JP3175817U - ウォーターサーバー - Google Patents

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好克 正代
光朗 白石
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Abstract

【課題】コストダウンと小型化をすると共に、おいしい水を冷水でいつでも気軽に利用することのできるウォーターサーバーを提供する。
【解決手段】ウォーターサーバー1は飲料水を収容する袋体Fに開閉自在な注水栓Jを備えている飲料水バッグGを、バッグ収納室2に取替自在に収容する。注水栓は柔軟性を有する袋体に取付ける接続部から前方に導水部を突出し、導水部の先側にコックを備える。バッグ収納室は下側に、飲料水バッグを載置する底壁と、冷却手段の熱交換器21を収める冷却室6と、サーバー台9を順に備え、バッグ収納室は上向きに開口する収納室本体3と、収納室本体の開放口13に対する開閉蓋7とから成り、収納室本体は前壁31に、バッグ収納室内に納める飲料水バッグの注水栓を外部に露出させる栓取出口5を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、飲料水を冷水状態で自由に飲め得るように設置するウォーターサーバーに関する。
近年、飲料水バッグ(以下、バッグと略す。)からおいしいミネラル水を温水・冷水でいつでも利用できるウォーターサーバーが普及している。
ウォーターサーバーに用いるバッグは、柔軟性を有するプラスチック製の袋体に抽出口(水供給口)を一体的に備え、1個ずつ段ボール箱に入れた状態で流通している。このバッグのウォーターサーバーに対するセット手段は、主々工夫されている。
例えば、実用新案登録文献1,2にあっては、段ボール箱に入れたまま飲料水の消費地においてサーバー台の上に載置され、バッグの抽出口を段ボール箱より外部露出した後、サーバー本体に設けたコネクタに連続し、或いは水供給口をサーバー本体に設けた取水口に接続し、袋体に充填されている飲料水をコネクタや取水口から冷却手段にて冷却される貯水槽に導き、貯水槽で冷却された冷水をコックより注出し得るようにされている。
また、実用新案登録文献3にあっては、バッグを格納した段ボール箱を、先ずサーバー台の収納室に直接挿入係止し、次いで段ボール箱の底を開放し、段ボール箱から袋体を収納室の底壁に向けて抜き降ろし、空になった段ボール箱を抜き取り、収納室の袋体を冷却手段にて冷却するものである。
更に、実用新案登録文献4,5にあっては、段ボール箱よりバッグを取出し、そのバッグを直接サーバーのコンテナ又はホルダーに収容する、いわゆるタンクレスウォーターサーバー(バッグインボックスとも称する。)も知られているし、段ボール箱より取出したバッグを、図12の如く直接サーバーの上に載置するものも知られている。
特開平9−48466号公報 特開2001−19095号公報 特開2003−206000号公報 特開2003−262446号公報 特開2011−46446号公報
ところが、実用新案登録文献1,2のウォーターサーバーにあっては、袋体より貯水槽に飲料水を導き、貯水槽にて冷却し、コックより注出するものであるから、貯水槽とコックを頻繁に洗浄しなければならず、衛生面でのメンテナンス作業が非常に面倒になり、コストアップの原因になる。
また、実用新案登録文献3のウォーターサーバーにあっては、輸送・保管等によって汚れる段ボール箱のまま一度サーバーのコンテナやホルダーに収容するので、段ボール箱に付着している雑菌類が飲料水を汚染する虞があるという衛生上の問題があると共に、段ボール箱のまま収容するため、コンテナやホルダーの容積が大きくなって、大型化するという問題もあった。
更に、実用新案登録文献4,5のウォーターサーバーにあっては、バッグを段ボール箱より取出し、サーバーに載置するので、実用新案登録文献3の如く衛生上の問題が発生することはないが、
バッグをサーバー内に格納すると、格納に手間がかかり、袋体に設けたコックの露出が困難になるし、バッグを外部に露出した状態に載置すると、薄い袋体が損傷し易くなる問題もあった。
従来のウォーターサーバーでは、飲料水バッグと、これを包装する段ボール箱が使い捨てされることから、プラスチック製の袋体と段ボールとに分別して処理しなければならない面倒があり、省資源の観点から好ましくないという問題があった。
本考案はこのような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、いわゆるタンクレス構造を採用することにより、構造とメンテナンスの簡素化(コストダウンと小型化)を維持すると共に、おいしい水を冷水でいつでも、料金を気にせず気軽に利用すること、簡易な取扱いを可能にするウォーターサーバーを提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案のウォーターサーバーは、請求項1として、飲料水を収容する袋体に開閉自在な注水栓を備えている飲料水バッグ(以下、バッグと略す。)を、バッグ収納室(以下、収納室と略す。)に取替自在に収容するウォーターサーバーにおいて、注水栓は、柔軟性を有する袋体に取付ける接続部から前方に導水部を突出し、導水部の先側にコックを備え、収納室の下側に、バッグを載置する底壁と、冷却手段の熱交換器を収める冷却室と、サーバー台を順に備え、収納室は上向きに開口する収納室本体と、収納室本体の開放口に対する開閉蓋とから成り、収納室本体は前壁に、収納室内に納めるバッグの注水栓を外部に露出させる栓取出口を備え、バッグより冷水を飲料し得るようにしたことを特徴とする。
ここで飲料水とは、主にミネラルウォーターを言うが、飲料可能なお茶やジュース、或いは乳酸飲料等も含まれる。
ここでバッグの袋体とは、柔軟性と水密性、及び透明性を有する合成樹脂より形成されるものを言い、注水栓とは、硬質プラスチックにて成形され、接続部を袋体に熱溶着し、袋体と一体を成している。
ここでバッグ収納室(収納室)とは、バッグを冷却可能に、且つ袋体に取付けた注水栓を外部に露出し得るように収容し、交換可能となるものを言い、収納室の前壁とは、注水栓の露出側に位置する壁を言う。
ここで冷却室とは、冷却手段の熱交換器を収める空間で、収納室の下側に位置し、収納室に収めたバッグを冷却する。
請求項2は、請求項1記載のウォーターサーバーにおいて、栓取出口として、バッグ収納室の前壁の適所に注水栓より一回り大きい貫通孔を設ける栓貫通タイプと、前壁の中央部に適宜高さから上方に抜けるU字溝を備える栓昇降タイプと、前壁を固定壁と、固定壁に向けて往復動する可動壁とに二分割し、固定壁と可動壁の接合部の中心部に半円凹部を相対設する可動壁摺動タイプと、可動壁摺動タイプの可動壁を、固定壁の上方に生じた開口部に向けて嵌脱する可動壁嵌脱タイプと、可動壁摺動タイプの可動壁を、収納室本体に軸支され、固定壁の上方に生じた開口部に向けて開閉揺動する扉状可動壁に二分割し、その左右扉状可動壁の閉鎖時における接合部の下部に1/4円弧部を相対設する可動壁開閉タイプとの何れか一方を用いることを特徴とする。
ここで栓取出口とは、袋体に取付けた注水栓を、収納室に収めたバッグより外部に露出する部位を言い、多様なタイプが存在する。
例えば、栓貫通タイプとは、注水栓より一回り大きい貫通孔を栓取出口とするもので、貫通孔はバッグを収納室に収めた時、バッグの接地面から注水栓の取付け位置までの高さに応じた位置において形成されており、栓昇降タイプの栓取出口とは、前壁の上端から下部に向けて垂設するU字溝を栓取出口とするもので、U字溝は溝部と、下向きに円弧を成す半円凹部とから成り、溝部は注水栓の導水部が通過し得る大きさに、半円凹部は注水栓の導水部を支承し得る大きさに形成されている。
また、可動壁摺動タイプとは、前壁を固定壁と可動壁に二分し、固定壁と可動壁の接合部に相対設した半円凹部を栓取出口とするもので、固定壁はバッグを収納室に収めた時、バッグの接地面から注水栓の取付け位置の中心高さまで設け、可動壁は開口部を塞ぐ大きさに形成し、左右側壁に設けたガイドに沿って昇降可能となり、
可動壁嵌脱タイプとは、可動壁摺動タイプにおける可動壁を、固定壁より上方に生じた開口部に向けて嵌脱するものであり、
可動壁開閉タイプとは、可動壁摺動タイプの可動壁を左右に二分割し、左右の扉状可動壁とし、両扉状可動壁の接合部に相対設した円弧部と、固定壁の半円凹部を栓取出口とするもので、各扉状可動壁は一側を左右側壁に各々軸支し、上位開口に向けて開閉可能としたものである。
ここで半円凹部とは、貫通孔より小径で、注水栓の導水部より僅かに大径であり、円弧部とは、半円凹部の1/2に相当するものである。
請求項3は、請求項1又は2記載のウォーターサーバーにおいて、バック収納室の底壁として、前方に向けて下降傾斜する傾斜タイプと、左右方向に波状を成している波状タイプと、上下方向に貫通する通気穴を備えている通気タイプの少なくとも一方を用い、且つ収納室本体の下側と冷却室の上側の何れか一方に設けられていることを特徴とする。
請求項4は、請求項1,2又は3記載のウォーターサーバーにおいて、開閉蓋として、収納室本体に一端を軸支し、その軸支部を中心にして上下方向に起伏回動する揺動式と、収納室本体の上側において水平方向にスライドする摺動式と、収納室本体の開放口に対して上方から着脱する嵌脱式の何れか一方を用いることを特徴とする。
請求項5は、請求項1,2,3又は4記載のウォーターサーバーにおいて、栓取出口より外部に露出する注水栓の下方にコップ等の載置台を備え、載置台は、サーバー台の内部から前方に出し入れ可能となるスライド式と、使用位置からサーバー台の前面に折り畳み可能となる起伏式との何れか一方であることを特徴とする。
ここで底壁とは、収納室に収容するバッグを支持すると共に、冷熱を伝えるもので、複数のタイプがある。例えば、傾斜タイプとは、バッグ内の残水量を少なくするもので、その傾斜角として、度以内が好ましく、波状タイプとは、バッグとの接触面積を大きくし、熱伝導を良くするもので、波を形成する凹凸状のピッチや高低差は特に制限はなく、通気タイプとは、通気穴によって収納室と冷却室の対流を増進するものを言う。
尚、傾斜タイプと通気タイプの併用、波状タイプと通気タイプの併用、傾斜タイプと波状タイプの併用等も可能である。
ここで開閉蓋とは、収納室本体の開放口を開閉するものであり、複数の装着手段がある。例えば、揺動式とは、開閉蓋の後端部を後壁の上端部に軸支し、その軸支部を中心にして開閉揺働するものを言い、摺動式とは、左右側壁に前後方向のガイドを設け、そのガイドに沿って開閉蓋を出し入れするものを言い、嵌脱式とは、開放口に向けて、開閉蓋を嵌め込んだり、離脱したりするものを言う。
ここで載置台とは、コックから注出する冷水を受ける容器を載せるもので、複数の装着手段がある。例えば、スライド式とは、冷却室の下側に台収納庫を備え、台収納庫より載置台を前方に出し入れ可能にするものを言い、起伏式とは、載置台を屈折式の支持脚にて支持し、コックより下側よりサーバー台前面に倒伏するものを言う。
請求項6は、請求項1〜5のいずれか1に記載のウォーターサーバーにおいて、冷却手段は、少なくとも熱交換器と、コンプレッサと、凝縮器と、温度センサーと、温度調整部と、電気制御部とから構成され、熱交換器は冷却室に、温度センサーはバッグ収納室に、温度調整部は外部から操作可能な位置に設けられ、その他の機器類はサーバー台に設けられていることを特徴とする。
請求項7は、請求項1〜6のいずれか1に記載のウォーターサーバーにおいて、開閉蓋と、底壁を除く収納室本体と、冷却室は断熱構造を成し、注水栓を装着するための栓取出口は、内周側に注水栓と密接する弾性材と、注水栓との隙間を塞ぐ気密材の少なくとも一方を備えていることを特徴とする。
ここで冷却手段とは、周知の冷蔵庫やエアコンに使用されている冷却システムを活用したものであり、その内、熱交換器は冷却室に、温度センサーは冷却室内の温度を計測し得る位置に、温度調整部は外部より操作可能な位置に設け、その他の機器はサーバー台の内部に設ける。
ここで断熱構造とは、収納室と冷却室を、外気から遮断、又は遮断に近い状態にすることを言い、例えば、合板から成る断熱材、発泡樹脂層を備えた合成樹脂板等を用いる。
ここで弾性材とは、栓取出口に挿通する注水栓の導水部と密接するもので、その材質として少なくとも弾性に富む、例えばスポンジやシール材を用いるものであり、気密材とは、注水栓の通過を可能にしたり、注水栓との隙間を塞ぐもので、その材質として柔軟性と弾力性に富む、例えばゴム、合成樹脂片を用いるものであり、ブラシを用いることも可能である。
請求項8は、請求項1〜7のいずれか1に記載のウォーターサーバーにおいて、冷却室の下側に、熱交換器の冷熱を反射する熱反射板を備え、サーバー台の内部に、少なくとも冷却手段の凝縮器とコンプレッサを収める機械室と、予備飲料水バッグの格納室とを備えていることを特徴とする。
請求項9は、請求項2〜8のいずれか1に記載のウォーターサーバーにおいて、固定壁と可動壁と左右扉状可動壁,の接合部の少なくいとも一方に、他方に重なる重合部を備え、可動壁及び扉状可動壁,の閉鎖時に、可動壁の閉鎖状態を維持すると共に、バッグ収納室に引きついける固定金具を備えていることを特徴とする。
ここで重合部とは、固定壁と可動壁との接合部、左扉状可動壁と右扉状可動壁との接合部、固定壁と左右扉状可動壁との接合部において、相互に重なり合う部位を言う。
ここで熱反射板とは、熱交換器の冷熱を収納室に向けて反射するものを言い、例えば冷却室の底にアルミシートを貼着する。
ここで格納室とは、冷却手段の機械室を備えるサーバー台において、機械室を除く空間に設けるものである。
ここで固定金具とは、可動壁(扉状可動壁を含む)の閉鎖状態を維持すると共に、可動壁を収納室に引きついける金具を言う。
以上説明したように本考案のウォーターサーバーは、次に述べる効果を奏する。
請求項1のウォーターサーバーは、段ボール箱より飲料水バッグ(以下、バッグと略す)を取出し、そのバッグをバッグ収納室(以下、収納室と略す)に直接収容するものであるから、段ボール箱に収容したまま収納室に収めるものと異なり、衛生的であるし、冷却も容易である。
また、収納室の前壁に栓取出口を備え、栓取出口より注水栓を外部に露出させるので、即ち、バッグ内の飲料水を他に導き出すことなく冷却し、注水栓から直接コップに注ぐことができるので、収納室の構造を簡素化し、ウォーターサーバー全体をコンパクト化し得るばかりか、貯水槽を経由しないので、貯水槽とコックの清掃が不要となるし、清潔に保つことができる。
更に、バッグのみを取り換えるだけで連続的に使用し得るため、段ボール箱による輸送・保管における衛生上の問題点が解決されるし、段ボール箱をリサイクルすれば、廃棄されるゴミの量を大幅に減少させることができる。
請求項2のウォーターサーバーは、請求項1の特徴に加えて、栓取出口として栓貫通タイプを採用した場合、袋体に注水栓を備えていても、袋体は柔軟性を有するので、袋体を変形して注水栓を貫通孔に挿入し得るので、即ち、そのまま取替えできるので、効率的に交換することができるし、栓昇降タイプを採用した場合、袋体を変形することなく、注水栓の導水部を前壁に設けたU字溝に沿って落とし込むだけでバッグのセットを完了する。
また、可動壁摺動タイプを採用した場合、可動壁を上方に抜き取ることで、固定壁の上方に開口部が形成されるので、該開口部より固定壁の半円凹部に注水栓の導水部を支承した後、抜き取ってあった可動壁を取付けるだけでバッグのセットを完了し得るし、可動壁嵌脱タイプを採用した場合、可動壁を取外すことで、固定壁の上方に開口部が形成されるので、該開口部より固定壁の半円凹部に注水栓の導水部を支承した後、取外してあった可動壁を嵌め込むだけでバッグのセットを完了し得る。
更に、可動壁開閉タイプを採用した場合、扉状可動壁を左右に開き(観音開き)、そのことにより固定壁の上方に開口部が形成されるので、該開口部より固定壁の半円凹部に注水栓の導水部を支承した後、観音開きされていた扉状可動壁を閉鎖するだけでバッグのセットを完了し得る。
何れのタイプであっても、バッグをそのまま取替えることができるので、効率的に交換することができる。
請求項3のウォーターサーバーは、請求項1,2の特徴に加えて、収納室の底壁を傾斜タイプとする場合、底壁が前方に向けて下降傾斜しているので、バッグ内の飲料水を効率良く利用することができるし、波状タイプとする場合、底壁に載置するバッグとの接地面積が増大し、そのことにより、バッグの冷却効果が向上する。また、通気タイプとする場合、収納室と冷却室の対流が向上し、そのことにより、冷却室の冷却効果が向上する。
更に、を傾斜タイプと波状タイプと通気タイプを組み合わせることで、相乗効果が期待できる。
請求項4のウォーターサーバーは、請求項1,2,3の特徴に加えて、開閉蓋を揺動式に備える場合、開閉蓋の軸支部を中心にして上下方向に起伏回動するだけで開閉し得るし、摺動式に備える場合、水平方向にスライドするだけで開閉し得る。また、嵌脱式に備える場合、収納室本体の開放口に対して上方から着脱するだけで開閉し得る。
請求項5のウォーターサーバーは、請求項1,2,3,4の特徴に加えて、載置台を備えているので、コップ等への補給時に、コップを載置台の上に載せ、そのコップに注水栓のコックから冷水を安定して補給することができる。しかも、載置台をスライド式に備える場合、サーバー台の内部から前方に出し入れ可能となるし、起伏式に備える場合、サーバー台の前面に折り畳み得るので、バッグの交換時、或いは載置台がサーバー台の前を通行する人々の障害になることもない。
また、ウォーターサーバーの設置面積を殆ど広げることなく、即ち、コンパクト性を保つことができる。
請求項6のウォーターサーバーは、請求項1〜5のいずれか1の特徴に加えて、冷却手段の熱交換器を冷却室に、温度センサーを収納室に、温度調整部を外部から操作可能な位置に備え、その他の機器類をサーバー台に設けるもので、点検修理、及び維持管理が容易となる。
請求項7のウォーターサーバーは、請求項1〜6のいずれか1の特徴に加えて、底壁を除く収納室と冷却室を断熱構造と成すことで、収納室と冷却室を冷温に保ちやすくなる。
また、栓取出口を構成する半円凹部と14円弧部の内周側に気密材を備えることで、注水栓の導水部を気密に保持することができるし、貫通孔とU字溝の内周側に弾性材を備えることで、注水栓との隙間を塞ぐことができる。
請求項8のウォーターサーバーは、請求項1〜7のいずれか1の特徴に加えて、冷却室の下側に熱反射板を備えることで、熱交換器の冷熱を格納室側に反射し、格納室の冷却効率を向上することができる。また、サーバー台の内部に格納室を備えることで、予備のバッグを在庫しておくことができる。
請求項9のウォーターサーバーは、請求項2〜8のいずれか1の特徴に加えて、固定壁と可動壁と左右扉状可動壁の接合部の少なくいとも一方に、他方に重なる重合部を備えることで、可動壁及び扉状可動壁の閉鎖時に、収納室の気密性を更に向上することができる。また、可動壁及び扉状可動壁の固定金具を備えることで、閉鎖した可動壁及び扉状可動壁を収納室側に引きつけ、開口部の閉鎖を一段と確実にする。
本考案に係わるウォーターサーバーの概略構造を示す斜視図である。 飲料水バッグの斜視図である。 注水栓取付部の拡大図である。 栓取出口の第一実施例(栓貫通タイプ)を示す収納室本体の斜視図(イ)と、貫通孔の形成例を示す要部拡大正面図(ロ)である。 栓取出口の第二実施例(栓昇降タイプ)を示す収納室本体の斜視図である。 その前壁に対するU字溝の形成例を示す要部正面図である。 栓昇降タイプの類例斜視図である。 栓取出口の第三実施例(可動壁摺動タイプ)を示す収納室本体の斜視図である。 その一部切欠断面図(イ)と、可動壁の斜視図(ロ)である。 栓取出口の第四実施例(可動壁嵌脱タイプ)を示す収納室本体の斜視図である。 その正面図(イ)と一部切欠断面図(ロ)である。 栓取出口の第五実施例(可動壁開閉タイプ)を示す収納室本体の斜視図である。 その要部平面図である。 可動壁開閉タイプの類例正面図である。 底壁の傾斜タイプを示す要部側面図である。 底壁の波状タイプを示す要部正面図である。 摺動式開閉蓋を備えたバッグ収納室の断面図である。 嵌脱式開閉蓋を備えたバッグ収納室の断面図である。 スライド式載置台の要部構造を示す断面図である。 起伏式載置台の要部構造を示す断面図である。 冷却手段のブロック線図である。 従来ウォーターサーバーの斜視図である。
本考案ウォーターサーバーの基本形態を図1に基づき説明すれば、ウォーターサーバー1は飲料水バッグG(以下、バッグGと略す。)を取替自在に収容するバッグ収納室2(以下、収納室2と略す。)と、収納室2を支持するサーバー台9の間に冷却室6を備え、冷却室6に冷却手段20の熱交換器21を備えている。
バッグGは図2−1の如く、袋体Fに注水栓Jを備えるものであり、袋体Fは、柔軟性と水密性、及び透明性を有する合成樹脂より形成され、注水栓Jは図2−2の如く、硬質プラスチックにて成形され、袋体Fに取付ける接続部Kから前方に導水部Mを突出し、導水部Mの先側に開閉自在なコックNを備え、接続部Kを袋体Fに熱溶着し、袋体Fと一体を成しており、導水部Mを収納室2に設けた栓取出口5より外部に露出し、コックNより冷水を注出するものである。
サーバー台9は、内部に熱交換器21に連続する冷却手段20と、予備のバッグGを収める格納室19を備えている。
収納室2は、枡状を成す収納室本体3と、収納室本体3の開放口13に対する開閉蓋7とを備え、収納室本体3は前壁31と後壁32と左右側壁33,34、及び底壁4から成り、前壁31の適所に栓取出口5を備え、開閉蓋7は収納室本体3の開放口13に対し開閉可能に設けられ、開放口13を開放することでバッグGの交換が可能となり、袋体Fに取付けた注水栓Jを前壁31の栓取出口5より外部に露出する。
底壁4は、収納室2に収容するバッGを支持すると共に、バッGに冷熱を伝えるものである。
冷却室6は、冷却手段20の熱交換器21を収める空間で、収納室2の下側に位置し、収納室2に収めたバッグGを冷却するものであり、冷却室6の底に冷熱を収納室2に向けて反射する熱反射板16、例えばアルミシートを貼着しておけば、更に効果的である。
冷却手段20は図11の如く、周知の冷蔵庫やエアコンに使用されているシステムを活用したものであり、少なくとも熱交換器21と、コンプレッサ22と、凝縮器23と、温度センサ24と、温度調整部25と、電気制御部26とから構成され、熱交換器21は冷却室6に、温度センサ24は冷却室6内の温度を計測し得る位置に、温度調整部25は、外部より操作可能な位置に設けられ、その他の機器類はサーバー台9の内部に設けられている。
栓取出口5の形成形態を順次説明する。
先ず栓取出口5の第一実施形態を図3に基づき説明すると、収納室本体3の前壁31に注水栓Jより一回り大きい貫通孔51を設け、貫通孔51の内周に注水栓Jとの隙間、具体的には導水部Mとの隙間を塞ぐ気密片11を備える栓貫通タイプ5Aである。
栓貫通タイプ5Aにおける貫通孔51の形成位置は、バッグGを収納室本体3に収めた時、バッグGの接地面から注水栓Jの取付け中心部までの高さに応じた位置において、注水栓Jの最大寸法より一回り(数mm)大きく穿設する。
注水栓Jの挿入完了状態において、貫通孔51に注水栓Jの導水部Mが位置し、貫通孔51との間に隙間が生じるので、図3(ロ)の如く貫通孔51の内周に中心方向に延長する気密材11を設けておくことが好ましい。
収納室2内に納めるバッグGの注水栓Jを貫通孔51より外部に露出させ、冷却したバッグGより冷水を飲料可能にするものである。
第一実施形態の栓取出口5(栓貫通タイプ5A)を備えた収納室2にバッグGを装着する場合、先ず、収納室2の開閉蓋7を開き、開放口13を開放し、次いで、段ボール箱(図示せず)よりバッグGを取出し、そのバッグGを開放口13より収納室本体3内に入れる。その際、バッグGより注水栓Jが突出しているので、そのまま収納室本体3に入れることができないので、柔軟性のある袋体Fを、例えば注水栓Jの取付け側と反対方向に押圧変形し、注水栓Jの突出を少なくして入れる。
注水栓Jが収納室本体3の栓取出口5、即ち、貫通孔51まで達した所で袋体Fの押圧力を開放すれば、袋体Fは内部に収容されている飲料水の重力により復元し、袋体Fの復元に伴い注水栓JのコックNと導水部Mが貫通孔51の内周に設けた気密片11を押し開きながら露出し、露出完了状態において、気密片11が導水部Mに密接し、収納室2の気密を保つ。略同時に、バッグGが底壁4に載置する。
栓取出口5の第二実施形態を図4−1、図4−2に基づき説明すると、収納室2の前壁中央部にU字溝52を備える栓昇降タイプ5Bであり、U字溝52は、前壁31の上端から下部に向けて垂設する溝部52aと、下向きに円弧を成す半円凹部52bとから成り、溝部52aの溝幅は注水栓Jの導水部Mが通過しし得る大きさに、半円凹部52bは導水部Mを支承し得る大きさに形成され、半円凹部52bの内周に導水部Mと密接する弾性材10を、溝部52aの内周に注水栓Jとの隙間を塞ぐ気密片11を備えている。
半円凹部52aは、第一実施形態の貫通孔51と同心位置において、導水部Mより僅かに大径で、貫通孔51より小径に形成され、弾性材10を介して導水部Mを支承する。
気密片11は柔軟性と弾性を備え、導水部Mの通過時に変形し、通過後に復帰する。
第二実施形態の栓取出口5(栓昇降タイプ5B)を備えた収納室2にバッグGを装着する場合、先ず、収納室2の開閉蓋7を開き、開放口13を開放し、次いで、段ボール箱(図示せず。)よりバッグGを取出し、そのバッグGを開放口13より収納室本体3内に入れる。その際、バッグGの袋体Fを収納室本体3内に挿入するようにし、袋体Fより突出している注水栓Jの導水部Mを、前壁31の上端まで達しているU字溝52の溝部52aに沿って導き入れ、半円凹部52bに達するまで入れる。
U字溝52の溝部52aに設けた気密片11は弾力性を有するので、導水部Mの通過に伴って押し開かれ、導水部Mの通過後に復元し、収納室2の気密を保つ。
栓取出口5の第三実施形態を図5−1、図5−2に基づき説明すれば、可動壁摺動タイプ5Cの内、上下摺動タイプを示す。
可動壁摺動タイプ5Cは、収納室本体3の前壁31を、下側に設ける固定壁31Aと、固定壁31Aに向けて上下動する可動壁31Bとに二分割し、固定壁31Aと可動壁31Bの接合部の中央に半円凹部53,54を各々設け、半円凹部53,54によって第一実施形態と略同様の貫通孔51を形成し、半円凹部53,54の内周に注水栓Jに密接する弾性材10を各々備えている。
固定壁31Aは、バッグGを収納室2に収めた時、バッグGの接地面から注水栓Jの取付け位置の中心高さまで設け、可動壁31Bは固定壁31Aより上方に生じた開口部35を塞ぐもので、開口部35の大きさに合わせて形成され、左右側壁33,34に設けた案内溝15に沿って昇降可能となる。
第三実施形態の栓取出口5(可動壁摺動タイプ5C)を備えた収納室2にバッグGを装着する場合、先ず、収納体2の開閉蓋7を開き、開放口13を開放すると共に、固定壁31A上方の開放口35を塞いでいる可動壁31Bを取外し、開口部35を開放し、次いで、段ボール箱(図示せず)よりバッグGを取出し、そのバッグGを開放口13より収納室本体3内に入れる。その際、バッグGより注水栓Jが突出していても、収納室本体3の前壁31は、固定壁31Aと可動壁31Bに分割され、可動壁31Bの取外しにより開口部35を形成しているため、そのまま収納室本体3に入れることができる。即ち、注水栓Jの導水部Mの下半分が固定壁31Aの半円凹部53に支承し、バッグGが底壁4に載置する。
その後、取外した可動壁31Bを案内溝15に沿って挿入すれば、可動壁31Bに設けた半円凹部54が導水部Mの上側半分に被さる。
固定壁31Aの半円凹部53と可動壁31Bの半円凹部54の内周に弾性材10を各々設けておけば、導水部Mとの気密保持を高めることができる。
栓取出口5の第四実施形態を図6−1、図6−2に基づき説明すれば、可動壁嵌脱タイプ5Dである。
可動壁嵌脱タイプ5Dは、収納室本体3の前壁31を第三実施形態の可動壁摺動タイプ5Cと同様に固定壁31Aと可動壁31Bとに二分割するものであり、第三実施形態と相違する点は、可動壁31Bを固定壁31Aより上方に生じた開口部35に対し、任意方向から嵌脱可能にした点にある。
第四実施形態の栓取出口5(可動壁嵌脱壁タイプ5D)は、第三実施形態と略同様であるが、可動壁31Bの着脱手段に相違点がある。即ち、可動壁31Bを開口部35に対し、前方から、上方から、或いは斜め上方から嵌め込んだり、開口部35より離反したりする点にある。
栓取出口5の第五実施形態を図7−1、図7−2、図7−3に基づき説明すれば、可動壁開閉タイプ5Eである。
可動壁開閉タイプ5Eは、第三実施形態と第四実施形態の可動壁31Bを左右に二分割し、左右側壁33,34に軸支する扉状可動壁31C,31Dと成すものであり、左右扉状可動壁31C,31Dは閉鎖時における接合部(合掌側)の下部に、半円凹部54の1/2に相当する1/4円弧部55,56を相対設し、その内周に弾性材10を各々備え、1/4円弧部55,56にて第三実施形態と第四実施形態における可動壁31Bの半円凹部54を形成し、固定壁31Aより上方に生じた開口部35に向けて開閉揺動する。
固定壁31Aは中心上部に、第三実施形態と第四実施形態と同様の半円凹部53を備え、その内周に弾性材10を各々備え、半円凹部53と1/4円弧部55,56によって第三実施形態及び第四実施形態と同様の栓取出口5を形成する。
第五実施形態の栓取出口5(可動壁開閉タイプ5E)を備えた収納室2にバッグGを装着する場合、先ず、開閉蓋7を開き、開放口13を開放し、固定壁31Aより上方の開口部35を塞いでいる扉状可動壁31C,31Dを左右に開き、開口部35を開放する一方、段ボール箱(図示せず)よりバッグGを取出し、そのバッグGを開放口13より収納室本体3内に入れ、即ち、注水栓Jの導水部Mの下半分が固定壁31Aの半円凹部53に支承し、バッグGが底壁4に載置するまで挿入する。
その後、開放しておいた扉状可動壁31C,31Dを閉鎖すれば、扉状可動壁31C,31Dに設けた1/4円弧部55,56が導水部Mの上側半分に被さる。
固定壁31Aの半円凹部53と、扉状可動壁31C,31Dの1/4円弧部55,56に弾性材10を各々設けておけば、導水部Mとの気密保持を高めることができる。
収納室2の底壁4は、冷却室6からの熱伝導が良好で、バッグGを支持し得る耐久力を有するものであれば、材質や形態は自由であるが、図8−1の如く前方に向けて下降傾斜している傾斜タイプ4Aを採用すれば、バッグG内の残水量を少なくするもので、その傾斜角αとして、1〜5度が好ましく、図8−2の如く左右方向に波状を成している波状タイプ4Bを採用すれば、波を形成する凹凸状のピッチや高低差は特に制限はなく、バッグGとの接触面積を大きくし、熱伝導を良くするものであれば自由である。
また、図10−1、図10−2の如く通気タイプ4Cに通気穴14を穿設すれば、通気穴14によって収納室2と冷却室6の対流を増進する。
更に、前方に向けて下降傾斜する傾斜タイプ4Aに通気穴14を穿設することで、第一実施形態と第三実施形態を併用し得るし、左右方向に波状を成す波状タイプ4Bに通気穴14を穿設することで、第一実施形態と第三実施形態を併用し得るし、左右方向に波状を成す波状タイプ4Bを前方に向けて下降傾斜することで、第一実施形態と第二実施形態を併用し得る。
本考案のウォーターサーバー1において、図1の如く注水栓JのコックNより下側のサーバー台9前面に載置台8を備えておけば、コックNから注出する冷水を受けるコップ等の容器を載せることができる。
載置台8として、例えば図10−1の如く冷却室6の下側に台収納庫29を備え、台収納庫29より載置台8を前方に出し入れ可能にしたスライド式8Aを用いるか、図10−2の如く使用位置からサーバー台9の前面側に屈折式の支持脚18を用いて折り畳み可能とした起伏式8Bを用いる。
開閉蓋7は、図1の如く開閉蓋7の一側部を右側壁34の上端部に軸支し、その軸支部を中心にして開閉揺働する揺動式7Aと、図9−1の如く左右側壁33,34に前後方向のガイドを設け、そのガイドに沿って開閉蓋7を出し入れする摺動式7Bと、図9−2の如く開放口13に向けて開閉蓋7を嵌め込んだり、開放口13より離脱する嵌脱式7Cとの何れか一方を用いる。
揺動式7Aに設ける開閉蓋7は、右側壁34に軸支するものに限定されるものではなく、開閉蓋7の一側部を収納室本体3の後壁32、又は左側壁33の上端部に軸支し、その軸支部を中心にして上下方向に起伏回動可能にすることも可能であるし、一体構造の片開きタィプから二分割した両開きタイプとすることも可能である。
前記実施形態において、 開閉蓋7は揺動式7Aと摺動式7Bと嵌脱式7Cに備えているが、それらの形式に限定されるものではなく、開放口13を開閉し得るものであればその形態は自由であるし、載置台8をスライド式8Aと起伏式8Bに備えたが、それらの形式に限定されるものではなく、冷水の注出時に載置台8をコックNの下に配置し得るものであればその形態は自由である。
冷却手段20として、冷蔵庫やエアコンの冷却サイクルを活用したが、電気制御部26に飲料バックGの重量センサ27と、飲料バックGの残量が一定以下に達した時、警告する警報器28を備えておけば、飲料バックGの交換タイミングを知ることが出来る。更に、ペルチェを用いることも可能である。
可動壁摺動タイプ5C及び可動壁嵌脱タイプ5Dにおける固定壁31Aと可動壁31Bとの接合部、即ち、固定壁31Aの上部と可動壁31Bの下部、可動壁嵌脱タイプ5Dにおける可動壁31Bと収納室本体3との接合部、可動壁開閉タイプ5Eにおける左右扉状可動壁31C,31Dの接合部、即ち、左扉状可動壁31Cと右扉状可動壁31Dの合掌側の少なくとも一方に、他方に重なる重合部17を備え、更に、固定壁31Aと左右扉状可動壁31C,31Dの接合部、即ち、固定壁31Aの上部と左右扉状可動壁31C,31Dの下部との少なくとも一方に、他方に重なる重合部17を備えておくと、収納室2の気密性が保ちやすい。また、それらの接合部に弾性材10を貼着しておけば、更に気密性が向上する。
栓昇降タイプ5Bは、前壁31の中央部にU字溝52を備え、該U字溝52の溝部52aに気密片11を設けるものに限定されず、例えば、図4−3の如くU字溝52の溝部52aを塞ぐ遮蔽板12を別個に設け、遮蔽板12は下部に半円凹部52bに相対向する半円凹部52cを設け、半円凹部52cの内周に半円凹部52bと同様に弾性材10を備え、溝部52aに対して前方から嵌脱可能にするか、溝部52aに設けたガイドに沿って昇降可能にしても略同様の目的を達成する。
可動壁摺動タイプ5Cと可動壁嵌脱タイプ5Dは、前壁31を上下に二分割し、一方を固定壁31Aに、他方を可動壁31Bと成しているが、前壁31を左右に二分割しても略同様の目的を達成する。
図7−2の如く、可動壁31B(扉状可動壁31C,31Dを含む。)と収納室本体3とに跨がって固定金具40を取付け、固定金具40によって開口部35を塞いでいる可動壁31Bを閉鎖状態に維持すると共に、開口部35側に引きつけて気密を維持するものが好ましい。
底壁4として、熱伝導の良好な金属板が好ましいし、収納室2と冷却室6として、断熱材にて構成し、収納室2と冷却室6を外気から遮断、又は遮断に近い状態にすることが好ましい。
注水栓Jの導水部Mと密接する弾性材10として、少なくとも弾性に富む、例えばスポンジやシール材を用い、気密材11として、柔軟性と弾力性に富む、例えばゴム、合成樹脂片を用い、或いはブラシを用い、注水栓Jの通過を可能にしたり、注水栓Jとの隙間を塞ぐものが好ましい。
1 ウォーターサーバー
2 バッグ収納室
3 収納室本体、13 開放口、35 開口部
31 前壁(31A 固定壁、31B 可動壁、31C、31D 扉状可動壁)
32 後壁、33 左側壁、34 右側壁
4 底壁(4A 傾斜タイプ、4B 波状タイプ、4C 通気タイプ
14 通気穴
5 栓取出口、5A 栓貫通タイプ(51 貫通孔)
5B 栓昇降タイプ(52 U字溝)、52a 溝部、52b,52c 半円凹部
5C 可動壁摺動タイプ(53,54 半円凹部)
5D 可動壁嵌脱タイプ
5E 可動壁開閉タイプ(55,56 1/4円弧部)
6 冷却室、16 熱反射板(Alを表側に)
7 開閉蓋、7A 揺動式、7B 摺動式、7C 嵌脱式
8 載置台、8A スライド式、8B 起伏式
9 サーバー台、19 格納室、29 台収納庫
10 弾性材、11 気密材、12 遮蔽板
20 冷却手段、21 熱交換器、22 コンプレッサ、23 凝縮器
24 温度センサ、25 温度調整部、26 電気制御部、27 重量センサ
28 警報器
15 案内溝、17 重合部、18 支持脚
40 固定金具

G 飲料水バッグ、F 袋体
J 注水栓、K 接続部、M 導水部、N コック

Claims (9)

  1. 飲料水を収容する袋体(F)に開閉自在な注水栓(J)を備えている飲料水バッグ(G)を、バッグ収納室(2)に取替自在に収容するウォーターサーバー(1)において、注水栓(J)は、柔軟性を有する袋体(F)に取付ける接続部(K)から前方に導水部(M)を突出し、導水部(M)の先側にコック(N)を備え、
    バッグ収納室(2)の下側に、飲料水バッグ(G)を載置する底壁(4)と、冷却手段(20)の熱交換器(21)を収める冷却室(6)と、サーバー台(9)を順に備え、
    バッグ収納室(2)は上向きに開口する収納室本体(3)と、収納室本体(3)の開放口(13)に対する開閉蓋(7)とから成り、
    収納室本体(3)は前壁(31)に、バッグ収納室(2)内に納める飲料水バッグ(G)の注水栓(J)を外部に露出させる栓取出口(5)を備え、飲料水バッグ(G)より冷水を飲料し得るようにしたことを特徴とするウォーターサーバー。
  2. 栓取出口(5)として、バッグ収納室(2)の前壁(31)の適所に注水栓(J)より一回り大きい貫通孔(51)を設ける栓貫通タイプ(5A)と、前壁(31)の中央部に適宜高さから上方に抜けるU字溝(52)を備える栓昇降タイプ(5B)と、前壁(31)を固定壁(31A)と、固定壁(31A)に向けて往復動する可動壁(31B)とに二分割し、固定壁(31A)と可動壁(31B)の接合部の中心部に半円凹部(53,54)を相対設する可動壁摺動タイプ(5C)と、可動壁摺動タイプ(5C)の可動壁(31B)を、固定壁(31A)の上方に生じた開口部(35)に向けて嵌脱する可動壁嵌脱タイプ(5D)と、可動壁摺動タイプ(5C)の可動壁(31B)を、収納室本体(3)に軸支され、固定壁(31A)の上方に生じた開口部(35)に向けて開閉揺動する扉状可動壁(31C,31D)に二分割し、その左右扉状可動壁(31C,31D)の閉鎖時における接合部の下部に1/4円弧部(55,56)を相対設する可動壁開閉タイプ(5E)との何れか一方を用いることを特徴とする請求項1記載のウォーターサーバー。
  3. バック収納室(2)の底壁(4)として、前方に向けて下降傾斜する傾斜タイプ(4A)と、左右方向に波状を成している波状タイプ(4B)と、上下方向に貫通する通気穴(14)を備えている通気タイプ(4C)の少なくとも一方を用い、且つ収納室本体(3)の下側と冷却室(6)の上側の何れか一方に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のウォーターサーバー。
  4. 開閉蓋(7)として、収納室本体(3)に一端を軸支し、その軸支部を中心にして上下方向に起伏回動する揺動式(7A)と、収納室本体(3)の上側において水平方向にスライドする摺動式(7B)と、収納室本体(3)の開放口(13)に対して上方から着脱する嵌脱式(7C)の何れか一方を用いることを特徴とする請求項1、2又は3記載のウォーターサーバー。
  5. 栓取出口(5)より外部に露出する注水栓(J)の下方にコップ等の載置台(8)を備えるもので、載置台(8)として、サーバー台(9)の内部から前方に出し入れ可能となるスライド式(8A)と、使用位置からサーバー台(9)の前面に折り畳み可能となる起伏式(8B)との何れか一方を用いることを特徴とする請求項1、2,3又は4記載のウォーターサーバー。
  6. 冷却手段(20)は、少なくとも熱交換器(21)と、コンプレッサ(22)と、凝縮器(23)と、温度センサー(24)と、温度調整部(25)と、電気制御部(26)とから構成され、熱交換器(21)は冷却室(6)に、温度センサー(24)はバッグ収納室(2)に、温度調整部(25)は外部から操作可能な位置に設けられ、その他の機器類をサーバー台(9)に設けていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載のウォーターサーバー。
  7. 開閉蓋(7)は、底壁(4)を除く収納室本体(3)と、冷却室(6)は断熱構造を成し、注水栓(J)を装着するための栓取出口(5)は、内周側に注水栓(J)と密接する弾性材(10)と、注水栓(J)との隙間を塞ぐ気密材(11)の少なくとも一方を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1に記載のウォーターサーバー。
  8. 冷却室(6)の下側に、熱交換器(21)の冷熱を反射する熱反射板(16)を備え、サーバー台(9)の内部に、少なくとも冷却手段(20)の凝縮器(23)とコンプレッサ(22)を収める機械室と、予備飲料水バッグ(G)の格納室(19)とを備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1に記載のウォーターサーバー。
  9. 固定壁(31A)と可動壁(31B)と左右扉状可動壁(31C,31D)の接合部の少なくいとも一方に、他方に重なる重合部(17)を備え、可動壁(31B)及び扉状可動壁(31C,31D)の閉鎖時に、可動壁の閉鎖状態を維持すると共に、バッグ収納室(2)に引きついける固定金具(40)を備えていることを特徴とする請求項2〜8のいずれか1に記載のウォーターサーバー。
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