JP3173094U - 合成樹脂コップ - Google Patents

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Abstract

【課題】折り返し部に対する利用者の唇との密着性を改善し、飲料を飲む際のこぼれ落ちを無くし且つ熱い飲料であっても胴部を手で持ち続けることが可能な合成樹脂コップを提供する。
【解決手段】合成樹脂コップ10は、底部には上方向に伸びる筒形の胴部材2が連結されており、その上端には、胴部材2の上部の周囲を所定の高さで取り巻くように胴部材2の上端の開口20から外側に折り返された折り返し部3が設けられている。そして、底部、胴部材2及び折り返し部3は低発泡材によって一体成型されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、熱いコーヒーや茶等の飲料を収容する合成樹脂コップに関し、詳しくは、上縁の端部が唇に優しく接触し、且つ、内容物の熱さが伝わりにくくした合成樹脂コップに関する。
自動販売機、イベント会場等においてはコーヒー、スープ、茶等を客や参加者に提供する際、一般に、ローコストで用済み後には簡単に回収し、又は廃棄できる紙コップ(「紙カップ」ともいう)が用いられる。この紙コップは、その内面に厚さ数十ミクロンのポリエチレンフィルムを原料用紙にラミネートされた原紙を用いており、これによって耐水性が確保されている。
しかし、紙コップは素材の厚みが薄いために断熱性が劣り、例えば、内容物が高温であるとその熱さが紙コップを持つ指に伝わり、人によっては持ち続けることができなくなる。これは内容物が極めて冷たい場合も同様である。
そのため、紙コップに代えて合成樹脂を用いたコップが提案されており、例えば、特許文献1に開示されたものがある。この合成樹脂製コップは、圧空成形機によるハイインパクトスチロール(耐衝撃ポリスチロール)製であり、上に向かって直径を拡大しながら立ち上がる周囲壁(側壁)を備えた薄肉(厚み0.3〜0.5mm)の合成樹脂製コップであり、側壁の上端部に小径の半円形断面の外向きの折返し部(厚さ3mm、長さ20mm)が設けられている。さらに、折返し部の下には側壁の回りを囲む環状かつ下向きの延長部(環状下向き延長部)を連接し、この環状下向き延長部に円周方向に所定間隔で側壁の外面に向かって膨出する幅狭の複数の凹部を縦方向に設けた構成になっている。この合成樹脂製コップで飲料を飲む場合、指で環状下向き延長部を指で持ち上げると指が当たった部分の凹部が側壁に接触するので、指が内容物の熱さをさほど感じなくなるというものである。
実開平6−3169号公報
しかし、従来の合成樹脂製コップによると、環状下向き延長部には複数の凹部が円周方向に設けられているため、飲料を飲もうとして利用者が唇を環状下向き延長部に接触させたとき、唇と環状下向き延長部との接触面積が減少して唇の密着性が劣り、飲もうとした飲料の一部がコップからこぼれ落ちて衣服を汚すおそれがある。また、上記従来の合成樹脂製コップは、手で持つ部分として環状下向き延長部を推奨しているが、飲み物が注がれたカップは重さもあることから利用者が掴んだ環状下向き延長部が湾曲する等のおそれがある。特に、熱い飲み物を飲んでいる場合には中の飲料がこぼれてやけどをする等のおそれがあることから利用者は側壁部を持つ可能性がある。この場合、側壁部の厚みが0.3〜0.5mmであるため、従来の紙コップと同様に内容物の熱さが手に伝わり易く、側壁部を持ち続けることができない。
そこで、本考案は、かかる問題点に鑑みなされたもので、折り返し部の形状を改善して折り返し部に対する利用者の唇との密着性を改善し、飲料を飲む際のこぼれ落ちを無くし且つ熱い飲料であっても持ちやすい胴部を手で持ち続けることが可能な合成樹脂コップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の本考案は、上部が開口し、底部が閉塞した有底筒状体の胴部材と、胴部材の前記開口上部を所定の長さ幅で外側下向きに折り返した折り返し部とを備え、折り返し部の表面を平滑にすると共に、利用者の下唇の赤唇部の高さ幅よりも幅広に形成したことを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項2に記載の本考案は、請求項1に記載の合成樹脂コップにおいて、胴部材は、その円周方向に連続的に設けた縦溝によって波形の断面形状を有する凹凸を形成したことを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項3に記載の本考案は、請求項1又は2に記載の請求項1又は2に記載の合成樹脂コップにおいて、凹凸は、胴部材の開口上端から下側に向かう所定範囲には設けられておらず、この所定範囲の内径を凹凸の内径より大きくすることにより段差を形成し、段差が開口上部に蓋を装着した際のストッパとなるようにしたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項4に記載の本考案は、請求項1から3のいずれか1項に記載の合成樹脂コップにおいて、胴部材及び折り返し部が低発泡材によって一体成型されていることを特徴とする。
本考案の合成樹脂コップによれば、折り返し部に対する利用者の唇との密着性を改善し、飲料を飲む際のこぼれ落ちを無くし且つ高温の飲料が収納されても持ちやすい胴部を手で持ち続けることができるというという効果がある。
本考案に係る合成樹脂コップの実施形態を示す斜視図である。 図1に示す合成樹脂コップのA−A断面図である。 (a)は本考案に係る合成樹脂コップに装着される蓋の構成を示す断面図、(b)は蓋を胴部材の開口に取り付けた状態を示す断面図である。
[合成樹脂コップの構成]
以下、本考案に係る合成樹脂コップについて、好ましい一実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案に係る合成樹脂コップの一実施形態を示す斜視図、図2は図1に示す合成樹脂コップのA−A断面図である。図示された合成樹脂コップ10は、断熱性に優れる低発泡材の1つであるPP(polypropylene:ポリプロピレン)アロイによって上部に開口20を有するように樹脂成型され、内部には熱いコーヒー、茶、味噌汁等、或いは冷たいジュース、コーヒー、炭酸飲料等の各種の飲料を収容する容器である。
図1及び図2に示すように、合成樹脂コップ10は、概略として、円盤状をした底部1の周縁より上方に向かって直径が次第に拡大しながら立ち上がる有底筒状体である胴部材2と、胴部材2の開口縁部21から外側へ環状に折り返された折り返し部3とを備えて構成されている。折り返し部3は、胴部材2に対して非接触状態に形成されている。尚、胴部材2は、無地や有色、或いは各種の印刷が施されていてもよい。合成樹脂コップ10の平均的な厚みは、例えば0.5mmである。また、合成樹脂コップ10の形状例を示せば、底部1の直径は約55mm、胴部材2の高さは約70mm、その開口20の内径は約75mmである。さらに、折り返し部3は、外径が約85mm、その幅(縦方向の長さ)が14〜15mmであり、若干のテーパを有している。そして、折り返し部3はその表面が平滑とされると共に、少なくとも利用者の下唇の赤唇部の高さ幅よりも幅広に形成されており、利用者の唇が折り返し部3に接触した際にぴったりとフィットして違和感を生じないようにされている。
合成樹脂コップ10の胴部材2及び折り返し部3は、上述したように、PPアロイの低発泡材によって一体成型されているために断熱性が高く、従って、熱い飲料を注いだ胴部材2(カップ本体)の外表面は通常の紙コップのように熱くはならず、しかも軽量化が可能である。本考案では、さらに、胴部材2を手で持ったときに熱い飲料や冷たい飲料の温度(高温又は低温)が指に伝わり難くするために指に接触する胴部材2の面積を少なくする工夫を行っている。すなわち、図1のBに示すように、同部材2の周囲には多数の縦溝22,22が一定間隔且つ一周するように設けた凹凸24を形成している。この縦溝22,22は、底部1から折り返し部3の中間部の高さ位置(開口縁部21から約1cm下側の高さ)に及ぶように設けられている。
開口縁部21から約1cm下側の位置より下方は、縦溝22,22が内側に突出しているため、図2示すように、胴部材2の内側に段差23が形成される。この段差23は開口20に蓋を装着するときに利用される。すなわち、図3(a)に示すような形状の蓋4を図3(b)に示すように胴部材2の開口20に被せることができ、その際、蓋4の下端を段差23で規制することができる。尚、蓋4は図3の形状に限定されものではなく、例えば、折り返し部3に被せる構成であってもよい。また、蓋4にはPPアロイを用いることも、他の素材を用いることも可能であり、例えば、従来の紙コップに使用されていた材料で作られていてもよい。
また、底部1には、合成樹脂コップ10をテーブル等の上に置いたときに底部1から載置面に熱が逃げる(又は載置面の熱が底部1に伝熱する)おそれがある。そこで、表面との接触面積を少なくし、熱い飲料の温度を下がり難く(冷たい飲料では温かくならないように)するため、中央部に円形の凹部11が設けられている。尚、円形の凹部11に代えて他の構成、例えば複数の円形溝を同心円状に設ける構成にしてもよい。
[実施形態の効果]
本実施形態に係る合成樹脂コップによれば、胴部材2及び折り返し部3に低発泡材を用いたことで断熱性を高めることができ、従って、熱い或いは冷たい飲料が注がれていても胴部を手で持ち続けることが可能になるという効果がある。
また、低発泡材によって折り返し部3が構成され且つその表面が平滑であるので、折り返し部3に対する利用者の唇との密着性が高められる結果、飲料を飲む際のこぼれ落ちが無くなり、且つ、唇が折り返し部3に接触した際の違和感を生じないようにすることができるという効果がある。
また、胴部材2に多数の縦溝22,22によって凹凸24を設けたことにより利用者が胴部材2を把持したときの指と胴部材2との接触面積が少なくなり、熱い飲料や冷たい飲料の熱さや冷たさが指に伝わり難くなり、胴部材2を持ち続けることができるという効果がある。
さらに、縦溝22,22の上端を開口縁部21から約1cm下側の位置までにすることで段差23を形成することができ、この段差を蓋4を装着した際のストッパとして機能させることができ、蓋4が必要以上に落ち込むのを防止することができるという効果がある。
以上のように、本考案の好ましい実施形態について詳述したが、本考案は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、胴部材2の外形は、上方に向かって径が大きくなる円筒形状にしたが、上下同一径の円筒形状であっても良く、更には、六角形等の多角形状等であってもよい。また、例えば上下方向に二分割し、一方に円筒形状他方に多角形状を設ける形状であってもよい。
また、低発泡材としてPPアロイを用いたが、耐熱性、食の安全性、強度等をクリアできるものであれば、どのような低発泡材を用いてもよい。
1 底部
2 胴部材
3 折り返し部
4 蓋
10 合成樹脂コップ
11 凹部
20 開口
21 開口縁部
22 縦溝
23 段差
24 凹凸
上記目的を達成するため、請求項3に記載の本考案は、請求項2に記載の合成樹脂コップにおいて、凹凸は、胴部材の開口上端から下側に向かう所定範囲には設けられておらず、この所定範囲の内径を凹凸が形成された部分の前記胴部材の内径より大きくすることにより段差を形成し、段差が開口上部に蓋を装着した際のストッパとなるようにしたことを特徴とする。

Claims (4)

  1. 上部が開口し、底部が閉塞した有底筒状体の胴部材と、
    前記胴部材の前記開口上部を所定の長さ幅で外側下向きに折り返した折り返し部と、を備え、
    前記折り返し部の表面を平滑にすると共に、利用者の下唇の赤唇部の高さ幅よりも幅広に形成したことを特徴とする合成樹脂コップ。
  2. 請求項1に記載の合成樹脂コップにおいて、
    前記胴部材は、その円周方向に連続的に設けた縦溝によって波形の断面形状を有する凹凸を形成したことを特徴とする合成樹脂コップ。
  3. 請求項1又は2に記載の請求項1又は2に記載の合成樹脂コップにおいて、
    前記凹凸は、前記胴部材の開口上端から下側に向かう所定範囲には設けられておらず、この所定範囲の内径を前記凹凸の内径より大きくすることにより段差を形成し、前記段差が開口上部に蓋を装着した際のストッパとなるようにしたことを特徴とする合成樹脂コップ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の合成樹脂コップにおいて、
    前記胴部材及び前記折り返し部が低発泡材によって一体成型されていることを特徴とする合成樹脂コップ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015016882A (ja) * 2013-07-09 2015-01-29 株式会社なか卯 食品容器
CN106166009A (zh) * 2016-03-25 2016-11-30 北塘区美悦工业设计工作室 一种防溢出杯子
JP2018029959A (ja) * 2016-08-18 2018-03-01 国立大学法人徳島大学 飲用容器

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