JP3173111U - もぐら捕獲器 - Google Patents

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Abstract

【課題】確実にもぐらを捕獲できるもぐら捕獲器を提供する。
【解決手段】開口部2A、2Bを有する硬質網製の捕獲ケース2と、開口部を閉蓋するシャッタ手段とを備える。シャッタ手段は、捕獲ケースの長さ方向に直交する方向へ回動自在に設けられる蓋体3A、3Bと、蓋体にばね力を作用させるばね部材12Aと、蓋体の開蓋状態を維持する蓋体掛止部材6〜8と、蓋体掛止部材を掛止するフック部9A、9Bが形成された掛止解除部材とを具備する。
【選択図】図1

Description

この考案はもぐら捕獲器、さらに詳しくは畑などで作物を荒らしているもぐらを生け捕るためのもぐら捕獲器に関する。
もぐらは畑や庭の土中にトンネル状の通路を掘り、それを往き来しながら庭木を枯らしたり、畔を崩壊させて栽培中の作物の成長を阻害しているので、多くの人がもぐらを捕獲する必要性を感じている。
従来、実開昭56−77288(特許文献1参照)の「もぐら捕器」のように、土中の通路に据え付けてもぐらを捕獲する器具が開発されている。
この従来のもぐら捕獲器は、一端面にもぐらの出入り口(開口部)が形成された筒体(捕獲ケース)と、この筒体の開口部の上部に形成されたスリットに、上方から抜き差し自在に挿入される遮蔽板(蓋体)と、一端が遮蔽板の上端部に固定され、他端が円筒体の他端部に固定されて、ばね力により、遮蔽板をスリットを通して筒体内に押し込む長尺なばね部材と、筒体の上方に配置され、ばね部材のばね力に抗して上方の開蓋位置に配置された遮蔽板を、この開蓋状態を維持して掛止する長尺な掛止部材と、筒体内に配置され、もぐらが当接すると掛止部材による遮蔽板の掛止状態を解除する掛止解除部材とを備えている。
その使用時には、もぐらの通路に筒体の開口部を対向させ、この状態のままもぐら補器を土中に埋め込む。もぐらが筒体に侵入して掛止解除部材に当接すると、掛止解除部材が動き、掛止部材による遮蔽板の掛止状態を解除する。 これにより、ばね部材のばね力によって、遮蔽板がスリットを通して上方から筒体内へ押し込まれる。その結果、筒体の開口部が閉蓋され、もぐらが生け捕られる。
実開昭58−167581(特許文献2参照)の「モグラとり捕器」も、土中の通路に据え付けてもぐらを捕獲する器具である。
この従来のもぐら捕獲器は、通気性の網を有する着脱自在の蓋を管状本体に一端に設け、管状本体の上部には支柱を設け、報知体はこの支柱内を上下に作動するように設けてあり下部を遮断体とし、一体になっている。また、遮断体の下端には針を付設してある。遮断体の下端は案内によって前後に移動可能に支持される連絡棒の先端に着脱自在に係止されるように構成し、連絡棒の後端には接触体を設け、この接触体が移動させられることによって、連絡棒も移動し、先端と下端との係止がはずれて、遮断体が下がり、管状本体の上方外部へ突出する報知体も同時に作動するように構成したことを特徴とするものである。
特許第3301753号(特許文献3参照)の「もぐら捕獲器」は、もぐらの通路に開口部を連通して土中に全体が埋設され、内部に侵入してきたもぐらを捕獲する硬質の網製の捕獲ケースと、前期開口部に設けられ、もぐらが前期捕獲ケースに侵入すると、前記開口部を閉蓋するシャッタ手段とを備え、前記シャッタ手段が、前記開口部と連通するもぐらの侵入口がそれぞれ形成され、互いに平行に離間された2枚のガイド板と、これらのガイド板とガイド板との隙間に、前記捕獲ケースの長さ方向に直交する方向へ移動自在に設けられ、両侵入口を開閉する蓋体と、該蓋体にばね力を作用させ、該蓋体により両侵入口を塞ぐばね部材と、前記ばね部材のばね力に抗して開蓋側へ移動された蓋体を、この開蓋状態を維持して掛止する蓋体掛止部材と、前記捕獲ケースの上板の幅方向の中間部に、先部を該捕獲ケース内に配置して捕獲ケースの長さ方向に直交する面に沿って回動自在に吊下され、該捕獲ケースの上方に突出する元部には、前記蓋体掛止部材を掛止するフック部が形成された掛止解除部材とを具備し、閉蓋時には、前記捕獲ケース内の一側方に掛止解除部材の先部を傾けた状態で保持して蓋体掛止部材がフック部に掛止され、もぐらが前記掛止解除部材に当接すると、前記一側方へ向かって掛止解除部材が回動して蓋体掛止部材の掛止状態を解除するもぐら捕獲器である。もしくは、前記ばね部材が閉蓋時の前記蓋体の初期速度を高めるねじりコイルばねと、前記蓋体による閉蓋状態を維持するコイルばねとを有し、前記ガイド板とガイド板との隙間には、前記蓋体の閉蓋時の衝撃を緩和する衝撃緩和部材が設けられた前項記載のもぐら捕獲器である。
実開 昭56−77288 実開 昭58−167581 特許第3301753号
もぐらは、畑や庭の土中にトンネル状の通路を掘り、それを往き来しながら、庭木を枯らしたり、畔を崩落させて栽培中の作物や庭木の成長を阻害している。
従来、例えば実開昭56−77288(特許文献1参照)の「もぐら捕器」は、遮蔽板がばね部材のばね力により、単にスリットを介して、上方から筒体内へ押し込まれる構造を採用しているので、閉蓋時の遮蔽板の移動方向は、略直線的な下方向となる。そのため、例えばもぐら補器を土中に埋設した際のばね部材の捩れなどを原因とし、遮蔽板の移動方向が斜めにずれやすくなる。したがって、掛止部材による遮蔽板の掛止状態が解除されても、筒体のスリットの形成面に遮蔽板の一部分が強く押し付けられて、ばね部材のばね力による遮蔽板の押し下げがスムーズに行えず、最悪の場合、開口部が閉じられずにもぐらが逃げてしまう恐れがあった。また、開口部が一方にしかないため開口部と逆の方向からくるもぐらを捕獲することはできなかった。
実開昭58−167581(特許文献2参照)の「モグラとり捕器」は、支柱の中を貫通する報知体と一体になっている遮断体が連絡棒で掛止され、連絡棒の後端に設けられた接触体をもぐらが移動させることにより、報知体と一体になっている遮断体が管状本体内に自重で下がってきてもぐらの退路を断ち捕獲する構造になっている。したがって、報知体と一体になっている遮断体が垂直になっていない場合や、遮断体と支柱の間に土砂などが詰まった時には遮断体が降下せずにもぐらが逃げてしまう恐れがあった。また、開口部が一方にしかないため開口部と逆の方向からくるもぐらを捕獲することはできなかった。
特許第3301753号(特許文献3参照)の「もぐら捕器」は、ガイド板と蓋体に対してばね力が平行に作用する構造になっているので、トリガーロッドにもぐらが接触した時に捕獲ケースの両方の侵入口が確実に蓋体で閉じられるため、捕獲ケース内に侵入したもぐらを確実に捕獲することができる。また、開口部が捕獲ケースの両方に設けられているので、もぐらがどちらから侵入してきても捕獲できる構造になっている。しかし、蓋体を閉じるためのトリガーロッドが捕獲ケース長さ方向中央部に設けられているため、もぐらが中央部捕獲ケースの両側に設けられた侵入口のどちらから侵入してきても捕獲ケースの中央部まで侵入してこないとトリガーロッドに接触しない構造になっている。したがって、捕獲ケースの長さはもぐらの体長の2倍以上は必要であり比較的大がかりな器具になってしまう欠点があった。
本考案は前記問題点を解決するため、もぐらの通路に開口部を連通して土中に全体が埋設され、内部に侵入してきたもぐらを捕獲する硬質の網製の捕獲ケースと、前記開口部に設けられ、もぐらが前記捕獲ケースに侵入すると、前記開口部を閉蓋するシャッタ手段とを備え、前記シャッタ手段が、前記開口部と連通するもぐらの侵入口がそれぞれ形成され、前記捕獲ケースの長さ方向に直交する方向へ移動自在に設けられて両侵入口を開閉する蓋体と、該蓋体にばね力を作用させ、該蓋体により両侵入口を塞ぐばね部材と、前記ばね部材のばね力に抗して開蓋側へ移動された蓋体を、この開蓋状態を維持して掛止する蓋体掛止部材と、前記捕獲ケースの両端の2ヶ所に上部掛止部材連結管から下方に、先部を該捕獲ケース内に配置して捕獲ケースの長さ方向に直交する面に沿って回動自在に吊下され、該捕獲ケースの上部連結軸に外装され中央部で左右に分割した蓋体掛止部材連結管に設けられた左右中央蓋体掛止部材を掛止する掛止解除部材とを具備し、閉蓋時には、前記捕獲ケース内の両端部に掛止解除部材の先部を傾けた状態で保持して左右中央蓋体掛止部材が掛止され、もぐらが一方の開口部から侵入してきたとき侵入してきた側の前記掛止解除部材に当接すると、連結している掛止部材連結管を介して侵入してきた側の掛止が解除され、もぐらがさらに前進し侵入側と反対側の開口部に差し掛かってきたときに侵入側と反対側の開口部に設けられた前記掛止解除部材に当接すると、連結している掛止部材連結管を介して侵入側と反対側の掛止が解除され、2つの蓋体掛止部材の掛止状態が解除された時にばね力により両開口部が同時に閉蓋され、開口部のどちらからもぐらが侵入してきても確実にもぐらを捕獲することができるため、もぐらの体長より数cm長い捕獲ケースを備えることで確実にもぐらを捕獲できるもぐら捕獲器である。
捕獲ケースは硬質の網製のケースであれば限定されない。その素材としては、例えば各種の合成樹脂、金網を構成する各種の金属などが挙げられる。捕獲ケースの形状は限定されない。通常は筒形状である。
シャッタ手段の構造は限定されない。要は、もぐらが捕獲ケースに侵入した際に開口部を自動的に閉蓋することができればよい。
蓋体の素材は限定されない。例えば各種のプラスチック、各種の金属などが挙げられる。蓋体の形状も限定されない。
ばね部材の素材は限定されない。例えば、各種の金属ばねでもよいし、各種のプラスチックばねでもよい。ばね部材の使用本数も限定されない。1本の場合は左右の中央部に、2本以上でもよいが左右のばね力が均衡するようにしなければならない。また、異なる種類のばね部材を併用してもよい。
蓋体掛止部材の形状は限定されない。要は、蓋体を開蓋状態で維持することができる形状であればよい。
掛止解除部材の形状は限定されない。要は、もぐらが当接すると、蓋体掛止部材による蓋体の掛止状態を解除することができる形状であればよい。
この考案によれば、もぐらの通路に開口部を連通して捕獲ケースの全体を土中に埋設する。このとき、捕獲ケースの網目からケース内に土砂が流れ込む。開口部を通って捕獲ケースの内部にもぐらが侵入すると、シャッタ手段により開口部が閉蓋される。
すなわち、ばね部材のばね力の作用により、蓋体が閉蓋側へ移動し、両側の侵入口を塞ぐ。これにより、もぐらが捕獲ケースの内部で生け捕られる。
閉蓋時、従来によると蓋体が直線的に移動して開口部を塞ぐものの、例えばもぐら捕獲器を土中に埋設した際のばね部材の捩れなどを原因とし、蓋体の移動方向がずれるおそれがある。これに対してこの考案では、両側の蓋体を連結棒で繋いでいるため、このようなおそれが解消される。しかも、従来のように捕獲ケース上に溜まった土や小石が閉蓋時の障害となるおそれもない。その結果、捕獲ケースの開口部を円滑かつ確実に閉蓋することができる。
特に、閉蓋時、捕獲ケース内の一側方に掛止解除部材の先部が傾斜した状態で蓋体掛止部材をフック部に掛止し、そのまま捕獲ケースを土の中に埋める。その後、もぐらは、その習性から、埋設時に捕獲ケース内に溜まった土砂を中心部から両側方へ向かってかき分けながら捕獲ケースに侵入してくる。このとき、捕獲ケース内の一側方には掛止解除部材が斜め配置されている。そのため、土砂をかき分けたもぐらの前足の一方が確実に掛止解除部材の先部に当接する。これにより、掛止解除部材の先部が一側方へ向かって回動し、反対に掛止解除部材の元部が他側方へ向かって回動して2つの掛止フックによる蓋体掛止部材の掛止状態の1つが解除される。さらに、もぐらが前進し捕獲ケース反対側に設けられた掛止解除部材の先部に当接すると、掛止解除部材の先部が一側方へ向かって回動し、反対に掛止解除部材の元部が他側方へ向かって回動して2つのフック部による蓋体掛止部材の掛止状態の2つ目が解除される。
このように、もぐらの穴堀り時の習性を考慮して捕獲ケース内での掛止解除部材の位置を決定したので、例えば掛止解除部材の先部を捕獲ケースの中央部に吊下した際のように、もぐらの前足の他方が掛止解除部材の先部に当接し、この掛止解除部材を掛止解除ができない方向へ回動させることによるもぐらの捕獲ミスを防止することができる。
図1から図5はこの考案の実施例に係るもぐら捕獲器の図である。
このもぐら捕獲器は、もぐらの通路に両端の開口部2A・2Bをそれぞれ連通した状態で全体が土中に埋設され、内部に侵入してきたもぐらを捕獲する捕獲ケース2と、両開口部2A・2Bにそれぞれ設けられ、もぐらが捕獲ケース2に侵入すると、開口部2A・2Bを閉蓋する蓋体3A・3Bとを備えている。
捕獲ケース2は、捕獲ケース枠に円筒状の金網を取り付けた筒体であり架台1の垂直方向のほぼ中央部に筒が横向きになるように、左右それぞれ上下2ヶ所をボルト・ナットで固定している。
掛止解除手段は以下の部材で構成される。
捕獲ケース2の上部には蓋体掛止部材連結軸を設け、左右に蓋体掛止部材連結軸の長さのほぼ半分の長さの2つの蓋体掛止部材連結管11A・11Bが蓋体掛止部材連結軸の周りを容易に回転動作するように通し、左右の蓋体掛止部材連結管11A・11Bの間はワッシャで分離され左右の蓋体掛止部材連結軸の周りを回転する動作が他方の蓋体掛止部材連結管11A・11Bの回転に干渉しないようにしている。
左右の蓋体掛止部材連結管11A・11Bの中央側端部には、L金具8に中央掛止フック9A・9Bを掛けた時にL金具8が上方向に動かなくなる位置に中央掛止フック9A・9Bが固着され、中央端部と反対側の外側端部には左右の掛止解除部材10A・10Bが固着されている。
左右2本の掛止解除部材10A・10Bは捕獲ケース2の左右の開口部2A・2Bの内面に近接して、捕獲ケース2に侵入してきたもぐらの当接によって左右蓋体3A・3Bを閉蓋側へ作動させるため捕獲ケース2の長さ方向に直交する面に沿って回動自在に吊下した状態で配置されている。
L金具8は捕獲ケース2の上部に設けられた蓋体掛止部材連結管11A・11Bとほぼ同じ高さになるように架台1に設けられた架台中部背面連結版1Bの中央部に固着された蝶番の2枚の羽根板の一方に固定しもう一方の羽根板はL金具8と直角の位置で固定し上向L金具7とする。L金具8は掛止フック9A・9Bを掛けた時にそれ以上下に下がらないようにL金具下限ストッパー13が架台中部背面連結版1Bの中央部の蝶番の下に固着配置される。
蝶番ピン6は架台上部連結版1Aの捕獲ケース2取り付け側の中央部下端に蝶番の2枚の羽根板の一方を固定し、もう一方の羽根板を折り畳んだ時に捕獲ケース2取り付け側になる面にピンが吊下した状態になるよう羽根板に固着する。ピンは上向L金具7に当たって止まる長さとする。
次に、前記シャッタ手段を構成する部材説明する。
シャッタ手段は、左右の捕獲ケース開口部2A・2Bを架台1に取付けた部分に設けられた支点部を中心に回転する蓋体3A・3Bと、閉蓋時に蓋体3A・3Bの先端が開かないよう蓋体3A・3Bの先端部を繋いだ蓋体連結板4と、蓋体支点部から蓋体3A・3Bとは反対側の後方に伸ばした左右の蓋体後方板3C・3Dの先端を繋いだ蓋体連結棒5と、掛止が解除された時に閉蓋する力を加えるばね部材12A・12Bとで構成される。
ばね部材12Aは架台1上部に取り付けられた架台上部連結板1Aの背面右端と蓋体連結棒5の右端との間に取り付けられ、ばね部材12Bは架台1上部に取り付けられた架台上部連結板1Aの背面左端と蓋体連結棒5の左端との間に取り付けられる。
左右の蓋体3A・3Bは架台1の垂直方向中央付近に捕獲ケース2を片側上下2ヶ所取り付けたボルト・ナットの内、上部のボルト・ナットで捕獲ケース2とともにボルトを軸として回動自在に取り付ける。
この考案の実施例に係るもぐら捕獲器の閉蓋時の斜視図である。 この考案の実施例に係るもぐら捕獲器の開蓋時の斜視図である。 この考案の実施例に係るもぐら捕獲器の閉蓋時の背面斜視図である。 この考案の実施例に係るもぐら捕獲器の開蓋時の背面斜視図である。 この考案の実施例に係るもぐら捕獲器の蓋体掛止部材拡大図である。
以下にこの考案をより具体的に説明する。
図1、図3の開蓋状態で、まず蓋体連結板4を架台上部連結板1Aの方向にばね部材12A・12Bのばね力に抗して引き上げ蓋体連結板4と架台上部連結板1Aが密着するよう略90度回動した蓋体3A・3Bを開蓋状態にする。
蓋体連結板4と架台上部連結板1Aが密着した開蓋状態になったら、安全レバー14を90度回して蓋体3A・3Bがばね力で戻らないよう固定する。
このとき、蝶番ピン6が取り付けられた蝶番の羽根板を折り畳み引き上げた蓋体連結板4に密着させ、蝶番ピン6が垂直下方向に吊下された状態にする。
L金具8と連動する上向きL金具7は捕獲ケース2側とは逆の架台1背面側に配置しておき吊下された蝶番ピン6が上向きL金具7の捕獲ケース2側に配置されるようにしておく。
その後、中央掛止フック9A・9BをL金具8に掛止するが、掛止解除部材10A・10Bは中央掛止フック9A・9BがL金具8に掛止された時に垂直より少し架台1側に傾いた状態になるよう配置する。こうすることにより、もぐらが侵入してきたときに掛止解除部材10A・10Bを侵入方向に押し込むことなく、もぐらの掻き手で侵入方向とは直角方向に掛止解除部材10A・10Bを回動させることにより蓋体掛止部材が作動する。
開蓋状態でこのようにセットすると、左右の蓋体3A・3B及び蓋体連結板4はばね力で引っ張られているため閉蓋状態に戻る力が掛かっている。そのため、ばね力は蝶番ピン6を捕獲ケース2側とは反対の方向の上向L金具7を倒す方向に作用し、上向L金具7と直角に連結されたL金具8の先端が垂直上方向に動く力が作用している。
しかし、L金具8の先端には左右中央掛止フック9A・9Bが掛止されているため動けない状態になる。
開蓋状態でこのようにセットすると、もぐら捕獲器の安全レバー14を架台上部連結板1Aと平行状態にして解除しても、蓋体掛止部材により作動がブロックされるため閉蓋状態にならない。
以上の操作で開蓋セットされたもぐら捕獲器を、畑や庭に掘られているもぐらの通路に埋め込む。その際、捕獲ケース2の両端の開口部2A・2Bをもぐらの通路にそれぞれ合致させ、捕獲ケース2の全体が土中に埋まるようにする。この時、捕獲ケース2が土中に埋まれば問題なく、捕獲ケース2から上部の構造物は埋めてはならない。こうすれば、捕獲ケース2の網目からケース内に土砂が流れ込み、通路を通って近づくもぐらからは金網が見えない。そのため、もぐらは安心して捕獲ケース2内に侵入してくる。
開口部2A・2Bを通ってもぐらが捕獲ケース2内に侵入すると、シャッタ手段によって開口部2A・2Bが閉蓋される。以下、この作動を具体的に説明する。
本考案のもぐら捕獲器は左右どちらの開口部2A・2Bからもぐらが侵入してきても作動してもぐらを捕獲することができるが、ここでは捕獲器の右からもぐらが侵入してきた場合について説明する。
右側の開口部2Aからもぐらが侵入してきて、侵入してきた側の掛止解除部材10Aに当接すると、掛止解除部材10Aがもぐらの掻き手によって右側(架台1側)に押しやられ、蓋体掛止部材連結管11Aが左回転することによりL金具8に掛止されていた右中央掛止フック9AがL金具8から外れる。
さらに、もぐらが前進し侵入してきた側と反対側の捕獲ケース2左開口部2B内側に設置された掛止解除部材10Bに当接すると、掛止解除部材10Bがもぐらの掻き手によって右側(架台1側)に押しやられ、蓋体掛止部材連結管11Bが左回転することによりL金具8に掛止されていた左中央掛止フック9BがL金具8から外れる。
その瞬間、ブロックしていたばね力が作用しL金具8は上方向に跳ね上がり、連結している上向L金具7は捕獲ケース2と反対側に倒れ、蝶番ピン6は捕獲ケース2と反対側に回動することにより、蓋体連結板4・蓋体3A・3Bの回動を妨げていた蝶番ピン6を取り付けている蝶番羽根板の抑えがなくなり、蓋体連結板4・蓋体3A・3Bは回動し図1、図3の閉蓋状態になる。
この一連の動作は瞬時に作動し左右開口部2A・2Bが閉蓋状態になるので侵入していたもぐらは脱出することができず、また、蓋体3A・3Bに挟まれることもなく無傷で生け捕られる。 ここでは、もぐらが捕獲器右側から侵入していた場合を説明したが、左側から侵入してきても同じく作動しもぐらを捕獲することができる。
このように、捕獲ケース2内へもぐらが侵入しさらに前進した時にばね部材12A,12Bのばね力により、2枚の蓋体3A・3Bが閉蓋側へ回動し、左右開口部2A・2Bを円滑かつ確実に閉蓋することができる
また、シャッタ手段として、蝶番ピン6、上向L金具7、L金具8,左右中央掛止フック9A・9Bからなる蓋体掛止部材により蓋体3A・3Bを開蓋状態で掛止し、一方、もぐらが左右掛止解除部材10A・10Bに当接すると蓋体掛止部材による左右蓋体3A・3Bの掛止状態を解除するという簡単な掛止構造および掛止解除構造を採用し、もぐら捕獲器に侵入する時とさらに前進して侵入側と反対側の開口部2A・2Bに差し掛かった時と2ヶ所の掛止が解除された時に閉蓋される構造としたので、捕獲ケース2の長さが従来品の半分になり、携行が容易になるとともにもぐら捕獲器の低コスト化を図ることが可能となる。
捕獲ケース2の長さはもぐらの平均体長より1〜2cm長い13cmとし、両側の開口径はもぐらが容易に侵入可能な6〜8cmとする。
さらに、捕獲ケース2を金網製の筒体としたので、捕獲ケース2の中に土を入れやすく且つもぐら捕獲器の軽量化を図ることができる。さらにまた、捕獲ケース2の両端の開口部2A・2Bにシャッタ手段を配設したので、もぐらの通路にもぐら捕獲器を1台設置すれば、もぐらの通路の一方向から侵入してきたもぐらだけでなく、他方向から侵入してきたもぐらも捕獲することができる。
そして、コイルばねである左右ばね部材12A,12Bによって閉蓋時の左右蓋体3A・3Bの初期速度を高める一方、コイルばねであるばね部材12A,12Bによ
って左右蓋体3A・3Bによる閉蓋状態を維持するようにばね部材12A,12Bを構成したので、ばね部材12A,12Bのばね力を原因としたもぐらの捕獲ミスを防止することができる。
1 架台
1A 架台上部連結版
1B 架台中部背面連結版
2 捕獲ケース
2A 右開口部
2B 左開口部
3A 右蓋体
3B 左蓋体
3C 右蓋体後方板
3D 左蓋体後方板
4 蓋体連結板
5 蓋体連結棒
6 蝶番ピン(蓋体掛止部材)
7 上向きL金具(蓋体掛止部材)
8 L金具(蓋体掛止部材)
9A 右中央掛止フック(蓋体掛止部材)
9B 左中央掛止フック(蓋体掛止部材)
10A 右掛止解除部材(蓋体掛止部材)
10B 左掛止解除部材(蓋体掛止部材)
11A 右蓋体掛止部材連結管(蓋体掛止部材)
11B 左蓋体掛止部材連結管(蓋体掛止部材)
12A 右ばね部材
12B 左ばね部材
13 L金具下限ストッパー
14 安全レバー










Claims (1)

  1. もぐらの通路に開口部を連通して土中に全体が埋設され、内部に侵入してきたもぐらを捕獲する硬質の網製の捕獲ケースと、前記開口部に設けられ、もぐらが前記捕獲ケースに侵入すると、前記開口部を閉蓋するシャッタ手段とを備え、
    前記シャッタ手段が、前記開口部と連通するもぐらの侵入口がそれぞれ形成され、前記捕獲ケースの長さ方向に直交する方向へ回動自在に設けられ両侵入口を開閉する蓋体と、該蓋体にばね力を作用させ、該蓋体により両侵入口を塞ぐばね部材と、前記ばね部材のばね力に抗して開蓋側へ移動させた蓋体を、この開蓋状態を維持して掛止する蓋体掛止部材と、前記捕獲ケース両端部2ヶ所に上部から先部を該捕獲ケース内に配置して捕獲ケースの長さ方向に直交する面に沿って回動自在に吊下され、該捕獲ケースの上方中央部には前記蓋体掛止部材を掛止するフック部が形成された掛止解除部材とを具備し、
    閉蓋時には、前記捕獲ケース内の一側方に掛止解除部材の先部を傾けた状態で保持して前記捕獲ケース両端部2ヶ所に配置した掛止解除部材から連結され中央部に配置された2つの蓋体掛止部材がフック部に掛止され、侵入してきたもぐらが侵入してきた側の前記掛止解除部材に当接すると、前記一側方へ向かって掛止解除部材が回動して2つの蓋体掛止部材の内の1つの蓋体掛止部材の掛止状態が解除され、もぐらが捕獲ケース内をさらに前進し侵入してきた側と反対側の開口部にさしかかり、もう1つの前記掛止解除部材に当接すると、前記一側方へ向かって掛止解除部材が回動して2つ目の蓋体掛止部材の掛止状態が解除されることにより、瞬時に蓋体が閉蓋状態になるもぐら捕獲器。


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WO2018008998A1 (ko) * 2016-07-08 2018-01-11 안상구 두더지 덫
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