JP3177666U - ディスペンサー - Google Patents
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Abstract
【課題】紙製品の切断しようとする領域に液体を供給することにより、より少ない力で紙製品を容易に切断することが可能なディスペンサーを提供する。
【解決手段】ロールタイプの使い捨て紙製品を供給するディスペンサーにおいて、前記紙製品を回転可能に支持する回転軸13、および前記紙製品が排出される排出部15を有し、前記紙製品を収容する本体ケーシング10と前記排出部15に設けられ、前記紙製品の切断しようとする領域に液体を供給する湿式カット部20とを含んでなる、ディスペンサーによって達成される。
【選択図】図2
【解決手段】ロールタイプの使い捨て紙製品を供給するディスペンサーにおいて、前記紙製品を回転可能に支持する回転軸13、および前記紙製品が排出される排出部15を有し、前記紙製品を収容する本体ケーシング10と前記排出部15に設けられ、前記紙製品の切断しようとする領域に液体を供給する湿式カット部20とを含んでなる、ディスペンサーによって達成される。
【選択図】図2
Description
本考案は、トイレットペーパーまたはハンドタオルなどのロールタイプの使い捨て紙製品を供給するディスペンサーに係り、具体的には、紙製品をより少ない力で容易にカットできるように構造を改善したディスペンサーに関する。
一般に、トイレットペーパー又はハンドタオルなどのロールタイプの使い捨て紙製品などを供給するディスペンサーが広く使われている。
図1は、従来のディスペンサーを示す正断面図である。図1に示すように、従来のディスペンサー1は、トイレットペーパー3の中空部3aに挿入されてトイレットペーパー3を回転可能に支持する回転軸13、およびトイレットペーパー3が排出される排出部15を有し、その内部空間にトイレットペーパー3を収容する本体ケーシング10を含んでなる。
ここで、本体ケーシング10の排出部15には、トイレットペーパー3のカットのための切刃14が設けられている。
ところが、この種の従来のディスペンサー1は、使用者がトイレットペーパー3をカットしようとする場合、トイレットペーパー3が切刃14に対して滑って切断作業が容易でないことが頻繁に発生した。
本考案の目的は、紙製品の切断しようとする領域に液体を供給することにより、より少ない力で紙製品を容易に切断することが可能なディスペンサーを提供することにある。
上記目的は、ロールタイプの使い捨て紙製品を供給するディスペンサーにおいて、前記紙製品を回転可能に支持する回転軸、および前記紙製品が排出される排出部を有し、前記紙製品を収容する本体ケーシングと;前記排出部に設けられ、前記紙製品の切断しようとする領域に液体を供給する湿式カット部と;を含んでなる、ディスペンサーによって達成される。
前記湿式カット部は、一側に液体排出口を有し、内部にスポンジ収容空間を形成する切断ケーシングと、前記液体排出口から所定の間隔をおいて板状に延長される一対のガイド部と、を含むことができる。
前記湿式カット部は、前記切断ケーシングのスポンジ収容空間に収容される第1スポンジと、前記第1スポンジから延長されて前記一対のガイド部の間に収容される第2スポンジと、を有するスポンジ部をさらに含むことが好ましい。
前記切断ケーシングは、前記スポンジ収容空間を開閉するようにお互い着脱可能に設けられる前記第1切断ケーシングおよび第2切断ケーシングを含むことが特徴である。
第1切断ケーシングおよび第2切断ケーシングは、ヒンジ結合又はスクリュー結合されてもよい。
前記湿式カット部は、第1切断ケーシングおよび第2切断ケーシングの結合領域をシールするシール部材をさらに含んでもよい。
前記一対のガイド部のうち少なくとも一つの自由端部領域には、鋸歯状の切刃が設けられていることが好ましい。
前記切断ケーシングには、外部から液体を注入する第1液体注入口が設けられてもよい。
前記本体ケーシングには、前記第1液体注入口に対応する領域に第2液体注入口が設けられてもよい。
前記本体ケーシングに対して、前記湿式カット部は、着脱可能に設けられることが好ましい。
また、上記目的は、ロールタイプの使い捨て紙製品を供給するディスペンサーにおいて、前記紙製品を回転可能に支持する回転軸、および前記紙製品が排出される排出部を有し、前記紙製品を収容する本体ケーシングと;前記本体ケーシングの他側に巻き取られているワイヤーを有し、外力によって前記ワイヤーが上下移動するときに前記回転軸を弾性的に回転させて前記紙製品を供給する弾性供給部と;前記排出部に設けられ、前記紙製品の切断しようとする領域に液体を供給する湿式カット部と;を含んでなる、ディスペンサーによって達成される。
前記弾性供給部は、前記回転軸に結合される駆動軸と、前記駆動軸に離間して設けられる弾性部材駆動軸と、前記弾性部材駆動軸の一側に巻き取られ、外力によって下方に引っ張られるワイヤーと、前記弾性部材駆動軸の他側に巻き取られ、前記ワイヤーが下方に引っ張られると前記ワイヤーが上方に上昇するように前記弾性部材駆動軸に弾性的に回転力を作用させるぜんまいバネと、前記ぜんまいバネによる前記弾性部材駆動軸の回転力を前記駆動軸へ伝達する伝動ギアと、を含んでもよい。
前記伝動ギアは、前記弾性部材駆動軸上に結合された第1伝動ギアと、前記駆動軸上に結合された第2伝動ギアと、前記第1伝動ギアと前記第2伝動ギアとの間に設けられ、回転力を伝達する第3伝動ギアと、を含んでもよい。
前記伝動ギアは、前記ワイヤーが下方に下降するときにのみ前記弾性部材駆動軸の回転力を前記駆動軸へ伝達させるクラッチギアをさらに含んでもよい。
前記本体ケーシングは、前記排出部側に設けられ、前記駆動軸の回転によって供給される紙製品を収容する製品収容部をさらに含んでもよい。
前記本体ケーシングは、前記排出部の内側に設けられ、前記駆動軸の回転によって供給される紙製品を案内する排出ガイドをさらに含んでもよい。
また、上記目的は、ロールタイプの使い捨て紙製品を供給するディスペンサーにおいて、前記紙製品を回転可能に支持する回転軸、および前記紙製品が排出される排出部を有し、前記紙製品を収容する本体ケーシングと;前記本体ケーシングの他側に巻き取られているワイヤーを有し、外力によって前記ワイヤーが上下移動するときに前記回転軸を弾性的に回転させて前記紙製品を供給する弾性供給部と;前記排出部に設けられ、前記紙製品の切断しようとする領域に液体を供給する湿式カット部と;前記本体ケーシングに取り付けられ、文字、紋様または広告が表示される標識パネル、前記標識パネルの前面に取り付けられ、光を通過および反射させる液晶パネル、前記液晶パネルの前面に貼り付けられる偏光フィルム、および前記液晶パネルに電源を供給するための電源供給部から構成される表示装置と;を含んでなることを特徴とする、ディスペンサーによって達成される。
前記本体ケーシングは、前記排出部側に設けられ、前記駆動軸の回転によって供給される紙製品を収容する製品収容部をさらに含んでもよい。
前記電源供給部は、自然光または照明装置から放出される光エネルギーを電気エネルギーに変換させる太陽電池であってもよい。
また、上記目的は、ロールタイプの使い捨て紙製品を供給するディスペンサーにおいて、 前記紙製品を回転可能に支持する回転軸、および前記紙製品が排出される排出部を有し、前記紙製品を収容する本体ケーシングと;前記本体ケーシングの他側に巻き取られているワイヤーを有し、外力によって前記ワイヤーが上下移動するときに前記回転軸を弾性的に回転させて前記紙製品を供給する弾性供給部と;前記排出部に設けられ、前記紙製品の切断しようとする領域に液体を供給する湿式カット部と;前記本体ケーシングに取り付けられる透明メモ板、前記透明メモ板の一端部に固着され、前記透明メモ板へ光を発する照明装置部、前記照明装置部に電源を供給するための電源供給部、および前記電源供給部から印加される電流の流れを制御する電源供給スイッチを備えるメモボードと;を含んでなる、ディスペンサーによって達成される。
本考案によれば、紙製品の切断しようとする領域に液体を供給することにより、より少ない力で紙製品を容易に切断することが可能なディスペンサーを提供することができる。
また、本考案によれば、スポンジ部にアロマオイルを含ませることにより、別途の香水または芳香剤を備えることなく室内または紙製品に香りを供給することができる。
また、本考案によれば、使用者が所望の長さだけワイヤーを引っ張ると、弾性部材の弾性力によって回転軸が回転して紙製品が排出部を介して供給されるので、使用者の利便性を向上させることができる。
また、本考案によれば、ディスペンサーの前面に表示装置を備え、使用者に宣伝文句またはデザインを認識させて広告効果を高めることができる。
以下に添付図面を参照しながら、本考案を充分に理解するために本考案の好適な実施例について説明する。本考案の実施例は様々な形態に変形でき、本考案の範囲はこれらの実施例に限定されるものと解釈されてはならない。本実施例は、当業界における通常の知識を有する者に本考案をより完全に説明するために提供されるものである。よって、図面における要素の形状などは、より明確な説明を強調するために誇張されて表現できる。各図面における同一の部材は、同一の参照符号で図示した場合があることを留意すべきである。本考案の要旨を無駄に乱すおそれがあると判断される公知の機能および構成についての詳細な記述は、省略する。
説明に先立ち、本考案の好適な実施例として、ロールタイプのトイレットペーパー3を供給するディスペンサー1を説明および図示するが、これに限定されず、本考案はハンドタオルなどのロールタイプの使い捨て紙製品を供給する多様な種類のディスペンサーに適用できることを予め明かしておく。
(第1実施例)
図2は、本考案の第1実施例に係るディスペンサー1の構造を示す分解斜視図である。
図2は、本考案の第1実施例に係るディスペンサー1の構造を示す分解斜視図である。
図2に示すように、本考案の第1実施例に係るディスペンサー1は、トイレットペーパー3を収容する本体ケーシング10と、本体ケーシング10の排出部15を介して排出されるトイレットペーパー3に液体を供給する湿式カット部20と、を含んでなる。
本体ケーシング10は、トイレットペーパー3の中空部3aに挿入されてトイレットペーパー3を回転可能に支持する回転軸13、およびトイレットペーパー3が排出される排出部15を有し、その内部空間にトイレットペーパー3を収容する。
本体ケーシング10は、前方開口11を有する筒状の第1本体ケーシング10aと、第1本体ケーシング10aの前方開口11を遮断する第2本体ケーシング10bと、を含む。
回転軸13は第1本体ケーシング10aに設けられており、排出部15は回転軸13の回転方向に沿って第1本体ケーシング10aの下部領域に開口されている。
排出部15の中央領域には、回転軸13と平行な軸方向を持つガイド棒17が取り付けられている。
ガイド棒17は、本体ケーシング10と一体に射出成形されてもよく、本体ケーシング10に回転可能に取り付けられてもよい。
このようなガイド棒17は、排出部15を介して排出されるトイレットペーパー3を排出部15の中央領域へ案内する。
一方、本体ケーシング10の内部領域には、内部に収容されるトイレットペーパー3が意図せず繰り出されることを防止するようにトイレットペーパー3に張力を与える張力維持部19が設けられてもよい。張力維持部19は、本体ケーシング10の内側上部領域に設けられ、回転軸13と平行な軸方向を有する張力調節軸19aと、張力調節軸19aに回転可能に結合され、部分円弧状の断面を有する張力調節カバー19bと、を含んでなる。
張力調節軸19aは、使用していない状態のトイレットペーパー3を回転軸に嵌めたとき、トイレットペーパー3の外周縁に比べて外側上部領域に配置される。張力調節軸19aは、トイレットペーパー3の幅に対応する長さを有することが好ましい。
張力調節カバー19bは、部分円弧状をし、張力調節軸19aを中心として回動可能に結合されている。張力調節カバー19bの曲率は、使用していない状態のトイレットペーパー3の外径曲率に対応することが好ましい。
また、張力調節カバー19bは、トイレットペーパー3が繰り出される方向に設置されることが好ましい。このため、トイレットペーパーを使用する途中でトイレットペーパー3の外径が漸次小さくなっても、張力調節カバー19bが自重によって張力調節軸19aを中心に回転しながらトイレットペーパー3を加圧することができる。
このような張力維持部19の構造は、一般的なトイレットペーパーホルダーの構造を本実施例に係るディスペンサー1に適用したものである。
よって、張力維持部19の構造には、公知の巻き取りちり紙ホルダーの多様な構造が適用できる。
排出部15の周囲の第1本体ケーシング10aの内面には、湿式カット部20が装着される装着部70が設けられている。図3は、本考案の第1実施例に係るディスペンサー1の湿式カット部20の構造を示す分解斜視図である。図5は、本考案の好適な実施例に係るディスペンサー1の湿式カット部20の構造を示す断面図である。
図3および図5に示すように、湿式カット部20は、本体ケーシング10の排出部15に設けられ、トイレットペーパー3の切断しようとする領域に液体を供給する。湿式カット部20は、切断ケーシング30と一対のガイド部40とを有する。
切断ケーシング30は、一側に液体排出口31を有し、内部にスポンジ収容空間33を備える。
切断ケーシング30は、スポンジ収容空間33を開閉するようにお互い着脱可能に設けられる第1切断ケーシング30aおよび第2切断ケーシング30bを含むことができる。
本実施例において、切断ケーシング30は、大略四角筒状を有するものと図示したが、内部にスポンジ収容空間33を備える限り、その形状には限定がない。
本実施例において、第1切断ケーシング30aと第2切断ケーシング30bとは、図3に示されているようにヒンジ結合される。
ここで、第1切断ケーシング30aと第2切断ケーシング30bとの間にはヒンジ部35が設けられるが、ヒンジ部35は液体排出口31に対向する側面に配置される。
本実施例におけるヒンジ部35は、図5に示すように、ヒンジ軸35aおよびヒンジ軸収容部35bを含む。
ここで、ヒンジ軸35aは、一般的な棒からなってもよく、スクリューからなってもよい。
一方、本実施例において、第1切断ケーシング30aおよび第2切断ケーシング30bは、ヒンジ部35によって結合されるものと説明および図示したが、これに限定されず、第1切断ケーシング30aおよび第2切断ケーシング30bの結合構造には、嵌合構造、係合構造、リベットまたはスクリューなどの締結部材による結合構造などが適用されてもよい。
一方、液体排出口31は、切断ケーシング30の一側面に開口されて設けられる。液体排出口31は、トイレットペーパー3の幅方向による長孔状に設けられ、該長孔の長さはトイレットペーパー3の幅に対応することが好ましい。
ガイド部40は、液体排出口31の両側から所定の間隔dをおいて延長されて一対が設けられる。
本実施例において、ガイド部40は、第1切断ケーシング30aおよび第2切断ケーシング30bの液体排出口31からそれぞれ延長され、板面が離間する板状に設けられる。
一対のガイド部40は、ロック部45によってお互いにロックおよびロック解除される。
本実施例において、ロック部45は、第1切断ケーシング30aおよび第2切断ケーシング30bの回動によって嵌合されるロック突起45aおよびロック突起収容部45bを含む。
ロック突起45aとロック突起収容部45bとは、締結力を維持するように嵌合して結合されることが好ましい。
一方、ロック部45は、スクリュー、リベット、ピンなどの締結部材であってもよい。
本実施例に係るディスペンサー1の湿式カット部20は、第1切断ケーシング30aおよび第2切断ケーシング30bの結合領域をシールするシール部材50をさらに含んでもよい。
シール部材50は、第1切断ケーシング30aと第2切断ケーシング30bとの間の縁領域に沿って配置される帯状に設けられる。
シール部材50は、ゴム材質からなることが好ましい。また、シール部材50は、Oリングまたはガスケットからなってもよい。
一方、一対のガイド部40の間に後述の第2スポンジ60bが配置されるので、シール部材50は、大略「コ」字状をし、液体排出口31を除いた第1切断ケーシング30aおよび第2切断ケーシング30bの縁領域に沿って設置されることが好ましい。
湿式カット部20は、切断ケーシング30のスポンジ収容空間33に収容される第1スポンジ60aと、第1スポンジ60aから延長されて一対のガイド部40の間に収容される第2スポンジ60bと、を有するスポンジ部60をさらに含んでもよい。
図示の如く、第1スポンジ60aは、第2スポンジ60bに比べて大きい体積を持つので、第2スポンジ60bに比べて相対的に多量の液体を含有している。
第2スポンジ60bは、第1スポンジ60aから突出して一対のガイド部40の間に収容される。
第2スポンジ60bは、湿式カット部20が本体ケーシング10に設置された状態で、第1スポンジ60aに比べて下部に配置される。
ここで、第1スポンジ60aの液体が自重によって第2スポンジ60bへ移動する。このため、第2スポンジ60bは、第1スポンジ60aに比べて多くの液体含有量を有する。
したがって、スポンジ部60が完全に乾燥しない限り、第2スポンジ60bは常に液体を含有した状態を維持することができる。
第2スポンジ60bは、ガイド部40と同一またはそれ以上の長さを有する。
すなわち、第2スポンジ60bは、図5および図6に示すように、第1スポンジ60aから突出して後述の切刃41の端部領域まで延長されるか或いはそれよりさらに延長されて外部に露出する。
このため、トイレットペーパー3が第2スポンジ60bに直接接触して液体の供給を受けることができる。
本実施例において、スポンジ部60は、一般的に広く知られているスポンジだけでなく、アセテートトウを含む。
本実施例において、スポンジ部60に供給される液体は、水だけでなく、アロマオイル、香水などの芳香性液体であってもよい。このため、別途の香水または芳香剤を備えることなく、スポンジ部60に含有されているアロマオイルによって香りを供給することができる。
一方、一対のガイド部40のうち少なくとも一つの自由端部領域には、鋸歯状の切刃41が形成できる。本実施例では、切刃41が一対のガイド部40に全て形成されるものと説明および図示したが、これに限定されず、いずれか一つにのみ形成されてもよい。
切刃41は、図3に示すようにジグザグ状の刃形状としてもよく、図4に示すように一字状の刃形状としてもよい。
このような切刃41は、切断ケーシング30と同一の材質からなり、一体に射出成形されてもよい。
ところが、切刃41は、切断ケーシング30とは異なる材質からなり、切刃41の成形の際にインサート射出成形されてもよい。
切断ケーシング30には、外部から液体を注入する第1液体注入口80aが設けられてもよい。
ここで、本体ケーシング10には、第1液体注入口80aに対応する領域に第2液体注入口80bが設けられていることが好ましい。
このため、スポンジ部60が乾燥する場合、使用者は注射器などの注入部材5を用いて第1液体注入口80aおよび第2液体注入口80bを介してスポンジ部60へ液体を供給することができる。
本実施例では、切断ケーシング30の内部に液体を注入する構造として、第1液体注入口80aおよび第2液体注入口80bを説明および図示した。ところが、これに限定されず、切断ケーシング30の板面に、内部を開放することが可能なキャップまたは栓を設置することにより、液体を注入することが可能な構造にしてもよい。
この場合、使用者はキャップまたは栓を外して切断ケーシング30の内部に液体を注入することができる。
一方、本体ケーシング10に対して、湿式カット部20は着脱可能に設けられてもよい。
本体ケーシング10の説明で詳述したように、排出部15を有する第1本体ケーシング10aの内面には、湿式カット部20が装着される装着部70が設けられている。このような装着部70には、湿式カット部20が嵌合される。
このように湿式カット部20を本体ケーシング10に対して着脱可能に結合することにより、使用者が湿式カット部20を本体ケーシング10から分離して液体を充填することができる。
本実施例では湿式カット部20が回転軸13の軸方向に装着部70に嵌合されるものと示したが、湿式カット部20がトイレットペーパー3の回転方向に沿って嵌合されるように装着部70が設けられてもよい。
また、湿式カット部20は、本体ケーシング10に対してフック結合で結合されてもよく、両面テープまたはベルクロ(登録商標)などの接着手段によって結合されてもよい。
本実施例では湿式カット部20が排出部15の両側に一対設けられるものと示したが、湿式カット部が排出部15の一側にのみ設けられてもよい。
本考案の実施例の一例として、トイレットペーパー3を供給するディスペンサー1を説明および図示したが、これに限定されない。本考案は、ハンドタオルなどのロールタイプの使い捨て紙製品を供給する多様な種類のディスペンサーに適用できる。
以下に図7および図8を参照しながら、本実施例に係るディスペンサー1の作動過程について詳細に説明する。
図7および図8は、本考案の第1実施例に係るディスペンサー1の作動過程を示す作動状態断面図である。
まず、図7に示すように、スポンジ部60には液体が充分に充填されており、本体ケーシング10の内部にはトイレットペーパー3が収容されている。
ここで、使用者が排出部15を介して外部に露出しているトイレットペーパー3を柔らかく引っ張ると、トイレットペーパー3が回転軸13を中心に回転しながら繰り出される。
その次に、使用者が使用しようとする長さだけトイレットペーパー3を引き出した後、切断ケーシング30の方向に引っ張ると、使用者の加圧力によってトイレットペーパー3の板面が第2スポンジ60bに接触する。
その結果として、図8に示すように、一対のガイド部40の間に配置された第2スポンジ60bに含まれている液体が一対の切刃41の間からトイレットペーパー3へ供給される。
ここで、液体の供給を受けたトイレットペーパー3は、強度が弱くなって容易に切断される。
また、液体の供給を受けたトイレットペーパー3の周囲領域が切刃41によって加圧されるので、使用者はさらに少ない力でも容易にトイレットペーパー3を切断することができる。
一方、持続的に使用中にスポンジ部60が乾燥する場合、使用者は注射器などの注入部材5を用いて第1液体注入口80aおよび第2液体注入口80bを介してスポンジ部60へ液体を供給することができる。
また、湿式カット部20が本体ケーシング10に対して着脱可能に結合され、切断ケーシング30が分離可能に設けられるので、使用者は湿式カット部20を本体ケーシング10から分離して液体を充填することもできる。
以上説明したように、本考案によれば、トイレットペーパー3の切断しようとする領域に液体を供給する湿式カット部20を設けることにより、より少ない力でもトイレットペーパー3を容易に切断することが可能なディスペンサー1を提供することができる。
(第2実施例)
以下、本考案の第2実施例に係るディスペンサーについて説明する。
以下、本考案の第2実施例に係るディスペンサーについて説明する。
図9は、本考案の第2実施例に係るディスペンサー1の正面構成を示す正面図、図10は、本考案の第2実施例に係るディスペンサー1の構成を分解して示す分解斜視図、図11は、図10の弾性供給部200の構成を分解して示す分解斜視図である。
図示の如く、本実施例に係るディスペンサー1は、紙製品Tを収容する本体ケーシング100と、本体ケーシング100の内側に結合されてワイヤー231の引っ張りによって紙製品Tが自動で供給されるようにする弾性供給部200と、を含んでなる。
本体ケーシング100は、図10に示すように、互いに結合する第1ケーシング110および第2ケーシング120から構成される。
第1ケーシング110は、前方開口を有する筒状をし、内部に紙製品Tが収容され、第2ケーシング120は、第1ケーシング110に結合して第1ケーシング110の前方開口を遮断し、弾性供給部200が結合される。
第1ケーシング110には、回転軸115を回転可能に支持する支持リブ111と、一端部は支持リブ111に、他端部は弾性供給部200の駆動軸220に結合され、紙製品Tの中空軸Taを収容する回転軸115と、を含む。
また、第1ケーシング110の下部領域には紙製品Tを排出するための排出部130が設けられ、排出部130の両側には紙製品Tを切断する切刃140が設けられる。排出部130を介して排出される紙製品Tが床に落ちないように、紙製品Tを内部に収容する製品収容部150が備えられる。
支持リブ111は、第1ケーシング110の内側板面から突出して回転軸115を回転可能に支持する。
支持リブ111は、回転軸115のリブ収容孔115aに収容される。回転軸115は、駆動軸220に結合されて駆動軸220の回転方向に沿って第1ケーシング110内で回転する。
回転軸115は、紙製品Tの中空軸Taに挿入されて回転軸115の回転に伴って紙製品Tも回転し、紙製品Tが排出部130を介して供給されるようにする。
回転軸115の一端部には、支持リブ111を収容するリブ収容孔115aが設けられ、回転軸の他端部には、駆動軸220に嵌合される駆動軸収容孔115bが設けられる。
切刃140は、排出部130の両側に設けられ、排出部130を介して排出される紙製品Tを使用者が加圧して切断することができるようにする。
製品収容部150は、排出部130の下側に設けられ、排出部130の一部領域を包む。
製品収容部150は、排出部130の下部領域を密閉してワイヤー231によって自動で一定の長さが供給される紙製品Tが床に落ちないように内部に収容する。
製品収容部150は、第1ケーシング110と一体に設けられるか、或いは第1ケーシング110に対して着脱可能に結合されてもよい。
第2ケーシング120は、第1ケーシング110の前方開口を遮断して密閉する。第2ケーシング120には、弾性供給部200が結合される。
第2ケーシング120には、弾性供給部200のワイヤー231を第2ケーシング120の外側に露出させるワイヤー排出孔121が設けられる。ワイヤー231は、ワイヤー排出孔121を介して第2ケーシング120の下部領域に一定の長さだけ露出される。これにより、使用者はワイヤーを引っ張ることができる。
弾性供給部200は、図10および図11に示すように、第2ケーシング120に結合して使用者がワイヤー231を引っ張る力に応じて回転軸115が回転し、紙製品Tが排出部130を介して自動で所望の長さだけ供給されるようにする。
弾性供給部200は、第2ケーシング120内に収容される供給部ケーシング210と、供給部ケーシング210内に回転軸115と結合されるように配置される駆動軸220と、駆動軸220に対して一定の長さが離間するように配置され、弾性部材233が結合される弾性部材駆動軸230と、弾性部材駆動軸230に結合される弾性部材233およびワイヤー231と、弾性部材駆動軸230の回転を駆動軸220へ伝達する伝動ギア221、223、237およびクラッチギア235と、を含んでなる。
供給部ケーシング210は、互いに結合する前面ケーシング211および後面ケーシング213を含む。
駆動軸220は、前面ケーシング211および後面ケーシング213に回転可能に結合され、前面ケーシング211を貫通して回転軸115に固定結合される。駆動軸220上には第2伝動ギア221が結合され、弾性部材駆動軸230の回転力を駆動軸220へ伝達する。
弾性部材駆動軸230は、駆動軸220に対して一定の距離を離間するように設けられ、軸方向中央部に弾性部材233が巻き取られ、一端部にはワイヤー231が巻き取られる。
弾性部材駆動軸230は、前面ケーシング211および後面ケーシング213に対して回転可能に結合される。弾性部材233は、弾性部材駆動軸230上に結合される。
この際、弾性部材233の内側端部233aは、弾性部材駆動軸230の弾性部材結合溝230bに収容されて弾性部材駆動軸230に固定結合される。
弾性部材233の外側端部233bは、後面ケーシング213に固定結合される。弾性部材233は、ぜんまいバネの形をして弾性部材駆動軸230上に数回巻き取られる。
ワイヤー231は、後面ケーシング213を介して外側に突出した弾性部材駆動軸230上に巻き取られる。
この際、弾性部材駆動軸230の端部には、ワイヤー支持板232が結合される。
ワイヤー支持板232は、U字状の外周面に設けられ、ワイヤー231が弾性部材駆動軸230上に一定の厚さで巻き取られるように支持する。
弾性部材駆動軸230には、ギア列230aが軸方向に沿って設けられ、ワイヤー支持板232の中空軸には、ギア溝232aが設けられて互いに固定結合される。
したがって、使用者がワイヤー231を下方に引っ張ると、ワイヤー支持板232と共に弾性部材駆動軸230も一体に回転する。
弾性部材駆動軸230には、クラッチギア235が設けられる。クラッチギア235は動力の伝達を断続する軸継ぎ手装置であって、軸と軸とを接続または遮断することに用いられる。
ここで、クラッチギア235は、使用者がワイヤー231を下方に引っ張る方向に弾性部材駆動軸230が回転するときは回転力が駆動軸220へ伝達されるようにし、ワイヤー231が上方に上昇する方向に弾性部材駆動軸230が回転するときは回転力が駆動軸220へ伝達されないようにする。
クラッチギア235は、第1伝動ギア237の内側ギア237bに噛み合って一方向の伝動機能を有する。
第1伝動ギア237は、弾性部材駆動軸230上に結合されて弾性部材駆動軸230の回転力を第2伝動ギア221へ伝達する。
第1伝動ギア237は、外周縁に設けられた外側ギア237aと、内周面に設けられた内側ギア237bと、から形成される。
外側ギア237aは、弾性部材駆動軸230の回転の際に第3伝動ギア223の下部ギア223aに噛み合って回転力を伝達する。
内側ギア237bは、クラッチギア235に噛み合って、ワイヤー231が下降する方向に弾性部材駆動軸230が回転するときにのみ回転力が第2伝動ギア221へ伝達されるようにする。
第3伝動ギア223は、第1伝動ギア237と第2伝動ギア221との間に設けられ、弾性部材駆動軸230の回転力を駆動軸220へ伝達する。
第3伝動ギア223は、前面ケーシング211および後面ケーシング213に回転可能に結合された第3伝動ギア支持軸224上に結合される。
第3伝動ギア223は、同軸上に設けられた下部ギア223aおよび上部ギア223bを含む。下部ギア223aは第1伝動ギア237に噛み合い、上部ギア223bは第2伝動ギア221に噛み合う。
以下、このような構成を持つ本考案に係るディスペンサー1の紙製品Tの供給過程を図12および図13を参照して説明する。
前記紙製品Tが必要な使用者は、本体ケーシング100の下部領域に露出しているワイヤー231に力を加えて下方に引っ張る。
ワイヤー231が引っ張られると、ワイヤー231が繰り出される方向に弾性部材駆動軸230が回転する。
ワイヤー231が繰り出される方向に弾性部材駆動軸230が回転すると、弾性部材駆動軸230に固定結合された弾性部材233は、初期状態より弾性部材駆動軸230上に巻かれる方向に回転する。
これと同時に、前記弾性部材駆動軸230に固定結合されたクラッチギア235が共に回転し、外側の第1伝動ギア237と噛み合ってこれを回転させる。
第1伝動ギア237の回転に伴い、第3伝動ギア223の下部ギア223aおよび上部ギア223bが共に回転する。
上部ギア223bに噛み合っている第2伝動ギア221が回転すると、駆動軸220が回転する。
駆動軸220の回転によって、紙製品Tが結合されている回転軸115が回転する。回転軸115の回転によって紙製品Tが繰り出されて排出部130を介して供給される。排出部130を介して供給された紙製品Tは、製品収容部150の内部に収容される。
ここで、使用者は、必要な紙製品Tの長さに合わせてワイヤー231を数回引っ張る。必要な長さの紙製品Tが製品収容部150内に収容されると、紙製品Tを切刃140に加圧して切断する。
一方、使用者からの外力が解除されると、弾性部材233は、初期状態に復帰するために、弾性部材233が繰り出される方向、すなわちワイヤー231が上方に上昇する方向に弾性的に回転する。
これにより、弾性部材駆動軸230およびこれと一体に結合されるクラッチギア235は共に回転するが、この際には、前記クラッチギア235と一方向の伝動関係にある第1伝動ギア237は回転しない。
以上に説明したように、本考案に係るディスペンサーは、使用者が必要な長さだけワイヤーを引っ張ると、弾性部材の弾性力によって回転軸が回転して紙製品Tが排出部を介して供給される。これにより、使用者の利便性を向上させることができる。
一方、図14は、本考案の第2実施例に係るディスペンサーの変形例を示す正面図である。本変形例に係るディスペンサー1は、排出部130において紙製品Tのカット領域に液体を供給する湿式カット部20を含む。
湿式カット部20は、スポンジ60、切断ケーシング30および切断ガイド40などを含み、これについては前記第1実施例の場合と同様なので、ここでは具体的な説明を省略する。
本変形例に係るディスペンサー1によれば、紙製品がワイヤーによって自動で一定の長さが供給されて製品収容部150に収容されると、使用者は切断しようとする領域を湿式カット部20の切断ガイド40と接触させる。
これにより、切断ガイド40に接触した紙製品Tは、瞬時に切断される。
また、本変形例において、本体ケーシング100には、下側の排出部130内に排出ガイド160が設けられる。
排出ガイド160は、前記駆動軸220の回転によって供給される紙製品Tを案内して排出部130を介して円滑に排出されるようにする。
さらに、前記排出ガイド160は、駆動軸220の過度な回転速度により紙製品Tが下側の排出部130に落下せずに、巻かれた状態で右側に巻き上がる現象を防止する。
一方、図15は、本考案の第2実施例に係るディスペンサーの他の変形例であって、ディスペンサー1に表示装置400が備えられた構成を示す斜視図である。
本変形例において、本体ケーシング100の前面に取り付けられる表示装置400は、使用者に宣伝文句またはデザインを認識させて広告効果を高めることができるように備えられる。
図16は、図15のディスペンサー1における表示装置400の構成を分解して示す分解斜視図である。
表示装置400は、文字、模様または広告が表示される標識パネル420と、標識パネル420の前面に取り付けられ、光を通過および反射させる液晶パネル430と、液晶パネル430に電源を供給するための電源供給部410と、から構成される。
ここで、電源供給部410は、太陽電池である。
液晶パネル430は、標識パネル420の前面に一定のサイズに区分されるように複数のセクター431から構成される。液晶パネル430の前面には、液晶パネル430を保護し且つ光を偏光させる偏光フィルム432が貼り付けられる。
また、表示装置400の上側面には、一定の広さで貫通した太陽電池装着部412が設けられる。太陽電池装着部412には、前記液晶パネル430に電源を供給する太陽電池410が装着される。
太陽電池410は、自然光または照明装置から放出する光エネルギーを電気エネルギーに変換させる装置であって、液晶パネル430が駆動されるように電源を供給する。
すなわち、太陽電池410で生成された電気エネルギーは、液晶パネル430に連結された基板411上の制御チップによって制御される。
これにより、液晶パネル430は、一定の間隔で形成されたセクター431ごとに順次点滅するように構成され、使用者に標識421を鮮明に認識させる。
また、液晶パネル430および標識パネル420は、太陽電池410のみで作動するため、半永久的かつ環境調和的に使用することができる。
このため、太陽電池410を利用することにより、バッテリーなどの取替え作業を行わなくてもよいという利点がある。
一方、前記表示装置400は、図17に示したメモボード500で代替されてもよい。
メモボード500は、宣伝文句またはデザインが表示されるように備えられる。
具体的には、本体ケーシング100に装着されるメモボード500は、図18に示すように、宣伝文句またはデザインが表示された透明メモ板510と、前記透明メモ板510の一端部に固着され、透明メモ板510へ光を発する照明装置部520と、前記照明装置部520に電源を供給するための電源供給部530と、前記電源供給部530から印加される電流の流れを制御する電源供給スイッチ540と、から構成される。
ここで、透明メモ板510は、所定の厚さを有するアクリル樹脂などの透明な合成樹脂または透明のガラスからなる。
透明メモ板510の下端部には照明装置部520が固定されるように結合され、照明装置部520の内部にはLED(Light Emitting Diode)が設置されて、電源供給スイッチ540による点灯の際に上部の透明メモ板510を照らすことができるように構成される。
照明装置部520は後面に電源供給部530を備え、前記電源供給部530にはLEDの電源として使用される多数のバッテリー531が収納される。
また、照明装置部520の後面には、バッテリー531が収容される収容空間部532および前記収容空間部532を覆うためのカバー533が設置できる。
これにより、前記メモボード500は、使用上の利便性のために、前記電源供給スイッチ540を常に「ON」状態に維持することができ、暗所でも宣伝文句またはデザインを容易に識別することができる。
上述した本考案のディスペンサーに対する実施例およびその変形例は、例示的なものに過ぎず、本考案の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、これから多様な変形および均等な他の実施が可能であることを理解するであろう。
よって、本考案は、上述した詳細な説明で言及される形態に限定されるものではない。
本考案の真正な技術的保護範囲は、実用新案登録請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。また、本考案は、請求の範囲によって定義される本考案の精神とその範囲内にある全ての変形物、均等物および代替物を含むものと理解されるべきである。
1 ディスペンサー、10 本体ケーシング、13 回転軸、15 排出部、20 湿式カット部、30 切断ケーシング、31 液体排出口、33 スポンジ収容空間、40 ガイド部、41 切刃、60 スポンジ部、60a 第1スポンジ、60b 第2スポンジ、80a 第1液体注入口、80b 第2液体注入口、140 切刃、150 製品収容部、160 排出ガイド、200 弾性供給部、220 駆動軸、221 第2伝動ギア、223 第3伝動ギア、230 弾性部材駆動軸、231 ワイヤー、233 ぜんまいバネ(弾性部材)、235 クラッチギア、237 第1伝動ギア、400 表示装置、410 電源供給部、420 標識パネル、430 液晶パネル、432 偏光フィルム、500 メモボード、510 透明メモ板、520 照明装置部、540 電源供給スイッチ、T 紙製品
Claims (15)
- ロールタイプの使い捨て紙製品を供給するディスペンサーにおいて、
前記紙製品を回転可能に支持する回転軸、および前記紙製品が排出される排出部を有し、前記紙製品を収容する本体ケーシングと;
前記排出部に設けられ、前記紙製品の切断しようとする領域に液体を供給する湿式カット部と;を含んでなることを特徴とする、ディスペンサー。 - 前記湿式カット部は、
一側に液体排出口を有し、内部にスポンジ収容空間を形成する切断ケーシングと、
前記液体排出口から所定の間隔をおいて板状に延長される一対のガイド部と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載のディスペンサー。 - 前記湿式カット部は、前記切断ケーシングの前記スポンジ収容空間に収容される第1スポンジと、前記第1スポンジから延長されて前記一対のガイド部の間に収容される第2スポンジと、を有するスポンジ部をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載のディスペンサー。
- 前記一対のガイド部のうち少なくとも一つの自由端部領域には、鋸歯状または一字状の切刃が設けられていることを特徴とする、請求項2または3に記載のディスペンサー。
- 前記切断ケーシングには、外部から液体を注入する液体注入口が設けられていることを特徴とする、請求項4に記載のディスペンサー。
- ロールタイプの使い捨て紙製品を供給するディスペンサーにおいて、
前記紙製品を回転可能に支持する回転軸、および前記紙製品が排出される排出部を有し、前記紙製品を収容する本体ケーシングと;
前記本体ケーシングの他側に巻き取られているワイヤーを含み、外力によって前記ワイヤーが上下移動するときに前記回転軸を弾性的に回転させて前記紙製品を供給する弾性供給部と;
前記排出部に設けられ、前記紙製品の切断しようとする領域に液体を供給する湿式カット部と;を含んでなることを特徴とする、ディスペンサー。 - 前記弾性供給部は、
前記回転軸に結合する駆動軸と、
前記駆動軸に離間して設けられる弾性部材駆動軸と、
前記弾性部材駆動軸の一側に巻き取られ、外力によって下方に引っ張られるワイヤーと、
前記弾性部材駆動軸の他側に巻き取られ、前記ワイヤーが下方に引っ張られると前記ワイヤーが上方に上昇するように前記弾性部材駆動軸に弾性的に回転力を作用させるぜんまいバネと、
前記ぜんまいバネによる前記弾性部材駆動軸の回転力を前記駆動軸へ伝達する伝動ギアと、を含むことを特徴とする、請求項6に記載のディスペンサー。 - 前記伝動ギアは、
前記弾性部材駆動軸上に結合された第1伝動ギアと、
前記駆動軸上に結合された第2伝動ギアと、
前記第1伝動ギアと前記第2伝動ギアとの間に設けられ、回転力を伝達する第3伝動ギアと、を含むことを特徴とする、請求項7に記載のディスペンサー。 - 前記伝動ギアは、
前記ワイヤーが下方に下降するときにのみ前記弾性部材駆動軸の回転力を前記駆動軸へ伝達させるクラッチギアをさらに含むことを特徴とする、請求項8に記載のディスペンサー。 - 前記本体ケーシングは、
前記排出部側に設けられ、前記回転軸の回転によって供給される紙製品を収容する製品収容部をさらに含むことを特徴とする、請求項6〜9のいずれか1項に記載のディスペンサー。 - 前記本体ケーシングは、
前記排出部の内側に設けられ、前記回転軸の回転によって供給される紙製品を案内する排出ガイドをさらに含むことを特徴とする、請求項6に記載のディスペンサー。 - ロールタイプの使い捨て紙製品を供給するディスペンサーにおいて、
前記紙製品を回転可能に支持する回転軸、および前記紙製品が排出される排出部を有し、前記紙製品を収容する本体ケーシングと;
前記本体ケーシングの他側に巻き取られているワイヤーを含み、外力によって前記ワイヤーが上下移動するときに前記回転軸を弾性的に回転させて前記紙製品を供給する弾性供給部と;
前記排出部に設けられ、前記紙製品の切断しようとする領域に液体を供給する湿式カット部と;
前記本体ケーシングに取り付けられ、文字または模様または広告が表示される標識パネル、前記標識パネルの前面に取り付けられ、光を通過および反射させる液晶パネル、前記液晶パネルの前面に貼り付けられる偏光フィルム、および前記液晶パネルに電源を供給するための電源供給部から構成される表示装置と;を含んでなることを特徴とする、ディスペンサー。 - 前記本体ケーシングは、
前記排出部側に設けられ、前記回転軸の回転によって供給される紙製品を収容する製品収容部をさらに含むことを特徴とする、請求項12に記載のディスペンサー。 - 前記電源供給部は、自然光または照明装置から放出される光エネルギーを電気エネルギーに変換させる太陽電池であることを特徴とする、請求項12に記載のディスペンサー。
- ロールタイプの使い捨て紙製品を供給するディスペンサーにおいて、
前記紙製品を回転可能に支持する回転軸、および前記紙製品が排出される排出部を有し、前記紙製品を収容する本体ケーシングと;
前記本体ケーシングの他側に巻き取られているワイヤーを含み、外力によって前記ワイヤーが上下移動するときに前記回転軸を弾性的に回転させて前記紙製品を供給する弾性供給部と;
前記排出部に設けられ、前記紙製品の切断しようとする領域に液体を供給する湿式カット部と;
前記本体ケーシングに取り付けられる透明メモ板、前記透明メモ板の一端部に固着され、前記透明メモ板へ光を発する照明装置部、前記照明装置部に電源を供給するための電源供給部、および前記電源供給部から印加される電流の流れを制御する電源供給スイッチを備えるメモボードと;を含んでなることを特徴とする、ディスペンサー。
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