JP3175382U - スクールバッグに用いる把手及びそれを備えたスクールバッグ。 - Google Patents

スクールバッグに用いる把手及びそれを備えたスクールバッグ。 Download PDF

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Abstract

【課題】持ちやすく見栄えもよい把手を備えたスクールバッグを提供する。
【解決手段】底板4の両端に大マチ5を連設して成る胴部3と胴部3の背面側に装着した背板6と胴部3の正面側に装着した大仕切板7で構成される主収容部2と、大仕切板7の正面側に備えた胴前収容部8と、主収容部2に取り付けた蓋11と、背板6の上方部分に取り付けた背環14を介して背板6の上方部分に取り付けた一対の肩ベルト12と、背板6の上部左右側に端部のそれぞれを取り付けることで主収容部2に取り付けた把手21を備える。把手21は、生地材の長手方向に沿った両端部分を端面が互いに対向する形態で内側に折り曲げて構成した一方側及び他方側の生地と、一方側又は他方側の生地のいずれか内に挿装した芯材を具備し、一方側及び他方側生地を、生地材の端面が位置する側が対向する配置で、重ね合わせて固着した。
【選択図】図1

Description

本考案は、スクールバッグに用いる把手及びそれを備えたスクールバッグに係り、より詳しくは、スクールバッグを手提げ式に片手で容易に持つことを可能にした把手及び、それを備えたスクールバッグに関する。
ランドセルに代表されるスクールバッグは、一般的に、底板とこの底板の両端部に上方向へ連設させた大マチ部とで構成される胴部と、この胴部の背面側に取り付けられた背板と、胴部の正面側には取り付けられた大仕切板とで構成される主収容部を備え、この主収容部には開閉自在で蓋が備えられ、更に、背板には一対の肩ベルトが取り付けられている。
即ち、図6が一般的なスクールバッグ31を示す斜視図であり、図において33が胴部である。そして、この胴部33は、底板34と、この底板34の両端部に上方向へ連設させた大マチ部35とで構成されており、この胴部33の背面側には背板36が取り付けられ、また胴部33の正面側には大仕切板37が取付けられており、これにより、上部を開口とした主収容部32が構成されている。
また、前記主収容部32の正面側には、底部を備えた中マチ部39が取り付けられており、この中マチ部39の正面側には中仕切板40が取り付けられ、この中マチ部39と正面板40とで、上部を開口とした胴前収容部38が構成されている。
一方、前記主収容部32には、主収容部32の上部開口から前記胴前収容部38の上部開口までを覆うことができるように、開閉可能な配置で、背板36側に蓋41が取り付けられている。
また、前記背板36には一対の肩ベルト42が取り付けられている。即ち、この一対の肩ベルト42はそれぞれ、前記背板36の上部中央部分に取り付けた背環44によって、その上端が前記背板36に取り付けられており、下端部はそれぞれ、前記底板34に装着した、いわゆる「だるま環」(図示せず)に回動自在に装着した下ベルト43に、着脱自在に連結されている。
次に、図において51は把手である。即ち、スクールバッグは前述したように肩ベルト42を備えており、この肩ベルト42を介して背負うことが一般的であるが、学校内や家庭内では背負わずに持ち運ぶ場合があり、このような場合に特に、小学校低学年のように体が小さく力もあまり無い小学生の場合でもスクールバッグを容易に持ち運ぶことを可能にするために、近年になり、スクールバッグに把手を取り付けることが行われている。
実用新案登録第3099457号公報 実用新案登録第3140219号公報 実用新案登録第3163257号公報 実用新案登録第3172208号公報
しかしながら、従来から提供されている把手では、ロープ等の芯材に表生地を巻きつけるとともに、表生地のロープの長手方向に沿った両端部を互いに合掌状態に合わせて、この重ね合わせた端部を糸で縫いとめて構成されているため、持ちづらいという問題点が指摘されていた。
即ち、図7が従来から提供されている把手の断面図であり、図において51が把手である。そして図に示すように、従来の把手51では、芯材であるロープ52に巻きつけた表生地53のロープ52の長手方向に沿った両端部54を互いに合掌状態に合わせているために、合掌状態に合わせている部分54が突出してしまい、そのために持ちづらいという問題点が指摘されていた。
また、従来の把手51では、芯材としてロープ52を用いており、断面形状で縦長の円形状となっているために、使用の継続により表生地の頂点部分に折り目ができてしまうとともに、それにより、更に持ちづらくなるという問題点も指摘されていた。
更に、従来の把手51では、表生地53におけるロープ52の長手方向に沿った両端部を互いに合掌状態に合わせており、この部分が突出しているために、見栄えが悪いという問題点も指摘できる。
この点、本考案者が過去に提案した把手(実用新案登録第3172208号考案)では、長手方向に向いた断面形状を円状とした長尺状の芯材の外側に表生地を巻き付けるとともに、この表生地の芯材の長手方向に沿った両端部を互いに重ね合わせているために、表生地の両端部を互いに合掌状態に合わせた従来の把手と異なり突出した部分はないが、この場合でも、表生地における重ね合せた部分が段差になってしまうために、これにより持ちづらくなってしまうことが考えられる。
そこで、本考案は、スクールバッグをより持ちやすくするとともに、スクールバッグの見栄えを損なうことも無い、スクールバッグに用いる把手、及びそれを備えたスクールバッグを提供することを課題としている。
本考案のスクールバッグに用いる把手は、
底板と該底板の両端部に上方向へ連設させた一対の大マチとで形成した胴部と該胴部の背面側に取り付けた背板と前記胴部の正面側に取り付けた大仕切板とにより構成される上部を開口とした主収容部と、前記大仕切板の正面側に備えた、底部を備えた中マチ部と、該中マチ部の正面側に取り付けた中仕切り板とを具備した、上部を開口とした胴前収容部と、前記主収容部に、少なくとも前記主収容部及び前記胴前収容部の上部開口を開閉可能に取り付けた蓋と、前記背板の上方部分に取り付けた背環を介して、前記背板の上方部分に取り付けた一対の肩ベルトと、を具備したスクールバッグにおける前記背板の上部左右側のそれぞれに端部のそれぞれを取り付けることで前記主収容部に取り付けた把手であって、
長尺で平板状の生地材の長手方向に沿った両端部分を端面が互いに対向して接触あるいは近接する形態で内側に折り曲げて2層にして構成した一方側の生地と、
長尺で平板状の生地材の長手方向に沿った両端部分を端面が互いに対向して接触あるいは近接する形態で内側に折り曲げて2層にして構成した他方側の生地と、
前記一方側の生地又は他方側の生地のいずれかの内部に挿装した芯材と、を具備し、
前記一方側の生地及び他方側の生地を、一方側の生地又は他方側の生地のいずれかの内部に芯材を挿装した状態で、互いに接触あるいは近接させた端面側が位置する層を対向させながら、互いに重ね合わせて固着した、ことを特徴としている。
また、本考案のスクールバッグは、
底板と該底板の両端部に上方向へ連設させた一対の大マチとで形成した胴部と、該胴部の背面側に取り付けた背板と、前記胴部の正面側に取り付けた大仕切板とにより構成される、上部を開口とした主収容部と、
前記大仕切板の正面側に備えた、底部を備えた中マチ部と、該中マチ部の正面側に取り付けた中仕切り板とを具備した、上部を開口とした胴前収容部と、
前記主収容部に、少なくとも前記主収容部及び前記胴前収容部の上部開口を開閉可能に取り付けた蓋と、
前記背板の上方部分に取り付けた背環を介して、前記背板の上方部分に取り付けた一対の肩ベルトと、
前記背板の上部左右側のそれぞれに端部のそれぞれを取り付けることで前記主収容部に取り付けた把手と、を備えたスクールバッグであって、
前記把手として、前述の把手を用いたことを特徴としている。
本考案のスクールバッグに用いる把手では、長尺で平板状の生地材の長手方向に沿った両端部分を端面が互いに対向して接触あるいは近接する形態で内側に折り曲げて2層にして構成した一方側の生地と、同じく長尺で平板状の生地材の長手方向に沿った両端部分を端面が互いに対向して接触あるいは近接する形態で内側に折り曲げて2層にして構成した他方側の生地を、それぞれの互いに接触あるいは近接させた端面側が位置する層を対向させながら、互いに重ね合わせて固着している。
そのために、従来の把手と異なり、突出した部分や段差部分がないので、持ちづらいという問題点を解決することが可能である。
また、生地の上部が頂点状になることがなく、従って、頂点部分に折り目ができてしまうことも無い。
更に、一方側の生地と他方側の生地は、互いに接触させた端面側が位置する層を対向させながら互いに重ね合わせて固着しているため、端部が露出することが無く、見栄えが悪くなることも無い。
本考案のスクールバッグの実施例を背面側から示した斜視図である。 本考案のスクールバッグの実施例の一部を背面側から示した図である。 本考案のスクールバッグにおける把手の構造を説明するための断面図である。 本考案のスクールバッグにおける把手の構造を説明するための分解図である。 本考案のスクールバッグにおける把手の構造を説明するための工程図である。 一般的なスクールバッグを説明するための図である。 従来の把手の構造を説明するための断面図である。
本考案のスクールバッグに用いる把手は、一方側の生地と他方側の生地を有しており、この生地はそれぞれ、長尺で平板状の生地材の長手方向に沿った両端部分を、端面が互いに対向して接触する形態で内側に折り曲げて2層にして構成している。
また、一方側の生地あるいは他方側の生地のいずれかの内部には、生地とほぼ同じ長さとした芯材が挿装されている。
そして、一方側の生地及び他方側の生地は、いずれかの生地の内部に芯材を挿装した状態で互いに、重ね合わされて固着されており、重ね合わすに際しては、一方側の生地及び他方側の生地のそれぞれの、長手方向に沿った端面が互いに対向して接触している層が対向する配置としている。
ここで、一方側の生地と他方側の生地を固着する場合には、一方側の生地、他方側の生地及び芯材を、縫製により互いに固着するとよく、これにより、強固に固着することが可能である。
また、芯材としては、ある程度の強度があればよく、例えば、PPテープを用いるとよい。
次に、本考案のスクールバッグでは、主収容部を有しており、この主収容部は、左右の側壁と底部を構成する胴部と、この胴部の背面側に取り付けた背板と、胴部の正面側に取り付けた大仕切板とにより構成されており、胴部は、底板とこの底板の両端部に上方向へ連設させた左右の大マチを一体にして構成され、これによって、主収容部は、上部を開口とした箱型形状とされている。
また、前記主収容部の正面側には、上部を開口とした胴前収容部が備えられており、この胴前収容部は、底部を備えた中マチ部を前記大仕切板の正面側に取り付けるとともに、この中マチ部の正面側に中仕切り板を取り付けることで構成されている。
更に、前記主収容部には、主収容部の上部開口から前記胴前収容部までを覆うことができるように、開閉可能な配置で蓋が取り付けられており、前記背板の上方部分には背環が取り付けられ、この背環を介して背板の上方部分には、一対の肩ベルトが取り付けられている。
また、背板の上部には長尺状の把手が取り付けられており、本考案においてはこの把手としては、前述の把手を用いており、長手方向に向いた端部のそれぞれを、背板の上部における左右のそれぞれに取り付けられることで、背板に取り付けられている。
本実施例のスクールバッグの実施例について図面を参照して説明すると、図1は本実施例のスクールバッグの斜視図であり、また、図2は本実施例のスクールバッグの背面の一部を示した図であり、図において1が本実施例のスクールバッグである。
そして、本実施例のスクールバッグは、従来のスクールバッグと同様に主収容部を有しており、この主収容部は、底部を有し、上部を開口とした箱形状としており、この主収容部内に教科書、ノート、筆箱等を収容可能としている。
即ち、図において2が主収容部であり、この主収容部2は、胴部3と、この胴部3の背面側に取り付けた背板6と、前記胴部3の正面側に取り付けた大仕切板7とを具備して構成されている。
そして、前記胴部3は、底板4と、この底板4の両端部に上方向へ連設させた大マチ5とで、構成されている。
次に、図において8は、前記主収容部2の正面側に備えられた胴前収容部である。即ち、本実施例のスクールバッグ1では、前記主収容部2の正面側に、底部を備えた中マチ部9が取り付けられており、この中マチ部9の正面側には中仕切板10が取り付けられ、この中マチ部9と中仕切板10とで、上部を開口とした胴前収容部8が構成されている。
そして、前記主収容部2には、主収容部2の上部開口から前記胴前収容部8の上部開口までを覆うことができるような長さ寸法とされた蓋11が取り付けられており、この蓋11は、前記背板6の上方部分に、一側部分が取り付けられており、他側部分は自由端とされることで、開閉自在とされ、他側部分は、図示しない金具によって、底板4に着脱自在に係止されている。
また、前記背板6には一対の肩ベルトが取り付けられている。即ち、図において12が肩ベルトであり、この肩ベルト12は、それぞれの上端が、背板6の上部中央部分に取り付けた背環14を介して、前記背板6に取り付けられており、前記肩ベルト12の下端部はそれぞれ、前記底板2に装着した、いわゆる「だるま環」(図示せず)に回動自在に装着した下ベルト13に、着脱自在に連結されている。
ここで、前記背環14について説明すると、図において前記背環14は、中空とした本体部15が背板6の上部中央部分にビス等によって取り付けられており、この本体部15には、上方部分が本体部15から上方に突出する配置で、一対の揺動アーム16が左右方向に回動自在に取り付けられている。
そして、前記揺動アーム16の上端部分は挿通孔を有する円筒状の取付部17としており、この取付部17には、肩ベルト12の上端が係止される連結環が連結されている。
即ち、図において18が連結環であり、本実施例においてこの連結環18は、正面視野を略三角形状にした三角環としており、前記底辺部を取付部17内の挿通孔に挿通することで、前記取付部17に取り付けている。
次に、図において21は、把手である。即ち、本実施例のスクールバッグ1では、前記背板6の上方部分に把手21を備えており、この把手21によって、本実施例のスクールバッグ1を手持ち可能としている。
そして、本実施例における前記把手21は、全体として平板の長尺状としており、その長手方向に見た両端部分が、ビス等の固定部材22によって、前記背板6の左右側の上端部近傍に固着されている。
ここで、本実施例における前記把手21の構造について説明すると、図3は前記把手21の構造を示す断面図であり、把手21を長手方向に見た構造を示した図としている。
また、図4は、前記把手21の構造を説明するための分解図であり、図において、本実施例の把手21は、一方側の生地22と、他方側の生地23と、前記一方側の生地22内に挿装した芯材24とを具備しており、一方側の生地22内に前記芯材24を挿装した状態で、一方側の生地22と他方側の生地23を重ね合わせて、その状態で、一方側の生地22、芯材24、及び他方側の生地23を、縫製によって縫い合わせて、互いに固着している。
そして、前記一方側の生地22及び他方側の生地23はそれぞれ、人口皮革製の、長尺の平板状の生地材25から構成されており、この生地材25の長手方向に沿った両端部分2501を、下面側あるいは上面側に折り曲げることで製造される。
ここで、図を参照にして前記一方側の生地あるいは他方側の生地23の製造方法を説明すると、図5は、前記一方側の生地22の製造方法を示す工程図であり、図5(a)が前記生地材25である。なお他方側の生地23も同様の方法で製造されるため他方側の生地23の製造方法についての説明は省略する。
そして、本実施例における前記一方側の生地22を製造する場合には、前記生地材25の長手方向に沿った両端面2502が互いに対向して接触あるいは近接するようにして、前記生地材25の長手方向に沿った両端部分2501を下面側あるいは上面側に折り曲げ、これにより、生地材25を2層に構成することで、前記一方側の生地22を製造する。この状態を示した図が図5(c)であり、前記生地材25の長手方向に沿った両端部分2501を下面側あるいは上面側に折り曲げている途中の状態を示した図が図5(b)である。
次に、本実施例の把手21においては、前記一方側の生地22内に、芯材24を挿装している。即ち、図において本実施例における芯材24は、PP製としており、長尺で平板状としており、一方側の生地22とほぼ同等の長さ寸法とし、その幅寸法は、2層にした一方側の生地22内に挿装可能な寸法としている。
そして、本実施例における前記把手21は、前記芯材24を有する一方側の生地22を上側に配置して、他方側の生地23を下側に配置して、互いに重なるようにして、固着して構成されている。
ここで、この関係を説明すると、本実施例において、前記一方側の生地22と他方側の生地23を重ねて固着するに際しては、前記一方側の生地22は、2層のうちの前記生地材25の長手方向に沿った両端面2502が互いに対向して接触あるいは近接している側が下面になるようにし、他方側の生地23は、2層のうちの前記生地材25の長手方向に沿った両端面2502が互いに対向して接触あるいは近接している側が上面になるようにしており、これにより、生地材25の長手方向に沿った両端面2502が互いに対向して接触あるいは近接している側の層が互いに対向する配置として、一方側の生地22と他方側の生地23を重ね合わせている。即ち、生地材25の長手方向に沿った両端面2502の部分が露出しないようにしている。
そして、この状態において、前記一方側の生地22、他方側の生地23及び一方側の生地22内に挿装した芯材25を、縫製により互いに固着している。即ち、図3において26で示した部分が縫製の糸であり、本実施例においては、一方側の生地22及び他方側の生地23の長手方向に沿った両端近傍を、芯材24とともに縫製しており、これにより、強固に固着している。
次に、このように構成されている本実施例のスクールバッグ1の作用について説明すると、本実施例のスクールバッグ1では、前記背板6の上方部分に把手21を備えているために、この把手21によって、スクールバッグ1を手持ちすることが可能である。
そしてこのとき、本実施例における把手21では、生地材25の長手方向に沿った両端部分2501を下面側あるいは上面側に折り曲げることで、一方側の生地22及び他方側の生地23をそれぞれ2層にして構成するとともに、一方側の生地22内には芯材24を挿装して、更に、一方側の生地22及び他方側の生地23を、長手方向に沿った両端面2502が対向している側の層を互いに対向させながら重ね合わせて固着しているために、突出した部分や段差部分がないとともに、生地の上部が頂点状になることがなく頂点部分に折り目ができてしまうことも無いので、持ちづらいという問題点を解決することが可能である。
また、一方側の生地22及び他方側の生地23を、長手方向に沿った両端面2502が対向している側の層を互いに対向させながら重ね合わせており、これにより、生地材25の長手方向に沿った両端面の部分が外側に露出することを防止しているために、見栄えが悪くなることもない。
なお、前記芯材24は必ずしもPP製にする必要はなく、その他、スポンジや繊維を撚って形成したもの等でも良い。
また、前記芯材24を挿装する側は一方側の生地22、他方側の生地23のいずれでも良く、芯材24を挿装した側の生地を上側にする必要はない。
本考案では、持ち易く見栄えも良い把手を備えたスクールバッグを得ることができるため、スクールバッグに用いる把手及び把手を備えたスクールバッグの全般に適用可能である。
1 スクールバッグ
2 主収容部
3 胴部
4 底板
5 大マチ
6 背板
7 大仕切板
8 胴前収容部
9 中マチ部
10 中仕切板
11 蓋
12 肩ベルト
13 下ベルト
14 背環
15 本体部
16 アーム
17 取付部
18 連結環(三角環)
19 掛止環
21 把手
22 一方側の生地
23 他方側の生地
24 芯材
25 生地材
2501 生地材の長手方向に沿った両端部分
2501 生地材の長手方向に沿った両端面
26 糸

Claims (4)

  1. 底板(4)と該底板(4)の両端部に上方向へ連設させた一対の大マチ(5)とで形成した胴部(3)と該胴部(3)の背面側に取り付けた背板(6)と前記胴部(3)の正面側に取り付けた大仕切板(7)とにより構成される上部を開口とした主収容部(2)と、前記大仕切板(7)の正面側に備えた、底部を備えた中マチ部(9)と、該中マチ部(9)の正面側に取り付けた中仕切り板(10)とを具備した、上部を開口とした胴前収容部(8)と、前記主収容部(2)に、少なくとも前記主収容部(2)及び前記胴前収容部(8)の上部開口を開閉可能に取り付けた蓋(11)と、前記背板(6)の上方部分に取り付けた背環(14)を介して、前記背板(6)の上方部分に取り付けた一対の肩ベルト(12)と、を具備したスクールバッグにおける前記背板(6)の上部左右側のそれぞれに端部のそれぞれを取り付けることで前記主収容部(2)に取り付けたスクールバッグに用いる把手(21)であって、
    長尺で平板状の生地材(25)の長手方向に沿った両端部分(2501)を端面(2502)が互いに対向して接触あるいは近接する形態で内側に折り曲げて2層にして構成した一方側の生地(22)と、
    長尺で平板状の生地材(25)の長手方向に沿った両端部分(2501)を端面(2502)が互いに対向して接触あるいは近接する形態で内側に折り曲げて2層にして構成した他方側の生地(23)と、
    前記一方側の生地(22)又は他方側の生地(23)のいずれかの内部に挿装した芯材(24)と、を具備し、
    前記一方側の生地(22)及び他方側の生地(23)を、一方側の生地(22)又は他方側の生地(23)のいずれかの内部に前記芯材(24)を挿装した状態で、互いに接触あるいは近接させた端面(2502)側が位置する層を対向させながら、互いに重ね合わせて固着した、ことを特徴とするスクールバッグに用いる把手。
  2. 前記一方側の生地(22)、他方側の生地(23)及び芯材(24)を縫製により互いに固着したことを特徴とする請求項1に記載のスクールバッグに用いる把手。
  3. 前記芯材(24)がPPテープであることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のスクールバッグに用いる把手。
  4. 底板(4)と該底板(4)の両端部に上方向へ連設させた一対の大マチ(5)とで形成した胴部(3)と、該胴部(3)の背面側に取り付けた背板(6)と、前記胴部(3)の正面側に取り付けた大仕切板(7)とにより構成される、上部を開口とした主収容部(2)と、
    前記大仕切板(7)の正面側に備えた、底部を備えた中マチ部(9)と、該中マチ部(9)の正面側に取り付けた中仕切り板(10)とを具備した、上部を開口とした胴前収容部(8)と、
    前記主収容部(2)に、少なくとも前記主収容部(2)及び前記胴前収容部(8)の上部開口を開閉可能に取り付けた蓋(11)と、
    前記背板(6)の上方部分に取り付けた背環(14)を介して、前記背板(6)の上方部分に取り付けた一対の肩ベルト(12)と、
    前記背板(6)の上部左右側のそれぞれに端部のそれぞれを取り付けることで前記主収容部(2)に取り付けた把手(21)と、を備えたスクールバッグであって、
    前記把手(21)として、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の把手を用いたことを特徴とするスクールバッグ。
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