JP3178880B2 - 新規なインドール誘導体およびその塩 - Google Patents

新規なインドール誘導体およびその塩

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、癌細胞に対する強い殺
細胞作用を発揮する新規なインドール誘導体およびその
塩に関するものであり、詳細には、 一般式[1]
【化4】 「式中、R1は、水素原子、保護されていてもよいカル
ボキシル基または置換されていてもよい低級アルキル、
アルケニル、シクロアルキル、アリール、アシルもしく
は複素環式基から選ばれる一つ以上の基を;R2は、水
素原子、カルバモイル基または置換されていてもよい低
級アルキル、アリール、アルアルキルもしくはアシル基
を;R3は、水素原子、ハロゲン原子、保護されていて
もよいヒドロキシル基または置換されていてもよい低級
アルキル、アルケニル、シクロアルキルもしくはアリー
ル基から選ばれる一つ以上の基を;Yは、結合手または
低級アルキレン基を;Zは、ハロゲン原子、保護されて
いてもよいヒドロキシル基または式
【化5】 (式中、R4およびR5は、同一もしくは異なって、水素
原子、アミノ保護基または置換されていてもよい低級ア
ルキル、シクロアルキル、アルアルキル、アシルもしく
はアリール基を示す。あるいはR4およびR5は、それら
が結合する窒素原子と一緒になって、置換されていても
よい含窒素複素環式基を形成してもよい。)で表わされ
る基またはトリアルキルアンモニオ基を;また、式
【化6】 (式中、YおよびZは、それぞれ、上記と同じ意味を有
する。)で表わされる基は、インドール骨格の[4,
5]位または[5,6]位に結合しているものであ
る。」で表わされるインドール誘導体およびその塩に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インドール誘導体は、種々知られ
ているが、インドール骨格の[4,5]位または[5,
6]位に式
【化7】 (式中、YおよびZは、それぞれ、前記と同じ意味を有
する。)で表わされる基が結合する化合物は、全く知ら
れていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在、優れた抗腫瘍効
果を発揮し、かつ副作用の少ない制癌剤の開発が望まれ
ている。そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、
一般式[1]で表わされる新規な化合物を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、各種化合物を探索していたところ、
一般式[1]のインドール誘導体が優れた抗腫瘍効果を
発揮し、制癌剤として極めて有用であることを見出し、
本発明を完成した。
【0005】以下、本発明について詳細に説明する。本
明細書において、特にことわらない限り、ハロゲン原子
とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原
子を;低級アルキル基とは、たとえば、メチル、エチ
ル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル、te
rt-ブチルまたはペンチルなどのC1-5アルキル基を;低
級アルコキシ基とは、低級アルキル−O−基を;アルケ
ニル基とは、たとえば、ビニル、アリル、ブテニル、デ
セニル、ヘキサデセニル、ヘプタデセニルまたはオクタ
デセニルなどのC2-22アルケニル基を;低級アルキレン
基とは、たとえば、メチレン、エチレン、プロピレン、
トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレンまたは
1−メチルトリメチレンなどのC1-5アルキレン基を;
アリール基とは、フェニル、トリルまたはナフチル基
を;アシル基とは、たとえば、ホルミル、アセチル、プ
ロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソ
バレリル、ピバロイルまたはヘキサノイルなどのC1-6
アルカノイル基およびベンゾイル 、トルオイルまたは
ナフトイルなどのアロイル基を;アシルオキシ基とは、
アシル−O−基を;シクロアルキル基とは、たとえば、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたは
シクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキル基を;アル
アルキル基とは、アリール−低級アルキル基を;低級ア
ルキルスルホニルオキシ基とは、低級アルキル−SO3-
基を;アリールスルホニルオキシ基とは、アリール−S
3−基を;低級アルコキシスルホニルオキシ基とは、
低級アルキル−OSO3−基を;複素環式基とは、たと
えば、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モ
ルホリニル、チエニル、フリル、チアゾリル、ピロリ
ル、ピラゾリル、ピリジル、テトラヒドロピリジル、ピ
リダジニルまたはピラジニルなどの該環を構成する異項
原子として酸素、硫黄および窒素原子から選択された1
つ以上の異項原子を含有する5員または6員の複素環式
基を;トリアルキルアンモニオ基とは、たとえば、トリ
メチルアンモニオ、トリエチルアンモニオ、ジメチルエ
チルアンモニオ、ジエチルメチルアンモニオ、トリ−n-
プロピルアンモニオまたはトリブチルアンモニオなどの
トリ−C1-4アルキルアンモニオ基を意味する。
【0006】R1における低級アルキル、アルケニル、
シクロアルキル、アリール、アシルまたは複素環式基お
よびR2における低級アルキル、アリール、アルアルキ
ルまたはアシル基並びにR3における低級アルキル、ア
ルケニル、シクロアルキル、またはアリール基並びにR
4およびR5における低級アルキル、シクロアルキル、ア
ルアルキル、アシルまたはアリール基、さらにはR4
よびR5がそれらが結合する窒素原子と一緒になって形
成する含窒素複素環式基の置換基としては、ハロゲン原
子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、シクロアルキ
ル基、アリール基、アルアルキル基、保護されていても
よいヒドロキシもしくはアミノ基または複素環式基が挙
げられる。また、Zにおける含窒素複素環式基として
は、たとえば、アゼチジニル、イミダゾリル、ピロリジ
ニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、ト
リアゾリルまたはテトラゾリルなどの4員、5員または
6員の含窒素複素環式基が挙げられる。
【0007】また、式
【化8】 (式中、YおよびZは、それぞれ、前記と同じ意味を有
する。)で表わされる基は、インドール骨格の[4,
5]位または[5,6]位に結合しており、具体的に
は、つぎのものを意味する。
【化9】
【化10】 「式中、R1、R2、R3、YおよびZは、それぞれ、前
記と同じ意味を有する。」なお、後述する製造法の説明
においても、インドール骨格に結合する基(すなわち、
ピロール環を形成する基)が記載されているが、それら
の基は上記同様インドール骨格の[4,5]位または
[5,6]位に結合していることを意味する。
【0008】また、上記した保護されていてもよいアミ
ノ、カルボキシルおよびヒドロキシル基の保護基として
は、当該分野で通常知られている保護基が挙げられ、具
体的にはプロテクティブ・グループス・イン・オーガニ
ック・シンセシス[Protective Groups in Organic Syn
thesis:セオドラ・ダブリュー・グリーン(Theodora.
W.Green)著、(1981年)、ジョン・ウィリー・アンド・
サンズ社(John Wiley& Sons,Inc.)]および特公昭60-
52755号などに記載されている各保護基が挙げられる。
【0009】一般式[1]のインドール誘導体の塩とし
ては、通常知られているアミノ基などの塩基性基または
ヒドロキシルもしくはカルボキシル基などの酸性基にお
ける塩を挙げることができる。塩基性基における塩とし
ては、たとえば、塩酸、臭化水素酸および硫酸などの鉱
酸との塩;酒石酸、ギ酸、クエン酸、トリクロロ酢酸お
よびトリフルオロ酢酸などの有機カルボン酸との塩;並
びにメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエ
ンスルホン酸、メシチレンスルホン酸およびナフタレン
スルホン酸などのスルホン酸との塩などを、また、酸性
基における塩としては、たとえば、ナトリウムおよびカ
リウムなどのアルカリ金属との塩;カルシウムおよびマ
グネシウムなどのアルカリ土類金属との塩;アンモニウ
ム塩;並びにトリメチルアミン、トリエチルアミン、ト
リブチルアミン、ピリジン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、ジ
エチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、プロカイン、
ジベンジルアミン、N−ベンジル−β−フェネチルアミ
ン、1−エフェナミンおよびN,N’−ジベンジルエチ
レンジアミンなどの含窒素有機塩基との塩などを挙げる
ことができる。
【0010】さらに一般式[1]の化合物が分子内にト
リアルキルアンモニオ基を有する場合、それらの基は、
ハロゲンアニオン;低級アルキルスルホニルオキシアニ
オン;または低級アルキル基もしくはハロゲン原子など
で置換されていてもよいアリールスルホニルオキシアニ
オンなどと塩を形成していてもよい。また、一般式
[1]の化合物およびその塩において、異性体(たとえ
ば、光学異性体、幾何異性体、互変異性体など)が存在
する場合、本発明は、それらすべての異性体を包含し、
また、すべての水和物、溶媒和物および結晶形をも包含
するものである。
【0011】つぎに、本発明化合物の製造法について説
明する。本発明の一般式[1]のインドール誘導体また
はその塩は、自体公知の方法またはそれらを適宜組み合
わせることによって、たとえば、以下に示す各製造ルー
トにしたがって製造することができる。
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【0012】「式中、R1、R2、R3、YおよびZは、
それぞれ、前記したと同じ意味を有し;R1aおよびR1b
は、水素原子または前述したR1と同様の保護されてい
てもよいカルボキシル基または置換されていてもよい低
級アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリールも
しくは複素環式基を;R1cは、前述したR1と同様の保
護されていてもよいカルボキシル基または置換されてい
てもよいアシル基を;R2aは、前述したR2と同様のカ
ルバモイル基または置換されていてもよい低級アルキ
ル、アリール、アルアルキルもしくはアシル基を;R6
は、水素原子または置換されていてもよいアリール基
を;R7は、水素原子、低級アルキル基またはヒドロキ
シル基を;Dは脱離基を、それぞれ示す。」
【0013】Dの脱離基としては、脱離基として通常知
られているハロゲン原子、アシルオキシ基、アリールス
ルホニルオキシ基または低級アルコキシスルホニルオキ
シ基などが挙げられる。R6における置換されていても
よいアリール基の置換基としては、ハロゲン原子、低級
アルキル基、低級アルコキシ基またはニトロ基などが挙
げられる。ついで、一般式[1]の化合物の製法を前述
の製造ルートにしたがって、各工程についてさらに詳細
に説明する。
【0014】製法1 一般式[1a]の化合物は、一般式[2]の化合物を溶
媒の存在下または不存在下、一般式[3]の化合物と反
応させることによって得ることができる。この反応は、
自体公知の方法、たとえば、オーガニック・シンセシー
ズ(Organic Synthesis)Col.Vol.5、第973〜975頁記載の
方法またはこれに準じた方法にしたがって実施すること
ができる。この反応で使用される溶媒としては、反応に
悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されないが、
たとえば、ベンゼン、トルエンおよびキシレンなどの芳
香族炭化水素類;クロロホルム、塩化メチレンおよびク
ロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;テトラヒドロ
フランおよびジオキサンなどのエーテル類;N,N−ジ
メチルホルムアミドおよびN,N−ジメチルアセトアミ
ドなどのアミド類;ヘキサメチルホスホルアミドのよう
なホスホルアミド類;並びにジメチルスルホキシドのよ
うなスルホキシド類などの溶媒が挙げられ、また、これ
らの溶媒を一種または二種以上混合して使用してもよ
い。また、この反応は、一般式[3]の化合物が無機酸
または有機酸との塩である場合には、塩基の存在下に行
うこともできる。この反応で必要に応じて用いられる塩
基としては、たとえば、炭酸水素アルカリ、炭酸アルカ
リもしくは水酸化アルカリなどの無機塩基;またはトリ
エチルアミン、トリプロピルアミンもしくはトリブチル
アミンなどの有機塩基などが挙げられる。一般式[3]
の化合物の使用量は、一般式[2]の化合物に対して等
モル以上、好ましくは、1.0〜6.0倍モルである。また、
必要に応じて用いられる塩基の使用量は、一般式[2]
の化合物に対して等モル以上である。反応温度および反
応時間は、特に限定されないが、通常、20〜150℃で、1
0分〜10時間実施すればよい。
【0015】製法2 一般式[1a']の化合物は、一般式[4]の化合物を溶
媒の存在下または不存在下、一般式[3]の化合物と反
応させることによって得ることができる。この反応で使
用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないもの
であれば特に限定されないが、たとえば、ベンゼン、ト
ルエンおよびキシレンなどの芳香族炭化水素類;テトラ
ヒドロフランおよびジオキサンなどのエーテル類;N,
N−ジメチルホルムアミドおよびN,N−ジメチルアセ
トアミドなどのアミド類;ヘキサメチルホスホルアミド
のようなホスホルアミド類;ジメチルスルホキシドのよ
うなスルホキシド類;並びにピリジンなどの溶媒が挙げ
られ、また、これらの溶媒を一種または二種以上混合し
て使用してもよい。また、この反応は、一般式[3]の
化合物を溶媒として使用してもよい。一般式[3]の化
合物の使用量は、一般式[4]の化合物に対して等モル
以上、好ましくは、1.0〜20倍モルである。また、反応
温度および反応時間は、特に限定されないが、通常、50
〜150℃で、10分〜10時間実施すればよい。
【0016】製法3 一般式[1b]の化合物は、一般式[5]の化合物を溶
媒の存在下または不存在下、一般式[6]の化合物と反
応させることによって、中間体である一般式[7a]の
化合物(ヒドラゾン体)を経由して得ることができる。
この反応は、通常フィッシャー(Fischer)のインドール
合成と呼ばれ、自体公知の方法、たとえば、新実験化学
講座(日本化学会編、丸善株式会社)、第14巻[IV]、
第1957〜1960頁記載の方法またはこれに準じた方法にし
たがって実施することができる。この反応で使用される
溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば
特に限定されないが、たとえば、メタノール、エタノー
ル、プロパノールおよびブタノールなどのアルコール
類;ベンゼン、トルエンおよびキシレンなどの芳香族炭
化水素類;並びに酢酸などが挙げられ、また、これらの
溶媒を一種または二種以上混合して使用してもよい。ま
た、この反応は、酸の存在下に行うこともできる。この
反応で必要に応じて用いられる酸としては、たとえば、
塩酸、硫酸、リン酸もしくはポリリン酸などの無機酸;
塩化亜鉛などのルイス酸;ギ酸、酢酸もしくはトリクロ
ロ酢酸などの有機カルボン酸;またはメタンスルホン
酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸もしく
はメシチレンスルホン酸などのスルホン酸類などが挙げ
られる。一般式[6]の化合物の使用量は、一般式
[5]の化合物に対して等モル以上、好ましくは、1.0
〜3.0倍モルである。また、必要に応じて用いられる酸
の使用量は、一般式[5]の化合物に対して等モル以上
である。反応温度および反応時間は、特に限定されない
が、通常、20℃〜200℃で、5分〜48時間実施すればよ
い。また、中間体である一般式[7a]の化合物を単離
することもできるが、単離せず、同一反応系内で一般式
[1b]の化合物に変換させてもよい。
【0017】製法4 一般式[1c]の化合物は、一般式[8]の化合物をジ
アゾ化してジアゾニウム塩とした後、一般式[9]の化
合物と反応させることによって、中間体である一般式
[7b]の化合物(ヒドラゾン体)を経由して得ること
ができる。一般式[8]の化合物をジアゾニウム塩とし
た後、一般式[9]の化合物と反応させて、一般式[7
b]の化合物を得る反応は、通常、ジャップ・クリング
マン反応(Japp-klingemann Reaction)と呼ばれ、自体公
知の方法、たとえば、オーガニック・リアクションズ(O
rganic Reactions),第10巻、第2章記載の方法またはこ
れに準じた方法にしたがって実施することができる。ま
た、中間体である一般式[7b]の化合物を一般式[1
c]の化合物に変換する反応は、製法3で説明したと同
じ文献またはそれらに準じた方法にしたがって実施する
ことができる。また、中間体である一般式[7b]の化
合物を単離することもできるが、単離せず、同一反応系
内で一般式[1c]の化合物に変換させてもよい。
【0018】製法5 一般式[1d]の化合物は、一般式[1a]、[1a']、
[1b]または[1c]の化合物を溶媒の存在下または不
存在下、一般式[10]の化合物と反応させることによっ
て得ることができる。この反応で使用される溶媒として
は、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定さ
れないが、たとえば、クロロホルム、塩化メチレンおよ
びジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;テトラ
ヒドロフランおよびジオキサンなどのエーテル類;トル
エンおよびキシレンなどの芳香族炭化水素類;アセトニ
トリルおよびプロピオニトリルなどのニトリル類;N,
N−ジメチルホルムアミドおよびN,N−ジメチルアセ
トアミドなどのアミド類;ヘキサメチルホスホルアミド
のようなホスホルアミド類;並びにジメチルスルホキシ
ドのようなスルホキシド類などの溶媒が挙げられ、ま
た、これらの溶媒を一種または二種以上混合して使用し
てもよい。また、この反応は、塩基の存在下に行うこと
もできる。この反応で必要に応じて用いられる塩基とし
ては、たとえば、炭酸水素アルカリもしくは水酸化アル
カリなどの無機塩基;トリエチルアミン、トリプロピル
アミンもしくはトリブチルアミンなどの有機塩基;また
は水素化ナトリウムなどが挙げられる。一般式[10]の
化合物の使用量は、一般式[1a]、[1a’]、[1
b]または[1c]の化合物に対して等モル以上、好まし
くは、1.0〜3倍モル以上である。また、必要に応じて用
いられる塩基の使用量は、一般式[1a]、[1a’]、
[1b]または[1c]の化合物に対して等モル以上であ
る。反応温度および反応時間は、特に限定されないが、
通常、10〜140℃で、10分〜48時間実施すればよい。上
で述べた製造法における一般式[2]、[3]、
[4]、[5]、[6]、[7]、[8]、[9]、
[10]、[1a]、[1a’]、[1b]および[1c]の
化合物において、塩を形成しうる場合、その塩を用いて
もよく、その塩としては、一般式[1]の化合物の塩と
して説明したと同様の塩が挙げられる。つぎに、本発明
化合物を製造するための原料である一般式[2]、
[4]、[5]および[8]の化合物の製造法について
説明する。これらの化合物は、公知方法またはそれらを
適宜組み合わせることによって得ることができるが、た
とえば、以下に示す製造ルートにしたがって製造するこ
とができる。
【0019】
【化16】
【化17】
【化18】
【0020】「式中、R1、R1a、R1b、R1c、R3、R
6、R7、YおよびZは、それぞれ、前記したと同じ意味
を有し;R2bは、水素原子、ピロール環およびインドー
ル環の1位の保護基または前記したR2と同様の置換さ
れていてもよい低級アルキル、アリールもしくはアルア
ルキル基を;R3aは、水素原子または前述したR3と同
様の置換されていてもよい低級アルキル、アルケニル、
シクロアルキルもしくはアリール基を;R3bは、水素原
子または前述したR3と同様の保護されていてもよいヒ
ドロキシル基または置換されていてもよい低級アルキ
ル、アルケニル、シクロアルキルもしくはアリール基
を;R8は、カルボキシル基の保護基または置換されて
いてもよい低級アルキル、アルアルキルもしくはアリー
ル基を;Gは酸素原子またはイミノ基を;Xは、塩素原
子、臭素原子またはヨウ素原子をそれぞれ示す。」
【0021】R2bにおけるピロール環およびインドール
環の1位の保護基およびR3bにおけるヒドロキシル基の
保護基およびR8におけるカルボキシル基の保護基とし
ては、当該分野で知られている保護基が挙げられ、具体
的には、前記したプロテクティブ・グループス・イン・
オーガニック・シンセシス[Protecteve Groups in Org
anic Synthesis;セオドラ・ダブリュー・グリーン(The
odora.W.Green)著、(1981年)、ジョン・ウィリー・ア
ンド・サンズ社(John Willy & Sons, Inc.)]および特
公昭60-52755号などに記載されている各保護基が挙げら
れる。R8における置換基としては、R6で説明したと同
様の置換基が挙げられる。ついで、一般式[2]、
[4]、[5]および[8]の化合物の製造法を、前述
の製造ルートにしたがって、さらに詳細に説明する。
【0022】製法a 一般式[2]の化合物の製造法。 一般式[11]の化合物を、塩酸の存在下、亜硝酸ナトリ
ウムと反応させるか、または亜硝酸アミルと反応させる
などしてジアゾニウム塩とした後、亜硫酸ナトリウム、
塩化第一スズまたは亜鉛末などの還元剤を作用させて、
一般式[12]の化合物(ヒドラジン誘導体)を得ること
ができる。この反応は自体公知の方法、たとえば、オー
ガニック・シンセシーズ(Organic Synthesis)Col.Vol.
1、第442〜445頁などに記載の方法またはこれらに準じ
た方法にしたがって実施することができる。ついで、一
般式[12]の化合物を一般式[6]の化合物と反応させ
て一般式[13]の化合物を得ることができる。この反応
は、前述した製法3と同様の方法にしたがって実施する
ことができる。また、別法として、一般式[11]の化合
物をジアゾ化し、ついで、一般式[9]の化合物と反応
させて一般式[14]の化合物(ヒドラゾン体)を得て、
さらに一般式[13]の化合物に変換することができる。
これらの反応は、前述した製法4と同様の方法にしたが
って実施することができる。ついで、一般式[13]の化
合物を加水分解し、さらに無水酢酸などを用いて脱水す
ることによって、一般式[2]の化合物を得ることがで
きる。この反応は自体公知の方法、たとえば、オーガニ
ック・シンセシーズ(OrganicSynthesis),Col.Vol.2、
第457〜458頁および同Col.Vol.1、第410〜411頁記載の
方法またはそれらに準じた方法にしたがって実施するこ
とができる。
【0023】製法b 一般式[4a]および[4]の化合物の製造法。 一般式[15]の化合物を一般式[16]の化合物と反応さ
せることによって[ウッティッヒ(Wittig)反応]、一般
式[17]の化合物を得ることができる。この反応は、自
体公知の方法、たとえば、オーガニック・リアクション
ズ(Organic Reactions),第14巻、第3章に記載の方法ま
たはこれに準じた方法にしたがって実施することができ
る。ついで、一般式[17]の化合物を一般式[18]の化
合物と反応させることによって[ディールス・アルダー
(Diels・Alder)反応]、一般式[19]の化合物を得るこ
とができる。この反応は、自体公知の方法、たとえば、
オーガニック・リアクションズ(Organic Reactions),第
4巻、第1章および第2章に記載の方法またはこれに準じ
た方法にしたがって実施することができる。ついで、一
般式[19]の化合物を酸化(脱水素)することによっ
て、一般式[4a]の化合物を得ることができる。この
反応は、自体公知の方法、たとえば、新実験化学講座、
第15巻[I−2]、第844〜第860頁または同第1088〜第10
92頁に記載の方法もしくはそれらに準じた方法にしたが
って実施することができる。また、別法として、一般式
[20]の化合物を、一般式[21]の化合物(グリニャー
ル試薬)と反応させ、ついで、脱水させて一般式[22]
の化合物を得、これを一般式[18]の化合物と反応(デ
ィールス・アルダー反応)させ一般式[23]の化合物を
得、ついで、これを酸化(脱水素)することによって、
一般式[4a]の化合物を得ることもできる。
【0024】ついで、一般式[4a]の化合物におい
て、R2bが、インドール環の保護基である場合には、常
法にしたがって保護基を脱離することによって、一般式
[4]の化合物を得ることができる。なお、一般式[4
a]の化合物を製法2の原料として用いることもでき
る。すなわち、かかる反応を行った後、R2bが保護基で
ある場合には、それを脱離させて一般式[1a]の化合
物を得ることができる。また、R2bが置換されていても
よい低級アルキルもしくはアリール基である場合には、
インドール環の1位が置換されていてもよい低級アルキ
ルもしくはアリール基で置換された一般式[1a]の化
合物を得ることができる。
【0025】製法c 一般式[5]および[8]の化合物の製造法。 一般式[24]の化合物を一般式[3]の化合物と反応さ
せることによって、一般式[25]の化合物を得ることが
できる。この反応は、前述した製法1または製法2と同
様の方法にしたがって実施することができる。ついで、
一般式[25]の化合物を接触還元または、鉄−塩酸など
によって還元して一般式[8]の化合物を得ることがで
きる。ついで、一般式[8]の化合物をジアゾ化し、さ
らに還元することによって、一般式[5]の化合物を得
ることができる。この反応は、前述した製法aと同様の
方法にしたがって実施することができる。
【0026】以上説明した原料化合物、すなわち、一般
式[6]、[8]、[9]、[11]〜[21]の化合
物において、塩を形成しうる場合、その塩を用いてもよ
く、その塩としては、一般式[1]の化合物の塩で説明
したと同様の塩が挙げられる。このようにして得られた
上記の本発明化合物(一般式[1])および原料化合物
を、たとえば、酸化、還元、転位、置換、アルキル化、
アシル化、ハロゲン化、イミド交換、四級化、脱保護、
脱炭酸、脱水、加水分解もしくは保護基の導入などの自
体公知の反応に付すことによって、またはそれらを適宜
組み合わせることによって、一般式内での他の化合物に
誘導することができる。上で述べた製造法における本発
明化合物(一般式[1])およびそれぞれの原料化合物
において、異性体(たとえば、光学異性体、幾何異性
体、互変異性体など)が存在する場合、これらすべての
異性体を使用することができ、また、すべての溶媒和
物、水和物および結晶形を使用することができる。上で
述べた製造法における本発明化合物(一般式[1])お
よびそれぞれの原料化合物において、アミノ基、ヒドロ
キシル基またはカルボキシル基を有する化合物は、あら
かじめこれらのアミノ基、ヒドロキシル基またはカルボ
キシル基を通常の保護基で保護しておき、反応後、必要
に応じて、自体公知の方法でこれらの保護基を脱離する
こともできる。また、反応終了後、反応目的物を単離せ
ずに、そのままつぎの反応に用いてもよい。また、この
ようにして得られる本発明化合物(一般式[1])およ
びそれぞれの原料化合物は、抽出、晶出、蒸留、カラム
クロマトグラフィーおよび再結晶などの通常の方法にし
たがって単離精製することができる。本発明の一般式
[1]の化合物を医薬として用いる場合、それ自体でま
たは医薬上許容される賦形剤、担体および希釈剤などの
添加剤を適宜混合してもよく、これらは、常法により錠
剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、注射剤もしくは坐剤な
どの形態で経口的または非経口的に投与することができ
る。また、投与方法、投与量および投与回数は、患者の
年齢、体重および症状に応じて適宜選択できるが、通
常、成人1日当り1〜500mgを1回から数回に分割して投
与すればよい。
【0027】つぎに、本発明のインドール誘導体の代表
的化合物の薬理作用について述べる。被検化合物No.1〜
No.13としては、以下に示す化合物を用いた。表1およ
び表2中のR1a、R1b、R3a、R3bおよびZ
は、それぞれ、次式
【化19】 で表わされる化合物の置換基を示す。なお、No.は、被
検化合物No.を示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】抗腫瘍効果 HeLa S-3細胞生育阻害試験 10%牛胎児血清を含むMEM(Minimum essential medi
um) 培養液で被検化合物を適宜希釈し、これを96穴マイ
クロタイタープレートに、0.1mlずつ各ウェルに分注す
る。つぎに培養液で2×104個/mlに調整したHeLa S-3細
胞を0.1mlずつ各ウェルに分注する。そのまま炭酸ガス
インキュベーター内で4日間、37℃で培養する。培養
後、培養上清を除去し、エタノールで10分間固定する。
固定細胞をギムザ染色液で染色し、HeLa S-3細胞に対す
る最小発育阻止濃度(MIC)を求めた。その結果を表
3および表4に示す。
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】以上の試験結果から、本発明の一般式
[1]の化合物は、優れた抗腫瘍効果を発揮することが
容易に理解できる。
【0034】
【発明の効果】よって、本発明の一般式[1]の化合物
は、制癌剤として極めて有用な化合物であることが明ら
かである。
【0035】
【実施例】つぎに、本発明化合物を具体的に参考例およ
び実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明は、こ
れらに限定されるものではない。なお、カラムクロマト
グラフィーにおける充填剤および分取用薄層クロマトグ
ラフィーは、特に断らない限り、シリカゲル 60(メル
ク社製)を用いた。また、溶離液および展開液における
混合比は、すべて容量比である。また、融点欄における
括弧内は、再結溶媒を示す。また、以下に使用される略
号は、それぞれ、つぎの意味を有する。 n-PrOH;n-プロピルアルコール i-PrOH;イソプ
ロピルアルコール EtOH;エタノール さらに、また、IRの波数は、カルボニルの吸収を示す。
【0036】参考例1ジメチル=4−メチル−5−(1−フェニルプロピリデ
ンヒドラジノ)ベンゼン−1,2−ジカルボキシレート ジメチル=4−アミノ−5−メチルベンゼン−1,2−
ジカルボキシレート・塩酸塩3.00gを6N塩酸4.8mlに懸濁
させ、これに、氷冷攪拌下、亜硝酸ナトリウム880mgを
水3mlに溶解させた溶液を10分間を要して滴下する。さ
らに同温度で30分間攪拌する。ついで、得られた黄色反
応混合物を、塩化第一スズ・2水和物5.22g、6N塩酸7.7
mlおよび氷10gの混合物に一度に加える。さらに、氷冷
下、30分間攪拌する。ついで、不溶物を濾過し、不溶物
を3N塩酸20mlで洗浄する。洗液を先の濾液と合わせ減圧
下に濃縮乾固する。得られた残留物に、フェニル=エチ
ル=ケトン1.70g、エタノール150mlおよび濃硫酸5.67g
を加え、2時間還流する。ついで、減圧下に溶媒を留去
し、酢酸エチル200mlおよび水100mlを加え、有機層を分
取する。得られた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液および飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られた
残留物をカラムクロマトグラフィー(溶離液;トルエ
ン:酢酸エチル=40:1)で精製すれば、淡黄色結晶のジ
メチル=4−メチル−5−(1−フェニルプロピリデン
ヒドラジノ)ベンゼン−1,2−ジカルボキシレート66
0mgを得る。 IR(KBr)cm-1;1739,1707
【0037】参考例2ジメチル=3,7−ジメチル−2−フェニルインドール
−4,5−ジカルボキシレート ジメチル=4−メチル−5−(1−フェニルプロピリデ
ンヒドラジノ)ベンゼン−1,2−ジカルボキシレート
620mgに、酢酸6.2mlおよび塩化亜鉛250mgを加え、3時間
還流する。ついで、室温まで冷却してから、酢酸エチル
100mlおよび水50mlを加え、有機層を分取する。得られ
た有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られた残
留物をカラムクロマトグラフィー(溶離液;トルエン:
酢酸エチル=40:1)で精製すれば、淡黄色結晶のジメチ
ル=3,7−ジメチル−2−フェニルインドール−4,
5−ジカルボキシレート340mgを得る。 IR(KBr)cm-1;1715
【0038】参考例3〜11 参考例1および2と同様にして、表5および表6の化合
物を得る。なお、表5および表6中のR1aおよびR
1bは、それぞれ、次式
【化20】 で表わされる化合物の置換基を示す。
【0039】
【表5】
【0040】
【表6】
【0041】参考例123,7−ジメチル−2−フェニルインドール−4,5−
ジカルボン酸無水物 ジメチル=3,7−ジメチル−2−フェニルインドール
−4,5−ジカルボキシレート330mgに、エタノール6.5
mlおよび5N水酸化ナトリウム水溶液3.9mlを加え、30分
間還流する。ついで、この反応混合物に6N塩酸3.9mlを
加えた後、酢酸エチル50mlを加え、有機層を分取する。
分取した有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、これ
に、キシレン10mlを加え、再び減圧下に濃縮乾固する。
ついで、得られた残留物に無水酢酸3.0mlを加えて、30
分間還流する。ついで、減圧下に濃縮乾固し、キシレン
5mlを加え、再び濃縮乾固すれば、3,7−ジメチル−
2−フェニルインドール−4,5−ジカルボン酸無水物
230mgを得る。 IR(KBr)cm-1;1820,1762
【0042】参考例13〜21 参考例12と同様にして、表7の化合物を得る。なお、
表7中のR1aおよびR1bは、それぞれ、次式
【化21】 で表わされる化合物の置換基を示す。
【0043】
【表7】
【0044】参考例22ジメチル=3,7−ジメチル−2−(1−メチル−4−
ピリジニオ)インドール−4,5−ジカルボキシレート
=ヨージド ジメチル=3,7−ジメチル−2−(4−ピリジル)イ
ンドール−4,5−ジカルボキシレート420mgをクロロ
ホルム50mlに溶解させ、この溶液に、ヨウ化メチル1.55
mlを加えて、室温で24時間攪拌する。ついで、析出した
結晶を濾取し、乾燥すれば、黄色結晶のジメチル=3,
7−ジメチル−2−(1−メチル−4−ピリジニオ)イ
ンドール−4,5−ジカルボキシレート=ヨージド440m
gを得る。 IR(KBr)cm-1;1712,1641
【0045】参考例23ジメチル=3,7−ジメチル−2−(1,2,3,6−
テトラヒドロ−1−メチルピリジン−4−イル)インド
ール−4,5−ジカルボキシレート 70%エタノール20mlに、水素化ホウ素ナトリウム339mgを
懸濁させ、この懸濁液に、氷冷攪拌下、ジメチル=3,
7−ジメチル−2−(1−メチル−4−ピリジニオ)イ
ンドール−4,5−ジカルボキシレート=ヨージド430m
gを70%エタノール30mlに溶解させた溶液を15分間を要し
て滴下する。滴下終了後、氷冷下で30分間、室温でさら
に30分間攪拌する。ついで、酢酸エチル100mlおよび水5
0mlを加え、有機層を分取する。分取した有機層を飽和
食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ
る。減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物をカラムク
ロマトグラフィー(溶離液;クロロホルム:メタノール
=50:1〜20:1)で精製すれば、黄色結晶のジメチル=
3,7−ジメチル−2−(1,2,3,6−テトラヒド
ロ−1−メチルピリジン−4−イル)インドール−4,
5−ジカルボキレート310mgを得る。 IR(KBr)cm-1;1718
【0046】参考例24 参考例12と同様にして、つぎの化合物を得る。 o3,7−ジメチル−2−(1,2,3,6−テトラヒ
ドロ−1−メチルピリジン−4−イル)インドール−
4,5−ジカルボン酸無水物
【0047】参考例25N−(2−ジメチルアミノエチル)−4−アミノ−5−
メチルベンゼン−1,2−ジカルボキシイミド 4−メチル−5−ニトロベンゼン−1,2−ジカルボキ
シイミド18gに、N,N−ジメチルエチレンジアミン23.
1gを加えて10分間攪拌する。(反応混合物は、発熱して
溶解した後、固化する。)ついで、10分間加熱還流後、
減圧下に反応混合物を濃縮乾固し、得られた残留物にジ
エチルエーテル300mlを加え、室温で10分間攪拌する。
不溶物を濾取し、乾燥すれば、淡褐色の粉末29.5gを得
る。得られた粉末29.5gに無水酢酸100mlを加え、10分間
還流する。ついで、減圧下に濃縮乾固し、得られた残留
物をクロロホルム200mlに溶解させ、水50mlずつで2回
洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧
下に溶媒を留去すれば、淡褐色油状物23.2gを得る。 IR(ニート)cm-1;1775,1716 得られた油状物23.2gをエタノール300mlに溶解させ、こ
の溶液に5%パラジウム−炭素4.60gを加え、常温常圧で
攪拌下、接触還元を行う。還元反応終了後、クロロホル
ム200mlを加え、触媒を濾去する。減圧下に濾液を濃縮
乾固し、エタノールから再結晶すれば、黄色針状晶のN
−(2−ジメチルアミノエチル)−4−アミノ−5−メ
チルベンゼン−1,2−ジカルボキシイミド12.0gを得
る。 IR(KBr)cm-1;1758,1696
【0048】参考例26 4−ニトロフタル酸無水物を用いて、参考例25と同様
にすれば、つぎの化合物を得る。 oN−(2−ジメチルアミノエチル)−4−アミノベン
ゼン−1,2−ジカルボキシイミド IR(KBr)cm-1;1755,1690
【0049】参考例27エチル=1−ベンジル−4,5−ジメチルピロール−2
−カルボキシレート エチル=4,5−ジメチルピロール−2−カルボキシレ
ート8.57gをアセトン120mlに溶解させ、この溶液に98%
水酸化カリウム3.22gおよびベンジルブロミド9.65gを加
え、室温で2時間攪拌する。ついで、不溶物を濾過後、
不溶物をアセトン50mlで洗浄する。洗浄液を先の濾液と
合わせ、減圧下に濃縮乾固し、得られた残留物を酢酸エ
チル150mlに溶解させ、水および飽和食塩水で順次洗浄
する。無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下に
溶媒を留去し、得られた残留物をカラムクロマトグラフ
ィー(溶離液;n-ヘキサン:酢酸エチル=1:0〜30:1)
で精製すれば、無色油状物のエチル=1−ベンジル−
4,5−ジメチルピロール−2−カルボキシレ−ト9.61
gを得る。 IR(ニート)cm-1;1694
【0050】参考例281−ベンジル−2,3−ジメチル−5−(2−ペンテン
−3−イル)ピロール エチル=1−ベンジル−4,5−ジメチルピロール−2
−カルボキシレート4.53gを無水ジエチルエーテル40ml
に溶解させ、この溶液に還流攪拌下、1Mエチルマグネシ
ウムブロミド−エーテル溶液70mlを20分間を要して滴下
する。滴下終了後、さらに4時間還流する。ついで、氷
冷攪拌下に、酢酸エチル100mlを加える。この溶液に、
水50mlを5分間を要して滴下し、さらに6N塩酸15mlを5分
間を要して滴下する。ついで、有機層を分取し、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し
た後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶
媒を留去し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィ
ー(溶離液;n-ヘキサン:酢酸エチル=20:1)で精製す
れば、淡黄色油状物として1−ベンジル−2,3−ジメ
チル−5−(2−ペンテン−3−イル)ピロール4.04g
を得る。 NMR(CDCl3) δ(ppm); 0.90(3H,t,6Hz),1.65(3H,d,6H
z),1.95(3H,s),2.03(3H,s),2.25(2H,q,6Hz),5.02(2H,
s),5.35(1H,q,6Hz),5.87(1H,s),6.80-7.50(5H,m)
【0051】参考例291−ベンジル−4,5−ジメチルピロール−2−カルボ
キサルデヒド 無水ジエチルエーテル150mlに、水素化リチウムアルミ
ニウム1.48gを懸濁させ、この懸濁液に、氷冷攪拌下、
エチル=1−ベンジル−4,5−ジメチルピロール−2
−カルボキシレート10.07gを無水ジエチルエーテル50ml
に溶解させた溶液を20分間を要して滴下する。滴下終了
後、さらに、2時間氷冷下で攪拌する。ついで、氷冷攪
拌下、飽和硫酸ナトリウム水溶液3.0mlを2分間を要して
滴下する。ついで、この反応混合物に酢酸エチル150ml
を加え、不溶物を濾過する。不溶物を酢酸エチル50mlで
洗浄し、洗浄液を先の濾液と合わせ、減圧下に濃縮乾固
する。得られた残留物に、酢酸エチル200mlおよび二酸
化マンガン20gを加え、30分間、攪拌下に還流する。室
温まで冷却した後、不溶物を濾過し、不溶物を酢酸エチ
ル100mlで洗浄後、洗浄液を先の濾液と合わせ、減圧下
に濃縮乾固する。得られた残留物をカラムクロマトグラ
フィー(溶離液;トルエン:酢酸エチル=50:1)で精製
すれば、淡黄色結晶の1−ベンジル−4,5−ジメチル
ピロール−2−カルボキサルデヒド3.35gを得る。 IR(KBr)cm-1;1655
【0052】参考例301−ベンジル−2−(2−メトキシビニル)−4,5−
ジメチルピロール メトキシメチルトリフェニルホスホニウムクロリド4.03
gを無水テトラヒドロフラン30mlに懸濁させ、氷冷攪拌
下、1.6M n-ブチルリチウム−ヘキサン溶液7.3mlを5分
間を要して滴下する。氷冷下で20分間攪拌した後、1−
ベンジル−4,5−ジメチルピロール−2−カルボキサ
ルデヒド1.79gを無水テトラヒドロフラン15mlに溶解さ
せた溶液を、氷冷攪拌下、10分間を要して滴下する。氷
冷下で10分間攪拌した後、酢酸エチル100mlおよび水50m
lを加え、有機層を分取する。分取した有機層を飽和食
塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、
減圧下に溶媒を留去する。得られた残留物をカラムクロ
マトグラフィー(溶離液;n-ヘキサン:酢酸エチル=5
0:1)で精製すれば、無色結晶の1−ベンジル−2−
(2−メトキシビニル)−4,5−ジメチルピロール1.
35gを得る。 IR(KBr)cm-1;1643
【0053】参考例31N−フェニル−1−ベンジル−7−エチル−4,5,
6,7−テトラヒドロ−2,3,6−トリメチルインド
ール−4,5−ジカルボキシイミド 1−ベンジル−2,3−ジメチル−5−(2−ペンテン
−3−イル)ピロール4.00gに、N−フェニルマレイン
イミド5.47gおよびキシレン50mlを加え、3時間還流す
る。室温まで冷却し、反応混合物をカラムクロマトグラ
フィー(溶離液;n-ヘキサン:酢酸エチル=50:1〜10:
1)で精製し、さらにイソプロパノールから再結晶すれ
ば、無色結晶のN−フェニル−1−ベンジル−7−エチ
ル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2,3,6−トリ
メチルインドール−4,5−ジカルボキシイミド4.30g
を得る。 IR(KBr)cm-1;1772,1710
【0054】参考例32 参考例31と同様にして、つぎの化合物を得る。 oN−フェニル−1−ベンジル−4,5,6,7−テト
ラヒドロ−6−メトキシ−2,3−ジメチルインドール
−4,5−ジカルボキシイミド IR(KBr)cm-1;1775,1707
【0055】参考例33N−フェニル−1−ベンジル−7−エチル−2,3,6
−トリメチルインドール−4,5−ジカルボキシイミド N−フェニル−1−ベンジル−7−エチル−4,5,
6,7−テトラヒドロ−2,3,6−トリメチルインド
ール−4,5−ジカルボキシイミド3.82gを塩化メチレ
ン100mlに溶解させ、この溶液に2,3−ジクロロ−
5,6−ジシアノ-p-ベンゾキノン4.06gを加え、室温で
2時間攪拌する。ついで、不溶物を濾過し、不溶物をク
ロロホルム50mlで洗浄する。洗浄液を先の濾液と合わ
せ、10%炭酸カリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶
媒を留去し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィ
ー(溶離液;トルエン:酢酸エチル=50:1)で精製すれ
ば、黄色結晶のN−フェニル−1−ベンジル−7−エチ
ル−2,3,6−トリメチルインドール−4,5−ジカ
ルボキシイミド1.30gを得る。 IR(KBr)cm-1;1750,1700
【0056】参考例34N−フェニル−1−ベンジル−6−メトキシ−2,3−
ジメチルインドール−4,5−ジカルボキシイミド N−フェニル−1−ベンジル−6−メトキシ−4,5,
6,7−テトラヒドロ−2,3−ジメチルインドール−
4,5−ジカルボキシイミド950mgに 、ジフェニルエー
テル10mlおよび5%パラジウム−炭素300mgを加え、窒素
気流下、15分間還流する。室温まで冷却してから、酢酸
エチル50mlを加え、不溶物を濾去する。減圧下に濾液を
濃縮し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィー
(溶離液;トルエン:酢酸エチル=1:0〜30:1)で精製
し、n-プロパノールから再結晶すれば、黄色結晶のN−
フェニル−1−ベンジル−6−メトキシ−2,3−ジメ
チルインドール−4,5−ジカルボキシイミド590mgを
得る。 IR(KBr)cm-1;1756,1706
【0057】参考例35N−フェニル−7−エチル−2,3,6−トリメチルイ
ンドール−4,5−ジカルボキシイミド N−フェニル−1−ベンジル−7−エチル−2,3,6
−トリメチルインドール−4,5−ジカルボキシイミド
1.16gに、アニソール30mlおよび無水塩化アルミニウム
3.65gを加え、室温で2時間攪拌する。ついで、減圧下に
溶媒を留去し、得られた残留物に酢酸エチル100mlおよ
び水50mlを加えて溶解させ、有機層を分取する。分取し
た有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られた残
留物をカラムクロマトグラフィー(溶離液;トルエン:
酢酸エチル=50:1〜10:1)で精製すれば、黄色結晶のN
−フェニル−7−エチル−2,3,6−トリメチルイン
ドール−4,5−ジカルボキシイミド810mgを得る。 IR(KBr)cm-1;1758,1685
【0058】参考例36 参考例35と同様にして、つぎの化合物を得る。 oN−フェニル−6−メトキシ−2,3−ジメチルイン
ドール−4,5−ジカルボキシイミド IR(KBr)cm-1;1758,1704
【0059】実施例1N−(2−ジメチルアミノエチル)−3,7−ジメチル
−2−フェニルインドール−4,5−ジカルボキシイミ
3,7−ジメチル−2−フェニルインドール−4,5−
ジカルボン酸無水物110mgに、N,N−ジメチルエチレ
ンジアミン0.21mlおよびキシレン5mlを加え、30分間共
沸脱水する。室温まで冷却し、析出した結晶を濾取し、
乾燥すれば、黄色結晶のN−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−3,7−ジメチル−2−フェニルインドール−
4,5−ジカルボキシイミド80mgを得る。 融点;215〜216℃ IR(KBr)cm-1;1750,1697
【0060】実施例2〜17 実施例1と同様にして、表8および表9の化合物を得
る。なお、表8および表9中のR1a、R1bおよびZは、
それぞれ次式
【化22】 で表わされる化合物の置換基を示す。 (以下余白)
【0061】
【表8】
【0062】
【表9】
【0063】実施例18N−(2−ジメチルアミノエチル)−7−エチル−2,
3,6−トリメチルインドール−4,5−ジカルボキシ
イミド N−フェニル−7−エチル−2,3,6−トリメチルイ
ンドール−4,5−ジカルボキシイミド400mgに、N,
N−ジメチルエチレンジアミン4.0mlを加え、2.5時間還
流する。ついで、減圧下に濃縮乾固し、得られた残留物
をイソプロパノールから再結晶すれば、黄色針状晶のN
−(2−ジメチルアミノエチル)−7−エチル−2,
3,6−トリメチルインドール−4,5−ジカルボキシ
イミド250mgを得る。 融点;231〜232℃ IR(KBr)cm-1;1744,1695
【0064】実施例19 実施例18と同様にして、つぎの化合物を得る。 oN−(2−ジメチルアミノエチル)−6−メトキシ−
2,3−ジメチルインドール−4,5−ジカルボキシイ
ミド 融点;225〜227℃ (i-PrOH) IR(KBr)cm-1;1747,1696
【0065】実施例20N−(2−ジメチルアミノエチル)−2,3,7−トリ
メチルインドール− 4,5−ジカルボキシイミド N−(2−ジメチルアミノエチル)−4−アミノ−5−
メチルベンゼン−1,2−ジカルボキシイミド2.00gを2
N塩酸16mlに溶解させ、この溶液に、5℃を保って、亜硝
酸ナトリウム590mgを水5mlに溶解させた溶液を5分間を
要して攪拌下に滴下する。同温度で、さらに10分間攪拌
した後、得られた反応混合物を、塩化第一スズ・2水和
物4.56g、6N塩酸5.4mlおよび氷5gの混合物に、一度に加
える。さらに、氷冷下、1.5時間攪拌する。ついで、不
溶物を濾過し、不溶物を2N塩酸20mlで洗浄する。洗浄液
と合わせた濾液を減圧下に濃縮乾固する。得られた残留
物にエタノール20mlを加え、再び濃縮乾固する。得られ
た残留物に、メチルエチルケトン1.16g、酢酸40mlおよ
び無水塩化亜鉛6.0gを加え、2.5時間還流する。つい
で、減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物にクロロホ
ルム200mlおよび水100mlを加えて溶解させ、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液でpH6.6に調整する。ついで、不溶
物を濾過し、不溶物をクロロホルム100mlで洗浄する。
洗浄液を先の濾液と合わせ、有機層を分取し、これを飽
和食塩水で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥さ
せ、減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物をエタノー
ルから再結晶すれば、黄色針状晶のN−(2−ジメチル
アミノエチル)−2,3,7−トリメチルインドールー
4,5−ジカルボキシイミド690mgを得る。なお、この
化合物の物性(融点およびIR)は、実施例3で得られた
ものと一致した。
【0066】実施例21 実施例20と同様にして、つぎの化合物を得る。 oN−(2−ジメチルアミノエチル)−2,3−ジメチ
ルインドール−4,5−ジカルボキシイミド 融点;211〜212℃ (n-PrOH) IR(KBr)cm-1;1745,1700
【0067】実施例22 実施例20と同様にして、つぎの化合物を得る。 oN−(2−ジメチルアミノエチル)−2,3−ジメチ
ルインドール−5,6−ジカルボキシイミド 融点;198〜199℃ (n-PrOH) IR(KBr)cm-1;1750,1695
【0068】実施例23 (1) N−(2−ジメチルアミノエチル)−4−メチ
ル−5−[1−(2−メチルチアゾール−4−イル)エ
チリデンヒドラジノ]ベンゼン−1,2−ジカルボキシ
イミド 実施例20と同様にして、N−(2−ジメチルアミノエ
チル)−4−アミノ−5−メチルベンゼン−1,2−ジ
カルボキシイミド2.00gをジアゾニウム塩とし、さらに
還元してヒドラジン誘導体を得る。このヒドラジン誘導
体に、4−アセチル−2−メチルチアゾール1.14gおよ
び3N塩化水素−エタノール溶液50mlを加え、2時間還流
する。室温まで冷却してから、不溶物を濾取し、エタノ
ール10mlで洗浄する。得られた不溶物に、クロロホルム
150ml、メタノール30mlおよび飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液150mlを加え、10分間攪拌する。ついで、不溶物
を濾過し、不溶物をクロロホルム50mlで洗浄する。洗浄
液を先の濾液と合わせ、有機層を分取し、飽和食塩水で
洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧
下に溶媒を留去し、得られた残留物をカラムクロマトグ
ラフィー(溶離液;クロロホルム:メタノール=1:0〜3
0:1)で精製すれば、黄色結晶のN−(2−ジメチルア
ミノエチル)−4−メチル−5−[1−(2−メチルチ
アゾール−4−イル)エチリデンヒドラジノ]ベンゼン
−1,2−ジカルボキシイミド2.66gを得る。 IR(KBr)cm-1;1763,1701
【0069】(2)N−(2−ジメチルアミノエチル)
−7−メチル−2−(2−メチルチアゾール−4−イ
ル)インドール−4,5−ジカルボキシイミド N−(2−ジメチルアミノエチル)−4−メチル−5−
[1−(2−メチルチアゾール−4−イル)エチリデン
ヒドラジノ]ベンゼン−1,2−ジカルボキシイミド2.
66gに、ポリリン酸19.8gおよびキシレン100mlを加え、
攪拌下、1時間還流する。室温まで冷却した後、上清を
傾斜法により除去し、得られた残留物に水250mlおよび
酢酸エチル350mlを加えて溶解させ、炭酸水素ナトリウ
ムを加えて中和する。有機層を分取し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥させ、減圧下に溶媒を留去する。得られた残
留物をn-プロパノールから再結晶すれば、黄色針状晶の
N−(2−ジメチルアミノエチル)−7−メチル−2−
(2−メチルチアゾール−4−イル)インドール−4,
5−ジカルボキシイミド890mgを得る。 融点;249.5〜251℃ IR(KBr)cm-1;1750,1694
【0070】実施例24 実施例23(1)および(2)と同様にして、つぎの化
合物を得る。 o2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−N−(2
−ジメチルアミノエチル)−7−メチルインドール−
4,5−ジカルボキシイミド 融点;243〜247℃ (n-PrOH) IR(KBr)cm-1;1747,1690
【0071】実施例25 (1)N−(2−ジメチルアミノエチル)−4−(1−
エトキシカルボニルプロ ピリデンヒドラジノ)−5−メ
チルベンゼン−1,2−ジカルボキシイミド N−(2−ジメチルアミノエチル)−4−アミノ−5−
メチルベンゼン−1,2−ジカルボキシイミド3.90gを2
N塩酸31.5mlに溶解させ、この溶液に、5℃を保って、亜
硝酸ナトリウム1.14gを水6mlに溶解させた溶液を5分間
で攪拌下に滴下する。同温度で、さらに10分間攪拌した
後、この溶液を、2−エチルアセト酢酸エチルエステル
2.99g、酢酸ナトリウム・3水和物10.73g、エタノール3
2mlおよび氷30gの混合物に、一度に加える。さらに、氷
冷下で2時間攪拌する。ついで、酢酸エチル100mlを加
え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpH7.0に調整した
後、有機層を分取する。水層を酢酸エチル50mlで3回抽
出し、先の有機層と合わせる。合わせた有機層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減
圧下に溶媒を留去し、得られた残留物をカラムクロマト
グラフィー(溶離液;クロロホルム:メタノール=100:
1)で精製すれば、黄色油状物のN−(2−ジメチルア
ミノエチル)−4−(1−エトキシカルボニルプロピリ
デンヒドラジノ)−5−メチルベンゼン−1,2−ジカ
ルボキシイミド2.07gを得る。 IR(KBr)cm-1;1761,1709
【0072】(2)N−(2−ジメチルアミノエチル)
−2−エトキシカルボニル−3,7−ジメチルインドー
ル−4,5−ジカルボキシイミド N−(2−ジメチルアミノエチル)−4−(1−エトキ
シカルボニルプロピリデンヒドラジノ)−5−メチルベ
ンゼン−1,2−ジカルボキシイミド2.07gと、ポリリ
ン酸8gおよびトルエン50mlを用いて実施例23(2)と
同様にして、エタノールから再結晶すれば、黄色結晶の
N−(2−ジメチルアミノエチル)−2−エトキシカル
ボニル−3,7−ジメチルインドール−4,5−ジカル
ボキシイミド590mgを得る。 融点;188.5〜189.5℃ IR(KBr)cm-1;1757,1699
【0073】実施例26 (1) 2−エチルアセト酢酸エチルエステルの代わり
に2−メチルアセト酢酸エチルエステルを用いて、実施
例25(1)と同様にして、つぎの化合物を得る。oN
−(2−ジメチルアミノエチル)−4−(1−エトキシ
カルボニルエチリデンヒドラジノ)−5−メチルベンゼ
ン−1,2−ジカルボキシイミド IR(KBr)cm-1;1761,1698 (2) 実施例25(2)と同様にして、つぎの化合物
を得る。 oN−(2−ジメチルアミノエチル)−2−エトキシカ
ルボニル−7−メチルインドール−4,5−ジカルボキ
シイミド IR(KBr)cm-1;1760,1706
【0074】実施例27 (1) 2−エチルアセト酢酸ナトリウムを用いて、実
施例25(1)と同様にして、つぎの化合物を得る。 o4−(1−アセチルプロピリデンヒドラジノ)−N−
(2−ジメチルアミノエチル)−5−メチルベンゼン−
1,2−ジカルボキシイミド IR(KBr)cm-1;1768,1710 (2) 実施例25(2)と同様にして、つぎの化合物
を得る。 o2−アセチル−N−(2−ジメチルアミノエチル)−
3,7−ジメチルインドール−4,5−ジカルボキシイ
ミド 融点;230〜231℃ IR(KBr)cm-1;1758,1699,1661
【0075】実施例28,29N−(2−ジメチルアミノエチル)−2−カルボキシ−
3,7−ジメチルイ ンドール−4,5−ジカルボキシイ
ミドおよびN−(2−ジメチルアミノエチル )−3,7
−ジメチルインドール−4,5−ジカルボキシイミド N−(2−ジメチルアミノエチル)−2−エトキシカル
ボニル−3,7−ジメチルインドール−4,5−ジカル
ボキシイミド200mgに、6N塩酸14mlを加え、1.5時間還流
する。ついで、減圧下に反応混合物を濃縮乾固し、得ら
れた残留物を水30mlに溶解させる。飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液でpH5.5に調整した後、再び減圧下に濃縮乾
固する。得られた残留物をカラムクロマトグラフィー
(溶離液;クロロホルム:メタノール=10:1〜3:1)で
精製すれば、黄色結晶のN−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−2−カルボキシ−3,7−ジメチルインドール−
4,5−ジカルボキシイミド130mgおよびN−(2−ジ
メチルアミノエチル)−3,7−ジメチルインドール−
4,5−ジカルボキシイミド30mgを得る。以下にそれぞ
れの化合物の物性を示す。 oN−(2−ジメチルアミノエチル)−2−カルボキシ
−3,7−ジメチルインドール−4,5−ジカルボキシ
イミド IR(KBr)cm-1;1754,1689,1626 oN−(2−ジメチルアミノエチル)−3,7−ジメチ
ルインドール−4,5−ジカルボキシイミド 融点;239〜241℃(EtOH) IR(KBr)cm-1;1747,1693
【0076】実施例30N−(2−ジメチルアミノエチル)−1,2,3,7−
テトラメチルインドール−4,5−ジカルボキシイミド N−(2−ジメチルアミノエチル)−2,3,7−トリ
メチルインドール−4,5−ジカルボキシイミド300mg
をN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解させ、この
溶液に60%水素化ナトリウム40mgを加え、室温で10分間
攪拌する。ついで、この反応混合物にヨウ化メチル140m
gをN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解させた溶液
を5分間を要して滴下する。さらに室温で20分間攪拌し
た後、減圧下に溶媒を留去する。得られた残留物に2N塩
酸10mlを加え、ついで、酢酸エチル100mlを加える。こ
の混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpH7.5に調
整した後、有機層を分取する。得られた有機層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減
圧下に溶媒を留去する。得られた残留物をイソプロパノ
ールから再結晶すれば、黄色針状晶のN−(2−ジメチ
ルアミノエチル)−1,2,3,7−テトラメチルイン
ドール−4,5−ジカルボキシイミド150mgを得る。 融点;175.5〜176.5℃ (i-PrOH) IR(KBr)cm-1;1750,1693
【0077】実施例31 実施例30と同様にして、つぎの化合物を得る。 oN−(2−ジメチルアミノエチル)−1−アセチル−
2,3,7−トリメチルインドール−4,5−ジカルボ
キシイミド IR(KBr)cm-1;1760,1725,1698
【0078】実施例32N−(2−ジメチルアミノエチル)−2−(4−ヒドロ
キシフェニル)−3,7−ジメチルインドール−4,5
−ジカルボキシイミド 無水クロロホルム30mlに、無水塩化アルミニウム273mg
およびエタンチオール0.31mlを加え、室温で10分間攪拌
する。この溶液に、室温攪拌下、N−(2−ジメチルア
ミノエチル)−2−(4−メトキシフェニル)−3,7
−ジメチルインドール−4,5−ジカルボキシイミド16
0mgを無水クロロホルム20mlに溶解させた溶液を10分間
を要して滴下する。さらに室温で4時間攪拌した後、減
圧下に溶媒を留去する。得られた残留物に、酢酸エチル
50mlおよび水30mlを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液でpH7.5に調整する。不溶物を濾過し、不溶物を酢酸
エチル30mlで洗浄し、洗浄液を先の濾液と合わせ、有機
層を分取する。分取した有機層を飽和食塩水で洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒
を留去し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィー
(溶離液;クロロホルム:メタノール=50:1〜20:1)で
精製し、n-プロパノールから再結晶すれば、黄色結晶の
N−(2−ジメチルアミノエチル)−2−(4−ヒドロ
キシフェニル)−3,7−ジメチルインドール−4,5
−ジカルボキシイミド60mgを得る。 融点;>260℃(n-PrOH) IR(KBr)cm-1;1752,1692
【0079】実施例33〜35 実施例32と同様にして、表10の化合物を得る。な
お、表10中のR1a、R1bおよびZは、つぎの式
【化23】 の置換基をそれぞれ示す。
【0080】
【表10】
【0081】実施例36N−(2−ジメチルアミノエチル)−6−ヒドロキシ−
2,3−ジメチルインドール−4,5−ジカルボキシイ
ミド N−(2−ジメチルアミノエチル)−6−メトキシ−
2,3−ジメチルインドール−4,5−ジカルボキシイ
ミド30mgを無水塩化メチレン2mlに溶解させ、この溶液
に、氷冷攪拌下、1M 三臭化ホウ素−塩化メチレン溶液
0.5mlを加え、さらに室温で30分間攪拌する。ついで、
酢酸エチル50mlおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液20
mlを加え、有機層を分取する。分取した有機層を飽和食
塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ
る。減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物をカラムク
ロマトグラフィー(溶離液;クロロホルム:メタノール
=20:1〜5:1)で精製すれば、黄色結晶のN−(2−ジ
メチルアミノエチル)−6−ヒドロキシ−2,3−ジメ
チルインドール−4,5−ジカルボキシイミド20mgを得
る。 IR(KBr)cm-1;1741,1687
【0082】実施例37N−(2−ジメチルアミノエチル)−3,7−ジメチル
−2−フェニルインドール−4,5−ジカルボキシイミ
ド・塩酸塩 N−(2−ジメチルアミノエチル)−3,7−ジメチル
−2−フェニルインドール−4,5−ジカルボキシイミ
ド80mgをクロロホルム10mlに溶解させ、この溶液に、攪
拌下、2N塩化水素−エタノール溶液0.2mlを加える。室
温で10分間攪拌した後、析出した結晶を濾取し、乾燥す
れば、黄色結晶のN−(2−ジメチルアミノエチル)−
3,7−ジメチル−2−フェニルインドール−4,5−
ジカルボキシイミド・塩酸塩82mgを得る。 IR(KBr)cm-1;1750,1699
【0083】実施例38〜69 実施例37と同様にして、表11〜表14の化合物の塩
酸塩を得る。なお、表11〜表14中のR1a、R1b、R
2、R3a、R3bおよびZは、それぞれ、次式
【化24】 で表わされる化合物の置換基を示す。
【0084】
【表11】
【0085】
【表12】
【0086】
【表13】
【0087】
【表14】
【0088】実施例70 実施例37と同様にして、つぎの化合物を得る。 oN−(2−ジメチルアミノエチル)−2,3−ジメチ
ルインドール−5,6−ジカルボキシイミド・塩酸塩 IR(KBr)cm-1;1755,1690
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 新留 豊 (56)参考文献 J.Chem.Soc.,Perki n Trans.,I,Vol.1973, No.21(1973),pp.2450−2453 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 487/04 C07D 207/00 - 207/50 A61K 31/407 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 「式中、R1は、水素原子、保護されていてもよいカル
    ボキシル基または置換されていてもよい低級アルキル、
    アルケニル、シクロアルキル、アリール、アシルもしく
    は複素環式基から選ばれる一つ以上の基を;R2は、水
    素原子、カルバモイル基または置換されていてもよい低
    級アルキル、アリール、アルアルキルもしくはアシル基
    を;R3は、水素原子、ハロゲン原子、保護されていて
    もよいヒドロキシル基または置換されていてもよい低級
    アルキル、アルケニル、シクロアルキルもしくはアリー
    ル基から選ばれる一つ以上の基を;Yは、結合手または
    低級アルキレン基を;Zは、ハロゲン原子、保護されて
    いてもよいヒドロキシル基または式 【化2】 (式中、R4およびR5は、同一もしくは異なって、水素
    原子、アミノ保護基または置換されていてもよい低級ア
    ルキル、シクロアルキル、アルアルキル、アシルもしく
    はアリール基を示す。あるいはR4およびR5は、それら
    が結合する窒素原子と一緒になって、置換されていても
    よい含窒素複素環式基を形成してもよい。)で表わされ
    る基またはトリアルキルアンモニオ基を;また、式 【化3】 (式中、YおよびZは、それぞれ、上記と同じ意味を有
    する。)で表わされる基は、インドール骨格の[4,
    5]位または[5,6]位に結合しているものであ
    る。」で表わされるインドール誘導体およびその塩。
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