JP3175851U - 真空米櫃 - Google Patents
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Abstract
【課題】 蓋を開けることなく真空保存されていた米を必要な量だけ取り出すことができ、しかも貯蔵部内を確実かつ自動的に真空状態になし得る真空米櫃を提供する。
【解決手段】 米を真空保存可能な米貯蔵部4を備え、米貯蔵部4の下部に米貯蔵部4内の米を計量して取り出す計量装置21が設けられ、米貯蔵部4内を真空にする真空ポンプ8と、前記計量装置21で米を計量して取り出すときに米貯蔵部4内の真空を破壊する真空破壊弁9と、米貯蔵部4内の真空度を検出する真空スイッチ10とが具備され、計量装置21で米を計量して取り出した後から真空スイッチ10が所定の真空度を検出するまで真空ポンプ8を作動させ、真空スイッチ10が所定の真空度を検出したときに真空ポンプ8の作動を停止させるポンプ制御手段が具備されている。
【選択図】図1
【解決手段】 米を真空保存可能な米貯蔵部4を備え、米貯蔵部4の下部に米貯蔵部4内の米を計量して取り出す計量装置21が設けられ、米貯蔵部4内を真空にする真空ポンプ8と、前記計量装置21で米を計量して取り出すときに米貯蔵部4内の真空を破壊する真空破壊弁9と、米貯蔵部4内の真空度を検出する真空スイッチ10とが具備され、計量装置21で米を計量して取り出した後から真空スイッチ10が所定の真空度を検出するまで真空ポンプ8を作動させ、真空スイッチ10が所定の真空度を検出したときに真空ポンプ8の作動を停止させるポンプ制御手段が具備されている。
【選択図】図1
Description
本考案は、真空米櫃に関するものである。
従来の米櫃には、米貯蔵部の下部に計量装置を設け、米貯蔵部内の米を計量して取り出すようにしたものがある(例えば特許文献1、特許文献2)。この従来の米櫃では、米貯蔵部を真空にするように構成されていなかったため、米の保存性が悪く、長期間にわたって米を貯蔵部内に貯蔵しておくと、米の鮮度が失われたり、虫が発生したりする等の問題があった。
そこで、真空食品貯蔵容器等に真空で米を貯蔵できるようしたものが考えられている(特許文献としては存在していないが実際にそのようなものが考えられ実施されていた)が、この貯蔵容器等は、米貯蔵部内の米を計量して取り出すようにした計量装置を有しておらず、また、真空ポンプを用いて貯蔵容器内を手動で真空にするようにしていた。
そこで、真空食品貯蔵容器等に真空で米を貯蔵できるようしたものが考えられている(特許文献としては存在していないが実際にそのようなものが考えられ実施されていた)が、この貯蔵容器等は、米貯蔵部内の米を計量して取り出すようにした計量装置を有しておらず、また、真空ポンプを用いて貯蔵容器内を手動で真空にするようにしていた。
従って、米を真空保存するようにした従来の貯蔵容器等では、計量の都度、貯蔵容器等の蓋を開けて毎回計量カップで計量しなければならず、面倒であった。また、米を取り出した後、毎回手動で真空ポンプを用いて貯蔵容器内を真空にしなければならず、面倒であり、しかも、手動で真空にするため、真空度が一定でなく、貯蔵容器内に比較的多くの空気が残る可能性があった。
本考案は上記問題点に鑑み、米貯蔵部に米を真空保存することができて、蓋を開けることなく真空保存されていた米を必要な量だけ取り出すことができ、しかも貯蔵部内を確実かつ自動的に真空状態になし得る真空米櫃を提供することを目的とする。
本考案は上記問題点に鑑み、米貯蔵部に米を真空保存することができて、蓋を開けることなく真空保存されていた米を必要な量だけ取り出すことができ、しかも貯蔵部内を確実かつ自動的に真空状態になし得る真空米櫃を提供することを目的とする。
本考案における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
この技術的課題を解決する本考案の技術的手段は、米を真空保存可能な米貯蔵部4を備え、米貯蔵部4の下部に米貯蔵部4内の米を計量して取り出す計量装置21が設けられ、米貯蔵部4内を真空にする真空ポンプ8と、前記計量装置21で米を計量して取り出すときに米貯蔵部4内の真空を破壊する真空破壊弁9と、米貯蔵部4内の真空度を検出する真空スイッチ10とが具備され、計量装置21で米を計量して取り出した後から真空スイッチ10が所定の真空度を検出するまで真空ポンプ8を作動させ、真空スイッチ10が所定の真空度を検出したときに真空ポンプ8の作動を停止させるポンプ制御手段が具備されている点にある。
また、本考案の他の技術的手段は、計量装置21を作動させるための計量レバー13と、計量レバー13の操作をロックするための計量ロック部材16とが具備され、計量ロック部材16は計量レバー13を操作不能にロックするロック位置Xと、計量レバー13の操作を可能にするロック解除位置Yとに移動自在に支持されており、計量ロック部材16をロック解除位置Yに移動したときに、真空破壊弁9が開いて米貯蔵部4内の真空が破壊され、計量ロック部材16をロック位置Xに移動したときに、真空破壊弁9が閉じるように構成されている点にある。
また、本考案の他の技術的手段は、真空スイッチ10と真空ポンプ8とへの電源を遮断するための電源スイッチ15が具備され、計量ロック部材16をロック解除位置Yに移動したときに、電源スイッチ15がオフして真空スイッチ10と真空ポンプ8とへの電源が遮断され、計量ロック部材16をロック位置Xに移動したときに、電源スイッチ15がオンして真空スイッチ10と真空ポンプ8とに電源が入るように構成されている点にある。
また、本考案の他の技術的手段は、前記真空ポンプ8は米貯蔵部4から空気を吸引する吸引管31を介して米貯蔵部4に連結され、真空スイッチ10は真空ポンプ8から米貯蔵部4に至る吸引管31の中途部に配置され、前記吸引管31の真空スイッチ10よりも米貯蔵部4に近い側の中途部に、米貯蔵部4内に空気を導入するための空気導入管33が分岐され、この空気導入管33の先端側に前記真空破壊弁9が取り付けられている点にある。
この技術的課題を解決する本考案の技術的手段は、米を真空保存可能な米貯蔵部4を備え、米貯蔵部4の下部に米貯蔵部4内の米を計量して取り出す計量装置21が設けられ、米貯蔵部4内を真空にする真空ポンプ8と、前記計量装置21で米を計量して取り出すときに米貯蔵部4内の真空を破壊する真空破壊弁9と、米貯蔵部4内の真空度を検出する真空スイッチ10とが具備され、計量装置21で米を計量して取り出した後から真空スイッチ10が所定の真空度を検出するまで真空ポンプ8を作動させ、真空スイッチ10が所定の真空度を検出したときに真空ポンプ8の作動を停止させるポンプ制御手段が具備されている点にある。
また、本考案の他の技術的手段は、計量装置21を作動させるための計量レバー13と、計量レバー13の操作をロックするための計量ロック部材16とが具備され、計量ロック部材16は計量レバー13を操作不能にロックするロック位置Xと、計量レバー13の操作を可能にするロック解除位置Yとに移動自在に支持されており、計量ロック部材16をロック解除位置Yに移動したときに、真空破壊弁9が開いて米貯蔵部4内の真空が破壊され、計量ロック部材16をロック位置Xに移動したときに、真空破壊弁9が閉じるように構成されている点にある。
また、本考案の他の技術的手段は、真空スイッチ10と真空ポンプ8とへの電源を遮断するための電源スイッチ15が具備され、計量ロック部材16をロック解除位置Yに移動したときに、電源スイッチ15がオフして真空スイッチ10と真空ポンプ8とへの電源が遮断され、計量ロック部材16をロック位置Xに移動したときに、電源スイッチ15がオンして真空スイッチ10と真空ポンプ8とに電源が入るように構成されている点にある。
また、本考案の他の技術的手段は、前記真空ポンプ8は米貯蔵部4から空気を吸引する吸引管31を介して米貯蔵部4に連結され、真空スイッチ10は真空ポンプ8から米貯蔵部4に至る吸引管31の中途部に配置され、前記吸引管31の真空スイッチ10よりも米貯蔵部4に近い側の中途部に、米貯蔵部4内に空気を導入するための空気導入管33が分岐され、この空気導入管33の先端側に前記真空破壊弁9が取り付けられている点にある。
本考案によれば、計量装置で米を計量して取り出した後に、米貯蔵部内を自動的に真空状態にすることができるため、米の保存性がよくなり、長期間にわたって米を貯蔵部内に貯蔵しても、米の鮮度が失われたり、虫が発生したりするのを確実に防止することができる。
また、蓋体を開けることなく真空保存されていた米貯蔵部内の米を計量装置によって必要な量だけ取り出すことができ、米貯蔵部の蓋を開けて毎回計量カップで計量するような面倒な作業をなくすことができる。しかも、計量装置で米を計量して取り出すときに米貯蔵部内の真空状態を真空破壊弁によって破壊することができるため、負圧の影響を受けて計量装置がうまく動作しなくなるのを防ぐことができ、米を貯蔵部内から計量装置でスムーズに取り出すことができる。
さらに、米貯蔵部内の米を計量装置によって取り出した後は、真空ポンプを作動させて、米貯蔵部内を自動的に真空状態に戻すことができ、米貯蔵部内から米を計量して取り出す都度に毎回手動で真空ポンプを用いて貯蔵容器内を真空にするような面倒もなくなる。
しかも、真空スイッチが所定の真空度を検出するまで真空ポンプを作動させるため、米貯蔵部内を確実かつ自動的に真空状態になし得て、米貯蔵部内に多くの空気が残る可能性がなくなり、米貯蔵部内の真空度を一定にして安定した真空状態を得ることができる。また、真空スイッチが所定の真空度を検出したときに真空ポンプの作動を停止させるため、真空ポンプを常に運転する場合に比べて、真空ポンプの寿命が大幅に延びるし、消費電力の無駄もなくすることができる。
また、蓋体を開けることなく真空保存されていた米貯蔵部内の米を計量装置によって必要な量だけ取り出すことができ、米貯蔵部の蓋を開けて毎回計量カップで計量するような面倒な作業をなくすことができる。しかも、計量装置で米を計量して取り出すときに米貯蔵部内の真空状態を真空破壊弁によって破壊することができるため、負圧の影響を受けて計量装置がうまく動作しなくなるのを防ぐことができ、米を貯蔵部内から計量装置でスムーズに取り出すことができる。
さらに、米貯蔵部内の米を計量装置によって取り出した後は、真空ポンプを作動させて、米貯蔵部内を自動的に真空状態に戻すことができ、米貯蔵部内から米を計量して取り出す都度に毎回手動で真空ポンプを用いて貯蔵容器内を真空にするような面倒もなくなる。
しかも、真空スイッチが所定の真空度を検出するまで真空ポンプを作動させるため、米貯蔵部内を確実かつ自動的に真空状態になし得て、米貯蔵部内に多くの空気が残る可能性がなくなり、米貯蔵部内の真空度を一定にして安定した真空状態を得ることができる。また、真空スイッチが所定の真空度を検出したときに真空ポンプの作動を停止させるため、真空ポンプを常に運転する場合に比べて、真空ポンプの寿命が大幅に延びるし、消費電力の無駄もなくすることができる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本考案の一実施形態を示している。図1及び図2において、真空米櫃1は、下部に水平状の支持台3を備え、上部に米を真空保存可能な米貯蔵部4を備え、支持台3上に米受け5が設けられている。
また、真空米櫃1には、米貯蔵部4内を真空にする真空ポンプ8と、米貯蔵部4内の真空を破壊する真空破壊弁9と、米貯蔵部4内の真空度を検出する真空スイッチ10と、後述の計量装置を作動させるための計量レバー13と、真空スイッチ10と真空ポンプ8とへの電源を遮断するための電源スイッチ15と、計量レバー13の操作をロックするための計量ロック部材16とが具備されている。
米貯蔵部4は密閉された箱状に形成されて内部を真空状態にできるように構成され、上部側に米貯蔵部4の上端開口を密閉状に塞ぐ蓋体18が具備され、米貯蔵部4の下部に取出口19が設けられると共に米貯蔵部4内の米を計量して取り出す計量装置21が設けられている。
計量装置21は、下部に開口孔23を有すると共に内部に計量器24を有し、計量装置21の下部に開口孔23を開閉自在に塞ぐ計量蓋25が設けられ、計量器24には計量孔27が設けられている。
計量レバー13は、下方に揺動自在に支持されると共に、図示省略のバネによって上方に揺動して戻るように付勢されている。
そして、計量レバー13を下方に押圧することにより計量レバー13がバネの付勢に抗して下方に揺動し、このとき、図示省略のリンクレバー等の作用により、計量器24を回転させて計量器24の計量孔27が米貯蔵部4の取出口19に一致する状態から計量装置21の開口孔23に一致する状態にする共に、計量蓋25を下方向に回転させて開口孔23を開き、これにより、計量装置21を作動させて米貯蔵部4内の米を1合ずつ計量して開口孔23から米受け5に取り出すようになっている。
また、計量レバー13の下方押圧を解除することにより、計量レバー13がバネの付勢によって上方に揺動して戻り、このとき、図示省略のリンクレバー等の作用により、計量器24を回転させて計量器24の計量孔27が計量装置21の開口孔23に一致する状態から米貯蔵部4の取出口19に一致する状態に戻すと共に、計量蓋25を上方向に回転させて開口孔23を閉じるように構成されている。
計量ロック部材16は、左側に位置するロック位置Xと右側に位置するロック解除位置Yとに左右方向に移動自在に支持されており、計量ロック部材16をロック位置Xに移動したときに、計量レバー13を下方に押圧操作不能にロックし、計量ロック部材16をロック解除位置Yに移動したときに、計量レバー13の押圧操作を可能にすべくロックを解除する。
真空ポンプ8は、米貯蔵部4内から空気を排出して真空を得るためのもので、米貯蔵部4から空気を吸引する吸引管31を介して米貯蔵部4に連結されている。
真空スイッチ10は米貯蔵部4内の真空度を検出するもので、真空ポンプ8から米貯蔵部4に至る吸引管31の中途部に配置されている。この真空スイッチ10は定められた負圧に達する(所定の真空度を検出する)と、内部のリレーが作動し、真空ポンプ8への電源を遮断するように構成されている。
電源スイッチ15は、押しボタン式のスイッチで、押圧されてオフになり、押圧が解除されるとオンに切り替わるようになっている。この電源スイッチ15は、計量ロック部材16をロック解除位置Yに移動したときに、計量ロック部材16により押圧されてオフし、これにより真空スイッチ10と真空ポンプ8とへの電源を遮断すると共に、計量ロック部材16をロック位置Xに移動したときに、計量ロック部材16による押圧が解除されてオンし、これにより真空スイッチ10と真空ポンプ8とに電源が入るように構成されている。
従って、電源スイッチ15等により、真空スイッチ10は計量ロック部材16がロック位置Xにあるときに作動するように制御され、電源スイッチ15及び真空スイッチ10等により、真空ポンプ8は計量ロック部材16がロック位置Xにあるときであって真空スイッチ10が所定の真空度を検出するまでの間に作動するように制御されている。而して、電源スイッチ15及び真空スイッチ10等により真空ポンプ8を制御するポンプ制御手段が構成され、このポンプ制御手段の制御により、計量装置21で米を計量して取り出した後から真空スイッチ10が所定の真空度を検出するまで真空ポンプ8を作動させ、真空スイッチ10が所定の真空度を検出したときに真空ポンプ8の作動を停止させるようになっている。
前記吸引管31は、真空ポンプ8から真空スイッチ10を経て米貯蔵部4内に連通されており、吸引管31の真空スイッチ10よりも米貯蔵部4に近い側の中途部に、米貯蔵部4内に空気を導入するための空気導入管33が分岐して設けられている。
真空破壊弁9は、空気導入管33の先端側に取り付けられており、計量ロック部材16をロック解除位置Yに移動したときに、計量ロック部材16による押圧が解除されて開くことにより、米貯蔵部4に外気が導入されて米貯蔵部4内の真空を破壊し、計量ロック部材16をロック位置Xに移動したときに、計量ロック部材16により押圧されて閉じ、米貯蔵部4を外気と遮断するように構成されている。
上記実施形態によれば、米貯蔵部4内から米を取り出す前(通常時)には、計量ロック部材16はロック位置Xにあって、米貯蔵部4内は真空状態に保持されており、米貯蔵部4内の米は真空保存されている。
米貯蔵部4内から米を取り出す場合、計量ロック部材16をロック解除位置Y(右側である矢印b方向)に移動して、計量レバー13を下方に押圧操作すればよい。
計量ロック部材16をロック解除位置Y(右側である矢印b方向)に移動すると、計量ロック部材16が電源スイッチ15を押圧して電源スイッチ15がオフし、真空ポンプ8及び真空スイッチ10への電源が遮断され、真空ポンプ8及び真空スイッチ10が作動を停止する。このとき、計量ロック部材16による真空破壊弁9への押圧が解除され、真空破壊弁9が開いて外気が空気導入管33を通して米貯蔵部4内に入り、米貯蔵部4内の真空が破壊される。また、計量ロック部材16による計量レバー13のロックが解除され、計量レバー13を下方に押圧操作することで、計量装置21を作動することが可能になっている。
この状態で、計量レバー13を下方に押圧操作すると、計量レバー13が下方に揺動して、計量装置21を作動させ、米貯蔵部4内の米を1合ずつ計量して米受け5に簡単に取り出すことができる。
米貯蔵部4内の米の取り出しが終わると、計量ロック部材16をロック位置X(左側である矢印a方向)に移動しておけばよい。これにより、計量レバー13がロックされ、計量レバー13を下方に押圧しても下方に揺動しなくなり、計量装置21を誤って作動させることがなくなる。
このとき、計量ロック部材16による電源スイッチ15の押圧が解除されて電源スイッチ15がオンし、真空ポンプ8及び真空スイッチ10に電源が入り、真空ポンプ8及び真空スイッチ10が作動する。また、このとき、計量ロック部材16により真空破壊弁9を押圧して真空破壊弁9が閉じ、米貯蔵部4が外気と遮断される。
そして、真空ポンプ8の作動により、米貯蔵部4内から吸引管31を通して空気が排出され、米貯蔵部4内が次第に真空になり、米貯蔵部4内が所定の真空度になると真空スイッチ10がこれを検出して、真空ポンプ8の作動を自動的に止める。
而して、上記実施形態では、米を真空保存可能な米貯蔵部4を備え、米貯蔵部4の下部に米貯蔵部4内の米を計量して取り出す計量装置21が設けられ、米貯蔵部4内を真空にする真空ポンプ8と、前記計量装置21で米を計量して取り出すときに米貯蔵部4内の真空を破壊する真空破壊弁9と、米貯蔵部4内の真空度を検出する真空スイッチ10とが具備され、計量装置21で米を計量して取り出した後から真空スイッチ10が所定の真空度を検出するまで真空ポンプ8を作動させ、真空スイッチ10が所定の真空度を検出したときに真空ポンプ8の作動を停止させるポンプ制御手段が具備されているので、計量装置21で米を計量して取り出した後に、米貯蔵部4内を自動的に真空状態にすることができるため、米の保存性がよくなり、長期間にわたって米を米貯蔵部4内に貯蔵しても、米の鮮度が失われたり、虫が発生したりするのを確実に防止することができる。
また、蓋体18を開けることなく真空保存されていた米貯蔵部4内の米を計量装置21によって必要な量だけ取り出すことができ、米貯蔵部の蓋を開けて毎回計量カップで計量するような面倒な作業をなくすことができる。しかも、計量装置21で米を計量して取り出すときに米貯蔵部4内の真空状態を真空破壊弁9によって破壊することができるため、負圧の影響を受けて計量装置21がうまく動作しなくなるのを防ぐことができ、米を米貯蔵部4内から計量装置21でスムーズに取り出すことができる。
さらに、米貯蔵部4内の米を計量装置21によって取り出した後は、真空ポンプ8を作動させて、米貯蔵部4内を自動的に真空状態に戻すことができ、米貯蔵部内から米を計量して取り出す都度に毎回手動で真空ポンプを用いて貯蔵容器内を真空にするような面倒もなくなる。
しかも、真空スイッチ10が所定の真空度を検出するまで真空ポンプ8を作動させるため、米貯蔵部4内を確実かつ自動的に真空状態になし得て、米貯蔵部4内に多くの空気が残る可能性がなくなり、米貯蔵部4内の真空度を一定にして安定した真空状態を得ることができる。また、真空スイッチ10が所定の真空度を検出したときに真空ポンプ8の作動を停止させるため、真空ポンプ8を常に運転する場合に比べて、真空ポンプ8の寿命が大幅に延びるし、消費電力の無駄もなくすることができる。
また、上記実施形態では、計量装置21を作動させるための計量レバー13と、計量レバー13の操作をロックするための計量ロック部材16とが具備され、計量ロック部材16は計量レバー13を操作不能にロックするロック位置Xと、計量レバー13の操作を可能にするロック解除位置Yとに移動自在に支持されており、計量ロック部材16をロック解除位置Yに移動したときに、真空破壊弁9が開いて米貯蔵部4内の真空が破壊され、計量ロック部材16をロック位置Xに移動したときに、真空破壊弁9が閉じるように構成されているので、計量ロック部材16をロック位置Xに移動しておけば、計量レバー13を誤って押圧等の操作をしても、米貯蔵部4内の米が不測に取り出されるのを未然に防止することができる。しかも、計量ロック部材16をロック解除位置Yに移動すれば、真空破壊弁9が開いて米貯蔵部4内の真空が破壊されるので、計量レバー13を操作して計量装置21を作動させる前に、米貯蔵部4内の真空を破壊しておくことができ、計量装置21で米貯蔵部4内の米を計量して取り出す際に計量装置21が負圧の影響を受けることがなくなり、より一層スムーズに米を取り出すことができる。また、計量ロック部材16をロック位置Xに移動すれば、真空破壊弁9が閉じるため、米貯蔵部4内の米を計量装置21によって取り出した後に、真空ポンプ8の作動によって米貯蔵部4内を迅速に真空状態になし得る。
また、真空スイッチ10と真空ポンプ8とへの電源を遮断するための電源スイッチ15が具備され、計量ロック部材16をロック解除位置Yに移動したときに、電源スイッチ15がオフして真空スイッチ10と真空ポンプ8とへの電源が遮断され、計量ロック部材16をロック位置Xに移動したときに、電源スイッチ15がオンして真空スイッチ10と真空ポンプ8とに電源が入るように構成されているので、計量ロック部材16がロック解除位置Yに移動して真空破壊弁9が開いているときに、真空スイッチ10と真空ポンプ8とが作動不能になるため、計量装置21で米貯蔵部4内の米を計量して取り出す際に、真空スイッチ10と真空ポンプ8とが不測に作動して計量装置21の計量動作を妨げるのを未然に防止できるし、電力の無駄な消費を防ぐことができる。また、計量ロック部材16がロック位置Xに移動して真空破壊弁9が閉じているときに、真空スイッチ10と真空ポンプ8とが作動可能になるため、真空破壊弁9が閉じているときに真空スイッチ10と真空ポンプ8とを作動させて米貯蔵部4内を効率よくかつスムーズに真空状態になし得る。
また、前記真空ポンプ8は米貯蔵部4から空気を吸引する吸引管31を介して米貯蔵部4に連結され、真空スイッチ10は真空ポンプ8から米貯蔵部4に至る吸引管31の中途部に配置され、前記吸引管31の真空スイッチ10よりも米貯蔵部4に近い側の中途部に、米貯蔵部4内に空気を導入するための空気導入管33が分岐され、この空気導入管33の先端側に前記真空破壊弁9が取り付けられているので、真空スイッチ10によって米貯蔵部4内の真空度を正確にかつ迅速に検出することができて、真空ポンプ8により吸引管31を通して米貯蔵部4内の空気を排出して米貯蔵部4内を効率よく真空になすことが可能になる。また、計量装置21で米貯蔵部4内の米を計量して取り出す際には、真空破壊弁9が開くことにより空気導入管33を通して外気を米貯蔵部4内に迅速に送ることができ、米貯蔵部4内の真空状態を効率よく破壊して米貯蔵部4内から米をスムーズに取り出すことができる。
なお、前記実施形態では、計量装置21は計量レバー13の押圧操作により作動して、米貯蔵部4内の米を1合ずつ計量して取り出すように構成されているが、これに代え、計量装置21に電動モータ等を組み込み、計量装置21をボタン操作により作動させて米貯蔵部4内の米を一定量(例えば1合)ずつ計量して取り出すように構成してもよいし、ボタン操作の期間に応じた任意の量(例えば1合、2合、3合又は4合等)の米を計量してその米を米貯蔵部4から取り出すように構成してもよい。
また、前記実施形態では、電源スイッチ15及び真空スイッチ10等により真空ポンプ8を制御するポンプ制御手段を構成し、このポンプ制御手段の制御により、計量装置21で米を計量して取り出した後から真空スイッチ10が所定の真空度を検出するまで真空ポンプ8を作動させ、真空スイッチ10が所定の真空度を検出したときに真空ポンプ8の作動を停止させるようにしているが、これに代え、真空ポンプ8を制御するポンプ制御手段を、電源スイッチ15以外のリレー回路やマイコン等を使用した制御装置で構成するようにしてもよい。
図1及び図2は本考案の一実施形態を示している。図1及び図2において、真空米櫃1は、下部に水平状の支持台3を備え、上部に米を真空保存可能な米貯蔵部4を備え、支持台3上に米受け5が設けられている。
また、真空米櫃1には、米貯蔵部4内を真空にする真空ポンプ8と、米貯蔵部4内の真空を破壊する真空破壊弁9と、米貯蔵部4内の真空度を検出する真空スイッチ10と、後述の計量装置を作動させるための計量レバー13と、真空スイッチ10と真空ポンプ8とへの電源を遮断するための電源スイッチ15と、計量レバー13の操作をロックするための計量ロック部材16とが具備されている。
米貯蔵部4は密閉された箱状に形成されて内部を真空状態にできるように構成され、上部側に米貯蔵部4の上端開口を密閉状に塞ぐ蓋体18が具備され、米貯蔵部4の下部に取出口19が設けられると共に米貯蔵部4内の米を計量して取り出す計量装置21が設けられている。
計量装置21は、下部に開口孔23を有すると共に内部に計量器24を有し、計量装置21の下部に開口孔23を開閉自在に塞ぐ計量蓋25が設けられ、計量器24には計量孔27が設けられている。
計量レバー13は、下方に揺動自在に支持されると共に、図示省略のバネによって上方に揺動して戻るように付勢されている。
そして、計量レバー13を下方に押圧することにより計量レバー13がバネの付勢に抗して下方に揺動し、このとき、図示省略のリンクレバー等の作用により、計量器24を回転させて計量器24の計量孔27が米貯蔵部4の取出口19に一致する状態から計量装置21の開口孔23に一致する状態にする共に、計量蓋25を下方向に回転させて開口孔23を開き、これにより、計量装置21を作動させて米貯蔵部4内の米を1合ずつ計量して開口孔23から米受け5に取り出すようになっている。
また、計量レバー13の下方押圧を解除することにより、計量レバー13がバネの付勢によって上方に揺動して戻り、このとき、図示省略のリンクレバー等の作用により、計量器24を回転させて計量器24の計量孔27が計量装置21の開口孔23に一致する状態から米貯蔵部4の取出口19に一致する状態に戻すと共に、計量蓋25を上方向に回転させて開口孔23を閉じるように構成されている。
計量ロック部材16は、左側に位置するロック位置Xと右側に位置するロック解除位置Yとに左右方向に移動自在に支持されており、計量ロック部材16をロック位置Xに移動したときに、計量レバー13を下方に押圧操作不能にロックし、計量ロック部材16をロック解除位置Yに移動したときに、計量レバー13の押圧操作を可能にすべくロックを解除する。
真空ポンプ8は、米貯蔵部4内から空気を排出して真空を得るためのもので、米貯蔵部4から空気を吸引する吸引管31を介して米貯蔵部4に連結されている。
真空スイッチ10は米貯蔵部4内の真空度を検出するもので、真空ポンプ8から米貯蔵部4に至る吸引管31の中途部に配置されている。この真空スイッチ10は定められた負圧に達する(所定の真空度を検出する)と、内部のリレーが作動し、真空ポンプ8への電源を遮断するように構成されている。
電源スイッチ15は、押しボタン式のスイッチで、押圧されてオフになり、押圧が解除されるとオンに切り替わるようになっている。この電源スイッチ15は、計量ロック部材16をロック解除位置Yに移動したときに、計量ロック部材16により押圧されてオフし、これにより真空スイッチ10と真空ポンプ8とへの電源を遮断すると共に、計量ロック部材16をロック位置Xに移動したときに、計量ロック部材16による押圧が解除されてオンし、これにより真空スイッチ10と真空ポンプ8とに電源が入るように構成されている。
従って、電源スイッチ15等により、真空スイッチ10は計量ロック部材16がロック位置Xにあるときに作動するように制御され、電源スイッチ15及び真空スイッチ10等により、真空ポンプ8は計量ロック部材16がロック位置Xにあるときであって真空スイッチ10が所定の真空度を検出するまでの間に作動するように制御されている。而して、電源スイッチ15及び真空スイッチ10等により真空ポンプ8を制御するポンプ制御手段が構成され、このポンプ制御手段の制御により、計量装置21で米を計量して取り出した後から真空スイッチ10が所定の真空度を検出するまで真空ポンプ8を作動させ、真空スイッチ10が所定の真空度を検出したときに真空ポンプ8の作動を停止させるようになっている。
前記吸引管31は、真空ポンプ8から真空スイッチ10を経て米貯蔵部4内に連通されており、吸引管31の真空スイッチ10よりも米貯蔵部4に近い側の中途部に、米貯蔵部4内に空気を導入するための空気導入管33が分岐して設けられている。
真空破壊弁9は、空気導入管33の先端側に取り付けられており、計量ロック部材16をロック解除位置Yに移動したときに、計量ロック部材16による押圧が解除されて開くことにより、米貯蔵部4に外気が導入されて米貯蔵部4内の真空を破壊し、計量ロック部材16をロック位置Xに移動したときに、計量ロック部材16により押圧されて閉じ、米貯蔵部4を外気と遮断するように構成されている。
上記実施形態によれば、米貯蔵部4内から米を取り出す前(通常時)には、計量ロック部材16はロック位置Xにあって、米貯蔵部4内は真空状態に保持されており、米貯蔵部4内の米は真空保存されている。
米貯蔵部4内から米を取り出す場合、計量ロック部材16をロック解除位置Y(右側である矢印b方向)に移動して、計量レバー13を下方に押圧操作すればよい。
計量ロック部材16をロック解除位置Y(右側である矢印b方向)に移動すると、計量ロック部材16が電源スイッチ15を押圧して電源スイッチ15がオフし、真空ポンプ8及び真空スイッチ10への電源が遮断され、真空ポンプ8及び真空スイッチ10が作動を停止する。このとき、計量ロック部材16による真空破壊弁9への押圧が解除され、真空破壊弁9が開いて外気が空気導入管33を通して米貯蔵部4内に入り、米貯蔵部4内の真空が破壊される。また、計量ロック部材16による計量レバー13のロックが解除され、計量レバー13を下方に押圧操作することで、計量装置21を作動することが可能になっている。
この状態で、計量レバー13を下方に押圧操作すると、計量レバー13が下方に揺動して、計量装置21を作動させ、米貯蔵部4内の米を1合ずつ計量して米受け5に簡単に取り出すことができる。
米貯蔵部4内の米の取り出しが終わると、計量ロック部材16をロック位置X(左側である矢印a方向)に移動しておけばよい。これにより、計量レバー13がロックされ、計量レバー13を下方に押圧しても下方に揺動しなくなり、計量装置21を誤って作動させることがなくなる。
このとき、計量ロック部材16による電源スイッチ15の押圧が解除されて電源スイッチ15がオンし、真空ポンプ8及び真空スイッチ10に電源が入り、真空ポンプ8及び真空スイッチ10が作動する。また、このとき、計量ロック部材16により真空破壊弁9を押圧して真空破壊弁9が閉じ、米貯蔵部4が外気と遮断される。
そして、真空ポンプ8の作動により、米貯蔵部4内から吸引管31を通して空気が排出され、米貯蔵部4内が次第に真空になり、米貯蔵部4内が所定の真空度になると真空スイッチ10がこれを検出して、真空ポンプ8の作動を自動的に止める。
而して、上記実施形態では、米を真空保存可能な米貯蔵部4を備え、米貯蔵部4の下部に米貯蔵部4内の米を計量して取り出す計量装置21が設けられ、米貯蔵部4内を真空にする真空ポンプ8と、前記計量装置21で米を計量して取り出すときに米貯蔵部4内の真空を破壊する真空破壊弁9と、米貯蔵部4内の真空度を検出する真空スイッチ10とが具備され、計量装置21で米を計量して取り出した後から真空スイッチ10が所定の真空度を検出するまで真空ポンプ8を作動させ、真空スイッチ10が所定の真空度を検出したときに真空ポンプ8の作動を停止させるポンプ制御手段が具備されているので、計量装置21で米を計量して取り出した後に、米貯蔵部4内を自動的に真空状態にすることができるため、米の保存性がよくなり、長期間にわたって米を米貯蔵部4内に貯蔵しても、米の鮮度が失われたり、虫が発生したりするのを確実に防止することができる。
また、蓋体18を開けることなく真空保存されていた米貯蔵部4内の米を計量装置21によって必要な量だけ取り出すことができ、米貯蔵部の蓋を開けて毎回計量カップで計量するような面倒な作業をなくすことができる。しかも、計量装置21で米を計量して取り出すときに米貯蔵部4内の真空状態を真空破壊弁9によって破壊することができるため、負圧の影響を受けて計量装置21がうまく動作しなくなるのを防ぐことができ、米を米貯蔵部4内から計量装置21でスムーズに取り出すことができる。
さらに、米貯蔵部4内の米を計量装置21によって取り出した後は、真空ポンプ8を作動させて、米貯蔵部4内を自動的に真空状態に戻すことができ、米貯蔵部内から米を計量して取り出す都度に毎回手動で真空ポンプを用いて貯蔵容器内を真空にするような面倒もなくなる。
しかも、真空スイッチ10が所定の真空度を検出するまで真空ポンプ8を作動させるため、米貯蔵部4内を確実かつ自動的に真空状態になし得て、米貯蔵部4内に多くの空気が残る可能性がなくなり、米貯蔵部4内の真空度を一定にして安定した真空状態を得ることができる。また、真空スイッチ10が所定の真空度を検出したときに真空ポンプ8の作動を停止させるため、真空ポンプ8を常に運転する場合に比べて、真空ポンプ8の寿命が大幅に延びるし、消費電力の無駄もなくすることができる。
また、上記実施形態では、計量装置21を作動させるための計量レバー13と、計量レバー13の操作をロックするための計量ロック部材16とが具備され、計量ロック部材16は計量レバー13を操作不能にロックするロック位置Xと、計量レバー13の操作を可能にするロック解除位置Yとに移動自在に支持されており、計量ロック部材16をロック解除位置Yに移動したときに、真空破壊弁9が開いて米貯蔵部4内の真空が破壊され、計量ロック部材16をロック位置Xに移動したときに、真空破壊弁9が閉じるように構成されているので、計量ロック部材16をロック位置Xに移動しておけば、計量レバー13を誤って押圧等の操作をしても、米貯蔵部4内の米が不測に取り出されるのを未然に防止することができる。しかも、計量ロック部材16をロック解除位置Yに移動すれば、真空破壊弁9が開いて米貯蔵部4内の真空が破壊されるので、計量レバー13を操作して計量装置21を作動させる前に、米貯蔵部4内の真空を破壊しておくことができ、計量装置21で米貯蔵部4内の米を計量して取り出す際に計量装置21が負圧の影響を受けることがなくなり、より一層スムーズに米を取り出すことができる。また、計量ロック部材16をロック位置Xに移動すれば、真空破壊弁9が閉じるため、米貯蔵部4内の米を計量装置21によって取り出した後に、真空ポンプ8の作動によって米貯蔵部4内を迅速に真空状態になし得る。
また、真空スイッチ10と真空ポンプ8とへの電源を遮断するための電源スイッチ15が具備され、計量ロック部材16をロック解除位置Yに移動したときに、電源スイッチ15がオフして真空スイッチ10と真空ポンプ8とへの電源が遮断され、計量ロック部材16をロック位置Xに移動したときに、電源スイッチ15がオンして真空スイッチ10と真空ポンプ8とに電源が入るように構成されているので、計量ロック部材16がロック解除位置Yに移動して真空破壊弁9が開いているときに、真空スイッチ10と真空ポンプ8とが作動不能になるため、計量装置21で米貯蔵部4内の米を計量して取り出す際に、真空スイッチ10と真空ポンプ8とが不測に作動して計量装置21の計量動作を妨げるのを未然に防止できるし、電力の無駄な消費を防ぐことができる。また、計量ロック部材16がロック位置Xに移動して真空破壊弁9が閉じているときに、真空スイッチ10と真空ポンプ8とが作動可能になるため、真空破壊弁9が閉じているときに真空スイッチ10と真空ポンプ8とを作動させて米貯蔵部4内を効率よくかつスムーズに真空状態になし得る。
また、前記真空ポンプ8は米貯蔵部4から空気を吸引する吸引管31を介して米貯蔵部4に連結され、真空スイッチ10は真空ポンプ8から米貯蔵部4に至る吸引管31の中途部に配置され、前記吸引管31の真空スイッチ10よりも米貯蔵部4に近い側の中途部に、米貯蔵部4内に空気を導入するための空気導入管33が分岐され、この空気導入管33の先端側に前記真空破壊弁9が取り付けられているので、真空スイッチ10によって米貯蔵部4内の真空度を正確にかつ迅速に検出することができて、真空ポンプ8により吸引管31を通して米貯蔵部4内の空気を排出して米貯蔵部4内を効率よく真空になすことが可能になる。また、計量装置21で米貯蔵部4内の米を計量して取り出す際には、真空破壊弁9が開くことにより空気導入管33を通して外気を米貯蔵部4内に迅速に送ることができ、米貯蔵部4内の真空状態を効率よく破壊して米貯蔵部4内から米をスムーズに取り出すことができる。
なお、前記実施形態では、計量装置21は計量レバー13の押圧操作により作動して、米貯蔵部4内の米を1合ずつ計量して取り出すように構成されているが、これに代え、計量装置21に電動モータ等を組み込み、計量装置21をボタン操作により作動させて米貯蔵部4内の米を一定量(例えば1合)ずつ計量して取り出すように構成してもよいし、ボタン操作の期間に応じた任意の量(例えば1合、2合、3合又は4合等)の米を計量してその米を米貯蔵部4から取り出すように構成してもよい。
また、前記実施形態では、電源スイッチ15及び真空スイッチ10等により真空ポンプ8を制御するポンプ制御手段を構成し、このポンプ制御手段の制御により、計量装置21で米を計量して取り出した後から真空スイッチ10が所定の真空度を検出するまで真空ポンプ8を作動させ、真空スイッチ10が所定の真空度を検出したときに真空ポンプ8の作動を停止させるようにしているが、これに代え、真空ポンプ8を制御するポンプ制御手段を、電源スイッチ15以外のリレー回路やマイコン等を使用した制御装置で構成するようにしてもよい。
1 真空米櫃
4 米貯蔵部
8 真空ポンプ
9 真空破壊弁
10 真空スイッチ
13 計量レバー
15 電源スイッチ
16 計量ロック部材
21 計量装置
31 吸引管
33 空気導入管
X ロック位置
Y ロック解除位置
4 米貯蔵部
8 真空ポンプ
9 真空破壊弁
10 真空スイッチ
13 計量レバー
15 電源スイッチ
16 計量ロック部材
21 計量装置
31 吸引管
33 空気導入管
X ロック位置
Y ロック解除位置
Claims (4)
- 米を真空保存可能な米貯蔵部(4)を備え、米貯蔵部(4)の下部に米貯蔵部(4)内の米を計量して取り出す計量装置(21)が設けられ、米貯蔵部(4)内を真空にする真空ポンプ(8)と、前記計量装置(21)で米を計量して取り出すときに米貯蔵部(4)内の真空を破壊する真空破壊弁(9)と、米貯蔵部(4)内の真空度を検出する真空スイッチ(10)とが具備され、計量装置(21)で米を計量して取り出した後から真空スイッチ(10)が所定の真空度を検出するまで真空ポンプ(8)を作動させ、真空スイッチ(10)が所定の真空度を検出したときに真空ポンプ(8)の作動を停止させるポンプ制御手段が具備されていることを特徴とする真空米櫃。
- 計量装置(21)を作動させるための計量レバー(13)と、計量レバー(13)の操作をロックするための計量ロック部材(16)とが具備され、計量ロック部材(16)は計量レバー(13)を操作不能にロックするロック位置(X)と、計量レバー(13)の操作を可能にするロック解除位置(Y)とに移動自在に支持されており、計量ロック部材(16)をロック解除位置(Y)に移動したときに、真空破壊弁(9)が開いて米貯蔵部(4)内の真空が破壊され、計量ロック部材(16)をロック位置(X)に移動したときに、真空破壊弁(9)が閉じるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の真空米櫃。
- 真空スイッチ(10)と真空ポンプ(8)とへの電源を遮断するための電源スイッチ(15)が具備され、計量ロック部材(16)をロック解除位置(Y)に移動したときに、電源スイッチ(15)がオフして真空スイッチ(10)と真空ポンプ(8)とへの電源が遮断され、計量ロック部材(16)をロック位置(X)に移動したときに、電源スイッチ(15)がオンして真空スイッチ(10)と真空ポンプ(8)とに電源が入るように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の真空米櫃。
- 前記真空ポンプ(8)は米貯蔵部(4)から空気を吸引する吸引管(31)を介して米貯蔵部(4)に連結され、真空スイッチ(10)は真空ポンプ(8)から米貯蔵部(4)に至る吸引管(31)の中途部に配置され、前記吸引管(31)の真空スイッチ(10)よりも米貯蔵部(4)に近い側の中途部に、米貯蔵部(4)内に空気を導入するための空気導入管(33)が分岐され、この空気導入管(33)の先端側に前記真空破壊弁(9)が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の真空米櫃。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012001374U JP3175851U (ja) | 2012-03-13 | 2012-03-13 | 真空米櫃 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012001374U JP3175851U (ja) | 2012-03-13 | 2012-03-13 | 真空米櫃 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3175851U true JP3175851U (ja) | 2012-06-07 |
Family
ID=48002858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012001374U Expired - Lifetime JP3175851U (ja) | 2012-03-13 | 2012-03-13 | 真空米櫃 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3175851U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108209653A (zh) * | 2016-12-14 | 2018-06-29 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 保鲜装置、保鲜控制方法、保鲜控制系统及烹饪器具 |
CN108209654A (zh) * | 2016-12-14 | 2018-06-29 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 保鲜装置、保鲜控制方法、保鲜控制系统及烹饪器具 |
-
2012
- 2012-03-13 JP JP2012001374U patent/JP3175851U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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