JP3174135U - コップ付きペットボトル - Google Patents
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Abstract
【課題】開口部に直接口を付けることなく付属のコップで飲むことができると共に随時キャップを閉めることができ、当該コップをペットボトルに被せて係止する際にも衛生上問題のない、コップ付きペットボトルを得る。
【解決手段】外周面に1つ以上の帯溝を形成すると共に内周面開口端部に凸状の保持爪を形成したコップを、外周面上部に凹状の溝部を有したペットボトルの上部より逆さにして被せ、前記コップの内周面開口端部にある凸状の保持爪を前記ペットボトルの外周面上部にある凹状の溝部に係止して着脱容易に装着し、前記コップとペットボトルの本体部とを熱収縮性ラベルにて一体的に収縮保持する。前記熱収縮性ラベルにあっては、コップの外周面開口端部の上下横方向全周にミシン目を入れ、更に縦方向全幅にミシン目を入れる。
【選択図】図1
【解決手段】外周面に1つ以上の帯溝を形成すると共に内周面開口端部に凸状の保持爪を形成したコップを、外周面上部に凹状の溝部を有したペットボトルの上部より逆さにして被せ、前記コップの内周面開口端部にある凸状の保持爪を前記ペットボトルの外周面上部にある凹状の溝部に係止して着脱容易に装着し、前記コップとペットボトルの本体部とを熱収縮性ラベルにて一体的に収縮保持する。前記熱収縮性ラベルにあっては、コップの外周面開口端部の上下横方向全周にミシン目を入れ、更に縦方向全幅にミシン目を入れる。
【選択図】図1
Description
本考案は、ペットボトル内の飲料を飲む際において、当該ペットボトルの開口部に直接口を付けて飲むことなく付属のコップで飲むことができる、コップ付きペットボトルに関するものである。
会議や懇談会等の場において、のどの渇きを潤すためにお茶が出されている。従来は、急須に入れたお茶を茶碗に注いで出していたが、近年はペットボトル入りのお茶が普及したことと手軽さが受け、該ペットボトル入りのお茶が銘々に配られている。
上記ペットボトル入りのお茶を飲む場合、キャップを外してペットボトルの開口部に直接口を付けて飲むのが一般的であるが、該飲み方はいわゆるラッパ飲みと言われるものであり、前記会議や懇談会等の場においてはマナー上好ましい飲み方ではなかった。男性は該飲み方でも抵抗はないものの、女性はこのような飲み方はあまりしないため、そのまま持ち帰ることが多かった。従って、前記会議や懇談会等の場において、のどの渇きを潤すという目的を達成することができない状態であった。
上記問題点を解決すべく、例えば特開2004−43008号公報の発明の名称「コップ付ペットボトル」では、コップの底部中央にキャップ部を設けてペットボトルのキャップとコップを兼用したコップ付ペットボトルについて記載され、特開2005−14911号公報の発明の名称「コップ付き飲料液用プラスチックボトルとコップ」では、ペットボトルの外周面上部にある凹部とコップの内周面端部にある凸部とを係止して着脱容易に装着できるペットボトル用コップについて記載され、更に特開2011−51621号公報の発明の名称「コップ一体型ペットボトル」では、ペットボトルの外周面下部にコップを1個乃至複数個重ねて設けたコップ一体型ペットボトルについて記載されている。
しかしながら、上記特開2004−43008号公報記載のものは、コップ内にキャップがあるため、コップを使用している際にはペットボトルに蓋即ちキャップを閉めることができないという不便さと、キャップのネジ部等に飲み残しがあると当該キャップを閉める際に飲み残しが漏れ出て不衛生であるという問題点があった。また、上記特開2005−14911号公報記載のものは、購入したペットボトル入り飲料をコップで飲めるようにすべく、該ペットボトルにコップを被せて係止しただけのものであり、別途コップが用意できれば前記コップの必要性はないものである。また、上記特開2011−51621号公報に記載のものは、1回の使用でペットボトル内の飲料をすべて飲み干してしまう場合には問題ないものの、数回に分けて使用する場合にはコップ内にペットボトルの外周面下部を収納するため、該ペットボトルの底部とコップの内面が接触して不衛生であるという問題点があった。
本考案は、上記問題点を解決するために成されたものであり、キャップと分離したコップを予めペットボトルの本体上部に付属させることにより、当該ペットボトル内の飲料を飲む際において、開口部に直接口を付けることなく付属のコップで飲むことができると共に随時キャップを閉めることができ、飲み終わった後において、当該コップをペットボトルに被せて係止する際にも衛生上問題のない、コップ付きペットボトルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本考案のコップ付きペットボトルにあっては、外周面に1つ以上の帯溝を形成すると共に内周面開口端部に凸状の保持爪を形成したコップを、外周面上部に凹状の溝部を有したペットボトルの上部より逆さにして被せ、前記コップの内周面開口端部にある凸状の保持爪を前記ペットボトルの外周面上部にある凹状の溝部に係止して着脱容易に装着し、前記コップとペットボトルの本体部とを熱収縮性ラベル(シュリンクラベル)にて一体的に収縮保持する。
上記熱収縮性ラベルにあっては、開封時においてペットボトルよりコップを容易に分離すべく、コップの外周面開口端部の上下横方向全周にミシン目を入れ、使用後において前記ペットボトルやコップから当該熱収縮性ラベルの分別破棄を容易にすべく、縦方向全幅にミシン目を入れる。
本考案のコップ付きペットボトルによれば、ペットボトル内の飲料を飲む際において、開口部に直接口を付けることなく付属のコップで飲むことができると共に随時キャップを閉めることができて便利であるという効果を奏する。また、飲み終わった後において、当該コップをペットボトルに被せて係止する際にも衛生上問題なく安心であるという効果を奏する。更にはペットボトルの本体上部に付属したコップがペットボトルの本体部と熱収縮性ラベルにて一体的に収縮保持されているため、輸送時や保管時において確実に保持できると共に衛生的であるという効果も奏する。
本考案を実施するための最良の形態を図を用いて説明する。
図1は本考案の本考案のコップ付きペットボトルにおいて、コップをペットボトルの上部に被せた状態の断面図であり、図2は本考案のコップ付きペットボトルにおけるコップの斜視図である。該図に示すように、本考案のコップ付きペットボトルにあっては、外周面に1つ以上の帯溝4を形成すると共に内周面開口端部に凸状の保持爪3を形成したコップ2を、外周面上部に凹状の溝部5を有したペットボトル1の上部より逆さにして被せ、前記コップ2の内周面開口端部にある凸状の保持爪3を前記ペットボトル1の外周面上部にある凹状の溝部5に係止して着脱容易に装着して構成する。なお、コップ2の内面底部とキャップ6の上面とを図のように接触させておけば、該コップ2の上部が外力で押された際に、コップ2とペットボトル1の係止状態が外れることがなく好適である。
また、図3は本考案のコップ付きペットボトルにおいて、コップをペットボトルの上部に保持した状態を示す図であり、上記コップ2とペットボトル1の本体部とを熱収縮性ラベル8にて一体的に収縮保持している。
上記熱収縮性ラベル8にあっては、開封時においてペットボトル1よりコップ2を容易に分離すべく、コップ2の外周面開口端部の上下横方向全周にミシン目9,9入れ、使用後において前記ペットボトル1やコップ2から当該熱収縮性ラベル8の分別破棄を容易にすべく、縦方向全幅にミシン目10,10を入れる。
上記縦方向のミシン目10は、図3において2本あるが1本であっても構わない。また、縦方向のミシン目10と横方向のミシン目9,9の交差する位置の縦方向部にスリット11を入れておくと、ミシン目9,9を切り取る際に爪で容易に行える。
また、上述の帯溝4は、飲料を入れたコップ2を掴む際において、指に馴染んで掴み易くなるという目的と、コップ2とペットボトル1の本体部とを熱収縮性ラベル8にて一体的に収縮保持する際において、収縮保持の保持力を増す目的がある。このため、図1〜図3ではコップ2の外周面の略中央部において帯溝4は1本のみであるが、複数本設けても構わない。また、溝のへこみは内側方向となっているが、外側方向であっても構わない。なお、ペットボトル1の本体部において突部7,7を設けておき、該突部7,7に熱収縮性ラベル8を被せるようにしておけば、保持力が増して保持することができる。なお、前記ペットボトル1の本体部の突部7,7の形状や位置は、図に示すものに限定せず任意で構わない。
また、図4は本考案のコップ付きペットボトルにおけるコップの平面図であり、上述のコップ2の内周面開口端部に形成した凸状の保持爪3,3を示している。該保持爪3,3は2個乃至4個が好適であるが、特に限定するものではない。また、該保持爪3,3は、図1においてペットボトル1の外周面上部と突部7にて形成される溝部3に係止されるが、保持爪3の高さを抑えておけば、図2で示すような連続した輪状のものにしても構わない。
本考案のコップ付きペットボトルに入れる飲料は、お茶を始めとしてあらゆる飲料に適応することができるものである。また、ペットボトル1の形状は円筒形以外に角型であっても構わない。その場合には、コップ2の形状もペットボトル1の形状に合わせた角型となる。
1 ペットボトル
2 コップ
3 保持爪
4 帯溝
5 溝部
6 キャップ
7 突部
8 熱収縮性ラベル
9 ミシン目
10 ミシン目
11 スリット
2 コップ
3 保持爪
4 帯溝
5 溝部
6 キャップ
7 突部
8 熱収縮性ラベル
9 ミシン目
10 ミシン目
11 スリット
Claims (2)
- 外周面に1つ以上の帯溝を形成すると共に内周面開口端部に凸状の保持爪を形成したコップを、外周面上部に凹状の溝部を有したペットボトルの上部より逆さにして被せ、前記コップの内周面開口端部にある凸状の保持爪を前記ペットボトルの外周面上部にある凹状の溝部に係止して着脱容易に装着し、前記コップとペットボトルの本体部とを熱収縮性ラベルにて一体的に収縮保持することを特徴とした、コップ付きペットボトル。
- 上記熱収縮性ラベルにあっては、開封時においてペットボトルよりコップを容易に分離すべく、コップの外周面開口端部の上下横方向全周にミシン目を入れ、使用後において前記ペットボトルやコップから当該熱収縮性ラベルの分別破棄を容易にすべく、縦方向全幅にミシン目を入れることを特徴とした、請求項1に記載のコップ付きペットボトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011007795U JP3174135U (ja) | 2011-12-09 | 2011-12-09 | コップ付きペットボトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011007795U JP3174135U (ja) | 2011-12-09 | 2011-12-09 | コップ付きペットボトル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3174135U true JP3174135U (ja) | 2012-03-08 |
Family
ID=48001311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011007795U Expired - Fee Related JP3174135U (ja) | 2011-12-09 | 2011-12-09 | コップ付きペットボトル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3174135U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019043622A (ja) * | 2017-09-01 | 2019-03-22 | 真一郎 小林 | キャップがカップのペットボトル |
JP2019099270A (ja) * | 2017-12-04 | 2019-06-24 | 真実 大西 | ●「ネジ込み式歯磨コップ歯ブラシ付液状歯磨液入れ容器(t.726)」●「パッチン式歯磨コップ歯ブラシ付液状歯磨液入れ容器(t.727)」 |
-
2011
- 2011-12-09 JP JP2011007795U patent/JP3174135U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2019043622A (ja) * | 2017-09-01 | 2019-03-22 | 真一郎 小林 | キャップがカップのペットボトル |
JP2019099270A (ja) * | 2017-12-04 | 2019-06-24 | 真実 大西 | ●「ネジ込み式歯磨コップ歯ブラシ付液状歯磨液入れ容器(t.726)」●「パッチン式歯磨コップ歯ブラシ付液状歯磨液入れ容器(t.727)」 |
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