JP3175118U - 止水ワッシャ - Google Patents

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Abstract

【課題】止水機能又は防水機能の向上を図る。
【解決手段】金属製皿ばね座金から成る座金本体11の裏面にゴム(EPDM)製の弾性部材12を接合した止水ワッシャ10である。弾性部材12は座金本体11の形状と略同一に形成され、その中央部に設けられた螺子挿通穴13の内周縁部が前記座金本体11の螺子挿通穴13の内周縁部からその中心方向に向かって延長する内向延長部15を少なくとも2つ有している。内向延長部15の平面視形状を同一形状とする。内向延長部15同士の周方向の間隔を略同一とする。例えば、弾性部材12の螺子挿通穴13の内周縁部の平面視全体形状を正六角形とし、その各頂点が座金本体11の螺子挿通穴13の略内周縁上に位置させることができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、座金本体の裏面にゴム製等の弾性部材が接合された止水ワッシャの改良に関するものである。
従来より、止水ワッシャ或いは緩み止めワッシャとして、金属製座金本体の裏面にゴム製等の弾性部材が接合された複合型のワッシャが提案されている。
下記特許文献に記載の「弾性ブロック付き座金」に係る発明は、建築構造物や機械構造物の取り付け固定に際し、大きな変形追従性を有すると共に、締め付け部分に均等な締め付け力を配分することにより、作業効率の向上と耐久性に優れた緩み止め座金を提供することを目的とするものである。
その構成は、中央にボルト孔を形成した金属製平座金と、同じく中央にボルト孔を形成した弾性ブロックとを一体的に接合した複合型座金であって、前記弾性ブロックの外周には環状溝を形成し、その底面にはボルト孔に連通する凹陥部を設けた弾性ブロック付き座金である。
特開2001−289231号公報
上記従来例においては、その課題とするところは、均等な締付け力を配分して、作業効率の向上と耐久性に優れた緩み止め座金の提供であったが、本考案においては、これらの効果に加えて止水性又は防水性をより向上させた座金を提供することをその課題としている。
しかも、上記従来例のようなブロック状のものでなく、その厚みもより薄く、座金本体とほぼ同等の厚みで前記諸効果を発揮できるものを提案することをその課題としている。
また、本発明に係るワッシャを螺子軸部に取り付けた際に、ワッシャが螺子軸部に仮止めされることもその課題となる。
本考案の第1のものは、座金本体の裏面にゴム製等の弾性部材を接合したワッシャにおいて、この座金本体の裏面に接合する弾性部材は、前記座金本体の形状と略同一に形成され、その中央部に設けられた螺子挿通穴の内周縁部が前記座金本体の螺子挿通穴の内周縁部からその中心方向に向かって延長する内向延長部を少なくとも2つ有していることを特徴とする止水ワッシャである。
本考案の第2のものは、上記第1の考案において、前記内向延長部の平面視形状を略同一形状としたことを特徴とする止水ワッシャである。
本考案の第3のものは、上記第1又は第2の考案において、内向延長部同士の周方向の間隔を略同一としたことを特徴とする止水ワッシャである。
本考案の第4のものは、上記それぞれの考案において、弾性部材の螺子挿通穴の内周縁部の全体形状を正多角形とし、その各頂点が座金本体の螺子挿通穴の略内周縁上に位置することを特徴とする止水ワッシャである。
尚、ここでいう「正多角形」とは、頂点が3つ以上の正多角形を意味する。
本考案の第5のものは、上記それぞれの考案において、弾性部材の厚みを座金本体部の厚みよりも厚く形成したことを特徴とする止水ワッシャである。
本考案の第1のものにおいては、座金本体の裏面にゴム製等の弾性部材を接合したワッシャであって、この座金本体の裏面に接合する弾性部材は、前記座金本体の形状と略同一に形成され、その中央部に設けられた螺子挿通穴の内周縁部が前記座金本体の螺子挿通穴の内周縁部からその中心方向に向かって延長する内向延長部を少なくとも2つ有しているために、これら内向延長部がボルト等の締め付けによって歪み又は変形しても、内向延長部の周方向の間には間隔が形成されているために、これらの歪みや変形がその間隔部分に吸収されて、締め付け力が偏ることが無くなる。
これにより、本考案に係るワッシャは、その止水効果又は防水効果がより向上することとなるのである。
また、本考案に係る弾性部材の螺子挿通穴の内周縁部の内向延長部の存在により、この螺子挿通穴に螺子軸部を挿通させると、当該螺子軸部に内向延長部が接合するために、ワッシャは螺子軸部に仮止めされた状態となるのである。
本考案の第2のものにおいては、上記内向延長部の形態をより限定して平面視略同一形状としたものであり、上記第1の考案と同じ効果を発揮するものである。
本考案の第3のものにおいは、内向延長部同士の周方向の間隔を略同一とし、その内向延長部の配設位置をより限定したものであり、その効果は前記第1の考案と同一である。
本考案の第4のものにおいても、弾性部材の内向延長部の形態をより限定したものである。
即ち、この弾性部材の螺子挿通穴の内周縁部の内向延長部の平面視形状を正多角形としたものである。
つまり、正多角形形状の各辺の部分が内向延長部となり、その各頂点が座金本体の螺子挿通穴の略内周縁上に位置する形態を呈するものである。
換言すれば、この各頂点の部分がいわば内向延長部の間隔となり、内向延長部の最大延長部が各辺の中間点となり、その両側が徐々にその延長長さが短くなり、各頂点でゼロとなるように形成しているのである。
これにより、ボルト等の締め付け部材の回転締め付け力による内向延長部の歪みと変形が各頂点部分で吸収され、その締め付けが均一となり、止水効果又は防水効果が向上することとなるのである。
本考案の第5のものにおいては、弾性部材の厚みを座金本体の厚みよりも大きくしたことを特徴としており、その弾性部材による効果をより確実なものとしたものであり、上記各考案と同様の効果を発揮するものである。
本考案に係る止水ワッシャの一実施形態を示し、その(A)が斜視図、その(B)が中央断面図、その(C)が平面図である。 本考案に係るその他の実施形態の平面図を示し、その(A)が半楕円形状の内向延長部が4個設けられたもの、その(B)が略帯状に内向延長部が4個設けられたもの、その(C)が略半円形状のものが6個設けられたものを図示している。
以下添付の図面と共に本考案の実施形態について説明する。
図1は、本考案に係る止水ワッシャの一実施形態を示し、その(A)が斜視図、その(B)が中央断面図(C図のS−S線断面図)、その(C)が平面図である。
本考案に係る止水ワッシャ10は、平面視円形形状のもので中央部に螺子挿通穴13が設けられている。
上面側の座金本体11は、金属製の皿ばね座金から成り、その裏面には合成ゴム製の弾性部材12が接合されている。ここでは弾性部材としてEPDM(エチレンプロピレンゴム)を使用し、その厚みも図から解る通り、座金部材11の厚みよりも厚いものとしている。
そして、本考案においては、裏面側の弾性部材12の螺子挿通穴13の内周縁の一部がその中心に向かって延長する内向延長部15、15、…が6つ設けられている。
この内向延長部15は、この実施形態においては、その平面図から解るとおり平面視正六角形の各辺の部分に該当する。
即ち、この正六角形の各頂点が丁度座金本体11の略内周縁上に位置するように形成されているものである。
このように、座金本体11の螺子挿通穴13の内周縁に弾性部材12の内向延長部15が配設されることにより、螺子を締め付けた際に、締付力が偏ることが防止され、より均一な締め付けが行われ、それ故、止水効果又は防水効果もより向上することとなるのである。
また、この内向延長部15は、螺子軸部のネジ山に接合して、本考案に係るワッシャ10を螺子軸部に装着した際に、螺子軸部に仮止めされた状態となるのである。
図2は、本考案に係るその他の実施形態の平面図を示し、その(A)が半楕円形状の内向延長部が4個設けられたもの、その(B)が略帯状に内向延長部が4個設けられたもの、その(C)が略半円形状のものが6個設けられたものを図示している。
図2(A)においては、丁度中心角が90度の位置に、周方向に略同一間隔で略半楕円形状の内向延長部16が4個設けられたものである。
その効果は、前記第1の実施形態と同一である。
図2(B)においては、同様に中心角が90度の位置に、周方向に略同一間隔で一定幅の帯状の内向延長部17が4箇所に設けられたものである。
その効果は、前記第1の実施形態と同一である。
図2(C)においては、やはりその周方向に同一間隔に、略半円形状の内向延長部18を6箇所に設けたものである。
その効果は、前記第1の実施形態と同一である。
以上のように、本考案においては、座金本体の裏面に弾性部材を接合し、この弾性部材の螺子挿通穴の内周縁にその中心部に向かう内向延長部を複数設けたことが最大の特徴部分である。
本考案者は、この内向延長部は、その螺子挿通穴の内周縁部の全体に渡り一様に設けるのではなく、いわば断続的に設けることによって、換言すれば、内向延長部が無い部分(間隔部分)を形成することによってその効果が発揮されるものであることを発見し、本考案に至ったものである。
詳細な実験データをここに添付することはできないが、各種の実験により、その均一的締め付けが実現され、従ってその止水効果も従来のものよりも良好であることが判明し、この考案が完成したのである。
その明確な根拠は、今のところ解っていないが、本考案者は、内向延長部が断続的に間隔をもって設けられることにより、ボルト等の締付部材の締め付けによって、その締め付け回転方向に弾性部材も歪み或いは変形するが、前記間隔が設けられていることによりその歪みや変形がその間隔部分によって吸収され、弾性部材の変形や歪みによる締付けの不均一又は偏りが解消されるものと理解している。
以上、本考案の実施形態について説明したが、その形態は以下の通り種々設計変更することができる。
座金本体の厚み及び外径、螺子挿通穴の内径等は、所望により種々設定することができる。
座金本体は、上記実施形態では、皿ばね座金を用いたが、この座金本体は、平座金、角座金、丸座金、球面座金、波形座金、山形座金、曲面座金等々、各種の形態のものを利用することができる。
またその材質も、金属製に限らず、合成樹脂製のものを利用することも可能である。
弾性部材も上記実施形態では、EPDMを使用したが、適切な弾性力を有する種々の合成樹脂製のものとすることができる。
その厚みも、座金本体よりも厚く形成することが望ましい。
弾性部材の螺子挿通穴の内周縁部に設けた内向延長部の形態も種々設計変更することができるが、とりわけ複数の平面視同一形状の内向延長部を略同一間隔に設けることが望ましく、内向延長部同士の周方向の間に所定の間隔を設けることが極めて好ましいものである。
この間隔は、図1(C)に図示した第1実施形態のように点であってもよいものである。
以上、本考案は簡易な構成ではあるが、表面側の座金本体と裏面に接合された弾性部材からなるワッシャであって、裏面の弾性部材の螺子挿通穴の内周縁部に複数の内向延長部を設けることにより止水効果又は防水効果をより向上させることができ且つ挿通される螺子軸部との仮止め効果も発揮するワッシャを提供することができたものである。
10 止水ワッシャ
11 座金本体
12 弾性部材
13 螺子挿通穴
15、16、17、18 内向延長部

Claims (5)

  1. 座金本体(11)の裏面にゴム製等の弾性部材(12)を接合したワッシャ(10)において、
    この座金本体(11)の裏面に接合する弾性部材(12)は、前記座金本体(11)の形状と略同一に形成され、その中央部に設けられた螺子挿通穴(13)の内周縁部が前記座金本体(11)の螺子挿通穴(13)の内周縁部からその中心方向に向かって延長する内向延長部(15)を少なくとも2つ有していることを特徴とする止水ワッシャ。
  2. 前記内向延長部(15)のそれぞれの平面視形状を略同一形状としたことを特徴とする請求項1に記載の止水ワッシャ。
  3. 内向延長部(15)同士の周方向の間隔を略同一としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の止水ワッシャ。
  4. 弾性部材(12)の螺子挿通穴(13)の内周縁部の平面視全体形状を正多角形とし、その各頂点が座金本体(11)の螺子挿通穴(13)の略内周縁上に位置することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の止水ワッシャ。
  5. 弾性部材(12)の厚みを座金本体(11)の厚みよりも厚く形成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の止水ワッシャ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014240675A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 トヨタ自動車株式会社 車載電力制御ユニットの金属製ケースへの制御基板の締結構造
CN105257673A (zh) * 2015-11-02 2016-01-20 薛瑞华 球面垫片及磨削夹具

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