロニトリル11gを溶
かした溶液を、100℃に加熱したキシレン250g中
に、6時間かけて滴下し、更に、2時間重合を行い、ポ
リスチレン換算分子量11,000のシリル基含有ビニ
ル共重合体(A−1)を得た。実施例1〜4、比較例1〜3 合成例1で得たワニスA−1を用いて、以下の表1に示
す組成で配合を行い、希釈溶媒キシレンにて最終固形分
濃度50%に調整した。硬化触媒混合時及び20℃で8
時間後の粘度を測定した。同様にして、表1に示す組成
で配合を行い、実施例2〜4及び比較例1〜3を行っ
た。
【0024】
【表1】 表 1 ─────────────────────────────────── 実施例 比較例 1 2 3 4 1 2 3 主剤の組成 ワニス A−1 100 100 100 100 100 100 100 ケトン化合物 アセチルアセトン 2 硬化剤の組成 硬化触媒 オクチル酸錫ラウ 0.5 0.5 レート カーデュラE* 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3ケトン化合物 メチルイソブチルケトン 10 アセチルアセトン 2 シクロヘキサノン 0.7 50 0.2溶剤 キシレン 10 10 40 20メタノール 35 特性 初期(cps) 200 640 420 510 200 520 600 20℃8時間(cps) 220 700 440 550 1000 >10000 3000 注)カーデュラEは、油化シェルエポキシ社製の商品名で、ネオデカン酸グリシ ジルエステルである。
【0025】表1に示すように、本発明の組成物は、可
使時間安定性試験において、初期粘度及び20℃8時間
経過後の粘度は、ほとんど変化していない。これに対し
て、ケトン化合物を含有していない組成物(比較例1〜
2)及び含む場合でも所定の量に満たない組成物(比較
例3)では、20℃8時間経過後の粘度は、大きく変化
し、可使時間の安定化を達成することができなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 賢一 奈良県御所市櫛羅1200 (56)参考文献 特開 平7−310050(JP,A) 特開 平8−27423(JP,A) 特開 平9−255873(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 43/04 C08L 83/00 - 83/08 C08K 5/05 C08K 5/07

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)加水分解性のシリル基含有ビニル
    系共重合体、100重量部に対して、(B)ケトン化合
    物を0.5〜100重量部含有し、(A)成分以外の加水
    分解性ケイ素化合物を含有しないことを特徴とする組成
    物。
  2. 【請求項2】 (A)成分100重量部に対して、更
    に、(C)アルキル部分の炭素原子数が1〜4個のアル
    キルアルコールを0.5〜200重量部配合した請求項1
    に記載の組成物。
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