JP3172496U - ファイリング用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】
クリアファイルなどのファイリング用具に印刷等を行うことなくメッセージを掲載し、従来に無いインパクトのあるファイリング用具を提供する。
【解決手段】
樹脂製の表側シート102と裏側シート104を重ねて溶着することによって、当該表側シート102と裏側シート104間に書類等を収納できるファイリング用具100であって、溶着時に発生する溶着部110の凹凸形状を、文字(数字を含む)、図形、記号若しくはこれらを組み合わせた形状で構成する。また、溶着部110に不可逆性の示温材を塗布しておくことによって、溶着部110の凹凸形状部分が溶着時の発熱により発色するので文字等の視認性が向上する。
【選択図】図1
クリアファイルなどのファイリング用具に印刷等を行うことなくメッセージを掲載し、従来に無いインパクトのあるファイリング用具を提供する。
【解決手段】
樹脂製の表側シート102と裏側シート104を重ねて溶着することによって、当該表側シート102と裏側シート104間に書類等を収納できるファイリング用具100であって、溶着時に発生する溶着部110の凹凸形状を、文字(数字を含む)、図形、記号若しくはこれらを組み合わせた形状で構成する。また、溶着部110に不可逆性の示温材を塗布しておくことによって、溶着部110の凹凸形状部分が溶着時の発熱により発色するので文字等の視認性が向上する。
【選択図】図1
Description
本考案は、ファイリング用具に関し、特にクリアファイルのように表側シートと裏側シートの間に書類等を収納できるファイリング用具に関する。
従来、書類等を保管、運搬等するためのファイリング用具が広く利用されている。このファイリング用具には、例えば所謂「クリアファイル」が含まれる。クリアファイルは二枚重ねの(若しくは一枚の樹脂性シートを折り曲げて二枚重ねとした)樹脂性シートの周囲を溶着して、その間に書類等を収納できるように構成されている(特許文献1参照)。
また溶着の手法は種々の方法が利用可能であるが、近年は、図6に示しているような超音波溶着が広く利用されている。超音波溶着は、超音波振動子2から発せられる超音波振動をアルミニウム合金やチタン合金等で形成したホーン3に対して伝達し、この振動とホーン3の加圧(樹脂に対する加圧)により樹脂を溶着してシールする手法である。ホーン3の先端には所定の形状の凹凸3aが形成されていて、ホーン3に伝達された超音波と加圧の相互作用によって、樹脂側には凹凸3aに対応する形状の凸凹1aが形成されつつ溶着される。
しかしながら、従来の溶着部分の凹凸形状は一定の形状(例えば図6に示しているように単なる矩形)が連続するだけのものであり何らメッセージ性のあるものではなかった。仮にクリアファイルに何らかのメッセージを表現しようとするとクリアファイルの表面(又は/若しくは裏面)に印刷等を行ったり、ラベル等を貼付することでその目的を達成することは可能である。しかし印刷やラベルの貼付では収納する書類の中身を隠してしまうことになり「収納した状態でも書類の中身を容易に視認できる」というクリアファイルのメリットを阻害してしまうことにもなる。
本考案は、これらの問題を解決するべくなされたものである。
上記課題を解消するべく、本考案は、表側シートと裏側シートを重ねて溶着することによって、当該表側シートと裏側シート間に書類等を収納できるファイリング用具であって、前記溶着部の凹凸形状が、文字(数字を含む)、図形、記号若しくはこれらを組み合わせて構成されていることを特徴とする。又は一枚のシートを折り曲げて表側シートと裏側シートとし、当該表側シートと裏側シートを重ねて溶着することによって、当該表側シートと裏側シート間に書類等を収納できるファイリング用具であって、前記溶着部の凹凸形状が、文字(数字を含む)、図形、記号若しくはこれらを組み合わせて構成されていることを特徴とする。
即ち、溶着部分の形状を利用して何らかのメッセージを表現することによって、収容する書類を隠すことなくメッセージを掲載でき、また、従来単純形状の凹凸で形成されていた溶着部分が文字等に置き換わることによって、インパクトのあるファイリング用具を提供することが可能となる。
例えば、溶着部分の凹凸形状を会社住所や会社名、更には電話番号やウェブサイトURL、電子メールアドレス、会社ロゴマークの形状等とする事によって宣伝効果を発揮させることができる。もちろんそれ以外にも電子メール等で頻繁に利用される「顔文字」や特定のメッセージ(「有り難うございました」、「Thank You」など)の文字等を使って溶着部分の凹凸形状を表現すれば相手方にこちら側の気持や意図を伝達する事も可能となる。
更に、これら表側シート及び/又は前記裏側シートの溶着部に、予め不可逆性の示温材を塗布しておいてもよい。このように構成すれば、溶着時の熱によって溶着部が変色するので、文字や図形で構成される溶着部の凹凸形状をより視認し易くなる。
本考案により、クリアファイルなどのファイリング用具に印刷等を行うことなくメッセージを掲載し、従来に無いインパクトのあるファイリング用具を提供することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本考案の実施形態の一例につき詳細に説明を加える。なお、図面理解容易の為、各部の大きさや寸法を誇張して表現している部分があり、実際の製品と必ずしも一致しない部分があることを付記しておく。また各図面は符号の向きに見るものとし、当該向きを基本に上下左右、手前、奥と表現する。
〈ファイリング用具の構成〉
本考案に係るクリアファイル(ファイリング用具)100は、一枚の透明な樹脂シートを折り曲げて表側シート102と裏側シート104の2枚重ねとし、下部に超音波溶着によってシールされた溶着部110を有する。この溶着部110の存在によって、書類120が落下することなくクリアファイル100に保持されている。またここでの溶着部110の形状(凹凸形状)は「○○株式会社」という文字が繰り返された構成とされている。
本考案に係るクリアファイル(ファイリング用具)100は、一枚の透明な樹脂シートを折り曲げて表側シート102と裏側シート104の2枚重ねとし、下部に超音波溶着によってシールされた溶着部110を有する。この溶着部110の存在によって、書類120が落下することなくクリアファイル100に保持されている。またここでの溶着部110の形状(凹凸形状)は「○○株式会社」という文字が繰り返された構成とされている。
溶着部分110の溶着は、図5に示しているように、超音波溶着によって行われる。ホーン3の先端に表現したい文字(数字を含む)、図形、記号等の凸凹を形成しておき、その上で超音波振動子2からの振動を与える。同時にホーン3をクリアファイル100側に押圧して圧力を加える。これにより、ホーン3の先端に形成した凸凹に対応した凹みがクリアファイル100側に形成されると共に、当該凹みの部分で表側シート102と裏側シート104が溶着されてシールされる。なお溶着の手法は限定されず、本考案の目的を達成することが可能な限度においてその他の溶着方法を利用してもよい。
このように、本考案にかかるクリアファイル100では、溶着部分の凹凸形状を利用してメッセージを掲載しているので、収納保持する書類等を隠すことがない。また、従来単純形状の凹凸で形成されていた溶着部分が立体的な文字、図形等に置き換わることによって、クリアファイルの使用者にインパクトを与えることできる。
なお上記では一枚の樹脂シートを折り曲げて下部を溶着シールした構成のクリアファイルであるが、その他の構成も可能である。例えば、図2に示しているように、独立した表側シート202と裏側シート204を重ね合わせて一方側部(ここでは左側)と下部を溶着して溶着部210とした構成であってもよい。
更には図3に示しているように、多穴バインダ収納用ホルダ300として構成することもできる。ここでは表側シート302と裏側シート304が左側部で溶着されるとともに多穴バインダ用の係止孔306が形成されている。更に上下にカード320を区分けして収納することができるように当該上下の仕切部分を顔文字の形状でシールされている。このように、溶着部分は必ずしもシートの周縁部分だけではなく、中央部分等に形成されていてもよい。
また、より簡易的なファイリング用具として、図4に示しているように、重ね合わせた2枚のシート402、404の一辺部分だけをシールしてその間に書類を挟み込むような構成のファイリング用具であってもよい。
なお、溶着部分の凹凸形状は原則として文字(数字を含む)、図形、記号又はこれらの組合わせで構成されるが、一部にそれ以外のものが含まれていてもよい。また、他人に何らかの情報や気持、意図を伝達することができる限りにおいて、上記以外のものであっても凹凸形状に取り入れて構成することが可能である。
なお、表側シートや裏側シートの溶着部周辺に、予め不可逆性の示温材を塗布しておけば、溶着時の熱によって示温材が変色して溶着部が変色するので、文字や図形で構成される溶着部の凹凸形状をより視認し易くなる。より詳しくは、溶着時における溶着部の温度域で所望の色に発色しその後は温度が低下しても発色したままとなる性質(不可逆性)を備えた示温材を塗布等しておくことによって、文字や図形で構成される凹凸形状をより視覚的に目立たせることが可能となる。
100・・・ファイリング用具(クリアファイル)
102・・・表側シート
104・・・裏側シート
110・・・溶着部
120・・・書類
102・・・表側シート
104・・・裏側シート
110・・・溶着部
120・・・書類
Claims (3)
- 表側シートと裏側シートを重ねて溶着することによって、当該表側シートと裏側シート間に書類等を収納できるファイリング用具であって、
前記溶着部の凹凸形状が、文字(数字を含む)、図形、記号若しくはこれらを組み合わせた形状とされている
ことを特徴とするファイリング用具。 - 一枚のシートを折り曲げて表側シートと裏側シートとし、当該表側シートと裏側シートを重ねて溶着することによって、当該表側シートと裏側シート間に書類等を収納できるファイリング用具であって、
前記溶着部の凹凸形状が、文字(数字を含む)、図形、記号若しくはこれらを組み合わせた形状とされている
ことを特徴とするファイリング用具。 - 請求項1又は2において、
前記表側シート及び/又は前記裏側シートの溶着部に、予め不可逆性の示温材が塗布されている
ことを特徴とするファイリング用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011005898U JP3172496U (ja) | 2011-10-07 | 2011-10-07 | ファイリング用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011005898U JP3172496U (ja) | 2011-10-07 | 2011-10-07 | ファイリング用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3172496U true JP3172496U (ja) | 2011-12-22 |
Family
ID=47999840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011005898U Expired - Lifetime JP3172496U (ja) | 2011-10-07 | 2011-10-07 | ファイリング用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3172496U (ja) |
-
2011
- 2011-10-07 JP JP2011005898U patent/JP3172496U/ja not_active Expired - Lifetime
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