JP3176267B2 - 半導体素子収納用パッケージ - Google Patents

半導体素子収納用パッケージ

Info

Publication number
JP3176267B2
JP3176267B2 JP23518595A JP23518595A JP3176267B2 JP 3176267 B2 JP3176267 B2 JP 3176267B2 JP 23518595 A JP23518595 A JP 23518595A JP 23518595 A JP23518595 A JP 23518595A JP 3176267 B2 JP3176267 B2 JP 3176267B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal layer
lid
metallized metal
sealing material
semiconductor element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23518595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0982825A (ja
Inventor
浩二 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP23518595A priority Critical patent/JP3176267B2/ja
Publication of JPH0982825A publication Critical patent/JPH0982825A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3176267B2 publication Critical patent/JP3176267B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/481Disposition
    • H01L2224/48151Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/48221Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/48225Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • H01L2224/48227Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation connecting the wire to a bond pad of the item
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/151Die mounting substrate
    • H01L2924/1517Multilayer substrate
    • H01L2924/15192Resurf arrangement of the internal vias
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/161Cap
    • H01L2924/1615Shape
    • H01L2924/16195Flat cap [not enclosing an internal cavity]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子を収容す
るための半導体素子収納用パッケージに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子、特にLSI等の半導
体集積回路素子を収容するための半導体素子収納用パッ
ケージは、一般に図3に示すように、酸化アルミニウム
質焼結体等の電気絶縁材料から成り、その上面略中央部
に半導体素子Sを載置収容するための凹部21a及び該
凹部21a周辺より上面にかけて導出されたタングステ
ン、モリブデン、マンガン等の高融点金属粉末から成る
メタライズ配線層22を有する絶縁基体21と、半導体
素子Sを外部電気回路に電気的に接続するために前記メ
タライズ配線層22に銀ロウ等のロウ材を介し取着され
た外部リード端子23と、蓋体24とから構成されてお
り、絶縁基体21の凹部21a底面に半導体素子Sを載
置させるとともに該半導体素子Sをガラス、樹脂、ロウ
材等から成る接着剤を介して接着固定し、次に前記半導
体素子Sの各電極をボンディングワイヤ25を介して所
定のメタライズ配線層22に接続させ、しかる後、絶縁
基体21上面に蓋体24を半田等のロウ材から成る封止
材26を介して接合し、絶縁基体21と蓋体24とから
成る容器内部に半導体素子Sを気密に収容することによ
って製品としての半導体装置となる。
【0003】尚、前記半導体素子収納用パッケージにお
いては絶縁基体21の上面で半導体素子Sが載置収容さ
れる凹部21aの周辺及び蓋体24の下面に予めタング
ステン、モリブデン等の高融点金属粉末から成る同一寸
法形状の枠状の第1メタライズ金属層27及び枠状の第
2メタライズ金属層28が各々被着形成されており、絶
縁基体21の第1メタライズ金属層27と蓋体24の第
2メタライズ金属層28とを半田等のロウ材から成る封
止材26で接合することによって蓋体24は絶縁基体2
1に接合されることとなる。
【0004】また前記半田等のロウ材から成る封止材2
6は絶縁基体21に蓋体24を接合させ、絶縁基体21
と蓋体24から成る容器内部に半導体素子Sを気密に収
容する際、その接合の作業性を向上させるために通常、
蓋体24の第2メタライズ金属層28表面に予め被着さ
れており、該蓋体24の第2メタライズ金属層28への
封止材26の被着は例えば、半田粉末にフラックスを含
有させた半田ペーストを第2メタライズ金属層28の表
面に従来周知のスクリーン印刷法等により印刷塗布する
とともにこれを約350℃の温度に加熱し、半田を加熱
溶融させることによって行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の半導体素子収納用パッケージにおいては、絶縁基体
21の第1メタライズ金属層26と蓋体24の第2メタ
ライズ金属層28とを、蓋体24の第2メタライズ金属
層28に予め被着させておいた半田等のロウ材から成る
封止材26を介して接合し、絶縁基体21と蓋体24と
から成る容器内部に半導体素子Sを気密に収容する際、
容器の内圧によって封止材26の一部が外部に吹き飛ば
されて飛び散り、それが外部リード端子23に付着して
外部リード端子23を外部電気回路のソケットに挿入で
きなくなったり、外部リード端子23がロウ付けされて
いる複数個のメタライズ配線層22の露出表面に付着
し、隣接するメタライズ配線層22間が電気的に短絡し
たりするという欠点を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上面に半導体素
子が載置される載置部を有し、且つ該載置部を囲繞する
ように枠状の第1メタライズ金属層が被着形成された絶
縁基体と、下面にロウ材から成る封止材が被着された枠
状の第2メタライズ金属層を有する蓋体とから成り、前
記絶縁基体の第1メタライズ金属層と蓋体の第2メタラ
イズ金属層とを、該蓋体の第2メタライズ金属層に被着
させた封止材を介し接合させることによって絶縁基体と
蓋体とから成る容器内部に半導体素子を気密に収容する
半導体素子収納用パッケージであって、前記蓋体の第2
メタライズ金属層は内側枠と外側枠の二重枠構造を有し
ているとともに内側枠の幅を外側枠の幅より広くした
とを特徴とするものである。
【0007】
【0008】また本発明は上面に半導体素子が載置され
る載置部を有し、且つ該載置部を囲繞するように枠状の
第1メタライズ金属層が被着形成された絶縁基体と、下
面にロウ材から成る封止材が被着された枠状の第2メタ
ライズ金属層を有する蓋体とから成り、前記絶縁基体の
第1メタライズ金属層と蓋体の第2メタライズ金属層と
を、該蓋体の第2メタライズ金属層に被着させた封止材
を介し接合させることによって絶縁基体と蓋体とから成
る容器内部に半導体素子を気密に収容する半導体素子収
納用パッケージであって、前記蓋体の第2メタライズ金
属層は内側枠と外側枠の二重枠構造を有しているととも
に、内側枠に被着される封止材の厚みを外側枠に被着さ
れる封止材の厚みより厚くしたことを特徴とするもので
ある。
【0009】本発明の半導体素子収納用パッケージよれ
ば、蓋体に被着させた枠状の第2メタライズ金属層を内
側枠と外側枠の二重枠構造になしたことから絶縁基体の
第1メタライズ金属層と蓋体の内側枠と外側枠とから成
る第2メタライズ金属層とを、蓋体の第2メタライズ金
属層に予め被着させておいた半田等のロウ材から成る封
止材を介して接合し、絶縁基体と蓋体とから成る容器内
部に半導体素子を気密に収容する際、容器の内圧が封止
材を加熱溶融させる熱によって高くなり、蓋体の第2メ
タライズ金属層の内側枠に被着されている封止材の一部
を外側に吹き飛ばすがその吹き飛ばされた封止材の一部
は第2メタライズ金属層の外側枠に被着されている封止
材に付着し吸収されて外部に飛び散ることはなく、また
容器の内圧は第2メタライズ金属層に被着されている封
止材の一部を吹き飛ばすことによって小さくなり、第2
メタライズ金属層の外側枠に被着されている封止材を吹
き飛ばすことはなく、その結果、封止材の外部への飛び
散りを有効に防止しつつ絶縁基体と蓋体とを確実、強固
に接合させることができ、これによって隣接するメタラ
イズ配線層間の電気的短絡がなく、内部に収容する半導
体素子の気密封止を完全として半導体素子を長期間にわ
たり正常に作動させることが可能となるとともに外部リ
ード端子を外部電気回路のソケット等に確実に挿入させ
ることが可能となる。
【0010】また本発明の半導体素子収納用パッケージ
よれば、蓋体の第2メタライズ金属層の内側枠の幅を外
側枠の幅より広くしておく、或いは蓋体の第2メタライ
ズ金属層の内側枠に被着される封止材の厚みを、外側枠
に被着される封止材の厚みより厚くしておくと容器の内
圧が高くなってもその圧力は第2メタライズ金属層の内
側枠に被着されている封止材の一部を吹き飛ばすことに
よって極めて小さなものとなり、その結果、容器の内圧
で第2メタライズ金属層の外側枠に被着されている封止
材が吹き飛ばされ外部に飛び散ることは皆無で、これに
よって隣接するメタライズ配線層間の電気的短絡をより
有効に防止することができるとともに外部リード端子の
外部電気回路に設けたソケット等への挿入をより完全と
なすことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明を添付図面に基づき詳
細に説明する。図1及び図2は本発明にかかる半導体素
子収納用パッケージの一実施例を示し、1は絶縁基体、
2は蓋体である。この絶縁基体1と蓋体2とで半導体素
子3を収容する容器4が構成される。
【0012】前記絶縁基体1はその上面中央部に半導体
素子3を収容する空所を形成するための凹部1aが設け
てあり、該凹部1a底面には半導体素子3が載置され、
ガラス、樹脂、ロウ材等の接着材を介して接着固定され
る。
【0013】前記絶縁基体1は酸化アルミニウム質焼結
体、ムライト質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、炭
化珪素質焼結体、ガラスセラミックス焼結体等の電気絶
縁材料から成り、例えば酸化アルミニウム質焼結体から
成る場合には、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム等の原料粉末に適当な有機バ
インダー、溶剤等を添加混合して泥漿物を作るとともに
該泥漿物をドクターブレード法やカレンダーロール法を
採用することによってセラミックグリーンシート(セラ
ミック生シート)と成し、しかる後、前記セラミックグ
リーンシートに適当な打ち抜き加工を施すとともにこれ
を複数枚積層し、約1600℃の温度で焼成することに
よって製作される。
【0014】また前記絶縁基体1は凹部1a周辺から上
面にかけて複数個のメタライズ配線層5が被着形成され
ており、該メタライズ配線層5の凹部1a周辺部は半導
体素子3の各電極がボンディングワイヤ6を介して電気
的に接続され、また絶縁基体1の上面に導出された部位
には外部電気回路と接続される外部リード端子7が銀ロ
ウ等のロウ材を介して取着されている。
【0015】前記メタライズ配線層5は半導体素子3の
各電極を外部電気回路に接続する際の導電路として作用
し、タングステン、モリブデン、マンガン等の高融点金
属粉末により形成されている。
【0016】前記メタライズ配線層5はタングステン、
モリブデン、マンガン等の高融点金属粉末に適当な有機
バインダー、溶剤、可塑剤等を添加混合して得た金属ペ
ーストを従来周知のスクリーン印刷法等の厚膜手法を採
用し、絶縁基体1となるセラミックグリーンシートに予
め所定パターンに印刷塗布しておくことによって絶縁基
体1の凹部1a周辺から上面にかけて被着形成される。
【0017】尚、前記メタライズ配線層5はその表面に
ニッケル、金等の良導電性で、且つ耐蝕性及びロウ材と
の濡れ性が良好な金属をメッキ法により1μm乃至20
μmの厚みに層着させておくと、メタライズ配線層5の
酸化腐食を有効に防止することができるとともにメタラ
イズ配線層5とボンディングワイヤ6との接続及びメタ
ライズ配線層5と外部リード端子7とのロウ付けを極め
て強固となすことができる。従って、前記メタライズ配
線層5の酸化腐食を防止し、メタライズ配線層5とボン
ディングワイヤ6との接続及びメタライズ配線層5と外
部リード端子7とのロウ付けを強固となすにはメタライ
ズ配線層5の表面にニッケル、金等を1μm乃至20μ
mの厚みに層着させておくことが好ましい。
【0018】また一方、前記メタライズ配線層5にロウ
付けされる外部リード端子7は内部に収容する半導体素
子3を外部電気回路に接続する作用を為し、外部リード
端子7を外部電気回路のソケット等に挿入し、外部電気
回路と接続することによって内部に収容される半導体素
子3はボンディングワイヤ6、メタライズ配線層5及び
外部リード端子7を介し外部電気回路に電気的に接続さ
れることとなる。
【0019】前記外部リード端子7は鉄ーニッケルーコ
バルト合金や鉄ーニッケル合金等の金属材料から成り、
該鉄ーニッケルーコバルト合金等のインゴット(塊)に
圧延加工法や打ち抜き加工法等、従来周知の金属加工法
を施すことによって所定の形状に形成される。
【0020】前記外部リード端子7はまたその表面にニ
ッケル、金等の良導電性で、且つ耐蝕性に優れた金属を
メッキ法により1μm乃至20μmの厚みに層着させて
おくと、外部リード端子7の酸化腐食を有効に防止する
ことができるとともに外部リード端子7と外部電気回路
との電気的接続を良好となすことができる。従って、前
記外部リード端子7はその表面にニッケル、金等をメッ
キ法により1μm乃至20μmの厚みに層着させておく
ことが好ましい。
【0021】更に前記外部リード端子7が取着された絶
縁基体1はその上面で凹部1a周辺に該凹部1aを囲繞
するようにして枠状の第1メタライズ金属層9が被着さ
れており、かかる第1メタライズ金属層9には蓋体2が
封止材8を介して接合され、これによって絶縁基体1と
蓋体2とから成る容器4内部に半導体素子3が気密に収
容される。
【0022】前記絶縁基体1の上面に被着させた第1メ
タライズ金属層9は、例えばタングステン、モリブデ
ン、マンガン等の高融点金属粉末から成り、該タングス
テン等の高融点金属粉末に適当な有機バインダー、溶
剤、可塑剤等を添加混合して得た金属ペーストを従来周
知のスクリーン印刷法等の厚膜手法を採用し、絶縁基体
1となるセラミックグリーンシートに予め所定パターン
に印刷塗布しておくことによって絶縁基体1の凹部1a
周辺に枠状に被着形成される。
【0023】尚、前記枠状の第1メタライズ金属層9は
その表面に封止材8との濡れ性を改善するためニッケル
及び金から成るメッキ層が順次層着される。
【0024】また前記絶縁基体1の上面に接合される蓋
体2は酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、
窒化アルミニウム質焼結体、炭化珪素質焼結体、ガラス
セラミックス焼結体等の電気絶縁材料から成り、その下
面に予め枠状の第2メタライズ金属層10を被着させて
おき、該枠状の第2メタライズ金属層10を絶縁基体1
上面の枠状の第1メタライズ金属層9に封止材8を介し
接合させることによって蓋体2は絶縁基体1に接合され
る。
【0025】前記蓋体2は例えば、酸化アルミニウム質
焼結体から成る場合、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸
化マグネシウム、酸化カルシウム等の原料粉末を所定の
プレス型内に充填させるとともにこれを一定圧力で押圧
して成形し、しかる後、前記成形品を約1500℃の温
度で焼成することによって製作される。
【0026】また前記蓋体2の下面に被着されている枠
状の第2メタライズ金属層10はタングステンやモリブ
デン、マンガン等の高融点金属粉末、或いは銀ーバラジ
ウム等の金属材料から成り、タングステン等の粉末に有
機溶剤、溶媒を添加混合して得た金属ペーストを蓋体2
となる成形体に予めスクリーン印刷法により印刷塗布し
ておくことによって、或いは形成品を焼成して得た蓋体
2の下面にスクリーン印刷法により印刷塗布し、これを
焼き付けることによって蓋体2の下面に枠状に被着され
る。
【0027】更に前記蓋体2の下面に被着されている枠
状の第2メタライズ金属層10は図2に示すように内側
枠10aと外側枠10bから成る二重枠構造を有してい
る。
【0028】前記蓋体2の第2メタライズ金属層10は
内側枠10aと外側枠10bとで二重枠構造となしたこ
とから絶縁基体1の第1メタライズ金属層9と蓋体2の
第2メタライズ金属層10とを後述する蓋体2の第2メ
タライズ金属層10に予め被着させておいた半田等のロ
ウ材から成る封止材8を介して接合し、絶縁基体1と蓋
体2とから成る容器4内部に半導体素子3を気密に収容
する際、容器4の内圧が封止材8を加熱溶融させる熱に
よって高くなり、第2メタライズ金属層10の内側枠1
0aに被着されている封止材8の一部を外側に吹き飛ば
すがその吹き飛ばされた封止材8の一部は第2メタライ
ズ金属層10の外側枠10bに被着されている封止材8
に付着し吸収されて外部に飛び散ることはなく、また容
器4の内圧は第2メタライズ金属層10の内側枠10a
に被着されている封止材8の一部を吹き飛ばすことによ
り小さくなって第2メタライズ金属層10の外側枠10
bに被着されている封止材8を吹き飛ばすことはなく、
その結果、封止材8の外部への飛び散りを有効に防止し
つつ絶縁基体1と蓋体2とを確実、強固に接合させるこ
とができ、これによって隣接するメタライズ配線層5間
の電気的短絡がなく、内部に収容する半導体素子3の気
密封止を完全として半導体素子3を長期間にわたり正常
に作動させることが可能となるとともに外部リード端子
7を外部電気回路のソケット等に確実に挿入させること
が可能となる。
【0029】また前記二重枠構造をなす第2メタライズ
金属層10はその内側枠10aの幅T1 を0.24mm
乃至6.8mm、外側枠10bの幅T2 を0.2mm乃
至4mmとし、内側枠10aの幅T1 を外側枠10bの
幅T2 より1.2乃至1.7倍程度広いものとしておく
と、絶縁基体1の第1メタライズ金属層9と蓋体2の第
2メタライズ金属層10とを半田等のロウ材から成る封
止材8を介して接合し、容器4内部に半導体素子3を気
密に収容する際、容器4の内圧が高くなってもその圧力
は第2メタライズ金属層10の内側枠10aに被着され
ている封止材8の一部を吹き飛ばすことによって極めて
小さなものとなり、その結果、容器4の内圧で第2メタ
ライズ金属層10の外側枠10bに被着されている封止
材8が吹き飛ばされ外部に飛び散ることは皆無となり、
これによって隣接するメタライズ配線層5間の電気的短
絡をより有効に防止することができるとともに外部リー
ド端子7の外部電気回路に設けたソケット等への挿入を
より完全となすことができる。従って、前記二重枠構造
をなす第2メタライズ金属層10はその内側枠10aの
幅T1 を外側枠10bの幅T2 より1.2乃至1.7倍
程度広いものとしておくことが好ましい。
【0030】更に前記二重枠構造をなす第2メタライズ
金属層10はその内側枠10aと外側枠10bとの間の
間隔T3 を0.1mm以上となしておくと内側枠10a
に被着させた封止材8の飛び散りを外側枠10bに被着
させた封止材8で完全に吸収することができる。従っ
て、前記二重枠構造をなす第2メタライズ金属層10は
その内側枠10aと外側枠10bとの間の間隔T3
0.1mm以上となしておくことが好ましい。
【0031】また更に前記蓋体2の下面に被着させた第
2メタライズ金属層10の表面には絶縁基体1と蓋体2
とから成る容器4内部に半導体素子3を気密に収容する
際、その接合の作業性を向上させるために半田等のロウ
材から成る封止材8が予め被着されており、該蓋体2の
第2メタライズ金属層10への封止材8の被着は例え
ば、半田粉末にフラックスを含有させた半田ペーストを
第2メタライズ金属層10の表面に従来周知のスクリー
ン印刷法等により印刷塗布するとともにこれを約350
℃の温度に加熱し、半田を加熱溶融させることによって
行われる。
【0032】前記第2メタライズ金属層10に予め被着
される封止材8は第2メタライズ金属層10の内側枠1
0aに被着される封止材8の厚みを50μm〜420μ
mとし、外側枠10bに被着される封止材8の厚みを3
0μm〜400μmとして、内側枠10aに被着される
封止材8の厚みを外側枠10bに被着される封止材8の
厚みより厚くすると、絶縁基体1の第1メタライズ金属
層9と蓋体2の第2メタライズ金属層10とを半田等の
ロウ材から成る封止材8を介して接合し、容器4内部に
半導体素子3を気密に収容する際、容器4の内圧が高く
なってもその圧力は第2メタライズ金属層10の内側枠
10aに被着されている封止材8の一部を吹き飛ばすこ
とによって極めて小さなものとなり、その結果、容器4
の内圧で第2メタライズ金属層10の外側枠10bに被
着されている封止材8が吹き飛ばされ外部に飛び散るこ
とは皆無となり、これによって隣接するメタライズ配線
層5間の電気的短絡をより有効に防止することができる
とともに外部リード端子7の外部電気回路に設けたソケ
ット等への挿入をより完全となすことができる。従っ
て、前記第2メタライズ金属層10の内側枠10aに被
着される封止材8の厚みは外側枠10bに被着される封
止材8の厚みより厚くすることが好ましい。
【0033】かくして上述の半導体素子収納用パッケー
ジによれば、絶縁基体1の凹部1a底面に半導体素子3
を載置させるとともに該半導体素子3をガラス、樹脂、
ロウ材等から成る接着剤を介して接着固定し、次に前記
半導体素子3の各電極をボンディングワイヤ6を介して
所定のメタライズ配線層5に接続させ、しかる後、絶縁
基体1上面に蓋体2を半田等のロウ材から成る封止材8
を介して接合し、絶縁基体1と蓋体2とから成る容器4
内部に半導体素子3を気密に収容することによって製品
としての半導体装置となる。
【0034】尚、本発明は上述の実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種
々の変更は可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明の半導体素子収納用パッケージよ
れば、蓋体に被着させた枠状の第2メタライズ金属層を
内側枠と外側枠の二重枠構造になしたことから絶縁基体
の第1メタライズ金属層と蓋体の内側枠と外側枠とから
成る第2メタライズ金属層とを、蓋体の第2メタライズ
金属層に予め被着させておいた半田等のロウ材から成る
封止材を介して接合し、絶縁基体と蓋体とから成る容器
内部に半導体素子を気密に収容する際、容器の内圧が封
止材を加熱溶融させる熱によって高くなり、蓋体の第2
メタライズ金属層の内側枠に被着されている封止材の一
部を外側に吹き飛ばすがその吹き飛ばされた封止材の一
部は第2メタライズ金属層の外側枠に被着されている封
止材に付着し吸収されて外部に飛び散ることはなく、ま
た容器の内圧は第2メタライズ金属層に被着されている
封止材の一部を吹き飛ばすことによって小さくなり、第
2メタライズ金属層の外側枠に被着されている封止材を
吹き飛ばすことはなく、その結果、封止材の外部への飛
び散りを有効に防止しつつ絶縁基体と蓋体とを確実、強
固に接合させることができ、これによって隣接するメタ
ライズ配線層間の電気的短絡がなく、内部に収容する半
導体素子の気密封止を完全として半導体素子を長期間に
わたり正常に作動させることが可能となるとともに外部
リード端子を外部電気回路のソケット等に確実に挿入さ
せることが可能となる。
【0036】また本発明の半導体素子収納用パッケージ
よれば、蓋体の第2メタライズ金属層の内側枠の幅を外
側枠の幅より広くしておく、或いは蓋体の第2メタライ
ズ金属層の内側枠に被着される封止材の厚みを、外側枠
に被着される封止材の厚みより厚くしておくと容器の内
圧が高くなってもその圧力は第2メタライズ金属層の内
側枠に被着されている封止材の一部を吹き飛ばすことに
よって極めて小さなものとなり、その結果、容器の内圧
で第2メタライズ金属層の外側枠に被着されている封止
材が吹き飛ばされ外部に飛び散ることは皆無で、これに
よって隣接するメタライズ配線層間の電気的短絡をより
有効に防止することができるとともに外部リード端子の
外部電気回路に設けたソケット等への挿入をより完全と
なすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体素子収納用パッケージの一実施
例を示す断面図である。
【図2】図1に示す半導体素子収納用パッケージの蓋体
の平面図である。
【図3】従来の半導体素子収納用パッケージの断面図で
ある。
【符号の説明】
1・・・・・・絶縁基体 1a・・・・・凹部 2・・・・・・蓋体 3・・・・・・半導体素子 4・・・・・・容器 5・・・・・・メタライズ配線層 8・・・・・・封止材 9・・・・・・第1メタライズ金属層 10・・・・・・第2メタライズ金属層 10a・・・・・内側枠 10b・・・・・外側枠

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に半導体素子が載置される載置部を有
    し、且つ該載置部を囲繞するように枠状の第1メタライ
    ズ金属層が被着形成された絶縁基体と、下面にロウ材か
    ら成る封止材が被着された枠状の第2メタライズ金属層
    を有する蓋体とから成り、前記絶縁基体の第1メタライ
    ズ金属層と蓋体の第2メタライズ金属層とを、該蓋体の
    第2メタライズ金属層に被着させた封止材を介し接合さ
    せることによって絶縁基体と蓋体とから成る容器内部に
    半導体素子を気密に収容する半導体素子収納用パッケー
    ジであって、前記蓋体の第2メタライズ金属層は内側枠
    と外側枠の二重枠構造を有しているとともに内側枠の幅
    が外側枠の幅より広いことを特徴とする半導体素子収納
    用パッケージ。
  2. 【請求項2】上面に半導体素子が載置される載置部を有
    し、且つ該載置部を囲繞するように枠状の第1メタライ
    ズ金属層が被着形成された絶縁基体と、下面にロウ材か
    ら成る封止材が被着された枠状の第2メタライズ金属層
    を有する蓋体とから成り、前記絶縁基体の第1メタライ
    ズ金属層と蓋体の第2メタライズ金属層とを、該蓋体の
    第2メタライズ金属層に被着させた封止材を介し接合さ
    せることによって絶縁基体と蓋体とから成る容器内部に
    半導体素子を気密に収容する半導体素子収納用パッケー
    ジであって、前記蓋体の第2メタライズ金属層は内側枠
    と外側枠の二重枠構造を有しているとともに、内側枠に
    被着される封止材の厚みが外側枠に被着される封止材の
    厚みより厚いことを特徴とする半導体素子収納用パッケ
    ージ。
JP23518595A 1995-09-13 1995-09-13 半導体素子収納用パッケージ Expired - Fee Related JP3176267B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23518595A JP3176267B2 (ja) 1995-09-13 1995-09-13 半導体素子収納用パッケージ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23518595A JP3176267B2 (ja) 1995-09-13 1995-09-13 半導体素子収納用パッケージ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0982825A JPH0982825A (ja) 1997-03-28
JP3176267B2 true JP3176267B2 (ja) 2001-06-11

Family

ID=16982335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23518595A Expired - Fee Related JP3176267B2 (ja) 1995-09-13 1995-09-13 半導体素子収納用パッケージ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3176267B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6236929B2 (ja) * 2012-09-26 2017-11-29 日本電気株式会社 気密封止パッケージ及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0982825A (ja) 1997-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3210835B2 (ja) 半導体素子収納用パッケージ
JP3176267B2 (ja) 半導体素子収納用パッケージ
JP3046148B2 (ja) 電子部品収納用パッケージ
JP2514094Y2 (ja) 半導体素子収納用パッケ―ジ
JP2801449B2 (ja) 半導体素子収納用パッケージ
JP3464138B2 (ja) 電子部品収納用パッケージ
JP4051162B2 (ja) 電子部品収納用容器の製造方法
JP3426741B2 (ja) 半導体素子収納用パッケージ
JP3464136B2 (ja) 電子部品収納用パッケージ
JP3181011B2 (ja) 半導体素子収納用パッケージ
JP3210838B2 (ja) 半導体素子収納用パッケージの製造方法
JP3138186B2 (ja) 半導体装置
JP3207118B2 (ja) 半導体素子収納用パッケージ
JP3464143B2 (ja) 電子部品収納用パッケージ
JP2948991B2 (ja) 半導体素子収納用パッケージ
JP2746802B2 (ja) 半導体装置
JPH0951050A (ja) 半導体素子収納用パッケージの製造方法
JP2543236Y2 (ja) 半導体素子収納用パッケージ
JP2750255B2 (ja) 電子部品収納用パッケージ
JPH0745962Y2 (ja) 半導体素子収納用パッケージ
JP2866962B2 (ja) 半導体素子収納用パッケージの製造方法
JP2543149Y2 (ja) 半導体素子収納用パッケージ
JP2851740B2 (ja) 電子部品収納用パッケージ
JPH08125049A (ja) 半導体素子収納用パッケージ
JPH1167950A (ja) 電子部品収納用パッケージ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees