JP3178946U - 棺桶 - Google Patents

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Abstract

【課題】強度があり、かつ木材に比べて軽量にでき、また、曲線などの形状に自由に加工することが比較的簡単にでき、更に、印刷による装飾なども簡単にできる棺桶を提供する。
【解決手段】上部が開放された矩形状の箱体2と、当該箱体2上に載置される蓋体3とからなる棺桶であって、箱体2及び蓋体3を紙素材でできたボード資材で形成した。蓋体3は、曲線形状を含む外形輪郭を有する意匠装飾の造作物を取り付けた。
【選択図】図1

Description

本考案は、棺桶に関し、特に、木材を使用せず、環境負荷を少なくでき、また、形状を自由に形成して、商品性豊かなものにできる棺桶に関する。
従来から、遺体を収容する棺桶は、檜、杉などの木材からなる部材で組み立て形成された木製の棺桶が広く使用されてきた。
しかしながら、近年になって、地球資源の保護の観点から、昨今まで木材で作られていたものがプラスチックなどに代替されたり、あるいはリサイクルとして集められた紙製品が段ボール等として再使用されたりしている。そのため、棺桶に関しても、木材を使用しないで、代わりに段ボールなどの紙を使用した棺桶が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような段ボール棺は、木製の棺桶に比べて軽量で燃焼性および加工性に優れるため、環境に優しい埋送品として注目されている。
また、段ボール製の棺桶の強度を高めるために、強化構造にした段ボール棺も提案されている(例えば、特許文献2参照)。更に、近年の段ボール製造技術の進歩により、木材よりも軽く低コストであり、しかも強度も充分な強化段ボール製の棺桶も使用されるようになった。
一方、最近においては、葬儀に荘厳で華やかな雰囲気を演出することを目的に棺桶にも装飾を施すことを要望する依頼者が増えてきた。また、依頼者の嗜好はさらに個性化・多様化が顕著となってきており、そのような要望に対応できるような棺桶も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2007−061486号公報 特開2009−119037号公報 特開2005−102800号公報
しかしながら、上記したような特許文献1及び2の段ボール製の棺桶は、板状の段ボールを折り畳んだり、段ボールの部材を組み立てたりして、箱型(本体や蓋)を形成して棺桶を作っているため、棺桶の形状は、直方体形状またはそれに類似する形状のものに限られ、それ以外の形状に自由に変えることは難しかった。更に、曲線などの形状にすることも難しかった。
また、上記した特許文献3の棺桶は、装飾模様などが印刷されたシートを、木製の棺桶の本体や蓋に貼着しており、木製や紙製の棺桶の本体や蓋の表面に、例えばプリント印刷することはできなかった。また、木製や紙製の棺桶の本体や蓋に、直接、プリント印刷する場合には、表面加工が必要であった。
本考案は、上述した課題を解決するものであり、その目的は、強度があり、かつ木材に比べて軽量にでき、また、曲線などの形状に自由に加工することが比較的簡単にでき、更に、印刷による装飾なども簡単にできる棺桶を提供する。
上記目的を達成するため、第1の観点では、本考案は、上部が開放された矩形状の箱体(2)と、当該箱体(2)上に載置される蓋体(3)とからなる棺桶であって、前記箱体(2)及び前記蓋体(3)を紙素材でできたボード資材で形成したことを特徴とする棺桶を提供する。
上記第1の観点による棺桶では、強度があり、かつ木材に比べて軽量にできる。
第2の観点では、本考案は、前記第1の観点による棺桶において、前記蓋体は、曲線形状を含む外形輪郭を有する意匠装飾の造作物を取り付けたことを特徴とする。これにより、曲線形状を有する意匠形状に自由に加工することができ、また、葬儀に華やかな雰囲気を演出することができる。
第3の観点では、本考案は、前記第1の観点による棺桶において、前記箱体は、曲線形状を含む外形輪郭を有し、前記蓋体は、前記箱体の外形輪郭に合わせた外形輪郭を有し、上面に意匠装飾を施したことを特徴とする。これにより、曲線形状を有する意匠形状に自由に加工することができ、また、葬儀に華やかな雰囲気を演出することができる。
第4の観点では、本考案は、前記第1の観点による棺桶において、前記箱体が収まる空間を有する形状で、かつ、前記箱体の周囲に意匠装飾を施す周囲造作物を更に備え、前記周囲造作物を紙素材でできたボード資材で形成したことを特徴とする。これにより、曲線形状を有する意匠形状に自由に加工することができ、また、葬儀に華やかな雰囲気を演出することができる。
第5の観点では、本考案は、前記第1の観点による棺桶において、前記箱体は、外面に画像を印刷し、前記蓋体は、上面に装飾物を取り付けたことを特徴とする。これにより、簡単に画像などを印刷でき、また、葬儀に華やかな雰囲気を演出することができる。
第6の観点では、本考案は、前記第1ないし前記第5のいずれかの観点による棺桶において、前記ボード資材は、リボード(RE―BOARD)(登録商標)であることを特徴とする。これにより、強度があり、かつ木材に比べて軽量で、かつ立体的な曲線を有する意匠形状に自由に加工にすることができ、また、特別な表面加工を施すことなく簡単に画像などを印刷できる。
本考案によれば、強度があり、かつ木材に比べて軽量にでき、また、曲線などの形状に自由に加工することが比較的簡単にでき、更に、印刷による装飾なども簡単にできる。
本考案の第1実施形態に係る棺桶を示す外観斜視図である。 本考案の第2実施形態に係る棺桶を示す外観斜視図である。 本考案の第3実施形態に係る棺桶を示す外観斜視図である。 本考案の第4実施形態に係る棺桶を示す外観斜視図である。 本考案の第5実施形態に係る棺桶を示す外観斜視図である。 本考案の第6実施形態に係る棺桶を示す外観斜視図である。 本考案の第7実施形態に係る棺桶を示す外観斜視図である。 本考案の第8実施形態に係る棺桶を示す外観斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本考案の実施形態について詳細に説明する。なお、本考案の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本考案の実施形態の記載をもって、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の内容を限定するものではない。
[第1実施形態]
図1は本考案の第1実施形態に係る棺桶を示す外観斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る棺桶1は、上部が開放された矩形状の箱体2と、箱体2上に載置される蓋体3とからなる。蓋体3の前側上部には小窓4が設けられる。この小窓4には観音扉が取り付けられ、これらの扉を開くことで棺桶の内部が覗けるようになっている。
棺桶1の寸法は、例えば、長さが205cm、幅が63cm、箱体2と蓋体3を含めた高さが60cmである。
箱体2及び蓋体3は、紙素材でできたボード資材により形成される。ボード資材としては、例えば、板厚10〜20mm程度のRE―BOARD(リボード)(登録商標)と呼ばれる100%紙資材ができたリサイクル資材(例えば、Stora Enso社製)が採用される。
このリボード(登録商標)資材は、100%紙素材でできたボード素材であり、以下の特性を有する。
(1)丈夫な素材:
段ボールに比べ、人が乗ってもつぶれないほどの強度があり、耐水性や耐熱性に優れている。
(2)軽量な素材:
木材に比べて軽量であり、搬送も楽で、搬送コストの削減にもつながる。また、この素材を使った箱などの組み立てが楽にできる。
(3)デザイン・形状が自由自在:
紫外線(UV)硬化インクを使用したインクジェット・プリンタを使って素材に任意のデザイン型を印刷し、それをカッティングマシンを使って印刷した型の形状に自由に加工することができる。
(4)耐湿・耐久性・印刷適性:
耐湿・耐久性が高く、反りもほとんど発生しなく、環境変化の激しい場所に長期間保管しても、高い安定性がある。また、両面が平らであり、白い平面部分(ライナー)を有しているので、各種の溶剤系やUV系インクを使用したインクジェット・プリンタに対して高い印刷適性がある。
(5)環境に優しい:
紙や段ボールと同様に、100%紙素材から作られたリサイクル資材である。また、環境に害を及ぼす加工物を材料、及び製造工程において一切使用していないので、燃焼しても有毒物質が発生しない。また、人体に害がある化学物質も含まれていないので、人にも環境にも優しい。
棺桶1の表面には、必要に応じて、布やフィルムなどの化粧シートが貼り付けられる。このような化粧仕上げを施すことで、ボード素材そのままの表面の色や断面が隠れて棺桶の外観が高級感のあるものに仕上がる。
上記のように、第1実施形態に係る棺桶1は、リボード(登録商標)資材のような紙素材でできたボード資材により形成することにより、強度があり、かつ木材に比べて軽量にできる。
[第2実施形態]
次に、添付図面を参照して本考案に係る棺桶の第2実施形態を説明する。なお、図面の説明において第1実施形態と同一の要素には同一符号を付し、その重複した説明は省略する。
図2は、第2実施形態に係る棺桶1Aを示す外観斜視図である。
図2に示すように、本実施形態に係る棺桶1Aは、第1実施形態と同様の箱体2と、上面に任意の意匠装飾を施した蓋体3Aとからなる。蓋体3Aは、第1実施形態の蓋体3と同様に、紙素材でできたボード資材により形成される。
蓋体3Aに施す装飾意匠は、例えば、紫陽花や葉などの曲線形状を含む外形輪郭を有し、紫陽花や葉などの表面形状を造作した意匠装飾の造作物5からなり、この造作物5が蓋体3Aの上面に貼り付けられる。
造作物5は、リボード(登録商標)などのボード資材を用いて造作し、小窓4の部分を塞がないように、小窓4の部分に開口が開けられている。更に、造作物5の表面には、紫陽花や葉などのカラー画像をインクジェット・プリンタを使って印刷したり、あるいは、紫陽花や葉などの絵を手書きで着色描画してもよい。
また、造作物5は、矩形状の箱体2の外周側面よりも外側にはみ出た部分が取り外せるようにする。このように取り外せるようにすることで、葬儀において、納棺から火葬の時に、はみ出た造作物5が邪魔にならないようにする。
上記したように、第2実施形態に係る棺桶1Aは、リボード(登録商標)資材のような紙素材でできたボード資材により形成することにより、強度があり、かつ木材に比べて軽量で、かつ曲線形状を有する意匠形状に自由に加工することができ、また、特別な表面加工を施すことなく簡単にカラー画像などを印刷でき、更に、蓋体3Aの上面に造作物5を貼り付けて装飾することにより、葬儀に華やかな雰囲気を演出することができる。
[第3実施形態]
次に、添付図面を参照して本考案に係る棺桶の第3実施形態を説明する。
図3は、第3実施形態に係る棺桶1Bを示す外観斜視図である。
図3に示すように、本実施形態に係る棺桶1Bは、上部が開放され、曲線形状を含む外形輪郭を有する箱体2Bと、この箱体2Bの外形輪郭に合わせた外形輪郭を有する意匠装飾を施した蓋体3Bとからなる。蓋体3Bの前側上部には丸形小窓7が設けられる。箱体2B及び蓋体3Bは、第1実施形態の箱体2及び蓋体3と同様に、紙素材でできたボード資材により形成される。
箱体2Bは、遺体(人)を収容できる大きさ(例えば、長さ170〜200cm程度、幅50〜70cm程度、高さ40〜60cm程度)の内部容量(矩形状空間)を確保した範囲で、その周囲部分の外形輪郭が立体的な曲線を有する意匠形状に加工されて形成された箱である。具体的には、矩形状の箱体の外周側面に、立体的な曲線を有する意匠形状の部材を取り付けている。
蓋体3Bは、この箱体2Bの立体的な曲線に合わせた外形輪郭を有する。蓋体3Aに施す装飾意匠は、例えば、紫陽花や葉などの曲線形状を含む輪郭形状を有し、紫陽花や葉などの表面形状を造作した意匠装飾の造作物6からなり、この造作物6が蓋体3Bの上面に貼り付けられる。
造作物6は、リボード(登録商標)などのボード資材を用いて造作し、丸形小窓7の部分を塞ないように、丸形小窓7の部分に丸形の開口が開けられている。更に、造形物6の表面には、紫陽花や葉などのカラー画像をインクジェット・プリンタを使って印刷したり、あるいは、紫陽花や葉などの絵を手書きで着色描画してもよい。
また、丸形小窓4Aの上面には、丸形小窓7の観音扉の開閉の邪魔にならないようにして、造作物6と同種の造作、例えば、紫陽花の造花を貼り付けたり、あるいは、紫陽花のカラー画像の印刷または紫陽花の絵の手書き着色描画を施したりして、丸形小窓7の部分が、その周りの造作物6と外観的(意匠的)に同化するようにして、丸形小窓7がその周りと同じようにする。
また、箱体2Bのうち、矩形状の箱体の外周側面に取り付けた立体的な曲線を有する意匠形状の部材と、蓋体3Bのうち、矩形状の箱体の外周側面よりも外側にはみ出た部分が取り外せるようにする。このように取り外せるようにすることで、葬儀において、納棺から火葬の時、はみ出た部分が邪魔にならないようにする。
上記したように、第3実施形態に係る棺桶1Bは、リボード(登録商標)資材のような紙素材でできたボード資材により形成することにより、強度があり、かつ木材に比べて軽量で、かつ立体的な曲線を有する意匠形状に自由に加工することができ、また、特別な表面加工を施すことなく簡単にカラー画像を印刷でき、更に、箱体2Bを立体的な曲線を有する意匠形状にし、蓋体3Bの上面に造作物6を貼り付けて装飾することにより、葬儀に華やかな雰囲気を演出するようにいる。
[第4実施形態]
次に、添付図面を参照して本考案に係る棺桶の第4実施形態を説明する。なお、図面の説明において第1実施形態と同一の要素には同一符号を付し、その重複した説明は省略する。
図4は、第4実施形態に係る棺桶1Cを示す外観斜視図である。
図4に示すように、本実施形態に係る棺桶1Cは、第1実施形態と同様の箱体2及び蓋体3と、箱体2がすっぽり収まる空間を有する形状で、かつ、箱体2の周囲に意匠装飾を施す周囲造作物8とからなる。周囲造作物8は、リボード(登録商標)などのボード資材を用いて造作したもので形成される。
周囲造作物8は、周囲部分の輪郭形状が立体的な曲線を有する意匠形状に自由に加工されて形成され、上面に装飾物を造作したもので、例えば、紫陽花や葉などの輪郭形状に加工され、紫陽花や葉などの表面形状を造作している。
周囲造作物8は、リボード(登録商標)などのボード資材を用いて造作し、その表面には、紫陽花や葉などのカラー画像をインクジェット・プリンタを使って印刷したり、あるいは、紫陽花や葉などの絵を手書きで着色描画してもよい。
また、蓋体3の上面には、周囲造作物8の装飾物(例えば、紫陽花や葉などの造作)と一体の装飾(絵柄)になるようなカラー画像9を、インクジェット・プリンタを使って印刷したり、あるいは、絵を手書きなどで着色描画してもよい。
また、周囲造作物8は、適宜、箱体2及び蓋体3の部分(本来の棺桶部分)から取り外せるようにする。このように取り外せるようにすることにより、葬儀において、納棺から火葬の時、周囲造作物8が邪魔にならないようにする。
上記したように、第4実施形態に係る棺桶1Cは、リボード(登録商標)資材のような紙素材でできたボード資材により形成することにより、強度があり、かつ木材に比べて軽量で、かつ立体的な曲線を有する意匠形状に自由に加工することができ、また、特別な表面加工を施すことなく簡単にカラー画像などを印刷でき、更に、箱体2を周囲造作物8に収めて、箱体2の周囲を周囲造作物8が囲むようにして装飾することにより、葬儀に華やかな雰囲気を演出することができる。
[第5実施形態]
次に、添付図面を参照して本考案に係る棺桶の第5実施形態を説明する。なお、図面の説明において第1実施形態と同一の要素には同一符号を付し、その重複した説明は省略する。
図5は、第5実施形態に係る棺桶1Dを示す外観斜視図である。
図5に示すように、本実施形態に係る棺桶1Dは、周辺側面にカラー画像10の印刷を施した矩形状の箱体2Dと、この箱体2D上に載置され、花などの立体的な装飾物を取り付けた蓋体3Dとからなる。箱体2D及び蓋体3Dは、第1実施形態の箱体2及び蓋体3と同様に、紙素材でできたボード資材により形成される。
蓋体3Dは、図6示すように、上面に多数の穴11を設けており、その穴11に故人が好きだった花(生花あるいは造花)などの装飾物12が差し込めるようになっている。
箱体2Dに周辺側面に印刷するカラー画像10は、蓋体3Dの上面の装飾(例えば、薔薇の造花)に合った絵柄画像(例えば、薔薇の画像)や写真画像として、全体的に一体となった内容の装飾とするとよい。
上記したように、第5実施形態に係る棺桶1Dは、リボード(登録商標)資材のような紙素材でできたボード資材により形成することにより、強度があり、かつ木材に比べて軽量にでき、また、特別な表面加工を施すことなく簡単にカラー画像などを印刷でき、更に、蓋体3Aの上面に造作物5を貼り付け、箱体2Dに周辺側面に造作物5と一体となった内容のカラー画像10を印刷して装飾することにより、葬儀に華やかな雰囲気を演出することができる。
[第6実施形態]
次に、添付図面を参照して本考案に係る棺桶の第6実施形態を説明する。なお、図面の説明において第1実施形態と同一の要素には同一符号を付し、その重複した説明は省略する。
図7は、第6実施形態に係る棺桶1Eを示す外観斜視図である。
図7に示すように、本実施形態に係る棺桶1Eは、缶ビールのような略円柱形の外形状に加工されて形成されており、円柱の両側の円部分を略半分に分割した一方の半円柱部分で構成した箱体2Eと、他方の半円柱部分で構成した蓋体3Eとからなる。箱体2E及び蓋体3Eは、第1実施形態の箱体2及び蓋体3と同様に、紙素材でできたボード資材により形成される。
箱体2Eは、上部が開放され、図1に示す第1実施形態の棺桶1を収納できる空間を有する箱になっていて、その底面は、箱体2Eを安定して載置できるように、脚部材を取り付けたり、あるいは、円柱の一部を切り欠いた平面部分を設けたりしている。蓋体3Eは、箱体2Eの側端部に、蝶番(ヒンジ)により開閉自在に取り付けられている。
箱体2E及び蓋体3Eの外表面には、例えば、缶ビールの外周側面に施されるようなカラー画像(絵柄)や、缶ビールの開け口(プルトップ)の写真画像13などを印刷してもよい。
なお、棺桶1Eの外形状は、缶ビールのような略円柱形に限らず、例えば、サメのような魚形の外形状や、キャラクター人形のような人型の外形状でも、故人が生前に好んだ形態のものにしてもよい。
上記したように、第6実施形態に係る棺桶1Eは、リボード(登録商標)資材のような紙素材でできたボード資材により形成することにより、強度があり、かつ木材に比べて軽量で、かつ略円柱形などの立体的な曲線を有する意匠形状に自由に加工することができ、また、特別な表面加工を施すことなく簡単にカラー画像などを印刷でき、更に、缶ビール・魚形・人型のような各種の外形状にすることにより、依頼者の要望や故人の好みに合わせた形状にすることができる。
[第7実施形態]
次に、添付図面を参照して本考案に係る棺桶の第7実施形態を説明する。なお、図面の説明において第1実施形態と同一の要素には同一符号を付し、その重複した説明は省略する。
図8は、第7実施形態に係る棺桶1Fを示す外観斜視図である。
図8に示すように、本実施形態に係る棺桶1Fは、矩形状の箱体2Fと、箱体2F上に載置される蓋体3Fとからなる。箱体2F及び蓋体3Fは、第1実施形態の箱体2及び蓋体3と同様に、紙素材でできたボード資材により形成される。
箱体2Fの側面や蓋体3Fの上面には、立方体(キューブ)状の装飾物14を貼り付けて、モザイクアートのような立体的形状の装飾を施す。この装飾物14は、リボード(登録商標)などのボード資材を用いて造作する。
なお、装飾物14を貼り付ける箱体2Fや蓋体3Fは、矩形状に限らず、魚形や人型のような各種の外形状にしてもよい。
上記したように、第7実施形態に係る棺桶1Fは、リボード(登録商標)資材のような紙素材でできたボード資材により形成することにより、強度があり、かつ木材に比べて軽量にでき、また、立体的形状の装飾を施すことにより、葬儀に華やかな雰囲気を演出することができる。
<変形例>
なお、棺桶の形状は、上記した第1ないし第7実施形態に限らず、その他の様々な形態とすることができる。
例えば、犬、猫、モルモット、フェレット、鳥などの小動物(ペット)の遺体用に、棺桶のサイズを小さくしたりして、また、各小動物(ペット)用にデザインされた形状(例えば、各小動物の形など)や装飾(例えば、各小動物の写真画像を印刷するなど)を施すようにしてもよい。
また、紙素材でできたボード資材は、リボード(登録商標)資材に限らず、強度があり、かつ軽量で、自由な加工ができ、高い印刷適性があるといった特性と同様の特性を有する資材であればよい。
以上のように、本考案の棺桶によれば、強度があり、かつ木材に比べて軽量で、かつ曲線形状を有する意匠形状に自由に加工することができ、また、簡単に画像などを印刷でき、更に、葬儀に華やかな雰囲気を演出することができる。
本考案に係る棺桶は、遺体を収容する棺としてとして有用である。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F 棺桶
2,2B,2D,2E,2F 箱体
3,3A,3B,3D,3E,3F 蓋体
4 小窓
5,6 造作物
7 丸形小窓
8 周囲造作物
9,10 カラー画像
11 穴
12 装飾物
13 写真画像
14 装飾物

Claims (6)

  1. 上部が開放された矩形状の箱体と、当該箱体上に載置される蓋体とからなる棺桶であって、
    前記箱体及び前記蓋体を紙素材でできたボード資材で形成したことを特徴とする棺桶。
  2. 前記蓋体は、曲線形状を含む外形輪郭を有する意匠装飾の造作物を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の棺桶。
  3. 前記箱体は、曲線形状を含む外形輪郭を有し、前記蓋体は、前記箱体の外形輪郭に合わせた外形輪郭を有し、上面に意匠装飾を施したことを特徴とする請求項1に記載の棺桶。
  4. 前記箱体が収まる空間を有する形状で、かつ、前記箱体の周囲に意匠装飾を施す周囲造作物を更に備え、
    前記周囲造作物を紙素材でできたボード資材で形成したことを特徴とする請求項1に記載の棺桶。
  5. 前記箱体は、外面に画像を印刷し、前記蓋体は、上面に装飾物を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の棺桶。
  6. 前記ボード資材は、リボード(RE―BOARD)(登録商標)であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の棺桶。
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