JP3176402B2 - 空気調和機の風量制御方式 - Google Patents

空気調和機の風量制御方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は戸外が寒いときに室内が
急速に暖まるように風量制御する空気調和機の風量制御
方式に関するものである。
【0002】
【従来技術】最近の家庭用または業務用の空気調和機は
ユーザのニーズに合わせて種々の機能を備えたものが開
発され、実用化されている。たとえば室温制御について
みると、室内側熱交換器を予熱、予冷しておいてスイッ
チをONするとすぐに温風や冷風が吹き出す瞬間冷温風
吹出し機能や、留守中でも被調和室を保冷、保温してお
き必要なときにすぐに快適な室温が得られるようにする
保冷、保温機能あるいは一時的に強い冷暖房を行う急速
冷暖房機能などが設けられている。
【0003】被調和室の室温を速く設定値まで上昇させ
るためには、室内側熱交換器の温度に関係なく送風装置
の送風量を大きくすることがよいとは知られているが、
室内側熱交換器の温度が低い時に送風量を大きくすると
実質的な送風温度が人間の体温より低くなり利用者が肌
寒さを感じる。
【0004】これに対して暖房運転時に、室内側熱交換
器の温度がまだ低い間は吹出し風量を少なくして冷風に
よる肌寒さを感じさせないようにした風量制御方式を採
用した空気調和機も提案されている(特公平3−519
81号)。
【0005】ところで戸外が寒い冬場の暖房を考えてみ
ると、従来の空気調和機による室温制御には、室内側熱
交換器の温度が30°C程度まで上昇したときに室内へ
の温風の吹出しを開始し、その後吹出し空気の温度が上
昇するにつれて吹出し風量を増加させていく第1の暖房
モードと、室内側熱交換器の温度が35°C程度に上昇
するのを待って吹出しを開始し、その後吹出し風量を徐
々に上昇していく第2の暖房モードとがあって、必要に
応じてモードを切換えるようにしている。第2の暖房モ
ードを選択すれば第1の暖房モードの時より高温の温風
を被調和室に供給することができ、利用者には急速な暖
房の立上り感が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで戸外が特に冷
えているようなときは、できるだけ短時間で室内を急速
に暖房したいときがあるが、上記第2の暖房モードでは
温風吹出し開始までに時間がかかって物足りない感じが
する。
【0007】このような問題点に対して、本発明は、室
温が所定温度範囲内にあり、あまり肌寒さを感じない時
は、送風量を第1の暖房モードの時より多くしてできる
だけ急速に室内を高めるような温度制御が行える風量制
御方式を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機、室外
側熱交換器、減圧装置、室内側熱交換器を冷媒配管で接
続したヒートポンプ式冷凍サイクルを有し、暖房運転の
際、室内側熱交換器で加熱された調和空気を送風装置で
被調和室に供給するように構成し、室内側熱交換器の温
度が第1の所定温度以下の時は送風装置を停止又は微風
運転させ、前記温度が第1の所定温度を越えた時は送風
装置を前記温度の上昇と共に風量が増加するように制御
する第1の暖房モードと、前記第1の所定温度をこの所
定温度より高い第2の所定温度に変えると共に第1の暖
房モードの風量が増加する割合をこの割合より低く変え
た第2の暖房モードとを備えた空気調和機の風量制御方
式において、外気温が第3の所定温度以下でかつ被調和
室の室温が第4の所定温度と第5の所定温度との間にあ
る暖房運転の際に、室内側熱交換器の温度が第1の所定
温度とほぼ等しい温度を越えた時は送風装置の送風量を
室内側熱交換器の温度上昇に合わせ第1の暖房モードに
おける風量の増加割合より大きい増加割合で増加させる
第3の暖房モードを備えたものである。
【0009】
【作用】外気温が第3の所定値以下で、且つ室温が第4
の所定温度と第5の所定温度との間のときは、第1およ
び第2の暖房モードに優先して第3の暖房モードが選択
されるので、戸外が特に冷えていて室温がそれほど低く
ないときは、温風の吹出量が通常より速く増加し、室内
が短時間で急速に暖房される。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0011】図1は室内ユニットと室外ユニットとから
なる分離型の空気調和機の構成要素のうち風量制御に関
するものを表わした概略線図である。
【0012】図において、1は空気調和機の室外ユニッ
トの空気吸込口近傍に設けられた外気温検出用の外気温
センサ、2は室内ユニットの室内空気吸込口近傍に設け
られた室温検出用の室温センサ、3は室内ユニットの熱
交換器(室内側熱交換器)に設けられた熱交換器温度セ
ンサであり、これらのセンサ1、2、3にはサーミスタ
が用いられている。なお、外気温センサ1の検出した外
気温はユニット間の信号線を介して室外ユニットから室
内ユニットへ送信されてくるものである。
【0013】4は空気調和機を遠隔操作するリモコン
で、空気調和機のON/OFFのほかに、室温設定用お
よびモード選択用のボタン等が設けられている。リモコ
ンで選択することができるモードは2種類であり、
(1)従来の空気調和機に設けられた上述の第1の暖房
モードおよび(2)第2の暖房モードである。5は冷風
や温風を吹出すためのファンを回転するためのファンモ
ータ、6はファンモータ5の回転数を制御するための送
風装置、7は設定した室温や運転状態あるいは警告など
を液晶などで表示する表示器、8はリモコン4からの信
号や外気温センサ1、室温センサ2、熱交換器温度セン
サ3からの信号などを受け、ファンモータ5をON/O
FFしたり、送風装置6を用いてファンモータ5の速度
すなわち風量を制御したり、表示器7に関連情報を表示
したりするCPUである。
【0014】次に図2を参照して本発明による風量制御
方式の一実施例の動作を説明する。図2は図1に示した
CPUの主な動作を示すフローチャートである。
【0015】空気調和機の電源プラグをコンセントに差
込むことにより動作が開始し、まず初期化が行われ(F
−1)、次いで外気温センサ1、室温センサ2、熱交換
機温度センサ3により検出された温度データその他のデ
ータを読み込む(F−2)。次にリモコン4により暖房
モードが選択されているか否かが判断され(F−3)、
暖房モードが選択されないときは暖房制御は行わずにス
テップ(F−13)に進み冷房運転が行われる。暖房モ
ードが選択されているときは急速暖房モードか否かを判
断し(F−4)、急速暖房モードが選択されていないと
きは図3に示す風量制御特性Aにしたがって風量制御が
行われる。すなわち、熱交換器の温度データを入力し
(F−10)、その温度データに基づいてファンモータ
5の回転数を決定し(F−11)、送風装置6により吹
出口のフラップの開度や方向などを含むその他の制御を
行い(F−12)、熱交換器の温度が30°C以下では
ファンモータ5を最低ステップ“1”で運転し、温度が
30°Cを越えるとファンモータ5の回転数を温度とと
もに増加させて吹出し風量を増加していく(F−5)。
【0016】ところで急速暖房モードが選択されたとき
は、室温が20±2°C以内か否かを判断し(F−
6)、以内でなければ、図3に示す風量制御特性Bにし
たがってステップ(F−10、F−11、F−12)を
通り熱交換器の温度が33°Cになったところでファン
モータ5の回転数を温度とともに増加させて吹出し風量
を増加していく(F−7)。
【0017】ところが、室温が20±2°C以内のとき
は今度は戸外が寒いか否かを外気温が5°C以下か否か
で判断し(F−8)、以下でないときはステップ(F−
7)に進んで第2の暖房モードの制御を行うが、以下の
ときは第3の暖房モードが選択され(F−9)、図3の
風量制御特性Cにしたがってステップ(F−10、F−
11、F−12)を通り熱交換器の温度が30°Cにな
ったときファンモータ5の回転数を第1の暖房モード
(風量制御特性A)や第2の暖房モード(風量制御特性
B)より高い上昇率で増加し、温風の吹出し風量を大き
くする(F−9)。これにより、室内は速いペースで短
時間に暖房されることになる。この暖房低温モードにお
いては、吹出し風量の最大値が第1の暖房モードおよび
第2の暖房モードにおける最大値よも大きな値に設定さ
れている。それにより急速暖房効果が一層大きくなる。
【0018】上記実施例では第3の暖房モードの風量制
御を行うために条件として、 (1)暖房運転モードが選択されている (2)室温が20±2°C以内である (3)外気温が5°C以下である を設けたが、これらの条件(1)、(2)、(3)に加
えて (4)室温設定値が28°C以上である という条件を設けてもよい。この条件(4)を加えるこ
とにより、ユーザが高い室温を望んでいることがわか
り、本発明の第3の暖房モードが一層効果的になる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、従来から備えられている通常
暖房モードおよび急速暖房モードに加えて、被調和室の
室温が高く冷風感をあまり感じない時は、通常暖房モー
ドおよび急速暖房モードに優先して温風の吹出し風量を
高めるようにした第3の暖房低温モードを設けたので、
条件が整ったときはこのモードを優先的に選択すること
により戸外が特に冷えているときでも室内を短時間で急
速に所望温度まで暖房することができるようになり、従
来の急速暖房モードの物足りなさを補うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による風量制御方式にかかる空気調和器
の構成要素を示す概略線図である。
【図2】本発明による風量制御方式の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図3】本発明による風量制御方式に用いられる風量制
御特性図である。
【符号の説明】
1 外気温センサ 2 室温センサ 3 熱交換器センサ 4 リモコン 5 ファンモータ 8 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中江 継雄 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/053

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機、室外側熱交換器、減圧装置、室内
    側熱交換器を冷媒配管で接続したヒートポンプ式冷凍サ
    イクルを有し、暖房運転の際、室内側熱交換器で加熱さ
    れた調和空気を送風装置で被調和室に供給するように構
    成し、室内側熱交換器の温度が第1の所定温度以下の時
    は送風装置を停止又は微風運転させ、前記温度が第1の
    所定温度を越えた時は送風装置を前記温度の上昇と共に
    風量が増加するように制御する第1の暖房モードと、前
    記第1の所定温度をこの所定温度より高い第2の所定温
    度に変えると共に第1の暖房モードの風量が増加する割
    合をこの割合より低く変えた第2の暖房モードとを備え
    た空気調和機の風量制御方式において、外気温が第3の
    所定温度以下でかつ被調和室の室温が第4の所定温度と
    第5の所定温度との間にある暖房運転の際に、室内側熱
    交換器の温度が第1の所定温度とほぼ等しい温度を越え
    た時は送風装置の送風量を室内側熱交換器の温度上昇に
    合わせ第1の暖房モードにおける風量の増加割合より大
    きい増加割合で増加させる第3の暖房モードを備えたこ
    とを特徴とする空気調和機の風量制御方式。
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JP6428804B2 (ja) * 2017-02-06 2018-11-28 ダイキン工業株式会社 空気調和機
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