JP3176463U - スポーツプレーヤー撮影用カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】スポーツプレーヤーの映像の撮影範囲をユーザの希望通りのものに容易に調整できるようにするとともに、たとえ地面が平らでなくとも、映像をぶれなく容易に撮影することを可能とすること。
【解決手段】記録カメラ10に、撮像部12と、マイク19と、記録カメラ10の本体に設けられた先細の脚部と、撮像部12により撮影された映像、および、マイクにより収録された音声を記憶する記憶部22と、記憶部22に記憶された映像および音声を、映像および音声を再生する外部の携帯端末装置に対して送信する通信部18と、を備える。
【選択図】図4
【解決手段】記録カメラ10に、撮像部12と、マイク19と、記録カメラ10の本体に設けられた先細の脚部と、撮像部12により撮影された映像、および、マイクにより収録された音声を記憶する記憶部22と、記憶部22に記憶された映像および音声を、映像および音声を再生する外部の携帯端末装置に対して送信する通信部18と、を備える。
【選択図】図4
Description
本考案は、撮像部を有するスポーツプレーヤー撮影用カメラに関する。
正しいゴルフスイングを身につけることは、ゴルフ上達のための重要な要素である。そして、自分のスイングが正しいか否かを調べるためには、自分がスイングする映像を確認することが早道である。
ゴルフ場でスイングの映像を確認したい場合、自分のスイングを他人にデジタルカメラで撮影してもらえばよい。しかし、デジタルカメラを手で持って撮影する場合、手ぶれなどの問題が生じる。手ぶれの問題は三脚などを用いれば解消することができるが、プレーしながらデジタルカメラとともに三脚を持ち運ぶのは面倒であり、また所望する範囲を撮影できるように三脚を調整する作業も煩わしい。
例えば、特許文献1には、ティーグラウンドで1打目を打つ位置に目印として設置されているティーマークにカメラを備え、その位置でゴルフボールを打つゴルファーを撮影する技術が開示されている。また、特許文献1には、ティーマークの筺体部分を自立可能な形状とし、さらに取手を形成することにより筺体部分を携帯可能とすることも開示されている。
しかし、1打目のスイングにおいてティーマークを移動させることはゴルフのルール上できないこととなっている。そのため、ティーマークから後ろに下がった位置で1打目を打つ場合、スイングを真横から撮影したいと考えても、特許文献1の従来技術ではティーマークを移動するしかないため、上記ルールに反してしまう。
また、特許文献1には、ティーマークの筺体部分を自立可能な形状とすることが開示されているものの、具体的にどのような形状にするかは記載されていない。例えば、2打目以降のスイングを撮影する場合、地面が平らであるとは限らず、撮影を確実に行うためにはカメラを地面に対してしっかりと固定する必要があるが、特許文献1にはそれに対する具体的な方策は示されていない。
また、野球やテニスなどの他のスポーツにおいても、自分のスイングの映像を確認しようとする場合には、ゴルフの場合と同様に、カメラを自分の方に向け、地面に対してカメラをしっかりと固定する必要がある。
本考案は、上記実情に鑑み、映像の撮影範囲をユーザの希望通りのものに容易に調整できるようにするとともに、たとえ地面が平らでなくとも、映像をぶれなく容易かつ確実に撮影することが可能なスポーツプレーヤー撮影用カメラを提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、本考案の技術手段は、撮像部を有するスポーツプレーヤー撮影用カメラであって、マイクと、前記スポーツプレーヤー撮影用カメラの本体に設けられた先細の脚部と、前記撮像部により撮影された映像、および、前記マイクにより収録された音声を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された映像および音声を、該映像および音声を再生する外部の携帯端末装置に対して送信する通信部と、を備えることを特徴とする。
本考案の第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記スポーツプレーヤー撮影用カメラの本体をつり下げる首掛け紐をさらに備えたことを特徴とする。
本考案の第3の技術手段は、第1または第2の技術手段において、前記撮像部によりスポーツプレーヤーがボールを打つスイングの映像が撮影された場合に、該映像に基づいて、該スイングの良否を判定する判定部をさらに備えることを特徴とする。
本考案の第4の技術手段は、第1〜第3のいずれかの技術手段において、前記スポーツプレーヤー撮影用カメラは、ゴルフプレーヤー撮影用カメラであることを特徴とする。
本考案によれば、スポーツプレーヤー撮影用カメラの本体に設けられた先細の脚部を地面にさしてスポーツプレーヤー撮影用カメラ本体を固定するため、スポーツプレーヤー撮影用カメラの位置や角度を容易に変更でき、映像の撮影範囲をユーザの希望通りのものに容易に調整できる。また、たとえ地面が平らでなくともスポーツプレーヤー撮影用カメラを容易に設置することができ、映像をぶれなく容易かつ確実に撮影することができる。
以下、本考案の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では一例として、スポーツプレーヤー撮影用カメラがゴルフプレーヤーを撮影するゴルフプレーヤー撮影用カメラである場合について説明するが、これに限定されず、野球やテニスのプレーヤーを撮影するカメラであっても良い。
図1は、本考案の実施形態に係るスポーツプレーヤー撮影用カメラ10の外観の一例を示す図である。図1に示すように、このスポーツプレーヤー撮影用カメラ10は、スポーツプレーヤー撮影用カメラ本体11に、撮像部12、脚部13、撮影ボタン14、電源ボタン15、紐通し部16a、16bを備える。
撮像部12は、映像を撮影する撮影デバイスである。撮像部12のレンズには、例えば、180度を超える画角を有する広角レンズが用いられ、幅広い範囲の映像を撮影することができるように構成される。撮像部12により撮影された映像のデータは、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10の内部に設けられた記憶デバイス(図4に示す記憶部22)に記憶される。
脚部13は、スポーツプレーヤー撮影用カメラ本体11を地面に固定するための部材である。脚部13は先細となっており、地面に容易に突きさせるようになっている。そのため、地面に凹凸があったり、地面が斜面であったりしても、思い通りの位置および角度でスポーツプレーヤー撮影用カメラ本体11を設置することができ、映像の撮影範囲の調整も容易となる。
撮影ボタン14は、映像の撮影、音声の収録の開始および終了を指示するためのボタンである。撮影された映像や収録された音声は、内部の記憶デバイスに記憶される。また、記憶デバイスに記憶された映像や音声は、スマートフォンなどの携帯端末装置に送信される。これにより、ユーザは自分のスイングをその場で確認することができる。
電源ボタン15は、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10の電源をオンまたはオフにするためのボタンである。紐通し部16a、16bは、首掛け紐を通す穴を有する部材である。紐通し部16a、16bに首掛け紐を通し、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10を首から掛けられるようにすることにより、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10を設置するための時間が十分に取れない場合であっても、迅速に映像を撮影することができる。
図2は、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10の使用状況の一例について説明する図である。図2(A)には、ユーザがティーショットを行う際に、2つのスポーツプレーヤー撮影用カメラ10によりユーザのスイングを撮影し、音声を収録する場合が示されている。
また、図2(B)には、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10により撮影された映像が携帯端末装置30に表示されている状態が示されている。この映像のデータはスポーツプレーヤー撮影用カメラ10から受信したものである。携帯端末装置30は、図2(A)のように複数のスポーツプレーヤー撮影用カメラ10がある場合、それぞれのスポーツプレーヤー撮影用カメラ10から映像を受信し、ユーザからの指示に応じて、各映像を切り替えて表示する。
図3は、本考案の実施形態に係る映像記録システムの一例を示す図である。この映像記録システムは、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10、携帯端末装置30、パーソナルコンピュータ40、サーバ装置50を備える。
携帯端末装置30は、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10により撮影された映像、および、収録された音声のデータを無線通信により受信して、その映像および音声を再生する装置である。例えば、携帯端末装置30の例として、携帯電話機やスマートフォン、ノート型パーソナルコンピュータなどが挙げられる。
スポーツプレーヤー撮影用カメラ10と携帯端末装置30との間の通信は、例えば、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)により行われる。また、携帯端末装置30は、無線通信により公衆ネットワーク60に接続され、パーソナルコンピュータ40やサーバ装置50との間で通信が行われる。
パーソナルコンピュータ40は、ユーザの自宅などにあるパーソナルコンピュータである。携帯端末装置30により撮影された映像や収録された音声は、携帯端末装置30からパーソナルコンピュータ40に公衆ネットワーク60を介して送信される。
または、携帯端末装置30をパーソナルコンピュータ40に有線ケーブルで直接接続することにより、映像や音声をパーソナルコンピュータ40に送信することとしてもよい。ユーザは、パーソナルコンピュータ40を用いることにより、大きな画面で高解像度の映像(例えば、full HDの映像)を見ることができる。
サーバ装置50は、さまざまなユーザからアップロードされた映像や音声のデータを記憶し、それらのデータを他のユーザに公開するサーバ装置である。例えば、サーバ装置50は、ソーシャルネットワークのサービスをユーザに提供するサーバ装置である。ユーザは、ソーシャルネットワークのサービスを利用して映像や音声を公開することにより、ゴルファー間で映像や音声を共有することができ、情報交換をしたり、アドバイスを受けたり、ゴルファー同士の新たな繋がりを生んだりすることができる。
つぎに、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10の内部構成について説明する。図4は、本考案の実施形態に係るスポーツプレーヤー撮影用カメラ10の内部構成の一例を示す図である。このスポーツプレーヤー撮影用カメラ10は、図1を用いて説明した撮像部12、撮影ボタン14、電源スイッチ15に加えて、無線通信用アンテナ17、無線通信部18、マイク19、スピーカー20、有線通信部21、記憶部22、制御部23を備える。
無線通信用アンテナ17は、他の機器との間で無線通信を行うためのアンテナである。無線通信部18は、無線通信用アンテナ17を介して、他の機器との間で無線通信を行う通信デバイスである。例えば、無線通信部18は、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10が撮影した映像、収録した音声のデータの送信要求を携帯端末装置30から受け付けた場合に、その映像や音声のデータを携帯端末装置30に送信する。
マイク19は、音声を収録するためのマイクである。マイク19により収録された音声のデータは記憶部22に記憶される。スピーカー20は、音声を出力するためのスピーカーである。例えば、スピーカー20は、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10によりなされるスイング判定についての音声を出力する。このスイング判定については、後に詳しく説明する。有線通信部21は、ネットワークケーブルを介して他の機器との間で有線通信を行う通信デバイスである。
記憶部22は、メモリやハードディスク装置などの記憶デバイスである。記憶部22は、映像データ22aや音声データ22bなどを記憶する。映像データ22aは、撮像部12により撮影された映像のデータである。図5は、撮像部12により撮影された映像の一例を示す図である。音声データ22bは、マイク19により収録された音声のデータである。
制御部23は、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10の各部の制御やスポーツプレーヤー撮影用カメラ10の各部間のデータの授受の制御、各種の演算処理などを行うCPU(Central Processing Unit)などの制御デバイスである。
制御部23は、スイング判定部23aを備える。スイング判定部23aは、ユーザのスイングの映像を解析し、ユーザのスイングの良否を判定する。
例えば、スイング判定部23aは、連続するフレームの画素値の差分を取り、その差分が所定の閾値よりも大きくなっている部分を動いている部分として検出する。上記閾値を予め調整しておくことにより、スイング時のゴルフクラブを適切に検出することができる。
そして、スイング判定部23aは、連続するフレーム間で、検出されたゴルフクラブの軸がどれだけ回転したかを検出する。続いて、スイング判定部23aは、フレーム間隔T(s)の情報、ゴルフクラブの長さL(m)の情報、ゴルフクラブの軸の回転角度θ(度)の情報から、ヘッドスピードV(m/s)を以下の式により算出する。
V=2πL×θ/360/T (m/s)
ここで、フレーム間隔T(s)の情報、ゴルフクラブの長さL(m)の情報は予め設定されているものとする。
V=2πL×θ/360/T (m/s)
ここで、フレーム間隔T(s)の情報、ゴルフクラブの長さL(m)の情報は予め設定されているものとする。
その後、スイング判定部23aは、算出したヘッドスピードVを、所定の閾値と比較する。例えば、ヘッドスピードVが所定の閾値以上である場合、スイング判定部23aは、スイングが「プロレベル」であると判定し、スピーカー20からその判定結果の情報を音声により出力する。ヘッドスピードVが所定の閾値未満である場合、スイング判定部23aは、スイングが「アマチュアレベル」であると判定し、スピーカー20からその判定結果の情報を音声により出力する。
なお、上記ヘッドスピードの算出方法は一例であり、他の方法を用いてそれを算出することとしてもよい。また、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10にインジケーターを設けておき、上記判定結果をインジケーターの点滅等でユーザに知らせることとしてもよい。またここでは、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10がユーザのスイングの良否を判定することとしたが、この判定を携帯端末装置30が行うこととしてもよい。
さらに、図1には、脚部13を備えるスポーツプレーヤー撮影用カメラ10について示したが、この脚部13を取り外し可能にし、他の部材によりスポーツプレーヤー撮影用カメラ10を保持することとしてもよい。図6は、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10の他の保持方法について説明する図である。
図6(A)には、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10を台座70で保持する例が示されている。地面が平らな場合、この構成によりぶれのない映像の撮影が可能となる。また、図6(B)には、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10を首掛け紐71により首から下げて保持する例が示されている。スポーツプレーヤー撮影用カメラ10を設置するための時間が十分に取れない場合、この構成により映像の迅速な撮影が可能となる。
なお、図6(B)の例では、図1に示した脚部13が取り外されているが、脚部13を取り付けたまま、首掛け紐71をスポーツプレーヤー撮影用カメラ本体11にさらに取り付けることとしてもよい。
以上、本考案の実施形態について説明してきたが、本考案の実施形態は上述した実施形態に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変形、修正が可能である。例えば、雨が降ってもスポーツプレーヤー撮影用カメラ10を使用できるようにするため、スポーツプレーヤー撮影用カメラ10に防水加工を施すこととしてもよい。
10…スポーツプレーヤー撮影用カメラ、11…スポーツプレーヤー撮影用カメラ本体、12…撮像部、13…脚部、14…撮影ボタン、15…電源ボタン、16a,16b…紐通し部、17…無線通信用アンテナ、18…無線通信部、19…マイク、20…スピーカー、21…有線通信部、22…記憶部、22a…映像データ、22b…音声データ、23…制御部、23a…スイング判定部、30…携帯端末装置、40…パーソナルコンピュータ、50…サーバ装置、60…ネットワーク、60…機器、70…台座、71…首掛け紐。
Claims (4)
- 撮像部を有するスポーツプレーヤー撮影用カメラであって、
マイクと、
前記スポーツプレーヤー撮影用カメラの本体に設けられた先細の脚部と、
前記撮像部により撮影された映像、および、前記マイクにより収録された音声を記憶する記憶部と、
該記憶部に記憶された映像および音声を、該映像および音声を再生する外部の携帯端末装置に対して送信する通信部と、
を備えることを特徴とするスポーツプレーヤー撮影用カメラ。 - 前記スポーツプレーヤー撮影用カメラの本体をつり下げる首掛け紐をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のスポーツプレーヤー撮影用カメラ。
- 前記撮像部によりスポーツプレーヤーがボールを打つスイングの映像が撮影された場合に、該映像に基づいて、該スイングの良否を判定する判定部をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のスポーツプレーヤー撮影用カメラ。
- 前記スポーツプレーヤー撮影用カメラは、ゴルフプレーヤー撮影用カメラであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスポーツプレーヤー撮影用カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012002103U JP3176463U (ja) | 2012-04-11 | 2012-04-11 | スポーツプレーヤー撮影用カメラ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016126679A (ja) * | 2015-01-08 | 2016-07-11 | 近藤 仁志 | 実践スポーツウェブサイト |
KR101868076B1 (ko) * | 2017-03-10 | 2018-06-18 | 남병오 | 골퍼 플레이 영상 제공 시스템 |
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