JP3176652U - 蓋付キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】容器から取り外ししなくてよい構造を備えたキャップを提供する。
【解決手段】放出口を有するボタン1と、このボタンを被う蓋体2とが一体的に成型された容器用の蓋付キャップである。ボタン1は、土台部11と、この土台部の内側に配置されたボタン本体12とを備えている。蓋体2は、土台部11の外周縁とヒンジ3を介して連結している。蓋体2は、天板部21と、この天板部の外周縁の一部から下方に設けた側壁部22とを備えている。蓋体2が閉じたときに土台部11の表面と側壁部22とが面一となる。天板部21は、裏面から突き出た突出部21aを有する。土台部11は、ボタン本体12と接しない部分に平らな平端部11aを有する。平端部11aは、蓋体2が閉じたときに突出部21aと嵌合可能な貫通孔11bを有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、ボタンが押されて内容物が放出する容器に装着する蓋付キャップに関し、さらに詳しくはヒンジを介して連結している蓋体がこのボタンを被う蓋付キャップに関するものである。
従来から、例えばエアゾールタイプのスプレーにおいて、内容物を放出するときに押されるボタンを保護するキャップは重要な部品である。そこでボタンとこのボタンを被うキャップとは別々の部品としてそれぞれ容器に取り付けられていた(例えば特許文献1参照。)
特許4136154号
しかしながら上述した先行技術文献の発想では、利用者はスプレーを使用する度にキャップを外さなければならず、このキャップを紛失したり再び付けるのを忘れてしまったりすることがある。さらにキャップをしなければ、ボタンの放出口に埃などが付着して汚れるため、内容物が出難くなってしまう。したがって容器から取り外ししなくてよい構造を備えたキャップを装着すべきである。
利用者の利便性を考慮すると、キャップはシンプルな構造にすべきである。すなわち頻繁にスプレーを使う利用者にとって、開け閉めし易いキャップであることが重要である。
さらにボタンとキャップとが別々だと、それぞれ異なる工程で製造しなければならないばかりでなく、それぞれ別々に品質検査したり組立したりしなければならない。したがってボタンとキャップとを一体的な構造にすべきである。
またエアゾールタイプのスプレーは、使用終了時に容器内に残留したガスを抜かなければならない。したがってガス抜き作業をし易くすべきである。
そこで本考案の第1の目的は、使用時にキャップの取り外しが不要で、かつ蓋の開け閉めが容易な蓋付キャップを提供することになる。また本考案の第2の目的は、同じ製造工程でボタンと蓋とが一体的に製造される蓋付キャップを提供することにある。また本考案の第3の目的は、ガス抜き作業に活用できる蓋付キャップを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案による蓋付キャップは、ボタン本体を支持する土台部にヒンジを介して蓋体を設けたことを特徴としている。
すなわち本考案による蓋付キャップは、放出口を有するボタンと、このボタンを被う蓋体とが一体的に成型された容器用の蓋付キャップであって、上記ボタンは、土台部と、この土台部の内側に配置されたボタン本体とを備え、上記蓋体は、上記土台部の外周縁とヒンジを介して連結している。
上記蓋体は、天板部と、この天板部の外周縁の一部又は全部から下方に設けた側壁部とを備え、上記蓋体が閉じたときに上記土台部の表面と上記側壁部とが面一となることが望ましい。
上記天板部は、裏面から突き出た突出部を有し、上記土台部は、上記ボタン本体と接しない部分に平らな平端部を有し、 上記平端部は、上記蓋体が閉じたときに上記突出部と嵌合可能な貫通孔を有することが望ましい。
上記容器は、バルブを有するエアゾール缶で、上記突出部は、棒状部材で、上記貫通孔は、ガス抜き孔で、上記ガス抜き孔は、上記バルブの外径より小さい寸法としたことが望ましい。
上記容器は、バルブを有するエアゾール缶で、上記側壁部は、上記天板部の外周縁の全部から下方に設けられ、上記側壁部の下端は、上記容器の上端縁と嵌合可能な形状で、上記突出部は、筒状部材で、上記天板部は、上記突出部の内側に通じるガス抜き孔を有し、上記ガス抜き孔は、上記バルブの外径より小さい寸法とし、上記蓋体は、上記側壁部の下端と上記容器の上端縁とが嵌合したときに上記バルブを押圧する形状としたことが望ましい。
上記容器は、バルブを有するエアゾール缶で、上記側壁部は、上記天板部の外周縁の全部から下方に設けられ、上記突出部は、ガス抜き孔がある底面を有する筒状部材で、上記ガス抜き孔は、上記バルブの外径より小さい寸法としたことが望ましい。
上記側壁部は、上記ボタンの放出口に面する部分に上記天板部の外周縁と回動可能に連結した回動部を有し、上記突出部は、上記蓋体の内側に回動した上記回動部の裏面が接する位置に設けられ、上記回動部は、内側に回動した状態で上記蓋体が閉じたときに上記ボタン本体を押圧する形状としたことが望ましい。
ここで「放出口」とは、例えばミスト状、液状又はムース状の内容物を放出するものが該当する。「土台部」の形状は、例えば円筒形のみならず、ボタンを左右側から挟む凹形状も該当する。「ボタン本体」の形状は、例えば円柱形のみならず、楕円形や矩形も該当する。「ヒンジ部」は、蓋体の回動をコントロールするものを意味し、形状や寸法に限定はない。
「天板部」の形状は、例えば円形のみならず、楕円形や矩形も該当する。「側壁部」は、蓋体を閉じた状態において土台部の表面と面一になるものを意味し、形状や寸法に限定はない。「天板部の外周縁の一部から下方に設けた側壁部」は、土台部の形状に一致する位置に設けられ、単数でも複数でもよい。「天板部の外周縁の一部から下方に設けた側壁部」の形状は、例えば台形、長方形及び正方形に限らず、辺や面が湾曲した形状も該当する。
「突出部」とは、ガス抜き孔に嵌合して蓋体を閉じた状態に保持するものばかりでなく、ガス抜き時に容器のバルブがガス抜き孔に接するよう位置決めするものを意味する。「突出部」は、例えば棒状部材ばかりでなく、筒状部材や板状部材も該当する。「筒状部材」の場合、底面がないものや底面があってこの底面に孔があるものが含まれる。「筒状部材」の形状は、例えば円筒状のみならず、角状の筒も該当する。「ガス抜き孔」とは、容器内のガスを外部に放出するものばかりでなく、突出部と嵌合するものを意味する。ガス抜き孔が「バルブの外径より小さい寸法」とは、バルブがガス抜き孔を挿通しないことを意味する。
側壁部の下端が「容器の上端縁と嵌合可能な形状」とは、この側壁部の下端を容器の上端縁に嵌め込んで固定可能なものを意味する。
本考案による蓋付キャップは、蓋体が土台部の外周縁とヒンジを介して連結していることにより、使用時にキャップの取り外しが不要で、かつ蓋体の開け閉めが容易に行える。したがって利用者はキャップを紛失したり再び付けるのを忘れてしまったりすることがないため、常にボタンを清潔な状態に保つ共に、携帯時に誤ってボタンが押され内容物が放出する恐れもない。
また蓋体が閉じたときに土台部の表面と側壁部とが面一となることにより、蓋体の閉状態を安全に維持することができる。
また蓋体が閉じたときに土台部の平端部が有する貫通孔と突出部とが嵌合することにより、蓋体の開け閉めが容易に行える。さらに容器がバルブを有するエアゾール缶で、上記貫通孔をガス抜き孔とし、このガス抜き孔がバルブの外径より小さい寸法であることにより、このガス抜き孔に当ててバルブを押圧すれば残留ガスを放出することができる。
また容器がバルブを有するエアゾール缶で、側壁部の下端が容器の上端縁と嵌合可能な形状で、天板部が突出部の内側に通じるガス抜き孔を有し、このガス抜き孔がバルブの外径より小さい寸法とし、蓋体が側壁部の下端と容器の上端縁とが嵌合したときにバルブを押圧する形状としたことにより、蓋体を容器に嵌合させればこのガス抜き孔にバルブが当たって押圧され残留ガスを放出することができる。
また容器がバルブを有するエアゾール缶で、突出部はガス抜き孔がある底面を有する筒状部材で、このガス抜き孔がバルブの外径より小さい寸法としたことにより、このガス抜き孔に当ててバルブを押圧すれば残留ガスを放出することができる。
また突出部は蓋体の内側に回動した回動部の裏面が接する位置に設けられ、回動部は内側に回動した状態で蓋体が閉じたときにボタン本体を押圧する形状としたことにより、蓋体を再び閉じるだけでガス抜きを容易に行うことができる。
蓋付キャップの斜視図及び断面図である。 蓋付キャップを用いてガス抜きが行われている状態図である。 他の蓋付キャップの斜視図及び断面図である。 他の蓋付キャップを用いてガス抜きが行われている状態図である。 他の蓋付キャップにおける各種断面図である。 他の蓋付キャップを用いてガス抜きが行われている状態図である。 他の蓋付キャップの斜視図及び断面図である。 他の蓋付キャップを用いてガス抜きが行われている状態図である。
以下図1〜図8を参照しつつ、本考案による蓋付キャップについて説明する。初めに、図1及び図2を用いてこの蓋付キャップの基本構造及びガス抜き時の動作について説明する。図1(a)は蓋付キャップの蓋体が閉じた状態の斜視図、図1(b)はこの蓋体が開いた状態の斜視図、図1(c)はこの図1(a)のW−W断面を示す断面図についてそれぞれ示す。
さて図1に示すように、この蓋付キャップは、放出口Nを有する円筒形のボタン1と、このボタンを被う円形の蓋体2とが一体的に成型されたバルブを有するエアゾール缶用の蓋付キャップである。ボタン1は、前後方向に凹んだ凹状の土台部11と、この土台部の内側に配置された矩形のボタン本体12とを備える。蓋体2は、土台部11の外周縁とヒンジ3を介して連結している。
蓋体2は、薄い円板状の天板部21と、この天板部の外周縁の一部から下方に部分的に設けた台形状の側壁部22,22とを備えている。蓋体2が閉じたときに土台部11の表面と側壁部22とが面一となる。
天板部21は、裏面から突き出た棒状の突出部21aを有する。土台部12は、ボタン本体12と接しない部分に平らな平端部11aを有する。平端部11aは、蓋体2が閉じたときに突出部21aと嵌合可能なガス抜き孔11bを有する。ガス抜き孔11bは、バルブの外径より小さい寸法とした。
なおボタン本体12は、放出口Nと同方向の下端に設けた板部材を介して土台部11に連結している。ボタン本体12が押圧されると、上記板部材が撓んでこのボタン本体が傾き、バルブが押圧される。側壁部22,22は、蓋体2が閉じた状態においてボタン本体12の前後方向に位置し、土台部11の側壁と面一になる。平端部11a,11aは、蓋体2が閉じた状態において天板部21の裏面に接する。ガス抜き孔11bは、平端部11aに設けた円形の凹部の底面に設けた貫通孔である。蓋体2が閉じたとき、突出部21aの先端がガス抜き孔11bに嵌合して閉鎖状態を保持する。
次に図1に記載した蓋付キャップを用いて容器S内に残留したガスを抜く動作について図2を用いて説明する。図2はガス抜き孔11bからガスを抜いている状態図を示す。
図2に示すように、容器S内に残留したガスを抜くとき、この蓋付キャップを容器Sから取り外す。そして蓋体2が開いたまま逆さにし、バルブBの外径より小さい寸法のガス抜き孔11bにこのバルブの先端を当てて押圧する。これによりガス抜き孔11bを介してガスを外部に放出することができる。
したがって本実施形態における蓋付キャップは、蓋体2が土台部11の外周縁とヒンジ3を介して連結していることにより、使用時にキャップの取り外しが不要で、かつこの蓋体の開け閉めが容易に行える。したがって利用者はキャップを紛失したり再び付けるのを忘れてしまったりすることがないため、常にボタン1を清潔な状態に保つと共に、携帯時に誤ってこのボタンのボタン本体12が押され内容物が放出する恐れもない。
また蓋体2が閉じたときに土台部11の表面と側壁部22とが面一となることにより、この蓋体の閉状態を安全に維持することができる。
また蓋体2が閉じたときに土台部11の平端部11aが有するガス抜き穴11bと突出部21aとが嵌合することにより、この蓋体の開け閉めが容易に行える。さらにガス抜き孔11bがバルブの外径より小さい寸法であることにより、このガス抜き孔に当ててバルブBを押圧すれば残留ガスを放出することができる。
図3〜図8は、他の蓋付キャップについて説明するものである。
なお図1及び図2で示した部品または部位と同等のものは、参照を容易にする等のため、図3において一律100を加えた番号にしている(以下図4〜図8も同様に、一律200〜300を加えた番号にしている。)。図1を含む各図を用いて説明したことと同じ内容についての説明は省略する。
図3(a)は他の蓋付キャップの蓋体が閉じた状態の斜視図、図3(b)はこの蓋体が開いた状態の斜視図、図3(c)はこの図3(a)のX−X断面を示す断面図についてそれぞれ示す。
図3に示すように、ボタン101は、円筒形の土台部111と、この土台部の内側に配置された下方の幅が広い円柱形のボタン本体112とを備える。側壁部122は、天板部121の外周縁の全部から下方に設けられている。側壁部122の下端は、容器の上端縁と嵌合可能な形状である。突出部121aは、円筒状の部材である。天板部121は、突出部121aの内側に通じるガス抜き孔121bを有する。ガス抜き孔121bは、バルブの外径より小さい寸法とした。蓋体102は、側壁部122の下端と容器の上端縁とが嵌合したときにバルブを押圧する形状とした。
なおボタン101の土台部111の上端縁にフックFが設けられている。蓋体102は、フックFに引っ掛かることで閉じた状態を保持する。蓋体102を閉じた状態において、突出部121aがボタン本体110の上端面に接していてもいなくてもよい。突出部121aは、天板121の中央付近に設けてある。
次に図3に記載した蓋付キャップを用いて容器S内に残留したガスを抜く動作について図4を用いて説明する。図4(a)はガス抜き孔121bからガスを抜いている状態図、図4(b)はこの図4(a)のX1−X1断面の断面図を示す。
図4に示すよう、容器S内に残留したガスを抜くとき、この蓋付キャップを容器Sから取り外す。そして蓋体102の側壁部122の下端を容器Sの上端縁に嵌合すると、バルブBの外径より小さい寸法のガス抜き孔121bにこのバルブの先端が当たって押圧される。これによりガス抜き孔121bを介してガスを外部に放出することができる。
したがって本実施形態における蓋付キャップは、側壁部122の下端が容器Sの上端縁と嵌合可能な形状で、天板部121が突出部121aの内側に通じるガス抜き孔121bを有し、このガス抜き孔がバルブの外径より小さい寸法とし、蓋体102がこの側壁部の下端とこの容器の上端縁とが嵌合したときにバルブBを押圧する形状としたことにより、この蓋体をこの容器に嵌合させればこのガス抜き孔にこのバルブが当たって押圧され残留ガスを放出することができる。
図5(a)は他の蓋付キャップの蓋体が閉じた状態の斜視図、図5(b)はこの蓋体が開いた状態の斜視図、図5(c)はこの図5(a)のY−Y断面を示す断面図についてそれぞれ示す。
図5に示すように、ボタン201は、円筒形の土台部211と、この土台部の内側に配置された下方の幅が広い円柱形のボタン本体212とを備える。側壁部222は、天板部221の外周縁の全部から下方に設けられている。突出部221aは、ガス抜き孔221bがある底面を有する筒状部材である。ガス抜き孔221bは、バルブの外径より小さい寸法とした。
次に図5に記載した蓋付キャップを用いて容器S内に残留したガスを抜く動作について図6を用いて説明する。図6はガス抜き孔からガスを抜いている状態図を示す。
図6に示すように、容器S内に残留したガスを抜くとき、この蓋付キャップを容器Sから取り外す。そして蓋体202を開いたまま逆さにし、バルブBの外径より小さい寸法のガス抜き孔221bにこのバルブの先端を当てて押圧する。これによりガス抜き孔221bを介してガスを外部に放出することができる。
したがって本実施形態における蓋付キャップは、突出部221aはガス抜き孔221bがある底面を有する筒状部材で、このガス抜き孔がバルブBの外径より小さい寸法としたことにより、このガス抜き孔に当ててバルブを押圧すれば残留ガスを放出することができる。
図7(a)は他の蓋付キャップの蓋体が閉じた状態の斜視図、図7(b)はこの蓋体が開いた状態の斜視図、図7(c)はこの図7(a)のZ−Z断面を示す断面図、図7(d)はこの図7(c)においてに回動部を内側に回動した状態の断面図についてそれぞれ示す。
図7に示すように、側壁部322は、ボタン301の放出口Nに面する部分に天板部321の外周縁と回動可能に連結した回動部322aを有する。突出部321aは、板状部材で、蓋体302の内側に回動した回動部322aの裏面が接する位置に設けられている。回動部322aは、この回動部が内側に回動した状態で蓋体302が閉じたときにボタン本体312を押圧する形状とした。
次に図7に記載した蓋付キャップを用いて容器S内に残留したガスを抜く動作について図8を用いて説明する。図8は回動部を蓋体の内側に回動してガスを抜いている状態図を示す。
図8に示すように、容器S内に残留したガスを抜くとき、蓋体2を開いた状態で回動部322aを蓋体302の内側に回動する。そして回動部322aの裏面が突出部321aに接している状態で再び蓋体2を閉じる。すると突出部321aがストッパーとなって回動部322aの回動を制限し、この回動部がボタン本体312を押圧する。これにより回動部322aが回動して開いた開口部分を介してガスを外部に放出することができる。
したがって本実施形態における蓋付キャップは、突出部321aは蓋体302の内側に回動した回動部322aの裏面が接する位置に設けられ、この回動部は内側に回動した状態でこの蓋体が閉じたときにボタン本体312を押圧する形状としたことにより、この蓋体を再び閉じるだけでガス抜きを容易に行うことができる。
なお本実施形態における各種蓋付キャップの形状や構造は一例に過ぎず、例えばボタン本体を支持する土台部にヒンジを介して蓋体を設けたものであれば、この各種蓋付キャップに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適時変更が可能である。また上記各種蓋付キャップは、それぞれの形状や構造を組み合わせて構成してもよい。
上記各種蓋付キャップが装着される容器は、スプレータイプのエアゾール缶やポンプ式のディスペンサーなどが該当する。エアゾール缶は、例えば容器本体と、この容器本体の上部先端に突き出たバルブ(ステム)と、このバルブが挿入され内容物を放出する際に押されるボタン(アクチュエータ)とを備え、その他の部材や部品は従来技術に沿うものであるため説明を省略する。
本考案における蓋体付キャップは、内容物を放出する容器を製造販売する業界に限らず、ボタンが押されスイッチが入ると内容物が放出する玩具やスイッチが入ると発光する電灯具などに関する産業に広く利用可能である。
1、101〜301 ボタン
11、111〜311 土台部
12、112〜312 ボタン本体
2、102〜302 蓋体
21、121〜321 天板
22、122〜322 側壁部
3、103〜303 ヒンジ
B バルブ
F フック
N 放出口
S 容器

Claims (7)

  1. 放出口を有するボタンと、このボタンを被う蓋体とが一体的に成型された容器用の蓋付キャップであって、
    上記ボタンは、土台部と、この土台部の内側に配置されたボタン本体とを備え、
    上記蓋体は、上記土台部の外周縁とヒンジを介して連結している
    ことを特徴とする蓋付キャップ。
  2. 上記蓋体は、天板部と、この天板部の外周縁の一部又は全部から下方に設けた側壁部とを備え、
    上記蓋体が閉じたときに上記土台部の表面と上記側壁部とが面一となる
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓋付キャップ。
  3. 上記天板部は、裏面から突き出た突出部を有し、
    上記土台部は、上記ボタン本体と接しない部分に平らな平端部を有し、
    上記平端部は、上記蓋体が閉じたときに上記突出部と嵌合可能な貫通孔を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の蓋付キャップ。
  4. 上記容器は、バルブを有するエアゾール缶で、
    上記突出部は、棒状部材で、
    上記貫通孔は、ガス抜き孔で、
    上記ガス抜き孔は、上記バルブの外径より小さい寸法とした
    ことを特徴とする請求項3に記載の蓋付キャップ。
  5. 上記容器は、バルブを有するエアゾール缶で、
    上記側壁部は、上記天板部の外周縁の全部から下方に設けられ、
    上記側壁部の下端は、上記容器の上端縁と嵌合可能な形状で、
    上記突出部は、筒状部材で、
    上記天板部は、上記突出部の内側に通じるガス抜き孔を有し、
    上記ガス抜き孔は、上記バルブの外径より小さい寸法とし、
    上記蓋体は、上記側壁部の下端と上記容器の上端縁とが嵌合したときに上記バルブを押圧する形状とした
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の蓋付キャップ。
  6. 上記容器は、バルブを有するエアゾール缶で、
    上記側壁部は、上記天板部の外周縁の全部から下方に設けられ、
    上記突出部は、ガス抜き孔がある底面を有する筒状部材で、
    上記ガス抜き孔は、上記バルブの外径より小さい寸法とした
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の蓋付キャップ。
  7. 上記側壁部は、上記ボタンの放出口に面する部分に上記天板部の外周縁と回動可能に連結した回動部を有し、
    上記突出部は、上記蓋体の内側に回動した上記回動部の裏面が接する位置に設けられ、
    上記回動部は、内側に回動した状態で上記蓋体が閉じたときに上記ボタン本体を押圧する形状とした
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の蓋付キャップ。
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