JP3174255U - 芳香発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】香りの放散効果を得ながら、小型且つ薄型の芳香発生装置を実現する。
【解決手段】芳香成分発生装置1は上側筐体10と下側筐体20とからなり、平面視して矩形状で所定厚みの筐体を備える。筐体内には、薄型の圧電ポンプ30、芳香成分が染みこんだ平膜状のパッド60、平板状の制御用基板40、薄型のボタン電池50が、平面視して隣り合うように配置されている。圧電ポンプ30の気体流出孔300から送出された気体は、第1気体流通溝111によって形成される芳香成分発生装置1の表面に平行な方向に延びる第1気体流通路を介して、パッド60が配置された第2内部空間内に送入する。この気流により、第2内部空間内の芳香成分を含む気体は、第2気体流通溝113によって形成される芳香成分発生装置1の表面に平行な方向に延びる第2気体流通路を介して気体放散口11へ導かれ、当該気体放散口11から外部へ放散される。
【選択図】 図8

Description

本発明は、芳香成分を所定領域へ放散する芳香発生装置、特に携帯が容易な薄型の芳香発生装置に関する。
近年、気分のリフレッシュやリラックス効果のある芳香を発生させる電気機器に対する需要があり、例えば、特許文献1には、携帯電話機に装着可能な芳香発生装置が開示されている。特許文献1の芳香発生装置は、芳香剤保持体が内部に設置された筐体と、この筐体に気体を流入する送風ポンプと、を備える。
特許文献1の芳香発生装置には、送風ポンプから筐体内部へ気体を流入する流入口に逆止弁が備えられるとともに、送風ポンプからの送風によって、筐体内部から外部へ、芳香成分を含む気体流を放散する放出口が備えられている。そして、放出口には、駆動回路によって開閉が制御される能動バルブが備えられている。
特許文献1の芳香発生装置では、芳香成分を放散する場合、送風ポンプを駆動させることで気体を筐体内に流入させ、さらに駆動回路を制御することにより能動バルブを開放する。これにより、筐体内部の芳香成分が気体流にのって外部へ放散される。一方、芳香成分を放散させない場合、送風を停止し、能動バルブを閉じる。
そして、特許文献1に記載の芳香発生装置では、送風ポンプから流出された気体を、香り源が入れられた縦長の流路に通す構造を有する。
特開2003−310740号公報
しかしながら、特許文献1に記載の芳香発生装置では、十分な香りの放散効果を得るためには、流路を長く取らなければならず、小型化、および特に薄型化が容易ではない。さらに、特許文献1に記載の芳香発生装置では、縦長の流路の入口および出口に能動弁および逆止弁をそれぞれ設けるため、さらに小型化および薄型化が容易ではない。
本発明の目的は、香りの放散効果を得ながら、小型且つ薄型に形成できる芳香発生装置を実現することにある。
この発明は、気体放散口を備え、対向する第1主平面および第2主平面を有する略矩形であり第1主平面および第2主平面に直交する方向に所定厚みである筐体と、対向する第3主平面と第4主平面とを有する所定厚みの略平板状からなり内蔵する圧電素子の屈曲振動によって、4主平面側から取り込んだ気体を所定の流量で第3主平面から流出する圧電ポンプと、対向する第5主平面と第6主平面とを有する平膜状からなり芳香成分が充填された芳香成分保持部材と、を備え、圧電ポンプと芳香成分保持部材とが筐体に収納された芳香発生装置に関する。
この芳香発生装置では、第3主平面と第5主平面とが第1主平面に略平行になるように、且つ、第3主平面と第5主平面とが厚みの方向に沿って略同じ位置となり、且つ、筐体を平面視して隣り合うように、圧電ポンプと芳香成分保持部材とが筐体内に配置されている。
筐体は、圧電ポンプの第3主平面の気体流出孔に第1端が連通し、芳香成分保持部材の第5主平面上を通り、気体放散口に第2端が連通する、第1主平面に略平行な方向へ延びる形状の気体流通路を備える。
この構成では、圧電ポンプと芳香成分保持部材とが薄く、且つこれらが厚み方向に並ばない。さらに、圧電ポンプから流出された気体が芳香成分保持部材を介して、気体放散口へ導かれる気体流通路が厚み方向に直交する方向に延びる形状であるので、香りの放散効果を得るために気体が芳香成分保持部材に接触する経路長を長くしても、筐体が厚くならない。
また、この発明の芳香発生装置の気体放散口は、筐体の第1主平面に形成されていることが好ましい。
この構成では、筐体に対する気体放散口の設ける位置の具体的な一例を示している。この構成により、装置から放散される香りは、筐体の第1主平面側から放散される。
また、この発明の芳香発生装置では、筐体を平面視した状態で、気体放散口は、芳香成分保持部材と異なる位置に配置されていることが好ましい。
この構成では、芳香成分がパッド等に充填した液体である場合に、気体放散口から直接液体が飛散することを防止できる。
また、この発明の芳香発生装置では、筐体を平面視した状態で、気体放散口は、圧電ポンプと重なる位置に配置されていることが好ましい。
この構成では、気体流通路の気体放散口側の一部が、平面視して圧電ポンプと重なるので、平面視した面積を小さくすることができる。
また、この発明の芳香発生装置では、次の構成であることが好ましい。芳香成分保持部材は、第1辺と、該第1辺に直交し第1辺よりも長さが短い第2辺を有する。気体流通路は、第1辺の一方端付近が圧電ポンプの気体流出孔に連通し、第1辺の他方端付近が気体放散口に連通する形状からなる。
この構成では、気体流通路が芳香成分保持部材上を通過する距離を長くしながら、芳香成分保持部材をできる限り小さくできる。
また、この発明の芳香発生装置では、気体流通路は、第1主平面に平行な幅方向の長さよりも、厚み方向に平行な深さ方向の長さが小さいことが好ましい。
この構成では、筐体内に形成する気体流通路の高さが低いことで、芳香発生装置の高さを低く(厚みを薄く)することができる。
また、この発明の芳香発生装置では、気体流通路は、第1端から芳香成分保持部材までの距離に対して、芳香成分保持部材から第2端までの距離が短いことが好ましい。
この構成では、芳香成分保持部材から気体放散口までの距離が短くなるため、より効果的に、香りを放散することができる。
また、この発明の芳香発生装置では、次の構成であることが好ましい。筐体は、芳香成分保持部材を収容するトレイ部材を備える。トレイ部材は、筐体に対して着脱可能に取り付けられている。
この構成では、トレイ部材に収容する芳香成分保持部材の種類を取り替えることが容易になる。
この発明によれば、香りの放散効果を得ながら、小型且つ薄型の芳香発生装置を形成することができる。
本考案の実施形態に係る芳香発生装置1の平面図である。 本考案の実施形態に係る芳香発生装置1の底面図である。 本考案の実施形態に係る芳香発生装置1の正面図である。 本考案の実施形態に係る芳香発生装置1の左側面図である。 本考案の実施形態に係る芳香発生装置1の右側面図である。 上側筐体10、下側筐体20、トレイ部材21、電池用蓋22からなる筐体の側面断面図である。 トレイ部材21の平面図および側面断面図である。 芳香発生装置1の各構成要素の配置図および断面図である。 圧電ポンプ30の構成および駆動概念を示す図である。 圧電ポンプ30を上側筐体10に設置する態様を示す分解斜視図である。 圧電ポンプ30を上側筐体10に設置する領域の気体流通路の構造を説明するための平面図および断面図である。 トレイ部材21の引き出し構造を説明するための図である。
本考案の実施形態に係る芳香発生装置について、図を参照して説明する。図1は本考案の実施形態に係る芳香発生装置1の平面図である。図2は本考案の実施形態に係る芳香発生装置1の底面図である。図3は本考案の実施形態に係る芳香発生装置1の正面図である。図4は本考案の実施形態に係る芳香発生装置1の左側面図である。図5は本考案の実施形態に係る芳香発生装置1の右側面図である。図6は、上側筐体10、下側筐体20、トレイ部材21、電池用蓋22からなる筐体の側面断面図である。図7(A)はトレイ部材21の平面図であり、図7(B)はトレイ部材21の側面断面図である。図7(B)は、図7(A)のC−C’断面を示す図である。図8(A)は芳香発生装置1の各構成要素の配置図であり、図8(B)は図8(A)に示したA−A’断面図である。
芳香発生装置1は、上側筐体10、下側筐体20、トレイ部材21、電池用蓋22を備える。
上側筐体10は、図1、図6に示すように、天面壁10Aと外周壁10Bとを備える。天面壁10Aは、平面視した形状が略矩形状の平板からなる。天面壁10Aの平面視した角部は、曲線状に面取りされた形状からなる。外周壁10Bは、天面壁10Aの外周に沿って、全周に亘り形成されている。外周壁10Bは、天面壁10Aの平板面に対して直交する方向に延びる形状で形成されている。外周壁10Bは全周に亘り略同じ高さで形成されている。このように構造により、上側筐体10は、所定の高さを有する箱形で、且つ底面側が開口する形状からなる。なお、この上側筐体10の天面壁10Aの表面が本発明の「第1主平面」に相当する。
上側筐体10は、さらに、図6に示すように、内部壁16,17,18を備える。内部壁16,17,18は、天面壁10Aの底面側から突出する形状からなり、それぞれが適宜所定高さで形成されている。内部壁16,17,18は、天面壁10Aの短手方向に沿って延びる形状からなる。内部壁16,17,18は、天面壁10Aの長手方向に沿って、それぞれ適宜間隔をおいて形成されている。このような内部壁16,17,18によって、上側筐体10の底面側には、所定の深さ(高さ)からなる上側第1凹部110、上側第2凹部120、上側第3凹部130、および上側第4凹部140が形成される。これらの凹部は、上側筐体10の長手方向に沿って配列形成されており、長手方向の一方端から、上側第2凹部120、上側第1凹部110、上側第3凹部130、上側第4凹部140の順に形成されている。この際、上側第2凹部120は、上側筐体10の長手方向の寸法よりも上側筐体10の短手方向の寸法が長くなるように、形成されている。
また、図1に示すように、上側筐体10の天面壁10Aには、複数の気体放散口11とスイッチボタン用の貫通穴15が形成されている。なお、気体放散口は1つの吸い込み口と略同一面積になっている。気体放散口11は、天面壁10Aを垂直に貫通して上側第1凹部110につながるように形成されている。貫通穴15は、上側第3凹部130につながるように形成されている。
貫通穴15には、ボタン部材14が挿嵌されている。ボタン部材14は、上側筐体10を側面視して、当該上側筐体10の天面壁の表面から部分的に突出するように配置されている。なお、ボタン部材14が突出しないようにしてもよい。このように突出しないようにすることで、芳香発生装置1を鞄等に閉まった状態で誤ってボタン部材14が押されることを防止できる。
図1、図3、図6に示すように、上側筐体10の天面壁10Aと側面壁10Bの所定領域には、溝12が形成されている。より具体的には、溝12は、天面壁における貫通穴15の形成領域を含み、気体放散口11を含まない領域に形成されている。溝12には化粧パーツ13が配置されている。化粧パーツ13は、溝12に収まる形状で配設されている。化粧パーツ13は、溝12に対して着脱可能に取り付けられている。
下側筐体20は、図2、図3、図6に示すように、底面壁20Aと外周壁20B,20Cとを備える。底面壁20Aは、平面視した形状が略矩形状の平板からなる。この下側筐体20の底面壁20Aの表面が本発明の「第2主平面」に相当する。外周壁20B,20Dは、底面壁20Aの平板面に対して直交する方向に延びる形状で形成されている。外周壁20Bは、底面壁20Aの長手方向に沿った両辺に形成されている。外周壁20Dは、底面壁20Aの短手方向に沿った一方の辺に形成されている。この辺は、上側筐体10を下側筐体20組み合わせた状態で、上側筐体10の内部壁18の形成位置に対向する。外周壁20Dと内部壁18はかみ合うことにより、上側筺体10と下側筺体20が離脱しないようなツメ構造になっている。底面壁20Aの短手方向に沿った他方の辺には、外周壁は形成されていない。この辺は、上側筐体10の内部壁16が当接する。
これら下側筐体20の底面壁20Aと外周壁20B,20Dによって、図6に示すように、下側第1凹部201が形成されている。
下側筐体20の底面壁20Aには、図2に示すように、気体吸入孔200が形成されている。気体吸入孔200は、下側筐体20の底面壁20Aを貫通するように形成されている。
下側筐体20の内部壁20Cは、底面壁20Aの天面側から突出する形状からなり、所定高さで形成されている。内部壁20Cは、底面壁20Aの短手方向に沿って延びる形状からなる。内部壁20Cは、図6に示すように、上側筐体10と下側筐体20とを組み合わせた時に上側筐体10の内部壁17に対向する位置に、形成されている。
このような形状の上側筐体10と下側筐体20とを組み合わせる。この際、図6に示すように、上側筐体の長手方向に沿った外周壁10Bと下側筐体20の外周壁20Bとを当接させ、上側筐体10の内部壁18と下側筐体20の外周壁20Dと先端同士を当接させる。また、上側筐体10の内部壁16の先端を下側筐体20の外周壁20Dと反対側の辺に当接させる。このような構成により、上側第1凹部110と下側第1凹部201とによる第1内部空間が構成される。また、上側第3凹部130と下側第1凹部201とによる第3内部空間が構成される。
トレイ部材21は、図2、図3、図4、図6、図7に示すように、底面壁21Aと外周壁21Bとを備える。なお、トレイ部材21が本発明の「芳香成分保持部材」に相当する。底面壁21Aは、平面視した形状が略矩形状の平板からなり、上側筐体10の上側第2凹部120を覆う形状で形成されている。外周壁21Bは、底面壁21Aの平板面に対して直交する方向に延びる形状で形成されている。外周壁21Bは、底面壁21Aの外周辺に沿って形成されている。このような構造により、トレイ部材21には、パッド配置用凹部211が形成される。なお、パッド配置用凹部211は、平面視して、上側筐体10の上側第2凹部120と略同じ形状に形成されている。パッド配置用凹部211には、パッド60は配置されている。パッド60には、芳香成分を含む芳香液が染みこんでいる。パッド60の表面が本発明の「第5主平面」に相当し、トレイ部材21の底面壁21Aの表面が本発明の「第6主平面」に相当する。
なお、パッドを用いずに、香り成分を含むジェルを用いてもよく、香り成分を含むビーズを用いることもできる。ジェルやビーズを使うと液漏れが防止でき、さらに使い勝手が向上する場合もある。
トレイ部材21を平面視した長手方向(本発明の「第1辺」の方向)の両端には、それぞれ係合用のアーム部材213が形成されている。アーム部材213は、トレイ部材21の長手方向に直交する方向、すなわちトレイ部材21の短手方向(本発明の「第2辺」の方向)に平行な方向に延びる形状で形成されている。アーム部材213は、トレイ部材21の短手方向の一方端から突出する形状で形成されている。アーム部材213は棒状であり、先端には係合用凸部214が形成されている。また、アーム部材213の延びる方向の中間の所定位置には、係合用凸部215が形成されている。係合用凸部214,215は、アーム部材213からトレイ部材21の長手方向の外側に向かって突出する形状からなる。
このような形状からなるトレイ部材21を上側筐体10に組み合わせる。この際、トレイ部材21は、アーム部材213が突出していない長手方向に沿った外周壁21Bの先端が、上側筐体10の外周壁10Bの先端に当接するように、組み合わせられる。言い換えれば、上側第2凹部120とパッド配置用凹部211とが平面視して重なり合うように、組み合わせられる。なお、トレイ部材21は、具体的な構造は後述する下側筐体20の係合用凹部204に係合用凸部214を係合させることによって、下側筐体20に固定される。
このような構成により、上側第2凹部120とパッド配置用凹部211とによる第2内部空間が構成される。
さらに、トレイ部材21は、下側筐体20に固定された状態で、トレイ部材21の裏面(底面壁21Aの表面)と下側筐体20の裏面(底面壁20Aの表面)とが同一平面上になるように係合する形状で形成されている。これにより、下側筐体の裏面とトレイ部材21の裏面との境界で段差ができず、裏面が平坦になる。なお、トレイ部材21の裏面に、凹部を設けることで、トレー部材21を引き出しやすくすることもできる。
電池用蓋22は、図2、図3、図5に示すように、底面壁22Aと外周壁22Bとを備える。底面壁22Aは、平面視した形状が略矩形状の平板からなり、上側筐体10の上側第4凹部140を覆う形状で形成されている。外周壁22Bは、底面壁22Aの平板面に対して直交する方向に延びる形状で形成されている。外周壁22Bは、底面壁20Aの外周辺に沿った三辺に形成されている。なお、電池用蓋22が下側筐体20に係合した状態で、下側筐体20側となる位置には、外周壁は形成されていない。電池用蓋22は、下側筐体20に対して係合する形状で形成されている。この際、電池用蓋22の底面壁22Aの表面と下側筐体20の底面壁20Aの表面とが同一平面で係合するように電池用蓋22が形成されている。
このような形状からなる電池用蓋22を上側筐体10に組み合わせる。この際、電池用蓋22は、外周壁22Bの先端が、上側筐体10の外周壁10Bの先端に当接するように、組み合わせられる。この構成により、上側第4凹部140と電池用蓋22とによる第4内部空間が構成される。
上側筐体10と下側筐体20に挟まれる第1内部空間には、圧電ポンプ30が配置されている。この際、第1内部空間の平面視した形状は、圧電ポンプ30の平面形状と略同じ平面形状および面積で形成されている。また、第1内部空間の高さは、圧電ポンプ30を配置し、所定の送風動作が行える程度の高さに形成されている。これにより、上側筐体10と下側筐体20とによる筐体内に圧電ポンプ30を収容するためのスペースを、最小限にすることができる。
また、具体的な構造は後述するが、圧電ポンプ30は、弾性接着部材31を介して第1内部空間を構成する上側筐体10の上側第1凹部110表面に貼り付けられている。
図9は圧電ポンプ30の構成および駆動概念を示す図である。図9(A)は外観斜視図である。図9(B)は平面図である。図9(C)は圧電ポンプ30の駆動によって発生する気流を説明するための断面図である。図9(C)の断面図は、図9(B)のB−B’断面を見た図である。
圧電ポンプ30は、平面視した形状が略矩形であり、所定の厚みを有する平板状の筐体310を備える。筐体310の厚み方向に対向する一方面(本発明の「第3主平面」に相当する。)には、気体流出孔300が形成されている。筐体310の厚み方向に対向する他方面(本発明の「第4主平面」に相当する。)には、気体流入穴360が形成されている。より具体的には、次の構成からなる。
圧電ポンプ30は筐体310を備える。この筐体310の外形寸法は、例えば平面視して各辺(高さおよび幅に相当)が15mmから30mmのものであり、厚み(奥行きに相当)が2mmである。筐体310は、例えば、平板形状の本体311とノズル312と背面部材313とを備える。本体311は、正面視して方形状の正面壁311Fと、該正面壁311Fの四側辺から正面壁311Fに対して垂直に延びるように形成された側面壁311Sとからなる。本体311の正面壁311Fの略中央には、所定の径からなり、気体流出孔300を有するノズル312が形成されている。また、筐体310の背面側には、気体流入孔360が形成された背面部材313が設置されている。気体流入孔360は、正面視して円形となる円形開口からなる。
筐体310内には、ポンプ正面壁321R、ポンプ側面壁321S、ダイヤフラム340からなるポンプ本体が配設されている。
図9(B)に示すように、ポンプ正面壁321Rは、筐体310の正面壁311Fに対して、ポンプ正面壁321Rと筐体310の正面壁311Fとの間に、正面視して所定の径を有する空間からなる前室371と所定幅の空間からなる四つの正面側通気路370とが配設されるように、形成されている。前室371は、平面視した中心が、気体流出孔300の中心と略一致するように、形成されている。各正面側通気路370は、前室371に一方端がつながり、他方端が筐体310を正面視した各角部付近まで延びるように形成されている。これら正面側通気路370の他方端は、筐体310の正面壁311Fおよび側面壁311Sと、ポンプ正面壁321Rとから形成される空間である各側面側通気路372の一方端部に連通している。
また、ポンプ正面壁321Rの略中央には、ポンプ用流出入孔322が形成されている。ポンプ用流出入孔322は、中心軸が、筐体310の気体流出孔300の中心軸と略一致するように、形成されている。また、ポンプ用流出入孔322は、気体流出孔300以下の径で形成されている。
ポンプ側面壁321Sは、筐体310の背面側から正面側を向く方向に沿って延びる所定径からなる四つの側面側通気路372が筐体310内に配設されるように、筐体310の側面壁311Sに対して形成されている。
ポンプ側面壁321Sの気体流入穴360側の端部には、ダイヤフラム340が配設されている。ダイヤフラム340は弾性を有する板状であり、例えば樹脂から構成されている。圧電ポンプ30に駆動電圧が印加されていないとき、ダイヤフラム340の主平面は、気体流出孔300およびポンプ用流出入孔322の中心軸に対して略垂直になるように設置されている。ダイヤフラム340、対向するポンプ正面壁321R、およびポンプ側面壁321Sにより、中空のポンプ室330が形成される。そして、ポンプ室330は、ポンプ用流出入孔322のみによって、前室371に連通している。
ダイヤフラム340の背面側(ポンプ室330と反対側)の面には、圧電素子350が配設されている。圧電素子350は例えばチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスから構成されている。圧電素子350には図示しない駆動電圧印加用電極が形成されており、当該駆動電圧印加用電極に駆動電圧を印加することで、圧電素子350を歪ませることができる。
また、圧電素子350は、筐体310の背面部材313に接触しないように、形成されている。これにより、ダイヤフラム340および圧電素子350と背面部材313との間に背面側通気路が形成される。背面側通気路は、一方端が側面側通気路372につながり、他方端が気体流入穴360に連通している。
このような構造の圧電ポンプ30では、圧電素子350に駆動電圧を印加することで、圧電素子350を備えたダイヤフラム340を振動させ、気体流入穴360から気体を流入し、気体流出孔300から正面側外方へ、定常的に所定の風量で気体を送出することができる。すなわち、この構成の圧電ポンプ30を用いることで、薄型でありながら、厚み方向に沿って気体を所定風量で送出することができる。
このような構造からなる圧電ポンプ30は、圧電ポンプ30の筐体310の平板面(ノズル312が突出する面、「第3主平面」に相当)と、上側筐体10の天面壁(「第1主平面」に相当)とが略平行になるように第1内部空間内に配置される。さらに、圧電ポンプ30の気体流出孔300が、上側筐体10側になるように、第1内部空間内に配置される。
上側第3凹部130と下側第1凹部201とで形成された第3内部空間には、制御用基板40が配置されている。また、制御用基板40は、平板面が、上側筐体10の天面壁10Aに略平行になるように配置されている。この際、第3内部空間の平面視した形状は、制御基板40の平面形状と略同じ平面形状および面積で形成されている。これにより、上側筐体10と下側筐体20とによる筐体内に制御基板40を収容するためのスペースを、最小限にすることができる。制御用基板40は図示しない配線部材によって、圧電ポンプ30に接続されている。
上側筐体10の上側第2凹部120とトレイ部材21のパッド配置用凹部211とが向かい合うように組み合わせられている。この際、上側筐体10の外周壁10B、および上側第1凹部110と上側第2凹部120とを区切る内部壁18と、トレイ部材21の外周壁21Bとが当接するように組み合わせる。上側筐体10の上側第2凹部120とトレイ部材21のパッド配置用凹部211とによって、芳香成分保持空間となる第2内部空間が形成される。この際、第2内部空間の平面視した形状は、上側第2凹部120およびパッド配置用凹部211の平面形状と略同じ平面形状および面積で形成されている。これにより、上側筐体10と下側筐体20とによる筐体内にパッド60を収容するためのスペースを、最小限にすることができる。
この際、パッド配置用凹部211の深さおよびパッド60の高さを適宜調整することで、パッド60の表面と、圧電ポンプ30の筐体310のノズル312が突出する面とが平行になるように配置するとよりよい。
例えば、芳香成分発生装置1を置いて利用するような場合、通常、スイッチボタン14のある表面側を上向きにして置く。したがって、このようにパッド60を下側筐体20側となるトレイ部材21に配置することで、パッド60はトレイ部材21のパッド配置用凹部211に収まったまま安定する。これにより、パッド60が第2内部空間内で位置ズレせず、パッド60に染みこませた液体が漏れることを防止できる。
上側筐体10の上側第4凹部140と電池用蓋22による凹部(外周壁22Bで囲まれる領域)とが向かい合うように組み合わせられている。この際、上側筐体10の外周壁10Bと電池用蓋22の外周壁22Bとが当接するように、上側第3凹部130と上側第4凹部140とを区切る内部壁16が電池用蓋22の底面壁22Aの外周壁のない辺に当接するように、組み合わせる。これにより、上側筐体10と電池用蓋22との間には、電池保持空間が形成される。この際、第4内部空間の平面視した形状は、ボタン電池50の平面形状と略同じ平面形状および面積で形成されている。これにより、上側筐体10と下側筐体20とによる筐体内にボタン電池50を収容するためのスペースを、最小限にすることができる。
このように形成される電池保持空間には、ボタン電池50が配置される。この際、ボタン電池50は、電池の厚み方向と、第4内部空間の高さ方向とが略一致するようにして、配置される。ボタン電池50は、接続部材によって、制御用基板40に接続されている。
このように、本実施形態の芳香発生装置1では、圧電ポンプ30と、芳香成分が染みこんだパッド60とが、芳香発生装置1を平面視した状態で隣り合って配置される。さらには、圧電ポンプ30に駆動電圧を与える制御用基板40およびボタン電池50のそれぞれも、芳香発生装置1を平面視した状態で隣り合って配置される。すなわち、本実施形態の芳香発生装置1では、パッド60、圧電ポンプ30、制御基板40、ボタン電池50が、芳香発生装置1の筐体(上側筐体10と下側筐体20)の長手方向に沿って、順に並ぶ構造を有する。そして、パッド60、圧電ポンプ30、制御基板40、ボタン電池50のそれぞれが、筐体(上側筐体10と下側筐体20)の厚み方向に沿って薄い構造であるので、芳香発生装置1自体を薄くすることができる。
このような構造の芳香発生装置1では、次に示す気体流通路の構造を備えることにより、パッド60に染みこませた芳香成分を、上側筐体10の気体放散口11から外部へ放散させることができる。
図10は、圧電ポンプ30を上側筐体10に設置する態様を示す分解斜視図である。なお、図10では、気体放散口11の図示を省略している。図11(A)は圧電ポンプ30を上側筐体10に設置する領域の気体流通路の構造を説明するための平面図である。図11(B)は、図11(A)に示すA−A’断面を示す断面図である。
上側筐体10の上側第1凹部110には、第1気体流通溝111および第2気体流通溝113が形成されている。第1気体流通溝111および第2気体流通溝113は、所定の幅および所定の深さで形成されている。なお、これら第1気体流通溝111および第2気体流通溝113の所定の幅および所定の深さは、圧電ポンプ30から送出される気体の流量と、気体放散口111から放散する気体の量に基づいて適宜設定されている。この際、深さを幅よりも小さくするとよりよい。
第1気体流通溝111は、第1部分溝111Aと第2部分溝111Bとを備える。第1部分溝111Aは、圧電ポンプ30が上側第1凹部110に配置された時に、一方端がノズル312(気体流出孔300)の配置される位置を含む所定範囲を含むように、形成されている。第1部分溝111Aは、上側筐体10の短手方向に沿って延びる形状で形成されている。第1部分溝111Aの他方端は、第2部分溝111Bの一方端に連通している。第2部分溝111Bは、上側筐体10の長手方向に沿って延びる形状で形成されている。第2部分溝111Bの他方端は、上側第2凹部120に連通している。
第2気体流通溝113は、第3部分溝113Aと第4部分溝113Bとを備える。第3部分溝113Aの一方端は、上側第2凹部120に連通している。第3部分溝113Aは、上側筐体10の長手方向に沿って延びる形状で形成されている。第3部分溝113Aの他方端は、第4部分溝113Bの一方端に連通している。第4部分溝113Bは、上側筐体10の短手方向に沿って延びる形状で形成されている。第4部分溝113Bの他方端は、気体放散口11に連通している。
この際、第1気体流通溝111と第2気体流通溝113とは、上側第2凹部120の長手方向すなわち上側筐体10の短手方向の両端部に離間して連通している。すなわち、第1気体流通溝111は、平面視して矩形状からなる上側第2凹部120の長手方向の一方端付近に連通しており、第2気体流通溝113は、上側第2凹部120の長手方向の他方端付近に連通している。
このような第1気体流通溝111および第2気体流通溝113が形成された上側筐体10に対して、圧電ポンプ30は、具体的に次に示すように設置されている。
上側筐体10の上側第1凹部110には、弾性接着部材31を介して、圧電ポンプ30が貼り付けられている。弾性接着部材31は、所定厚みの平膜状であり、所定の弾性を有する。弾性接着部材31は、平面視した中央に、開口形状が円形の開口部32を有する。弾性接着部材31の平膜面は接着性を有する。
弾性接着部材31の接着性を有する平膜面の一方面を、圧電ポンプ30の筐体310のノズル312が突出する面に当接させる。この際、ノズル312が開口部32内に収まるように当接させる。また、弾性接着部材31の接着性を有する平膜面の他方面を、上側第1凹部110の表面に当接させる。
これにより、気体流出孔300が上側筐体10側を向くようにして、且つ、ノズル312(気体流出孔300)が第1気体流通溝111に連通するように、圧電ポンプ30が上側筐体10に固定される。
さらに、弾性接着部材31を上側第1凹部110に面接触させることで、第1気体流通溝111および第2気体流通溝113の開口する面は、弾性接着部材31によって覆われる。これにより、第1気体流通溝111と弾性接着部材31とから形成される気体流通方向以外には密閉された第1気体流通路が形成され、第2気体流通溝113と弾性接着部材31とから形成される気体流通方向以外には密閉された第2気体流通路が形成される。
このような構造において、スイッチを押して、圧電ポンプ30を駆動すると、圧電ポンプ30の気体流出孔300から気体を送出する。圧電ポンプ30から送出された気体は、第1気体流通路を経由して、上側第2凹部120とパッド配置用凹部211とによって形成される第2内部空間内に導かれる。パッド配置用凹部211に配置されたパッド60に染みこませた芳香成分は、パッド表面から拡散して第2内部空間内に充満している。
このような状態の第2内部空間内に、第1気体流通路から気体が送入されると、当該気体の流れに乗って、芳香成分が第2気体流通路へ送出される。
第2気体流通路に送入された芳香成分を含む気体は、第2気体流通路を経由して、気体放散口11に導かれる。気体放散口11に導かれた芳香成分を含む気体は、気体放散口11から芳香発生装置1の正面側外部へ放散される。
このような構成により、薄型の圧電ポンプ30から芳香成分発生装置1の厚み方向に送出された気体は、芳香成分発生装置1の第1主平面に平行な方向に搬送されながら、芳香成分を搬送し、芳香成分発生装置1の表面の気体放散口11から外部へ放散される。これにより、芳香成分の放散効果を十分に得ながら、芳香発生装置を薄型にすることができる。
さらに、上述の構成に示したように、第2内部空間に第1気体流通路が連通する位置と第2内部空間に第2気体流通路が連通する位置とが、第2内部空間(芳香成分が染みこんだパッド)の長手方向の各端部に対向して位置する。これにより、パッド60上の気体の搬送路長を長くすることができる。この結果、より効果的に芳香成分を放散することができる。
また、さらに、例えば、図11に示すように、芳香成分発生装置1を平面視して、圧電ポンプ30の気体流出孔300と、パッド60との間に気体放散口11が配置される構造を用いることで、第1気体流通路の長さよりも第2気体流通路の長さを短くすることができる。これにより、芳香成分を含む気体の流通経路長を短くすることができ、気体放散口11に至るまでに、芳香成分が拡散することを抑制しやすく、気体放散口11からより効果的に芳香成分を放散することができる。
また、さらに、例えば、図11に示すように、芳香成分発生装置1を平面視して、気体放散口11が、パッド60および第2内部空間と重ならず、圧電ポンプ30の配置領域と重なるように配置する。これにより、例えば芳香成分発生装置1の表面(気体放散口11側の面)を下向きにしても、パッド60に染みこませた芳香成分を含む液体が、気体放散口11から直接外部へ漏れ出すことを大幅に抑制することができる。
また、さらに、上述のように、芳香成分発生装置1を平面視して、気体放散口11が、圧電ポンプ30の配置領域と重なるように配置することで、気体放散口11を圧電ポンプの配置領域と重ねない場合よりも、芳香成分発生装置1を小型にすることができる。
また、上述のように、気体流通路の幅に対して気体流通路の高さ(第1気体流通溝111および第2気体流通溝113の深さ)が小さいことにより、芳香成分を外部へ放散させるのに十分な気体の流量を確保しながら、芳香成分発生装置1を薄型にすることができる。
なお、上述の説明では、気体放散口11を芳香成分発生装置1の表面に形成する例を示したが、側面に形成してもよい。また、圧電ポンプ30の気体送出孔300とパッド60との間に、気体放散口11を配置する例を示したが、芳香成分発生装置1の表面の他の位置に気体放散口11を配置してもよい。
また、上側第2凹部120を平面視して矩形状に形成する例を示したが、蛇行するミアンダ状の溝等、他の形状にしてもよい。
また、上述の実施形態では、詳細に説明しなかったが、トレイ部材21を、下側筐体20に当接した状態から引き出す構造においては、次に示す構造を用いるとよりよい。図12は、トレイ部材21の引き出し構造を説明するための図である。図12(A)はトレイ部材21を引き出す前のトレイ部材21と下側筐体20との係合関係を示す図である。図12(B)はトレイ部材21を引き出した状態でのトレイ部材21と下側筐体20との係合関係を示す図である。
上述のように、トレイ部材21を平面視した長手方向の両端には、それぞれ係合用のアーム部材213が形成されている。アーム部材213は、トレイ部材21の長手方向に直交する方向、すなわちトレイ部材21の短手方向に平行な方向に延びる形状で形成されている。アーム部材213は、トレイ部材21の短手方向の一方端から突出する形状で形成されている。アーム部材213は棒状であり、先端には係合用凸部214が形成されている。また、アーム部材213の延びる方向の中間の所定位置には、係合用凸部215が形成されている。係合用凸部214,215は、アーム部材213からトレイ部材21の長手方向の外側に向かって突出する形状からなる。
下側筐体20の外周壁20Bの内側には、係合用凹部204が形成されている。
図12(A)に示すように、トレイ部材21を下側筐体20に当接させて固定する場合、すなわち、上側筐体10と下側筐体20による芳香成分発生装置1の筐体にトレイ部材21を収容する場合には、係合用凸部215と係合用凹部204とが係合している。これにより、トレイ部材21の収容時には、トレイ部材21が下側筐体20から外れることなく、固定される。
図12(B)に示すように、芳香成分発生装置1の筐体からトレイ部材21を引き出した場合には、係合用凸部214と係合用凹部204とが係合している。これにより、トレイ部材21を引き出しても、所定位置で固定され、下側筐体20から容易に外れることがない。この際、引き出して固定された状態おいて、パッド60の表面全体が外部へ露出するような長さにアーム部材213を形成しておくとよりよい。
このような構成とすることで、パッド60に芳香成分を含む液体を補充する場合に、トレイ部材21を引き出して、容易に補充することができる。さらに、ユーザが、トレイ部材21を引き出す際に、誤って落とすことも防止できる。
なお、図示していないが、アーム部材213の弾性や硬度を適宜設定することで、図12(B)の状態からさらにアーム部材213を引き出して、係合用凸部214と係合用凹部204との係合状態を解除することもできる。これにより、例えば、異なる芳香成分を含む液体を備えたトレイ部材21を交換して、下側筐体20すなわち芳香成分発生装置1に装着することができる。これにより、異なる複数の芳香成分がパッドに混ざることなく、トレイ部材21の交換により、それぞれの香りを独立して楽しむことができる。
1:芳香成分発生装置、
10:上側筐体、
10A:天面壁、
10B:外周壁、
11:気体放散口、
12:溝、
13:化粧パーツ、
14:ボタン部材、
15:貫通穴、
16,17,18,20C:内部壁、
20:下側筐体、
20A,21A,22A:底面壁、
20B,20D,21B,22B:外周壁、
21:トレイ部材、
22:電池用蓋、
30:圧電ポンプ、
31:弾性接着部材、
32:開口部、
40:制御用基板、
50:ボタン電池、
60:パッド、
110:上側第1凹部、120:上側第2凹部、130:上側第3凹部、140:上側第4凹部、
111:第1気体流通溝、
111A:第1部分溝、
111B:第2部分溝、
113:第2気体流通溝、
113A:第3部分溝、
113B:第4部分溝、
200:気体吸入孔、
201:下側第1凹部、
203:側面壁、
204:係合用凹部、
211:パッド配置用凹部、
213:アーム部材、
214,215:係合用凸部、
300:気体流出孔、
310:筐体、
311:本体、
311F:正面壁、
312:ノズル、
313:背面部材、
321R:ポンプ正面壁、
321S:ポンプ側面壁、
322:ポンプ用流出入孔、
330:ポンプ室、
340:ダイヤフラム、
350:圧電素子、
360:気体流入穴、
370:正面側通気路、
371:前室、
372:側面側通気路、

Claims (8)

  1. 気体放散口を備え、対向する第1主平面および第2主平面を有し、前記第1主平面および前記第2主平面に直交する方向に所定厚みである筐体と、
    対向する第3主平面と第4主平面とを有する所定厚みの略平板状からなり、内蔵する圧電素子の屈曲振動によって、前記第4主平面側から取り込んだ気体を、所定の流量で前記第3主平面から流出する圧電ポンプと、
    対向する第5主平面と第6主平面とを有する平膜状からなり、芳香成分が充填された芳香成分保持部材と、を備え、
    前記圧電ポンプと前記芳香成分保持部材とが、前記筐体に収納された芳香発生装置であって、
    前記第3主平面と前記第5主平面とが、前記第1主平面に略平行になるように、且つ、前記第3主平面と前記第5主平面とが前記厚みの方向に沿って略同じ位置となり、且つ、前記筐体を平面視して隣り合うように前記圧電ポンプと前記芳香成分保持部材とが前記筐体内に配置され、
    前記筐体は、
    前記圧電ポンプの前記第3主平面の気体流出孔に第1端が連通し、前記芳香成分保持部材の前記第5主平面上を通り、前記気体放散口に第2端が連通する、前記第1主平面に略平行な方向へ延びる形状の気体流通路を備える、芳香発生装置。
  2. 前記気体放散口は、前記筐体の前記第1主平面に形成されている、請求項1に記載の芳香発生装置。
  3. 前記筐体を平面視した状態で、前記気体放散口は、前記芳香成分保持部材と異なる位置に配置されている、請求項2に記載の芳香発生装置。
  4. 前記筐体を平面視した状態で、前記気体放散口は、前記圧電ポンプと重なる位置に配置されている、請求項3に記載の芳香発生装置。
  5. 前記芳香成分保持部材は、第1辺と該第1辺に直交し該第1辺よりも長さが短い第2辺を有し、
    前記気体流通路は、前記第1辺の一方端付近が前記圧電ポンプの前記気体流出孔に連通し、前記第1辺の他方端付近が前記気体放散口に連通する形状からなる、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の芳香発生装置。
  6. 前記気体流通路は、前記第1主平面に平行な幅方向の長さよりも、前記厚み方向に平行な深さ方向の長さが小さい、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の芳香発生装置。
  7. 前記気体流通路は、
    前記第1端から前記芳香成分保持部材までの距離に対して、前記芳香成分保持部材から前記第2端までの距離が短い、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の芳香発生装置。
  8. 前記筐体は、
    前記芳香成分保持部材を収容するトレイ部材を備え、
    該トレイ部材は、前記筐体に対して着脱可能に取り付けられている、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の芳香発生装置。
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