JP3173845U - リハビリ器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】脳梗塞などによる中枢神経麻痺等から手の指に麻陣障害が残る患者に対して好適なリハビリ器具を提供する。
【解決手段】矩形状の基台1中央部に立設した支柱2の上部に、前記基台の長手方向に延びる矩形状の板材を配設し、前記板材の表面側4及び裏面側5には連動紐6a〜6eを案内する案内手段8を設け、前記案内手段を覆う透明な板材を所定の間隔を持ってそれぞれ取着してなり、かつ前記案内手段は、前記支柱に対しそれぞれ左右対称に配設され健常な手の指を挿入する指挿入部17又は26と麻痺した指部を挿入する指挿入部17又は26を先端に吊り下げた連動紐を案内するよう構成することで、前記支柱に対しそれぞれ対称に配設され、前記健常な手の指を挿入する指挿入部の上下方向への動きが他方の麻痺した指部を挿入する指挿入部と連動することで指部の動作回復を図るようにした。
【選択図】図1
【解決手段】矩形状の基台1中央部に立設した支柱2の上部に、前記基台の長手方向に延びる矩形状の板材を配設し、前記板材の表面側4及び裏面側5には連動紐6a〜6eを案内する案内手段8を設け、前記案内手段を覆う透明な板材を所定の間隔を持ってそれぞれ取着してなり、かつ前記案内手段は、前記支柱に対しそれぞれ左右対称に配設され健常な手の指を挿入する指挿入部17又は26と麻痺した指部を挿入する指挿入部17又は26を先端に吊り下げた連動紐を案内するよう構成することで、前記支柱に対しそれぞれ対称に配設され、前記健常な手の指を挿入する指挿入部の上下方向への動きが他方の麻痺した指部を挿入する指挿入部と連動することで指部の動作回復を図るようにした。
【選択図】図1
Description
本考案は、脳梗塞などによる中枢神経麻痺等から手の指に麻陣障害が残る患者に対して好適するリハビリ器具に係り、特に麻痺障害がある指に運動機能を回復させるために使用するリハビリ器具に関する。
蜘蛛膜下、脳溢血或いは脳梗塞などの中枢神経麻痺を患った場合には、脳障害の結果として手の指部に麻碑障害が残ってしまう場合がある。
この場合の指の拘縮の予防、変形の矯正を行なうリハビリ手段としては、手の指の曲げ伸ばしを繰り返して徐々に指の運動機能を回復させ、脳を活性化させることで、指部の運動機能の回復をさせている。
この場合の指の拘縮の予防、変形の矯正を行なうリハビリ手段としては、手の指の曲げ伸ばしを繰り返して徐々に指の運動機能を回復させ、脳を活性化させることで、指部の運動機能の回復をさせている。
従来のこのような麻痺障害に対する手の指に関するリハビリ器具としては、特開平8−168503号公報に示すように、前腕から中手指間節間関節の範囲にあてがう装具を用い、ターンバックルにより、麻痺した指を強制的に徐々に伸展させる指伸展装具が開示されている。
また、特開平10−33604号公報では、膨張すると平面となる風船体が組み込まれた手袋体により、空気圧で萎縮した指を緩やかに伸展させる手指部用リハビリ器具が開示されている。
しかしながら、前記のようなリハビリ器具においては、麻痺により曲がった状態のままになった手や指部を強制的に伸ばすための器具である。
従来の指部運動のためのリハビリ器具は、麻痺した指部のみを強制的に運動回復させるための器具であって、一方の健常な指部の動きを麻痺した他方の指部に連動させて使用者の視覚・脳の活性に刺激を与えて麻痺障害になった指部の回復運動を行なうというリハビリ器具が開発されていない現状にある。
本考案は、中枢神経麻痺によりほとんど指を動かすことができない患者において、患者自身が指に力を入れて曲げようとしたときに、わずかに曲がった指を第3者の力を借りずに、健常な一方の指の動きを障害のある麻痺した他方の指に伝えることで、麻痺障害のある指を簡単に伸ばすことを可能とし、指の運動を視覚的に感知して脳神経を活性化することで、徐々に指の運動機能の回復力をつけるように訓練するためのリハビリ器具を提供することにある。
上記目的を達成するために本考案のリハビリ器具は、矩形状の基台中央部に立設した支柱の上部に、前記基台の長手方向に延びる矩形状の保持板材を配設し、前記保持板材の表面側及び裏面側には連動紐を案内する案内手段を設け、前記案内手段を覆う透明な板部材を所定の間隔を持ってそれぞれ取着してなり、且つ前記案内手段は、前記支柱に対しそれぞれ左右対称に配設され健常な手の指を挿入する指挿入部と、麻痺した指部を挿入する指挿入部を先端に吊り下げた連動紐を案内するようになっており、前記健常な手の指を挿入する指挿入部の上下方向への動きが他方の麻痺した指部を挿入する指挿入部と連動することで指部の動作回復を図るようにしたことを特徴とするリハビリ器具である。
請求項2の考案は、前記請求項1に記載したリハビリ器具において、前記指挿入部は柔軟性を有するプラスチック製の短尺の中空筒状体で、前記中空筒状体の長手方向の中央外表面には前記連動紐の末端部を結合する結合部が形成されていることを特徴とするリハビリ器具である。
請求項3の考案は、前記請求項1に記載したリハビリ器具において、前記案内手段を所定の間隔を持ってそれぞれ取着されて覆う透明な板部材は、前記矩形状の板部材に対し脱着可能となっていることを特徴とするリハビリ器具である。
請求項4の考案は、前記請求項1に記載したリハビリ器具において、前記指部を挿入する左右手の指挿入部は、親指に対応する指挿入部が前記支柱側に近接した左右に設けられていることを特徴とするリハビリ器具である。
本考案に係るリハビリ器具は、上記構成とすることで、一方の健常な指部の動きを麻痺した他方の指部に連動させて使用者が視覚的に感知して脳神経を活性化する刺激を与えて麻痺障害になった指部の回復運動を行なうことが可能となるリハビリ器具を提供できる。
本考案のリハビリ器具においては、前記案内手段を所定の間隔を持ってそれぞれ取着されて覆う透明な板部材は、前記矩形状の板材に対し脱着可能となっているため案内手段によって連動する連動紐を容易に調整することが容易であり、簡単な構成で麻痺障害になった指部の回復運動を確実に行なうことが可能となる。
以下に、本考案に係るリハビリ器具の一実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、本考案に係るリハビリ器具は、以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本考案によるリハビリ器具の一実施の形態を示す全体斜視図で、板材によって長方形又は正方形状などの矩形状に形成された基台1で、基台1の中央部に立設した支柱2が固定され、前記支柱2の上部には、前記基台1と同程度の長さを有する長手方向に延びる扁平な矩形状の保持板材3が配設されており、前記保持板材3の表面側4及び裏面側5にはそれぞれ所定の間隔に位置決めする連動紐6a,6b,6c,6d,6eを案内する回転外面に案内溝を有する回転体7からなる案内手段8が設けられている。
なお、前記保持板材材3は表,裏板を張り合わせて用いたものを示したが、表裏一体板を用いてもよいことは勿論である。
なお、前記保持板材材3は表,裏板を張り合わせて用いたものを示したが、表裏一体板を用いてもよいことは勿論である。
前記保持板材3の表面側4及び裏面側5にそれぞれ突設した前記案内手段8は、それぞれ透明部材9,10により所定の間隔を持ってそれぞれ取着されている。 また、前記案内手段8は、前記支柱2に対しそれぞれ左右対称に配設されており、健常な手の親指11,人指し指12,中指13,薬指14,小指15を挿入する短尺状の中空円筒体16からなり、該中空円筒体16の外表面の略中央部には結合部18が形成された指挿入部17と、麻痺した親指21,人指し指22,中指23,薬指24,小指25を挿入する短尺状の中空円筒体16からなる指挿入部26を先端に吊り下げた連動紐6a,6b,6c,6d,6eを案内するようになっている。そして、前記健常な手の指を挿入する指挿入部17の上下方向への動きが他方の麻痺した指部を挿入する指挿入部26と連動することで前記指挿入部17,26は前記支柱2に対しそれぞれ対称に配設されて指部の動作回復を図るように構成されている。
なお、前記短尺状の中空円筒体16は、直径が2.5cm、長さが3〜4cmの形状となっており、前記連動紐6a〜6eの先端に結合する突起した取付部を形成したものを示したが、前記連動紐の中空円筒体16への結合は、前記中空円筒体16の長手方向の略中央部上面から中空内部に貫通する取付孔を設け、前記連動紐の端部を中空円筒体16の中空内部に貫通させて中空内部で抜け止めを行なうようにした結合部であってもよい。
なお、前記短尺状の中空円筒体16は、直径が2.5cm、長さが3〜4cmの形状となっており、前記連動紐6a〜6eの先端に結合する突起した取付部を形成したものを示したが、前記連動紐の中空円筒体16への結合は、前記中空円筒体16の長手方向の略中央部上面から中空内部に貫通する取付孔を設け、前記連動紐の端部を中空円筒体16の中空内部に貫通させて中空内部で抜け止めを行なうようにした結合部であってもよい。
上記構成のリハビリ器具においては、前記基台1は、剛性を有し、板状のものであればいずれでも良く、樹脂板、金属板、木板などでも良いことは勿論であり、指挿入部17,26は、柔軟性を有するプラスチック性のものが好適するが、例えば、中空円筒体16の表面にゴムやスポンジなどを貼り付けられたものでも良い。また、前記短尺状の中空円筒体16に変えてリング形状のものであってもよいことは勿論である。
前記連動紐6a,6b,6c,6d,6eは、綿素材を編みこんで形成した綿紐、樹脂細材紐が好ましく、指などに損傷を与えるような細い金属線材を避けるようにしたものが好ましい。
また、前記連動紐6a,6b,6c,6d,6eの吊り下げ長さは所望により容易に調整が可能となっている。
また、前記連動紐6a,6b,6c,6d,6eの吊り下げ長さは所望により容易に調整が可能となっている。
以上のように構成された本考案のリハビリ器具は、図5に示すように、前記基台1中央に立設する支柱2の左右両側に配設された指挿入部17,26に、例えば右手となる一方の健常な指部と麻痺した左手となる他方の指部をそれぞれ挿入するが、先ず健常な右手によって、麻痺した親指21,人指し指22,中指23,薬指24,小指25を短尺状の中空円筒体16の指挿入部26に挿入し、次に健常な手の親指11,人指し指12,中指13,薬指14,小指15を短尺状の中空円筒体16の指挿入部17に指を挿入する。
そして、指挿入部17に挿入した親指11,人指し指12,中指13,薬指14,小指15のいずれかを下向きに折り曲げることで、対応する連動紐27〜31のいずれかと連動する前記指挿入部26に挿入した他方の麻痺した親指21,人指し指22,中指23,薬指24,小指25のいずれかが強制的に上方向に持ち上げられることで、前記麻痺した親指21,人指し指22,中指23,薬指24,小指25の運動機能を徐々に回復させることが出来るものである。
なお、前記運動動作は視覚的に確認できるため脳の活性力が刺激されることで、快復力を早めることが出来るものである。
なお、前記運動動作は視覚的に確認できるため脳の活性力が刺激されることで、快復力を早めることが出来るものである。
1 基台
2 支柱
3 保持板材
4 表面側
5 裏面側
6a〜6e 連動紐
7 回転体
8 案内手段
9、10 透明部材
16 中空筒体
17、26 指挿入部
18 結合部
2 支柱
3 保持板材
4 表面側
5 裏面側
6a〜6e 連動紐
7 回転体
8 案内手段
9、10 透明部材
16 中空筒体
17、26 指挿入部
18 結合部
Claims (4)
- 矩形状の基台中央部に立設した支柱の上部に、前記基台の長手方向に延びる矩形状の保持板材を配設し、前記保持板材の表面側及び裏面側には連動紐を案内する案内手段を設け、前記案内手段を覆う透明な板部材を所定の間隔を持ってそれぞれ取着してなり、且つ前記案内手段は、前記支柱に対しそれぞれ左右対称に配設され健常な手の指を挿入する指挿入部と麻痺した指部を挿入する指挿入部を先端に吊り下げた連動紐を案内するようになっており、前記健常な手の指を挿入する指挿入部の上下方向への動きが、他方の麻痺した指部を挿入する指挿入部と連動することで指部の動作回復を図るようにしたことを特徴とするリハビリ器具。
- 前記指挿入部は柔軟性を有するプラスチック製の短尺状の中空筒状体で、前記中空筒状体の長手方向の中央外表面には前記連動紐の結合部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載したリハビリ器具。
- 前記案内手段を所定の間隔を持ってそれぞれ取着されて覆う透明な板部材は、前記矩形状の板部材に対し脱着可能となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリハビリ器具。
- 前記指部を挿入する左右手の指挿入部は、親指に対応する指挿入部が前記支柱側に近接した左右に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のリハビリ器具。
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CN103735389B (zh) * | 2014-01-22 | 2015-04-29 | 东南大学 | 一种手指间协调性训练康复装置 |
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