JP6201159B2 - サーチライトソナー - Google Patents

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Description

本発明は、船舶に搭載されて超音波の送信方向を変化させながら魚群などの探知対象物を探知するサーチライトソナーに関する。
超音波の送受信によって水中の魚群などの探知対象物を探知する装置の一種としてサーチライトソナーが広く知られている(例えば、特許文献1)。サーチライトソナーは、船舶の船底などに配置される振動子による超音波の送受信が共に同一の細いビームで行われるソナーシステムであり、1回の超音波の送受信で、その船舶の全周囲360度のうち1つの方向における所定角度範囲(例えば6度程度の探知範囲)を探知することができる。
すなわち、サーチライトソナーは、超音波を送受信する振動子の俯角及び方位角を自由に変更できる機構を有しており、振動子の俯角を設定した状態で、当該振動子をサーチライトのように自船を中心として所定角度ずつ回動させながら超音波の送受信を順次行うことで、水中を探知している。そして、このようにして行われる水中の探知結果は、探知画像として順次画面に表示される。
特開平5−126938号公報
ところで、上述のようなサーチライトソナーでは、通常、振動子を1周させるのに必要な振動子の所定角度ずつの回動数が、振動子の俯角に拘わらず一定となっている。このため、探知範囲に沿う円周が水面付近に比べて小さくなる水底付近の探知を行う場合には、振動子を所定角度ずつ回動させた際に隣り合う超音波の送受信方向の探知領域同士が広い範囲で重複するため、探知効率が悪くなってしまうという問題がある。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、探知効率を向上することが可能なサーチライトソナーを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するサーチライトソナーは、船舶に搭載され、送受波ユニットから1つの方向に送信される超音波の送信方向を、前記船舶を中心とした周方向に予め設定した設定角度ずつ変化させながら超音波を送受信することにより、前記船舶周りの水中の探知を行うサーチライトソナーであって、前記設定角度は、前記超音波の送信方向の俯角が相対的に小さい場合よりも相対的に大きい場合の方が大きくなっており、前記船舶を中心とした一周分の前記超音波の送受信回数は、前記超音波の送信方向の俯角が相対的に小さい場合よりも相対的に大きい場合の方が少なくなっている。
この構成によれば、探知範囲に沿う円周が水面付近に比べて小さくなる水底付近の探知を行う場合に、超音波の送信方向を設定角度ずつ変化させた際に隣り合う超音波の送信方向の探知領域間で重複する領域が低減される。したがって、探知効率を向上することが可能となる。なお、本明細書において、俯角とは超音波の送信方向と水平面とのなす角度を意味するものとする。
上記サーチライトソナーにおいて、前記超音波の送信方向を前記設定角度ずつ変化させた際に隣り合う前記超音波の送信方向の探知領域同士は、一部が重複していることが好ましい。
この構成によれば、超音波の送信方向を設定角度ずつ変化させた際に隣り合う超音波の送信方向の探知領域間で探知漏れが発生することを抑制することが可能となる。
上記サーチライトソナーにおいて、前記超音波の送信方向を前記設定角度ずつ変化させた際に隣り合う前記超音波の送信方向の探知領域同士は、接していることが好ましい。
この構成によれば、超音波の送信方向を設定角度ずつ変化させた際に隣り合う超音波の送信方向の探知領域間で重複することを抑制しつつ探知漏れの発生を抑制することが可能となる。
本発明によれば、探知効率を向上することができる。
実施形態のサーチライトソナーの概略構成図。 同サーチライトソナーが搭載された船舶によって水中の探知を行うときの状態を示す模式側面図。 同サーチライトソナーが搭載された船舶によって水中の探知を行うときの状態を示す模式斜視図。 同サーチライトソナーの送受波ユニットの模式断面図。 同サーチライトソナーの制御部を示すブロック図。 同サーチライトソナーの電気的構成を示すブロック図。 同サーチライトソナーにおける超音波ビームの送信方向の俯角と振動子の送りステップとの関係を示すテーブル。 送りステップ決定処理ルーチンを示すフローチャート。 (a)は実施形態のサーチライトソナーによる探知領域を示す平面模式図、(b)は(a)の側面図。 比較例のサーチライトソナーによる探知領域を示す平面模式図。
以下、サーチライトソナーの一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、サーチライトソナー12は、船舶11に搭載されて当該船舶11周りの水中の魚群などの探知対象物Sの探知を行う。そして、サーチライトソナー12は、本体部13と、本体部13に一体形成された操作部14と、本体部13に一体形成された表示部15と、超音波ビームTBを送受信する送受波ユニット16と、送受波ユニット16を昇降させる昇降装置17とを備えている。本体部13は、操作部14、表示部15、送受波ユニット16、及び昇降装置17とそれぞれ電気的に接続されている。
本体部13、操作部14、及び表示部15は、船舶11の操舵室内に配置されるとともに、送受波ユニット16及び昇降装置17は、船舶11の船底内に配置されている。そして、送受波ユニット16は、昇降装置17によって昇降されることで、船舶11の船底から水中に対して出没自在になっている。
図2及び図3に示すように、サーチライトソナー12は、送受波ユニット16を船舶11の船底から突出させた状態で、送受波ユニット16から1つの方向に送信される超音波ビームTBの送信方向を時計方向(右回り)に円を描くように、予め設定した設定角度としての後述する送りステップMずつ順次変化させながら水中の探知を行う。この水中の探知結果は、船舶11の船首11aを上にした状態の探知画像として表示部15(図1参照)に表示される。
次に、送受波ユニット16の構成について詳述する。
図4に示すように、送受波ユニット16は、上端が開口するとともに下端部が半球状をなす有底円筒状の下ケース21と、下端が開口するとともに上端部が円板状をなす有蓋円筒状の上ケース22と、上ケース22の下端開口及び下ケース21の上端開口を閉塞する円板状の蓋体23とを備えている。したがって、蓋体23の上面と上ケース22とで上側収容空間24が形成されるとともに、蓋体23の下面と下ケース21とで下側収容空間25が形成されている。
蓋体23の中央部には、貫通孔26が形成されている。蓋体23上の中央部には、ステッピングモーターによって構成されたスキャンモーター27が固着されている。スキャンモーター27の下面からは、スキャンモーター27の出力軸27aが貫通孔26に回転可能に挿通された状態で真下に向かって延びている。出力軸27aの先端(下端)は、下側収容空間25の上部まで達している。
出力軸27aの先端には、円形の支持板28が設けられている。すなわち、出力軸27aの先端は、支持板28の上面における中心部に接続されている。支持板28の下面には、略逆U字状をなす支持フレーム29が設けられている。支持フレーム29の下端部間には、水平に延びる回転軸30が回転可能に架設されている。
回転軸30の中央部には、超音波ビームTB(図2参照)を1つの方向に送信するとともに当該送信した超音波ビームTBの反射波を受信可能な振動子31が固着されている。回転軸30における振動子31と隣り合う位置には、略半円状のチルト歯車32が固着されている。したがって、回転軸30、振動子31、及びチルト歯車32は、互いに一体回転するようになっている。
支持フレーム29の上端部には、ステッピングモーターによって構成されたチルトモーター33が固着されている。チルトモーター33は、チルト歯車32側に向かって延びる出力軸33aを備えている。出力軸33aの先端には、小歯車33bが設けられている。小歯車33bは、チルト歯車32と噛合している。
そして、スキャンモーター27を駆動すると、出力軸27aの回転に伴って支持板28、支持フレーム29、及び回転軸30を介して振動子31が時計方向(右回り)に回転するため、振動子31による超音波ビーム(図2参照)の送信方向が時計方向(右回り)に変化される。
すなわち、スキャンモーター27の駆動により振動子31の向く方角が変更されるので、振動子31によって送信される超音波ビーム(図2参照)の方角が変更される。したがって、スキャンモーター27は、振動子31による超音波ビーム(図2参照)の送信方向が時計方向(右回り)に変化するように振動子31を動作させる駆動力の駆動源として機能する。
一方、チルトモーター33を駆動すると、出力軸33aの回転に伴って小歯車33b、チルト歯車32、及び回転軸30を介して振動子31が回転軸30を中心に回転する。これにより、振動子31が向く方向と水平面とのなす角度が変更されるので、振動子31によって送信される超音波ビーム(図2参照)の向きが上下に変更される。したがって、チルトモーター33は、振動子31による超音波ビーム(図2参照)の送信方向が上下に変化するように振動子31を動作させる駆動力の駆動源として機能する。
次に、サーチライトソナー12の電気的構成について説明する。
図1及び図5に示すように、サーチライトソナー12の本体部13は、マイクロコンピューターによって構成される制御部50を備えている。制御部50は、CPU51、ROM52、及びRAM53を備えている。
ROM52には、図8のフローチャートで示す送りステップ決定処理用のプログラムを含む各種制御プログラムや図7のテーブルなどの各種設定データなどが記憶されている。RAM53には、CPU51によって実行されるプログラムデータや各種設定データ、CPU51による演算結果及び処理結果である各種データなどが一時記憶される。
図5及び図6に示すように、制御部50は、CPU51がROM52に記憶された送りステップ決定処理用のプログラムを実行することで、主制御部54、モーター制御部55、探知画像形成部56、表示制御部57、俯角設定部58、及び送りステップ設定部59を構築する。
図6に示すように、制御部50は、モータードライバー60を介してスキャンモーター27及びチルトモーター33とそれぞれ電気的に接続されるとともに、送受信回路61を介して振動子31と電気的に接続されている。さらに制御部50は、表示部15、操作部14、及び昇降装置17とそれぞれ電気的に接続されている。
主制御部54は、送受信回路61を制御して振動子31から超音波ビームTB(図2参照)を送信させるとともに、昇降装置17の駆動をそれぞれ制御する。モーター制御部55は、モータードライバー60を介してスキャンモーター27及びチルトモーター33の駆動をそれぞれ制御する。
探知画像形成部56は、振動子31から送信された超音波ビームTB(図2参照)の反射波を振動子31が受信して生じる受信信号を、送受信回路61を介して受信し、その受信した受信信号に基づいて探知画像データを形成してRAM53(図5参照)の一部の記憶領域に記憶させる。表示制御部57は、探知画像形成部56によって形成されてRAM53(図5参照)の一部の記憶領域に記憶された探知画像データに基づく探知画像を表示部15に表示させる。
俯角設定部58は、操作部14での操作に基づいて振動子31による超音波ビームTB(図2参照)の送信方向の俯角Tを0度〜90度の範囲で設定する。具体的には、俯角Tが0度に設定された場合には振動子31による超音波ビームTB(図2参照)の送信方向(振動子31が向く方向)が水平方向となり、俯角Tが90度に設定された場合には振動子31による超音波ビームTB(図2参照)の送信方向(振動子31が向く方向)が垂直方向となる。送りステップ設定部59は、俯角設定部58によって設定された俯角Tと図7のテーブルとに基づいて、振動子31をスキャンモーター27によって回転させる際の送りステップMを設定する。
なお、送りステップMとは、振動子31をスキャンモーター27によって回転させながら超音波ビームTB(図2参照)を順次送信する際の隣り合う超音波ビームTBの送信方向間の角度を示している。したがって、振動子31が1回転(360度)する間に振動子31から超音波ビームTBがN回送信される場合の送りステップMは360/N度となる。具体的には、例えば振動子31が1回転(360度)する間に振動子31から超音波ビームTBが10回送信される場合の送りステップMは36度となる。
また、図7には、振動子31による超音波ビームTBの送信方向の俯角Tと振動子31の送りステップMとの関係を示すテーブルが示されている。このテーブルでは、俯角Tが大きいほど送りステップM及び送りステップMの増分が大きくなっている。すなわち、送りステップMは、俯角Tが相対的に小さい場合よりも相対的に大きい場合の方が大きくなっている。
次に、制御部50が実行する送りステップ決定処理ルーチンについて図8に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、送りステップ決定処理ルーチンは、ユーザーがサーチライトソナー12の電源をオンにした際に制御部50によって実行される。
さて、送りステップ決定処理ルーチンが実行されると、まず、制御部50は、俯角Tが設定されたか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1の判定結果が否定判定である場合、制御部50は、ステップS1の判定結果が肯定判定になるまで繰り返しステップS1の処理を行う。そして、ステップS1の判定結果が肯定判定になると、制御部50は、振動子31による超音波ビームTBの送信方向がステップS1で設定された俯角Tとなるようにチルトモーター33を駆動制御して振動子31を回動させる(ステップS2)。
続いて、制御部50は、ステップS1で設定された俯角Tが0度以上30度未満であるか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3の判定結果が肯定判定である場合、制御部50は、図7のテーブルに基づいて送りステップMを15度に設定した後(ステップS4)、送りステップ決定処理ルーチンを終了する。ステップS3の判定結果が否定判定である場合、制御部50は、ステップS1で設定された俯角Tが30度以上45度未満であるか否かを判定する(ステップS5)。
ステップS5の判定結果が肯定判定である場合、制御部50は、図7のテーブルに基づいて送りステップMを18度に設定した後(ステップS6)、送りステップ決定処理ルーチンを終了する。ステップS5の判定結果が否定判定である場合、制御部50は、ステップS1で設定された俯角Tが45度以上60度未満であるか否かを判定する(ステップS7)。
ステップS7の判定結果が肯定判定である場合、制御部50は、図7のテーブルに基づいて送りステップMを24度に設定した後(ステップS8)、送りステップ決定処理ルーチンを終了する。ステップS7の判定結果が否定判定である場合、制御部50は、ステップS1で設定された俯角Tが60度以上70度未満であるか否かを判定する(ステップS9)。
ステップS9の判定結果が肯定判定である場合、制御部50は、図7のテーブルに基づいて送りステップMを30度に設定した後(ステップS10)、送りステップ決定処理ルーチンを終了する。ステップS9の判定結果が否定判定である場合、制御部50は、ステップS1で設定された俯角Tが70度以上80度未満であるか否かを判定する(ステップS11)。
ステップS11の判定結果が肯定判定である場合、制御部50は、図7のテーブルに基づいて送りステップMを36度に設定した後(ステップS12)、送りステップ決定処理ルーチンを終了する。ステップS11の判定結果が否定判定である場合、制御部50は、図7のテーブルに基づいて送りステップMを45度に設定した後(ステップS13)、送りステップ決定処理ルーチンを終了する。
次に、上述のように構成されたサーチライトソナー12の作用を図9に示す模式図に基づいて説明する。
さて、図9(a)、(b)に示すように、ユーザーが操作部14を操作して振動子31による超音波ビームTBの送信方向の俯角Tを例えば水面付近の10度に設定すると、送りステップMが15度で船舶11周りの水中の円環状の探知エリアAの探知が行われる。探知エリアAは、1回の超音波ビームTBの送受信によって探知される円形の探知領域R1の集合からなる。送りステップMが15度の場合、探知エリアAは360度(1周)/15度=24個の探知領域R1によって構成される。すなわち、探知エリアAは、24回の超音波ビームTBの送受信によって探知される。この場合、隣り合う探知領域R1同士は、それらの端部同士が若干重複する。
また、ユーザーが操作部14を操作して振動子31による超音波ビームTBの送信方向の俯角Tを例えば水底付近の65度に設定すると、送りステップMが30度で船舶11周りの水中の円環状の探知エリアBの探知が行われる。探知エリアBは、1回の超音波ビームTBの送受信によって探知される円形の探知領域R2の集合からなるとともに、探知エリアAよりも直径が小さくなっている。探知領域R2は、探知領域R1と面積が同じになっている。そして、送りステップMが30度の場合、探知エリアBは360度(1周)/30度=12個の探知領域R2によって構成される。すなわち、探知エリアBは、12回の超音波ビームTBの送受信によって探知される。この場合、隣り合う探知領域R2同士は、それらの端部同士が若干重複する。
ここで、図10に示すように、探知エリアAよりも直径が小さい探知エリアBを探知エリアAと同じ送りステップMで探知すると、超音波ビームTBの送受信回数が2倍になるため、探知領域R2同士の重複領域が著しく増加してしまう。すなわち、振動子31による超音波ビームTBの無駄な送受信が行われて探知時間が長くなるので、探知効率が悪くなってしまうという問題がある。
この点、本実施形態では、超音波ビームTBの送信方向の俯角Tが10度の場合よりも65度の場合の方が、送りステップMが15度だけ大きくなっている。すなわち、超音波ビームTBの送信方向の俯角Tが10度の場合よりも65度の場合の方が、振動子31による超音波ビームTBの送受信回数が12回だけ少なくなっている。このため、探知エリアの大きさに応じた適切な送りステップMで当該探知エリアの探知が行われるので、振動子31による超音波ビームTBの無駄な送受信が抑制される。したがって、探知時間が無駄に長くなることが抑制されるので、探知効率が向上する。なお、一般に、超音波ビームTBの送信方向の俯角Tが大きくなるほど探知エリアの直径(大きさ)は小さくなる。
以上詳述した実施形態によれば次のような効果が発揮される。
(1)送りステップMは、超音波ビームTBの送信方向の俯角Tが相対的に小さい場合よりも相対的に大きい場合の方が大きくなっている。このため、水面付近の探知エリアAに比べて小さくなる水底付近の探知エリアBの探知を行う場合には、振動子31による超音波ビームTBの送受信回数が探知エリアAの探知を行う場合よりも少なくなる。したがって、隣り合う探知領域R2間で重複する領域を低減することができるので、振動子31による超音波ビームTBの無駄な送受信を抑制できる。この結果、探知時間が無駄に長くなることが抑制されるので、探知効率を向上することができる。
(2)探知エリアAの探知を行う場合の隣り合う超音波ビームTBの送信方向の探知領域R1の端部同士及び探知エリアBの探知を行う場合の隣り合う超音波ビームTBの送信方向の探知領域R2の端部同士は、それぞれ重複している。このため、探知エリアAの探知を行う場合の隣り合う探知領域R1間及び探知エリアBの探知を行う場合の隣り合う探知領域R2間で探知漏れが発生することを抑制することができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・探知エリアAの探知を行う場合の隣り合う超音波ビームTBの送信方向の探知領域R1の端部同士及び探知エリアBの探知を行う場合の隣り合う超音波ビームTBの送信方向の探知領域R2の端部同士は、それぞれ接するようにしてもよい。このようにすれば、探知エリアAの探知を行う場合の隣り合う探知領域R1間及び探知エリアBの探知を行う場合の隣り合う探知領域R2間で重複することを抑制しつつ探知漏れが発生することを抑制することができる。
・探知エリアAの探知を行う場合の隣り合う超音波ビームTBの送信方向の探知領域R1同士及び探知エリアBの探知を行う場合の隣り合う超音波ビームTBの送信方向の探知領域R2同士は、必ずしもそれらの一部がそれぞれ重複している必要はない。すなわち、隣り合う探知領域R1同士の間及び隣り合う探知領域R2同士の間には、隙間があってもよい。
・昇降装置17は手動式のものであってもよい。この場合、ユーザーが昇降装置17を手動で稼動させることによって、送受波ユニット16が昇降される。
・振動子31による超音波ビームTBの送信方向の俯角Tが無段階で大きくなるほど振動子31の送りステップMが無段階で大きくなるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ)船舶に搭載され、1つの方向に送信される超音波の送信方向を、前記船舶を中心とした周方向に予め設定した設定角度ずつ変化させながら、前記船舶周りの水中の探知を行うサーチライトソナーであって、前記所定角度は、前記超音波の送信方向の俯角が大きいほど大きくなることを特徴とするサーチライトソナー。
この構成によれば、探知範囲に沿う円周が水面付近に比べて小さくなる水底付近の探知を行う場合に、超音波の送信方向を設定角度ずつ変化させた際に隣り合う超音波の送信方向の探知領域間で重複する領域が低減される。したがって、探知効率を向上することができる。
(ロ)船舶に搭載され、1つの方向に送信される超音波の送信方向を、前記船舶を中心とした周方向に予め設定した設定角度ずつ変化させながら、前記船舶周りの水中の探知を行うサーチライトソナーであって、前記船舶を中心とした一周分の前記超音波の送信回数は、前記超音波の送信方向の俯角が相対的に小さい場合よりも相対的に大きい場合の方が少なくなっていることを特徴とするサーチライトソナー。
この構成によれば、探知範囲に沿う円周が水面付近に比べて小さくなる水底付近の探知を行う場合に、超音波の送信方向を設定角度ずつ変化させた際に隣り合う超音波の送信方向の探知領域間で重複する領域が低減される。したがって、探知効率を向上することができる。
11…船舶、12…サーチライトソナー、M…予め設定した設定角度としての送りステップ、R1,R2…探知領域、T…俯角。

Claims (3)

  1. 船舶に搭載され、送受波ユニットから1つの方向に送信される超音波の送信方向を、前記船舶を中心とした周方向に予め設定した設定角度ずつ変化させながら超音波を送受信することにより、前記船舶周りの水中の探知を行うサーチライトソナーであって、
    前記設定角度は、前記超音波の送信方向の俯角が相対的に小さい場合よりも相対的に大きい場合の方が大きくなっており、前記船舶を中心とした一周分の前記超音波の送受信回数は、前記超音波の送信方向の俯角が相対的に小さい場合よりも相対的に大きい場合の方が少なくなっていることを特徴とするサーチライトソナー。
  2. 前記超音波の送信方向を前記設定角度ずつ変化させた際に隣り合う前記超音波の送信方向の探知領域同士は、一部が重複していることを特徴とする請求項1に記載のサーチライトソナー。
  3. 前記超音波の送信方向を前記設定角度ずつ変化させた際に隣り合う前記超音波の送信方向の探知領域同士は、接していることを特徴とする請求項1に記載のサーチライトソナー。
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