JP3172407B2 - ワイヤレス立体視用液晶シャッタ眼鏡 - Google Patents

ワイヤレス立体視用液晶シャッタ眼鏡

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JP3172407B2
JP3172407B2 JP25371895A JP25371895A JP3172407B2 JP 3172407 B2 JP3172407 B2 JP 3172407B2 JP 25371895 A JP25371895 A JP 25371895A JP 25371895 A JP25371895 A JP 25371895A JP 3172407 B2 JP3172407 B2 JP 3172407B2
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crystal shutter
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琢美 木伏
克司 浜田
勝之 友永
一平 大橋
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2213/00Details of stereoscopic systems
    • H04N2213/008Aspects relating to glasses for viewing stereoscopic images

Landscapes

  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機等を用いた立体映像再生装置における再生映像を、立
体画像または平面画像として見るワイヤレス立体視用の
液晶シャッタ眼鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、映像再生装置のモニタ画面に
再生される映像を立体画像として見る立体映像再生シス
テム用の液晶眼鏡には、いくつかの方式が提案されてい
る。
【0003】そのうちシャッタ方式の液晶眼鏡として、
液晶素子板と偏光板を重ね合わせてシャッタの開閉動作
を行う液晶シャッタを、左眼用および右眼用の各レンズ
部に夫々配置した液晶眼鏡が賞用される。
【0004】そして、この液晶眼鏡を用いた立体映像再
生システムにおいては、再生される対象物に関する左眼
用画像と右眼用画像とを左右交互にテレビジョン受像機
等のモニタ画面に映出し、これらの映像を、外部から送
信される画像切換え用の立体映像制御信号に同期して左
右交互にシャッタを開閉動作する液晶眼鏡を通じて視聴
し、両眼視差による立体映像を得るようにした液晶シャ
ッタ方式のワイヤレス立体視用眼鏡による立体映像再生
システムが一般に使用されている。
【0005】また、液晶シャッタ方式のワイヤレス立体
視用眼鏡については、例えば実開昭64−19915号
(G02B27/22)「ワイヤレス立体視用シャッタ
ーメガネ」公報の特に第1図には、液晶シャッタからな
るメガネ部と、該メガネをかけて立体視している状態で
視界と一致する位置に液晶シャッタを開閉動作させる光
信号を受信する受光素子、および立体視用メガネをかけ
るため頭部に装着するヘッドバンド等より構成し、立体
視装置本体とメガネ部との接続をワイヤレス化すると共
に、メガネの視界内に立体視装置のモニタ画面が存在す
るときは、常にメガネ部にてモニタ画面を立体視するよ
うにした技術が開示されている。
【0006】ところで、前述の如き眼鏡部をヘッドバン
ドによって支持する構造の液晶シャッタ眼鏡において
は、眼鏡部を頭部より取り外して収納する場合、所謂眼
鏡の載置状態では眼鏡の全高が高くなる。このため、テ
レビ台の収納棚または書類棚の引出し等の狭い空間に眼
鏡を収容することが困難な場合があった。
【0007】一方、立体映像再生装置のモニタ画面に再
生される立体画像を、液晶シャッタ方式のワイヤレス立
体視用眼鏡を通じて視聴するときの手順は、先ず立体映
像再生装置をリモコン操作によって通常の平面画像の再
生から立体画像の再生に変更する。そして、立体視用眼
鏡を頭部に装着した後、該眼鏡の液晶シャッタ部の電源
をオン操作することによって立体映像を視聴する。
【0008】また、立体映像再生装置による立体映像の
視聴を中止するときは、先ず立体視用眼鏡の液晶シャッ
タ部の電源をオフ操作した後、立体視用眼鏡を頭部から
取り外す。そして、リモコン操作によって立体映像再生
装置による立体画像の再生を中止し、通常の平面画像の
再生に戻して平面映像を視聴する。
【0009】この様なことから、ヘッドバンドによって
支持する構造の液晶シャッタ眼鏡を使用するときは、立
体映像再生装置による立体画像の再生と平面画像の再生
に応じた液晶シャッタ眼鏡の着脱操作が煩わしいという
課題があった。
【0010】また、立体映像再生装置をその再生映像に
応じて立体画像の再生若しくは平面画像の再生に適宜変
更して視聴する場合は、リモコン操作による立体映像再
生装置の再生映像の変更操作と共に液晶シャッタ部電源
のオン/オフ操作も必要になるなど、立体映像再生装置
および液晶シャッタ眼鏡の変更操作が多いという課題が
あった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した課
題を解決するもので、液晶シャッタ眼鏡の眼鏡フレーム
部が、液晶シャッタを顔面の眼前に装着する立体視位
置、液晶シャッタを顔面の上方にはね上げる平面視位
置、および液晶シャッタ眼鏡を頭部から取り外して収納
する載置位置の3つの態様をとり、液晶シャッタ眼鏡に
よる立体画像の再生または平面画像の再生、および液晶
シャッタ眼鏡の収納等、その使用形態に応じて態様を自
在に変更可能なワイヤレス立体視用液晶シャッタ眼鏡を
提供する。
【0012】更に、液晶シャッタ眼鏡は、ヘッドバンド
を頭部から取り外すことなく装着した状態で、且つ眼鏡
フレーム部を顔面の上方にはね上げるだけで、液晶シャ
ッタを開閉動作する電源をオフ制御すると共に、立体映
像再生装置におけるモニタ画面を立体画像の再生と平面
画像の再生とに自動的に切換え制御するワイヤレス立体
視用液晶シャッタ眼鏡を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明のワイヤレス立体視用液晶シャッタ眼鏡は、第
1に、左右一対のレンズ部のそれぞれに液晶シャッタを
配設し、該液晶シャッタを外部からの立体映像制御信号
の受信により立体映像再生装置におけるモニタ画面の左
右の映像切換えに応じて交互に開閉動作する立体視用液
晶シャッタ眼鏡において、その前面に前記液晶シャッタ
および前記立体映像制御信号受信部を備え、前記液晶シ
ャッタ眼鏡に該眼鏡をかけた状態で頭部上方からの外来
光を遮蔽する上遮光部と頭部側方からの外来光を遮蔽す
る側遮光部、および顔面への不要な外来光を遮蔽する前
遮光部を有する眼鏡フレーム部と、該眼鏡フレーム部を
顔前の正面に位置するべく頭部に装着するヘッドバンド
部とからなり、前記眼鏡フレーム部に、前記上遮光部の
左右中央より膨出し前記眼鏡フレーム部を回転可能に筒
状に形成された突軸部と、該突軸部に内設され前記眼鏡
フレーム部のはね上げに伴う該突軸部の回転角を検出す
るフレーム角検出部とを有するフレーム支持部を備え、
前記ヘッドバンド部に、前記突軸部に対応して該突軸部
の両端を軸支するべく凹筒状に形成されると共に、前記
眼鏡フレーム部のはね上げに伴う前記突軸部の回転節度
を保持し且つ前記フレーム角検出部による前記突軸部の
回転角を被検知するフレーム角被検出部と、前記眼鏡フ
レーム部のはね上げによる前記フレーム支持部の回転を
規制する突出部とを有するフレーム軸支部を備え、前記
眼鏡フレーム部は、前記液晶シャッタを顔面の眼前に装
着する立体視位置若しくは前記液晶シャッタを顔面の上
方にはね上げる平面視位置、または前記液晶シャッタ眼
鏡を頭部から取り外して収納する載置位置の3種に態様
する様に回転可能に構成したことを特徴とする。
【0014】また、第2に、前記眼鏡フレーム部は、前
記フレーム角検出部による平面視位置の検知に応答し
て、前記立体映像制御信号受信部による前記液晶シャッ
タの開閉動作を停止するようにしたことを特徴とする。
【0015】また、第3に、前記眼鏡フレーム部に、前
記フレーム角検出部による平面視位置の検知に応答し
て、立体映像再生装置を立体画像の再生から平面画像の
再生に切換える制御信号を送出する平面映像制御信号送
信部を備えたことを特徴とする。
【0016】また、第4に、前記フレーム角検出部が検
知する平面視位置は、前記フレーム支持部の回転に伴う
突軸部の回転角に基づいて、前記眼鏡フレーム部のはね
上げ角度が少なくとも70度の位置であることを特徴と
する。
【0017】更に、第5に、前記平面映像制御信号送信
部は、前記液晶シャッタを顔面の眼前に装着する立体視
位置では下向きに位置し、前記液晶シャッタを顔面の上
方にはね上げる平面視位置ではモニタ画面に対向する方
向に位置することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】図1乃至図6はいずれも本発明に
係るワイヤレス立体視用液晶シャッタ眼鏡の一実施例を
示すものであり、以下、図に従って実施例を説明する。
【0019】尚、ワイヤレス立体視用液晶シャッタ眼鏡
は、以下の説明において、液晶シャッタ眼鏡と称する。
【0020】図1は液晶シャッタ眼鏡を頭部に装着した
ときの斜視図、図2は液晶シャッタ眼鏡を示す正面図お
よび側面図、図3は液晶シャッタ眼鏡の構造を説明する
図2の一部断面図、図4は眼鏡フレーム部を回転したと
きの液晶シャッタ眼鏡の3種態様を説明する説明図、図
5および図6は眼鏡フレーム部の回転に基づく回転角の
検出を説明する説明図である。
【0021】先ず、図1において液晶シャッタ眼鏡は、
眼鏡フレーム部1とヘッドバンド部20に大別される。
【0022】そして、図2に示すように、眼鏡フレーム
部1には、該フレーム部前面のレンズ部のそれぞれに左
右一対の眼に対応して液晶シャッタ2が配備される。
【0023】また、液晶シャッタ2は、立体映像再生装
置から送信される信号、即ち立体映像再生装置に配備さ
れるモニタ画面の左右の映像切換えに応じた立体映像制
御信号を受信すると共に、立体映像制御信号によって液
晶シャッタを交互に開閉動作する。
【0024】また、上記の如く、眼鏡フレーム部1に
は、液晶シャッタ2の左右方向の中央近傍に立体映像制
御信号を受信する立体映像制御信号受信部3を備えてい
る。
【0025】そして、眼鏡フレーム部1は、前記液晶シ
ャッタ眼鏡をかけ液晶シャッタ2を顔面の眼前に装着し
た状態で、頭部上方からの外来光を遮蔽する上遮光部
4、頭部側方からの外来光を遮蔽する側遮光部5、顔面
への不要な外来光を遮蔽する前遮光部6、および眼鏡フ
レーム部1を回転可能に支持するフレーム支持部7から
構成される。
【0026】尚、前記上遮光部4は、該上遮光部の縁部
が頭部の額に沿った形状で形成され頭部の額部に当接す
る。
【0027】ヘッドバンド部20は、眼鏡フレーム部1
を顔前の正面に位置するべく装着保持するため、前頭部
から側頭部に亘って形成されたヘッドバンド21と、フ
レーム支持部7に対応して形成され眼鏡フレーム部1を
回転可能に保持するフレーム軸支部22とから構成され
る。
【0028】一方、図2における一部断面図を示した図
3aにおいて、フレーム支持部7は、上遮光部4の左右
中央より膨出して形成された延出部8と、該延出部の端
部に該眼鏡フレーム部を回転可能に支持するべく筒状に
形成された突軸部9と、眼鏡フレーム部1のはね上げに
伴う該突軸部の回転角を検出するフレーム角検出部10
とを備えている。
【0029】そして、前記突軸部9は、眼鏡フレーム部
1のはね上げに伴う該突軸部の回転節度を特に軸方向
(図3a中の左右方向)に保持するよう、後述するフレ
ーム軸支部22に対して密に当接し摺接する。
【0030】尚、図3bのA−A線断面図に示すよう
に、眼鏡フレーム部1には、その内部に、液晶シャッタ
2、立体映像制御信号受信部3において該制御信号を受
信する受信素子3a、フレーム支持部7の回転角を検出
するフレーム角検出スイッチ11およびアクチュエータ
12から構成されるフレーム角検出部10、および平面
映像制御信号送信部13において該制御信号を送出する
送信素子13aを配備した基板14が内蔵されている。
【0031】そして、前記平面映像制御信号送信部13
から送出される制御信号は、該制御信号を立体映像再生
装置が受信したとき、立体映像再生装置を立体画像の再
生から平面画像の再生に切換える切換え信号である。
【0032】また、前記フレーム軸支部22は、筒状に
形成された突軸部9の両端を軸支するため該突軸部に対
応して凹筒状に形成され、ヘッドバンド21をサンドイ
ッチの如く嵌合するべく略コ字状に相対して形成された
軸支部上半体22aと軸支部下半体22bとから構成さ
れている。
【0033】そして、前記軸支部上半体22aには、前
記液晶シャッタ眼鏡を頭部から取り外して収納する載置
位置に持ち来したとき、突軸部9の外周面9aに当接す
ることによってそれ以上の眼鏡フレーム部1によるはね
上げを阻止し、フレーム支持部7の回転を規制する突出
部23が設けられている。
【0034】次に、図4は、眼鏡フレーム部を回転した
ときの液晶シャッタ眼鏡の3種態様を説明する説明図で
ある。
【0035】図4aは、ヘッドバンド部20に対して眼
鏡フレーム部1を回転しない状態を示し、この状態は液
晶シャッタを使用者が顔面の眼前に装着する液晶シャッ
タ眼鏡の立体視位置である。
【0036】そして、液晶シャッタ眼鏡の立体視位置に
おいては、前記平面映像制御信号送信部13は液晶シャ
ッタ眼鏡の下方に向くように位置する。
【0037】図4bは、ヘッドバンド部20に対して眼
鏡フレーム部1を70度回転した状態を示し、この状態
は液晶シャッタを使用者が顔面の上方にはね上げる液晶
シャッタ眼鏡の平面視位置である。
【0038】そして、液晶シャッタ眼鏡の平面視位置に
おいては、前記平面映像制御信号送信部13は立体映像
再生装置に配備されるモニタ画面に対向する方向に向く
ように位置する。
【0039】即ち、液晶シャッタ眼鏡の平面視位置は、
使用者が立体映像再生装置に配備されるモニタ画面を見
ている液晶シャッタ眼鏡の立体視位置から、使用者の視
界から眼鏡フレーム部1が外れる位置まで該眼鏡フレー
ム部を回転した位置、所謂モニタ画面を液晶シャッタな
しで見ることができる位置であり、眼鏡フレーム部1を
少なくとも70度回転したヘッドバンド部20との回転
角度である。
【0040】従って、上記のように構成すれば、液晶シ
ャッタを顔面の眼前に装着することにより液晶シャッタ
眼鏡が立体視状態とされ、ヘッドバンドを頭部に装着し
たままで眼鏡フレーム部を顔面の上方にはね上げ、眼鏡
フレーム部を回転するだけで液晶シャッタ眼鏡が平面視
状態とされるので、ヘッドバンドを頭部から取り外すこ
となく液晶シャッタ眼鏡による立体画像の再生または平
面画像の再生が可能となる。
【0041】次に、図4cは、眼鏡フレーム部1をヘッ
ドバンド部20に対して142度回転した状態を示し、
この状態は使用者が液晶シャッタ眼鏡を頭部から取り外
して収納する液晶シャッタ眼鏡の載置位置である。
【0042】そして、液晶シャッタ眼鏡の載置位置は、
眼鏡フレーム部1の側遮光部5の端縁がヘッドバンド部
20の下端縁と面一となる位置である。そして更に、眼
鏡フレーム部1を回転することによる該眼鏡フレーム部
の破損を防止するため、前記突軸部9の外周面9aに当
接する突出部23がフレーム軸支部22に設けられてい
る。
【0043】従って、ヘッドバンドを頭部から取り外
し、眼鏡フレーム部を液晶シャッタ眼鏡の載置位置とさ
れる収納状態に回転することにより、眼鏡の全高を低く
することができる。これによって、液晶シャッタ眼鏡は
狭い空間への収容が可能となるため、該眼鏡をテレビ台
の収納棚または書類棚の引き出し等に収納することがで
きる。
【0044】次に、図5および図6は、共に眼鏡フレー
ム部の回転に基づく回転角の検出を説明する説明図であ
り、眼鏡フレーム部を回転しない状態および眼鏡フレー
ム部を回転している状態のそれぞれについて回転角検出
を説明する。
【0045】図において、図5aおよび図6aは同一図
であり、液晶シャッタ眼鏡の立体視位置を示す。また、
図5bおよび図6bは、フレーム支持部7とフレーム軸
支部22との関係をB−B線における拡大断面図で示
す。そして同様に、図5cおよび図6c、図6dは、C
−C線における拡大断面図を示す。
【0046】先ず、図5bに示す眼鏡フレーム部1を回
転しない液晶シャッタ眼鏡の立体視位置で、突軸部9の
回転角を検出するフレーム角検出部10について説明す
る。
【0047】図において、突軸部9内部に配備されるフ
レーム角検出部10には、フレーム角検出スイッチ11
と、該スイッチの押圧面11aを選択的に押圧するアク
チュエータ12が配備される。
【0048】アクチュエータ12は、該アクチュエータ
の略中央を支点にしてその一端側に押圧突起12aがフ
レーム角検出スイッチ11の押圧面11aと対向して設
けられ、他端側の押圧突起12bがフレーム軸支部22
に凹筒状に形成された段部内周面22cと対向して設け
られる。
【0049】尚、アクチュエータ12の他端側には、押
圧突起12bが後述するフレーム角被検出部24に常時
当接する方向に付勢するよう、図示省略するバネが取付
けられている。
【0050】また、図5cに示す如く、前記突軸部9が
摺接する段部内周面22cにはフレーム角被検出部24
が形成される。
【0051】フレーム角被検出部24は、段部内周面2
2cに該内周円と同心円にて形成された凹部内周面24
aと該凹部の内周面前段部24bおよび内周面後段部2
4cとによって構成される。
【0052】次に、図6bで、眼鏡フレーム部1を液晶
シャッタ眼鏡の平面視位置若しくは載置位置に回転した
ときのフレーム支持部7とフレーム軸支部22との関係
について説明する。
【0053】図6bは、アクチュエータ12の押圧突起
12bがフレーム角被検出部24の凹部内周面24aに
当接し、アクチュエータ12の押圧突起12aがフレー
ム角検出スイッチ11の押圧面11aを押圧しているフ
レーム角検出状態を示している。
【0054】また、図6cは、アクチュエータ12とフ
レーム角被検出部24によって、眼鏡フレーム部1のは
ね上げによるフレーム支持部7の回転が70度になった
位置を検知し、フレーム角検出スイッチ11が押圧され
る平面視位置を示している。
【0055】そして、アクチュエータ12によるフレー
ム角の検知は、アクチュエータ12の回転に伴って、突
軸部9の回転角を70度の位置に設定された内周面前段
部24bに前記押圧突起12bが落ち込むときであり、
このときアクチュエータ12の押圧突起12aがフレー
ム角検出スイッチ11の押圧面11aを押圧する。
【0056】そしてこの状態で、液晶シャッタを開閉動
作する電源がオフに制御されると共に、前記平面映像制
御信号送信部13から送出される制御信号によって、立
体映像再生装置が立体画像の再生から平面画像の再生に
切換えられる。
【0057】次に、図6dは、アクチュエータ12とフ
レーム角被検出部24によって、眼鏡フレーム部1のは
ね上げによるフレーム支持部7の回転が142度になっ
た位置を検知し、フレーム角検出スイッチ11の押圧が
解除される載置位置を示している。
【0058】そして、アクチュエータ12によるフレー
ム角の検知は、突軸部の回転角を142度の位置に設定
された内周面後段部24cに前記押圧突起12bが当接
し且つ段部内周面22cに乗り上げるときであり、この
ときアクチュエータ12の押圧突起12aによるフレー
ム角検出スイッチ11の押圧面11aの押圧が解除され
る。
【0059】そしてこの状態で、前記平面映像制御信号
送信部13による制御信号の送出が停止される。
【0060】従って、上記の如く、アクチュエータ12
によるフレーム角検出状態では、フレーム角被検出部2
4の内周面前段部24bによって平面視位置が検知さ
れ、この平面視位置検知によって液晶シャッタを開閉す
る電源が自動的にオフに制御されるので、手動操作によ
って液晶シャッタを電源オフにする作業が省略できる。
【0061】また、平面視位置検知によって、立体映像
再生装置を平面映像の再生に切換える制御信号を送出す
る平面映像制御信号送信部が作動し、この制御信号が立
体映像再生装置に自動的に送出されるので、手動操作に
よって立体映像再生装置におけるモニタ画面を立体画像
から平面画像に切換える作業が省略できる。
【0062】更に、フレーム角被検出部24の内周面後
段部24cによって載置位置が検知され、この載置位置
検知によって平面映像制御信号送信部からの制御信号の
送出が自動的に停止されるので、該制御信号の受信にか
かる立体映像再生装置の誤動作が防止できる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明のワイヤレス立体視
用液晶シャッタ眼鏡によれば、眼鏡フレーム部を、液晶
シャッタを顔面の眼前に装着する立体視位置、液晶シャ
ッタを顔面の上部にはね上げる平面視位置、または液晶
シャッタ眼鏡を頭部から取り外して収納する載置位置の
3つの位置に回転可能に構成したので、ヘッドバンドを
頭部から取り外すことなく、液晶シャッタ眼鏡の使用形
態に応じてその態様を自在に変更することができる。
【0064】従って、眼鏡部をヘッドバンドによって支
持する構造の液晶シャッタ眼鏡における欠点とされると
ころの、立体映像再生装置による立体画像の再生と平面
画像の再生に応じた液晶シャッタ眼鏡の着脱操作が煩わ
しいという課題を解決することができる。
【0065】また、液晶シャッタを顔面の眼前に装着す
ることにより液晶シャッタ眼鏡が立体視状態とされ、眼
鏡フレーム部を顔面の上方にはね上げるだけで液晶シャ
ッタ眼鏡が平面視状態とされるので、ヘッドバンドを頭
部に装着したままで立体映像再生装置および液晶シャッ
タ眼鏡が立体画像の再生から平面画像の再生に自動的に
切換えられる。
【0066】即ち、液晶シャッタ眼鏡の平面視状態にお
いては、眼鏡フレーム支持部に設けられたフレーム角検
出部によって平面視位置が検知されるので、平面視位置
検知によって、液晶シャッタを開閉する電源がオフに制
御されると共に平面映像制御信号送信部から立体映像再
生装置を平面画像の再生に切換える制御信号が送出され
る。これにより、従来の如く、液晶シャッタ眼鏡を頭部
から取り外し、液晶シャッタの電源をオフにする操作を
省略することができ、立体映像再生装置を立体映像の再
生から平面映像の再生に切換える操作を省略することが
できる。
【0067】従って、立体映像再生装置の再生映像に応
じて立体画像の再生若しくは平面画像の再生に適宜変更
して視聴する際の欠点とされるところの、立体映像再生
装置および液晶シャッタ眼鏡の変更操作が多いという課
題を解決することができる。
【0068】更に、ヘッドバンドを頭部から取り外し、
眼鏡フレーム部を液晶シャッタ眼鏡の収納状態とされる
載置位置に回転することにより、眼鏡の全高を低くする
ことが出来、以って、液晶シャッタ眼鏡をテレビ台の収
納棚または書類棚の引出し等の狭い空間に容易に収容す
ることができるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤレス立体視用液晶シャッタ眼鏡を頭部に
装着したときの斜視図である。
【図2】ワイヤレス立体視用液晶シャッタ眼鏡の正面図
および側面図である。
【図3】ワイヤレス立体視用液晶シャッタ眼鏡の構造を
説明する図2における一部断面図である。
【図4】本発明の眼鏡フレーム部を回転したときの液晶
シャッタ眼鏡の3種態様を説明する説明図である。
【図5】本発明において、眼鏡フレーム部の回転に基づ
く回転角の検出を説明する説明図であり、眼鏡フレーム
部を回転しない状態の回転角検出を説明する。
【図6】本発明において、眼鏡フレーム部の回転に基づ
く回転角の検出を説明する説明図であり、眼鏡フレーム
部を回転している状態の回転角検出を説明する。
【符号の説明】
1 眼鏡フレーム部 2 液晶シャッタ 3 立体映像制御信号受信部 4 上遮光部 5 側遮光部 6 前遮光部 7 フレーム支持部 9 突軸部 10 フレーム角検出部 11 フレーム角検出スイッチ 12 アクチュエータ 13 平面映像制御信号送信部 20 ヘッドバンド部 21 ヘッドバンド 22 フレーム軸支部 23 突出部 24 フレーム角被検出部
フロントページの続き (72)発明者 大橋 一平 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−159720(JP,A) 実開 昭64−19915(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 27/26 G02B 27/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のレンズ部のそれぞれに液晶シ
    ャッタを配設し、該液晶シャッタを外部からの立体映像
    制御信号の受信により立体映像再生装置におけるモニタ
    画面の左右の映像切換えに応じて交互に開閉動作する立
    体視用液晶シャッタ眼鏡において、 その前面に前記液晶シャッタおよび前記立体映像制御信
    号受信部を備え、前記液晶シャッタ眼鏡に該眼鏡をかけ
    た状態で頭部上方からの外来光を遮蔽する上遮光部と頭
    部側方からの外来光を遮蔽する側遮光部、および顔面へ
    の不要な外来光を遮蔽する前遮光部を有する眼鏡フレー
    ム部と、該眼鏡フレーム部を顔前の正面に位置するべく
    頭部に装着するヘッドバンド部とからなり、 前記眼鏡フレーム部に、前記上遮光部の左右中央より膨
    出し前記眼鏡フレーム部を回転可能に筒状に形成された
    突軸部と、該突軸部に内設され前記眼鏡フレーム部のは
    ね上げに伴う該突軸部の回転角を検出するフレーム角検
    出部とを有するフレーム支持部を備え、 前記ヘッドバンド部に、前記突軸部に対応して該突軸部
    の両端を軸支するべく凹筒状に形成されると共に、前記
    眼鏡フレーム部のはね上げに伴う前記突軸部の回転節度
    を保持し且つ前記フレーム角検出部による前記突軸部の
    回転角を被検知するフレーム角被検出部と、前記眼鏡フ
    レーム部のはね上げによる前記フレーム支持部の回転を
    規制する突出部とを有するフレーム軸支部を備え、 前記眼鏡フレーム部は、前記液晶シャッタを顔面の眼前
    に装着する立体視位置若しくは前記液晶シャッタを顔面
    の上方にはね上げる平面視位置、または前記液晶シャッ
    タ眼鏡を頭部から取り外して収納する載置位置の3種に
    態様する様に回転可能に構成したことを特徴とするワイ
    ヤレス立体視用液晶シャッタ眼鏡。
  2. 【請求項2】 前記眼鏡フレーム部は、前記フレーム角
    検出部による平面視位置の検知に応答して、前記立体映
    像制御信号受信部による前記液晶シャッタの開閉動作を
    停止するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲請
    求項1に記載のワイヤレス立体視用液晶シャッタ眼鏡。
  3. 【請求項3】 前記眼鏡フレーム部に、前記フレーム角
    検出部による平面視位置の検知に応答して、立体映像再
    生装置を立体画像の再生から平面画像の再生に切換える
    制御信号を送出する平面映像制御信号送信部を備えたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲請求項1に記載のワイヤ
    レス立体視用液晶シャッタ眼鏡。
  4. 【請求項4】 前記フレーム角検出部が検知する平面視
    位置は、前記フレーム支持部の回転に伴う突軸部の回転
    角に基づいて、前記眼鏡フレーム部のはね上げ角度が少
    なくとも70度の位置であることを特徴とする特許請求
    の範囲請求項2および請求項3に記載のワイヤレス立体
    視用液晶シャッタ眼鏡。
  5. 【請求項5】 前記平面映像制御信号送信部は、前記液
    晶シャッタを顔面の眼前に装着する立体視位置では下向
    きに位置し、前記液晶シャッタを顔面の上方にはね上げ
    る平面視位置ではモニタ画面に対向する方向に位置する
    ことを特徴とする特許請求の範囲請求項3に記載のワイ
    ヤレス立体視用液晶シャッタ眼鏡。
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