JP3179186U - 魚群探知機用のセンサ昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストかつコンパクトな構成で超音波センサを昇降させることができる魚群探知機用のセンサ昇降装置を提供すること。
【解決手段】魚群探知機用のセンサ昇降装置1は、電動モータ2、ネジシャフト3、ナット4、メインシャフト6、超音波センサ7等を備える。ネジシャフト3の外周面には雄ネジ3aが形成され、その雄ネジ3aにナット4が螺合される。メインシャフト6の基端部にナット4が一体的に連結され、ネジシャフト3とメインシャフト6とは軸心が一致するように配置されている。メインシャフト6の先端部には超音波センサ7が配設され、メインシャフト6内にはネジシャフト3を収納可能なネジシャフト収納部41が設けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、魚群探知機に用いられる超音波センサを水中にて昇降させるための魚群探知機用のセンサ昇降装置に関するものである。
従来、魚群探知機には、水中において超音波センサを昇降させるためのセンサ昇降装置が設けられている。そして、魚群探知機の使用時においてセンサ昇降装置を駆動することにより、超音波センサが船底面よりも下方に突出され、船底面内に超音波センサが格納されるようになっている(例えば、特許文献1等参照)。
図5は、魚群探知機に用いられる従来のセンサ昇降装置100の具体例を示している。従来のセンサ昇降装置100は、ネジシャフト101(雄ネジ)とネジシャフト101を回転させるモータ102と、ネジシャフト101に取り付けられたシャフトアーム103(雌ネジ)と、シャフトアーム103に連結されるメインシャフト104と、メインシャフト104の先端に装着される超音波センサ105とを備える。センサ昇降装置100では、モータ102を駆動してネジシャフト101を回転させ、ネジシャフト101に取り付けられたシャフトアーム103によってその回転運動を上下運動に変換する。この結果、シャフトアーム103が上下方向に移動され、そのシャフトアーム103に連結されたメインシャフト104を介して超音波センサ105が昇降される。
実開平6−42598号公報
ところで、従来のセンサ昇降装置100では、ネジシャフト101及びメインシャフト104といった2本のシャフトと、それらを連結するシャフトアーム103との取り付けスペースが必要となるため、装置の小型化には限界がある。また、メインシャフト104はシャフトアーム103を介してネジシャフト101に連結されており、シャフトアーム103の長さ分だけ、ネジシャフト101の回転軸からメインシャフト104までの距離が生じてしまう。よって、モータトルクがメインシャフト104にダイレクトに伝わらず、超音波センサ105を昇降させるためには、比較的トルクが大きなモータ102を使用する必要がある。この結果、センサ昇降装置100が大型化することに加え、装置コストも嵩んでしまうという問題があった。
本考案は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、低コストかつコンパクトな構成で超音波センサを昇降させることができる魚群探知機用のセンサ昇降装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の考案は、魚群探知機に用いられる超音波センサを水中にて昇降させるための装置であって、装置上下方向に延びるように配置され、外周面に雄ネジが形成されたネジシャフトと、前記ネジシャフトを回転させるために駆動連結された電動モータと、前記ネジシャフトの外周面に螺合される雌ネジ孔を有し、前記ネジシャフトの回転に伴い前記ネジシャフトの軸方向に沿って移動するナットと、軸心が前記ネジシャフトの軸心と一致するように配置され、基端部に前記ナットが一体的に連結されるとともに、先端部に前記超音波センサが配設されたメインシャフトと、前記メインシャフト内に設けられ、前記ネジシャフトを収納可能なネジシャフト収納部とを備えることを特徴とする魚群探知機用のセンサ昇降装置をその要旨とする。
従って、請求項1に記載の考案によると、電動モータを駆動してネジシャフトを回転させることにより、ナットがネジシャフトの軸方向である装置上下方向に移動される。そして、ナットに一体的に連結されたメインシャフトがナットとともに上下方向に移動し、その移動によってメインシャフトの先端に設けられた超音波センサが水中にて昇降される。この構成によると、従来のセンサ昇降装置と比較して、電動モータの駆動力を効率よくメインシャフトに伝えることができる。このため、比較的小型の電動モータを使用して超音波センサの昇降が可能となる。また、超音波センサを上昇させるのに伴い、メインシャフト内のネジシャフト収納部にネジシャフトを収納することができる。このため、センサ昇降装置の小型化が可能となり、装置コストを低く抑えることができる。
請求項2に記載の考案は、請求項1において、前記超音波センサに電気的に接続されるとともに、前記メインシャフト内にて前記メインシャフトの軸方向に沿って配線された信号ケーブルを備え、前記ナットには、前記信号ケーブルを挿通させるためのケーブル挿通部が形成されていることをその要旨とする。
請求項3に記載の考案は、請求項2において、前記メインシャフトは、内側に中空部を有する筒状の部材であり、前記中空部内には、前記中空部を前記ネジシャフト収納部と前記信号ケーブルを収納するケーブル収納部とに区画するための区画部材が設けられていることをその要旨とする。
請求項4に記載の考案は、請求項3において、前記ナットは、軸方向から見てその一部に切欠部を形成したものであり、前記切欠部は、前記ケーブル挿通部としての役割を果たし、前記区画部材は、細長い板状の区画プレートであってその上端部が前記切欠部の切欠面に固定されていることをその要旨とする。
請求項5に記載の考案は、請求項4において、前記ネジシャフトの下端部に設けられ、前記ナットと同様に前記ケーブル挿通部としての前記切欠部を有し、前記ナットにおける前記切欠部の前記切欠面と同じ側に切欠面を向けた状態で配置され、前記区画プレートに対して非固定かつ摺動可能とされたガイドナット部材と、前記ガイドナット部材よりも前記メインシャフトの先端側に位置し、前記ナットと同様に前記ケーブル挿通部としての前記切欠部を有し、前記ナットにおける前記切欠部の前記切欠面と同じ側に切欠面を向けた状態で配置され、前記区画プレートの下端部に対して固定されたプレート固定部材とを備えたことをその要旨とする。
請求項6に記載の考案は、請求項1乃至5のいずれかにおいて、前記ナットの上端部に固定され、前記ネジシャフトの回転時に前記ナットの回転を規制してそのナットを前記ネジシャフトの軸方向に移動させるための被ガイド部が前記ネジシャフトの径方向外側に突出するよう設けられたガイドプレートと、前記ネジシャフト、前記ナット及び前記メインシャフトを収納するためのケースであって、前記ガイドプレートの前記被ガイド部と係合するガイド溝が前記軸方向に延設された筒状の収納ケースとを備えたことをその要旨とする。
以上詳述したように、請求項1〜6に記載の考案によると、低コストかつコンパクトな構成で超音波センサを昇降させることができる魚群探知機用のセンサ昇降装置を提供することができる。
一実施の形態の魚群探知機用のセンサ昇降装置を示す断面図。 収納ケース及び蓋部材を示す分解斜視図。 ナット、ガイドプレート、メインシャフト、区画プレート等を示す分解斜視図。 センサ昇降装置の動作を示す断面図。 従来の魚群探知機用の昇降装置を示す断面図。
以下、本考案を魚群探知機用のセンサ昇降装置に具体化した一実施の形態を図1〜図4に基づき詳細に説明する。
図1に示されるように、本実施の形態における魚群探知機用のセンサ昇降装置1は、電動モータ2、ネジシャフト3、ナット4、ガイドプレート5、メインシャフト6、超音波センサ7、収納ケース8等を備えている。魚群探知機用のセンサ昇降装置1は、水中にて超音波センサ7を昇降させる装置であり、例えば小型船舶の船底に設けられている生簀の底板9に装着される。
収納ケース8は円筒状に形成されており、その内側にネジシャフト3、ナット4、ガイドプレート5、メインシャフト6、超音波センサ7等が収納される。収納ケース8は、外径が9cm程度、長さが60cm程度のサイズを有している。図1及び図2に示されるように、本実施の形態の収納ケース8は、上方に配置される上側ケース11と、下方に配置される下側ケース12とによって構成されている。そして、収納ケース8には、それら上側ケース11と下側ケース12とを組み付けるために上下方向に離間して配置される一対の蓋部材13,14が設けられている。
上側の蓋部材13の下面及び下側の蓋部材14の上面には、上側ケース11を組み付けるための円弧状の固定部21がそれぞれ2つずつ突設されている。そして、各蓋部材13,14において円弧状に湾曲した各固定部21の外面に、上側ケース11の端部が嵌め込まれた状態でネジ止め等にて固定されている。このように、各蓋部材13,14の固定部21が円弧状であるので、円筒状の上側ケース11を各固定部21に確実に固定することができる。なお、上側ケース11は、塩化ビニルからなる樹脂製パイプ(塩ビ管)を用いて形成されている。
ネジシャフト3は、外周面には雄ネジ3aが形成された回転シャフトであり、上側ケース11内において装置上下方向に延びるように配置されている。電動モータ2は、ネジシャフト3の基端側において収納ケース8の外側に配置されている。本実施の形態の電動モータ2は、直径が5cm程度の小型モータが用いられている。電動モータ2は、モータ回転軸2aが収納ケース8の軸方向と平行となる姿勢(回転軸2aを上方に向けた姿勢)で上側の蓋部材13の下面に固定されている。電動モータ2の回転軸2aは、複数のギヤ26,27,28を介してネジシャフト3に駆動連結されている。
図1及び図3に示されるように、ネジシャフト3の外周面に形成された雄ネジ3aには、雌ネジ孔4aを有するナット4が螺合されている。ナット4は、ネジシャフト3の回転に伴いネジシャフト3の軸方向に沿って移動する。ナット4の上端面には、ガイドプレート5がネジ止めにより固定されている。ガイドプレート5には、ネジシャフト3の径方向外側に突出するよう被ガイド部31が設けられている。また、収納ケース8の上側ケース11には、ガイドプレート5の被ガイド部31と係合するガイド溝32(図2参照)が軸方向に延設されている。そして、ガイドプレート5の被ガイド部31がガイド溝32に係合することにより、ネジシャフト3の回転時に、ナット4の回転が規制されてそのナット4がネジシャフト3の軸方向に移動される。
また、ナット4は、メインシャフト6の基端部(図1では上端部)に一体的に連結される。より詳しくは、メインシャフト6は、内側に中空部33を有する円筒状の部材であり、本実施の形態では塩化ビニルからなる樹脂製パイプ(例えば呼び径が30mmの塩ビ管)がメインシャフト6として用いられている。メインシャフト6を樹脂製とすることで、金属製のメインシャフトを用いる場合と比較して部品コストを低く抑えることができる。また、メインシャフト6の基端部がナット4の外周面に嵌め込まれた状態でネジ止め等にて固定されている。この結果、メインシャフト6は、軸心がネジシャフト3の軸心と一致するよう配置される。
メインシャフト6の先端部に超音波センサ7が配設されている。また、メインシャフト6の中空部33内には、ネジシャフト3が収納される。さらに、メインシャフト6の中空部33内には、超音波センサ7に電気的に接続される信号ケーブル35がメインシャフト6の軸方向に沿って配線されている。超音波センサ7は、先端側に断面が円形のセンサ部7aを備え、そのセンサ部7aには、超音波を送受信するための超音波振動子や、超音波の照射方向を変更すべく超音波振動子(振動面の向き)を移動させるステッピングモータ等が収納されている。本実施の形態の超音波センサ7は、直径が7cm程度の超小型ソナーである。また、超音波センサ7の信号ケーブル35には、ステッピングモータの駆動信号や超音波の送受信信号などの電気信号が伝達される。
図1及び図2に示されるように、下側の蓋部材14の下面には、円環状に突出した固定部22が設けられており、この固定部22の外面に、下側ケース12の上端部が嵌め込まれた状態でネジ止め等にて固定されている。下側ケース12は、例えば75mmの呼び径を有する塩ビ管を用いて形成される。この下側ケース12内に、超音波センサ7が収納される。
図3に示されるように、本実施の形態において、メインシャフト6の上端が固定されるナット4は、軸方向から見てD字状の外径寸法となるようにその一部に切欠部38が形成されたものである。この切欠部38は、メインシャフト6内にて配線された信号ケーブル35を挿通させるためのケーブル挿通部としての役割を果たす。また、メインシャフト6の上端部において、ナット4の切欠部38に対応する位置には、ケーブル引出部40が切り欠き形成されている。メインシャフト6の内部を通る信号ケーブル35がナット4の切欠部38及びメインシャフト6のケーブル引出部40を介して外部に引き出される。
本実施の形態において、メインシャフト6の中空部33内には、ネジシャフト3を収納するネジシャフト収納部41と信号ケーブル35を収納するケーブル収納部42とに区画するための区画プレート43(区画部材)が設けられている。区画プレート43の上端部は、ナット4における切欠部38の切欠面39にネジ止めにて固定されている。
ネジシャフト3の下端部には、ナット4と同一形状を有するガイドナット部材45が設けられている。このガイドナット部材45は、ナット4と同様にケーブル挿通部としての切欠部46を有し、ナット4における切欠部38の切欠面39と同じ側に切欠面47を向けた状態で配置されている。また、ガイドナット部材45は、区画プレート43に対して非固定かつ摺動可能に設けられている。
区画プレート43の下端部には、ナット4と同一形状を有するプレート固定部材49が固定されている。プレート固定部材49も、ナット4と同様にケーブル挿通部としての切欠部50を有し、ナット4における切欠部38の切欠面39と同じ側に切欠面51を向けた状態で配置されている。このプレート固定部材49は、ガイドナット部材45よりもメインシャフト6の先端側に位置している。
図1に示されるように、上側の蓋部材13には、センサ昇降装置1の上限位置を検出して電動モータ2を停止させるための上限位置検出スイッチ53が設けられている。また、図1及び図2に示されるように、下側の蓋部材14には、センサ昇降装置1の上限位置を検出して電動モータ2を停止させるための下限位置検出スイッチ54が設けられている。より詳しくは、上側の蓋部材13の下面において固定部21の円弧の延長線上であって固定部21の非形成部には、上限位置検出スイッチ53が配置されている。また、下側の蓋部材14の上面において、固定部21の円弧の延長線上であって固定部21の非形成部には、下限位置検出スイッチ54が配置されている(図2参照)。この場合、固定部21の内側に位置検出スイッチ53,54を配置させる場合と比較して、収納ケース8の直径を小さくすることができ、センサ昇降装置1の小型化が可能となる。また、各位置検出スイッチ53,54は、電動モータ2に電気的に接続されており、位置検出信号を電動モータ2に出力する。そして、その位置検出信号に基づいて、電動モータ2の駆動が停止される。
図1及び図3に示されるように、ガイドプレート5においてメインシャフト6の軸心を基準として被ガイド部31と反対側の位置にスイッチ操作部60が設けられている。このスイッチ操作部60は、上限位置検出スイッチ53に接離してそのスイッチ53をオンオフさせる第1操作部61と、下限位置検出スイッチ54に接離してそのスイッチ54をオンオフさせる第2操作部62とを備える。ガイドプレート5において、第1操作部61は、ガイドプレート5の平面方向に突出したタブ状をなしている。また、第2操作部62は、第1操作部61と隣接する位置に設けられ、下側の蓋部材14のある方向に屈曲したL字状をなしている。
上側ケース11において、ガイド溝32が形成されている反対側の位置にも、ガイド溝32と同様に、軸方向に延設された細長い溝63が形成されている(図2参照)。そして、超音波センサ7の昇降時には、溝63内においてその延設方向となる上下方向にガイドプレート5のスイッチ操作部60が移動し、蓋部材13,14に設けられている各位置検出スイッチ53,54をオンオフする。具体的には、魚群探知を行う場合、ネジシャフト3の回転に伴い収納ケース8内にてナット4及びメインシャフト6が装置下方に降下していく。そして、図4に示されるように、センサ昇降装置1の下限位置に達したときに、ガイドプレート5のスイッチ操作部60の第2操作部62が下限位置検出スイッチ54に接触してそのスイッチ54をオンする。一方、魚群探知の終了時には、ネジシャフト3の回転に伴いナット4及びメインシャフト6が装置上方に上昇し、超音波センサ7が収納ケース8内に収納されていく(図1参照)。そして、センサ昇降装置1の上限位置に達したときに、ガイドプレート5のスイッチ操作部60の第1操作部61が上限位置検出スイッチ53に接触してそのスイッチ53をオンする。
このように、本実施の形態のガイドプレート5は、ナット4の回転を規制する機能に加えて、位置検出スイッチ53,54の操作部材として機能させることができる。このため、ガイドプレート5と位置検出スイッチ53,54の操作部材とを別々に設ける場合と比較して装置コストを低く抑えることができる。また、ガイドプレート5におけるスイッチ操作部60は、被ガイド部31の反対側の位置に設けられているため、被ガイド部31の邪魔になることなく、位置検出スイッチ53,54を確実に操作することができる。
ガイドプレート5における被ガイド部31には、信号ケーブル35を挟持する挟持片65が突設されている。信号ケーブル35は、ガイドプレート5の挟持片65によって固定された後、収納ケース8において被ガイド部31が配置されるガイド溝32を通じて装置外部に引き出される。このように構成すると、信号ケーブル35を固定するための部材や収納ケース8におけるケーブル引出用の穴等を別途形成する必要がなく、装置コストを低く抑えることができる。
信号ケーブル35は、魚群探知機を構成する探知機本体70に電気的に接続されている。また、探知機本体70は、電動モータ2に電気的に接続されており、制御信号を出力することで電動モータ2を駆動する。本実施の形態では、この探知機本体70とセンサ昇降装置1とによって魚群探知機75が構成される。
従って、本実施の形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施の形態のセンサ昇降装置1では、軸心がネジシャフト3の軸心と一致するようにメインシャフト6が配置され、そのメインシャフト6の先端部に超音波センサ7が設けられている。この構成によると、従来の昇降装置100と比較して、電動モータ2の駆動力を効率よくメインシャフト6に伝えることができる。このため、比較的小型の電動モータ2を使用して超音波センサ7の昇降が可能となる。また、超音波センサ7を上昇させるのに伴い、メインシャフト6内のネジシャフト収納部41にネジシャフト3を収納することができる。このため、センサ昇降装置1の小型化が可能となり、装置コストを低く抑えることができる。
(2)本実施の形態のセンサ昇降装置1では、超音波センサ7に接続された信号ケーブル35がメインシャフト6内にてその軸方向に沿って配線されるとともに、ナット4に形成された切欠部38に信号ケーブル35が挿通されている。このようにすると、探知機本体70が配置される上方側に、超音波センサ7の信号ケーブル35を比較的短い距離で確実に導くことができる。
(3)本実施の形態のセンサ昇降装置1において、メインシャフト6の中空部33内には区画プレート43が設けられている。この区画プレート43によって、ネジシャフト3を収納するネジシャフト収納部41と信号ケーブル35を収納するケーブル収納部42とに中空部33が区画されている。このようにすると、信号ケーブル35とネジシャフト3との間に区画プレート43が介在するため、信号ケーブル35がネジシャフト3に接触しなくなる。従って、信号ケーブル35やネジシャフト3が損傷したり、ネジシャフト3が回転し難くなったりするといった問題を確実に回避することができる。
(4)本実施の形態のセンサ昇降装置1では、ナット4においてケーブル挿通部としての役割を果たす切欠部38は、軸方向から見てD字状の外形形状となるように形成されている。この場合、切欠部38の切欠面39は平坦面となり、細長い板状の区画プレート43の上端部をその切欠面39に確実に固定することができる。
(5)本実施の形態のセンサ昇降装置1において、ガイドナット部材45及びプレート固定部材49は、ナット4と同一形状(軸方向から見てD字状の外形形状)を有する。それらガイドナット部材45及びプレート固定部材49は、メインシャフト6内において、ナット4の切欠面39と同じ側に切欠面47,51を向けた状態で配置されている。そして、区画プレート43の下端部は、メインシャフト6の先端側に配置されたプレート固定部材49に固定される。また、区画プレート43の中間部の内面側は、ネジシャフト3の下端部に設けられたガイドナット部材45の切欠面47に接触した状態となる。この場合、メインシャフト6内において、メインシャフト6の軸方向(装置上下方向)と平行に、かつ径方向に移動しないように区画プレート43を固定することができる。また、超音波センサ7の昇降時においてメインシャフト6が移動する際に、区画プレート43は、その中間部がガイドナット部材45の切欠面47に接した状態でメインシャフト6とともに移動する。このため、区画プレート43の中間部が撓んでネジシャフト3の雄ネジ3aに接するといったことが回避される。従って、この構成を採用することで、信号ケーブル35や区画プレート43がネジシャフト3に接触しなくなり、信号ケーブル35やネジシャフト3の雄ネジ3aが損傷するといった問題を確実に回避することができる。
(6)本実施の形態のセンサ昇降装置1において、ナット4の回転を規制するガイドプレート5がナット4の上端部に固定されている。この場合、ガイドプレート5は薄く形成することができるため、そのガイドプレート5を設けたことによる昇降装置のサイズアップを最小限に抑えることができ、センサ昇降装置1の小型化を図ることができる。
なお、本考案の実施の形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態のセンサ昇降装置1で用いられている超音波センサ7は、比較的直径が小さな小型ソナーであったが、これに限定されるものではない。例えば、直径が30cm程度である大型の超音波センサ(大型船舶に用いられる一般的な超音波センサ)を昇降させるセンサ昇降装置に本考案を具体化してもよい。
・上記実施の形態のセンサ昇降装置1では、メインシャフト6として樹脂パイプを用いるものであったが、超音波センサ7が大きくなり、メインシャフト6の強度が不足する場合には、ステンレスなどの金属製のパイプをメインシャフトとして用いてもよい。
・上記実施の形態のセンサ昇降装置1では、メインシャフト6の中空部33内をネジシャフト収納部41とケーブル収納部42とに区画する区画部材として、細長い板状の区画プレート43を用いたが、これに限定されるものではない。例えば、筒状の部材を区画部材として用い、その部材における内側をケーブル収納部とし、外側をネジシャフト収納部として区画してもよい。なおこの場合、筒状の部材の外形形状に合わせた嵌合部をナット4の一部に形成して、その嵌合部に筒状の部材を固定するよう構成する。
・上記実施の形態のセンサ昇降装置1では、ナット4の上端面に固定したガイドプレート5によってナット4の回転を規制しつつナット4を軸方向に移動させるものであったが、これに限定されるものではない。具体的には、例えばナット4の外周面にガイド溝を設けるとともに、収納ケース8の内面に突出する突出部を軸方向に沿って設ける。そして、それらガイド溝と突出部とを係合させることで、ナット4の回転を規制しつつナット4を軸方向に移動させるように構成してもよい。
1…センサ昇降装置
2…電動モータ
3…ネジシャフト
3a…雄ネジ
4…ナット
4a…雌ネジ孔
5…ガイドプレート
6…メインシャフト
7…超音波センサ
8…収納ケース
13…上側の蓋部材
14…下側の蓋部材
21…固定部
31…被ガイド部
32…ガイド溝
33…中空部
35…信号ケーブル
38…切欠部
39…切欠面
40…ケーブル引出部
41…ネジシャフト収納部
42…ケーブル収納部
43…区画部材としての区画プレート
45…ガイドナット部材
47…切欠面
49…プレート固定部材
51…切欠面
53…上限位置検出スイッチ
54…下限位置検出スイッチ
60…スイッチ操作部
61…スイッチ操作部を構成する第1操作部
62…スイッチ操作部を構成する第2操作部
65…挟持片
75…魚群探知機

Claims (6)

  1. 魚群探知機に用いられる超音波センサを水中にて昇降させるための装置であって、
    装置上下方向に延びるように配置され、外周面に雄ネジが形成されたネジシャフトと、
    前記ネジシャフトを回転させるために駆動連結された電動モータと、
    前記ネジシャフトの外周面に螺合される雌ネジ孔を有し、前記ネジシャフトの回転に伴い前記ネジシャフトの軸方向に沿って移動するナットと、
    軸心が前記ネジシャフトの軸心と一致するように配置され、基端部に前記ナットが一体的に連結されるとともに、先端部に前記超音波センサが配設されたメインシャフトと、
    前記メインシャフト内に設けられ、前記ネジシャフトを収納可能なネジシャフト収納部と
    を備えることを特徴とする魚群探知機用のセンサ昇降装置。
  2. 前記超音波センサに電気的に接続されるとともに、前記メインシャフト内にて前記メインシャフトの軸方向に沿って配線された信号ケーブルを備え、
    前記ナットには、前記信号ケーブルを挿通させるためのケーブル挿通部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の魚群探知機用のセンサ昇降装置。
  3. 前記メインシャフトは、内側に中空部を有する筒状の部材であり、
    前記中空部内には、前記中空部を前記ネジシャフト収納部と前記信号ケーブルを収納するケーブル収納部とに区画するための区画部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の魚群探知機用のセンサ昇降装置。
  4. 前記ナットは、軸方向から見てその一部に切欠部を形成したものであり、
    前記切欠部は、前記ケーブル挿通部としての役割を果たし、
    前記区画部材は、細長い板状の区画プレートであってその上端部が前記切欠部の切欠面に固定されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の魚群探知機用のセンサ昇降装置。
  5. 前記ネジシャフトの下端部に設けられ、前記ナットと同様に前記ケーブル挿通部としての前記切欠部を有し、前記ナットにおける前記切欠部の前記切欠面と同じ側に切欠面を向けた状態で配置され、前記区画プレートに対して非固定かつ摺動可能とされたガイドナット部材と、
    前記ガイドナット部材よりも前記メインシャフトの先端側に位置し、前記ナットと同様に前記ケーブル挿通部としての前記切欠部を有し、前記ナットにおける前記切欠部の前記切欠面と同じ側に切欠面を向けた状態で配置され、前記区画プレートの下端部に対して固定されたプレート固定部材と
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の魚群探知機用のセンサ昇降装置。
  6. 前記ナットの上端部に固定され、前記ネジシャフトの回転時に前記ナットの回転を規制してそのナットを前記ネジシャフトの軸方向に移動させるための被ガイド部が前記ネジシャフトの径方向外側に突出するよう設けられたガイドプレートと、
    前記ネジシャフト、前記ナット及び前記メインシャフトを収納するためのケースであって、前記ガイドプレートの前記被ガイド部と係合するガイド溝が前記軸方向に延設された筒状の収納ケースと
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の魚群探知機用のセンサ昇降装置。
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