JP3178985U - 草取り用挟み具 - Google Patents

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Abstract

【課題】草取り用挟み具を用いて草を根ごと掘り起こす作業を力の弱い作業者にとっても行いやすくする草取り用挟み具を提供する。
【解決手段】草取り用挟み具10は、作業者92が右手92A(片手)で把持して握る1対の把持片11と、各把持片11から一方側に延びた1対の挟持片13、14と、各挟持片13、14の各先端に設けられた1対の爪部13A、14Aと、土90の中に圧入させて草91の根91Aを掘り起こす掘り起こし部12と、を備える。各爪部13A、14Aは、互いの間に草91を挟みこんだ状態に保持できる。各爪部13A、14Aは、各端面13B、14Bが互いに向かい合わせとなるように、それぞれ異なる曲がり量で曲げられる。掘り起こし部12は、曲がり量が大きい一方の爪部13Aに隣接して、同側の挟持片13から爪部13Aの端面13Bに向かって延びる側縁部13Cに設けられ、かつ、この側縁部13Cのある側から土90の中に圧入される。
【選択図】図6

Description

本考案は、草取り用挟み具に関する。詳しくは、作業者が片手で把持して使用することができる草取り用挟み具に関する。
この種の草取り用挟み具については、例えば特許文献1に開示されている技術が知られている。この技術では、火ばさみ状に形成した草取り器具の先端に土に突き刺すための突設部を設けることで、草を根ごと掘り起こして除去する草取り作業を、片手だけで、かつ、手を汚すことなく行うことを実現させている。
特開2006−217889号公報
しかし、上記特許文献1に開示されている技術では、草取り器具の突設部を土に突き刺す際に、草取り器具を把持している上肢により草取り器具を強く押す必要がある。このため、上記特許文献1の技術には、力の弱い作業者にとって草を根ごと掘り起こす作業が難しいという問題があった。
本考案は、上記した問題を解決するものとして創案されたものである。すなわち、本考案が解決しようとする課題は、草取り用挟み具を用いて草を根ごと掘り起こす作業を、作業者の上肢の筋力を発揮しやすい動きにより行うことを可能として、上記作業を力の弱い作業者にとっても行いやすくすることである。
上記課題を解決するために、本考案の草取り用挟み具は次の手段をとる。
まず、第1の考案は、作業者が片手で把持して使用することができる草取り用挟み具である。この草取り用挟み具は、作業者が片手で把持して握ることで互いの間隔を狭めることができる1対の把持片と、この各把持片から一方側に向けて長尺に延びるように形成された1対の挟持片と、各挟持片の上記一方側の先端にそれぞれ設けられた1対の爪部と、土の中に圧入させてこの土の中にある草の根を掘り起こすことができる掘り起こし部と、を備えている。上記各挟持片は、上記各把持片の間隔が狭められた際に、上記各爪部の間隔を狭めることで、この各爪部の間に草を挟みこんだ状態に保持することができるように形成されている。上記各爪部は、この各爪部の各端面が互いに向かい合わせとなるように曲げられて形成され、かつ、上記各爪部のうち一方の曲がり量が他方の曲がり量よりも大きくなるように形成されている。上記掘り起こし部は、曲がり量が大きい一方の爪部において、この爪部が設けられた挟持片から上記爪部の端面に向かって延びる側縁部から連続するように設けられ、かつ、この側縁部のある側から土の中に圧入されるように構成されている。
ヒトの上肢には、ものを押すときと比べてものを引くときに筋力を発揮しやすいという性質がある。ここで、上記第1の考案によれば、草取り用挟み具の掘り起こし部を作業者の手前下側に向けた状態で地面に載置させ、上記掘り起こし部を上記地面に向かって押さえつけながら作業者の手前側に引き寄せることで、この掘り起こし部を土の中に圧入させることができる。このため、作業者は、上肢の筋力を発揮しやすいものを引く動きにより上記掘り起こし部を土の中に圧入させてこの土の中にある草の根を掘り起こすことができる。これにより、草取り用挟み具を用いて草を根ごと掘り起こす作業を、力の弱い作業者にとっても行いやすくすることができる。また、草取り用挟み具において、各爪部を各端面が向かい合わせとなるように曲げることで、この各端面の間に草を挟みこむ力を集中させて、この草を保持する保持力を向上させることができる。また、草取り用挟み具において、各爪部の一方を他方よりも大きく曲げることで、各爪部の間に草を挟みこむ際に把持片の対を握りこむ握り量を減らしながら、各爪部の各端面がずれて上記各爪部が深く噛み合うことを抑えることができる。また、草取り用挟み具において、掘り起こし部を曲がり量が大きい側の爪部の側縁部から連続するように設けることで、上記掘り起こし部が土の中に位置した状態であっても、上記掘り起こし部に隣接する側の爪部の端面を土の上に出して草を挟みこむことができる。
ついで、第2の考案は、上述した第1の考案において、上記掘り起こし部は、この掘り起こし部を補強する補強部を備えているものである。
この第2の考案によれば、土の中にある草の根を掘り起こす草取り用挟み具において、上記土からの大きな反力がかかる掘り起こし部が補強部により補強される。これにより、草取り用挟み具の耐久性を向上させることができる。
さらに、第3の考案は、上述した第1または第2の考案において、上記掘り起こし部は、上記爪部の側縁部からこの側縁部に沿って突出することで土をかき分けることができるかき分け部を備えているものである。
この第3の考案によれば、土の中にある草の根を掘り起こす草取り用挟み具において、かき分け部が土をかき分けることで、掘り起こし部を土に圧入させる際に掘り起こし部が土から受ける反力を低減させることができる。これにより、草取り用挟み具において掘り起こし部の損耗を抑えて、草取り用挟み具の耐久性を向上させることができる。また、草取り用挟み具のかき分け部を爪部の側縁部から突出させて形成することにより、このかき分け部が損耗した場合でも上記草取り用挟み具を使用できるようにして、この草取り用挟み具をより長い期間使用に供することができる。
本考案の第1の実施形態に係る草取り用挟み具を表した斜視図である。 図1の草取り用挟み具の左側面図である。 図2のIII線矢視図である。 図2のIV線矢視図である。 図1の草取り用挟み具の使用方法を表した平面図であり、草取り用挟み具の掘り起こし部を地面の上に載置させた状態を表す。 図1の草取り用挟み具の使用方法を表した側面図であり、草取り用挟み具の掘り起こし部により草の根を掘り起こしている状態を表す。 図1の草取り用挟み具の使用方法を表した側面図であり、草取り用挟み具の挟持片の対により草を挟みこんだ状態に保持している状態を表す。 図1の草取り用挟み具の異なる使用方法を表した側面図であり、草取り用挟み具の掘り起こし部により草の周囲の土をかき起こしている状態を表す。 本考案の第2の実施形態に係る草取り用挟み具を表した斜視図である。 図9の草取り用挟み具の左側面図である。 図10のXI線矢視図である。 図9の草取り用挟み具の使用状態を表した側面図であり、草取り用挟み具の掘り起こし部により草の根を掘り起こしている状態を表す。
以下に、本考案を実施するための形態について、図面を用いて説明する。なお、以下において、草取り用挟み具の各把持片および各挟持片の強度を向上させる凹凸などの付随的な構成については、その詳細な説明を省略する。
〈第1の実施形態〉
始めに、第1の実施形態に係る草取り用挟み具10の構成について、図1ないし図7を用いて説明する。この草取り用挟み具10は、図1および図2に示すように、長尺の帯状に形成された1枚の金属板を曲げ加工および研削加工することにより、全体が長尺の火ばさみ状に曲げ返された形に形成されている。これにより、草取り用挟み具10は、両端が同じ側に向けて曲げられた板ばね部15と、この板ばね部15の各端部から長尺に延びる1対の把持片11と、この各把持片11の各先端から長尺に延びる1対の挟持片13、14と、この各挟持片の各先端に設けられた1組の爪部13A、14Aと、を有した形に形成されている。
上記板ばね部15は、図2に示すように、外力がはたらかない自然状態において、各把持片11および各挟持片13、14ならびに各爪部13A、14Aを拡開させる弾発力を発揮するように形成されている。上記各把持片11は、図2および図7に示すように、作業者92が片手(図7では右手92A)で把持して上記板ばね部15の弾発力に抗して握ることで、互いの間隔を狭めることができるように形成されている。上記各挟持片13、14は、上記各把持片11の間隔が狭められた際に、上記各爪部13A、14Aの間隔を狭めることで、この各爪部13A、14Aの間に草91を挟みこんだ状態に保持する(図7参照)ことができるように形成されている。
上記構成によれば、作業者92は、草取り用挟み具10の各把持片11を握る力を加減することで、地面90Aに生えた草91を除去する草取り作業(図5ないし図7参照)を片手だけで行うことができる。ここで、上記各把持片11と上記各爪部13A、14Aとが上記各挟持片13、14を挟んで離間されていることにより、作業者92は、上記草取り作業を、手を汚すことなく行うことができる。
上記各爪部13A、14Aは、図2ないし図4に示すように、それぞれ線状の端面13B、14Bを有する薄板形状に形成され、かつ、この各端面13B、14Bが互いに向かい合わせとなるように曲げ加工されて形成されている。この各端面13B、14Bは、上述した各把持片11の間隔が狭められた際に、互いに対向した状態に当接するように研削加工されて形成されることで、この各端面13B、14Bの間に草91(図7参照)を挟みこんだ状態に保持することができるようになっている。
上記構成によれば、草取り用挟み具10において、草91を挟みこむ力を上記各端面13B、14Bの間に集中させることができる。これにより、上記草91を保持する保持力を向上させることができる。
ここで、上記各爪部13A、14Aは、図2に示すように、一方の爪部13Aがより大きく曲げ加工されて形成され、他方の爪部14Aがより小さく曲げ加工されて形成されている。爪部13Aを大きく曲げて形成することにより、草取り用挟み具10において外力がはたらかない自然状態での各端面13B、14Bの間隔を狭めて、この各端面13B、14Bの間に草91を挟みこむ際に上述した把持片11の対を握りこむ握り量を減らすことができる。
また、爪部14Aを爪部13Aよりも小さく曲げて形成することにより、各爪部13A、14Aの各端面13B、14Bがずれて上記各爪部13A、14Aが深く噛み合うことを抑えることができる。
上記爪部13Aは、図1および図2に示すように、上記挟持片13から連続して、緩やかなカーブを描くように曲げ加工されて形成されている。これにより、爪部13Aには、図2および図4に示すように、この爪部13Aにおいて挟持片13から上記端面13Bに向かって延びる側縁部13Cから連続して、緩やかに湾曲した凹みをなす掘り起こし部12が形成されている。
ここで、上記側縁部13Cは、上記爪部13Aのカーブに対応した緩やかな曲線形状に形成されて、上記掘り起こし部12に対して面一となるように形成されている。これにより、作業者92は、図6および図7に示すように、上記掘り起こし部12を上記側縁部13Cのある側から土90の中に圧入させて、この土90の中にある草91の根91Aを掘り起こすことができる。
ついで、上述した草取り用挟み具10の使用方法について、図5ないし図9を用いて説明する。ここで、上記草取り用挟み具10は、その全体が各爪部13A、14Aの各端面13B、14Bに沿う方向(図3および図4で見て上下方向)に対称な形状に形成されているため、右手でも左手でも同じように扱うことができる。しかしながら、以下においては、便宜的に作業者92(図5参照)は右利きであって利き手である右手92Aで上記草取り用挟み具10を扱うものとして説明を行う。
また、以下においては、作業者92は土の地面90Aにしゃがんだ状態で、作業者92の前方の地面90A(図5参照)に生えた草91を除去するものとして説明を行う。しかしながら、この作業者92と地面90Aおよび草91との相対位置は、状況に応じて変化されるものである。
上述した草取り用挟み具10を使用して土90に生えた草91を除去する草取り作業を行う際には、作業者92は、まず、図5ないし図7に示すように、その右手92Aで草取り用挟み具10の把持片11の対を把持する。このとき、作業者92は、上記草取り用挟み具10を、板ばね部15が右手92Aの小指側(図5では右下側)を向き、各爪部13A、14Aが右手92Aの親指側(図5では左上側)を向いた状態となるように把持する。
また、上記草取り用挟み具10を把持する右手92Aにおいて、親指は小さく曲げられた爪部14Aがある側の把持片11にかけられ、親指以外の指は大きく曲げられた爪部13Aがある側の把持片11にかけられる。これにより、作業者92に把持される草取り用挟み具10において、上記作業者92が無理な姿勢をしなくても、爪部13Aの端面13Bを作業者92の左側に向けた状態とすることができる。
ついで、作業者92は、図5に示すように、上記草取り用挟み具10をその爪部13Aの端面13Bが作業者92の左側を向くように把持した状態で、この草取り用挟み具10の掘り起こし部12を、除去されるべき草91の近くで、かつ、この草91よりも遠い側(図5では上側)の地面90Aに載置する。そして、作業者92は、草取り用挟み具10をその爪部13Aの端面13Bが上側を向くように傾けることで、上記掘り起こし部12を作業者92の手前下側に向けた状態(すなわち、図6に示す掘り起こし部12の角度状態)とする。
この際、草取り用挟み具10はその全体が長尺に形成されているため、作業者92は、草取り用挟み具10の掘り起こし部12を、楽に作業者92から遠い位置の地面90Aに載置することができる。また、作業者92は、草取り用挟み具10をその各爪部13A、14Aが右手92Aの親指側(図5では左上側)を向いた状態に把持することで、草取り用挟み具10の掘り起こし部12を、楽に除去されるべき草91の近くに載置させることができる。
続いて、作業者92は、図5および図6に示すように、掘り起こし部12が地面90Aに載置された状態の草取り用挟み具10を、地面90Aに向かって押さえつけながら作業者92の手前側(草91が生えている側、図5では下側)に引き寄せる。このとき、地面90Aに載置された掘り起こし部12は、作業者92の手前下側(図6で見て右下側)に向けられているため、地面90Aをかき起こしながら草91の下側にある土90の中に圧入される。
そして、作業者92は、図6および図7に示すように、土90の中に圧入された掘り起こし部12を土90から引き抜くように草取り用挟み具10を動かして、この土90の中にある草91の根91Aを引っ掛けて掘り起こす。このため、作業者92は、上肢の筋力を発揮しやすいものを引く動きにより上記掘り起こし部12を土90の中に圧入させてこの土90の中にある草91の根91Aを掘り起こすことができる。これにより、草取り用挟み具10を用いて草91を根91Aごと掘り起こす作業を、力の弱い作業者にとっても行いやすくすることができる。
ところで、草取り用挟み具10の掘り起こし部12は、上述もしたように、緩やかに湾曲した凹みをなすように形成されている。このため、上述した方法により土90の中にある草91の根91Aを掘り起こすと、図7に示すように、上記草91が上記草取り用挟み具10の掘り起こし部12から抜けて、草取り用挟み具10の爪部13A、14Aの各端面13B、14Bの間に位置される。これにより、作業者92は、上記草取り用挟み具10の把持片11の対を握りこむことで、上記爪部13A、14Aの各端面13B、14Bの間に根91Aが掘り起こされた草91を挟みこんだ状態に保持して、この草91を土90から除去することができる。
ここで、上記草取り用挟み具10において、掘り起こし部12は曲がり量が大きい側の爪部13Aの側縁部13Cから連続するように設けられている。これにより、上記掘り起こし部12が土90の中に位置した状態(図7参照)であっても、上記掘り起こし部12に隣接する側の爪部13Aの端面13Bを土90の上に出して草91を挟みこむことができる。
なお、草取り用挟み具10の使用方法は上述したものに限定されない。すなわち、例えば草取り用挟み具10の掘り起こし部12により草91の根91Aを土90から掘り起こした後に、草取り用挟み具10の全体を一度土90の上に引き抜いてもよい。この場合、作業者92は、把持している草取り用挟み具10を適宜持ち替えることで、この草取り用挟み具10の各爪部13A、14Aに草91を挟みこんだ状態に保持する保持力を向上させることができる。
また、草91の根91Aを掘り起こすことなく草91を草取り用挟み具10の爪部13A、14Aの間に挟みこみ、上記草91を土90から引き抜いて除去してもよい。この場合、図8に示すように、前もって草取り用挟み具10の掘り起こし部12により草91の周囲の土90をかき起こして草91の根91Aを部分的に露出させておくことで、上記草91を土90から引き抜くために必要な引き抜き力を低減させることができる。
〈第2の実施形態〉
続いて、第2の実施形態に係る草取り用挟み具20の構成について、図9ないし図12を用いて説明する。第2の実施形態に係る草取り用挟み具20は、第1の実施形態に係る草取り用挟み具10を変形した実施形態である。したがって、上記第1の実施形態に係る草取り用挟み具10の各構成と共通する構成については、第1の実施形態に係る草取り用挟み具10の各構成に付した符号から、その十の位の数字を「2」に置き換えた符号を付して対応させ、その詳細な説明を省略する。
第2の実施形態の草取り用挟み具20は、図9および図10に示すように、第1の実施形態における掘り起こし部12を、補強部22Aおよびかき分け部22Bを備えた掘り起こし部22に置き換えたものである。
上記補強部22Aは、図10および図11に示すように、爪部23Aから挟持片24とは反対側に向かって突出する1本のビーディングとして形成されている。また、補強部22Aのビーディングは、挟持片23の爪部23A側の端部中央から爪部23Aの中央に向かって延びるように形成されている。
上記構成によれば、土90の中にある草91の根91Aを掘り起こす草取り用挟み具20(図12参照)において、上記土90からの大きな反力がかかる掘り起こし部22が補強部22Aにより補強される。これにより、上記草取り用挟み具20の耐久性を向上させることができる。
上記かき分け部22Bは、図10および図11に示すように、爪部23Aの各側縁部23Cから、この各側縁部23Cと上記掘り起こし部22とに対してそれぞれ面一となるように突出して形成されている。このため、かき分け部22Bは、図12に示すように、上記掘り起こし部22が側縁部23Cのある側から土90の中に圧入された際に、この土90をかき分けるようになっている。
上記構成によれば、土90の中にある草91の根91Aを掘り起こす草取り用挟み具20(図12参照)において、かき分け部22Bが土90をかき分けることで、掘り起こし部22を土90に圧入させる際に掘り起こし部22が土90から受ける反力を低減させることができる。これにより、草取り用挟み具20において掘り起こし部22の損耗を抑えて、上記草取り用挟み具20の耐久性を向上させることができる。また、草取り用挟み具20のかき分け部22Bを爪部23Aの側縁部23Cから突出させて形成することにより、このかき分け部22Bが損耗した場合でも上記草取り用挟み具20を使用できるようにして、この草取り用挟み具20をより長い期間使用に供することができる。
また、かき分け部22Bは、図9ないし図12に示すように、掘り起こし部22の凹みの底に対応する部分(各図面の目印93を参照)で突出量が最大となる弧をなすように形成されている。このため、草取り用挟み具20において、挟持片23を土90の中に深く圧入させることなく掘り起こし部22のかき分け部22Bを土90の中に深く圧入させることができる。これにより、上記草取り用挟み具20を用いて土90の中にある草91の根91Aを掘り起こす作業において、草取り用挟み具20の掘り起こし部22を土90に圧入させる際の抵抗力を低減させて、上記作業を力の弱い作業者にとっても行いやすくすることができる。
なお、上記目印93は、かき分け部22Bの突出の位置を分かり易くするために便宜的に図面に付加したものであり、実際には存在しないものである。
本考案は、上述した第1および第2の実施形態で説明した外観、構成に限定されず、本考案の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、以下のような各種の形態を実施することができる。
(1)草取り用挟み具は、その全体が火ばさみ状に形成されたものに限定されない。すなわち、草取り用挟み具において、貫通孔を挟んで一方側に挟持片、他方側に把持片を備えた棒状部材の対を、その各貫通孔に連通させた要ねじを介して互いに回動可能に連結させた洋ばさみ状の構造を採用することができる。
(2)掘り起こし部を補強する補強部の構造および数ならびに配設位置は上述したものに限定されない。すなわち、掘り起こし部を補強する補強部として、リブ、ヘミング、カーリングなどの任意の補強構造を採用することができ、補強部の数および配設位置は適宜変更することができる。
10 草取り用挟み具
11 把持片
12 掘り起こし部
13 挟持片
13A 爪部
13B 端面
13C 側縁部
14 挟持片
14A 爪部
14B 端面
15 板ばね部
20 草取り用挟み具
21 把持片
22 掘り起こし部
22A 補強部
22B かき分け部
23 挟持片
23A 爪部
23B 端面
23C 側縁部
24 挟持片
24A 爪部
24B 端面
25 板ばね部
90 土
90A 地面
91 草
91A 根
92 作業者
92A 右手
93 目印

Claims (3)

  1. 作業者が片手で把持して使用することができる草取り用挟み具であって、
    前記作業者が前記片手で把持して握ることで互いの間隔を狭めることができる1対の把持片と、
    前記各把持片から一方側に向けて長尺に延びるように形成された1対の挟持片と、
    前記各挟持片の前記一方側の先端にそれぞれ設けられた1対の爪部と、
    土の中に圧入させて当該土の中にある草の根を掘り起こすことができる掘り起こし部と、を備え、
    前記各挟持片は、前記各把持片の間隔が狭められた際に、前記各爪部の間隔を狭めることで、当該各爪部の間に前記草を挟みこんだ状態に保持することができるように形成され、
    前記各爪部は、当該各爪部の各端面が互いに向かい合わせとなるように曲げられて形成され、かつ、前記各爪部のうち一方の曲がり量が他方の曲がり量よりも大きくなるように形成され、
    前記掘り起こし部は、曲がり量が大きい前記一方の前記爪部において、当該爪部が設けられた前記挟持片から前記爪部の前記端面に向かって延びる側縁部から連続するように設けられ、かつ、当該側縁部のある側から前記土の中に圧入されるように構成されていることを特徴とする草取り用挟み具。
  2. 請求項1に記載の草取り用挟み具であって、
    前記掘り起こし部は、当該掘り起こし部を補強する補強部を備えていることを特徴とする草取り用挟み具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の草取り用挟み具であって、
    前記掘り起こし部は、前記爪部の前記側縁部から当該側縁部に沿って突出することで前記土をかき分けることができるかき分け部を備えていることを特徴とする草取り用挟み具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018061441A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 有限会社 サキヤマ 草抜き具

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