JP3175203B2 - 遠心機駆動装置のオイル供給装置 - Google Patents
遠心機駆動装置のオイル供給装置Info
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- JP3175203B2 JP3175203B2 JP19052691A JP19052691A JP3175203B2 JP 3175203 B2 JP3175203 B2 JP 3175203B2 JP 19052691 A JP19052691 A JP 19052691A JP 19052691 A JP19052691 A JP 19052691A JP 3175203 B2 JP3175203 B2 JP 3175203B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- damper
- drive shaft
- supply device
- supplied
- Prior art date
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は遠心機回転体を高速に回
転させる駆動装置のオイル供給機構に関するものであ
る。
転させる駆動装置のオイル供給機構に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の駆動装置のオイル供給機
構は、例えば本出願人が先に出願した実願平０２−６６
３４４号、特願平０３−２６２３４号に記載のように、
軸受へのオイル供給は駆動軸下端に設けたオイル吸い上
げ部より吸い上げたオイルを吹きかけて行い、軸受外周
部に設けたオイルダンパへのオイル供給は別途付加され
たオイルポンプで行う方式となっていた。また、特表昭
６１−５０２００７号公報に記載のように、駆動軸より
噴出されたオイルが軸受近傍で障害壁に当り、一部が軸
受に入る構造が提案されているが、軸受外周にオイルダ
ンパは存在せず、かつ軸受への給油のみ可能となる構造
であった。
構は、例えば本出願人が先に出願した実願平０２−６６
３４４号、特願平０３−２６２３４号に記載のように、
軸受へのオイル供給は駆動軸下端に設けたオイル吸い上
げ部より吸い上げたオイルを吹きかけて行い、軸受外周
部に設けたオイルダンパへのオイル供給は別途付加され
たオイルポンプで行う方式となっていた。また、特表昭
６１−５０２００７号公報に記載のように、駆動軸より
噴出されたオイルが軸受近傍で障害壁に当り、一部が軸
受に入る構造が提案されているが、軸受外周にオイルダ
ンパは存在せず、かつ軸受への給油のみ可能となる構造
であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の遠心機の駆動装
置は、上記した如く、駆動軸の軸受外周に設けられたオ
イルダンパのオイル切れを防止し減衰効果を維持するた
めに駆動装置の外部にオイルダンパへ供給をするための
オイルポンプを別途付加しなければならないという問題
があった。本発明の目的は、前記オイルポンプを設ける
ことなく、軸受外周のオイルダンパにオイルを供給でき
るようにすることである。
置は、上記した如く、駆動軸の軸受外周に設けられたオ
イルダンパのオイル切れを防止し減衰効果を維持するた
めに駆動装置の外部にオイルダンパへ供給をするための
オイルポンプを別途付加しなければならないという問題
があった。本発明の目的は、前記オイルポンプを設ける
ことなく、軸受外周のオイルダンパにオイルを供給でき
るようにすることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的は駆動軸下端に
設けられたオイル吸上げ部より吸い上げられたオイルが
軸受のみでなく、軸受外周に設けたオイルダンパにも供
給される構造とすることにより達成される。
設けられたオイル吸上げ部より吸い上げられたオイルが
軸受のみでなく、軸受外周に設けたオイルダンパにも供
給される構造とすることにより達成される。
【０００５】
【作用】上記のように構成された遠心機の駆動装置は、
駆動軸に設けられたオイル吸い上げ部よりオイルタンク
内にあるオイルを遠心力で吸い上げ、駆動軸内の通路を
経て軸受近傍に設けられたオイル噴出穴より駆動軸外部
に噴出する。噴出されたオイルは障害壁の役割を果すオ
イルダンパ保持用ホルダの内側円筒面に当り、一部がは
ねかえって軸受に供給され、残りの全部または一部が該
内側円筒面を伝りオイルダンパに供給される。
駆動軸に設けられたオイル吸い上げ部よりオイルタンク
内にあるオイルを遠心力で吸い上げ、駆動軸内の通路を
経て軸受近傍に設けられたオイル噴出穴より駆動軸外部
に噴出する。噴出されたオイルは障害壁の役割を果すオ
イルダンパ保持用ホルダの内側円筒面に当り、一部がは
ねかえって軸受に供給され、残りの全部または一部が該
内側円筒面を伝りオイルダンパに供給される。
【０００６】
【実施例】以下実施例断面を参照して本発明を説明す
る。図１において、試料２を入れたロータ１は駆動装置
１２により回転させられる。駆動装置１２内の駆動軸５
は２個の軸受３により支持され、上部軸受３の外周には
振動を減衰させるためのオイルダンパ４が設けてある。
また駆動軸５は下端にオイル吸い上げ部７を有し、オイ
ルタンク９内のオイル８を駆動軸５内の通路１０に取り
入れ、軸受３の近傍に設けられたオイル噴出穴１１より
噴出し、オイルダンパ４を保持するためのダンパホルダ
６の本発明障害壁を構成する内側円筒面１３に当てる構
造となっている。
る。図１において、試料２を入れたロータ１は駆動装置
１２により回転させられる。駆動装置１２内の駆動軸５
は２個の軸受３により支持され、上部軸受３の外周には
振動を減衰させるためのオイルダンパ４が設けてある。
また駆動軸５は下端にオイル吸い上げ部７を有し、オイ
ルタンク９内のオイル８を駆動軸５内の通路１０に取り
入れ、軸受３の近傍に設けられたオイル噴出穴１１より
噴出し、オイルダンパ４を保持するためのダンパホルダ
６の本発明障害壁を構成する内側円筒面１３に当てる構
造となっている。
【０００７】今、オイル噴出穴１１より噴出されたオイ
ルは、図２に示す如く、ダンパホルダ６の内側円筒面１
３に当り、一部がはねかえって矢印Ａで示すように軸受
３に供給されて軸受３を潤滑すると共に、残り全てまた
は一部が矢印Ｂで示す如くダンパホルダ６の円筒面１３
に沿ってオイルダンパ４に供給される。
ルは、図２に示す如く、ダンパホルダ６の内側円筒面１
３に当り、一部がはねかえって矢印Ａで示すように軸受
３に供給されて軸受３を潤滑すると共に、残り全てまた
は一部が矢印Ｂで示す如くダンパホルダ６の円筒面１３
に沿ってオイルダンパ４に供給される。
【０００８】図３は本発明の他の実施例を示すもので、
前記ダンパホルダ６の内側円筒面１３を、オイルダンパ
４に近づく程径が大きくなるテーパ面１４とし、オイル
ダンパ４に供給するオイル量を増すようにしたものであ
る。
前記ダンパホルダ６の内側円筒面１３を、オイルダンパ
４に近づく程径が大きくなるテーパ面１４とし、オイル
ダンパ４に供給するオイル量を増すようにしたものであ
る。
【０００９】
【発明の効果】本発明によれば、遠心機駆動装置の駆動
軸内に設けられた通路から外面に通じるオイル噴出穴よ
り噴出されるオイルを軸受に供給すると共に軸受外周部
に設けられたオイルダンパにも供給するようにしたの
で、オイルダンパにオイルを供給するために必要であっ
たオイルポンプを不要とすることができる。
軸内に設けられた通路から外面に通じるオイル噴出穴よ
り噴出されるオイルを軸受に供給すると共に軸受外周部
に設けられたオイルダンパにも供給するようにしたの
で、オイルダンパにオイルを供給するために必要であっ
たオイルポンプを不要とすることができる。
【図１】 本発明オイル供給装置の一実施例を示す縦断
面図である。
面図である。
【図２】 図１の軸受近傍を拡大して示す縦断面図であ
る。
る。
【図３】 図２の他の実施例を示す縦断面図である。
１はロータ、２は試料、３は軸受、４はオイルダンパ、
５は駆動軸、６はオイルダンパ、７はオイル吸い上げ
部、８はオイル、９はオイルタンク、１０は通路、１１
はオイル噴出穴、１２は駆動装置、１３は円筒面、１４
はテーパ面である。
５は駆動軸、６はオイルダンパ、７はオイル吸い上げ
部、８はオイル、９はオイルタンク、１０は通路、１１
はオイル噴出穴、１２は駆動装置、１３は円筒面、１４
はテーパ面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B04B 9/00 F16F 15/00 F61N 7/36
Claims (3)
- 【請求項１】 鉛直方向に延び、潤滑オイルを吸い上げ
るための通路を有する駆動軸と、該駆動軸を可回転に支
持する少なくとも２個の軸受と、少なくとも上部軸受の
外周に設けられた振動減衰用オイルダンパとを有し、前
記駆動軸の上部軸受の近傍に設けられたオイル噴出穴か
ら潤滑オイルを噴出させて上部軸受に供給するようにし
た遠心機駆動装置において、 前記オイルダンパを保持し、前記駆動軸のオイル噴出穴
に対向する障害壁を有するダンパホルダを設け、前記オ
イル噴出穴から噴出されたオイルの一部が前記上部軸受
に供給され、残りの全部または一部が前記オイルダンパ
に供給されるようにしたことを特徴とする遠心機駆動装
置のオイル供給装置。 - 【請求項２】 前記障害壁を円筒面としたことを特徴と
する請求項１記載の遠心機駆動装置のオイル供給装置。 - 【請求項３】 前記障害壁を前記上部軸受に近づく程径
が大きくなるテーパ状の円筒面としたことを特徴とした
請求項１記載の遠心機駆動装置のオイル供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19052691A JP3175203B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 遠心機駆動装置のオイル供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19052691A JP3175203B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 遠心機駆動装置のオイル供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0531402A JPH0531402A (ja) | 1993-02-09 |
| JP3175203B2 true JP3175203B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=16259561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19052691A Expired - Lifetime JP3175203B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 遠心機駆動装置のオイル供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3175203B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE526010C2 (sv) † | 2003-04-08 | 2005-06-14 | Alfa Laval Corp Ab | En drivanordning för en centrifugalseparator |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP19052691A patent/JP3175203B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0531402A (ja) | 1993-02-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010306 |
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