JP3172908U - ダイエット用バンド - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の好みに合わせて留める強さを調節可能で、優れたダイエット効果が得られるダイエット用バンドを提供する。
【解決手段】所定の長さの鉄から成る固定部材3が、細長いバンド本体2の一端に、バンド本体2の長さ方向に沿って設けられている。バンド本体2は、他端にその長さ方向に固定部材3の長さ以内で並んだ複数のポケット14を有している。複数の磁石4が、各ポケット14に着脱可能に挿入されている。鉄から成る複数の板体5が各磁石4に各ポケット14の外側から吸着されている。結合部材15が、固定部材3に各磁石4を吸着させた状態で、バンド本体2の一端と他端とを着脱可能に結合する。バンド本体2は全体の長さを調節可能な長さ調節部を有し、調節された長さを示すための目盛16が表示されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、腹部または腰部の周りに巻いて使用されるダイエット用バンドに関する。
従来のダイエット用のバンドとして、磁石等の磁力による接続方法、フックやスナップ等の機械的な接続方法、または面ファスナーによる接続方法を用いることにより、力を加えると簡単に外れ、何度でも使用でき、長さを自由に調節できる、ひも状、ベルト状またはバンド状の補助具がある(例えば、特許文献1参照)。この補助具は、腹筋の力を緩めるとすぐに外れるようにウエストに装着し、外れないように使用し続けることによりダイエット効果が得られる。
特開2004−283528号公報
しかしながら、特許文献1に記載の補助具では、留め具の留める力が一定のため、留め具を留める強さを調節できないという課題があった。このため、慣れないうちはすぐに外れてしまい、なかなかダイエット効果が得られなかったり、反対になかなか外れなくて窮屈な状態で耐えなくてはならかったりするという課題があった。
本考案は、このような課題に着目してなされたもので、使用者の好みに合わせて留める強さを調節可能で、優れたダイエット効果が得られるダイエット用バンドを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係るダイエット用バンドは、腹部または腰部の周りに巻いて使用されるダイエット用バンドであって、細長いバンド本体と、所定の長さを有する磁性体から成り、前記バンド本体の一端に前記バンド本体の長さ方向に沿って設けられた固定部材と、前記磁性体に吸着可能であって、前記バンド本体の他端に、その長さ方向に前記固定部材の長さ以内で並んで着脱可能に設けられた複数の磁石とを、有することを特徴とする。
本考案に係るダイエット用バンドは、腹筋の位置にかかるよう、腹部または腰部の周りに巻いて使用する。バンド本体の一端の固定部材に、他端の磁石を吸着させて装着する。このとき、腹筋の力が緩んで腹部が突き出たときに外れるよう、腹筋に力を入れて腹部を凹ませた状態で装着する。こうして、腹筋で腹部を凹ませ、外れないよう装着し続けることにより、ダイエット効果が得られる。
本考案に係るダイエット用バンドは、固定部材に吸着させる磁石の個数を変えることにより、留める強さを調節することができる。このため、慣れない段階では、使用する磁石の個数を増やして外れにくく調節することができる。慣れてきたときやダイエット効果を高めたいときなどには、使用する磁石の個数を減らして外れやすく調節することができる。このように、自分の好みに合わせて留める強さを調節し、優れたダイエット効果を得ることができる。
本考案に係るダイエット用バンドで、固定部材は、バンド本体の一端の表面に貼り付けられていてもよいが、表面に露出しないよう、バンド本体の一端で全体を被覆されていることが好ましい。磁性体としては、磁石が吸着しやすい鉄またはニッケルが好ましい。複数の磁石は、それぞれ同じ磁力であっても、留める強さを細かく調節できるようそれぞれ異なる磁力であってもよい。
本考案に係るダイエット用バンドは、磁性体から成る複数の板体を有し、前記バンド本体は、前記他端に、その長さ方向に前記固定部材の長さ以内で並んだ複数のポケットを有し、各磁石は各ポケットに着脱可能に挿入され、各板体は各磁石に各ポケットの外側から吸着されていることが好ましい。
このように複数のポケットを有する場合、ポケットに挿入する磁石の個数を変えることにより、留める力を調節することができる。ポケットに磁石を挿入し、ポケットを挟んでバンド本体の一端の固定部材に磁石を吸着させて装着する。板体は、ポケットの外側から磁石に吸着させて取り付ける。これにより、磁石をポケット内に固定することができる。磁石をポケットから取り出すときには、板体をポケットの開口から外側にずらす。磁石は、板体に吸着されてポケットから容易に取り出すことができる。板体の位置により、磁石がどのポケットに入っているか、外側から容易に確認することができる。ポケットの位置により固定部材から外れるまでの距離が異なるため、磁石をどのポケットに挿入するか選択することによって、外れやすさを調節することができる。
ポケットは、バンド本体の長さ方向に沿って磁石を並べて挿入できるよう細長く形成されていてもよい。この場合、ポケットに挿入する磁石の個数や位置を変えることによって、外れやすさを調節することができる。
本考案に係るダイエット用バンドで、前記バンド本体は、前記固定部材に各磁石を吸着させた状態で前記一端と前記他端とを着脱可能に結合する結合部材を有することが好ましい。この場合、結合部材を使用して、より強い力で留めることができる。結合部材は、例えば、面ファスナーやホックから成ることが好ましい。
本考案に係るダイエット用バンドで、前記バンド本体は全体の長さを調節可能な長さ調節部を有し、調節された長さを示すための目盛が表示されていることが好ましい。この場合、長さ調節部により、バンド本体を自分に合った長さに調節することができる。また、目盛により、バンド本体の長さを調節しやすく、かつ、ダイエット効果を確認することができる。
本考案に係るダイエット用バンドで、前記バンド本体は、前記バンド本体の前記一端に前記バンド本体の長さ方向で表示が変化する警告表示を有することが好ましい。この場合、警告表示により、腹筋の力が緩んで腹部が突き出たことを確認することができる。また、警告表示はバンド本体の長さ方向で表示が変化するので、表示された警告表示により、どの程度腹部が突き出たか、知ることができる。このため、ダイエット効果をより高めることができる。
本考案によれば、使用者の好みに合わせて留める強さを調節可能で、優れたダイエット効果が得られるダイエット用バンドを提供することができる。
本考案の実施の形態のダイエット用バンドを示す斜視図である。
以下、図面に基づき本考案の実施の形態について説明する。
図1は、本考案の実施の形態のダイエット用バンドを示している。
図1に示すように、ダイエット用バンド1は、バンド本体2と固定部材3と複数の磁石4と複数の板体5とを有している。
バンド本体2は、薄くて柔軟な生地から成る長い第1帯体11と短い第2帯体12とを、細長い環状の接続部材13で接続して成り、細長い帯状をなしている。第1帯体11は、一端11aが、生地を2枚重ねにして、その生地の間に固定部材3を挟んだ状態で周囲を縫い合わされている。第1帯体11の他端11bの一方の面には、面ファスナーのフックテープとループテープとが長さ方向に並べて縫い付けられている。第1帯体11は、他端11bを接続部材13の環の中に挿入してから接続部材13の位置で折り返して、他端11bの面ファスナーのフックテープとループテープとを貼り合わせることにより接続部材13に取り付けられている。
第2帯体12は、一端12aを接続部材13の環の中に挿入してから接続部材13の位置で折り返し、折り重ねた部分を縫い合わせて接続部材13に取り付けられている。接続部材13は、第1帯体11および第2帯体12の幅よりやや長い内径を有している。第1帯体11の他端11bの面ファスナーと接続部材13とは、バンド本体2の全体の長さを調節可能な長さ調節部を構成している。他端11bを折り返す接続部材13の位置を調節することにより、バンド本体2の全体の長さを調節することができる。
固定部材3は、所定の長さを有する薄い鉄製の矩形板から成っている。固定部材3は、バンド本体2の幅よりやや短い幅を有している。固定部材3は、第1帯体11の一端11aの2枚重ねの生地に挟まれて全体を被覆され、バンド本体2の長さ方向に沿って伸びるよう設けられている。各磁石4は、円盤形状であって、バンド本体2の幅より短い直径を有し、第1帯体11の一端11aの生地を隔てて固定部材3に吸着可能である。
バンド本体2は、第2帯体12の他端12bに、バンド本体2の長さ方向に並んだ複数のポケット14を有している。各ポケット14は、磁石4の直径よりやや大きい幅と深さを有し、すべてのポケット14に磁石4を挿入した状態ですべての磁石4が固定部材3に吸着できるよう、固定部材3の長さ以内に配置されている。各ポケット14は、バンド本体2の外側面12cに設けられている。各ポケット14の開口は、バンド本体2の側縁を向いている。各磁石4は、各ポケット14に開口から着脱可能に挿入されている。各磁石4は、他端12bの各ポケット14に挿入され、バンド本体2の長さ方向に、固定部材3の長さ以内で並んで設けられている。1つのポケット14には、磁石4を重ねて2つ以上挿入することもできる。
バンド本体2は、第1帯体11の一端11aと、第2帯体12の他端12bとを互いに着脱可能に結合する結合部材15を有している。結合部材15は面ファスナーから成り、そのループテープおよびフックテープが、第1帯体11の外側面11cの固定部材3の後端付近と、第2帯体12の内側面12dの他端12bの先端部とにそれぞれ縫い付けられている。これにより、バンド本体2は、固定部材3に各ポケット14の中の各磁石4を吸着させた状態で、第1帯体11の一端11aと第2帯体12の他端12bとを結合部材15により着脱可能に結合している。バンド本体2には、結合部材15を使用しないときのため、別体でフックテープに着脱可能なループテープが設けられている。
バンド本体2は、第1帯体11の他端11bの内側面11dに目盛16が表示されている。目盛16は、第1帯体11を折り返した接続部材13の位置で、調節されたバンド本体2の全体の長さが表示されるように付けられている。
各板体5は、各磁石4よりやや径が大きい薄い鉄製の円板から成っている。各板体5には、商標などが表示されていることが好ましい。各板体5は、各ポケット14に挿入された各磁石4に、各ポケット14の外側から吸着されている。各板体5は、細いチェーンなどで各ポケット14に取り付けられていることが好ましい。
バンド本体2は、第1帯体11の外側面11cの固定部材3の位置に、バンド本体2の長さ方向で表示が変化する警告表示17を有している。警告表示17は、例えば、一端11a付近を赤色17aに着色し、一端11aから離れた位置を黄色17bに着色して成っている。警告表示17は、他端11b側から一端11aにかけて、より細かく変化する表示であってもよい。警告表示17は、文字やマークから成っていてもよい。
図1に示す具体的な一例では、磁石4、板体5およびポケット14は、それぞれ2つずつから成っている。バンド本体2は、幅が2.8cmで、長さを60cm〜85cmまで調整可能になっている。しかしながら、磁石4、板体5およびポケット14は、3つ以上であってもよい。また、バンド本体2の幅、長さも自由に設定可能である。
次に、作用について説明する。
ダイエット用バンド1は、腹筋の位置にかかるよう、腹部または腰部の周りに巻いて使用する。第2帯体12の他端12bの各ポケット14に磁石4を挿入した状態で、ポケット14を挟んで第1帯体11の一端11aの固定部材3に、磁石4を吸着させて装着する。このとき、腹筋の力が緩んで腹部が突き出たときに外れるよう、バンド本体2の長さを調節して、腹筋に力を入れて腹部を凹ませた状態で装着する。こうして、腹筋で腹部を凹ませ、外れないよう装着し続けることにより、ダイエット効果が得られる。特に、腹筋に力を入れて腹部を凹ませた状態が習慣化するよう、使用者が意識付けするのに効果がある。
ダイエット用バンド1は、各ポケット14に挿入する磁石4の個数を変えることにより、留める強さを調節することができる。さらに結合部材15を使用した場合、より強い力で留めることができる。慣れない段階では、使用する磁石4の個数を増やし、結合部材15を結合させて、外れにくく調節することができる。慣れてきたときや、集中してダイエット効果を高めたいときなどには、使用する磁石4の個数を減らし、結合部材15の使用を止めて、外れやすく調節することができる。このように、自分の好みに合わせて留める強さを調節し、優れたダイエット効果を得ることができる。
ダイエット用バンド1は、ポケット14の位置により固定部材3から外れるまでの距離が異なるため、磁石4をどのポケット14に挿入するか選択することによって、外れやすさを調節することができる。図1に示す具体例では、2つのポケット14に磁石4を挿入した場合が最も外れにくく、第2帯体12の他端12bに近いポケット14にのみ磁石4を挿入した場合が次に外れにくく、他端12bから遠いポケット14にのみ磁石4を挿入した場合が最も外れやすくなる。また、1つのポケット14に複数個の磁石4を挿入して、留める強さを大きくしてもよい。
板体5は、ポケット14の外側から磁石4に吸着させて取り付ける。これにより、磁石4をポケット14内に固定することができる。磁石4をポケット14から取り出すときには、板体5をポケット14の開口から外側にずらす。磁石4は、板体5に吸着されてポケット14から容易に取り出すことができる。板体5の位置により、磁石4がどのポケット14に入っているか、外側から容易に確認することができる。また、板体5の表面に商品名や商標などを表示することにより、広告効果を得ることができる。
ダイエット用バンド1は、第1帯体11の他端11bを折り返す接続部材13の位置を調節して、他端11bの面ファスナーのフックテープとループテープとを貼り合わせることにより、バンド本体2を自分に合った長さに調節することができる。ダイエットに特に効果的なバンド本体2の長さは、使用者の通常時のウエストサイズから5cm短い長さである。また、接続部材13の位置で目盛16を読むことにより、調節されたバンド本体2の全体の長さを確認できるので、バンド本体2の長さを調節しやすく、かつ、ダイエット効果を確認することができる。
バンド本体2は、警告表示17により、腹筋の力が緩んで腹部が突き出たことを確認することができる。また、警告表示17はバンド本体2の長さ方向で表示が変化するので、表示された警告表示17により、どの程度腹部が突き出たか、知ることができる。このため、ダイエット効果をより高めることができる。
なお、ポケット14は、バンド本体2の長さ方向に沿って磁石4を並べて挿入できるよう細長く形成されていてもよい。この場合、ポケット14に挿入する磁石4の個数や位置を変えることによって、外れやすさを調節することができる。
1 ダイエット用バンド
2 バンド本体
11 第1帯体
12 第2帯体
13 接続部材
14 ポケット
15 結合部材
16 目盛
17 警告表示
3 固定部材
4 磁石
5 板体

Claims (5)

  1. 腹部または腰部の周りに巻いて使用されるダイエット用バンドであって、
    細長いバンド本体と、
    所定の長さを有する磁性体から成り、前記バンド本体の一端に前記バンド本体の長さ方向に沿って設けられた固定部材と、
    前記磁性体に吸着可能であって、前記バンド本体の他端に、その長さ方向に前記固定部材の長さ以内で並んで着脱可能に設けられた複数の磁石とを、
    有することを特徴とするダイエット用バンド。
  2. 磁性体から成る複数の板体を有し、
    前記バンド本体は、前記他端に、その長さ方向に前記固定部材の長さ以内で並んだ複数のポケットを有し、
    各磁石は各ポケットに着脱可能に挿入され、
    各板体は各磁石に各ポケットの外側から吸着されていることを、
    特徴とする請求項1記載のダイエット用バンド。
  3. 前記バンド本体は、前記固定部材に各磁石を吸着させた状態で前記一端と前記他端とを着脱可能に結合する結合部材を有することを特徴とする請求項1または2記載のダイエット用バンド。
  4. 前記バンド本体は全体の長さを調節可能な長さ調節部を有し、調節された長さを示すための目盛が表示されていることを、特徴とする請求項1、2または3記載のダイエット用バンド。
  5. 前記バンド本体は、前記バンド本体の前記一端に前記バンド本体の長さ方向で表示が変化する警告表示を有することを特徴とする請求項1、2、3または4記載のダイエット用バンド。

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