JP3178750U - 煤除去装置及び薪燃焼排気システム - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタを交換あるいは清掃する事なく、煤の捕集及びフィルタの燃焼再生を行って、連続的に煤を除去することができる、煤除去装置及び薪燃焼排気システムを提供する。
【解決手段】煤除去装置は、薪の燃焼により生じた排気ガスが流れる排気流路に配置され、排気ガスに含まれる煤を除去する。排気流路に配置されるハウジング22と、ハウジングの内部において、排気ガスの流れに沿って設置され、排気ガスに含まれる煤を捕集する複数の平板フィルタ28と、平板フィルタの各々に捕集された煤を燃焼させて平板フィルタを再生する電熱ヒータ30と、各フィルタ毎に、所定の時間間隔により順次電熱ヒータを作動させるように制御するコントローラ36と、を有する。
【選択図】図3

Description

本考案は、煤除去装置及び薪燃焼排気システムに係わり、特に、薪の燃焼により生じた排気ガスが流れる排気通路において、排気ガスに含まれる煤を除去する煤除去装置及びこの煤除去装置を有する薪燃焼排気システムに関する。
従来より、ピザ窯、薪ストーブ、暖炉等、薪を燃焼させ、この燃焼により生じた排気ガスを排気する薪燃焼排気システムが知られている。
これらの薪燃焼排気システムにおいては、薪の燃焼により生じた排気ガスに含まれる煤を除去するために、煤除去装置が用いられる。例えば、煙に含まれる煤を吸着させる三次元網目状構造のニッケルフィルタを、煙の移動経路上に配設した煤除去装置が知られている(特許文献1)。
実登第3169305号公報
しかしながら、上述したような従来の煤除去装置においては、煤除去性能を維持するために、ニッケルフィルタに堆積した煤を定期的に(例えば毎日)清掃する必要がある。具体的には、ニッケルフィルタを煤除去装置から取り外し、このニッケルフィルタに堆積した煤を洗浄しなければならず、煤除去装置の維持に要するコストの増大を招いていた。また、ニッケルフィルタの洗浄時に多量の汚水が発生するため、この汚水を処理するための追加的なコストも必要になるという問題があった。
本考案は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、フィルタを交換あるいは清掃する事なく、煤の捕集及びフィルタの燃焼再生を行って、連続的に煤を除去することができる、煤除去装置及び薪燃焼排気システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本考案によれば、煤除去装置は、薪の燃焼により生じた排気ガスが流れる排気流路に配置され、排気ガスに含まれる煤を除去する煤除去装置であって、排気流路に配置されるハウジングと、ハウジングの内部において、排気ガスの流れに沿って設置され、排気ガスに含まれる煤を捕集する複数のフィルタと、フィルタの各々に捕集された煤を燃焼させてフィルタを再生するヒータと、各フィルタ毎に、所定の時間間隔により順次ヒータを作動させるように制御する制御部と、を有することを特徴とする。
このように構成された本考案においては、ヒータが複数のフィルタのうちの何れか1つを再生している時でも、他のフィルタに排気ガスを通過させて煤を捕集させることができるので、煤除去装置による煤除去性能を維持しながら、薪の燃焼により生じた排気ガスに含まれる煤を除去することができる。従って、フィルタを交換あるいは清掃する事なく、煤の捕集及びフィルタの燃焼再生を行って、連続的に煤を除去することができる。
また、本考案において、好ましくは、ハウジングの上流側の端面には、排気流路から排気ガスが流入する流入口が形成され、ハウジングの下流側の端面には、排気流路に排気ガスを排出する排出口が形成され、各フィルタは、平板状に形成され、ハウジングの内部において、流入口から排出口に向かう方向に沿って2枚ずつ相互に平行に配置され、ヒータは、相互に平行な2枚のフィルタの組毎に、これらの2枚のフィルタ間に配置される。
このように構成された本考案においては、相互に平行な2枚のフィルタの各組のうちの何れか1組のフィルタを再生している時でも、他の組のフィルタに排気ガスを通過させて煤を捕集させることができるので、煤除去装置による煤除去性能を維持しながら、薪の燃焼により生じた排気ガスに含まれる煤を除去することができる。
また、本考案において、好ましくは、煤除去装置は、更に、相互に平行な2枚のフィルタの組毎に、これらの2枚のフィルタ間の流入口側の間隙を開閉する複数のバルブと、各バルブを駆動するモータと、を有し、制御部は、相互に平行な2枚のフィルタの各組毎に、これらのフィルタ間に配置されたヒータを所定の時間間隔により順次作動させるように制御すると共に、作動させるヒータが配置されている2枚のフィルタ間の間隙をバルブによってほぼ閉鎖し且つ他のフィルタ間の間隙をバルブによって開放するようにモータを制御する。
このように構成された本考案においては、相互に平行な2枚のフィルタの各組のうちの何れか1組のフィルタを再生している時でも、他の組のフィルタに排気ガスを通過させて煤を捕集させることができるので、煤除去装置による煤除去性能を維持しながら、薪の燃焼により生じた排気ガスに含まれる煤を除去することができる。
また、本考案において、好ましくは、フィルタは、金属メッシュ、アルミナマット、金属ハニカムコア、又はSiC繊維フェルトの何れか1つを備える。
このように構成された本考案においては、薪の燃焼によって生じた排気ガスに含まれる煤を捕集可能であり、且つ耐熱性を有するフィルタを構成することができる。特に、SiC繊維フェルトを用いることにより、排気ガスがフィルタを通過する際の圧力損失の増大を抑制しつつ、様々な粒子径の煤を捕集することができる。
また、本考案によれば、薪燃焼排気システムは、薪を燃焼させる燃焼炉であって、薪の燃焼により生じた排気ガスを排気する排気孔が形成された燃焼炉と、排気孔に接続され、この排気孔を介して排気ガスが流入する排気流路と、上述した本考案による煤除去装置と、煤除去装置の下流側に接続され、煤除去装置を通過した排気ガスを吸引する排気ファンと、を有することを特徴とする。
このように構成された本考案においては、上述したようにフィルタを交換あるいは清掃する事なく、煤の捕集及びフィルタの燃焼再生を行って、連続的に煤を除去することが可能な煤除去装置を用いて、燃焼炉において薪を燃焼させることにより生じた煤を確実に除去することができる。
また、本考案において、好ましくは、燃焼炉はピザ窯である。
このように構成された本考案においては、上述したようにフィルタを交換あるいは清掃する事なく、煤の捕集及びフィルタの燃焼再生を行って、連続的に煤を除去することが可能な煤除去装置を用いて、ピザ窯において薪を燃焼させることにより生じた煤を確実に除去することができる。
また、本考案において、好ましくは、燃焼炉には、外気を吸入する吸気孔が形成され、吸気孔から吸入された外気と排気ガスとが混合された約80℃以下の混合気が、排気孔を介して排気流路に流入する。
このように構成された本考案においては、排気流路の周辺に特殊な防火設備を設ける必要がなく、薪燃焼排気システムを低コストに構成することができる。
また、本考案において、好ましくは、排気ファンは、混合気が約300m3/h以上の流量により煤除去装置に流入するように、煤除去装置から排気ガスを吸引する。
このように構成された本考案においては、排気ガスが燃焼炉の吸気孔から燃焼炉の外部に漏出することを防止できる。
本考案による煤除去装置及び薪燃焼排気システムによれば、フィルタを交換あるいは清掃する事なく、煤の捕集及びフィルタの燃焼再生を行って、連続的に煤を除去することができる。
本考案の実施形態による薪燃焼排気システムの概略側面図である。 本考案の実施形態による煤除去装置の概観を示す斜視図である。 本考案の実施形態による煤除去装置の内部構造を示す概略断面図である。
以下、添付図面を参照して、本考案の実施形態による煤除去装置及び薪燃焼排気システムを説明する。
まず、図1により、本考案の実施形態による薪燃焼排気システムについて説明する。図1は、本考案の実施形態による薪燃焼排気システムの概略側面図である。
図1に示す薪燃焼排気システム1は、薪を燃焼させる燃焼炉を有する。本実施形態においては、燃焼炉はピザ窯2である。
ピザ窯2はドーム状に形成され、その内部において薪を燃焼させる。ピザ窯2の側壁4には、ピザ窯2の外部から内部に外気を吸入する吸気孔6が形成されている。この吸気孔6を介して、薪やピザの出し入れも行われる。
また、ピザ窯2には、薪の燃焼により生じた排気ガスを排気するための排気孔8が形成されている。この排気孔8は、吸気孔6から分岐してピザ窯2の側壁4内部を通り、ピザ窯2の天井10の上面に至るように形成されている。ピザ窯2の内部において薪の燃焼により生じた排気ガスは、吸気孔6から吸入された外気の一部と混合され、排気孔8を介してピザ窯2の上方に排気される。
ピザ窯2の天井10の上面において、ピザ窯2の排気孔8に排気流路12が接続されており、排気孔8から排気流路12に排気ガスが流入する。この排気流路12は、例えば、内径200mmの円形ダクトにより構成される。
排気流路12には、排気ガスに含まれる煤を除去する煤除去装置14が接続される。ピザ窯2において薪の燃焼により生じた排気ガスは、排気孔8から排気流路12を介して煤除去装置14に流入する。この煤除去装置14の詳細については後述する。
更に、煤除去装置14の下流側には、排気流路12を介して排気ファン16が接続される。排気ファン16は、排気流路12及び煤除去装置14を介してピザ窯2から排気ガスを吸引する。排気ファン16の排気能力は、排気孔8から排気流路12を介して煤除去装置14に流入する排気ガスの流量が、約300m3/h以上、好ましくは450乃至500m3/hとなるように設定される。
また、排気流路12には、煤除去装置14を迂回し、排気孔8と排気ファン16とを直接的に接続するバイパス18が設けられている。このバイパス18は、排気孔8と煤除去装置14との間において排気流路12から分岐され、煤除去装置14の下流側において排気ファン16に接続される。排気流路12とバイパス18との分岐位置に設置された三方弁20により、排気ガスの排気経路として煤除去装置14又はバイパス18のいずれか一方を選択可能となっている。
次に、図2及び図3により、煤除去装置14の詳細を説明する。図2は、煤除去装置14の概観を示す斜視図である。図3は、煤除去装置14の内部構造を示す概略断面図である。
煤除去装置14は、角筒形状のハウジング22を備えている。このハウジング22の上流側の端面(図2及び図3においては左側の端面)には、排気流路12から排気ガスが流入する流入口24が形成されている。また、ハウジング22の下流側の端面(図2及び図3においては右側の端面)には、排気流路12に排気ガスを排出する排出口26が形成されている。以下の説明においては、流入口24から排出口26に至る排気ガスの流れ方向を「流れ方向」と称し、流れ方向に直交する方向を「幅方向」と称する。
また、煤除去装置14は、ハウジング22の内部において、流れ方向に沿って2枚ずつ相互に平行に配置された8枚(即ち4組)の長方形の平板フィルタ28を備える。この平板フィルタ28としては、SiC繊維フェルトを用いる。
流れ方向における各平板フィルタ28の両端は、交互に結合されている。また、幅方向における各平板フィルタ28の両端は、ハウジング22の内壁に結合されている。これにより、ハウジング22の内部空間は、平板フィルタ28を境界として、流入口24側の空間と排出口26側の空間とに分割される。
また、煤除去装置14は、流入口24側に開口する2枚の平板フィルタ28間の各空間(図3では4つの空間)に配置された電熱ヒータ30を備える。この電熱ヒータ30は、平板フィルタ28に捕集された煤を燃焼させて平板フィルタ28を再生する。
各電熱ヒータ30は、その電熱ヒータ30に隣接する平板フィルタ28を所定温度(例えば約700℃)まで加熱可能な出力を有する(例えば、800W)。電熱ヒータ30には、例えば電源32(例えば交流100V)からコンバータ34、コントローラ36、及びヒータ制御部38を介して直流電流(例えば直流24V)が供給される。
更に、煤除去装置14は、相互に平行な2枚の平板フィルタ28間の流入口24側の各間隙を開閉するバルブ40(図3では4つのバルブ40)と、各バルブ40を駆動するモータ42を備える。各バルブ40は個別にモータ42によって駆動され、各バルブ40に対応する間隙を開閉する。モータ42には、電源32からコンバータ34及びコントローラ36を介して直流電流が供給される。
また、煤除去装置14は、電熱ヒータ30及びモータ42を制御するコントローラ36を備える。
次に、上述した本実施形態の薪燃焼排気システム1及び煤除去装置14による作用効果を説明する。
ピザ窯2の内部において薪が燃焼すると、煤を含む排気ガス(即ち煙)が発生する。ピザ窯2の内部における排気ガスの温度は、200℃以上に達する。
排気ファン16を動作させると、排気流路12及び煤除去装置14を介してピザ窯2から排気ガスが吸引される。具体的には、ピザ窯2の内部において薪の燃焼により発生した排気ガスは、吸気孔6から吸入された外気(約20℃)の一部と混合され、排気孔8を介してピザ窯2の上方に排気される。このように、排気ガスが外気と混合されることによって、排気孔8から排気流路12に流入する際の排気ガスの温度は約80℃以下まで低下する。
上述したように、排気ファン16の排気能力は、排気孔8から排気流路12を介して煤除去装置14に流入する排気ガスの流量が、約300m3/h以上、好ましくは450乃至500m3/hとなるように設定されているので、排気ガスが吸気孔6からピザ窯2の外部に漏出することを防止できる。なお、平板フィルタ28の詰まり等により、煤除去装置14の前後における圧力損失が増大し、煤除去装置14に流入する排気ガスの流量が約300m3/h未満となった場合には、三方弁20を切り替えて排気ガスがバイパス18を介して排気ファン16に吸入されるようにすることにより、排気ガスが吸気孔6からピザ窯2の外部に漏出することを防止できる。
排気ガスは、排気流路12から流入口24を介して煤除去装置14の内部に流入する。煤除去装置14の内部において、排気ガスは、流入口24側に開口している2枚の平板フィルタ28間の各空間のうち、バルブ40によって閉鎖されていない3つの空間に流入し、平板フィルタ28を通過して排出口26側の空間に流入する。このように排気ガスが平板フィルタ28を通過する時に、排気ガスに含まれる煤が平板フィルタ28に捕集される。特に、平板フィルタ28としてSiC繊維フェルトを用いているので、平板フィルタ28を通過する際の圧力損失の増大を抑制しつつ、様々な粒子径の煤を捕集することができる。
次いで、排気ガスは排出口26から排気流路12を介して排気ファン16に吸引され、更に排気ファン16から外部に排出される。
コントローラ36は、所定時間毎に、4つの電熱ヒータ30のうちの1つに順次電力を供給する。具体的には、コントローラ36は、排気ファン16の動作開始から5分後に、電熱ヒータ30の1つ(図3では最上段の電熱ヒータ30)に800Wの電力供給を開始する。また、コントローラ36は、電力を供給する電熱ヒータ30が配置されている2枚の平板フィルタ28間の間隙をバルブ40によってほぼ閉鎖するようにモータ42を制御する。このとき、2枚の平板フィルタ28間の開口とバルブ40との間に適切な間隙が形成されるようにバルブ40の位置を設定することにより、新たな煤の流入を抑制しつつ、平板フィルタ28に捕集された煤の燃焼に必要な空気を流入させることができる。そして、この状態を10分間維持する。これにより、電力が供給されている電熱ヒータ30に面する平板フィルタ28の温度を約700℃まで上昇させ、この平板フィルタ28に捕集された煤を燃焼させて平板フィルタ28を再生する。
その後、コントローラ36は、電熱ヒータ30への電力供給を停止すると共に、この電熱ヒータ30が配置されている2枚の平板フィルタ28間の間隙を閉鎖しているバルブ40を開くようにモータ42を制御する。これにより、再生された2枚の平板フィルタ28間の空間に排気ガスが流入する。
次いで、所定の休止時間(例えば95秒)の後、次の電熱ヒータ30(図3では上から2段目の電熱ヒータ30)に800Wの電力供給を開始すると共に、この電熱ヒータ30が配置されている2枚の平板フィルタ28間の間隙をバルブ40によってほぼ閉鎖し、その状態を10分間維持する。
以降、同様に各電熱ヒータ30への電力供給及びバルブ40の開閉を繰り返し、各電熱ヒータ30に面する2枚の平板フィルタ28の各組を順次再生する。このように、煤除去装置14が作動している間は自動的に平板フィルタ28が再生されるため、平板フィルタ28による煤除去性能が低下しない。従って、平板フィルタ28を交換あるいは清掃する事なく、煤の捕集及び平板フィルタ28の燃焼再生を行って、連続的に煤を除去することができる。
最後に、煤除去装置及び薪燃焼排気システムの変形例について説明する。
上述した実施形態においては、薪を燃焼させる燃焼炉がピザ窯2である場合について説明したが、薪ストーブ、暖炉、パン用の薪窯等、薪を燃焼させる任意の燃焼炉についても本考案による煤除去装置及び薪燃焼排気システムを適用することができる。
また、上述した実施形態においては、平板フィルタ28として、SiC繊維フェルトを用いる場合について説明したが、これとは異なる材料を用いてもよい。例えば、金属メッシュ、アルミナマット、又は金属ハニカムコアを平板フィルタ28として用いてもよい。
また、上述した実施形態においては、煤除去装置14が、角筒形状のハウジング22の内部において、排気ガスの流れ方向に沿って相互に平行に配置された8枚の長方形の平板フィルタ28を備える場合について説明したが、これとは異なる構成にしてもよい。
例えば、ハウジング22を円筒形状にしてもよい。また、平板フィルタ28を排気ガスの流れ方向に対して垂直に配置してもよい。
1 薪燃焼排気システム
2 ピザ窯
4 側壁
6 吸気孔
8 排気孔
10 天井
12 排気流路
14 煤除去装置
16 排気ファン
18 バイパス
20 三方弁
22 ハウジング
24 流入口
26 排出口
28 平板フィルタ
30 電熱ヒータ
32 電源
34 コンバータ
36 コントローラ
38 ヒータ制御部
40 バルブ
42 モータ

Claims (8)

  1. 薪の燃焼により生じた排気ガスが流れる排気流路に配置され、上記排気ガスに含まれる煤を除去する煤除去装置であって、
    上記排気流路に配置されるハウジングと、
    上記ハウジングの内部において、上記排気ガスの流れに沿って設置され、排気ガスに含まれる煤を捕集する複数のフィルタと、
    上記フィルタの各々に捕集された煤を燃焼させてフィルタを再生するヒータと、
    上記各フィルタ毎に、所定の時間間隔により順次上記ヒータを作動させるように制御する制御部と、を有することを特徴とする煤除去装置。
  2. 上記ハウジングの上流側の端面には、上記排気流路から上記排気ガスが流入する流入口が形成され、上記ハウジングの下流側の端面には、上記排気流路に上記排気ガスを排出する排出口が形成され、
    上記各フィルタは、平板状に形成され、上記ハウジングの内部において、上記流入口から上記排出口に向かう方向に沿って2枚ずつ相互に平行に配置され、
    上記ヒータは、上記相互に平行な2枚のフィルタの組毎に、これらの2枚のフィルタ間に配置される、請求項1に記載の煤除去装置。
  3. 更に、上記相互に平行な2枚のフィルタの組毎に、これらの2枚のフィルタ間の上記流入口側の間隙を開閉する複数のバルブと、
    上記各バルブを駆動するモータと、を有し、
    上記制御部は、上記相互に平行な2枚のフィルタの各組毎に、これらのフィルタ間に配置された上記ヒータを所定の時間間隔により順次作動させるように制御すると共に、作動させるヒータが配置されている上記2枚のフィルタ間の間隙を上記バルブによってほぼ閉鎖し且つ他のフィルタ間の間隙を上記バルブによって開放するように上記モータを制御する、請求項2に記載の煤除去装置。
  4. 上記フィルタは、金属メッシュ、アルミナマット、金属ハニカムコア、又はSiC繊維フェルトの何れか1つを備える請求項1乃至3の何れか1項に記載の煤除去装置。
  5. 薪を燃焼させる燃焼炉であって、薪の燃焼により生じた排気ガスを排気する排気孔が形成された上記燃焼炉と、
    上記排気孔に接続され、この排気孔を介して排気ガスが流入する排気流路と、
    上記排気流路に設置される上記請求項1乃至4の何れか1項に記載の煤除去装置と、
    上記煤除去装置の下流側に接続され、煤除去装置を通過した排気ガスを吸引する排気ファンと、を有することを特徴とする薪燃焼排気システム。
  6. 上記燃焼炉はピザ窯である、請求項5に記載の薪燃焼排気システム。
  7. 上記燃焼炉には、外気を吸入する吸気孔が形成され、
    上記吸気孔から吸入された外気と上記排気ガスとが混合された約80℃以下の混合気が、上記排気孔を介して上記排気流路に流入する、請求項6に記載の薪燃焼排気システム。
  8. 上記排気ファンは、上記混合気が約300m3/h以上の流量により上記煤除去装置に流入するように、上記煤除去装置から排気ガスを吸引する、請求項7に記載の薪燃焼排気システム。
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