JP3176949U - ツボ刺激シール - Google Patents

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まゆ子 南
幸子 刈田
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株式会社アイエフラッシュ
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Abstract

【課題】人体のツボを押圧して継続的かつ効果的に刺激を与えることができるツボ刺激シールを提供する。
【解決手段】人体の皮膚に貼り付け可能な粘着シート1と、前記粘着シート1の粘着面に固定された押圧体2とを有し、前記押圧体2が、直径0.6〜2.0mmの球体の形状をなしており、かつチタンを含有しているので、人体のツボを押圧して継続的かつ効果的に刺激を与えることができる。本考案に係るツボ刺激シールの前記粘着シート1の前記粘着面と反対側の面に装飾体3を固定することで、ツボ刺激シールの見た目をよくし、お洒落な雰囲気をだすことができる。本考案に係るツボ刺激シールは、特に耳ツボを押圧して刺激を与えるのに好適である。
【選択図】図1

Description

本考案は、耳ツボ等の人体のツボを押圧して刺激するためのシールに関する。
東洋医学によれば、頭痛、肩こり、疲れ目、腰痛、便秘など体調がすぐれないとき、指圧、鍼、灸などにより人体のツボ(「経穴」とも言う。)を刺激することで、その症状を緩和することができる。また、ツボ刺激は、冷え性の解消、肌艶の改善、精神の安定、禁煙、食欲抑制によるダイエット、リフトアップにも効果があるとされている。
さらに、最近では、人体のツボを刺激する方法として、粒状又は針状の突起物を粘着テープで固定して押圧する方法も知られている。前述の指圧、鍼、灸による方法では、人体のツボに短期的な刺激しか与えられないのに対し、突起物を固定する方法では、人体のツボを継続的に押圧することができるので、長期的な刺激を与えることができる。しかし、この方法により、例えば耳ツボに突起物を固定した場合には、見た目があまりよくないという問題があった。
そこで、突起物の裏面に装飾物を固定する方法が検討されている。特許文献1には、樹脂シールの上に天然石を接着剤で接着し、樹脂シールの下に粘着剤を塗布し、その粘着剤には、耳ツボを刺激するための、大きさの径が0.1mm〜0.5mmの一つ又は複数個の金、チタン、又はガラス玉の球状の粒を貼った耳ツボ刺激シールが記載されている。特許文献2には、粘着面が裏面側に形成されたシート体と、前記シート体の裏面側に固定される先端に押圧部を有する押圧体と、前記シート体の表面側に固定される装飾体とからなる耳ツボ用押圧具を、切れ込みを有する台紙に固定した台紙付き耳ツボ押圧具が記載されている。
実用新案登録第3168645号公報 実用新案登録第3146315号公報
ここで、人体のツボを押圧して効果的に刺激を与えるためには、突起物の材質が重要と考えられ、中でもチタンは、血液を温かくし筋肉の機能を活性化する効果があるとされている。実際に、特許文献1にもチタンの球状の粒を用いることが記載されている。
しかし、特許文献1に記載された0.1mm〜0.5mm径のチタン球では、大きさが小さく、人体のツボを押圧する効果は比較的弱いので、必ずしも効果的に刺激を与えるものではなかった。特許文献2には、人体のツボを押圧するための押圧体を、金、銀、マンガン、イオウ、りん、ケイ素、炭素を含有する約1mmの球体で構成することが記載されているに過ぎず、チタンを利用していないことから、人体のツボを押圧して刺激を与える効果は限定的であった。
そこで、本考案は、人体のツボを押圧して継続的かつ効果的に刺激を与えることができるツボ刺激シールを提供することを目的とする。
本考案は、人体の皮膚に貼り付け可能な粘着シートと、前記粘着シートの粘着面に固定された押圧体とを有し、前記押圧体が、直径0.6〜2.0mmの球体の形状をなしており、かつチタンを含有しているツボ刺激シールである。
本考案によれば、人体のツボを押圧して継続的かつ効果的に刺激を与えることができるツボ刺激シールを提供できる。
本考案に係るツボ刺激シールの一例の構成を示す模式的断面図である。 図1に示すツボ刺激シールを耳に装着した際の状態を示す模式的断面図である。
本考案に係るツボ刺激シールの一例の構成を図1に示す。図1のツボ刺激シールは、粘着シート1と、粘着シート1の粘着面1aに固定された押圧体2と、粘着シート1の粘着面と反対側の面1bに固定された装飾体3を有している。1つの粘着シート1に固定される押圧体2及び装飾体3の数は、それぞれ独立に1つでもよく、2つ以上でもよいが、同数であることが好ましい。
粘着シート1は、少なくとも一方が粘着力のある粘着面1aとなっており、本考案に係るツボ刺激シールは、この粘着力によって人体の皮膚に貼り付けることができる。粘着シート1の粘着面と反対側の面1bは、一般的には非粘着性であるが、粘着力を持っていてもよい。粘着面1aには、例えばアクリル系の粘着剤が塗布されている。粘着シート1の色は、人体の皮膚に貼り付けた際になるべく目立たないように、透明若しくは半透明、又は肌色であることが好ましい。粘着シート1の形状は、四角形や六角形でも構わないが、人体の皮膚に貼り付けやすいことから、円形又は楕円形が好ましく、円形がより好ましい。粘着シート1の大きさに関しては、円形の場合、その直径は5〜10mmが好ましく、約7mmがより好ましい。
押圧体2は、直径0.6〜2.0mmの球体の形状をなしている。本考案に係るツボ刺激シールを人体の皮膚に貼り付けたとき、この押圧体2によって人体のツボが押圧される。また、押圧体2を球体の形状とすることで、人体のツボにピンポイントで刺激を与えることができ、その球体の直径を0.6〜2.0mmとすることで、強い押圧効果が得られる。押圧体2となる球体の直径は、1.1〜1.5mmの範囲が好ましく、1.15〜1.25mmの範囲がより好ましく、約1.2mmとすることがさらに好ましい。なお、球体とは、完全な球でもよく、回転楕円体でもよい。回転楕円体の場合における「直径」とは、回転楕円体の長径と短径の平均値と定義されるが、回転楕円体の場合には、長径と短径の両方が上記の範囲であることが好ましい。
押圧体2は、チタンを含有している。本考案に係るツボ刺激シールを人体の皮膚に貼り付けたとき、チタンを含有する押圧体2で人体のツボを押圧できるので、血液を温かくし筋肉の機能を活性化するといった効果的な刺激を与えることができる。押圧体2は、チタン以外に、金、銀、マンガン、アルミニウム、カリウム、イオウ、りん、ケイ素、炭素、窒素、酸素を含むこともできる。押圧体2は、これらから選択された1種を含んでいてもよく、2種以上を含んでもいてもよい。押圧体2におけるチタンの含有率は、90重量%以上が好ましく、99重量%以上がより好ましい。また、押圧体2におけるチタンの含有率は、100重量%でも構わないが、典型的には99.99重量%以下である。例えば、押圧体2として、約99.9重量%のチタンと、約0.1重量%の酸素とからなる材料を用いることができる。
装飾体3は、本考案において必須のものではないが、装飾体3が粘着シート1の粘着面と反対側の面1bに固定されていることで、ツボ刺激シールの見た目をよくし、お洒落な雰囲気をだすことができる。本考案に係るツボ刺激シールを人体に貼り付けたときに押圧体2を見えにくくするために、装飾体3は、押圧体2に対向する位置に固定されることが好ましい。装飾体3の材質としては、ダイヤモンド、石英、水晶、ガラス、クリスタルガラス(ガラスに酸化鉛を加えたもの)が挙げられる。装飾体3は、例えば、略半球形状をなしており、その底面が粘着シート1の粘着面と反対側の面1bに接着剤で固定される。装飾体3の上面は、必要に応じてカットされていてもよい。例えば、クリスタルガラスからなる装飾体3の上面に予め最適化された形状の14面カットを施すことで、装飾体3は強い輝きと色彩を放つようになる。装飾体3の大きさに関しては、押圧体2が隠れる程度の大きさが好ましく、略半球形状の場合、その底面の直径は2.2〜3mmが好ましく、2.5〜2.7mmがより好ましい。
本考案に係るツボ刺激シールは、粘着シート1の粘着面1aを台紙に向けて貼り付けて固定しておくことで、使用時に台紙から外して人体の皮膚に貼り付けることができる。1枚の台紙に貼り付けるツボ刺激シールの数は、1つでもよく、2つ以上でもよく、例えば10個×10個(合計100個)でもよい。異なる色彩を持つ装飾体3が固定されたツボ刺激シールを組み合わせて台紙に固定すれば、ツボ刺激シールを使用する者が、その時の好みの色彩を放つツボ刺激シールを自由に選択することができ、またツボ刺激シールが固定された台紙自体の見た目も美しくなる。
本考案に係るツボ刺激シールは、押圧体2が人体のツボに当たるようにして、粘着シート1の粘着面1aを人体の皮膚に貼り付けることで使用される。耳の皮膚は非常に薄く、また脳に近いこともあって、刺激が伝わりやすいと言われているが、本考案に係るツボ刺激シールは、その耳ツボを押圧して刺激を与えるのに好適である。図1に示すツボ刺激シールを耳に装着した際の状態を図2に示す。このように本考案に係るツボ刺激シールを耳5に装着することで、耳ツボを押圧して継続的かつ効果的に刺激を与えることができる。
1 粘着シート
1a 粘着面
1b 粘着面と反対側の面
2 押圧体
3 装飾体
5 耳

Claims (5)

  1. 人体の皮膚に貼り付け可能な粘着シートと、前記粘着シートの粘着面に固定された押圧体とを有し、
    前記押圧体が、直径0.6〜2.0mmの球体の形状をなしており、かつチタンを含有しているツボ刺激シール。
  2. 前記球体の直径が、1.1〜1.5mmである請求項1に記載のツボ刺激シール。
  3. 前記押圧体が、チタンを90重量%以上含む請求項1又は2に記載のツボ刺激シール。
  4. 前記粘着シートの前記粘着面と反対側の面に固定された装飾体をさらに有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のツボ刺激シール。
  5. 耳ツボを押圧して刺激を与える請求項1〜4のいずれか1項に記載のツボ刺激シール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105167987A (zh) * 2015-09-06 2015-12-23 张景悦 耳穴压豆贴敷器
JP2020081679A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 株式会社ジェイエス 装飾品固定テープ

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