JP3174712B2 - ボルトテンショナ - Google Patents

ボルトテンショナ

Info

Publication number
JP3174712B2
JP3174712B2 JP08865695A JP8865695A JP3174712B2 JP 3174712 B2 JP3174712 B2 JP 3174712B2 JP 08865695 A JP08865695 A JP 08865695A JP 8865695 A JP8865695 A JP 8865695A JP 3174712 B2 JP3174712 B2 JP 3174712B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
puller
stud
bolt tensioner
nut
screwed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08865695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08257932A (ja
Inventor
仁志 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP08865695A priority Critical patent/JP3174712B2/ja
Publication of JPH08257932A publication Critical patent/JPH08257932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3174712B2 publication Critical patent/JP3174712B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧力容器、ポンプ等の垂
直フランジのスタッドに適用されるボルトテンショナに
関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来のボルトテンショナの一例を
示す。
【0003】図において、21は垂直フランジ、22は
該垂直フランジにねじ込まれた水平のスタッド、23は
垂直フランジ21に接するナットである。
【0004】24は従来のボルトテンショナ組立品で、
内部に収納するプラーバ25、該プラーバの外周に配設
するハウジング26、ハウジング26の端部に接するピ
ストン27、パッキン28,29、給油口30等で構成
される。
【0005】プラーバ25とピストン27とはその端面
で接触するよう構成されている。
【0006】次にその作動について説明すると、ボルト
テンショナ組立品24を揚重器等で水平に保持してプラ
ーバ25の先端に設けたねじ部をスタッド22にねじ込
み、給油口30から圧油を導入し、ピストン27を経由
してこれと接するプラーバ25を加圧しスタッド22に
テンションを加えてナット23を締緩する。(一例とし
て特公昭46−2847号公報参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来のボルトテンショナの場合、プラーバ25をスタッ
ド22にねじ込むにはボルトテンショナ組立品24を高
精度に水平にかつスタッド22と同軸に保持する必要が
あるが、プラーバ25とスタッド22の螺着部が外部か
ら見えず、プラーバ25をスタッド22にねじ込む作業
に次の様ないくつかの難点がある。
【0008】(1)プラーバとスタッドのねじ合せが不
完全な状態で無理にプラーバをねじ込むとねじ山の損傷
や焼付が発生する。
【0009】(2)プラーバとハウジングの芯ズレがあ
る場合には、プラーバとピストン内周面が接触しプラー
バを回転させる時に大きな力を要する。
【0010】(3)プラーバとスタッドの芯出し、ねじ
合せを手さぐりで行なうために時間がかかる。
【0011】本発明は上記各不具合点を解消し、ボルト
テンショナのスタッドへの位置決め及びプラーバのねじ
込み作業を容易にした新たなボルトテンショナを提供す
ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の構成として本発明のボルトテンショナは、フランジか
ら突出しているスタッドにプラーバをねじ込み、該プラ
ーバに油圧により前記フランジから離れる方向にテンシ
ョンをかけ前記スタッドを引張る間に該スタッドと螺合
しているナットを外部より締緩するボルトテンショナに
おいて、先にプラーバ単体のみをスタッドにねじ込み、
ついでプラーバを除くボルトテンショナをプラーバ外周
に装着して組立てる構造として、一端にスタッドに設け
たねじ部の外周に螺合するねじ部を設け、他端に固着用
のナットの嵌合する平行溝を円周方向に複数溝設けたプ
ラーバを内部に収納し、該プラーバの外周に、内周で該
プラーバの外周と滑合して接し、その端部で油圧ピスト
ンと滑合して接するハウジングを装着し、前記プラーバ
端部の平行溝に嵌合する複数の平行溝を内周面に形成し
た2分割形の固着用ナットによりプラーバと油圧ピスト
ンを連結し、前記分割ナットの外周にスリーブを嵌込
み、一体的なボルトテンショナ組立品を構成することを
特徴としている。
【0013】
【0014】
【作用】上記構成よりなる本発明のボルトテンショナに
おいては、使用に際し、先づプラーバのみを保持してス
タッドに位置決めし、プラーバ端部にスパナを挿入して
締緩対象のスタッドにプラーバをねじ込む。
【0015】この際、プラーバとスタッドのねじ込み部
は外部から肉眼で観察できるので作業が容易に行なえ
る。
【0016】次いでプラーバの外周とその内周で滑合す
るハウジング及びその端部で滑合して接する油圧ピスト
ンの組立品をプラーバの外周に装着する。
【0017】プラーバを除くボルトテンショナのプラー
バ外周への設置は、プラーバをガイドにして容易に行な
える。
【0018】次に2分割のナットをプラーバの端部付近
に設けた平行溝に嵌込み、ピンとスリーブで固定する。
【0019】そしてハウジング外周に設けた給油口より
圧油を導入して油圧ピストンを軸方向に摺動させ、これ
と接する2分割リングを介してプラーバに引張力を加え
てスタッドのテンションを行ない、スタッドと螺合する
ナットを外部より締緩する。
【0020】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は本発明の一実施例に係るボルトテンショナ
の全体組立断面図、図2はその部品図を示し(a)は2
分割ナットの正面図、(b)は同ナットの平面図であ
る。また図3は同ボルトテンショナの斜視断面図であ
る。
【0021】これらの図において、21は垂直フラン
ジ、22は垂直フランジ21に植込まれた水平のスタッ
ド、23は垂直フランジ21に接するナットである。
【0022】1は本発明のボルトテンショナ組立品、2
は前記スタッド22にねじ込まれるプラーバで、その端
部3は断面を六角形状に構成しており、プラーバ2の軸
廻りの回転に使用される。
【0023】4はプラーバ2の端部付近外面に設けた円
周方向の複数の平行溝で、軸対称2分割のナット5と嵌
合している。
【0024】6は該ナット5の外周に嵌込まれたスリー
ブである。
【0025】7はハウジングでその内周はプラーバ2の
外周に滑合で接し、該ハウジングの端部のリング状の溝
には油圧ピストン8の基部が摺動可能に滑合している。
9,10はパッキン、11は給油口である。
【0026】2分割のナット5は図2に示すようにピン
12により一体に組立てられている。
【0027】次に本ボルトテンショナの使用方法につい
て説明すると、先づプラーバ2のみを保持して、スタッ
ド22に位置決めし、プラーバ2の断面が六角形状の端
部3にスパナーを挿入してプラーバ2をスタッド22に
ねじ込む。
【0028】ねじ込み部は外部から観察できるのでこの
作業は容易に行なえる。
【0029】次にハウジング7と油圧ピストン8の組立
品をプラーバ2の外周に設置する。
【0030】ハウジング7の内周はプラーバ2の外周と
滑合で接しており、ハウジング7の位置決めは容易であ
る。
【0031】次に2分割のナット5をプラーバ2の端部
付近に設けた平行溝4に嵌込み、ピン12とスリーブ6
で固定する。
【0032】そして給油口11に圧油を導入して油圧ピ
ストン8、2分割ナット5を経由してプラーバ2に引張
力を加えてスタッド22のテンションを行ない、ナット
23をハウジング7に設けたナット締緩用穴31から締
緩する。
【0033】プラーバを複数個準備し、予めスタッドに
配設しておくことによって締緩作業時間は大幅に短縮で
きる。
【0034】フランジ締付作業方法は、通常約3段階で
徐々にボルト軸力を増加させるやり方を採るため、1本
のスタッドにテンショナを3回以上着脱するのが一般的
であるが、プラーバを複数個準備しておくことにより締
緩作業時間の大幅短縮が可能となる。
【0035】またプラーバに油圧力を伝達するナットを
プラーバに容易に着脱できるようにするために双方の嵌
着部を複数の平行溝で構成してナットを軸対称2分割形
とすると共にナットにスリーブを嵌めて一体化保持でき
るようにしている。
【0036】なお従来技術の一例として引用した特公昭
46−2847号公報記載のボルト引張装置は、所謂マ
ルチタイプボルトテンショナ(フランジに植設された全
てのボルトを同時に引き伸ばして締緩する装置)に関す
るものであり、本発明のテンショナとは構成・用法が根
本的に異る。
【0037】即ち、該引用技術に係るボルト引張装置
は、マルチタイプとして構成されているので、係止部と
ピストンロッドの配置の関係上から、フランジボルトの
締結機能上不必要は部分を可成り長くしなければならな
い不具合が見受けられる。
【0038】これに対し本発明のテンショナは、フラン
ジボルトを必要最小限の長さにして締緩できるようにし
たもので、前者で言う係止部分の構造も、本発明では半
割れナットとスリーブを組み合せた簡易なもので構成さ
れている。
【0039】以上本発明の一実施例について縷々説明し
たが、本発明は上記実施例に限定されるものでなく本発
明技術思想の範囲内において種々設計変更が可能であ
り、それらは何れも本発明の技術的範囲に属する。
【0040】
【発明の効果】本発明のボルトテンショナによれば次の
ような効果を奏する。 (1)従来ボルトテンショナのスタッドへの位置決め、
即ちプラーバの取付けに苦労し長時間を要していたが、
本発明によりプラーバのスタッドへの取付けが極めて容
易に短時間に行なえる。
【0041】(2)プラーバ取付後のボルトテンショナ
の位置決めと取付も容易である。
【0042】(3)プラーバのみの重量は軽いのでスタ
ッドに対するねじ合せ作業の労力が軽減すると共に、ス
タッドのねじを損傷させる危惧が無くなった。
【0043】(4)プラーバに油圧力を伝達するナット
をプラーバに容易に着脱できるようにするために双方の
嵌着部を複数の平行溝で構成してナットを2分割形とす
ると共にナットにスリーブを嵌めて一体化保持できるよ
うにしたため、プラーバと、プラーバに推力を伝達する
ナットとの嵌着が容易に行える。
【0044】(5)上記各効果より本発明のボルトテン
ショナは、圧力容器、ボイラ給水ポンプその他の高軸力
で締結する垂直フランジボルトの締緩作業に広範囲で応
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るボルトテンショナの全
体組立断面図である。
【図2】同ボルトテンショナの部品図で、(a)は2分
割ナットの正面図、(b)は平面図である。
【図3】同ボルトテンショナの斜視断面図である。
【図4】従来のボルトテンショナの組立断面図である。
【符号の説明】
1 ボルトテンショナ組立品 2 プラーバ 3 プラーバ端部 4 平行溝 5 2分割ナット 6 スリーブ 7 ハウジング 8 油圧ピストン 11 給油口 12 ピン 21 垂直フランジ 22 スタッド 23 ナット 31 ナット締緩用穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジから突出しているスタッドにプ
    ラーバをねじ込み、該プラーバに油圧により前記フラン
    ジから離れる方向にテンションをかけ前記スタッドを引
    張る間に該スタッドと螺合しているナットを外部より締
    緩するボルトテンショナにおいて、先にプラーバ単体の
    みをスタッドにねじ込み、ついでプラーバを除くボルト
    テンショナをプラーバ外周に装着して組立てる構造とし
    て、一端にスタッドに設けたねじ部の外周に螺合するね
    じ部を設け、他端に固着用のナットの嵌合する平行溝
    円周方向に複数溝設けたプラーバを内部に収納し、該プ
    ラーバの外周に、内周で該プラーバの外周と滑合して接
    し、その端部で油圧ピストンと滑合して接するハウジン
    グを装着し、前記プラーバ端部の平行溝に嵌合する複数
    の平行溝を内周面に形成した2分割形の固着用ナットに
    よりプラーバと油圧ピストンを連結し、前記分割ナット
    の外周にスリーブを嵌込み、一体的なボルトテンショナ
    組立品を構成することを特徴とするボルトテンショナ。
JP08865695A 1995-03-23 1995-03-23 ボルトテンショナ Expired - Fee Related JP3174712B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08865695A JP3174712B2 (ja) 1995-03-23 1995-03-23 ボルトテンショナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08865695A JP3174712B2 (ja) 1995-03-23 1995-03-23 ボルトテンショナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08257932A JPH08257932A (ja) 1996-10-08
JP3174712B2 true JP3174712B2 (ja) 2001-06-11

Family

ID=13948874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08865695A Expired - Fee Related JP3174712B2 (ja) 1995-03-23 1995-03-23 ボルトテンショナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3174712B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6108620B2 (ja) * 2013-08-29 2017-04-05 株式会社日本製鋼所 ボルトテンショナ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08257932A (ja) 1996-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4146261A (en) Clamping arrangement
US5253967A (en) Adapter assembly for tensioning threaded fasteners and method of tensioning threaded fasteners
KR102490220B1 (ko) 볼트 장치, 결합 장치 및 결합 장치 장착 방법
US8328482B2 (en) Hydraulic foundation bolt tensioner
JP4154572B2 (ja) 往復圧縮機におけるロッドとクロスヘッドとの間の接続手段
JP3174712B2 (ja) ボルトテンショナ
US4827835A (en) Cylinder end cap
US5056470A (en) Piston-operated internal-combustion engine having wet cylinder liners
KR20150020090A (ko) 터빈용 고정 장치 및 고정력 인가 방법
CN217029547U (zh) 一种液压螺栓及其拆装装置
CN112196868B (zh) 装配螺栓连接结构
CN115559981A (zh) 防松螺母结构组件
CN210099915U (zh) 适用于柴油发动机的缸套装配工装
CN220922204U (zh) 一种曲轴轴承退卸衬套拆装工具
JPH05220815A (ja) 押出機のセグメントスクリュの締付方法及び構造
CN219685413U (zh) 一种应用于开口弹性密封圈的安装装置
CN220612947U (zh) 一种螺母预紧装置
JPH09177383A (ja) ドアの把手取付け構造
CN211667021U (zh) 一种新型的加力液压螺栓
CN221974057U (zh) 一种防松动螺纹连接件
CN219293872U (zh) 一种小空间轴承拆卸工装
CN217558760U (zh) 一种活塞杆与十字头体的连接结构
CN217703264U (zh) 一种大型紧定套轴承预紧装置
KR200220328Y1 (ko) 노즐장착용 볼트결합체
CN218802033U (zh) 一种小空间深孔拆装螺纹套的工具

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010306

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees