JP3175785U - のぼり旗の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】交通の妨げとならず、宣伝、啓蒙、注意等に有効なのぼり旗の構造を提供する。
【解決手段】伸縮支柱と、支柱に設けた支持棒で架承するのぼり旗であって、旗の開放下端を地上より1.8mを超えた位置とし、そのための目印を支柱に付設する。
【選択図】図1

Description

本考案は、条例違反とならず、かつ歩行者、交通の障害等にならず、しかも景観を損ねないのぼり旗の構造に関する。
昨今、この種ののぼり旗は、敷地内に設置し、旗の部分が歩道、車道等の敷地外にはみ出しても、旗の下側が、地上より1.8mを超えている状態を確保する限り、景観条例に該当せず、かつ条例違反でないとの取扱となる。これに鑑み、本考案は、この趣旨に沿ったのぼり旗の構造を提案する。
そこで、従来ののぼり旗には、関連する技術として、以下の文献が一例として挙げられるので、その概要を説明する。これらの文献は、何れも、支持(ポール)が伸縮する構造である。
先ず、特開2004−184750号公報の発明であり(文献1とする)、この発明は、入れ子式の支柱(ポール)を、チャック部材の緊締、又は緊締解除を利用して、所定の長さとし、この支柱の長さを利用し、のぼり旗を、所定の位置にセットする構造である。しかし、この発明は、単にのぼり旗を、支柱の両側に、旋回アームを設置し、二枚の旗をセットすること、また、支柱の伸縮は、[0016]に記載の如く、のぼり旗の長手方向の寸法に合わせるためである。
実用新案登録第3088379号公報の考案であり(文献2とする)、縦竿が伸縮自在となった構造であり、この考案は、旗の形状を、下側を袈裟切り形状としたことを特徴とする。
次に、実用新案登録第3096697号公報の考案であり(文献3とする)、この文献3は、前記文献2に準じた考案である。
さらに、特開平8−199853号公報の発明であり(文献4とする)、この文献4は、前記文献2に準じた発明である。
特開2004−184750号公報 実用新案登録第3088379号公報 実用新案登録第3096697号公報 特開平8−199853号公報
以上で挙げた、文献1〜4は、支柱の伸縮と、この伸縮に併せて旗を上下できる構造は開示されている。この旗を上下するのは、単純に、視認性の確保と、歩行障害等の回避が、幾分、改善されることに留まっていると考えられる。
従って、本考案が意図する、下記の要望を充足するものでない。
「イ」 条例と、所轄の警察署の要望に応えて、旗の下側が、地上より1.8mを超えている状態を確保し、しかも、景観条例に該当せず、かつ条例違反とならない構造を採用する。
「ロ」 上記により、敷地内に設置し、旗の部分が歩道、車道等の敷地外にはみ出しても、景観条例に該当せず、かつ条例違反とならない構造を採用する。
「ハ」 上記により、旗の部分が歩道、車道等の敷地外にはみ出して設置可能となり、その宣伝、啓蒙、注意等の周知徹底に有効となり得る。
「ニ」 はみ出しても、旗の下側が、地上より1.8mを超えていることから、歩行者の邪魔とならず、また、交通の視界の妨げにならない構造を採用する。
「ホ」 はみ出しても、旗の下側が、地上より1.8mを超えていることから、商店街、各所の敷地内において、安心して、のぼり旗を掲示できる構造を採用する。
「ヘ」 そして、通常は、屋外広告物条例において、広告や啓発用ののぼり旗を始として、その他貼り札、立て看板等は、適用除外となることから、個人の私有地以外には、設置してはいけことになるが、本考案であれば、この条例をクリアーできる。
請求項1の考案では、前記「イ」〜「ヘ」の意図を達成できる。
請求項1は、伸縮支柱と、この支柱に設けた少なくとも一本の支持棒で、架承するのぼり旗であって、
この旗の開放下端を、市制の景観条例で規定された認可距離を離れた位置とし、この開放下端を、前記認可距離外側に吊下し、こののぼり旗の架承を、前記景観条例に添った構成としたのぼり旗の構造である。
また、請求項2の考案では、前記「イ」〜「ヘ」の意図を達成するための、一つの手段を提供する。
請求項2は、請求項1に記載ののぼり旗であって、
前記支柱に、前記認可距離を確保した位置を固定する目印を付設する構成としたのぼり旗の構造である。
さらに、請求項3の考案では、前記「イ」〜「ヘ」の意図を達成するための、認可距離の確保が可能な手段を提供する。
請求項3は、請求項1に記載ののぼり旗であって、
前記支柱の認可距離を確保した位置を固定して、のぼり旗を架承することで、条例で規定された道路、車道、又は敷地外、柵の如き建物へのはみ出し解消を可能とする構成としたのぼり旗の構造である。
請求項1の考案は、伸縮支柱と、支柱に設けた少なくとも一本の支持棒で、架承するのぼり旗であって、
旗の開放下端を、市制の景観条例で規定された認可距離を離れた位置とし、開放下端を、認可距離外側に吊下し、のぼり旗の架承を、景観条例に添った構成としたのぼり旗の構造である。
これにより、請求項1では、次のような特徴が可能となる。
「イ」 条例と、所轄の警察署の要望に応えて、旗の下側が、地上より1.8mを超えている状態を確保し、しかも、景観条例に該当せず、かつ条例違反とならない構造である。
「ロ」 上記により、敷地内に設置し、旗の部分が歩道、車道等の敷地外にはみ出しても、景観条例に該当せず、かつ条例違反とならない構造である。
「ハ」 上記により、旗の部分が歩道、車道等の敷地外にはみ出して設置可能となり、その宣伝、啓蒙、注意等の周知徹底に有効となる。
「ニ」 はみ出しても、旗の下側が、地上より1.8mを超えていることから、歩行者の邪魔とならず、また、交通の視界の妨げにならない構造である。
「ホ」 はみ出しても、旗の下側が、地上より1.8mを超えていることから、商店街、各所の敷地内において、安心して、のぼり旗を掲示できる構造である。
「ヘ」 そして、通常は、屋外広告物条例において、広告や啓発用ののぼり旗を始として、その他貼り札、立て看板等は、適用除外となることから、個人の私有地以外には、設置してはいけことになるが、本考案であれば、この条例をクリアーできる。
請求項2の考案は、請求項1に記載ののぼり旗であって、
支柱に、認可距離を確保した位置を固定する目印を付設する構成としたのぼり旗の構造である。
従って、請求項2は、前記「イ」〜「ヘ」の意図を達成するために必要とする、一つの手段を提供できる特徴がある。
請求項3の考案は、請求項1に記載ののぼり旗であって、
支柱の認可距離を確保した位置を固定して、のぼり旗を架承することで、条例で規定された道路、車道、又は敷地外、柵の如き建物へのはみ出し解消を可能とする構成としたのぼり旗の構造である。
従って、請求項3は、前記「イ」〜「ヘ」の意図を達成するために必要とする、認可距離の確保が可能な手段を提供できる特徴がある。
のぼり旗の一部欠截の拡大斜視図 旗の第一例を示した正面図 旗の第二例を示した正面図 旗の第三例を示した正面図 旗の第四例を示した正面図 支柱の要部を示した拡大正面図 お店の敷地内に架承したのぼり旗を、条例で規定された認可距離を確保して、吊下することを示した、縮尺模式図 ビル店舗の敷地内に架承したのぼり旗を、条例で規定された認可距離を確保して、吊下することを示した、縮尺模式図
1はのぼり旗で、こののぼり旗1は、図1、図2に示した旗2と、この旗2を架承する支柱3、及び支この支柱3に支持、又は取付けた支持棒5とで構成される。以下、各構成部材の好ましい一例を、順次、説明する。
先ず、旗1は、例えば、図2−1〜図2−4に示した各例があり、条例で規定された認可距離6(地上より、1.8m以上)を確保した状態とし、開放下端2aを、認可距離6エリアに吊下し、旗2の架承を、条例に添った構成とするために、原則として、この旗2は、略方形状であり、望ましくは、正方形Aとする(通常は、縦長の短冊形状である)。この正方形Aとすることで、前記認可距離6を確保し、かつ旗2としての役割の一つである、広告、啓蒙等として必要とする、例えば、文字、図柄等を十分に開示、かつ表現できること、又は後方、遠方からの視認性の確保と、のぼり旗1の存在感等を表現できる。また、この正方形Aの寸法は、70cmとする。これに準じて、支持棒5の長さは、85cmとする。そして、こののぼり旗1の周辺で、例えば、一方の縦方向2bには支柱3を差込み筒部200と、また、上端2cには、支持棒5に嵌め込む複数の係止片201(環状紐、帯等)を有する。尚、図示しないが、例えば、縦方向2bの差込み筒部200を、係止片201に変更すること、又は上端2cの係止片201を、差込み筒部200に変更する等の構造も可能である。
そして、旗2の正面2−1と背面2−2には、図2−1〜図2−4に示した、図柄202、又は文字203がそれぞれ表示されている。この図柄202と文字203の種類と、組合せは自由である。例えば、図柄202と文字203は、広告、啓蒙、消防・警察署関係の火の用心・防犯等に有益なものであるが、その一方で、青少年に見せたくない、有害なのぼり旗(図示せず)等が流行すると、環境上又、青少年育成上、問題が発生するので、規制される。
支柱3は伸縮可能であり、例えば、入れ子式の構造であり、大小径のパイプ500、501を利用し、この大小径のパイプ500、501は、緊締チャック502(緊締具、スライドソケット等)を介して、緊締と、この緊締解除を図り、その長さ5aを調整する構造である。そして、この大小径のパイプ500、501の何れか、又は双方に目印503を設けるか、図示しない目盛りを付設し、その長さ5aを確定する。従って、この緊締チャック502の解除で、目印503を利用し、支柱3の長さ5aを調整し、例えば、旗2の下端2aと地面GLとの間を、認可距離6(許容範囲)となったら、緊締チャック502を緊締する。これにより、のぼり端1が、認可距離6を保って保持される構造である。従って、前述した如く、のぼり旗1は、屋外広告物条例(景観条例)に則った架承が可能となる。また、違法なのぼり旗1の減少と、交通事故・交通/歩行障害等の減少化に役立つことは明白である。その他として、例えば、効果バッグンの啓発のぼり旗1、青少年啓蒙用ののぼり旗1の構造も可能である。
図4、図5の如く、店10とか、ビル店舗11においては、その敷地内13において、のぼり旗1を複数本立てる。例えば、基台15を利用する。当然に、のぼり端1は、認可距離6を保って保持される。そして、多数ののぼり旗1の設置においては、全く同じ種類ののぼり旗1を複数配置したときは、のぼり旗1による統一感が生まれ、品良く質の良い雰囲気を作ることができる。お店10のブランドイメージを作る場合はこの配列はよいと考えられる。一方で、同系色ののぼり旗1配列では、のぼり旗1の内容が違っても同系色で揃えた場合、遠目には統一感があり、お客様には、近づいた時はバラエティー豊かな店舗内容をより効果的にアピールすることが可能である。また、図示しないが、1本だけ違う色ののぼり旗1の配列、例えば、複数あるのぼり旗1の中で1本だけ違う色ののぼり旗1を立てれば、勿論、違う色ののぼり旗1がアピールできる。殊に、アピールした商品やメニューがある時はこの配列がよいと考えられる。さらには、違う色ののぼり旗1の配列では、全く違う配色ののぼり旗1を組み合わせた配置は、カラフルで、お店の華やかな雰囲気を演出するのにピッタリである。イベント等の時など人の流れが多く、賑やかに目立ちたい時によいと考えられる。このように、それぞれの配列が可能となる。
本考案ののぼり旗1は、支持棒5に、旗2の各係止片201を、順次差込むとともに、支柱3に、この旗2の筒部200を差込むことで、のぼり旗1ができ上がるので、支柱3を伸張(調整)する。この例では、緊締チャック502を開放し、小径のパイプ501を伸縮するとともに、目印503を利用して、所定の位置とした後に、緊締チャック502を利用し、支柱3の長さの固定と、旗2の下端2aを、認可距離6に収める作業をする。この作業で、のぼり旗1が完成するので、この支柱3を基台15(塀、建物、樹木等の構造物)にセットすることで、景観条例に合致した(地上より1.8mを超えた)のぼり旗1となる。こののぼり旗1は、認可距離6を超えた状態で吊下げられることで、従来の縦長形状ののぼり旗が引起す問題、例えば、旗の下半分が、風で振られたり、なびくこと、殊に強風時における強く振られたり、又はなびくことで、歩行のエリアの減少化と、歩行の邪魔、又は埃の舞上がり等があり、車道17や歩道16では、交通の視界の妨げと、事故発生の要因となることが知られている。しかし、本考案では、前述の如く、のぼり旗1は、認可距離6を超えた状態で吊下げられるので、前記従来問題を、略全て解消できること、景観条例に添った構造となること、等の特徴がある。さらには、地上より1.8mを超えていることから、商店街、各所の敷地内13において、安心して、のぼり旗1を掲示できる構造である。
1 のぼり旗
2 旗
200 筒部
201 係止片
202 図柄
203 文字
2a 下端
2b 縦方向
2c 上端
2−1 正面
2−2 背面
3 支柱
5 支持棒
500 大径のパイプ
501 小径のパイプ
502 緊締チャック
503 目印
5a 長さ
6 認可距離
10 店
11 ビル店舗
13 敷地内
15 基台
16 歩道
17 車道
A 正方形
GL 地面
本考案は、条例違反とならず、かつ歩行者、交通の障害等にならず、しかも景観を損ねないのぼり旗の構造に関する。
昨今、この種ののぼり旗は、敷地内に設置し、旗の部分が歩道、車道等の敷地外にはみ出しても、旗の下側が、地上より1.8mを超えている状態を確保する限り、景観条例に該当せず、かつ条例違反でないとの取扱となる。これに鑑み、本考案は、この趣旨に沿ったのぼり旗の構造を提案する。
そこで、従来ののぼり旗には、関連する技術として、以下の文献が一例として挙げられるので、その概要を説明する。これらの文献は、何れも、支持(ポール)が伸縮する構造である。
先ず、特開2004−184750号公報の発明であり(文献1とする)、この発明は、入れ子式の支柱(ポール)を、チャック部材の緊締、又は緊締解除を利用して、所定の長さとし、この支柱の長さを利用し、のぼり旗を、所定の位置にセットする構造である。しかし、この発明は、単にのぼり旗を、支柱の両側に、旋回アームを設置し、二枚の旗をセットすること、また、支柱の伸縮は、[0016]に記載の如く、のぼり旗の長手方向の寸法に合わせるためである。
実用新案登録第3088379号公報の考案であり(文献2とする)、縦竿が伸縮自在となった構造であり、この考案は、旗の形状を、下側を袈裟切り形状としたことを特徴とする。
次に、実用新案登録第3096697号公報の考案であり(文献3とする)、この文献3は、前記文献2に準じた考案である。
さらに、特開平8−199853号公報の発明であり(文献4とする)、この文献4は、前記文献2に準じた発明である。
特開2004−184750号公報 実用新案登録第3088379号公報 実用新案登録第3096697号公報 特開平8−199853号公報
以上で挙げた、文献1〜4は、支柱の伸縮と、この伸縮に併せて旗を上下できる構造は開示されている。この旗を上下するのは、単純に、視認性の確保と、歩行障害等の回避が、幾分、改善されることに留まっていると考えられる。
従って、本考案が意図する、下記の要望を充足するものでない。
「イ」 条例と、所轄の警察署の要望に応えて、旗の下側が、地上より1.8mを超えている状態を確保し、しかも、景観条例に該当せず、かつ条例違反とならない構造を採用する。
「ロ」 上記により、敷地内に設置し、旗の部分が歩道、車道等の敷地外にはみ出しても、景観条例に該当せず、かつ条例違反とならない構造を採用する。
「ハ」 上記により、旗の部分が歩道、車道等の敷地外にはみ出して設置可能となり、その宣伝、啓蒙、注意等の周知徹底に有効となり得る。
「ニ」 はみ出しても、旗の下側が、地上より1.8mを超えていることから、歩行者の邪魔とならず、また、交通の視界の妨げにならない構造を採用する。
「ホ」 はみ出しても、旗の下側が、地上より1.8mを超えていることから、商店街、各所の敷地内において、安心して、のぼり旗を掲示できる構造を採用する。
「ヘ」 そして、通常は、屋外広告物条例において、広告や啓発用ののぼり旗を始として、その他貼り札、立て看板等は、適用除外となることから、個人の私有地以外には、設置してはいけことになるが、本考案であれば、この条例をクリアーできる。
請求項1の考案では、前記「イ」〜「ヘ」の意図を達成できる。
請求項1は、伸縮支柱と、この支柱に設けた少なくとも一本の支持棒で、架承するのぼり旗であって、
この旗の開放下端を、地上より1.8mを超えた位置とし、このを、前記1.8mの上に吊下する構成としたのぼり旗の構造である。
また、請求項2の考案では、前記「イ」〜「ヘ」の意図を達成するための、一つの手段を提供する。
請求項2は、請求項1に記載ののぼり旗であって、
前記支柱に、前記旗の開放下端を、1.8mの上に吊下するための目印を付設する構成としたのぼり旗の構造である。
さらに、請求項3の考案では、前記「イ」〜「ヘ」の意図を達成するための、認可距離の確保が可能な手段を提供する。
請求項3は、請求項に記載ののぼり旗であって、
前記支柱を、大小径のパイプと、緊締チャックで構成するとともに、この大小径のパイプの何れか、又は双方に目印を設け、この目印を合わせ、前記緊締チャックで、この大小径のパイプによる長さを確定し、前記旗を、前記1.8mの上に吊下する構成としたのぼり旗の構造である。
請求項1の考案は、伸縮支柱と、支柱に設けた少なくとも一本の支持棒で、架承するのぼり旗であって、
旗の開放下端を、地上より1.8mを超えた位置とし、旗を、1.8mの上に吊下する構成としたのぼり旗の構造である。
これにより、請求項1では、次のような特徴が可能となる。
「イ」 条例と、所轄の警察署の要望に応えて、旗の下側が、地上より1.8mを超えている状態を確保し、しかも、景観条例に該当せず、かつ条例違反とならない構造である。
「ロ」 上記により、敷地内に設置し、旗の部分が歩道、車道等の敷地外にはみ出しても、景観条例に該当せず、かつ条例違反とならない構造である。
「ハ」 上記により、旗の部分が歩道、車道等の敷地外にはみ出して設置可能となり、その宣伝、啓蒙、注意等の周知徹底に有効となる。
「ニ」 はみ出しても、旗の下側が、地上より1.8mを超えていることから、歩行者の邪魔とならず、また、交通の視界の妨げにならない構造である。
「ホ」 はみ出しても、旗の下側が、地上より1.8mを超えていることから、商店街、各所の敷地内において、安心して、のぼり旗を掲示できる構造である。
「ヘ」 そして、通常は、屋外広告物条例において、広告や啓発用ののぼり旗を始として、その他貼り札、立て看板等は、適用除外となることから、個人の私有地以外には、設置してはいけことになるが、本考案であれば、この条例をクリアーできる。
請求項2の考案は、請求項1に記載ののぼり旗であって、
支柱に、旗の開放下端を、1.8mの上に吊下するための目印を付設する構成としたのぼり旗の構造である。
従って、請求項2は、前記「イ」〜「ヘ」の意図を達成するために必要とする、一つの手段を提供できる特徴がある。
請求項3の考案は、請求項に記載ののぼり旗であって、
支柱を、大小径のパイプと、緊締チャックで構成するとともに、大小径のパイプの何れか、又は双方に目印を設け、目印を合わせ、緊締チャックで、大小径のパイプによる長さを確定し、旗を、1.8mの上に吊下する構成としたのぼり旗の構造である。
従って、請求項3は、前記「イ」〜「ヘ」の意図を達成するために必要とする、認可距離の確保が可能な手段を提供できる特徴がある。
のぼり旗の一部欠截の拡大斜視図 旗の第一例を示した正面図 旗の第二例を示した正面図 旗の第三例を示した正面図 旗の第四例を示した正面図 支柱の要部を示した拡大正面図 お店の敷地内に架承したのぼり旗を、条例で規定された認可距離を確保して、吊下することを示した、縮尺模式図 ビル店舗の敷地内に架承したのぼり旗を、条例で規定された認可距離を確保して、吊下することを示した、縮尺模式図
1はのぼり旗で、こののぼり旗1は、図1、図2に示した旗2と、この旗2を架承する支柱3、及び支この支柱3に支持、又は取付けた支持棒5とで構成される。以下、各構成部材の好ましい一例を、順次、説明する。
先ず、旗1は、例えば、図2−1〜図2−4に示した各例があり、条例で規定された認可距離6(地上より、1.8m以上)を確保した状態とし、開放下端2aを、認可距離6エリアに吊下し、旗2の架承を、条例に添った構成とするために、原則として、この旗2は、略方形状であり、望ましくは、正方形Aとする(通常は、縦長の短冊形状である)。この正方形Aとすることで、前記認可距離6を確保し、かつ旗2としての役割の一つである、広告、啓蒙等として必要とする、例えば、文字、図柄等を十分に開示、かつ表現できること、又は後方、遠方からの視認性の確保と、のぼり旗1の存在感等を表現できる。また、この正方形Aの寸法は、70cmとする。これに準じて、支持棒5の長さは、85cmとする。そして、こののぼり旗1の周辺で、例えば、一方の縦方向2bには支柱3を差込み筒部200と、また、上端2cには、支持棒5に嵌め込む複数の係止片201(環状紐、帯等)を有する。尚、図示しないが、例えば、縦方向2bの差込み筒部200を、係止片201に変更すること、又は上端2cの係止片201を、差込み筒部200に変更する等の構造も可能である。
そして、旗2の正面2−1と背面2−2には、図2−1〜図2−4に示した、図柄202、又は文字203がそれぞれ表示されている。この図柄202と文字203の種類と、組合せは自由である。例えば、図柄202と文字203は、広告、啓蒙、消防・警察署関係の火の用心・防犯等に有益なものであるが、その一方で、青少年に見せたくない、有害なのぼり旗(図示せず)等が流行すると、環境上又、青少年育成上、問題が発生するので、規制される。
支柱3は伸縮可能であり、例えば、入れ子式の構造であり、大小径のパイプ500、501を利用し、この大小径のパイプ500、501は、緊締チャック502(緊締具、スライドソケット等)を介して、緊締と、この緊締解除を図り、その長さ5aを調整する構造である。そして、この大小径のパイプ500、501の何れか、又は双方に目印503を設けるか、図示しない目盛りを付設し、その長さ5aを確定する。従って、この緊締チャック502の解除で、目印503を利用し、支柱3の長さ5aを調整し、例えば、旗2の下端2aと地面GLとの間を、認可距離6(許容範囲)となったら、緊締チャック502を緊締する。これにより、のぼり端1が、認可距離6を保って保持される構造である。従って、前述した如く、のぼり旗1は、屋外広告物条例(景観条例)に則った架承が可能となる。また、違法なのぼり旗1の減少と、交通事故・交通/歩行障害等の減少化に役立つことは明白である。その他として、例えば、効果バッグンの啓発のぼり旗1、青少年啓蒙用ののぼり旗1の構造も可能である。
図4、図5の如く、店10とか、ビル店舗11においては、その敷地内13において、のぼり旗1を複数本立てる。例えば、基台15を利用する。当然に、のぼり端1は、認可距離6を保って保持される。そして、多数ののぼり旗1の設置においては、全く同じ種類ののぼり旗1を複数配置したときは、のぼり旗1による統一感が生まれ、品良く質の良い雰囲気を作ることができる。お店10のブランドイメージを作る場合はこの配列はよいと考えられる。一方で、同系色ののぼり旗1配列では、のぼり旗1の内容が違っても同系色で揃えた場合、遠目には統一感があり、お客様には、近づいた時はバラエティー豊かな店舗内容をより効果的にアピールすることが可能である。また、図示しないが、1本だけ違う色ののぼり旗1の配列、例えば、複数あるのぼり旗1の中で1本だけ違う色ののぼり旗1を立てれば、勿論、違う色ののぼり旗1がアピールできる。殊に、アピールした商品やメニューがある時はこの配列がよいと考えられる。さらには、違う色ののぼり旗1の配列では、全く違う配色ののぼり旗1を組み合わせた配置は、カラフルで、お店の華やかな雰囲気を演出するのにピッタリである。イベント等の時など人の流れが多く、賑やかに目立ちたい時によいと考えられる。このように、それぞれの配列が可能となる。
本考案ののぼり旗1は、支持棒5に、旗2の各係止片201を、順次差込むとともに、支柱3に、この旗2の筒部200を差込むことで、のぼり旗1ができ上がるので、支柱3を伸張(調整)する。この例では、緊締チャック502を開放し、小径のパイプ501を伸縮するとともに、目印503を利用して、所定の位置とした後に、緊締チャック502を利用し、支柱3の長さの固定と、旗2の下端2aを、認可距離6に収める作業をする。この作業で、のぼり旗1が完成するので、この支柱3を基台15(塀、建物、樹木等の構造物)にセットすることで、景観条例に合致した(地上より1.8mを超えた)のぼり旗1となる。こののぼり旗1は、認可距離6を超えた状態で吊下げられることで、従来の縦長形状ののぼり旗が引起す問題、例えば、旗の下半分が、風で振られたり、なびくこと、殊に強風時における強く振られたり、又はなびくことで、歩行のエリアの減少化と、歩行の邪魔、又は埃の舞上がり等があり、車道17や歩道16では、交通の視界の妨げと、事故発生の要因となることが知られている。しかし、本考案では、前述の如く、のぼり旗1は、認可距離6を超えた状態で吊下げられるので、前記従来問題を、略全て解消できること、景観条例に添った構造となること、等の特徴がある。さらには、地上より1.8mを超えていることから、商店街、各所の敷地内13において、安心して、のぼり旗1を掲示できる構造である。
1 のぼり旗
2 旗
200 筒部
201 係止片
202 図柄
203 文字
2a 下端
2b 縦方向
2c 上端
2−1 正面
2−2 背面
3 支柱
5 支持棒
500 大径のパイプ
501 小径のパイプ
502 緊締チャック
503 目印
5a 長さ
6 認可距離
10 店
11 ビル店舗
13 敷地内
15 基台
16 歩道
17 車道
A 正方形
GL 地面

Claims (3)

  1. 伸縮支柱と、この支柱に設けた少なくとも一本の支持棒で、架承するのぼり旗であって、
    この旗の開放下端を、市制の景観条例で規定された認可距離を離れた位置とし、この開放下端を、前記認可距離外側に吊下し、こののぼり旗の架承を、前記景観条例に添った構成としたのぼり旗の構造。
  2. 請求項1に記載ののぼり旗であって、
    前記支柱に、前記認可距離を確保した位置を固定する目印を付設する構成としたのぼり旗の構造。
  3. 請求項1に記載ののぼり旗であって、
    前記支柱の認可距離を確保した位置を固定して、のぼり旗を架承することで、条例で規定された道路、車道、又は敷地外、柵の如き建物へのはみ出し解消を可能とする構成としたのぼり旗の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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