JP3174710B2 - ガス分析計 - Google Patents

ガス分析計

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JP3174710B2
JP3174710B2 JP7059395A JP7059395A JP3174710B2 JP 3174710 B2 JP3174710 B2 JP 3174710B2 JP 7059395 A JP7059395 A JP 7059395A JP 7059395 A JP7059395 A JP 7059395A JP 3174710 B2 JP3174710 B2 JP 3174710B2
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雅彦 藤原
卓司 生田
直仁 清水
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガス分析計に関し、特
に、セル長が互いに異なる場合を含む複数のセルを連通
部を介して順次連通して単一のガス経路を構成し、2以
上の測定成分を同時に高い精度で検出できる新規な非分
散形赤外線ガス分析計(Non Dispersive
Infrared Analyzer:以下、NDI
Rという)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】NDIRの測定にはランベルト・ベール
の法則が適用される。下記(1)式に示される同法則に
よれば、セル長が一定であるとすれば、吸収係数が大き
い成分になればなるほど、あるいは、測定成分の濃度が
高くなるほど、検量線に曲がりが生じる。また、測定成
分の濃度が一定であれば、セル長が長くなるほど、検量
線の曲がりが大きくなる。 I=I0 ・exp(−μ・c・L) ……(1) I0 :入射光強度、c:測定成分の濃度(セル中で吸収
された赤外線の量)、μ:測定成分固有の吸収係数、
I:透過光強度、L:セル長
【0003】そこで、NDIR分析計では、このような
曲がりを近似式にてリニアライズしているのであるが、
演算の精度等により限界がある。一方、セル長Lを長く
すればするほど感度が高くなることから、感度と曲がり
を考慮してセル長Lが決定される。しかるに、測定成分
とその濃度によって適合するセル長Lが異なるという厄
介な問題がある。この問題は、上述したリニアライズで
対応しているのであるが、補正しきれない場合には、セ
ル長Lを変化させなければならない。
【0004】例えば、電力会社等で使用される重油ボイ
ラーでは、測定成分の1つであるNOX 規制等により、
NOX 成分をある一定濃度以下に抑えるように脱硝措置
が採られているが、例えばNOX 排出濃度を約20〜3
0ppmに抑える場合には、0〜50ppmのNOX
定範囲が必要とされる。また、CO2 の濃度は燃焼状態
により変動するが、ボイラー稼動時は14%程度であ
り、通常、0〜20%のCO2 測定範囲が必要とされ
る。
【0005】従って、排出濃度が約20〜30ppmに
抑えられたNOX を測定するためのNOX 計と、約14
%の濃度のCO2 を測定するためのCO2 計とでは、セ
ル長が大きく異なる。例えば、煙道分析計では、NOX
測定のためにセル長を60mmに設定して排出濃度約2
0〜30ppmのNOX を測定しており、また、CO2
測定のためにセル長を1mmに設定して約14%の濃度
のCO2 を測定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、2成分の
濃度が異なる場合、適合するセル長が異なることから、
各々の測定成分において、吸収強度、検出方式、測定濃
度が大きく異なる場合には、単一セルでは対応できなか
った。これを回避するために、従来では、2成分をそれ
ぞれ2つのベンチにて測定しており、そのために、各ベ
ンチごとに測定成分に対応するセル長Lを有する単一セ
ルを必要とすることから、複数の測定セルが必要とさ
れ、ガス導入路(ガス経路)も複数路必要となり、構成
が複雑になるという問題があった。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、高精度に多成分測定を行うことができる構成
簡易なガス分析計を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、請求項1に記載の発明では、例えば図1(または図
2)に示すように、セル長が互いに異なる場合を含む複
数の測定セルを連通部を介して順次連通させて単一のガ
ス経路を構成してあるガス分析計であって、光源1に隣
接させて赤外透過・反射手段100を設け、その赤外透
過・反射手段100の赤外透過側と赤外反射側にそれぞ
れ前記連通部で連通されている少なくとも一組の測定セ
ル3,7を前記赤外透過・反射手段100に隣接させて
設けるとともに、前記測定セルにそれぞれ対応する赤外
線検出器5,9を設けたことを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明では、例えば図3に
示すように、セル長が互いに異なる場合を含む複数の測
定セルを連通部を介して順次連通させて単一のガス経路
を構成してあるガス分析計にあって、光源1に隣接させ
て第1の赤外透過・反射手段100を設け、その第1の
赤外透過・反射手段100の赤外透過側と赤外反射側に
それぞれ前記連通部21で連通されている第1の測定セ
ル3および第2の測定セル7を設け、前記第1の測定セ
ル3と、その第1の測定セル3と対応する第1の赤外線
検出器5との間に第2の赤外透過・反射手段300を設
けるとともに、その第2の赤外透過・反射手段300の
赤外反射側に第3の赤外線検出器12を設ける一方、前
記第2の測定セル7に対応する第2の赤外線検出器9を
設けてなることを特徴としている。
【0010】請求項3に記載の発明では、例えば図4に
示すように、請求項2に記載の発明における第1の赤外
透過・反射手段300の赤外反射側と第3の赤外線検出
器12との間に第3の測定セル23を介在させてなるこ
とを特徴としている。
【0011】請求項4に記載の発明では、例えば図5に
示すように、セル長が互いに異なる場合を含む複数の測
定セルを連通部を介して順次連通して単一のガス経路を
構成してあるガス分析計にあって、光源1に隣接させて
第1の赤外透過・反射手段100と、その第1の赤外透
過・反射手段100の赤外透過側に第2の赤外透過・反
射手段300を連設するとともに、その第2の赤外透過
・反射手段300の赤外透過側に第1の測定セル3とそ
の第1の測定セル3に対応する第1の赤外線検出器5を
設けるとともに、前記第1の赤外透過・反射手段100
の赤外反射側に第2の測定セル7とその第2の測定セル
7と対応する第2の赤外線検出器9を設け、かつ前記第
2の赤外透過・反射手段300の赤外反射側に第3の測
定セル47とその第3の測定セル47と対応する第3の
赤外線検出器12を設けてなることを特徴としている。
【0012】請求項5に記載の発明では、例えば図6に
示すように、セル長が互いに異なる場合を含む複数の測
定セルを連通部を介して順次連通させて単一のガス経路
を構成してあるガス分析計にあって、光源1と第1の赤
外透過・反射手段100との間に第1の測定セル3を設
け、その第1の赤外透過・反射手段100の赤外透過側
に第2の赤外透過・反射手段300を設けるとともに、
その第2の赤外透過・反射手段300の赤外透過側に第
1の赤外線検出器5を設ける一方、前記第1の赤外透過
・反射手段100の赤外反射側に、第2の測定セル7と
その第2の測定セル7と対応する第2の赤外線検出器9
を設け、かつ前記第2の赤外透過・反射手段300の赤
外反射側に、第3の測定セル47とその第3の測定セル
47に対応する第3の赤外線検出器12を設けてなるこ
とを特徴としている。
【0013】請求項6に記載の発明では、例えば図7に
示すように、セル長が互いに異なる場合を含む複数の測
定セルを連通部を介して順次連通させて単一のガス経路
を構成してあるガス分析計にあって、光源1に隣接させ
て第1の赤外透過・反射手段100を設け、その第1の
赤外透過・反射手段100の赤外透過側に、第1の測定
セル3を介して第2の赤外透過・反射手段300を設
け、その第2の赤外透過・反射手段300の赤外透過側
と赤外反射側とにそれぞれ第1の赤外線検出器5と第3
の赤外線検出器12とを設ける一方、前記第1の赤外透
過・反射手段100の赤外反射側に、第2の測定セル7
7を介して第3の赤外透過・反射手段を設け、その第3
の赤外透過・反射手段300の赤外透過側と赤外反射側
とに、それぞれ第2の赤外線検出器9と、第4の赤外線
検出器41とを設けてなることを特徴としている。
【0014】請求項7に記載の発明では、例えば図11
に示すように、セル長が互いに異なる場合を含む複数の
測定セルを連通部を介して順次連通させて単一のガス経
路を構成してあり、かつ比較セルを有する光断続式のガ
ス分析計にあって、光源1に隣接させた光断続器Cと、
二室受光式の赤外線検出器Mとの間に、比較セルRと第
1の赤外透過・反射手段B1 および第1の測定セル3と
第2の赤外透過・反射手段B2 が並列に設けられ、前記
第2の赤外透過・反射手段B2 の赤外反射側に第1の赤
外線検出器5を設ける一方、前記第1の赤外透過・反射
手段B1 の赤外反射側に前記第1の測定セル3と連通さ
れた第2の測定セル7を介して第2の赤外線検出器9を
設けてなることを特徴としている。
【0015】請求項8に記載の発明では、図12に示す
ように、請求項7に記載の発明における第2の赤外透過
・反射手段B2 と第1の測定セル3との間に第3の赤外
透過・反射手段B3 を配置し、かつ、その第3の赤外透
過・反射手段B3 の赤外反射側に前記第1の測定セル3
と連通する第3の測定セル23をそれぞれ配置するとと
もに、その第3の測定セル23と対応する第3の赤外線
検出手段12を設けてなることを特徴としている。
【0016】請求項9に記載の発明では、例えば図13
に示すように、請求項7または請求項8に記載の発明に
おける光断続器Cと比較セルRとの間に、少なくとも一
対の赤外透過・反射手段B4 ,B5 を設け、その一方の
赤外透過・反射手段B4 の赤外反射側に第2の比較セル
1 を設けるとともに、他方の赤外透過・反射手段B5
の赤外反射側に前記第1の測定セル3および第2の測定
セル7と連通する第3の測定セル23を設け、かつその
第2の比較セルR1 と第3の測定セル23とに対応する
二室受光式の別の赤外線検出器M1 を設けてなることを
特徴としている。
【0017】請求項10に記載の発明では、例えば図1
4に示すように、セル長が互いに異なる場合を含む複数
の測定セルを連通部を介して順次連通させて単一のガス
経路を構成してあり、かつ比較セルを有する光断続式の
ガス分析計にあって、光源1に隣接させた光断続器C
と、二室受光式の赤外線検出器Mとの間に、互いに直列
に隣接配置した第1の赤外透過・反射手段B1 、比較セ
ルRおよび第2の赤外透過・反射手段B2 と、互いに直
列に隣接配置した第3の赤外透過・反射手段B3、第1
の測定セル3および第4の赤外透過・反射手段B4 とを
並列に設け、前記第1の赤外透過・反射手段B1 、第2
の赤外透過・反射手段B2 および第3の赤外透過・反射
手段B3 の各赤外反射側に、前記第1の測定セル3とそ
れぞれ連通する第2の測定セル7、第3の測定セル23
および第4の測定セル37と、各測定セルに対応する第
2の赤外線検出器9、第3の赤外線検出器12および第
4の赤外線検出器32を設けてなることを特徴としてい
る。
【0018】請求項11に記載の発明では、例えば図1
5に示すように、請求項10に記載の発明における第1
の測定セル3に隣接配置された第4の赤外透過・反射手
段B4 の赤外反射側に前記第1の測定セル3に連通する
第5の測定セル47と、その第5の測定セル47と対応
する第5の赤外線検出器34とを設けたことを特徴とし
ている。
【0019】請求項12に記載の発明では、例えば図1
5に示すように、請求項10または請求項11に記載の
発明における第4の赤外透過・反射手段B4 と第1の測
定セル3との間に1つもしくは複数の赤外透過・反射手
段B5 を隣接させて配置し、かつその赤外透過・反射手
段B5 の赤外反射側に、前記第1の測定セル3と連通す
る測定セル57を配置するとともに、その測定セル57
と対応する赤外線検出手段44を設けてなることを特徴
としている。
【0020】なお、上述の各請求項に記載の「測定セ
ル」、「赤外透過・反射手段」および「赤外線検出器」
の名称と符号は、構成内容を統一ないしは特定するもの
ではなく、同一名称・同一符号間で構成内容が異なる場
合も含まれるものとする。
【0021】請求項13に記載の発明では、請求項1な
いし請求項12のいずれかに記載の発明における赤外透
過・反射手段が、赤外の波長を分光する光学フィルタで
あることを特徴としている。
【0022】請求項14に記載の発明では、請求項1な
いし請求項12のいずれかに記載の発明における赤外透
過・反射手段が、赤外の光量を分割するハーフミラーま
たはビームスプリッターであることを特徴としている。
【0023】
【作用】セル長が互いに異なる場合を含む複数のセルを
連通部を介して順次連通させて単一のガス経路を構成し
てあるガス分析計にあって、それら各セルと赤外透過・
反射手段および赤外線検出器とを組み合わせることによ
り、流体変調(ガス変調)方式または光断続方式のいず
れをも単一のガス経路で構成簡易に形成することがで
き、高精度に多成分測定をおこなうことができる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例を、図面を参照しな
がら説明する。図1は、セル長(L2 )が60mmのN
X 測定セルおよびセル長(L1 )が1mmのCO2
定セルを単一のガス経路で連通させた2成分測定用のガ
ス分析計(NDIR)20を示す。同図にて、セル長L
1 ,L2 が互いに異なる複数の測定セル7(第2の測定
セル),3(第1の測定セル)を連通部21を介して連
通して単一のガス経路を構成してあり、光源1に、赤外
の波長を分光する赤外透過・反射手段としてのカットオ
ンフィルタ(光学フィルタ)100を隣接し、光学フィ
ルタ100の赤外透過側と赤外反射側にそれぞれ連通部
21で連通されているセル長L2 のNOX 測定セル3お
よびセル長L1 のCO2 測定セル7とコンデンサマイク
ロホン(NOX 用赤外線検出器)5および焦電形検出器
(CO2 用赤外線検出器)9を設けてある。なお、本実
施例では、測定セル3,7に対して、サンプルガス30
と図示しないリファレンスガスとが交互に供給される流
体変調(ガス変調)方式を採用している。
【0025】ちなみに、本実施例ではカットオンフィル
タ100は、干渉成分ガスを封入してなるガスフィルタ
セル22に内蔵されているが、必ずしも干渉成分ガスを
封入する必要はなく、適宜設定し得る。
【0026】以下、測定動作について説明する。サンプ
ルガス30(またはリファレンスガス)は、測定セル7
から連通部21を通り測定セル3に流れる。なお、サン
プルガス30の流れる方向は逆であってもよい。一方、
光源1から出射した赤外光Aは、図8に曲線Pで示す吸
光度特性を有するカットオンフィルタ100により、反
射光A1 (λ1 )と透過光A2 (λ2 )に分けられる。
すなわち、反射光A1(λ1 )はCO2 の吸収波長a
(≒4.3μm)以下の短い波長λ1 (≦a)を有し、
カットオンフィルタ100を透過した透過光A
2 (λ2 )は、それ以外の波長λ2 (>a)を有する。
【0027】この透過光A2 においては、一端側に設け
られたCaF2 窓2を介してセル長L2 が60mmのN
X 測定セル3を通過する間にその測定セル3内の測定
成分ガスが赤外線を吸収し、他端側に設けられたCaF
2 窓4を介して、図8に曲線Qで示す吸光度特性を有す
るNOバンドパスフィルタ400により、NOX ガス中
の吸収波長b(≒5.3μm)のみが透過してNOX
出器5に至る。一方、反射光A1 は、CaF2 窓6を介
してCO2 測定セル7を通過し、測定成分ガスによる吸
収が行われた後、CaF2 窓8を介して、図9に曲線R
で示す吸光度特性を有するCO2 バンドパスフィルタ2
00により、CO2 ガスの吸収波長a(≒4.3μm)
のみが透過してCO2 検出器9に至る。
【0028】このように本実施例では、測定成分(NO
とCO2 )毎にそれぞれ適合するセル長L2 ,L1 を有
する2つの測定セル3,7を設け、かつ、これら各測定
セル3,7を連通させて単一のガス経路を構成する一
方、光源1側にカットオンフィルタ100を設け、該カ
ットオンフィルタ100の赤外透過側と赤外反射側にそ
れぞれ連通部21で連通されている上記各測定セル3,
7を配置し、その各測定セル3,7毎に検出器5,9を
設けたので、適合するセル長L2 ,L1 の異なる2測定
成分(NOX とCO2 )を単経路のみで高精度に測定で
きる。
【0029】図2は、光源1とガスフィルタセル22間
に光源1からの赤外光を断続させる回転チョッパ(光断
続器)Cを設けた光断続(光変調)方式のNDIR20
で、上記第1実施例と同様の2成分測定を行うようにし
たもので、この発明の第2実施例を示す。なお、符号3
3はN2 などの不活性ガスが封入されている比較セルで
あって、この比較セル33内では光源1からの赤外光は
吸収されずに常に一定光量が二室受光式の赤外線検出器
5に到達する。したがって、測定セル3と比較セル33
の入射赤外線量に差が生じ、しかもこの両赤外線は回転
チョッパ32で断続されているので、赤外線検出器5内
のコンデンサマイクロホンが振動する。この振動による
静電容量の変化を取り出せば、それをNOX ガス濃度の
信号として処理できる。
【0030】図3は第3の実施例を示し、光源1側に第
1の赤外透過・反射手段としての赤外の波長を分光する
カットオンフィルタ100を設け、該第1光学フィルタ
100の赤外透過側と赤外反射側にそれぞれ連通部21
で連通されているセル長L2が60mmのNOX 測定セ
ル3およびセル長L1 が1mmのCO2 測定セル7とN
X 用赤外線検出器5およびCO2 用赤外線検出器9を
設け、更に、NOX 測定セル3とNOX 用赤外線検出器
5間に第2の赤外透過・反射手段としてのNOX バンド
パスフィルタ300を設け、かつ、NOX 用赤外線検出
器5をNOX バンドパスフィルタ300の赤外透過側に
設ける一方、NOX バンドパスフィルタ300の赤外反
射側にSO2 用赤外線検出器12を設けて3成分(N
O,CO2およびSO2 )測定を行うようにしたもので
ある。なお、本実施例ではNOX バンドパスフィルタ3
00は、干渉成分ガスを封入してなるガスフィルタセル
24に内蔵されているが、必ずしも干渉成分ガスを封入
する必要はなく、適宜設定し得る。なお、本実施例から
第7の実施例までは、上記第1実施例の場合と同様に流
体変調方式のNDIR20を使用している。
【0031】以下、測定動作について説明する。図3に
て、3成分(NO,CO2 およびSO2 )測定について
説明する。本実施例の特徴は、図1、図2で示した第
1,2実施例における透過光A2 (λ2 )を反射光A3
(λ3 )と透過光A4 (λ4 )に分け、反射光A3 (λ
3 )および透過光A4 をそれぞれSO2 用赤外線検出器
12およびNOX 用赤外線検出器5に入射させるため
に、図10に曲線Tで示す吸光度特性を有するNOX
ンドパスフィルタ(反射スペクトル)300を用いた点
にある。すなわち、サンプルガス30(またはリファレ
ンスガス)は、測定セル7から連通部21を通り測定セ
ル3に流れる。なお、サンプルガス30の流れる方向は
逆であってもよい。
【0032】上述の透過光A2 (λ2 )がNOバンドパ
スフィルタ(反射スペクトル)300により、反射光A
3 (λ3 )と透過光A4 (λ4 )に分けられる。すなわ
ち、透過光A4 (λ4 )は、図10における領域Fで示
す範囲の波長λ4 (b−Δb≦λ4 ≦b+Δb)を有
し、NOバンドパスフィルタ(反射スペクトル)300
を反射した反射光A3 (λ3 )は、それ以外の波長λ3
(a<λ3 <b−Δb,b+Δb<λ3 )を有する。そ
して、この透過光A4 においては、NOバンドパスフィ
ルタ(反射スペクトル)300の一端側に設けられたC
aF2 窓10を介して、図8に曲線Qで示す特性を有す
るNOバンドパスフィルタ400により、NOガスの吸
収波長b(=5.3μm)のみが透過してNO検出器5
に至る。一方、反射光A3 は、CaF2 窓11を介し
て、図10に曲線Vで示す特性を有するSO2 バンドパ
スフィルタ500により、SO2 ガスの吸収波長c(=
7.3μm)のみが透過してSO2 検出器12に至る。
【0033】図4は第4の実施例を示し、第2光学フィ
ルタ300の赤外反射側に補助の測定セル23を設ける
ことにより、SO2 検出器12の感度を向上させるよう
にしたもので、その測定セル23を連通部25を介して
測定セル3に連通させてある。これにより、セル長を上
記第3実施例の(L2 )から(L2 +L3 )にアップで
き、セル長を長く設定できることにより、SO2 検出器
12の感度を上げることができる。
【0034】図5は第5の実施例を示し、光源1側に隣
接させた第1の赤外透過・反射手段100の一方(赤外
透過)側にNOX バンドパスフィルタ(第2の赤外透過
・反射手段)300を設け、第1の赤外透過・反射手段
100の他方(赤外反射)側に測定セル7および赤外線
検出器9を設けるとともに、第2の赤外透過・反射手段
300の一方(赤外反射)側に連通部26を介して測定
セル7に連通させた別の測定セル(第3の測定セル,セ
ル長L5 )47および赤外線検出器12を設け、かつ、
第2の赤外透過・反射手段300の他方(赤外透過)側
に連通部27を介して測定セル47に連通させた測定セ
ル3および赤外線検出器5を設けて3成分測定を行うよ
うにしたものである。なお、この実施例では、第1の赤
外透過・反射手段100の一方側を赤外透過側に、第2
の赤外透過・反射手段300の一方側を赤外反射側にそ
れぞれ設定したものを示したが、第1の赤外透過・反射
手段100の一方側を赤外反射側に、第2の赤外透過・
反射手段300の一方側を赤外透過側にそれぞれ設定し
たものであってもよい。
【0035】図6は第6の実施例を示し、光源1側に測
定セル3および赤外線検出器5を設け、両者3,5間に
カットオンフィルタ(第1の赤外透過・反射手段)10
0およびNOX バンドパスフィルタ(第2の赤外透過・
反射手段)300を介装するとともに、該第2の赤外透
過・反射手段300を第1の赤外透過・反射手段100
の一方(赤外透過)側に直列に設け、かつ、赤外線検出
器5を第2の赤外透過・反射手段300の一方(赤外透
過)側に設けるとともに、第1の赤外透過・反射手段1
00の他方(赤外反射)側に連通部28を介して測定セ
ル3に連通される測定セル7および赤外線検出器9を設
け、更に、第2の赤外透過・反射手段300の他方(赤
外反射)側に連通部29を介して測定セル7に連通され
る測定セル(セル長L5 )47および赤外線検出器12
を設けて3成分測定を行うようにしたものである。な
お、この実施例では、第1の赤外透過・反射手段100
の一方側を赤外透過側に、第2の赤外透過・反射手段3
00の一方側を赤外透過側にそれぞれ設定したものを示
したが、第1の赤外透過・反射手段100の一方側を赤
外反射側に、第2の赤外透過・反射手段300の一方側
を赤外反射側にそれぞれ設定したものであってもよい。
【0036】図7は第7の実施例を示し、図3に示した
第3実施例の流体変調方式のNDIR20に、第3の赤
外透過・反射手段としてのCO2 バンドパスフィルタ2
00を付加して4成分(NO,CO2 ,SO2 およびC
O)測定を行うようにしたものである。
【0037】この実施例においては、光源1側に赤外の
波長を分光するカットオンフィルタ(第1の赤外透過・
反射手段)100を設け、カットオンフィルタ100の
赤外透過側と赤外反射側にそれぞれ連通部21で連通さ
れているセル長L2 が60mmのNOX 測定セル3およ
びセル長L4 が1mmのCO2 測定セル77とNOX
赤外線検出器5およびCO2 用赤外線検出器9を設け、
更に、NOX 測定セル3とNOX 用赤外線検出器5間に
NOX バンドパスフィルタ(第2の赤外透過・反射手
段)300を設け、かつ、NOX 用赤外線検出器5をN
Oバンドパスフィルタ300の赤外透過側に設ける一
方、NOX バンドパスフィルタ300の赤外反射側にS
2 用赤外線検出器12を設け、CO2 用赤外線検出器
9とCO2 測定セル77間に、図9に曲線Rで示す特性
を有するCO2 バンドパスフィルタ200を設け、CO
2 用赤外線検出器9をCO2 バンドパスフィルタ200
の赤外透過側に設けるとともに、CO2 バンドパスフィ
ルタ200の赤外反射側にCOバンドパスフィルター6
00を介してCO用赤外線検出器41を設けてある。
【0038】図11図15は、光断続式のNDIR2
0のその他の実施例を示す。
【0039】図11は第8の実施例を示し、光源1に隣
接させた光断続器Cと、二室受光式の赤外線検出器Mと
の間に、比較セルRと第1の赤外透過・反射手段B1
よび第1の測定セル3と第2の赤外透過・反射手段B2
を並列に設け、前記第2の赤外透過・反射手段B2 の赤
外反射側に第1の赤外線検出器5を設ける一方、前記第
1の赤外透過・反射手段B1 の赤外反射側に前記第1の
測定セル3と連通された第2の測定セル7を介して第2
の赤外線検出器9を設けている。
【0040】図12は第9の実施例を示し、第2の赤外
透過・反射手段B2 と第1の測定セル3との間に第3の
赤外透過・反射手段B3 を配置し、かつ、その第3の赤
外透過・反射手段B3 の赤外反射側に前記第1の測定セ
ル3と連通する第3の測定セル23をそれぞれ配置する
とともに、その第3の測定セル23と対応する第3の赤
外線検出手段12を設けている。
【0041】図13は第10の実施例を示し、光断続器
Cと比較セルRとの間に、一対の赤外透過・反射手段B
4 ,B5 を設け、その一方の赤外透過・反射手段B4
赤外反射側に第2の比較セルR1 を設けるとともに、他
方の赤外透過・反射手段B5の赤外反射側に前記第1の
測定セル3および第2の測定セル7と連通する第3の測
定セル23を設け、かつその第2の比較セルR1 と第3
の測定セル23とに対応する二室受光式の別の赤外線検
出器M1 を設けるとともに、第1の測定セル3と二室受
光式の赤外線検出器Mとの間に2つの赤外透過・反射手
段B2 ,B3 を設け、その赤外反射側に第4、第5の測
定セル37,47および赤外線検出器32,34を配置
している。なお、この場合、サンプルガスは第4の測定
セル37から第5、第1、第3、第2の測定セル7へと
流れるが、その逆方向でもよい。
【0042】図14は第11の実施例を示し、光源1に
隣接させた光断続器Cと、二室受光式の赤外線検出器M
との間に、互いに直列に隣接配置した第1の赤外透過・
反射手段B1 、比較セルRおよび第2の赤外透過・反射
手段B2 と、互いに直列に隣接配置した第3の赤外透過
・反射手段B3 、第1の測定セル3および第4の赤外透
過・反射手段B4 とを並列に設け、前記第1の赤外透過
・反射手段B1 、第2の赤外透過・反射手段B2 および
第3の赤外透過・反射手段B3 の各赤外反射側に、それ
ぞれ前記第1の測定セル3と連通する第2の測定セル
7、第3の測定セル23および第4の測定セル37と、
各測定セルに対応する第2の赤外線検出器9、第3の赤
外線検出器12および第4の赤外線検出器32を設けて
いる。
【0043】図15は第4の赤外透過・反射手段B4
第1の測定セル3との間に第5の赤外透過・反射手段B
5 を隣接させて配置し、かつその第4,第5の赤外透過
・反射手段B4 ,B5 の各赤外反射側に前記第1の測定
セル3と連通する測定セル47,57を配置するととも
に、その測定セル47,57と対応する赤外線検出手段
34,44を設けている。
【0044】上述の図11図15に示す各実施例にお
ける作用効果は、前述した図1図7に示す各実施例と
基本的に同等であり、その説明は省略する。なお、本発
明は上記各実施例に限定されるものではなく、赤外透過
・反射手段、測定セルおよび赤外線検出器の組み合わせ
は、上記各実施例に準じて適宜変更設定されてよいこと
はいうまでもない。なお、図示のセル長L1 ,…の各符
号はその「長さ」を特定するものではなく、各測定セル
間の長さが異なる場合を示すものとする。
【0045】このように、上述した各実施例において、
測定成分毎に適合するセル長を有する測定セルをそれぞ
れ設け、かつ、これら各測定セルを連通させて単一のガ
ス経路を構成する一方、光源側に1つあるいは複数の赤
外透過・反射手段を設け、該赤外透過・反射手段の赤外
透過側と赤外反射側にそれぞれ連通部で連通されている
前記各測定セルを配置し、各測定セル毎に赤外線検出器
を設けたので、異なる濃度の複数の測定成分を単一のガ
ス経路で測定できる。
【0046】なお、上記実施例においては、赤外透過・
反射手段として赤外の波長を分光する光学フィルタを用
いたものを示したが、赤外の光量を分割するハーフミラ
ーあるいはビームスプリッターを用いても良い。この場
合、その透過・反射面が各セルの光軸に対して45°の
傾斜角を有してガスフィルタセル内に設けるのが好まし
い。
【0047】そして、ビームスプリッターによる各検出
器への光量の分割比は、通常1:1にて使用するが、検
出器特有の感度差がある場合には、反射率を調節したも
のを用いて1:2又はそれ以上の比率のものを用いて、
各検出器の検出感度に見合った光量を配分する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
濃度や測定成分毎に適合するセル長を有する測定セルを
それぞれ設け、かつ、これら各測定セルを連通させて単
一のガス経路を構成する一方、光源側に赤外透過・反射
手段を設け、該赤外透過・反射手段の赤外透過側と赤外
反射側にそれぞれ連通部で連通されている前記各測定セ
ルを配置し、各測定セル毎に赤外線検出器を設けたの
で、適合するセル長の異なる複数の測定成分を単一のガ
ス経路の簡易な構成で、高精度に測定できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す構成説明図であ
る。
【図2】この発明の第2実施例を示す構成説明図であ
る。
【図3】この発明の第3実施例を示す構成説明図であ
る。
【図4】この発明の第4実施例を示す構成説明図であ
る。
【図5】この発明の第5実施例を示す構成説明図であ
る。
【図6】この発明の第6実施例を示す構成説明図であ
る。
【図7】この発明の第7実施例を示す構成説明図であ
る。
【図8】この発明で用いた赤外透過・反射手段の波長分
光特性を示す特性図である。
【図9】同じくこの発明で用いた赤外透過・反射手段の
波長分光特性を示す特性図である。
【図10】同じくこの発明で用いた赤外透過・反射手段
の波長分光特性を示す特性図である。
【図11】この発明の第8実施例を示す構成説明図であ
る。
【図12】この発明の第9実施例を示す構成説明図であ
る。
【図13】この発明の第10実施例を示す構成説明図で
ある。
【図14】この発明の第11実施例を示す構成説明図で
ある。
【図15】この発明の第12実施例を示す構成説明図で
ある。
【符号の説明】
1…光源、3,7,23,37,47,57,67,7
7…測定セル、5,9,12,32,34,41,4
4,M,M1 …赤外線検出器、21,25,26,2
7,28,29…連通部、100,200,300,B
1 ,B2 ,B3 ,B4 ,B5 …赤外透過・反射手段、C
…光断続器、R,R1 …比較セル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 直仁 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (72)発明者 米田 有利 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (72)発明者 大西 敏和 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (56)参考文献 実開 昭63−181855(JP,U) 実開 昭64−34553(JP,U) 実公 昭43−15760(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/00 - 21/61 JICSTファイル(JOIS)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セル長が互いに異なる場合を含む複数の
    測定セルを連通部を介して順次連通させて単一のガス経
    路を構成してあるガス分析計であって、光源に隣接させ
    て赤外透過・反射手段を設け、その赤外透過・反射手段
    の赤外透過側と赤外反射側にそれぞれ前記連通部で連通
    されている少なくとも一組の測定セルを前記赤外透過・
    反射手段に隣接させて設けるとともに、前記測定セルに
    それぞれ対応する赤外線検出器を設けたことを特徴とす
    るガス分析計。
  2. 【請求項2】 セル長が互いに異なる場合を含む複数の
    測定セルを連通部を介して順次連通させて単一のガス経
    路を構成してあるガス分析計であって、光源に隣接させ
    て第1の赤外透過・反射手段を設け、その第1の赤外透
    過・反射手段の赤外透過側と赤外反射側にそれぞれ前記
    連通部で連通されている第1の測定セルおよび第2の測
    定セルを設け、前記第1の測定セルと、その第1の測定
    セルと対応する第1の赤外線検出器との間に第2の赤外
    透過・反射手段を設けるとともに、その第2の赤外透過
    ・反射手段の赤外反射側に第3の赤外線検出器を設ける
    一方、前記第2の測定セルに対応する第2の赤外線検出
    器を設けてなることを特徴とするガス分析計。
  3. 【請求項3】 前記第1の赤外透過・反射手段の赤外反
    射側と第3の赤外線検出器との間に第3の測定セルを介
    在させてなることを特徴とする請求項2に記載のガス分
    析計。
  4. 【請求項4】 セル長が互いに異なる場合を含む複数の
    測定セルを連通部を介して順次連通して単一のガス経路
    を構成してあるガス分析計であって、光源に隣接させて
    第1の赤外透過・反射手段と、その第1の赤外透過・反
    射手段の赤外透過側に第2の赤外透過・反射手段を連設
    するとともに、その第2の赤外透過・反射手段の赤外透
    過側に第1の測定セルとその第1の測定セルに対応する
    第1の赤外線検出器を設けるとともに、前記第1の赤外
    透過・反射手段の赤外反射側に第2の測定セルとその第
    2の測定セルと対応する第2の赤外線検出器を設け、か
    つ前記第2の赤外透過・反射手段の赤外反射側に第3の
    測定セルとその第3の測定セルと対応する第3の赤外線
    検出器を設けてなることを特徴とするガス分析計。
  5. 【請求項5】 セル長が互いに異なる場合を含む複数の
    測定セルを連通部を介して順次連通させて単一のガス経
    路を構成してあるガス分析計であって、光源と第1の赤
    外透過・反射手段との間に第1の測定セルを設け、その
    第1の赤外透過・反射手段の赤外透過側に第2の赤外透
    過・反射手段を設けるとともに、その第2の赤外透過・
    反射手段の赤外透過側に第1の赤外線検出器を設ける一
    方、前記第1の赤外透過・反射手段の赤外反射側に、第
    2の測定セルとその第2の測定セルと対応する第2の赤
    外線検出器を設け、かつ前記第2の赤外透過・反射手段
    の赤外反射側に、第3の測定セルとその第3の測定セル
    に対応する第3の赤外線検出器を設けてなることを特徴
    とするガス分析計。
  6. 【請求項6】 セル長が互いに異なる場合を含む複数の
    測定セルを連通部を介して順次連通させて単一のガス経
    路を構成してあるガス分析計であって、光源に隣接させ
    て第1の赤外透過・反射手段を設け、その第1の赤外透
    過・反射手段の赤外透過側に、第1の測定セルを介して
    第2の赤外透過・反射手段を設け、その第2の赤外透過
    ・反射手段の赤外透過側と赤外反射側とにそれぞれ第1
    の赤外線検出器と第3の赤外線検出器とを設ける一方、
    前記第1の赤外透過・反射手段の赤外反射側に、第2の
    測定セルを介して第3の赤外透過・反射手段を設け、そ
    の第3の赤外透過・反射手段の赤外透過側と赤外反射側
    とに、それぞれ第2の赤外線検出器と、第4の赤外線検
    出器とを設けてなることを特徴とするガス分析計。
  7. 【請求項7】 セル長が互いに異なる場合を含む複数の
    測定セルを連通部を介して順次連通させて単一のガス経
    路を構成してあり、かつ比較セルを有する光断続式のガ
    ス分析計であって、光源に隣接させた光断続器と、二室
    受光式の赤外線検出器との間に、比較セルと第1の赤外
    透過・反射手段および第1の測定セルと第2の赤外透過
    ・反射手段が並列に設けられ、前記第2の赤外透過・反
    射手段の赤外反射側に第1の赤外線検出器を設ける一
    方、前記第1の赤外透過・反射手段の赤外反射側に前記
    第1の測定セルと連通された第2の測定セルを介して第
    2の赤外線検出器を設けてなることを特徴とするガス分
    析計。
  8. 【請求項8】 前記第2の赤外透過・反射手段と第1の
    測定セルとの間に第3の赤外透過・反射手段を配置し、
    かつ、その第3の赤外透過・反射手段の赤外反射側に前
    記第1の測定セルと連通する第3の測定セルをそれぞれ
    配置するとともに、その第3の測定セルと対応する第3
    の赤外線検出手段を設けてなることを特徴とする請求項
    7に記載のガス分析計。
  9. 【請求項9】 前記光断続器と比較セルとの間に、少な
    くとも一対の赤外透過・反射手段を設け、その一方の赤
    外透過・反射手段の赤外反射側に第2の比較セルを設け
    るとともに、他方の赤外透過・反射手段の赤外反射側に
    前記第1の測定セルおよび第2の測定セルと連通する第
    3の測定セルを設け、かつその第2の比較セルと第3の
    測定セルとに対応する二室受光式の別の赤外線検出器を
    設けてなることを特徴とする請求項7または請求項8に
    記載のガス分析計。
  10. 【請求項10】 セル長が互いに異なる場合を含む複数
    の測定セルを連通部を介して順次連通させて単一のガス
    経路を構成してあり、かつ比較セルを有する光断続式の
    ガス分析計であって、光源に隣接させた光断続器と、二
    室受光式の赤外線検出器との間に、互いに直列に隣接配
    置した第1の赤外透過・反射手段、比較セルおよび第2
    の赤外透過・反射手段と、互いに直列に隣接配置した第
    3の赤外透過・反射手段、第1の測定セルおよび第4の
    赤外透過・反射手段とを並列に設け、前記第1の赤外透
    過・反射手段、第2の赤外透過・反射手段および第3の
    赤外透過・反射手段の各赤外反射側に、前記第1の測定
    セルとそれぞれ連通する第2の測定セル、第3の測定セ
    ルおよび第4の測定セルと、各測定セルに対応する第2
    の赤外線検出器、第3の赤外線検出器および第4の赤外
    線検出器を設けてなることを特徴とするガス分析計。
  11. 【請求項11】 前記第1の測定セルに隣接配置された
    第4の赤外透過・反射手段の赤外反射側に前記第1の測
    定セルに連通する第5の測定セルと、その第5の測定セ
    ルと対応する第5の赤外線検出器とを設けたことを特徴
    とする請求項10に記載のガス分析計。
  12. 【請求項12】 前記第4の赤外透過・反射手段と第1
    の測定セルとの間に1つもしくは複数の赤外透過・反射
    手段を隣接させて配置し、かつその赤外透過・反射手段
    の赤外反射側に、前記第1の測定セルと連通する測定セ
    ルを配置するとともに、その測定セルと対応する赤外線
    検出手段を設けてなることを特徴とする請求項10また
    は請求項11に記載のガス分析計。
  13. 【請求項13】 赤外透過・反射手段が赤外の波長を分
    光する光学フィルタである請求項112のいずれかに
    記載のガス分析計。
  14. 【請求項14】 赤外透過・反射手段が赤外の光量を分
    割するハーフミラーまたはビームスプリッターである請
    求項112のいずれかに記載のガス分析計。
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